ジャケット裏地の進化と選び方
こんにちは!オーダースーツSADA調布店です。
今回はスーツの着心地や耐久性を大きく左右する「裏地」について、その役割や歴史的背景、そしてオーダーでの楽しみ方をご紹介してまいります。
是非最後までご覧ください。
生地を長持ちさせるための実用性
スーツを着る際、腕をスッと通せるのは裏地があるおかげですが、その歴史は実用的な目的から始まりました。
かつてのスーツは現代よりも生地が厚く重かったため、着脱時の摩擦を減らしてスムーズに袖を通すことや、汗や皮脂による表地の痛みを防ぐ保護膜としての役割が重視されていました。
昔は重量感のあるシルクやコットンが主流でしたが、紡績技術の進化とともに、より軽やかで機能的な裏地へと変化を遂げてきた経緯があります。
総裏・背抜きとキュプラの魅力
現代の日本においては、気候や着用季節に合わせて裏地の仕様を選ぶ文化が定着しています。 保温性を高め型崩れを防ぐ「総裏(そううら)」と、背中の裏地を省いて通気性を確保する「背抜き(せぬき)」を使い分けるのが一般的です。
また、現代のオーダースーツで特に人気なのが、高級裏地素材として知られる「キュプラ」です。 綿の種子から生まれる天然由来の再生繊維で、静電気の発生を抑え、高い吸湿性と極上のすべり心地を実現してくれます。
既製服ではポリエステル裏地が多い中、オーダーではキュプラ素材を選んだり、無地だけでなくドット柄や花柄などの華やかな裏地を選んで「見えないオシャレ」を楽しめるのが醍醐味です。

まとめ
スーツの裏地には、快適な着心地を保ち大切な生地を守るという機能面と、チラリと見えたときの個性を演出するデザイン面の両方が組み合わさっています。
スーツを仕立てる際には、ぜひ裏地にもこだわって、自分だけの特別な一着を作ってみてはいかがでしょうか?
皆様のご来店を心よりお待ちしております。