ポケットチーフの選び方|色の合わせ方と折り方をシーン別に解説のアイキャッチ画像
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ポケットチーフの選び方|色の合わせ方と折り方をシーン別に解説

スーツに合わせるポケットチーフを初めて選ぶなら、白無地のリネンまたはシルクがおすすめです。折り方は、ビジネスシーンでも使いやすい「TVホールド」を基本にすると、すっきりと上品に仕上がります。ポケットチーフは、スーツスタイルに華やかさや品格をプラスできるアイテムです。一方で、選び方や折り方を間違えると、かえって着こなしがちぐはぐに見えてしまうこともあります。また、ポケットチーフはスーツのポケットに唯一入れていいものとして知られていますが、それ以外のものを入れると型崩れの原因になるため注意が必要です。

今回は、ポケットチーフの役割や歴史、種類をはじめ、色・柄・素材の選び方、基本の折り方まで詳しく解説します。初めてポケットチーフを取り入れる方は、ぜひ参考にしてください。

ポケットチーフ選びの結論|初めての1枚と基本の折り方

ポケットチーフ選びの結論|初めての1枚と基本の折り方

ポケットチーフは、シーンに合わせて素材や色、折り方を選ぶことが大切です。まずは、シーン別のおすすめを一覧で確認してみましょう。

シーンおすすめの素材・色おすすめの折り方
フォーマル白無地・シルクまたはリネンスリーピークス
セレモニー白無地・リネン、または控えめな色柄TVホールド
ビジネス白無地・リネン、または控えめな色柄TVホールド
カジュアル色柄物・コットンやリネンなどパフド

白無地のリネンまたはシルクのポケットチーフは、汎用性が高く使い回しやすいため、初めての1枚には特におすすめです。結婚式などのフォーマルな場からビジネスシーンまで合わせやすく、ポケットチーフの基本を身につけるのにも適しています。

折り方に迷ったときは、TVホールドを基本にするとよいでしょう。ポケットから四角くのぞかせるシンプルな折り方で、主張しすぎず、スーツスタイルを端正に見せられます。

一方、華やかな場では立体感のある折り方、カジュアルな装いでは色柄や素材で遊ぶなど、シーンに応じて変化をつけるのもおすすめです。

ポケットチーフは「いらない」? 挿さない方がよい場面

ポケットチーフは、スーツスタイルに必ずしも必要なアイテムではありません。挿さなくてもマナー違反にはなりませんが、取り入れることで胸元に華やかさが加わり、装い全体を整って見せる効果があります。

一方で、就職活動や葬儀などではポケットチーフを挿さないのが基本です。このような場面では、原則的に華やかさを控えた服装が求められます。就職活動では個性を出すことよりも清潔さや誠実さが伝わる服装を意識し、葬儀の場では故人を偲んでブラックフォーマルを優先させましょう。

別のシーンでポケットチーフを挿すか迷ったときは、「TPOにふさわしいか」「周囲とのバランスが取れているか」を判断基準にしましょう。結婚式やパーティーなど、華やかな装いが求められる場面では積極的に取り入れ、ビジネスシーンでは社風や業種などにあわせて臨機応変に対応すれば問題ありません。

ポケットチーフとは? 胸ポケットの役割と基礎知識

ポケットチーフとは、スーツの胸ポケットに挿して、スーツスタイルに華やかさや品格を加えるアイテムです。日本で一般的に使われる「ポケットチーフ」は和製英語で、アメリカでは「ポケットスクエア」、イギリスでは「ポケットハンカチーフ」など、国によっても呼び方は若干異なります。

もともとは、ハンカチのように手や顔を拭くための実用品として使われていましたが、次第に装飾品としての役割が強くなり、現在のように胸ポケットに挿すスタイルが定着したといわれています。

そんなポケットチーフには、スーツスタイルを引き締めたり、華やかさをプラスしたりする効果があります。特に結婚式やパーティーなどの華やかな場では、装いを格上げするアイテムとして活躍します。

日常的にスーツを着用されている方の中には、胸ポケットのなかにボールペンやスマートフォンをしまっている方も多くいると思います。しかし本来、スーツのポケットにポケットチーフ以外のものを入れるのは好ましくありません。

スーツスタイルを美しく見せるには、必要な小物は内ポケットなどに収納し、胸元はすっきりと整えるのが基本です。ポケットチーフは選ぶアイテムによっても印象が変わるため、まずは基本的な種類や特徴を知り、自分のスーツスタイルに合うものを選びましょう。

ポケットチーフはハンカチで代用できる?

