ボルドーは難しくなかった！ちょっと冒険？スーツに新たなバリエーションを！

こんにちは、仙台泉店です！

本日は、お客様のスーツのご紹介です。

ジャケットはエルメネジルドゼニア、

スラックスはマルラーネの生地で仕立てて頂きました。

ボルドーで艶のあるジャケットと

目を引くブルーのスラックスが印象的です。

上下共にゆるすぎないサイズ感の為

すっきりとしたシルエットになっています。

お客様にとって大切な1着になれていれば幸いです。

ボルドーってどんな色？

色見本は規格によって個性があることをご存じでしょうか。同じ色の名前でも規格ごとで全然違うこともあります。主な規格はJIS、DIC(以上日本)、PANTONE(アメリカ)、フランス伝統色(発行元はDIC)があります。ここではJISの場合を前提にしています。

◯ワインレッド

濃い紫みの赤で、低明度・高彩度です。

例えるなら、薄めの赤ワインのような赤であり、ボルドーより鮮やかです。

厳密に言うとボルドーは別ですが、このワインレッドをボルドーと言っていることが多く見受けられます。

◯ボルドー

ごく暗い赤で、低明度・低彩度です。

ボルドー地方の赤ワインの色にちなんでいます。ワインの女王であるボルドー地方のワインは黒ぶどうからつくられるため、ワインレッドより深い赤になります。

◯バーガンディー

ごく暗い紫みの赤で、低明度・低彩度です。

ブルゴーニュ地方の赤ワインの色にちなんでいます。ワインの王様と呼ばれていますが、実際のワインの色とは残念ながら違います。ボルドーより少し渋めでしょうか。ダークチェリーに近い色ですね。

◯臙脂(えんじ)

強い赤で、中明度・高彩度です。

古代中国の「燕(えん)の国」から伝わった赤です。スクールカラーでよく使われる色です。

特にこの中で「ボルドー」と「バーガンディー」は明度が微妙に違うだけで、色味としては同じです。非常に見分けがつきにくいです。実際のワインの色を再現した色ではなく、あくまでもイメージ色として作られた色です。仕立てるときは必ず生地見本をご自身の目でよく確認してみてください。

◯ボルドーが与える印象

ワインと聞くと「おしゃれなレストラン」「高級」「落ち着き」「夜景」「大人」「セクシー」をイメージする方が多く、このイメージが強いため、洗練された大人の印象を受けやすいのでしょう。

心理的効果としては「情熱」「温かみ」です。うまく色を使ってスーツを選ぶのも大人の着こなしとも言えます。

ボルドースーツの魅力とおすすめコーデ

コーデが難しそうと思われがちなボルドーのスーツ。逆に言えば合うコーデパターンのほうが少ないため、そのポイントだけ押さえておけば簡単に着こなせます。参考にしてみてください。

ポイントの１つ目はモノトーンカラーと非常に相性がいいことです。「白」「黒」「グレー」の無彩色や「ネイビー」がそれにあたります。２つ目は「ブラウン」「キャメル」「ベージュ」とも相性がいいことです。ボルドーは茶色味が増した色なので、同系色として扱える３色です。

逆に派手な色を合わせることは難しいことを覚えておきましょう。明るい青・明るい赤、緑・黄など原色に近い色はボルドーの良さを無効化してしまいます。

また着用する場面を確認しましょう。

ボルドーはフォーマルシーンでも目立ちすぎない色として着こなすことができます。

例えば、結婚式や二次会、パーティーなどにはピッタリです。もちろん結婚式では主役がカラーのスーツを着ることもありますので注意は必要になります。パーティーでは華やかさを添えることができますのでグレーやネイビーではなくても選択のひとつになることでしょう。

また、ビジネスシーンでは職業にかなり左右されます。対面かつ相手がゲストであることが多い場合は控えたほうが無難でしょう。相手を尊重できるからこそ選べるスーツがあるというのは、いつも持ち合わせておきたいものです。

次にアイテムごとにチェックしていきましょう！

◯シャツ

黒、チャコールグレーを選べば重厚感がUPします。かなり落ち着いた印象になりますが秋冬限定ですね。

白は通年通して着用できるためおすすめです。特に春夏は少しでも重くなりすぎた印象を軽くするために白を選ぶとよいでしょう。

◯ネクタイ

黒、グレーを選べば、より洗練された大人の印象を与えます。

もしスリーピースのスーツを着用する場合、Vゾーンがボルドーに染まりすぎますよね。そこでベージュネクタイで明るい印象にすることができ、グッと相手との距離は縮まります。

