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スーツの着心地や見た目を決めるベントにはどんな種類がある?それぞれの特徴をご紹介します! 

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年2月7日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(821日)

オーダースーツSADA松本パルコ店です!

ここ数日はまた一段と寒さが厳しいですね、

うっすら地面が白くなっている所もありました。

もういい、寒いのは本当にもういいです。(笑)

気持ちを切り替えて、

本日もお客様の素敵なスーツをご紹介いたします!

今回はダブルのスーツのご紹介です!

写真からでも分かる通り、溢れ出る重厚感と高級感!

ダブルスーツはシングルスーツに比べて購入される方が少ないので

久々に見ましたが、とってもお似合いですね。

このようにスーツはシングルだけでなくダブルでも

+¥5,500(税込)でお仕立て可能です!

気になる方はお気軽にご相談ください。

写真には写っていませんが、

ジャケットの後ろ姿はサイドベントになっています。

こちらのお客様にはシングルとダブルの

2着をご購入いただいているのですが、

その都度ベントのデザインを変えていただいているので

それに合わせて着丈も調整しています。

シルエットもクラシックな印象になるように意識して、

細部にまでこだわった素敵なスーツに仕上がりました。

この度は、撮影の依頼を快くお引き受けいただきありがとうございました。

またのご来店を心よりお待ちしております。

ベントとはどこの事か

ベントとは、スーツのジャケットの裾にある切れ込みのことで、これがあることにより、動きやすさが高まります。

購入した際には仕付け糸で止められている場所、と言えば多くの方がピンとくるのではないでしょうか?

実はこのベントにもいくつかの種類があり、それぞれに見た目や機能に特徴があります。

今回は、ベントについて迫ってみます。

ベントの歴史

ベントの歴史をたどると大きく分けて2つの背景にたどり着くことができます。

それぞれについて見ていきましょう。

1,センターベントの歴史

センターベントの由来は、イギリスの乗馬用ジャケットにさかのぼると言われています。

馬に乗るときに、より動きやすく窮屈さを軽減させるために考案されたとされています。

それゆえに、日本ではセンターベントを「馬乗り」と呼ぶこともあります。

2,サイドベンツの歴史

サイドベンツは、騎士たちがサーベルと呼ばれる剣を腰から抜いたり挿したりする際に、上着が邪魔にならないように取り入れられたものだとされています。

デザインのバランスを考慮し、両サイドに切れ込みが入ったと考えられています。

日本では、サイドベンツのことを「剣吊り」と呼ぶこともあります。

種類別にみるベントの特徴

続いては、種類別にベントをご紹介していきます。

1,センターベント

ジャケットの背中の中心に1本の切込みが入っているのがセンターベントです。

細身のシルエットが主流となっている近年では、このセンターベントを採用したスーツが多くなっています。日本のビジネスシーンでは、このベントが主流となっています。

動きに合わせてジャケットの裾が広がるのを最小限に抑え、すっきりと着こなすことができます。

特に若い世代や、細身の体型の方などにおすすめしたい種類です。

2,サイドベンツ

背中の両脇に切れ込みが入ったものをサイドベンツと言います。

体の動きや風の流れに合わせて裾がなびく様子がエレガントな雰囲気を醸し出します。

2か所の切れ込みにより、センターベント以上に動きやすさが感じられます。

クラシックな大人の雰囲気を楽しむことができるので、年齢層の高い人たちに好まれることが多いです。

サイドベンツは丈が長めのスーツとの相性が良いこともあり、ヒップをカバーしたい人やゆったり目のシルエットが好みの人におすすめとなっています。

3,ノーベント

その名の通り、ジャケットの背中部分に切れ込みの入っていないもののことです。

ノーベントは動きやすさよりも、フォーマルな見栄えを優先させたものであり、冠婚葬祭の礼服などに用いられることが多くなっています。

ビジネスシーンで使用されることはほとんどありません。

4,フックベント

フックベントは、センターベントの一種で、ベントの上部分がカギ型になっているものです。

アイビー調のジャケットやモーニングコートなどで見られる種類です。

仕付け糸、外してますか?

スーツを新調した時に、ベントの部分が白い糸で✕印などで留められているのを目にしたことがありませんか?

