スーツに合わせる靴下はどのように選ぶの?靴下の選び方を徹底解説!のアイキャッチ画像
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スーツに合わせる靴下はどのように選ぶの?靴下の選び方を徹底解説!

「スーツに合わせる靴下の選び方が分からない・・・」新社会人になる人や普段スーツを気慣れていない人で、このように悩んでいる人は多いです。スーツに合わせる靴下を知っておかないと、場に合わず浮いてしまう可能性があるので、注意が必要です。そこでこの記事では、スーツに合わせる靴下の選び方を解説していきます。

そもそも靴下って種類あるの?

普段何気なく選んでいる靴下ですが、靴下に向いている素材があるということは知っていましたか?はき心地やツヤ感など、選ぶときに気をつけるべきポイントはいくつかあります。それぞれの素材に特徴があるので、自分に合うものを選ぶようにしましょう。どういう素材を選ぶにしても、生地は厚すぎると野暮ったくカジュアルな印象に、素肌が透けてしまう薄さは不快な印象を与えます。生地の厚さにも気を配って靴下を選ぶようにしてみてください。

コットン(綿)

コットンは、ワタの種子から採れる天然繊維です。柔らかく肌触りがいいのが特徴で、肌着からシャツなど様々な用途で使われる素材です。丈夫な素材で、洗濯時の摩擦にも耐えるため日常使いしやすい素材といえます。吸湿性に優れており消臭効果もあるため、靴下の素材としておすすめのひとつです。デメリットとしては、一度濡れると乾きにくくシワになりやすいということがあるため、雨の日の着用は避けたほうがいいでしょう。コットンと化学繊維と組み合わせて、シワがつきにくいように加工されたものもあるため、気になる方はお店で見てみるといいでしょう。

絹は蚕の繭を原料とした天然素材です。しっとりとなめらかな肌触りが特徴で、美しい光沢があるため肌着からフォーマルまで幅広く使われています。人間の肌のたんぱく質構造に近い天然素材のため、「第二の肌」とも呼ばれています。吸湿性・放湿性・通気性があり蒸れにくいため、1年を通して快適に着用することができます。コットン同様に消臭作用があるのも嬉しいですね。一方で、絹はとてもデリケートな素材で、洗濯や摩擦に弱く、虫食いの恐れや紫外線で変色する恐れがあるため、メンテナンスや保管に手間がかかります。靴下としては肌質や季節を選ばず着用できるので、一足あって困らないおすすめの素材といえます。

レーヨン

レーヨンは化学繊維のひとつで、衣類やインテリア用品など様々な用途で使用されている素材です。化学繊維のひとつではあるものの、原料は木材パルプという天然素材が使われています。絹のような手触りの生地を手ごろな価格で作れるようにと開発が始まったレーヨンは、日本では「人工絹糸」とも呼ばれています。「人工絹糸」の名の通り、絹のような光沢感と肌触りが特徴です。絹の代用としてもしばしば用いられます。吸湿性・保湿性があり、静電気をおさえる効果もあります。デメリットとしては摩擦には弱く、絹同様とてもデリケートな素材であることです。レーヨンの原料の木材パルプは紙の原料でもありますが、レーヨンも紙同様、水に弱い性質があります。シミやシワになりやすいため、できれば外出先で水に濡れるのは避けたいですね。しかし、レーヨンには消臭効果があるので、夏の衣類はもちろん、靴下にもおすすめの素材といえます。

ウール

ウールは羊の毛から作られた素材で、スーツの生地としてもよく使われています。肌触りがよく温かいのが特徴の素材です。吸湿性・放湿性が高いので、真冬だけでなく1年を通して着用することができます。濡れてもすぐ乾いて蒸れにくいため、アウトドアブランドの靴下にもよく用いられています。ウールのチクチクとした肌触りが気になる方もいるかもしれませんが、ウールの中でもメリノウールというウールはチクチクしにくい素材なので、気になる方は一度店舗で探してみてください。ウールは、虫食いに遭いやすいこと、洗濯によって縮むことがある素材でもあります。メンテナンスに気をつければオールシーズン着用できる素材になります。

カシミヤ

カシミヤは、主に山岳地帯で育てられるカシミヤヤギの毛を使った素材です。光沢感や肌触りの良さから「繊維の宝石」とも呼ばれてる高級素材です。ふわっと軽い素材なのに保温性・放湿性が高いため、セーターやマフラー、手袋などの冬物衣類によく使われています。デメリットとしては、生産量の少ないこと、価格の高さや、摩擦に弱く毛玉になりやすいこと、虫食いの恐れがあることがあげられます。とても着心地が良い素材なので、大切な人への贈り物にもぴったりです。自分で使うときは、ここぞというときに大切に使いたい靴下になりそうですね。

