【2022年最新】成人式のスーツの虎の巻!成人式のスーツの基本から着こなしの応用までスーツの専門家が解説のアイキャッチ画像
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【2022年最新】成人式のスーツの虎の巻!成人式のスーツの基本から着こなしの応用までスーツの専門家が解説

もうすぐ成人式を迎えるみなさん。新成人おめでとうございます。着て行くスーツは決まりましたか?成人式は、大人の仲間入りを果たしたことを証明する大事な式典ですね。写真にも残る一生に一度の成人式、スーツも最高にオシャレに着こなしませんか?成人式といえば袴を着る選択肢もありますが、袴は準備から着付けまで、相当なコストが掛かってしまうもの。その点スーツであれば安く済ませれば数万円、どんなにかかっても10万円といったところです。そして袴は一回着たら、あとは滅多に出番がありませんよね。この機会に個性的でオシャレながらも、ある程度ベーシックなスーツを用意しておけば、今後も別の機会で着用できます。そんな成人式用のスーツには既製品を購入するのも良いですが、「オーダースーツSADA」のオーダースーツならオリジナリティを加えながらより着心地の良いスーツを作れますよ。親御さんが息子さんに初めてのスーツをプレゼントしてあげるのもまた一興です。今回は実際に成人祝いとして、オーダースーツを息子さんに贈るSさんに密着しました。オーダースーツを作る流れを見ながら、周りと差をつけるオシャレな着こなしについて見ていきましょう。

就職や転職または、昇進などの記念やお祝いとしてオーダースーツを仕立てる方が増えています。

体のサイズにフィットし、着心地の良さとオリジナリティが楽しめる特別な一着は、人生の節目となる機会を彩るのに最適な贈り物ですよね。

オーダースーツSADAでは、節目の機会から始まり、長年に渡りお付き合いくださるお客さまが多いです。中には家族ぐるみでご利用をいただいている方もいらっしゃいます。

今回来店いただいたSさんは、友人のご紹介でご利用いただいて以降、毎年オーダースーツSADAでこだわりのスーツを仕立ててくださる常連さん。そんなSさんが「息子さんの成人祝いにオーダースーツをプレゼントしたい」と、オーダースーツSADA浦和店へご来店されました。

初めてのオーダースーツ作りとなる息子さんがどんな一着をオーダーするのか、その瞬間に密着しました!

成人式とは、20歳となり、晴れて大人の仲間入りをする記念の式典のことです。一生に一度の大切な日であるため、素敵な装いで参加したいものです。

今回は成人式におすすめの服装についてお伝えしていきます。

この記事を読むことで、周りと差をつけるおしゃれな着こなしで、思い出に残る一日を演出できたらよいと思います。

成人式の時の服装はスーツか袴、どちらがよい?

成人式では、特に女性の多くは袴で参加することが多いですが、男性でもスーツの他袴で参加する方もいらっしゃいます。人生のうち、袴を着る機会は成人式と卒業式くらいと限られているため、その限られた機会を逃したくないという方は袴を着たいと考えるかもしれません。

確かに袴を着て成人式に参加すると、目立つし華やかですし、良い思い出として写真に収めておくことができるかもしれません。

しかしながら、袴を借りるとなるとたった1度きりであっても、着付けの費用もかかり、結構なコストがかかります。

一方で、スーツで参加する場合は、袴と比べて着脱も非常に楽ですし、シンプルなものを購入すれば、その後も就活やビジネスシーンで長く使い続けることが可能です。

もし、成人式の晴れの舞台にふさわしく華やかなものを選びたいという方がいれば、もちろんそれも可能です。成人式のスーツスタイルのは、必ずこういったものを着用しなければならないという厳格なルールがあるわけではありませんし、仮に華やかなで色柄のものを選んだ場合には、将来結婚式などのパーティーシーンで着用する機会もあるため、1度きりにならずに使えるチャンスがあるからです。

ちなみに、全体数で言うと、男性の場合だと、着用割合は半数以上がスーツとなっています。

もし、多くの人がスーツを着ているから、周りに埋もれてしまうのが嫌な方がいるのであれば、オーダースーツで自分の納得した自分だけの一着を作るということが可能です。

オーダースーツは既成のものに比べて、割高ではありますが、着心地も抜群ですし、その後も長く使い続けられることを考えれば、1度きりの袴のレンタルに比べてとてもコスパの良いものであると言えます。

成人式という記念の日にオーダーメイドで作ったスーツは、一生の思い出にもなりますし、その後の就職活動や働いてからも着られるのならば、一石二鳥です。

ぜひ、成人式には自分だけのオーダースーツを作ることをおすすめします。

知っておきたい成人式でのスーツの基本マナー

【成人式のスーツマナー1】ジャケットのポケット

スーツのジャケットには、腰ポケット、胸ポケット、内ポケットがあります。

ポケットがあると、ついつい便利だと感じて物を入れたくなるものですが、スーツを着用する場合にはそれぞれのポケットをどのようにして使うのが正しいマナーなのでしょうか?

1、腰ポケット

スーツの腰ポケットには、フラップと呼ばれる蓋の役割をするものがデザインされています。これは本来、雨やほこりを避けることを目的としてデザインされていることから、屋外では外に出し屋内で花かに入れるのが正しい使い方となります。少しはみ出しているような見栄えになっていると格好悪いので、着用の際にはチェックすべきポイントとなります。

ポケットなのでつい物を入れたくなりますが、スーツのポケットは物を入れるとシルエットが崩れてしまったり、型崩れしてしまう恐れがあります。必要なものはカバンに入れて持ち歩く習慣を付けましょう。

2,胸ポケット

胸ポケットは何か物を入れるようなスペースはなく、薄くて幅が狭いつくりとなっています。ポケットチーフ専用のポケットです。ポケットチーフは、胸元にボリュームを与えて立体感を出す役割を持っています。また、華やかな印象が高まるので、成人式のような晴れの舞台にはぴったりのアイテムです。ポケットチーフに関しては、後ほど折り方などを詳しくご紹介します。

3,内ポケット

内ポケットは、胸の内側部分にあります。他の2つのポケットと比べ、実用性に富んだポケットとなっています。スマホや薄めの財布くらいなら、入れていてもさほどシルエットに影響はないため、カバンを持ち歩いていない状況の時などに、さっと使うのに便利です。

しかしながら、スマホと財布両方入れたり、長時間入れっぱなしにしていたりすると、やはりスーツの型崩れに影響してきます。

基本的には、内ポケットであっても物は入れないことが、スーツをきれいに保つうえでは重要なポイントとなってきます。

【成人式のスーツマナー2】サイズ感

スーツはサイズ感が命と言われています。

スーツが一番かっこよく見えるのは、体にピッタリのサイズ感で着用しているときです。

ブカブカであったり、ピタっとしすぎていると、どんなに高いブランドものであってもかっこ悪く見えてしまいます。

成人式で初めてスーツを購入するという方も多いと思いますが、そもそも体に合ったサイズとはどのようなものなのでしょうか?ジャストサイズを決めるポイントをご紹介していきます。

1,肩幅

スーツは肩で着るといわれるくらい肩幅はスーツのすべての基本となります。肩の骨先の真上に裾の縫い合わせが来ているというのがちょうどよいサイズです。これよりも肩幅が狭いと、スーツが小さすぎる印象となり、逆に広いと時代遅れの雰囲気が出てしまいます。

サイズがちょうどよいと、見た目だけでなく着心地も軽くなり長時間着ていても疲れにくいというメリットもあります。

2,胸周り

胸周りに生地が余ることなく、衿が胸に沿っている状態がジャストサイズです。ボタンを留めた時に握りこぶしが一つ入るくらいが目安です。小さいサイズを選ぶと、衿が浮いてしまいVゾーンが窮屈な印象になってしまいます。逆に大きいサイズは、胸周りの生地が余ることにより縦ジワができてしまいます。見た目にもだらしない雰囲気となってしまいます。

3,胴回り

近年は細身のスーツが流行しているため、比較的タイトな仕様を好む人が多いですが、あまりにも詰めすぎるとボタンを留めた時にきつそうに見えてしまいます。シワが出るくらいだと、細くし過ぎている証拠なので、もう少し余裕を持たせましょう。ボタンを留めた時にsh輪が出ないくらいが目安です。逆にゆとりがありすぎると、生地がだぶついて野暮ったく見えてしまいます。

4,袖の長さ

スーツの裾口からシャツが1~1.5センチほど見えるくらいがちょうどよい長さです。シャツが見えすぎていると、アンバランスな印象になりますし、見えなさ過ぎているとジャケットに着られている感が出てしまいます。

5,着丈

スーツの着丈は流行により長さに変動がありますが、長く飽きずに着続けることを考えると、あまり流行に左右されることなくスタンダードな形のものを選ぶことをおすすめします。

ヒップが隠れるくらいの長さがジャストサイズです。体型のカバーの役割も果たすので、このくらいの長さが使い勝手もよくおすすめです。なお、着丈に関してはお直しができかねる場所であるため、選ぶ際にはしっかりと試着して丈を確認したうえで、購入しましょう。

6,パンツのウエスト

ベルトなしの状態でも落ちてこないくらいがちょうどよいサイズです。窮屈なのが苦手だからと言って余裕を持たせすぎると、ベルトをした際に布が余ってしまいシワができてしまうため、見栄えが良くありません。

7,ヒップまわり

細身のシルエットを好みヒップ周りが窮屈なものを選んでしまうと、見栄えがかなり悪くなってしまいます。ぴたっとした着心地ではなく、ある程度自然なゆとりがあるくらいがちょうどよいサイズです。ゆとりがありすぎても、生地が余ってシワができてしまうため格好悪くなってしまいます。

8,パンツの長さ

パンツの丈は、必ず靴を履いた状態で決めます。近年では、ハーフクッション(※)と呼ばれる長さが人気です。

ハーフクッション…裾の前部分が靴に当たり、わずかにたわむくらいの長さのことです。すっきりとした印象になるため、近年人気であるスリムタイプのスーツとの相性も抜群です。ビジネスからフォーマルまで幅広く使えるため、長さに迷ったらハーフクッションを選べば間違いないと言えるでしょう。

ワンクッション…スーツの裾が靴の甲にあたり、折り目が一つできる長さです。太めのパンツに向いている仕様です。こちらも、ビジネスからフォーマルまで幅広く使える万能丈です。

ノークッション…裾が靴の甲に当たらない長さです。カジュアルな印象が強くなるため、フォーマルシーンやビジネスシーンでも形式的な場においては避けたほうが良いでしょう。

ビジネスカジュアルが取り入れられている職場などでは問題なく着ることができますし、お洒落でスタイリッシュな印象になります。

【成人式のスーツマナー3】パンツのシルエット

パンツは丈の長さだけでなく、シルエットでも大きく印象が変わってきます。自分がどのような着こなしをしたいかをあらかじめ考えたうえで、選ぶことでより好みに合ったものを見つけることができるようになります。

シルエットを決める上で重要なのが、タックです。タックとは、パンツの前身にある生地をたたんだヒダの部分です。タックがあることによって、程よいゆとりが生まれ、動きやすくなるというメリットがあります。

タックの本数によって特徴が変わってきますので、その違いを見ていきましょう。

1,ノータック

ノータックは、タックがないデザインのものです。ウエストから下の部分がすっきりしているのでスマートな着こなしができます。一方でカジュアルな印象が強くなるため、TPOを選んだ着用となることに注意しましょう。また、タックがないため、動きにくさが出て来ることもデメリットの一つです。見栄え重視のデザインだと言えるでしょう。