これは仕付け糸で、お客様の手元に届くまでの間に形が崩れることのないように仮留めしている「仕付け糸」です。

この仕付け糸は、購入したら切って外しておくものです。

糸は1か所にはさみを入れれば、するっと簡単に抜けてしまう簡単に留められています。

これをつけっぱなしにしていると、見栄えとしても恥ずかしいものですし、ベントが押さえられているので動きにくく、機能的にも悪くなってしまいます。

仕付け糸は、ベントのほか、肩やポケットなどにもついていることがあります。

スーツを購入したら、まずは仕付け糸をすべて外すようにしましょう。

また、ものによってはジャケットの袖部分にラベルが縫い付けられている場合があります。

このラベルに関しても、仕付け糸と同じ扱いで着用前に外しておくものです。

ラベルは端が簡単に縫い付けられているようなものが多いので、取り外しも面倒なことはありません。

一見デザインの一部のようにも見えるので外してよいのか迷うかもしれませんが、付けたままだとこちらも恥ずかしい思いをすることになるので、気を付けましょう。

服を切ってしまう心配がある場合は店員さんに切ってもらうか、裁縫用のリッパ―を使用すると、綺麗に糸を切ることができます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、全国店舗を構えるフルオーダースーツ専門店です。

フルオーダースーツは、一人一人に合わせて1から採寸データをもとに仕立て上げていくため、そのフィット感や着心地の良さは段違いに良いものです。

また、生地やデザイン、裏地やボタンに至るまで自分好みのものを選ぶことができるのも、フルオーダーの醍醐味だといえます。

今回お伝えしてきたベントに関しても、フルオーダーであれば自分好みのものを選び、楽しむことが可能です。オーダースーツSADAでも、センターベント、サイドベンツ、ノーベントの取り扱いがあります。こだわりを込めたスーツを大事に着続けたいという方には、ぜひオーダースーツをおすすめします。

一方で、オーダースーツは既製品と比べると、手間も時間もかかるため高いというイメージをお持ちの方も多いと思います。しかしながら、オーダースーツSADAでは、良質な商品をお手頃価格で提供しています。その背景にはいくつかの理由があります。

まず一つ目に、工場直販ということです。生地の仕入れから縫製、販売までの一連の工程を自社で行っていることにより、中間コストをかけずに商品を提供することが出来ているのです。

二つ目に、スケールメリットです。仙台と北京に工場を構え、毎日500着、年間12万着のスーツを製造しています。特に北京の工場は、海外のオーダースーツ縫製工場としては最大級の規模を誇り、海外縫製のコストメリットと、仕入れコストや物流費といったコストに関してスケールメリットを生かして製造することで、それを価格に反映しているのです。

三つ目に、機械化・自動化による大量生産の実現です。通常であれば職人がおこなう工程を機械化することで、より効率的に製造を進めていくことができています。

次に、オーダースーツを仕立てるまでの流れをご説明していきましょう。

まずは、最寄りの店舗に来店予約したうえで来店します。

お店では、まず豊富な生地ブランドから好みの素材や色柄を選んでいきます。

選ぶ生地によってスーツの価格は大きく変わってくるので、予算に合わせて好みのものを選んでいきます。

次に、ボタンや裏地を選んでいきます。オーダースーツSADAでは、標準サービス内で、約15種類のボタンと、約20種類の裏地から選ぶことができるのも、嬉しいポイントです。

続いて、採寸をおこないます。

採寸は経験豊富なスタイリストが、しっかりと入念におこないます。

どの様なシルエットを希望するかなどを加味しながら好みのサイズ感に調整していきます。

一度採寸したデータは、5年間保存されます。

少し話はそれますが、保存データがあれば、採寸した店舗とは別の店舗で仕立てることや、オーダースーツSADAのオンラインショップで購入することも可能となりとても手軽に仕立てることができるのも魅力の一つです。

手元に届いた後に、何か不具合や調整してほしいといった部分が出てきた場合にも、購入後1か月内であればお直しを無料で行っているので、何かあれば安心してお願いすることができます。

オーダースーツは仕立てるのに時間を要します。欲しいと思ったタイミングで動き出すことをおすすめします。

気になった方は、公式ホームページよりまずは来店予約してみてください。

(価格やサービスは予告なく変更になる場合があります)

ダブルスーツ

生地素材
  • 生地NO.7-6553
  • ウール100% 
  • ナチュラルストレッチ素材
  • グレー ストライプ柄
裏地
  • キュプラ 49
ボタン
  • G釦 92
オプションその他
担当スタイリスト