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スーツのスタイルの違いとは?イタリアンスタイルとブリティッシュスタイルについてご紹介!

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年3月18日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(794日)

こんにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。

今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。

今回はS上下でのお仕立て

イギリス生地やヘリンボーンの色柄も相まって

ブリティッシュ調の仕上がりになっております

スーツのスタイルは大きく2つに分かれる

スーツやシャツを購入しようとしてインターネットや店舗で探してみると、「イタリアンスタイル」や「ブリティッシュスタイル」という言葉が出てきます。しかし、この言葉だけでは何が違うのかよくわからない、という人が多いのではないでしょうか。実はスーツにはスーツのスタイルの違いによって「ブリティッシュスタイル」と「イタリアンスタイル」の2種類があるのです。

「ブリティッシュスタイル」と「イタリアンスタイル」は仕立て、生地、スーツの印象が対照的ですので、スーツを購入したりオーダーしたりする際には両者の違いをしっかりと認識しておくと良いでしょう。ここからは「ブリティッシュスタイル」と「イタリアンスタイル」それぞれの特徴を解説していきます。

ブリティッシュスタイルの特徴

スーツの発祥地であるイギリスで生まれたブリティッシュスタイルの特徴はどういったものなのでしょうか。イギリスは日本と同じように島国であり、イギリス固有の文化を守ろうとする保守的な文化があります。そんなイギリスで生まれたブリティッシュスタイルの特徴は「品格」や「伝統」を重んじる点です。ブリティッシュスタイルのスーツは見た目がしっかりとしていて重厚感があります。

ブリティッシュスタイルのジャケットは肩パッドが分厚く、肩先がすこしせり上がったシルエットとなります。胸まわりはVゾーンが狭く、ウエストの絞りを低い位置に設定するため、重厚な印象を創り出すといえるでしょう。

イタリアンスタイルの特徴

イタリアンスタイルは陽気なイタリアで生まれたスタイリッシュで革新的なスタイルです。イギリスで保守的なスタイルを重んじているのとは対照的に、ファッションとして新しい試みやトレンドを取り入れているのがイタリアンスタイルです。そんなイタリアンクラシコの特徴は「現代的」「華やか」といったものであり、イタリア人の気質がそのまま表れているといえます。

イタリアンスタイルのジャケットは肩パッドが薄く、肩のラインが柔らかい印象となります。胸まわりはVゾーンが広く、ウエストの絞り位置が高い位置にあるのが特徴的です。イタリアンスタイルのスーツは軽やかで中性的な着こなしになるといえるでしょう。

なぜ違いができてしまったのか

イギリスとイタリアはいずれもヨーロッパの国ですが、気候に関しては大きく異なります。最も顕著な違いは湿度であり、イギリスは湿度が高い一方で、イタリアは湿度が低く乾燥しているのです。この気候の違いがスーツの生地や仕立てにも大きく影響を及ぼしています。

また、イギリスとイタリアはその国民性も大きく異なります。質実剛健なイギリスに対して、イタリアは楽天的で華美なスタイルを好むという違いがあるのです。この国民性の違いもまたスーツスタイルの違いとなって表れます。

クラシコイタリアって何?

ファッション雑誌やインターネットを見ていると、「イタリアンクラシコ」という文字を目にすることがあります。「イタリアンクラシコ」とは1986年に発足した「クラシコイタリア協会」に加盟する仕立て屋(サルト)が作る紳士服の「傾向」を表します。イタリア語の「クラシコ」は英語の「クラシック(古典的)」のことと誤解されがちですが、実はクラシコとは「最高水準の」という意味です。つまり、「クラシコイタリア」とはイタリアにおいて最高水準のスーツスタイルを追求し、新しいスタイルを確立する集団といえます。

「クラシコイタリア協会」が設立された目的は最高水準の製品を生み出すことだけが目的ではありません。イタリアで脈々と受け継がれてきたもの作りの良さを後生に継承することも協会設立の大きな目的のひとつです。職人が作るスーツの数は職人の数に左右されてしまうため、工業的には成立させるのが難しいのが実情です。「クラシコイタリア協会」はこの課題に取り組み、スーツの仕上がりに大きく影響するパートは職人が行い、それ以外の部分はマシンを導入することで工業的にも成り立つ仕組みを構築してきました。

どちらを選んだらいいか悩んだら

これまでに、スーツにはブリティッシュスタイルとイタリアンスタイルがあること、それぞれが異なる特徴を持っていることを解説してきました。では、スーツを仕立てる際、どちらを選ぶと良いのでしょうか。

ブリティッシュスタイルとイタリアンスタイルにはそれぞれの良さがありますが、一般的にはイタリアンスタイルの方が日本人に合っているといわれています。理由としては、日本人の体格がイタリア人の体格と近く、イタリアンスタイルのスーツが体にフィットしやすいことがあげられます。実際のところ、イタリア人と日本人の平均身長はほとんど差がなく、体型的にも肩まわりが前肩である人が多い点では似通っているといえるでしょう。

しかし、スーツスタイルを選ぶ時は体へのフィット感だけで決めるべきではありません。いくら体にフィットしていても、自分に似合っていないスーツではスーツの印象が台無しになってしまいます。スーツ姿で創り出したいイメージや印象をしっかり持ち、カジュアルスタイルが好みであればイタリアン、かっちりしたスタイルが好みであればブリティッシュスタイルを選ぶなど工夫すると良いでしょう。オーダースーツであればブリティッシュスタイルの仕立てにイタリアンスタイルの生地を組み合わせることも自在にできます。オーダースーツを仕立てるとこうした組み合わせを楽しめるのでオススメです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは1923年創業の老舗オーダースーツ専門店です。仙台と北京に自社工場を構えており、年間12万着ものオーダースーツを製造しています。多くの著名人にも愛用されているオーダースーツSADAの魅力を2つご紹介します。

優れたコストパフォーマンス

オーダースーツSADAの魅力はなんといってもそのリーズナブルな価格です。オーダースーツと聞くと「高いのでは?」と直感的に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、オーダースーツSADAは主に2つの画期的な手法で、オーダースーツでありながらリーズナブルな価格を実現しています。

#生地購入から縫製、販売までを自社完結

一般的なスーツ製造会社ではまず生地を商社が買い、生地卸業者などを経て縫製工場で製造します。多くの会社が関わるため、最終的なスーツの価格はどうしても高くなってしまうのです。オーダースーツSADAは生地仕入れから縫製、販売まで佐田グループで完結する体制を整えている為、こうした不要なコストを徹底的に排除できます。

#先端技術導入による製造コスト削減

オーダースーツSADAではCAD(自動設計システム)、CAM(自動裁断機)を活用しています。これによりスーツの製造工程は究極にまで自動化されています。通常であれば職人が行う様な繊細な作業も自動化されている為、1点もののオーダースーツであってもほぼ職人が関与することなく完成させられます。これが抜群のコスパを発揮できる第2の仕組みです。

フルオーダースーツのフィット感

既製のスーツの場合、体の最も大きい部分に合わせてサイズを選んでいるため、体のすべての部分にフィットするスーツを探し当てることは難しいといえるでしょう。オーダースーツSADAでは体の20カ所もの部分を採寸して仕立てていくため、どんな体型の方でも自分の体にピッタリとフィットしたスーツを手に入れられます。

2ボタン シングルスーツ

生地素材
  • 生地番号 7-6837
  • グレー ヘリンボーン
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト 山田