2,ワンタック

スーツのパンツの中でもっともスタンダードなのがこのワンタックです。タックが左右に1本ずつ入ったデザインです。タックが入ることで上品な着こなしをすることができます。さらに動きやすさが生まれ、機能的にも優れているデザインです。ウエストの下部分に余裕ができることから、多少体型が変わってもタックでカバーできるのも、長く着続ける上で魅力的だといえます。

3,ツータック

タックが左右に2本ずつ入ったデザインです。タックが多いほど裾幅が広くなることから、ゆとりをもって着ることができます。また動きやすさもワンタックよりも上がります。ゆとりのある見た目は重厚感として見える場合と、着こなしによってはだらしなく見えてしまいかねないという難しさがあります。ジャケットとのバランスや全体のシルエットを確認して、綺麗に見えるようなコーディネートを心がけましょう。

【成人式のスーツマナー4】ネクタイ

ネクタイの長さは、大剣の先がベルトにかかる程度の長さがちょうどよいとされています。これより長くジャケットからネクタイがはみ出してしまう陽では格好悪いですし、逆に短いとジャケットのボタンを閉めているときは問題ないかもしれませんが、脱いでシャツスタイルになったときに子供っぽい印象になってしまいます。

また、ネクタイの太さに関しては、大剣の幅がジャケットのラペルの幅と合わせると美しく見えると言われています。太すぎたり細すぎたりすると全体のバランスが悪くなってしまうので、気を付けて選ぶようにしましょう。

ポイントごとに着用のマナーをお伝えしてきましたが、特にサイズ感に関するポイントでは、しっかり自分に合ったサイズのものを選ぶことで美しい着こなしができるようになります。

しかしながら、体型は一人一人によって特徴があるため、既製品で対応するには限界があります。一方、オーダースーツであれば、しっかりとフィットする最高の着心地のものを仕立てることができるのでおすすめです。

かっこいいスーツとは、ブランドでも色でも柄でもなく、フィット感であるということを覚えておきましょう。

成人式のスーツの相場はどのくらい?

成人式で着るスーツの相場は5~10万円程度と言われています。もちろん、あくまでの相場であるため、安いものでは1万円で購入できるものもあれば、高いものだと20~30万円以上もするものまでピンキリです。

全体的に見ると、一生に一度の晴れの舞台ということもあり、リクルートスーツやビジネススーツと比べると、いつもよりも高めのものを購入する人が多いようです。

スーツの値段に大きな幅がある4つの理由

スーツの値段に大きな幅があるのにはいくつかの理由があります。

1,生地の違い

ウールはポリエステルに比べて生産コストが高いため、値段が高くなります。ウールの割合が高ければ高いほど値段が上がるということです。

ウールは値段が高い分、見た目が上品で肌触りや着心地もよいことから、高級スーツには欠かせない素材です。

2,希少性の違い

カシミヤやシルクといった素材は、採取できる量が少ないことから希少性が高価な素材となります。それだけ特別な素材であり、高級感を肌で感じながら着ることのできるものだとも言えます。

3,仕立ての違い

量産できる既製品と、一人一人に合わせて1着ずつしてていくオーダースーツでは、手間と時間のかかり方が異なってくることから、価格も変わってきます。オーダースーツは一般的に価格が高くなるものですが、その分自分の体型にしっかりとフィットしていることで、最高の着心地を味わうことができます。

また、体型に合っていることで、生地が伸びたりシワができたりしにくいことから、長く着続けられるというメリットがあります。長い目で見ると、決して高すぎるという買い物にはならないでしょう。

4,ブランドの違い

スーツに限らずですが、有名ブランドであればそのブランドの商品というだけで、十分な価値を発揮し、価格も高価になります。着用が一つのステータスともなるため、人々の心を引き付けているのです。

いくつか価格のポイントをご紹介してきましたが、もちろん予算ありきではありますが、せっかくの晴れ舞台なので、少し奮発して自分に合った自分好みのオーダースーツを選ぶというのもおすすめです。

オーダースーツであれば、お伝えしたポイントの生地や素材、ブランドといったすべての部分も網羅しつつ自分の体型にしっかりとフィットしたスーツを仕立てることが可能です。

オーダースーツSADAがおすすめ

「オーダースーツ=高い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、オーダースーツSADAでは、予算に合わせてオーダーメードでありながら、リーズナブルな価格帯から取り扱っているため、希望の1着を見つけることができます。

オーダースーツSADAは、本格的フルオーダースーツを圧倒的な低価格で提供ということをうたっており、初めてのオーダースーツで敷居の高さを感じているような若い人でも、安心して仕立てることができます。

100種類以上の生地から自分好みのものをカスタマイズしたり、衿の形、ポケットの使用、裏地の色柄、ボタンの種類まで世界に一つしかない自分だけのスーツを作るのは、とてもうれしいものです。

本格フルオーダーならではの自由なチョイスが楽しめます。詳しくは後半で改めてお伝えしますのでお楽しみに。

成人式でスーツを着こなすために押さえておきたい6つのポイント

続いては、スーツを着こなすうえでのポイントをご紹介していきます。ただし着用の仕方を知ることは、スーツを格好良く着こなす基本となります。

【ポイント1】ジャケットの一番下のボタンは開ける

スーツのジャケットのボタンを留める際にはアンボタンマナーというものがあり、一番下のボタンは留めないというルールがあります。一番下を開けておくことで、機能的にも、スーツのシワや型崩れしにくくするなどのメリットがあります。

なお、スーツのボタン数によって違いがあるので、それぞれのボタンマナーを確かめていきましょう。

1,2つボタン

上にあるボタンを留めて下のボタンは外しておきます。ビジネススーツで最も多く用いられているタイプです。

2,3つボタン

1番2番のボタンは留めて、一番下のボタンは留めません。しかし、段返りボタンと呼ばれる下襟の裏側に隠れるようにして付けられているボタンに関しては、あくまでも装飾の意味で付けられていることから、留める必要はありません。したがって、この場合は、真ん中のボタンのみ留めるというのが正解になります。

【ポイント2】ネクタイはディンプルを意識

ネクタイのディンプルとは結び目の下に入ったくぼみのことです。ディンプルがあるネクタイには、立体感が出てエレガントでおしゃれな雰囲気が演出されます。一方、ディンプルがないネクタイは、凹凸がなくせっかくのネクタイのデザインが活きません。

ディンプルにはいくつか種類があるので、まずはそちらを紹介していきましょう。

1,センターディンプル

くぼみが真ん中に来る結び方です。最もオーソドックスな形で、ビジネスシーンでも多く取り入れられているのがこのセンターディンプルです。

2,ダブルディンプル

山が真ん中に来るタイプの結び方です。幅が広めのネクタイで結ぶととてもきれいに見えます。幅広のネクタイは、ディンプルなしだとのぺっとした印象が強くなってしまいますが、このダブルディンプルをすると立体感が増し洗練された雰囲気となります。

3,アシンメトリーディンプル

その名の通り、くぼみをあえて左右のどちらかにずらす結び方です。こなれ感が演出されますが、結び目も少し緩めに巻くことになるため、カジュアルな印象が強くなります。したがって、ビジネスシーンには向きません。

ネクタイのディンプルは、どれも少し練習すれば誰でもできるものですが、しっかりと結ばないと時間がたつと取れてしまったり、だらしがなく見えてしまうので、注意が必要です。

【ポイント3】ポケットに物をいれない

ポケットにものを入れないということは前半でもお伝えした通りです。スーツのシルエットをきれいな状態で保つために、物を入れないのがルールとなります。ここでは、スーツのポケットの意味についてご説明していきたいと思います。

1,腰ポケット

腰ポケットはもともとデザインの要素が強いポケットです。ジャケットの両サイドに施され、全体をバランスよく見せる役割を担います。ポケットのデザインや位置によって、見え方も大きく変わるデザインを決める重要な要素です。

<腰ポケットのデザイン>

①フラップポケット

雨やほこりが入ることを防ぐためのフラップ(蓋)が付いたポケットのことです。ビジネスシーンで着用されるジャケットに多く使用されています。フラップの幅や位置によって全体の見え方が変わってくるので、さまざまなデザインのものを着用してみて、自分好みのものを選ぶのがおしゃれ上級者テクニックです。

②スラントポケット

ジャケットの中心から外側に向かって斜めに配置されているポケットです。斜めになっていることで、視覚的にシャープな印象を与えます。細身のスーツなどで使用されていることが多いです。

③ノーフラップポケット

フラップがないポケットです。フォーマルスーツなどで使用されることが多いです。フラップがない分、物を入れた時にがばっと開いてしまうため、あくまでもデザインとして扱いましょう。

④チェンジポケット

ジャケットの右側のポケットの上に小さなポケットがついているというデザインです。かつては小銭を入れるために使用されていました。英国スーツ特有のディテールとなっています。

2,胸ポケット

胸ポケットは、左胸にあるのが一般的です。かつて軍服としてスーツが用いられていた時代に、心臓を守るためにポケットに鉄板を入れて使用していたという由来があるそうです。現在はポケットチーフを挿すためのポケットとして活用されています。

3,内ポケット

内ポケットは外側についているポケットと比べると、実用性重視の内ポケットは、ジャケットのポケットの中で唯一ものを入れてもよいとされているポケットです。とはいえ、必要なものをあれこれしまっておくとスーツのシルエットに影響してくることから、出来るだけ入れないことを前提として最小限のものにとどめるようにするのが鉄則です。出来るだけ常時財布を入れておきたいという人などは、薄めや小さめの財布を選ぶなど、かさばりにくいものを使用することをおすすめします。

【ポイント4】ベルトと靴の色をあわせる

スーツを着用するときには、ベルトと靴の色を合わせることで全体のコーディネートにまとまりが出ます。特にブラウンを選ぶ場合には、色の明るさで雰囲気が変わってきますので、キチンと色味を合わせることを心がけましょう。

色を合わせたら、次に気にしたいのが質感・素材です。基本的にはベルトも靴も皮を選んでおけばどのような場面でも使えるので便利です。季節に合わせて、スエードのものを選ぶのであれば、ベルトもスエードのものにすると、よりおしゃれ感が増します。質感に関しては、光沢があるものやマッドなものなど、さまざまなのでどちらも同系統のものを選ぶことを心がけましょう。

ちなみに、スーツを着るときのベルトのバックルはシンプルなデザインで小ぶりのものがおすすめです。装飾が多くあったり、バックルが大きいとベルトのインパクトが強くなりすぎて、スーツのきちんと感が失われてしまいます。

【ポイント5】黒のロング丈の靴下を選ぶ

パンツの裾で隠れて見えないからと言って靴下はどんなものでも大丈夫なんて考えている人はいませんか?座るときはもちろん、歩いているときでも案外靴下は見えるものであり、またスーツ着用時の靴下の選び方にもルールがあります。

具体的にどのようなものかお伝えしていきます。

まず長さは、膝下まであるハイソックス丈を選びます。長めの丈を選ぶことで、ズボンの裾が上がっても素肌が見える心配がありません。また、靴下が下がりにくいため、何度も上げるという手間や不快感を感じることも少なくなります。

次に色は、基本的には黒、もしくはスーツと同色を選びます。黒であれば、どの色のスーツとも組み合わせることができるので、迷ったら黒を選んでおけば間違いないといえます。フォーマルシーンからビジネスシーンまで幅広く着用の場を選ばずに使える万能アイテムです。