リネン

リネンは麻という植物を原料とした天然繊維です。リネンは吸汗性と速乾性を備えているので、夏の衣類によく使われる素材です。しゃりっと涼しい感触があるため、汗をかく時期でも不快感が少ないのが嬉しいですね。とても丈夫で、汚れが落ちやすいのもメリットです。しかし伸縮性がなく、シワになりやすいデメリットがあります。靴下の素材としては、麻とコットンを組み合わせたリネンコットン(綿麻混)が使われます。リネンコットンにすることにより、リネンの伸縮性のなさを補うことができます。汗ばむ時期の靴下として、リネンの靴下があると暑い季節を快適に過ごせそうですね。

ビジネスマンってどんな色の靴下がおすすめ?

ビジネスマンが靴下を選ぶとき、どんな色を選ぶべきでしょうか。靴下の役割は、スーツと靴を繋ぐことだと考えれば分かりやすいかもしれません。基本的には、スーツか革靴の色に合わせた暗い色を選ぶようにしましょう。ネイビーのスーツにはネイビー系、グレーのスーツにはグレーや黒などを選ぶと自然にまとまります。あまり職場が固くないなら、スーツや靴と同系色の靴下だけでなく、色を取り入れて遊びを見せてもおしゃれです。例えば、グレーのスーツにはワインレッドやネイビーの靴下の組み合わせ、ネイビーのスーツにワインレッドやグレーの靴下も相性がいいでしょう。深いグリーンや濃いブルーなどもおしゃれですね。「色合わせに迷うけどおしゃれに靴下も着こなしたい」という方は、ブラウンの靴下を選べばどのスーツとの相性もいいうえに、程よいアクセントにもなるのでおすすめです。あまり固くないパーティーシーンであれば、ネクタイの色や小物と色を揃えると統一感が出ておしゃれに見えます。ただし、色を取り入れるにしても、靴下が悪目立ちしないことが大切です。もし靴下の色に迷うなら、黒の靴下を選んでおくと間違いがないでしょう。黒の靴下であれば、フォーマル感が強いためどの色のスーツにも合い、ビジネスシーンから冠婚葬祭まで幅広く使うことができます。

おすすめの靴下の長さ

靴下の色だけでなく、長さも大切なポイントになります。「靴下の役割はスーツと靴を繋ぐことです。そのため、靴下とスーツの間から素肌が見えるのはNGです。座ったときも同様です。素肌が見えてしまうと、だらしなく不潔な印象を与え、マナー違反になります。くるぶし丈など丈の短い靴下は避けましょう。少なくとも、くるぶしから15センチ以上の長さがあるものを選ぶようにしてください。ふくらはぎより短い丈の靴下は、履いているうちにずり落ちてしまうリスクもありますよね。おすすめは、ひざ下まで長さのある「ロングホーズ」です。ロングホーズは、ふくらはぎの上ほどの長さのハイソックスよりも少し長めの丈となっています。ロングホーズなら座って足を組んだとしても、丈がひざ下まであるので素肌が見えることはないので安心です。丈の長いロングホーズを履くことで、スーツが汗を吸う面積を減らせるので、スーツの劣化防止に繋がります。靴下の長さにも気を配って、大切なスーツを長く着用しましょう。

ビジネスマンでも履ける柄物の靴下

「ビジネスシーンで使う靴下で柄物ってOKなの?」という疑問がある方もいるでしょう。ビジネスシーンで履く靴下は、無地か控えめな柄物を選びましょう。一般的には、無地のスーツには控えめな柄の靴下、柄のあるスーツには無地の靴下を合わせるとバランスがとりやすいです。柄物ならなんでもいいのかというと、そういうわけではありません。あくまでも、スーツスタイルの主役はスーツです。靴下単体で見ればおしゃれに見えるものでも、スーツに合わせると足元だけ浮いて悪目立ちしてしまいかねません。大柄なものや派手なものは避け、小さな小紋柄に留めましょう。ストライプ柄も注意が必要です。一見シンプルで、使っていいのかなと思いがちですが、ストライプ柄はモーニングコートと合わせて使用するものなので気をつけましょう。リブ編みでストライプ柄に見えるものであれば、ビジネスシーンでも使用できます。ブランドロゴやワンポイントの刺繍が入ったものは、靴下の高い位置にあって、座ってもスーツから見えないものなら良いですが、カジュアルな印象を与えるため基本的には避けるのが無難です。もしどれを選んでいいか分からなければ、お店の人に聞いてみるか、無地を選んでおけば間違いないでしょう。

