オーダースーツSADA 名古屋栄店のカバー画像
【初心者向け】オーダースーツの生地の選び方 後編 ~機能性・印象~のアイキャッチ画像 【初心者向け】オーダースーツの生地の選び方 後編 ~機能性・印象~のアイキャッチ画像

【初心者向け】オーダースーツの生地の選び方 後編 ~機能性・印象~

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2023年2月27日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(433日)

前編はこちら→https://www.ordersuit.info/stores/nagoya-sakae/blog/175211/

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

オーダースーツSADA名古屋栄店です。

スーツ生地を選ぶとき、何を基準にするべきかわからない。

そういったお悩みを解決すべく、オーダースーツ生地の選び方を紹介させていただきます。

前編では、「このスーツ格好いい」「こんな雰囲気になりたい」と思うイメージを見つけたうえで生地選びの際、見ていただきたいポイントを4つまとめました。

今回は、違う視点から生地を選ぶポイントを紹介いたします。

【目次】

〇機能性で選ぶ
・ナチュラルストレッチ
・防シワ
・撥水
〇相手に与える印象で選ぶ
・真面目、堅実、誠実、信頼を得られる
・若々しさ、活動的、華やか
・品格、洗練された印象、冷静、慎重
・落ち着き、柔らかい印象、親しみやすい、余裕
・クール、都会的、ストイック
・個性的でおしゃれな雰囲気
〇まとめ

機能性で選ぶ

SADAで販売しているスーツ生地の機能性というと、ナチュラルストレッチ防シワ撥水の3つになります。

どの機能性も、ビジネスでスーツを着用される方に人気です。

それぞれの機能性についてご説明します。

ナチュラルストレッチ

SADAオリジナル生地のナチュラルストレッチ素材は、生地を織る際に生地巾に対して広く織りそこから一定の生地巾に整えていくことで自然発生的な8%~9%のストレッチ性を作り出しています。

インポートの生地でも様々な方法でストレッチ性を持たせた生地シリーズがございます。

身体に馴染みやすく着用時の動きやすさが特徴で、細身のスーツご希望の方はナチュラルストレッチ生地を選ばれた方がより細身で動きがしやすいスーツに仕上がりやすいです。

防シワ加工

通常、糸は時計廻りに撚(よ)りをかけていますが、この撚りを多くすることで弾性回復力(伸びて元に戻ろうとする力)を高めた生地となります。

「防シワ」という表現をしますが、防シワ性を測る第三者機関の検査内容は、「シワが付いてからの回復力が強いか弱いか」の検査を行います。なので厳密な表現をすると「シワが付いても回復しやすい生地」と言う意味の防シワです。

ハンガーに掛けて休ませればシワは伸びるため出張が多いビジネスマンのお客様に人気で、綺麗な状態で長持ちしやすいスーツが仕立てあがります。

撥水加工

撥水加工を施しても通気性を損なわず、ある一定の水滴を一時的に弾くことができます。

日本の気候は湿度が高く雨が多いので梅雨から夏の時期に最適な素材です。

着用してみての感想ですが、水溶性の汚れも一定時間であれば弾いてくれるため他の生地と比べると汚れにくさを感じました。

相手に与える印象で選ぶ

スーツの色によって相手に与える印象はガラッと変わります。

ご用途や、相手に与えたい印象を基準にして色を選ぶのもひとつの手でしょう。

真面目、堅実、誠実な印象、信頼を得たい時に

フォーマル感が強く、真面目、堅実、誠実な印象を与える生地の色としては、濃いネイビー・チャコールグレーがあげられます。

濃いネイビーは青みの少ない落ち着いた紺色で、チャコールグレーは黒とグレーの中間のような色です。スーツは色味が明るくなるほどカジュアル度が増しますので、濃い色はフォーマルな雰囲気となります。

ビジネススーツの中で最もスタンダードな色となり、信頼を得たい時には最適です。柄が薄く無地調の生地でしたらビジネスではもちろんのこと、ご結婚式やお子様の行事などでも活躍する1着となるでしょう。

若々しさ、活動的、爽やか、華やか

若々しさ、活動的、爽やか、華やかという印象を与えられるのは明るいネイビー~ブルーのスーツです。

サックスブルーのシャツと合わせていただくことで更に爽やかな印象を与えることができます。

色が明るくなればなるほどカジュアル度は増しますので、TPOに合わせて選びましょう。

品格、洗練された印象、冷静、慎重

品格、洗練された印象、冷静、慎重なイメージを与えるのはライトグレーのスーツです。

年中ご着用頂けるカラーですが、特に夏は涼しげで爽やかな印象を与えるでしょう。

落ち着き、柔らかい印象、親しみやすい、余裕

落ち着き、柔らかい印象、親しみやすい、余裕を感じさせるのはブラウンのスーツです。

近年、受注がかなり増えた印象のあるこのカラーはもはや、ブラック・ネイビー・グレーと並ぶ定番色となっております。

明るめのブラウンは”個性的で”お洒落な印象に近く、画像のように落ち着いたブラウンは”大人の余裕を感じさせる”お洒落な印象となります。

色彩心理学的に、穏やかで優しい印象を与えやすいため人との対話を重要視される職業の方は1着もっておくと良いかもしれません。

クール、都会的、ストイック

クール、都会的、ストイックな印象を与えるのはブラック系のスーツとなります。

ブラックは元々冠婚葬祭などで使われる色ですが、ビジネスでも定番的に着用されるカラーとなります。

ブラックは無彩色で他のどのカラ―よりも色が濃いため暖色・寒色などを感じさせません。そのためクールな印象や、ストイックな印象を与えます。また、視覚効果で引き締まった印象を与えてくれます。

モードな雰囲気になりますので、都会的なお洒落スーツとしてブラックを1着持っておくのも良いかもしれません。

注意したい点としては、ブラックであることから喪服を連想させやすいこと、色彩心理学的に相手に高圧的な印象を与えやすいことです。欧米では特に喪服のイメージが強いようなので海外でお仕事をされる方は覚えておいて下さい。

個性的でおしゃれな雰囲気

ベージュやカーキ系などのお色味は個性的でおしゃれな雰囲気を出すことができます。

また、レッド・イエロー・パープルなどのカラー生地も個性を表現するこだわりの1着となるでしょう。

格式高い結婚式や、大切な商談などマナーを重んじる場ではカジュアルすぎる可能性がありますのでTPOに合わせて着用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

前編では色柄・質感での選び方、後半では機能性・相手に与える印象での選び方を紹介させていただきました。

生地選びはオーダースーツの醍醐味で、悩みますがとても楽しい時間です。

自分が何を優先したいかによって様々な視点から生地を選ぶことができます。

皆様が理想のスーツに出会えるのを願っております。

前編はこちら→https://www.ordersuit.info/stores/nagoya-sakae/blog/175211/