最後に柄です。基本的には無地を選びます。こちらも、シンプルイズベストであり、無地を選んでおけばどんなスーツとも会うため組み合わせを考える手間が省けます。無地のスーツに少しアクセントを加えたいというような場合には、ストライプやチェックなどのスーツに会う柄物を取り入れましょう。

【ポイント6】ベストを着るときはジャケットのボタンをすべて開ける

先ほど、アンボタンマナーについてお伝えしましたが、スリーピーススーツを着用する場合には、話が変わってきます。ジャケットの中にベストを着用するスタイルの場合には、ジャケットのボタンはすべて外します。

ボタンを留めてしまうと中にベストを着ていることで着ぶくれしてしまったり、着心地がごわついてしまったりする可能性があるからです。また、せっかくのスリーピーススーツの魅力である、ベストをしっかりと魅せてお洒落に着こなすという効果もあります。

ただし、ツーピーススーツのように一番下のボタンを留めてはいけないといった決まりがあるものではないため、ボタンを留めたからマナー違反になるというようなことはありません。

ボタンを閉めたスタイルの方が好みであるのであれば、ツーピーススーツのように一番下を外して他は留めるという着方もありです。

成人式で他とは差をつける!スリーピースの着こなし方

ここで、もう少しスリーピーススーツの着こなしについて深掘りしてみましょう。

スリーピーススーツとは、ジャケット・ベスト・パンツの3点セットのスーツのことです。この3点がすべて同じ生地で作られているのが基本となります。近年は、ベストを他の生地や素材のものを合わせるという着こなしも増えてきていますが、本来的には共布で作られたものがスリーピーススーツと呼ばれます。

1,ベストのサイズ感

スーツの鉄則であるジャストサイズは、ベストにおいても同様です。ベストには腰の部分にアジャスターがついていますが、これはあくまでもデザインと考え、サイズ調整としては使用することはほぼありません。着丈は、シャツやベルトが隠れるくらいが目安です。見えると寸足らずで格好悪いですし、長すぎるとだらしなく見えてしまいます。

2,Vゾーン

ベストを着用するうえで、魅力となるのがVゾーンの美しさです。より体を立体的にたくましく見せる効果があります。体型別のおすすめで言うと、細身で華奢な人は、Vゾーンが浅めの襟付きのベスト、体格の良い人はVゾーンが深めの襟無しベストがおすすめです。

また、シャツの襟はベストに収まるようにして着用します。そうすることで、シルエットが崩れにくくなり、綺麗な着こなしが続きます。

3,ベストのボタン

先ほど、ベストを着用する際には、ジャケットのボタンはすべて開けるというお話をしましたが、ベストのボタンに関しては一番下のボタンは留めないというアンボタンマナーが適用されます。

4,ボタンにこだわる

スリーピーススーツの場合、ベストを着用していることでボタン数が多くなります。そのため、ボタンの色やデザインで全体の雰囲気が大きく変わってきます。ボタンに色物やデザインに特徴があるものを選ぶことで、ワンポイントのアクセントとなり、おしゃれ感が増します。

オーダースーツであれば、豊富な種類の中から自分好みの1つを見つけることができる楽しさがあります。

成人式にオススメのスーツカラーやネクタイとは?

成人式には、特に着用するスーツに特に決まりのようなものはありませんが、おそらく多くの方がまだ若くてスーツ初心者であると思います。そのため、着こなしやすい色柄が重宝します。使い勝手の良い色柄とはどのようなものでしょうか?

成人式でオススメのスーツカラーとは?

まずは定番ともいえるおすすめのカラーをご紹介します。シャツやネクタイとの組み合わせを考えやすいカラーですので、スーツ初心者の方でも安心して着こなせるものばかりです。

【スーツのオススメカラー1】ネイビースタイル

若々しさとさわやかさを兼ね備えるネイビーは、まさに成人式に参加する若い方々にピッタリのカラーです。ネイビーは、色味によって印象が大きく変わってきます。落ち着いたダークカラーであれば、その後の就活やビジネスシーンでも着用することができ、長く着続けることが可能です。また、青みがかったネイビーであれば、パーティーシーンなどで映える色合いです。

スーツがシンプルであるため、ネクタイにインパクトのある色を合わせたり、また柄物のスーツを選ぶなどして、アクセントを入れるコーディネートもおすすめです。迷ったら、ネイビーを選べば間違いありません。

【スーツのオススメカラー2】グレースタイル

シックで上品な印象を与えるグレーは、大人の仲間入りを果たす成人を迎えた方々にとって今後活躍していくカラーだといえます。

明るめのライトグレーは、明るく柔らかな雰囲気を演出し、ビジネスシーンで着用することも可能です。一方、就活での着用を見据えている場合には、就活ではダークカラーが主流のため、ライトグレーでは明るすぎる印象であるため、チャコールグレーやダークグレーのような落ち着いた色味がおすすめです。

あえて落ち着いた雰囲気で着こなすことで大人の雰囲気が醸し出されます。

【スーツのオススメカラー3】ブラックスタイル

最もシンプルではありますが、ビシッとスマートに着こなしたいという方におすすめしたいのがブラックです。上品でクールな印象に仕上がります。ビジネスシーンで着用することは少ないですが、就活の他冠婚葬祭の場で活躍してくれるカラーです。

冠婚葬祭での着用を想定する場合には、柄物ではなく無地のものを選びましょう。

【スーツのオススメカラー4】 ブラウンスーツ

ブラウンは大人の貫禄と柔らかな雰囲気を醸し出してくれるカラーです。スーツの定番カラーからははずれるため、周りと差をつけたいという方にぜひおすすめです。着ている人が少ないから、目立ち、おしゃれなコーディネートとみなされるのです。

クラシカルな雰囲気がありながら、近年のトレンドスーツスタイルとしてばっちり決まります。また、成人式がおこなわれる冬にピッタリの色味であるため、季節感を演出することもできます。

ただし、ブラウンスーツは既製品としては種類が多くありません。ブラウンスーツが欲しいという方は、オーダーで作るのがおすすめです。一口にブラウンといってもその色味は幅広くあります。自分好みの色合いを選べるのもオーダースーツならではです。

【スーツのオススメ柄1】チェック柄スーツ

続いてはおすすめの柄です。チェックのスーツは英国らしいクラシカルな雰囲気で着こなせます。お洒落でカジュアルな印象となる柄です。チェックはその種類によって見え方も大きく変わってきますので、いくつかご紹介していきましょう。

1,シャドーチェック

一見無地に見えますが、光の当たり具合によってチェックが浮き出て見える折柄のことです。チェックの中でも落ち着いて見える柄であるため、ビジネスシーンでも着用できます。さりげないおしゃれを演出したいという方におすすめです。

2,グレンチェック

千鳥格子とヘアラインと呼ばれる細い線の小さいチェックの組み合わせで作られている柄です。英国の伝統的な柄であり、知的で大人の雰囲気を演出したいという方におすすめです。カジュアルな雰囲気のチェックではなく、上品な雰囲気のチェックとなります。

3,ウインドウペン

1色のラインが交差してできた大きな格子柄のことです。窓の格子が並んだような見た目からこのように呼ばれます。こちらも英国の伝統柄の一つであり、クラシカルな印象になります。選ぶ色によってカジュアルにも上品にも見えるため、この柄を選ぶ場合には着用の場を想定して決めることをおすすめします。

4,タータンチェック

多色の色で織られたチェック柄です。柄のインパクトが強く、華やかな印象になります。派手な印象が強くなるため、パーティーシーンなどにおすすめの柄です。スーツに合わせる場合には、落ち着いた色味のものを選ぶのがおすすめです。スーツで着ると柄の面積が広くなるため、あまりにも派手な色だとうるさくなってしまうからです。選ぶときは、生地で見るだけでなく実際に着用した時をしっかりとイメージする必要があるといえます。

【スーツのオススメ柄2】ストライプ柄スーツ

ストライプ柄は、ビジネスシーンでも定番として用いられている万能柄です。スタイリッシュでスマートに着こなすことができます。チェック同様に、ストライプにも種類があるのでスーツにおすすめの柄をご紹介していきましょう。

1,シャドーストライプ

一見無地に見えますが、光の当たり方や角度によって柄が浮き出てくるストライプです。落ち着いた雰囲気であるため、ビジネスシーンからフォーマルシーンまで幅広く着用できるのが魅力です。初めてストライプに挑戦するという方におすすめです。

2,ピンストライプ

ピンでついたような小さいドットを縦に並べたストライプです。線が細く、主張が強くないため、落ち着いた印象になります。ビジネスシーンなどで多く用いられています。

3,ペンシルストライプ

その名の通り、鉛筆で描いたようなくっきりとしたストライプです。ピンストライプと比べると、線の主張が強くなっています。とはいえ、派手な印象にはならないため、こちらもビジネスシーンで多用されている柄です。

4,チョークストライプ

チョークで線を引いたようなストライプです。ペンシルストライプよりもさらに線が太く、輪郭はややかすれているのが特徴です。輪郭がはっきりしすぎていないため、線が太くても派手すぎるということは無く、上品に着こなすことができます。

5,オルタネイトストライプ

2種類の異なる色のストライプが交互に繰り返されているストライプです。2色を使用していることで、華やかな印象になります。色の組み合わせ次第で落ち着いた印象にも派手な印象にもなるため、着用シーンに合わせて選ぶ楽しさがあります。

成人式でオススメのネクタイのカラーの選び方とは?

続いては成人式におすすめしたいネクタイのご紹介です。

基本的に、スーツはダークカラーのものが多いため、選ぶネクタイの色次第で印象が大きく変わってきます。成人式のような晴れの舞台であれば、さまざまな色の選択肢が生まれます。ネクタイのカラーが与える印象を知り、ネクタイを選ぶ参考にしていただければと思います。とはいえ、あくまでも成人式は特別な場であるので、カジュアルすぎるコーディネートは避けるように心掛けましょう。

1,赤

赤は、情熱的で活気あふれる色合いです。晴れの舞台である成人式に付けるのにぴったりだといえます。一口に赤といってもその色味はさまざまです。原色に近い鮮やかな色合いは、非常に目立ち周りからの注目を集めることができるでしょう。えんじ色のようなダークカラーの色合いだと、大人っぽく落ち着いた印象になります。特に赤系の色は、自分がどのようなスーツスタイルを完成させたいか次第で、選ぶ色合いも変わってきます。

2,オレンジ

元気よくアクティブな印象が強いオレンジは、特に若い世代におすすめで、付けると華やか雰囲気になります。赤や青系と比べ、着用する人も少ないため、目立ちたい方や周りと違ったコーディネートがしたいという方におすすめです。

3,イエロー

明るさと陽気な雰囲気が醸し出されるイエローは世代を問わずに着用できる色です。

あまり鮮やかすぎる黄色だと、スーツスタイルには浮いてしまうため、薄い明るめの色味や落ち着いたくすみカラーなどがおすすめです。柄物を引き立たせる役割をしてくれるので、黄色を選ぶ場合には、無地よりも柄物をおすすめします。

4,ピンク

優しく華やかな印象のピンクは、男性がつけていてもかわいらしい雰囲気となります。初対面の人が多くいる成人式でも、威圧感がなく、話しかけやすそうな、優しい雰囲気を醸し出してくれる色合いです。

5,ブルー

ビジネスシーンでも多用されているブルーは、爽やかで誠実な印象となり、きちんとスーツを着こなしたい人のおすすめのカラーです。青は色味によって印象が大きく変わってきます。鮮やかな色味はパーティーシーンなどで映える色であり、濃い目であれば落ち着いた知的な印象となります。