ポケットチーフの代わりに胸ポケットにハンカチを挿すこと自体は、特別マナー違反にはなりません。手持ちのハンカチを活用したい場合などは、代用品として使用することも可能です。

しかし、30〜45cm四方程度とやや小さめなポケットチーフに比べて、ハンカチは45〜50cm四方程度と、サイズが大きく厚みのあるものが多いです。そのため、ポケットが膨らみやすくなってしまい、すっきりとしたシルエットを作りにくい場合があります。見た目を重視するなら、専用のポケットチーフを選んだ方が無難でしょう。

そもそも、ポケットチーフとハンカチでは用途が異なります。ポケットチーフはスーツの胸元を華やかに見せる装飾品として使われるのに対し、ハンカチは手や汗を拭くなど、実用性を重視したアイテムです。

このほか素材にも違いがあり、エレガントな質感を出しやすいシルクやリネンが多く使われるポケットチーフに対し、ハンカチには吸水性に優れたコットンやウールなどが使われるのが一般的です。

代用する場合は、厚手すぎないハンカチを選び、胸ポケットが膨らまないよう注意しましょう。

胸ポケットの種類

胸ポケットの種類は、大きく3つに分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ウェルトポケット(箱型)

ウェルトポケット(箱型)

ポケットの口に、縁飾りを施している「切りポケットの一種」。ポケットの縁の部分が箱型なので、箱ポケットとも呼ばれます。礼服などに使われることも多く、最もオーソドックスなポケットの形です。

パッチポケット(アウトポケット)

パッチポケット(アウトポケット)

ポケットが貼り付け式になっているもの。本来ワークウェアで見られるデザインで、カジュアルなスーツに採用されていることが多いです。

バルカポケット(船形)

バルカポケット(船形)

ポケットの底が船底のような曲線を描いているデザインのポケットのこと。胸の部分が体型に沿って丸みを持つので、立体的なシルエットになります。

ポケットチーフの選び方

ここでは、ポケットチーフの選び方を詳しく紹介します。

色の選び方

ポケットチーフの色は、基本的にネクタイと同系色を選ぶと、スーツスタイル全体に統一感が生まれ、バランスよくまとまります。ネクタイと異なる色を合わせる方法もありますが、組み合わせによって印象が大きく変わるため、まずは同系色から取り入れるのがおすすめです。

結婚式などの格式の高い場では、白またはシルバーを選ぶとよいでしょう。特に白はフォーマル度が高く、正装が求められる場面にも適しています。迷った場合は、汎用性の高い白を選んでおけば安心です。

柄の選び方

ポケットチーフの柄については、フォーマルな場所では柄ものではなく無地が基本となります。

無地で色をそろえるのが簡単な方法ではありますが、シャツ、ネクタイ、ポケットチーフのどこかに柄が入っていると一気にこなれて見えます。

また、同系色の無地でそろえる場合は色の濃淡を意識するとメリハリが効いてまとまった印象になります。

・無地

組み合わせに悩まない無地のポケットチーフ。白無地のポケットチーフは、ひとつは持っておきたいアイテムです。

・ストライプ

スーツやネクタイでスタイリッシュな印象を与えられるストライプ柄。ネクタイと組み合わせておしゃれに見せることが可能です。柄ものの中でも比較的使いやすく、人気の柄です。見える部分が少なくても、デザインによって存在感を出せます。

・チェック

カジュアルな印象になるチェック柄。デザインも豊富で、目の大きさによって印象の違いを出せます。無地のスーツに組み合わせると、クラシカルな印象になります。

・ドット

ネクタイと同様、定番のドット柄。均等に並んだドットが上品な印象になります。ビジネスからパーティーシーンまで、幅広く使えます。ドットのデザインによってはかわいらしさも出せて、アクセントにぴったりです。

・ペイズリー

柄ものの中でもエレガントな印象が出せるペイズリー。スーツのデザインとしてはあまりない柄なので、ポケットチーフで雰囲気を変えたい方におすすめです。派手さはあるけれど、自然とスタイルの格上げをしてくれます。

素材の選び方

ポケットチーフは、色や柄だけでなく素材によっても印象が変わります。シーンや季節に合わせて素材を選ぶことで、スーツスタイルをより自然に引き立てられます。代表的な素材の特徴を押さえておきましょう。