◯バッグ、靴、ベルト

革物は無理せず黒で統一して上品さを出しましょう。

ワンランク上のテクニックで、靴を同系色のブラウンで合わせるコーディネートもあります。

◯裏地

裏地は表地を守るためのものですが、ジャケットを着脱するとき、内ポケットから取り出すときのチラ見せするのもおしゃれです。色は同色でも無彩色でもよいでしょう。また、悪目立ちするリスクが少ないため柄入りでも問題ありません。ピンストライプ柄にすれば、さりげないおしゃれを演出できます。

◯タートルネック

秋冬限定になりますが、シャツを着用せずに黒のタートルネックであれば大人な印象を崩さずに着崩すことができます。おしゃれなレストランで優雅なひとときを過ごせそうですね。

エレガントな印象はワインと夜の組み合わせ、つまりボルドー＆黒、ボルドー＆チャコールグレーは失敗しない組み合わせのひとつです。またボルドーにグレー(濁色)を合わせることで、マイルドさを与えてくれます。

続いて、これは使える！おすすめコーディネート３選を紹介します。

◯ボルドースーツ＆黒シャツ＆グレーネクタイ

重厚感をUPさせたいスタイルです。ネクタイで少し明るく。

◯ボルドースーツ＆グレーシャツ＆黒ネクタイ

Vゾーンをさらに明るめに。ドレッシーな印象です。

◯ボルドースーツ＆白シャツ＆小紋柄暖色系ネクタイ

ボルドーは身につけたいけど表情を明るくしたい人向けです。

ボルドーというだけで、インパクトがあるためスーツは無地でも充分に個性を引き出すことができます。

派手になりたくない時はボルドーのネクタイで上品にまとめる

「上品さは出したいけどボルドースーツは着こなす自信がない」「派手すぎて自分の性格には合っていないかも」と感じたら、襟元にボルドーを使うだけでも上品さはUPし、個性が光ります。

まず、ボルドーネクタイに合わせるスーツとシャツの組み合わせを３つ紹介します。

◯チャコールグレースーツ＆グレーシャツ

ブラックスーツでなくても限りなく黒に近いこのスーツであれば、間違いなくエレガントに着こなせます。

◯ネイビースーツ＆サックスブルーシャツ

ネイビーを使ったこの組み合わせは定番中の定番。ネイビーならボルドーと喧嘩をすることはありませんね。

◯ブラウンスーツ＆白シャツ

同系色のブラウンで秋冬をイメージ。ブラウンスーツはチェック柄でも問題ないでしょう。

続いてネクタイの柄についてのオススメです。

◯ピンストライプ

ストライプ柄が斜めでラインが太いものをレジメンタルストライプと呼んでいます。そしてラインの描き方は右肩上がりがイギリス式、左肩上がりがアメリカ式です。ここはヨーロッパ主流のイギリス式を選んでみてはいかがでしょうか。ただし、ライン幅が太すぎるのはフォーマルではありません。ライン幅が細く、ライン間隔が狭ければフランスフォーマルになります。

◯小紋柄

小さな柄が規則的に並んでいるものを指します。柄の大きさの定義は曖昧ですが、ネクタイとしては５mm以内を目安に選んでみるとよいでしょう。大きすぎればカジュアル感が強く出てしまいます。

◯織柄

シャドーストライプ、シャドーチェックなど光が当たったときに見える柄のことです。「さりげなさ」「控えめ」な印象を与えますが、ツヤ感もあるのでオススメです。

最後にネクタイのひと工夫として「ディンプル」はいかがでしょうか。ネクタイを結ぶときにノット(逆三角形の結び目)の下につくる「えくぼ」のことを指します。目的は「立体感」「華やかさ」を出すためのものです。オシャレなボルドーを存分に活かしてみましょう！

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは？

個性あふれるボルドースーツ。着用すれば注目されることは間違いありません。だからこそ自分の身体にフィットしていなければせっかくの個性も水の泡になってしまいます。特にブラウン系はサイズが合っていないとオヤジくささが出てしまいます。「オーダースーツSADA」なら「全身の２０箇所を採寸」することで、あとになって失敗したと感じるリスクを最低限に抑えることができます。また、店舗に並ぶ生地を実際に手に取っていただくことで、色味の他、肌触りも感じたままに選ぶことができます。

そして「オーダースーツSADA」の特徴のひとつであるマシンメイド。「職人さんの技術をマシンが再現」「一貫体制による工場直売」この２つがコストパフォーマンスに大きく貢献しています。予算、着るシーン、サイズの悩みなどスタッフに何でもご相談ください。下見だけでも大歓迎です。皆様のご予約をお待ちしております。あなたのスーツライフに彩りを添えさせていただきます。

シングルスーツ

生地素材	ジャケット　エルメネジルドゼニア 艶有 スラックス　マルラーネ ブルー
裏地
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