6,水色

ピンク同様に優しくやわらかな雰囲気を演出してくれる水色は、若い世代が似合う色です・明るさが強いと春夏の季節には爽やかな雰囲気でおすすめですが、一方で秋冬の時期にはやや寒々しい印象となってしまうので注意が必要です。成人式に着用する場合には濃い目の色味のものを選ぶと季節に合った装いができるでしょう。

7,グリーン

協調性や平和な雰囲気が醸し出されるグリーンは、定番カラーに比べると着用している人が少ないため、こちらも周りと差をつけたコーディネートがしたい人におすすめのカラーです。赤や青と同様に濃淡によって印象が変わってくるカラーであるため、自分がしたい着こなしに合わせた色味をチョイスしましょう。

8,ブラウン

堅実で落ち着いた雰囲気が好みの方にはブラウンがおすすめです。ブラウンは色味が落ち着いているため、柄物を選ぶと引き立ててくれます。キラキラした派手さはないですが、大人の余裕を感じられる、そんな魅力のある着こなしができます。

9,グレー

シックで落ち着いた印象を与えてくれるカラーです。光沢のある素材を選べば、成人式のような晴れの舞台にも非常に映えます。シンプルイズベストで、無地のものをビシッと締めるとすっきりとスタイリッシュな着こなしとなります。

10,白

エレガントで上品な雰囲気が好みの方には、白がおすすめです。白ネクタイは結婚式や慶事で身に付けることが多いことから、よりフォーマルなイメージが強まります。無地の白ネクタイはスーツやシャツとのコーディネートを考えるのが案外難しいことから、白のネクタイを選ぶ場合には柄物を選ぶことをおすすめします。また、合わせるシャツも色物を選び、メリハリのあるコーディネートを心がけましょう。

11,パープル

高級感と色気が醸し出されるパープルは、特別感のある色合いであり、しっかりと印象付けたいというときなどにおすすめのカラーです。人と被ることが少ないため、個性的な着こなしができるアイテムです。

【ネクタイのオススメカラー1】ネイビースーツに合うネクタイカラー

続いては、スーツの色ごとにおすすめのネクタイカラーをご紹介していきます。

1,ブルー

ネイビーのスーツには同系色であるブルーのネクタイを合わせるとコーディネートに統一感が出て、すっきりとしたスマートな印象になります。このままビジネスシーンでも着用できるような、オーソドックスな着こなしといえます。

2,赤

赤のネクタイを合わせると、ネイビーと赤の対比が効いて、スーツは引き立て役に回り、ネクタイの色味を綺麗に魅せてくれます。大勢の中でも目を引き、注目を集められるコーディネートとなります。

【ネクタイのオススメカラー2】ブラックスーツに合うネクタイ

ブラックスーツに組み合わせるネクタイのポイントは、ダークカラーを避けるということです。そうしてしまうと、全体的に暗くて重い印象となってしまうからです。

1,イエロー

明るめカラーの代表といってもよいイエローはブラックスーツと合わせることで、その鮮やかさが引き立ちます。ブラックのきちんとした印象の中に、柔らかく穏やかな雰囲気をプラスすることでメリハリの利いたコーディネートが完成します。

2,グレー

大人の魅力あふれるコーディネートがしたいという方には、ブラックスーツとグレーネクタイの組み合わせがおすすめです。グレーは明るめで光沢のある質感のものを選ぶことで、落ち着いた色でも華やかな印象が生まれます。柄物のネクタイにすると、よりネクタイの存在感が増します。

【ネクタイのオススメカラー3】グレースーツに合うネクタイ

グレーのスーツは、基本的にどの色とも相性が良く、ネクタイの色味を引き立たせてくれる役割を果たしてくれます。グレースーツに合わせるネクタイを選ぶうえで重要なのが色のトーンを合わせるということです。

1,ピンク

ピンクの柔らかい色味は、ライトグレーのスーツとの組み合わせがおすすめです。どちらも明るめのトーンであるため、華やかな印象が高まります。ピンクが明るすぎると春先のような季節感がずれた印象になってしまいかねないため、少しくすみがかったピンクを選ぶのがおすすめです。

2,ブラウン

グレーの中でもミディアムグレーやチャコールグレーのような落ち着いたトーンのスーツに合わせるには、こちらも落ち着いた雰囲気となるブラウンのネクタイがおすすめです。合わせる靴やベルトもブラウンにすることで、全体のコーディネートに統一感が出てスマートで洗練された印象になります。

【ネクタイのオススメカラー4】ブラウンスーツに合うネクタイ

ブラウンスーツに合わせるネクタイを選ぶときのポイントは、落ち着いたカラーを選ぶということです。おしゃれ上級者アイテムであるブラウンスーツをうまく着こなすために合わせたいネクタイとはどのような色なのでしょうか?

1,グリーン

両者とも自然にまつわるカラーであり、相性が抜群です。グリーンはダークカラーを選ぶことで、ブラウンと統一感を生むことができます。派手さはありませんが、なかなかこういった色合いでコーディネートしている人が少ないため、周りから注目されるおしゃれコーデです。

2,ボルドー

赤の中でもダークカラーであるボルドーと合わせることで、情熱的でありながら主張しすぎないシックな大人のコーディネートが完成します。ブラウンとボルドーが同系色であるため、シャツは白のシンプルなものを取り入れることで、メリハリのある着こなしができます。

成人式で少しみんなと差をつける!おしゃれなネクタイの結び方!

続いては、ネクタイの結び方についてご紹介していきます。結び目の大きさや、結び方の違いで見え方がガラッと変わってきます。

まだネクタイを締めなれていないという方は、これを機に気になる結び方を見つけて、練習してみてください。何度か練習することで、コツをつかんで上手に綺麗に結ぶことができるようになりますよ。

1,プレーンノットの結び方

まずはじめにプレーンノットの結び方をご紹介します。これからご紹介していく、結び方の種類にはどれにも「ノット」という単語がついていますが、ノットとは、ネクタイの結び目のことを示しています。

プレーンノットは、ネクタイの結び方の中でも最も簡単で基本的な結び方となります。どんな種類のネクタイでも、どんな種類のシャツの襟とも相性が良いため、使い勝手の良い結び方だといえます。

1,大剣を左に、小剣を右にして、ネクタイの表面が上になるように首にかけます。

2,大剣を小剣の上に交差させます。

3,大剣を小剣の下側に通して左側に持っていきます。

4,大剣をもう一度反対側に交差させます。

5,首元のループに大剣先を下から上に通します。

6,大剣でできたループに剣先を上から下へ引っ張ります。

7,大剣を引き、結び目を絞めてディンプルを作りノットの形を整えます。

2,ウィンザーノット(セミ)の結び方

ウィンザーノットは他の結び方と比べて結び目が大きく、やや横に広がった逆三角形でボリュームがあるのが特徴です。プレーンノットと比べると結び方が難しいため、練習して結び方のコツを身に付けることが必要です。フォーマルシーンに適した結び方であるため、成人式の場にもピッタリです。ワイドカラーやホリゾンタルカラーなどの襟開きが大きいシャツとの相性が良いため、この結び方に挑戦したいという方は、シャツ選びにもこだわりましょう。

1,大剣を左に、小剣を右にして、ネクタイの表面が上になるように首にかけます。

2,大剣を小剣の上に交差させます。

3,首周りのループに大剣を下から引き上げます。

4,大剣を下に引いて、右側に持ってきます。

5,大剣を小剣の下に通して、左側に持っていきます。

6,首周りのループに、大剣を上から通します。

7,大剣を左側からループに巻き付け、結び目を作ります。

8,首周りのループの裏側から大剣を通します。

9,回してできたループの中に大剣を上から通します。

10,ディンプルの形を整え、小剣を引きながら結び目を上げたら完成です。

3,ダブルノットの結び方

次にご紹介するのはダブルノットです。ダブルノットは、プレーンノットの巻き付けを二重にする結び方です。ふっくら大きく、やや縦長の結び目が特徴です。ノットがかなり大きくなるので、襟の大きなシャツと合わせることでバランスがよくなります。ノットを作るのに分量を使うため、長めのネクタイや生地が薄めのネクタイを使うと結びやすくおすすめです。

1,大剣を左に、小剣を右にして、ネクタイの表面が上になるように首にかけます。

2,大剣を小剣の上に交差させます。

3,大剣を小剣の下側に通して左側に持っていきます。

4,上に重ねた大剣側を後ろから形を整えながら2周回します。

5,2週回した部分のループの中に、大剣を上から通します。

6,通した大剣を下にひき、ノットを形作りディンプルを入れれば完成です。

成人式でネクタイを一工夫!ネクタイのディンプルの作り方

ネクタイを結ぶときにディンプルがあるのとないのとでは、見た目の印象がガラッと変わってきます。ディンプルがあることで、ネクタイが立体的になりスマートな印象となります。

前半でご紹介した3種類のディンプルについて、それぞれの作り方をご紹介していきましょう。なお、ネクタイの結び方には、プレーンノットやウィンザーノット、ダブルノットなどさまざまな種類がありますが基本的にはディンプルはどの結び方に作っても問題ありません。

1,センターディンプル

①ネクタイの結び目を緩く作っておきます。

②指を使ってノットの下にくぼみを一つ作ります。

③指でくぼみを押さえながら、大剣を引っ張り締めあげます。

④くぼみを崩さないようにして、小剣を下にひいて結び目を整えて上に締めたら完成です。

コツは、大剣を下にひくときに、上辺を平らにすることです。そうすることで、ノット全体でディンプルが固定され、長時間でも形が崩れにくくなります。

2,ダブルディンプル

①ネクタイの結び目を緩く作っておきます。

②ノットのすぐ下で、大剣の両端を手前に折ってWの形にします。

③片手でつまんで2つのくぼみを保ちながら、大剣を引っ張り締めあげます。

④くぼみを崩さないようにして、小剣を下にひいて結び目を整えて上に締めたら完成です。

ディンプルを整える際に、ディンプルの下をふわっとハリを持たせるように意識することで、より立体感あふれる仕上がりになります。

3,アシンメトリーディンプル

①ネクタイの結び目を緩く作っておきます。

②大剣側の片方の端を持ち折り込みます。

③端を持ったまま下に引っ張り、ノットをしめます。ノットを引き上げる前に、アシンメトリーディンプルの形を整えておくのがポイントです。

④ノットを持ち、小剣を下にひきながらノットを引き上げてネクタイを締めます。

⑤アシンメトリーディンプルおよびノットの形を整え、小剣を少しずらしたら完成です。

小剣を少しずらすのはお好みですので、自分の好きなスタイルを選んでください。

普段の結び方に1工程プラスするだけで、ぐっとおしゃれ度が増すディンプル、ぜひ取り入れてみてください。

スーツ以外の小物はどう選ぶ?