シルク

絹でできたシルク素材のポケットチーフは、エレガントな印象を与え、サラサラした手触りと光沢感が特徴の素材です。華やかでゴージャスな雰囲気を演出できるので、パーティーや結婚式など特別なシーンで活躍します。シルク素材の白いポケットチーフであれば、タキシードやディレクターズスーツにも合わせやすいです。

リネン

麻でできたリネン素材のポケットチーフは形状が崩れにくく、ビジネスシーンや結婚式など汎用的に使える定番の素材です。他の素材に比べて、柄がしっかりと見えやすいのが特徴です。

色の見栄えがマットできちんとした印象になるため、フォーマルなシーンでも合わせやすい素材です。軽い素材なので場所を選ばず使いやすく、適度な光沢が爽やかな印象を与えます。夏のクールビズで使用すれば、ワンポイントにもなってノーネクタイのゆるい印象が引き締まります。

結婚式では、新郎や主賓はリネンの白いポケットチーフを挿すのが定番になっています。

コットン

綿でできたコットン素材のポケットチーフは、柔らかな風合いが特徴的です。

風通しが良く、吸湿性に優れているため、春夏のパーティーシーンに適しています。

カジュアルな印象が強くなるので、あまり派手に見せたくないときに活躍します。

よりカジュアルに見せるのであれば、コットン素材のハンカチを使用するのもありです。

ウール

秋冬は、羊毛でできたウール素材のポケットチーフがおすすめです。暖色系のものを選べば柔らかな見た目の質感と合わせて、落ち着いた大人の雰囲気を演出することができます。

このように、華やかさならシルク、きちんと感ならリネン、カジュアルならコットン、秋冬らしい落ち着きを出すならウールというように、素材ごとの特徴を押さえて選ぶとよいでしょう。結婚式などのフォーマルな場ではシルクやリネンが適していますが、時間帯や装いとのバランスも考慮して選ぶことが大切です。

サイズの選び方

ポケットチーフのサイズは、上述したように30〜45cm四方程度が目安です。ただし初めて選ぶ場合は、胸ポケットに無理なく収まり、形を整えやすい30〜35cm程度のものが扱いやすいでしょう。

特に、胸ポケットの幅に対して大きすぎるものを選ぶと、チーフがポケットの中でかさばったり、きれいに収まりにくくなったりします。まずは胸ポケットの幅を目安に、無理なく出し入れできるサイズを選ぶと安心です。

一方、40〜45cm程度の大きめサイズは、布をふんわりと見せる「クラッシュ」や「パフド」など、ボリュームを出す折り方に向いています。折り方によって適したサイズも異なるため、用途や好みのスタイルに合わせて選びましょう。

ポケットチーフの色の合わせ方

続いて、ポケットチーフの色の合わせ方について詳しく見ていきましょう。

シャツの色 × チーフの同色系

シャツの色 × チーフの同色系

シャツの色とポケットチーフの色を同系色にそろえる、一番シンプルな合わせ方です。

同じ色でもポケットチーフがアクセントとなり、全体の雰囲気もおしゃれに仕上がります。

例えば、シャツとポケットチーフの色をブルー系に統一すると、スーツスタイルが爽やかな印象に整うでしょう。

ネクタイの色 × チーフの同色系

ネクタイの色 × チーフの同色系

スーツの着こなしの一つに、「Vゾーン」というものがあります。胸元のジャケットとシャツ、ネクタイの組み合わせのことを指し、ビジネスマンにとっては清潔感や好印象を与える大きな要素の一つです。

そこで、ネクタイの色とポケットチーフの色を合わせると、一気にまとまって見えます。

例えば、パープル、ピンクなどのカラフルなネクタイとポケットチーフを選ぶことで優美さやエレガントさを演出できるでしょう。このほか、ポケットチーフは挿したいけどそこまで目立たせたくないという場合は、ネクタイと合わせてグレー系を選ぶと落ち着いた大人の印象に仕上がります。