ビジネスマンが避けたほうがいい靴下の色

では、ビジネスマンが避けるべき靴下の色は何色でしょうか。やはり悪目立ちするのは良くないので、明るいカラフルな色など派手なものは避けたほうがいいです。白の靴下はシンプルで良さそうな印象もあります。しかし、スーツと靴の繋がりを考えたとき、ダークトーンのスーツが多い中で靴下が白いと靴下だけ目立ってしまいますよね。学生のような着こなしにも見えてしまいます。ビジネスシーンに、白い靴下はふさわしくないとされているのでやめておきましょう。

女性のパンツスーツの時に靴下ってあり?

これまで、男性のビジネススーツにおける靴下の着用マナーをお伝えしてきました。女性がパンツスーツを着用するときのマナーはどうでしょうか。スカートのスーツであれば肌色のストッキングを履くのが適切とされています。パンツスーツであればあまり見えるところでもないから、靴下でもいいかと考える人もいるのではないでしょうか。基本的には、スカートのスーツ、パンツスーツに関わらず、肌色のストッキングを着用するのが適切とされています。また、黒のストッキングのほうが足元がすっきり見えると思う方もいるかもしれませんが、黒のストッキングはブラックフォーマルの印象が強くなりますのでやめておきましょう。また、素足はマナー違反にあたりますのでNGです。夏で暑くても、素足でパンプスを履くのはやめましょう。パンツスーツであればひざ下丈のストッキングも販売しています。腰まであるものより暑さも軽減され、値段も安く済みますので、夏のパンツスーツスタイルにぴったりでしょう。夏用の薄いストッキングや冷感素材のタイプを選ぶのもいいですね。反対に、腰まであるストッキングは暖かいので、冬のスーツスタイルにおすすめです。

女性のスーツ着用時にタイツはあり?

タイツとストッキングの違いは生地の厚さにあります。タイツやストッキングの糸の単位として、「デニール」があります。生地が厚くなるとデニールの数値が上がり、保温力が増します。30デニール以上のものはタイツに分類され、30デニール以下の物はストッキングに分類されています。夏はともかくとして、冬は足元がとても寒くなるので、厚手のタイツを履きたくなりますよね。ですが、タイツはやはり少しフォーマルな印象からは外れてしまいます。基本的に外回りの営業や会議、来客対応など、社外の人に接するときやオフィシャルシーンでは肌色のストッキングを履くのが無難といえます。では社外の人に会わなければ履いていいのかといえば、職場の雰囲気やルールにより変わってきますので、一度上司や先輩に確認するようにしましょう。最近は、オフィスカジュアルの会社も増えてきています。オフィスカジュアルのときも、基本的にストッキングは履いたほうがベターです。会社によって細かくルールがあることがあるので、女性社員の先輩の服装を参考にしたり、上司や先輩に確認をするようにしましょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

ビジネススーツの靴下着用マナーについてお伝えしてきました。「いろいろ聞いたけどやっぱり不安」「結局何を選べばいいか分からない」そんな気持ちの方もいると思います。ビジネススーツについてのご相談は、「オーダースーツSADA」にお任せください。スーツの着こなし方からマナーまで熟知したスタッフが、ビジネススーツについての疑問を解決し、あなたに似合うスーツから靴下やネクタイ、シャツや革靴などのご相談も承ります。スーツの体型診断も無料で行っているので、初めてスーツを買う方はもちろん、既にスーツを持っている方もお気軽に「オーダースーツSADA」にお越しください。「オーダースーツSADA」は元々生地の卸問屋でした。生地の仕入れから縫製まで、ワンストップで行うからこそお手頃価格でオーダースーツを提供することが実現できました。「オーダースーツSADA」では、オーダースーツ購入後はお買い上げ1か月であれば無料でお直しを承っています。採寸データは5年間保管しているため、「2着目も同じサイズで作りたい」「2着目はウエストを3センチ詰めて作ってほしい」といった注文も可能です。全国に店舗があるため、採寸した店舗と違う店舗で注文することもできます。アフターサービスが充実しているのも「オーダースーツSADA」ならでは。オーダースーツ作りに不安がある方も、安心してオーダースーツが作りやすい仕組みが嬉しいですね。無料で選べるオプションも、ボタンであれば約15色から、裏地であれば約20色から選ぶことができます。あなただけの1着が手軽に作れる「オーダースーツSADA」で、オーダースーツを作ってみませんか?