成人式にスーツで出席する場合には、スーツの他に、シャツ、ネクタイ、靴、そしてその他小物など案外準備するものが多くあります。合わせる小物次第で、同じスーツであっても落ち着いた雰囲気だったり華やかな雰囲気だったり、さまざまに着こなしを変えることができます。

今回は、スーツに合わせる小物の中でも、ポケットチーフ、ネクタイピン、カフスボタンの3点にスポットを当ててご紹介していきたいと思います。

成人式スーツを彩るワンポイントアイテム

ポケットチーフ、ネクタイピン、カフスボタンのような、ワンポイントアイテムを加えるだけで、ぐっとおしゃれ度が増し周りとのコーディネートに差をつけることができます。成人式だけでなく、パーティーシーンや結婚式などでも活用することができるアイテムばかりなので、1つ揃えておくと長く使えるアイテムとなりますよ。

【ワンポイントアイテム1】ポケットチーフ

ポケットチーフは、装飾的な意味合いが強いアイテムです。スーツスタイルをより洗練させ、魅力的に魅せてくれます。女性と比べて、スーツスタイルで身に付けられるアクセサリーが限られている男性にとって、数少ない装飾品の一つです。紳士的な雰囲気が漂う魅力的なアイテムです。ポケットチーフはハンカチでも代用できるかどうかということですが、結論から言うと代用可能です。

しかしながら、シルクやリネンの素材で作られたポケットチーフに対して、ハンカチはナイロンで作られているものが多く、またサイズも大きめのため胸ポケットに挿すと、ごわつく可能性があります。出来れば、ポケットチーフは専用のものを用意して挿すことでスマートに身に付けることができます。

1,おすすめの色

ポケットチーフは、シーンごとにおすすめの色がありますので、それぞれご紹介していきます。

①ビジネスシーン

ビジネスシーンでは華美になりすぎることは避ける方がよいため、白やサックス、グレーなど主張が少ない色がおすすめです。これ以外の色を選ぶ場合には、ネクタイと同系色や、ノーネクタイの場合にはシャツと同系色など選ぶなど、統一感を意識するのがポイントです。

②結婚式

白やシルバー、アイボリーなど明るさが強い色がおすすめです。白が最もフォーマル度が高いため、迷ったら白を選べば間違いありません。また、結婚式においても、ビジネスシーン同様に、ネクタイやシャツの色味と合わせるというコーディネートもOKです。

リネン素材のものは、昼間の結婚式におすすめの素材です。シルク素材のものは、光沢感がありエレガントな印象になるため、夕方から夜の結婚式におすすめです。

③パーティーシーン

パーティーシーンでは、最も自由度が高いコーディネートができるので、多少派手な色や柄を選ぶのもおすすめです。ただし、ポイントとなるのは統一感です。色味が鮮やかであっても、基本的にはシャツもしくはネクタイと色合いを合わせるのが鉄則です。全く違う色を選ぶと、ポケットチーフが浮いてしまい、全体的にちぐはぐな印象になってしまいます。

2,おすすめの折り方

続いてはポケットチーフの織り方をいくつかご紹介していきます。シンプルなものから、こだわりの織り方までさまざまな種類があります。

①スクエア

TVフォール度とも呼ばれているこの折り方は最もポピュラーな折り方です。折り方も簡単なのでポケットチーフ初心者の方でも手軽に試すことができます。シーンを選ばずに使用することができるので、まずはこの折り方を習得しておきましょう。

Ⅰ、ポケットチーフを縦に二つに折ります。

Ⅱ、胸ポケットの深さに合わせて下を折ります。目安としては、ポケットに入れた時に1~2センチほどはみ出るくらいの長さです。

Ⅲ、全体のバランスを整えれば完成です。

②スリーピークス

ぐっと華やかさが増し、結婚式などの華やかな場におすすめの折り方です。燕尾服やモーニングなどのフォーマル度が高い服装にも使える折り方です。

Ⅰ、ポケットチーフを広げて三角形になるように折ります。

Ⅱ、さらに真ん中で半分に折り、角を少しずらして折ります。

Ⅲ、もう一度半分に折り、3つの山が並ぶようにしてバランスを整えます。

Ⅳ、ポケットの深さに合わせて下を折ります。

Ⅴ、山の部分のみが言えるようにバランスよく挿したら完成です。

③パフドスタイル

きちんとした折り方が多いポケットチーフの中で、柔らかく華やかな雰囲気が演出できるのがこのパフドスタイルです。エレガントな雰囲気が印象的です。シルク素材でこの折り方をすると、より自然な風合いに決まります。

Ⅰ、ポケットチーフを広げて、真ん中あたりをつまみ上げます。

Ⅱ、摘まみ上げた状態で、もう片方の手で下を絞るようにして握ります。

Ⅲ、胸ポケットの高さに合わせて、下部分を折り込みポケットの中に挿します。

Ⅳ、最後に膨らみがふんわりするようにして整えたら完成です。

④クラッシュドスタイル

エレガントな雰囲気とカジュアル感を兼ね備えた様々なシーンで活躍する折り方です。周りと差の付けた魅せ方がしたいという方にぜひおすすめです。

Ⅰ、パフドスタイルと同様に、ポケットチーフを広げて、真ん中あたりをつまみ上げます。

Ⅱ、つまみ上げたらそのまま絞るように握ります。

Ⅲ、握ったほうを下にして、胸ポケットの深さに合わせて下を折り上げます。

Ⅳ、縁部分だけが見えるようにしてポケットに差し込み、縁を広げて整えたら完成です。

ネクタイの結び方と比べると、ポケットチーフの折り方はどれも手軽に試せるものなので、いくつか種類を覚えておくとその時のコーディネートに合わせて折り方を変えて楽しむことができるのでおすすめです。

【ワンポイントアイテム2】ネクタイピン

次にスーツスタイルに華を添えるアイテム2点目、ネクタイピンについてご紹介していきます。そもそもネクタイピンにはどのような意味があるのでしょうか?

ネクタイピンは単なるおしゃれアイテムというだけでなく、しっかりと機能性にも優れています。ネクタイピンを付けていると、手を洗うときや食事の際にネクタイがついて汚れることを防いでくれる役割を果たします。また、ネクタイピンを付けることで、ネクタイとワイシャツの摩擦が少なくなり、ネクタイの痛みを軽減するという機能もあります。

ジャケットを脱いでシャツスタイルになったときには、ネクタイが垂れ下がってしまい格好が悪いため、しっかりとネクタイピンでとめておくことで綺麗な着こなしとなります。

このようにさまざまな役割を担うネクタイピンは、スーツを揃える際にはぜひ1つ持っておきたいアイテムだといえます。ネクタイピンには種類があるのでそれぞれの特徴をご紹介していきます。

1,ワニロ式

シャツとネクタイをバネの力で挟み込むタイプのものです。使い方がかんたんなので、初めてネクタイピンを持つという方にもおすすめです。ただし、繰り返し使うことでばねの力が落ちてくるので、長く使いたいのであればメンテナンスが必要となります。

2,クリップ式

隙間にシャツとネクタイを挟み込んで使用します。シンプルなデザインが多いため、ビジネスシーンで使い勝手が良い種類です。

3,タックピン

ネクタイとシャツに針を通した後、裏側から金具で止めて固定するものです。宝石をあしらったものや紋章を刻印したものなど装飾性が高いものが多いため、ビジネスシーンには向いていませんが、パーティーシーンなどに華を添えるという意味では最もふさわしい種類です。ただし付け方がやや複雑なので、あらかじめ理解したうえで使うようにしましょう。

4,スティックピン

針の部分でネクタイに挿して留める種類です。タックピン同様、装飾性が高い種類であるため、華やかなシーンで付けるのがおすすめです。

【ワンポイントアイテム3】カフスボタン

続いては、カフスボタンのご紹介です。カフスとは、ワイシャツの袖口を留めるための装飾品です。正式名称は「カフリンクス」です。カフスボタンを身に付けているだけで、ドレッシーでワンランク上の装いになります。パーティーシーンなどで付けて、華やかにするのもよいですし、ビジネスシーンでもシンプルなものなら使うことが可能です。まずは、カフスボタンにはどのような種類があるのかについてご紹介していきましょう。

1,カフスボタンの種類

①スウィヴル式

もっともスタンダードな種類です。カフスをボタンホールに通した後、留め具の先端をT字に曲げて固定する仕組みです。簡単に付けられ落ちにくいので、使い勝手が良いのも魅力です。初めてカフスボタンに挑戦する人はこちらのスウィヴル式がおすすめです。

②チェーン式

3つのボタンがチェーンでつながっているデザインです。クラシカルなタイプのカフスで、近年は使用する人も少なくなっているため、周りと差をつけたいという方におすすめです。フォーマルシーンには適さないというケースもあるため、カジュアルシーンで使用するのが良いでしょう。

③モチーフ式

飾りとなる表面部分がモチーフになっているカフスのことです。モチーフのデザインは、車や楽器、食べ物や飲み物などさまざまです。個性的な装いをしたいという方におすすめです。ただしカジュアルな印象が強いため、フォーマルシーンでの使用は避けましょう。

④ひも式

シルクやゴムなどの素材で作られたカフスです。他のものと比べると、安く購入でき、また使用方法も袖口に通すだけで使用できるので、手軽なのが魅力です。シンプルなデザインのものはビジネスシーンでも使用することができます。また、素材が柔らかいので、袖口が机やパソコンにあたっても音がしないのもほかにはないおすすめポイントです。

⑤スナップ式

2つにわかれたカフスをスナップボタンで留めるものです。20世紀前半に流行したタイプで、現在は流通数が少ないため、クラシカルな装いが好みの方におすすめです。

2,カフスボタンの付け方

種類はさまざまですが、基本的に付け方は同じです。手順を見ていきましょう。

①袖の裏側同士を合わせるようにして重ねます。

②ボタンのついていないほうの袖から、カフスを通します。

③カフスを留めて固定します。

工程は少なく、手順も簡単なのでどなたでも手軽に付けることができるでしょう。

3,シャツ袖

カフスボタンは通常のボタン専用のシャツには装着できません。カフスボタン専用のシャツを用意する必要があります。シャツにはいくつか種類があります。

①コンバーチブルカフス

袖口をボタンで留めるシャツですが、ボタンホールが両側にありカフスにも使えるような仕様になっています。カフスが装着できるシャツとしてはもっともスタンダードなタイプです。気分やシーンによって使い分けることができるので、コーディネートの幅が広がります。初めてカフスボタンを揃えるという人は、こちらのタイプを一緒に購入することをおすすめします。

②テニスカフス

もともとボタンがなく、カフスボタンのためにボタンホールがあるカフス専用のシャツです。袖がシンプルであるため、すっきりと着こなすことができます。最もフォーマルなデザインとされています。

③ダブルカフス

袖口が折り返しているタイプで、テニスカフス同様にボタンがついていないカフス専用のシャツです。折り返しにより二重構造になっていることで、袖元に立体感が出てエレガントな印象になります。ボタンホールが4重になっているためカフスを通すのにやや手間がかかります。

4,着用のポイント

カフスはつけなれないと、間違って付けてしまうようなことがあります。あらかじめ注意するポイントを理解しておくことで、正しく使用することができるので押さえておきましょう。

①袖口は裏と裏を合わせる

通常のボタンの感覚で袖を上下に重ねてつけてしまうのは間違いです。袖口の裏同士を合わせて、ボタン穴を重ねた上からカフスを通して留めるようにします。

②カフスの向き

ボタンの表側が腕の外側にくるのが正しい装着位置です。反対になっていると格好が悪いので付け終わった後に必ず向きを確認する癖を付けましょう。

③コンバーチブルカフスのボタンは外してもよい

ボタンにもカフスにも使用できるコンバーチブルカフスですが、カフスを使う場合に、ボタンが邪魔に感じてしまうということもあるかもしれません。カフス専用で使用したいという場合には、ボタンを取り外して使用するのもありです。

④TPOに合わせて選ぶ

カフスはビジネスシーンでも使用することが可能ですが、選ぶならデザインはシンプルでシルバーなどのシックな色のものにしましょう。結婚式やパーティーシーンのような華やかな場であれば、派手なカフスも映えるでしょう。

⑤シャツとの相性

目立つデザインのカフスを選ぶ場合には、シャツはシンプルな白の無地がおすすめです。シャツに色や柄物を選んでしまうと、どちらも主張が強くなってしまい、うるさくなってしまうからです。

成人式にオーダースーツという選択肢はありなのか?