ネクタイの色と合わせるときは、濃淡の違い、季節に合わせたカラートーンを意識すると、センスを感じさせることができます。

ネクタイorシャツの色柄 × チーフの色柄

ネクタイorシャツの色柄 × チーフの色柄

ビジネスシーンに合わせるネクタイは、無地、ストライプ、ドットなどの3つの柄に抑えるのが良いとされています。

しかし、ネクタイに豊富な色柄があるように、ポケットチーフにもさまざまな色柄ものがあります。

それぞれに柄を取り入れたいときは、アイテム同士に統一感を持たせるために柄をそろえると良いです。

【上級者向け】違う色の組み合わせを使用

【上級者向け】違う色の組み合わせを使用

ポケットチーフをメインにコーデを考える、上級者向けの組み合わせです。

個性的で、遊び心のあるスタイルを楽しみたい方にはカジュアルな色柄がおすすめです。

また、シャツ、ネクタイを同系色にまとめてポケットチーフだけ違う色にすると、アクセントとして存在感を出すことができます。

組み合わせは無限にあるので、自分だけのスタイルを確立できます。

カジュアルなスタイルであれば、ネクタイを使用しないコーディネートの時にあえてポケットチーフを挿すことで、グッと引き締めて全体に華やかさを出すという方法もあります。

ネクタイの色を決めるようにポケットチーフの色を決めれば比較的迷わないかと思います。

また、時計のベルトや、靴のカラーに合わせてポケットチーフを選ぶと、上級スタイルになっておしゃれです。

▶︎色は?素材は?ポケットチーフを着こなすための選び方

ポケットチーフが与える効果

ポケットチーフを挿すことで、スーツスタイルにさりげない華やかさや立体感を加えられます。主な効果は以下の5つです。

  • 胸元に注意を引き付けておしゃれを演出できる
  • スーツ全体にまとまりとバランス感を与える
  • 胸元にボリュームを出してスーツの印象に華やかさを加える
  • 紳士的でフォーマルな印象を与える
  • 胸ポケットの位置がはっきりしてスタイルよく見える

ポケットチーフは、ジュエリーなどのアクセサリーを身に着ける機会が比較的少ない男性にとって、手軽に取り入れられる装飾品の一つです。胸元からさりげなく見せることで、単調になりやすいスーツスタイルにもアクセントを加えられます。

結婚式やパーティーなどのフォーマルな場面だけでなく、ビジネスやジャケットスタイルにも取り入れられるため、色や素材、折り方を変えることでさまざまな着こなしを楽しめます。

ただし、上述したように、就職活動や弔事の場など、華やかな装いを控える場面では使用を避けるよう気をつけましょう。

▶︎ポケットチーフの意味と折り方。スーツをおしゃれにする結婚式でのコーディネートを解説!

胸ポケットの歴史

現在ではスーツスタイルの装飾として定着している胸ポケットですが、その起源には実用性とファッションの両面があったとされています。

ポケットチーフのルーツは、中世ヨーロッパのハンカチにさかのぼります。当時のハンカチは、手や顔を拭く実用品として使われる一方、婚約や親から子へ受け継ぐ品として、感謝や敬意を表す意味も持っていたといわれています。

その後、ハンカチは装飾品としても使われるようになり、18世紀頃には正方形の形が広まったとされています。19世紀にはコートに胸ポケットが登場し、革製のグローブなどを収納する用途で使われていました。

そして20世紀に入ると、胸ポケットにハンカチを挿して装飾として楽しむスタイルが広まり、現在のポケットチーフにつながったとされています。「服を濡らさずにハンカチを取り出せる」という実用面から定着したという説もあります。

日本でも、江戸時代には町人が帯に手ぬぐいを挟んでおしゃれを楽しんでいたとされ、実用品を装飾として取り入れる文化は古くから存在していました。

こうした歴史を経て、ポケットチーフは現在、スーツスタイルに華やかさを加えるアイテムとして親しまれています。

ポケットチーフの折り方

ポケットチーフの折り方

ここまでポケットチーフの種類について色々見てきましたが、ポケットチーフは折り方によっても雰囲気を変えることができます。

折り方を何種類かご紹介します。

TVホールド

TVホールド

アメリカのTVキャスターが好んでいたことが、名前の由来だそうです。「スクエアホールド」、「スクエアエンデッドホールド」とも呼ばれています。

汎用性が高く、スタンダードな折り方です。結婚式などのフォーマルさが求められる場面から、ビジネスシーンまで対応が可能です。胸ポケットから四角い頭をのぞかせている見た目が、さりげなく控えめなおしゃれを演出します。