オーダースーツとは

オーダースーツはサイズやデザイン、シルエットなどを一人一人に体型や要望に合わせて1から作り上げていく世界に一つだけのオリジナルスーツのことです。オーダースーツにもいくつか種類があり、それぞれに工程が異なります。

①パターンオーダー

あらかじめ作られたパターンと呼ばれる既成サンプルをもとに、自分のサイズにフィットするように着丈や身丈、パンツなどのサイズを調整していく方式です。オーダースーツの中でも低価格で仕立てることができ、初めての方にも安心して利用できるというメリットがあります。

一方、細かな体型補正ができないことがあるため、人によってはフィット感を実感できないという場合もあります。

②イージーオーダー

採寸したデータをもとに、型紙を使ってサイズを合わせていく方法です。体型や姿勢に癖がある人であっても、体型補正が可能であるためフィットした形で仕立てることができます。着心地がよくなる分、パターンオーダーよりも価格は高くなります。

また、イージーオーダーの場合、採寸後にいくつかの型から選んだものにあてはめて調整するために、出来上がりをイメージしにくいのがデメリットです。

③フルオーダー

仮縫いをすることで、イージーオーダーよりも細かな体型補正が可能であり、体の曲線にしっかりとフィットした極上の着心地を得ることができるのが魅力です。あらゆる面で自由度が高いフルオーダーは着心地だけでなく、デザインに関しても細部にわたってこだわりぬくことができるのもメリットです。

また、採寸後に仮縫製のスーツをちゃくようしてサイズを微調整するため、仕上がりのイメージをしやすいというのもメリットの一つです。一方で仕上がりまでに時間を要することと、金額が高くなるというのがデメリットです。

オーダースーツの種類をご紹介してきましたが、いずれの場合も既製品と比べると金額は高くなりますが、その分着心地の良さやデザインの豊富さなど金額以上の魅力がオーダースーツには詰まっていると言えます。せっかくの衣装に一度の晴れの舞台ですので、予算と相談しながらにはなりますが、オーダースーツに挑戦することをおすすめします。

意外とみんな見ている!スーツは「サイズ感」でキマる!

スーツはサイズ感が命と言われるように、しっかりと体にフィットしているスーツはとても決まって格好良く見えます。逆に、体に合っていないものを着用していると、どんなに高価な生地を使っていても、デザインにこだわっていても見栄えが悪くなってしまいます。スーツを選ぶときには、デザインや色柄よりもまずは、サイズ感を重視して選ぶことを心がけましょう。

まずはサイズ感を見極めるうえで、押さえておきたいポイントをご紹介します。

1,肩幅

フィッティングで最も重要とされているのがこの肩幅です。肩の骨の真上に裾の縫い合わせが来て乗っているのがちょうどよいサイズです。肩幅がしっかりとフィットしていると、見た目だけでなく着心地も軽くなります。

2,胸周り

胸周りの生地の余りがなく、衿が胸に剃っている状態がちょうどよいとされています。ボタンを留めた時に握りこぶしが一つ入るくらいが目安です。

3,胴回り

近年はタイトめのスーツが流行っていることもあり、細くすっきりと魅せたいところですが、あまり詰めすぎると窮屈に見え、かえって見栄えが悪くなってしまいます。ボタンを留めてシワが出ないくらいが目安です。胸周り同様に、握りこぶしが一つ入るくらいのサイズ感がちょうどよいと言えます。

4,袖丈

スーツの袖口からシャツの袖が1~1.5センチ程度見えるくらいが目安です。長すぎても短すぎても不格好になってしまいますので、試着の際には必ずシャツを着た状態で袖丈を確認しましょう。

5,ジャケットの着丈

ヒップが隠れる程度の長さが目安です。これくらいの長さだと、体型もカバーできますし、すっきりとした着こなしになります。着丈は購入後のお直しができない部分ですので、しっかりと見定めて決めましょう。

6,パンツのウエスト

ベルトをしなくても落ちてこないくらいが目安です。緩めのパンツは着ている分には楽ですが、ベルトをした時にしわができるので見栄えが良くありません。

7,ヒップ回り

自然なゆとりがあるくらいが目安です。ぴたっとしてヒップの線が見えているのは格好悪いですし、ダボついているのもだらしがない雰囲気になってしまいます。

8,股下

前半でもお伝えしましたが、着用シーンによってパンツの丈は変わってきます。どんなシーンでも万能に使えるものがお好みの場合には、ハーフクッションがおすすめです。また、キチンと長さを合わせて購入しても、履き方を間違ってしまっては見栄えが悪くなります。着用のポイントですが、ウエストの位置を上げてベルトを留めてしまうと、股下が短くなってしまうので、腰骨に合わせるくらいのところで履くように心がけましょう。

既製品の場合には、オーダースーツと違ってすぐに着用したものを購入できるという手軽さや、価格の安さというメリットがあります。しかしながら、サイズに関しては基本的に標準体型に合わせてサイズごとに作られているため、一人一人の体型の特徴や体の癖などに対応するのが難しいというのがデメリットです。

スーツを見栄えよく着こなすにはやはりオーダースーツがおすすめです。

「長く愛用できる定番スーツを」というご要望に応えて

オーダースーツは金額が高くなりますが、体にしっかりとフィットした形で仕立てられることにより、生地が伸びにくかったり、シワが付きにくいことから、長く着続けられるというメリットがあります。確かに初期投資としては大きいかもしれませんが、長い目で見ると十分にそれだけの価値があると言えるでしょう。

長く愛用するということを考えると、年齢に関係しない定番のスーツを仕立てるのがおすすめです。

具体的には、どの様なものが定番として不動の人気となっているのでしょうか?

1,ツーピーススーツ

スーツの構成には、ツーピーススーツと呼ばれる、ジャケットとパンツの組み合わせのものと、添えにベストを組み合わせたスリーピーススーツと呼ばれるものがあります。ビジネスシーンで多用されているのはツーピーススーツであり、着こなしも手軽で使い勝手が良いのが魅力です。

2,シングルスーツ

スーツの種類には、シングルスーツとダブルスーツの2種類があります。シングルスーツは前ボタンの配列は1列のもの、ダブルスーツは2列のものを示します。ダブルスーツは貫禄があり、フォーマルな印象が高まりますが、ビジネスシーンでは着用の場面を選ぶため、シンプルなシングルスーツを着用している人がほとんどとなります。

3,センターベント

ベントとはスーツの裾に入っている切れ目のことです。ベントが入ることにより動きやすくなり、また見た目の印象も変わってきます。ベントには、真ん中に1本の切れ込みが入ったセンターベントと、両サイドに2本入ったサイドベンツ、ベントのないノーベントがあります。センターベントが最もオーソドックスなスタイルであり、サイドベンツもビジネスシーンでも散られることもありますが、数は少ないです。ノーベントは冠婚葬祭などフォーマルな場に多いデザインです。

4,ノッチドラペル

ラペルとは、ジャケットの襟のことでその形によって雰囲気が変わってきます。

最も定番として用いられているノッチドラペルは、V字型に切り込みが入っているシングルスーツの定番の襟型です。シーンを選ばずに着用が可能なので、デザインに迷ったらノッチドラペルを選ぶことをおすすめします。襟の剣先がとがっており、通常ダブルスーツに多く用いられているピークドラペルはフォーマル度が高いデザインとなっています。タキシードなどにも取り入れられている襟型です。

また、ラペルは幅の広さによっても印象が変わります。定番であるレギュラーラペルは、7.5~8.5センチくらいとなっています。ナローラペルと呼ばれる細めのラペルは6~7センチ程度となっています。ワイドラペルは、9~10センチくらいの幅で、広く取られています。

体格に合わせてラペルを選びたいという場合には、細身や肩幅が狭い方にはナローラペル、体格がよい方にはワイドラペルがおすすめです。体型に合わせたサイズ感が全体的にまとまりのあるコーディネートとしてくれます。トレンドを気にせずに長く着続けたいという方は、レギュラーラペルがおすすめです。

さりげなくオーダー感が出るように、自分らしくカスタマイズ

まず、オーダースーツを仕立てる上であらかじめ決めておきたいポイントをご紹介します。

1,予算を決める

オーダースーツの生地や素材の種類は豊富で、価格帯も幅広く用意されています。ある程度の予算を決めたうえで選んでいかないと、時間と手間が無駄にかかってしまいます。仕立てる際には、お店側にも予算を伝えたうえで進めるとスムーズにいくでしょう。

2,着用シーンを決める

ビジネスシーンで着用するのか、パーティーシーンなのか、成人式や結婚式の場なのか、どういった場面で着用するかによって選ぶデザインや色柄も大きく変わってきます。しっかりと着用の場をイメージしておくことで、自分好みのデザインを見つける近道となります。

3,生地の質感や色柄を実際に確認

生地の質感や色味に関しては、実際に手に取って確かめてみないと、思っていたのと違うということになりかねません。必ず、店頭で希望する生地が希望のものなのかどうかを確かめたうえで仕立てるようにしましょう。

続いては、オーダースーツの醍醐味であるカスタマイズに注目してみましょう。

<オーダースーツのカスタマイズポイント>

1,生地

「光沢」「柔らかさ」「ストレッチ性」といった、スーツの生地を決める上で重要となるポイントについてそれぞれ自分がこだわりたいポイントを決めて生地選びをおこないましょう。

2,全体のデザイン

スーツの構成やジャケットのボタン数、ベントやラペルなど細かいところまでデザインを決めていく必要があります。例えば、ダブルスーツならサイドベンツとの相性が良い、というように組み合わせには合う合わないがあります。店員の方に相談しながら自分の好みとデザインの統一性を考慮したうえで決めていくのが良いでしょう。

3,ボタン

ボタンの数や色、サイズや素材の一つ一つをこだわれるのもオーダースーツの魅力です。着用シーンにはよりますが、既製品の場合はボタンが悪目立ちしないように暗めの色のものが使われていることが多いため、せっかくのオーダースーツだからこそ少し明るめの色や特徴のあるデザインのものを選ぶと個性が出ます。スーツ自体はシンプルなものを選んでも、ボタン選びに遊び心を取り入れると、さりげないおしゃれ感が演出されます。

4,ポケット

ポケットのデザインもチェンジポケットのような、既製品ではなかなか見かけないデザインのものを取り入れて、オリジナリティーを取り入れるというのもおすすめです。派手過ぎずに、さりげなくおしゃれを取り入れることができます。

5,パンツ

スーツにもシングルとダブルがあるように、パンツの裾にもシングルとダブルがあります。

スリムスーツが着たいという方にはシングルがおすすめです。シングルのパンツは足が長く見えやすく、足元がすっきりとして見えます。全体がシャープな印象にまとまります。尚、シングルの場合はパンツの裾の幅が細めのものがおすすめです。

一方、ゆったりと重厚感のある着こなしがしたいという方にはダブルがおすすめです。ある程度年齢を重ねた方が着ると、より雰囲気が出るデザインです。ゆったりと着ることから、パンツの裾幅は広めのものがよく合います。

ちなみに、冠婚葬祭の際にはシングルのものを着用するのがマナーです。ダブルのパンツはややカジュアルな印象になってしまうことから、フォーマルシーンにはふさわしくありません。

6,裏地

オーダースーツなら裏地に関しても何十種類という中から選ぶことができます。あまりに多くて悩んでしまう場合には、表の生地と同色か、同系色の濃淡で選ぶのがシンプルでまとまりがあるコーディネートになるでしょう。赤やグリーンなど、既製品にはないような色味を選んでおしゃれを楽しむというのもおすすめです。裏地なので直接的に見えることはありませんが、ジャケットを脱いだ時にちらっと除くおしゃれな裏地はさりげない、おしゃれ上級者テクニックだといえます。

オーダースーツSADAは19,800円からフルオーダースーツを提供!

ここまでスーツのさまざまなポイントについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

成人式にオーダースーツを着て参加してみたいと思った方もいるかと思います。しかしながら、一番ネックとなってくるのが値段の問題です。オーダースーツというと手間も時間もかかるため、やっぱり高くなってしまうとお考えの方も多いのではないでしょうか?

そんな不安を解消してくれるのがオーダースーツSADAです。

オーダースーツSADAでは、初めての方限定で初回お試し価格として、19,800円(税込21,780円)~フルオーダースーツを仕立てることが出来ます。
(※2022年11月時点の価格です。価格は変更になることがあります。)
初回お試し価格は同時購入の場合には何着でも特別価格での提供となるため、複数枚購入の場合は更にお得です。

オーダースーツSADAが良質なフルオーダースーツを安心価格で提供できるのにはいくつかの理由があります。

1,オーダースーツSADAが安心価格で提供できる理由

①工場直販

生地の仕入れから縫製、さらには小売りまでの一連の流れを自社グループ内で取り扱っていることにより、中間コストをかけずに商品を提供することが可能となっています。

②スケールメリット

日本国内において一日に500着、年間14万着のオーダースーツを製造しているほか、海外にも工場を構え、その規模は海外のオーダースーツ専門工場としては最大規模を誇ります。スケールメリットに、海外縫製のコストメリットが加わり、お値段以上の商品を提供することができているのです。

③機械化・自動化による大量生産

通常職人がおこなう工程に関しても、自動設計システム及び自動裁断機を活用して、機械化・自動化することで、1点物のオーダースーツを大量生産することが可能になっているのです。

2,全額返金保証サービス

提供するすべての商品に自信を持ち、お客様に安心を提供するオーダースーツSADAでは、全額返金保証サービスを導入しています。

具体的には、「しっかり採寸のうえ仕立てたものの、いざ着用してみるとサイズ感があわない」「気にいた生地で仕立てたが、いざ全体像を見るとイメージと違った」などといった、不満がある場合には受取から1か月以内であれば代金を返金するというサービスです。このような保証があることで、初めての方でもより安心してオーダースーツに挑戦することができます。

(ご利用には条件がありますので、詳しくはホームページをご覧ください。
公式ホームページはこちらから)

実際に利用したお客様の声でも

「予算や要望、目的に丁寧にお答えいただき、常に客目線で対応くださったことに好感が持てました。ありがとうございました。また機会があれば利用させていただきます。」
「担当の方が自信をもって対応して下さり安心感がありました。なんでも受け入れてくれ、打ち合わせがとてもしやすかったです。またスーツづくりをお願いしたいです。」
「オーダーならではの仕上がり着心地、シルエット、とても満足しておりますが、生地がたくさんある分、仕上がりのイメージ写真があるともう少し踏み込めるかなとも思いました。初回なので無難な色味で今回購入しています。他、大変満足(Yシャツも)。」

といった満足の声が多数上がっています。

4,取扱商品

オーダースーツSADAでは、メンズスーツ、レディーススーツ、リクルートスーツ、フォーマルスーツのほか、ビジネスカジュアルで活躍するジャケットや、シャツ、ネクタイまで幅広く取り揃えています。

一例をあげると、メンズスーツではブリティッシュスタイル、イタリアンスタイル、アメトラスタイルの3種類から好みのスタイルを選び、色柄や素材などをカスタマイズしていくという流れです。生地素材は100種類以上、また襟の形やポケットの仕様、裏地やボタンなどに関しては標準サービス内で豊富な種類から選ぶことができます。

シャツに関してもフルオーダーで仕立てることができ、襟型やボタン、ポケットなどこちらも細部にまでこだわることができます。何よりも、体にジャストフィットしているシャツは動きやすく、一日を快適に過ごせるという大きなメリットがあります。

なお、オーダーシャツの価格は、綿50%+ポリエステル50%の素材のものが1枚7,590円、綿100%のものが8,690円となっています。初回お試し割引やセット割引などお得なサービスがありますので、気になる方は是非こちらをご覧ください。

5,充実したサービス

オーダースーツSADAでは、魅力的なさまざまなサービスがあります。

①サイズアップによる割増料金なし

サイズが大きくなっても割増料金が発生することがありませんので、体格の良い方にも安心して仕立てていただくことが可能です。

②1か月以内のお直し無料

購入から1か月以内であれば、着用してみて感じた不具合などに関して無料でお直ししてくれます。実際に着てみて仕事をしたり、立ったり座ったり、通勤したりしてみると、店舗出来てみた感じと違う点が出てくることもあります。そういった点に対応してくれるのは、より着心地の良さを与えてくれるという点でとても安心です。

③ウエストの調整はずっと無料

ウエストの調整のほか、裾のほつれやボタンの付けなおしといった使いこんでいくうちに出てくる不具合に関しては、ずっと無料で対応してくれます。オーダースーツは自分だけのオリジナルの1着であり、またデザイン等にもこだわった大切な品であるため、長く大切に着続けるためにも、このようなサービスはとてもありがたいものです。

④採寸データは5年間保管

一度店舗で採寸したデータは5年間の間保管されます。そのため、2度目以降仕立てる場合にはそのデータを利用して別のデザインで仕立てることや、ネットショップから注文することが可能となります。特にネットショップに関しては、店舗に出向く必要もなく、より手軽にオーダースーツを仕立てることができるようになり、非常に嬉しいサービスです。とはいえ、スーツの素材や色味は実際に見てみないとイメージと違うといったこともあり得ますので、購入する場合には質感などを正しく理解したうえで進めることをおすすめします。

6,豊富なオプション

もっとこだわりたい!という人には個性を際立たせるさまざまなオプションがご用意されています。

①アップグレードボタン : 1,100円~

②アップグレード裏地 : 2,200円~

③AMFステッチ : 3,300円

縫いの間隔があいたアクセントになる縫い目が施されます。

④台場仕立て : 3,300円

内ポケットの周辺部分に表地を用いて、装飾性と耐久性を高める高級仕様です。

⑤本開き : 2,200円

袖元に飾りボタンではなく、開けてボタンを留め外しできる仕様にしています。

⑥チェンジポケット : 1,100円

ジャケットに小さなポケットを追加します、好みでスラント(斜め)も可能です。

⑦重ねボタン : 550円

袖口のボタンを重ねることで、装飾性を高めます。

⑧ダブル仕立て : 5500円

ジャケットの前ボタンを2列のダブル仕様に変更します。6つボタンと4つボタン、ひとつ掛けとふたつ掛けから選べます。

⑨色糸指定 : 1,100円

衿穴や袖、ボタンホール、ネームに使用する糸の色を選ぶことができます。1か所ごとの価格です。

⑩シック加工 : 1,100円

パンツのまたずれ防止用の当て布を補強します。生地が劣化から守ります。

⑪PP加工 : 1,100円

パンツの折り目を消えにくくする加工です。シルエットを美しく保てます。

⑫アジャスター : 3,300円

パンツのウエスト部分に調整ベルトを追加することで、±6センチまで調整することが可能となります。長く着続けたい人や、着用頻度の少ないフォーマルスーツにおすすめの仕様です。

7,ハイグレード仕立て

より上質な着こなしがしたいという方におすすめなのがハイグレード仕立てです。先述のオプションサービスの一部も含めた7つのこだわりが詰まったオプションは、11,000円で追加することができます。

①本バス芯

芯地素材に本バスと呼ばれる最高級芯地素材の馬の尻尾の毛を使用します。ラペルの立体感をキープしてシルエットを美しく見せてくれます。型崩れがしにくい一方で、着れば着るほど体になじみ、フィット感が増していくという着心地の良さも魅力です。

②本台場

③ピンポイントステッチ

裏地と生地の境目にステッチを施します。裏地の強度を高めるほか、ジャケットを脱いだ時にちらっと見える際におしゃれ感が演出されます。

④松葉閂名刺ポケット

高級スーツならではの仕様である名刺ポケット、そのポケットの口の両端を松葉のような形で縫ったものです。実用的というよりも、見た目の高級感を演出する役割を担います。

⑤雲フタ内ポケット

両胸の内側にあるポケットで、通常は三角形となる二の部分を大きな雲形のものに変更します。高級感あふれる仕様となります。

⑥AMFステッチ

⑦HG専用スレーキ(パンツ)

パンツの裏側の素材を高級縞柄スレーキにグレードアップします。綿100%の素材であるため、通気性とフィット感が増し、着心地の良さがさらに上がります。

オーダースーツSADAの魅力について様々な角度からお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

オーダースーツSADAなら、成人式の舞台においても満足のいく最高の1着を仕立てることができます。オーダースーツに少しでも興味を持った方はぜひ公式ホームページからお近くの店舗を検索のうえ、来店予約してみてください。オーダースーツは仕立てるまでに約1か月の期間を要します。欲しいと思ったタイミングで動き出すのがおすすめです。

現状ではまだ迷っている段階だという人も、採寸のみや生地の閲覧を目的とした来店も可能です。まずは一度店舗を覗いてみて、オーダースーツの魅力に触れてみてください。皆さんのご来店を心よりお待ちしております。

「長く愛用できる定番スーツを」というご要望に応えて

Sさん 「これから卒業式、成人式、就職とさまざまな節目を迎える息子に大切なシーンでいいスーツを着てもらいたくて、今回は入学祝いにオーダースーツを仕立てに来ました。息子にとっては一着目のスーツになるので、定番のものが良いかなと思うのですが、相談に乗っていただけますか」

息子さんのイットくんは東京都立大学に通いながら理学療法士を目指す大学生。お父さんがいつも着ているおしゃれなスーツをみて、スーツへの興味が湧き、いつかは自分もと憧れを持っていたのだとか。そんな息子さんを見て、お父さんが成人祝いにとオーダースーツをプレゼントすることにしたのだそうです!

今回が人生初となるオーダースーツは、「長く愛用できる定番スーツを」という、Sさんとイットくんの共通のご要望から、【ベーシックスタイルをベースにトレンドの細身スタイルを取り入れ、オプションで個性もプラスしたスーツスタイル】をご提案。

オーダースーツSADA浦和店の月精店長(いつもは池袋店の店長ですが、この日は取材ということでヘルプで浦和店へ)がスーツの基本を伝授しながら、はじめてのスーツ作りを担当させていただきました。

さりげなくオーダー感が出るように、自分らしくカスタマイズ【実際のご来店〜ご購入まで密着】

さっそく生地選びからオーダースーツ作りをスタート!

オーダースーツSADAでは生地やオプションが豊富なため、最初のオーダースーツ作りは迷ってなかなか決められない・・・という人が多数いらっしゃいます。

今回は月精店長が、イットくんの好みに合わせながらいくつか候補を絞り進めていきました。 

①生地選び

月精店長 「オーダースーツ作りの最初は生地選びからです。就職活動や仕事でも使えるような色味としてはグレーかネイビーがベーシックなカラーですので、この辺りから選んでいきましょう」

「ネイビーが好み」というイットくんが選んだのは、シックな紺色に白のピンストライプが入ったスタイリッシュな雰囲気のもの。

月精店長 「お選びいただいた生地は光の加減によりさりげなくストライプが見えるものです。あまり主張しすぎないデザインですので、最初の一着としてはベストだと思いますよ」

②デザイン選び

次にデザイン(ジャケットのボタン、襟、裏地)を決めていきます。

スーツの選び方がまだわからないイットくんは、店長からスーツの基礎知識について教わりながら、オススメされたスタンダードなスタイルを選択しました。

【ジャケット前ボタン:シングル2つボタンがオススメ!】

月精店 「ジャケットの前ボタンはまず、シングルかダブルかで分かれます。一般的なのはシングルタイプですが、スーツとしての貫禄があり、華やかなパーティーや自分を主役に見せたいシーンなどではダブルを選択します。

またボタンの数も2つか3つかで選ぶことができますが、トレンドは2つボタン。「長く愛用できる定番スーツを」というご要望を考えると、シングルの2つボタンの選択が無難と言えます」

【襟(ラペル):ノッチドラペルがオススメ!】

月精店長 「スーツの襟は、ノッチドラペルとピークドラペルという2種類があります。ピークドラペルはドレッシーなスタイルのため、オーソドックスなスタイルには不向きです。今回はノッチドラペルを選択しましょう」

【ベント:下半身がしっかりしている方はサイドベンツがオススメ!】

月精店長 「ベントとは、ジャケットにある縦の切り込み部分のこと。上着の裾の中央に切り込みが入っているものをセンターベント、裾の両サイドに切り込みが入ったものをサイドベンツ、切り込みがないものをノーベントと言います。

センターベントは長時間座っていてもシワが生まれにくく動きやすいというメリットがあり、サイドベンツは立っている時のシルエットが綺麗に見え、ノーベントはクラシックでドレッシーな印象になります。スタイルよく見せたい方、またヒップがしっかりされている方はサイドがオススメです。

イットさんは下半身がしっかりされていますので、サイドベンツが良いと思いますよ」

【腰ポケット:チェンジポケット付きがオススメ!】

月精店長 「腰ポケットには標準の水平のものと、斜めのものと2種類あります。斜めポケットは細身のスーツに多いデザインで、ウエストラインが細く見える効果もありますので、こちらをオススメします。

プラス1000円のオプションで、チェンジポケットというセミポケットを付けることも可能です。ここまで全体的に王道のデザインを選んでいますので、お洒落ポイントの一つとしてセミポケットをプラスしてはいかがでしょうか」

【裏仕様:総裏がオススメ!】

月精店長 「裏仕様には、背中部分の裏地を省いた背抜き、前身頃から後ろ身頃まで全てに裏地が付いている総裏から選べます。背抜きにすると春夏仕様のスーツに、総裏にすると3シーズン仕様となるので、最初の一着は総裏がオススメです」

【袖ボタン:4つボタンがオススメ!】

月精店長「袖口のボタンは3つと4つがあります。3つが標準タイプですが、最近既製服でも多いのが4つボタンです。今どきなデザインにするなら4つボタンですね」

【パンツデザイン:ノータック・縦ポケットがオススメ!】

月精店長 「パンツはタック、そして脇&ヒップポケット、裾口が選べます。

トレンドの細身のスーツで標準なのはノータック、脇ポケットはシルエットが綺麗な縦ポケット、裾口はダブルの4.0という幅が広いスタイルが最近の主流です。

ヒップポケットは通常、左側だけボタンがあるものになっていますが、上着からチラッと見えた時にお洒落なフタつきのものにしてみましょう。

またPP加工というパンツにセンターラインを付けるオプションは選んでおいたほうがベターです。見た目のシルエットも綺麗になりますし、お手入れも楽ですよ」

【ボタン:同系色のマットなものがオススメ!】

月精店長 「ボタンは無料と有料とあり、色・艶・形が異なる豊富な品ぞろえがあります。

ボタンはスーツの顔とも言われている部分ですし、少しデザインを変えるだけでも見た目の印象が変わります。

最初は1000円のリーズナブルなボタンから選んでみませんか? マットな質感のボタンがオススメです。色味は同系色をチョイスするのが基本ですが、生地よりも少し暗い色味や紺と相性の良い茶系、グレーなどのボタンも相性が良いですよ」

【裏地:生地よりもワントーン明るい色味がオススメ!】

月精店長 「裏地にも無料と有料とありますが、初回ですから、無料で選べる裏地から同系色のものにしてはどうでしょう。

生地と全く同じ色味よりも裏地は同色系の明るい色味のものにすると、オーダースーツ感が出てきますよ」

③採寸

デザインを選んだら次は採寸。肩から胸、腰と上から順に丁寧に採寸していきます。

Sさん 「息子はスーツを今まで着たことがないので、このサイズで大丈夫かどうかというのが本人の感覚ではわからないと思うんです。その辺りもアドバイスしてもらえると嬉しいです」

イットくん 「細身のシルエットだけど、気持ちゆとりがあるくらいのサイズ感が良いです」

Sさんやイットくんからの相談を受けて、月精店長が細かくチェックをしていきます。

【パンツ試着時のチェックポイント】

・お腹部分にこぶしが1個入るくらいのゆとりがあるか

・ヒップのサイズ感がきつくないか、またダボっとしすぎていないか

・しゃがんでみて苦しくないか

・ズボンの履く位置は大丈夫か

・股上が気持ち悪くないか

・シルエットは綺麗か

【ジャケット試着時のチェックポイント】

・バスト部分に握りこぶしが1個入るか

・肩幅は実際の肩のサイズよりも少し外に余っているか(逆三角形に見えるので肩幅は少し大き目が標準)

・着丈の長さがおかしくないか

・袖丈が短ったり長すぎたりしないか

 (手の長さは左右さがあるのが一般的。利き腕の方が長いことが多く、

  イットくんも0.7cmの差が! 野球選手では1.5cm〜2cmくらい差がある方も!)

こうして月精店長が丁寧にチェックをしていると、気になる部分が!

月精店長 「ふくらはぎが結構しっかりされていますけど、何か運動をされていましたか?」

イットくん 「5歳からずっとサッカーをしていて、今も社会人のサッカーチームでプレイしています。ふくらはぎが太いと細身のシルエットは難しいですか?」

サッカー経験者に多いがっちりとした下半身。イットくんは太ももよりもふくらはぎがしっかりとしているため、ふくらはぎの盛り上がりをカバーする調整を行います。

月精店長 「ふくらはぎがしっかりしている人は、膝部分にゆとりを残すことが大事です。細身のシルエットにこだわり、全体を細くしすぎてしまうと、階段の登り降りなど足をあげたときに動きにくいことがあります。 そのため膝にゆとりを出し、細めが良い人は裾口をいつもより細く絞ってあげることでシルエットが綺麗に仕上がります」

オーダースーツSADAで扱うスーツは、「ナチュラルストレッチ服地」「防シワナチュラルストレッチ」という2種類のストレッチ生地から選ぶことができます。これらは生地の劣化を防ぐため、一般的な既製品のスーツで使われているストレッチ生地のものに比べ、あえて伸びを少なくしています。

ストレッチ素材は伸縮性を高めるため、化学物質を結合して作られています。伸縮性が高いからといって、伸ばし過ぎていると生地が傷み、元の状態に戻らないという事態もあるのです。

オーダースーツSADAのストレッチ生地は劣化のスピードを少しでも緩やかにするために、自然なストレッチとなっていますので、細めが希望の方でも少しゆとりを持ったサイズでのお仕立てをオススメしています。

月精店 「ズボンの長さは、今回裾口に向かって細くなるシルエットでお作りさせていただきますので、標準より気持ち短めが綺麗です。

標準が踵から3cmの高さですが、今回はさらに1cm短くした4cmがちょうど良いと思います」

イットくんの理想に合わせて微調整を行った後、最後になで肩なのか怒り肩なのか、背中が反り気味だとか、猫背かどうかなどお客様の体の癖をチェックし採寸は終了です。

月精店長 「スーツは体型によって一番シワが出やすいと言われています。そのシワをできる限り排除して綺麗に見えるようにするのが補正です。

イットさんは肩甲骨が少し張っているので、首の後ろ側に月ジワというシワができています。ここを削ることによってシワを軽減します。また肩も少し傾斜があるので、なで肩の補正を入れますね」

イットくん 「自分の体の癖をオーダースーツで知れるとは思いませんでした!出来上がりが楽しみです」

1ヶ月後にスーツが完成!

オーダーをしてから1ヶ月後、イットくん初めてのオーダースーツが完成しました!

早速試着!

月精店長 「シワもなく、トレンドの細身デザインで綺麗に着ていただいています。パンツも裾口に向かって細く綺麗に仕上がっています。着心地はいかがですか?」

イットくん 「とても良いです!下半身が筋肉質で大き目なので、上手く着こなせるのか不安でしたけど、シルエットも良い感じでかっこいいです。 このスーツを上手く着こなせるようになったら、次は父のように自分らしい遊びを入れた自慢の一着を仕立ててみたいと思います!」

Sさん 「お気に入りのスーツができて良かったです。長く愛用して欲しいですね。二着目以降、イットがどんなこだわりのスーツを仕立てるのか、これから私も楽しみです」

月精店長 「ありがとうございます。次回以降サイズの変更がなければ20分程度でご案内も可能です。商品は1ヶ月以内でしたら無料で調整いたしますし、パンツのウエスト部分、プラスマイナス3cm以内は永年無料でご利用いただけます。また次回もぜひ親子でいらしてください」

初回限定割引や紹介割引も!

オーダースーツSADAでは、初回のご利用時にはどの生地を選んでも5000円ディスカウントサービスを行なっており、1万9800円からスーツの上下を購入できます。

(※2022年9月時点の価格です。価格は変更になることがあります。)

またご紹介特典も用意しており、

【紹介していただいた方にはセールでも使える5000円の割引チケット】

【紹介された方には3000円分のオプションサービスチケット】

をプレゼントいたします!

(※キャンペーンは変更になる場合があります)

Sさん親子のようにご家族での来店もお待ちしております。初回や紹介の特典を利用して、初めてのオーダースーツ作りにいらしてください。

今回はSさん、イットくん、ご協力ありがとうございました。

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取材にご協力いただいたイットくん(20歳)
さいたま市立浦和高校サッカー部出身
東京都立大学在籍
埼玉県社会人サッカー連盟加盟チーム『ランゲ浦池』所属
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成人式で着るスーツの相場金額は5~10万円程度が相場です。「オーダースーツならもっとかかりそう」と思われがちですが、オーダースーツSADAなら最安19,800円(税込21,780円:2022年12月現在)でスーツを作れます。おすすめのスーツカラーは黒やネイビー、グレーといったシンプルで使い勝手の良いカラー。コーディネートしやすいので、結婚式などにも流用出来ますよ。柄は基本無地が良いですが、薄い色・細い線のストライプもおすすめです。個性をガンガン出していきたい方は、スーツよりも小物でアクセントを加えていきましょう。ネクタイやシャツをちょっと派手柄にする程度ならば、悪目立ちせずに上手に着こなせますよ。そしてサイズは絶対にピッタリ合わせることが必要ですが、オーダースーツならピッタリ合うでしょう。カッコいいスーツに一番必要なのはフィット感です。また着こなしというかマナー的な部分として、一番下のボタンを留めないこと、内ポケット以外のポケットに物を入れないことは覚えておきましょう。スーツの形が崩れて、不格好になってしまいますよ。ぜひ成人式のスーツは、ポイントを押さえたオーダースーツでバッチリ決めてくださいね!