<折り方>【フォーマル〜ビジネス向き】難易度:低

最初にポケットチーフを縦に二つ折りにし、次に横に二つ折りにします。

ポケットのサイズに合わせながら、さらに二つ折りか三つ折りをし、縦長の長方形の形を作ります。

最後に、胸ポケットから1~2cm出る程度の長さが残るように下部を折り曲げます。

裏返して形を整え、そのまま胸ポケットに挿せば完成です。

トライアングラー

三角形の頭を上に突き出した折り方のトライアングラー。こちらも、ビジネスシーンやパーティーに幅広く使えます。派手さを抑えつつ、エレガントな雰囲気を出したいときにピッタリです。

このトライアングラーは三角に出ている頭を左右対称に折ることがポイントになります。バランスが悪いと不格好になってしまうので、注意が必要です。

<折り方>【ビジネス〜セミフォーマル向き】難易度:中

ポケットチーフを縦と横で、2回ずつ二つ折りにします。

小さな正方形になったポケットチーフをひし形になるように角度を変え、ポケットの幅に合わせて左右の角を内側に折り込みます。

最後に下の角の部分を折り曲げて、形を整えれば完成です。

ポケットから出る三角形は、左右対称になるように調整すると綺麗に見えます。

ツーピークス

2本の角を作るツーピークスは、しっかり作るよりも少し崩れているほうがおしゃれに見えます。フォーマルなシーンにも似合います。

<折り方>【セミフォーマル〜パーティー向き】難易度:中

最初に対角線の角を合わせるように、ポケットチーフを二つ折りにします。

三角形になったものをさらに三角に折って、4分の1のサイズになるようにします。

さらに折って、8分の1の三角形を作ります。

このとき、上にくる角が2本に見えるように少しずらして折るのがコツです。

ポケットチーフの下側の部分を、胸ポケットのサイズに合わせて折り込みます。

山になった部分が胸ポケットから見えるように調整して挿せば完成です。

無造作な感じがおしゃれに見えるので、多少ずれていても気にしないようにしましょう。

スリーピークス

ツーピークスとは反対に、3本の角がきれいに作られていると格好よく決まります。フォーマル度が高い折り方なので、結婚式で主賓に近い立場に呼ばれた際におすすめです。

テーブルナプキンのような見た目で、威厳と貫禄のあるスタイルになります。難易度の高い折り方ですが、決まるとおしゃれ度が増します。

<折り方>【フォーマル〜セミフォーマル向き】難易度:高

最初に、対角線の角を合わせるようにポケットチーフを二つ折りにします。

三角形になったものを、さらに真ん中で折って小さい三角形にします。

このとき角をそろえずに、少しずらすと仕上がりが綺麗です。

続いて、同じように三角形の真ん中で折って、角が重ならないようにします。

三つの山ができるので、胸ポケットの幅に合わせて調整し、山がポケットから出るように挿せば完成です。

クラッシュ

クラッシュは、比較的カジュアルな印象を与える折り方です。パーティーシーンに使われることが多く、胸ポケットからふんわりした頭を見せるシルエットは、華やかで柔らかい雰囲気を演出してくれます。

無造作に作るので難易度はそれほど高くないですが、バランスよくみせるためにはコツが必要になります。

クシャッとしすぎるとかえって汚く見えることもあるので、気を付ける必要があります。ハンガーにかけたジャケットにポケットチーフを挿して、バランスを見ながら調整するとうまくいきやすいです。無地か、縁取りのみされているシンプルなものを選ぶと似合います。

<折り方>【カジュアル〜パーティー向き】難易度:中

ポケットチーフの中央をつかみ、持ち上げます。

ポケットチーフの四隅をポケットから出し、花びらのように開いて整えたら完成です。

パフド

パフドも、柔らかな見た目になる折り方です。レストランウエディングや、結婚式の二次会などでアクセントをつけやすく、光沢感の強いシルク素材を使用するとより際立ちます。

冬場のパーティーシーンであればウール素材を使っても相性が良いです。胸ポケットに入れる際にできたしわを隠すようにしたり、あえて見えるように調整したりすることでも印象が違ってくる折り方です。

<折り方>【カジュアル〜パーティー向き】難易度:中

最初に、ポケットチーフの中央部分をつまんで、ふんわりとした形状になるように持ち上げます。

次に、もう片方の手で持ち上げたポケットチーフの角になっている部分をつかみ、胸ポケットの幅に合わせるようにして折り込みます。

折り込んだものを胸ポケットに挿し、ふんわりと膨らんだ状態で見える程度まで押し込めば完成です。

【シーン別】ポケットチーフの折り方とコーディネート

ポケットチーフは、シーンによってコーディネートが異なります。シーンに応じて活用するためにも、以下の内容をチェックしておきましょう。

結婚式の二次会やパーティー

結婚式の二次会やパーティーの場合は、カジュアル寄りのパフドやクラッシュがおすすめです。

パフドは親しみやすい雰囲気を演出でき、クラッシュはさらにカジュアルっぽさを演出できます。

入学式・卒業式・成人式などのセレモニー

入学式・卒業式・成人式などのセレモニーでは、白またはシルバーの無地のポケットチーフを選ぶと、上品で華やかな印象に仕上がります。特に白はフォーマル度が高く、スーツの色を問わず合わせやすいため、初めてポケットチーフを取り入れる方にもおすすめです。

折り方は、きちんとした印象を与えやすいスリーピークスまたはTVホールドが無難です。華やかさを演出したい場合はスリーピークス、すっきり落ち着いた印象にまとめたい場合はTVホールドを選ぶとよいでしょう。

セレモニーでは派手な色や柄を避け、スーツやネクタイとのバランスを意識することがポイントです。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでポケットチーフを取り入れるのであれば、TVホールドやスリーピークスが良いでしょう。

TVホールドは落ち着いた雰囲気となり、スリーピークスはさらにフォーマルな雰囲気となります。

ビジネスシーンの場合は、ネクタイと同じ色や同系色のポケットチーフにすることで、おしゃれなコーディネートとなっておすすめです。

カジュアルシーン

カジュアルな場面でポケットチーフを取り入れるのであれば、スリーピークスやパフドが挙げられます。

「スリーピークスはフォーマル向きの折り方では?」と思うかもしれませんが、カジュアルなコーディネートでも取り入れることが可能です。

柄に関しては、カジュアルなシーンということもあり、チェック柄を取り入れてみることでおしゃれ度がアップします。

どの折り方から覚えれば良い?

最初は、フォーマルシーンで使えるTVホールド、スリーピークス、パフドなどの折り方を覚えると良いです。

慣れてきたら、カジュアルでも使えるトライアングラーやツーピークス、クラッシュを覚えると、色々とアレンジができるようになります。

シーンに合わせて折り方を変えることで、ポケットチーフを使用する楽しみも増えるようになります。

実際にポケットチーフを挿す前に何度か試して、バランスを整える練習をするのがおすすめです。

最近では、台紙付きのポケットチーフを販売しているところもあります。

台紙を胸ポケットに入れるだけでポケットチーフが完成するので、折るのが苦手な不器用な方の場合、こういう便利アイテムを利用する方法もあります。

しかし、色んな折り方でアレンジを楽しむのであればやはり普通のポケットチーフがおすすめです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」は、全国に47店舗の展開をしているオーダースーツの専門店です。

どんな体型にもフィットする、お客さまひとり一人に合わせたスーツを制作しております。

体にフィットしているスーツを着用すると動きにくさや、肩こりが解消されることもあります。

動くときも楽ですし、なにより自分だけのスーツを着ていると自信が付きます。

スーツの立体感を出すポケットチーフですが、オーダーメイドでスーツそのものの立体感が出ると、よりスタイリッシュな印象に仕上げることができます。

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まとめ

スーツの胸ポケットと、唯一スーツのポケットに入れていいものとされているポケットチーフについて解説しました。

ポケットチーフがあることで華やかな印象を与えられたり、色や柄、素材や折り方によっても印象が大きく変わるため、おしゃれを楽しむことができます。

シーンに合わせたポケットチーフを選んで、おしゃれの幅を広げましょう。現在、結婚式などの特別な場面でないと、ポケットチーフを使う方というのは少ないです。日常的なビジネスシーンでポケットチーフを取り入れられる職場であれば、さりげないおしゃれとして周りとの差をつけてみてはいかがでしょうか。

いつものスーツスタイルも印象が変わって、毎日のコーディネートを今まで以上に楽しめるはずです。

オーダースーツSADAでは、今回紹介したポケットチーフをはじめ、自分の求めるスーツスタイルのイメージをお話頂ければ、様々な提案を行い、お気に入りの一着を作るお手伝いを致します。着回しのお悩みや疑問は、ぜひオーダースーツSADAの店舗でお気軽にご相談ください。

(編集/志田実恵)