ビジネスカジュアルのスーツを選ぶ際に気をつけた方がいい靴下の選び方とやりがちなNGについて紹介-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
ビジネスカジュアルのスーツを選ぶ際に気をつけた方がいい靴下の選び方とやりがちなNGについて紹介-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像

ビジネスカジュアルのスーツを選ぶ際に気をつけた方がいい靴下の選び方とやりがちなNGについて紹介-オーダースーツSADA

ビジネスカジュアルで意外と迷いやすいのが靴下選びです。スーツスタイルのように明確なルールがないぶん、カジュアルの加減を見誤ってしまう人も少なくありません。特にくるぶし丈の靴下は、涼しさや抜け感を出せる一方で、選び方次第ではだらしない印象を与えてしまいます。
本記事では、ビジネスカジュアル向けのくるぶし丈の靴下の選び方や、やりがちなNG例などを紹介します。細部にまで気を配り、信頼感を高める装いを身に付けましょう。

ビジネスカジュアルに「くるぶし丈の靴下」はダメ?

ビジネスカジュアルにおけるくるぶし丈の靴下の着用は、問題なく取り入れられるケースが増えています。見た目にも涼しげで蒸れにくいため、クールビズの装いで選ぶ男性も少なくありません。

特に、IT系などのクリエイティブ職やスタートアップは、服装に対する自由度が高く、動きやすさや快適性を重視する傾向があるため、他の業界・職種と比べると比較的寛容でしょう。

一方で、金融や公務員などフォーマル感が強く信頼性が重視される業界では、くるぶし丈の靴下はカジュアルすぎると判断される傾向が高いでしょう。

また、くるぶし丈の靴下を取り入れる際は、清潔感と全体のコーディネートとのバランスに注意する必要があります。靴やパンツと統一感を与えることで、カジュアルすぎず洗練された印象に仕上がります。

つまり、くるぶし丈の靴下はTPOをわきまえて、職場の雰囲気や服装規定に合わせれば、ビジネスカジュアルの一つとして十分に活用可能なのです。

【靴の種類別】くるぶし丈靴下の印象と着こなし方

くるぶし丈の靴下は、軽やかさやこなれ感を演出できる一方で、合わせ方を誤ると足元だけが浮いて見え、だらしない印象を与えてしまいます。

特に、靴との境目が目立ちやすいため、靴の色やデザインとの相性が重要です。ここでは、くるぶし丈靴下の印象と着こなし方を、靴の種類別にわかりやすく解説します。

ローファーに合わせる場合

ローファーにくるぶし丈の靴下を合わせると、足元がすっきり見え、程よいリラックス感と洗練された印象を演出できます。

ビジネスカジュアル全体に取り入れやすく、堅苦しさを和らげたカジュアルすぎないコーディネートが叶います。

きちんと感をキープするには、くるぶしが少し見える程度のアンクル丈を選び、靴と足首の境目をほどよく見せることがポイントです。足元が浮かないように、靴下の色はベージュやグレーなど靴の色に馴染みやすい落ち着いたカラーでまとめましょう。

合わせるローファーはシンプルなレザーやスエード素材を選ぶと、よりスタイリッシュに仕上がります。

スニーカーに合わせる場合

スニーカーにくるぶし丈靴下を合わせたオフィスカジュアルなスタイルは、親しみやすく活動的な印象を与えます。

例えば、白スニーカーにフットカバーを合わせたコーディネートは、フレッシュ感が際立ちます。ベージュやライトグレーの靴下を選べば、靴と肌の境界線が自然になじみ、清潔感もアップします。

また、パンツ丈とのバランスにも注意しましょう。くるぶしが見えすぎるとカジュアルすぎる印象になりがちなので、9分〜アンクル丈程度がおすすめ。ラフすぎず、品のあるオフィスカジュアルに仕上がります。

革靴に合わせた場合

革靴はビジネスシューズの中でも最もフォーマル度が高いため、くるぶし丈の靴下を合わせる着こなしは避けたほうが無難です。

特に、内羽根式のストレートチップなど、クラシックでフォーマルな革靴とくるぶし丈ソックスの組み合わせは、TPOにそぐわず、足元が軽く見えてしまうためおすすめできません。フォーマルな場では、ふくらはぎまで隠れる長めの靴下を選びましょう。

また、素足風に見せるインビジブルソックスを、タッセルローファーのようなカジュアル寄りの革靴と合わせる着こなしがあります。

しかし、靴以外に全体のカジュアル感のバランスも重要となるため、コーディネート上級者でない限り着こなすのは難しいでしょう。

【NG例】スーツスタイルでやりがちな靴下

ビジネススタイルがきちんとしていても、足元の選び方ひとつで印象は大きく変わります。ここでは、意外とやりがちなNG靴下をチェックしましょう。

派手な色の靴下

ビジネスシーンではおしゃれを意識して、ファッション感覚で派手な色の靴下を合わせるのはNGです。

スーツに合わせる靴下の色の基本は、黒・濃紺・グレーなどのダークカラーです。清潔感のある白い靴下も、スーツとはバランスが取りにくく浮いて見えるため避けたほうが無難です。

ただし、結婚式の二次会やパーティーなどのカジュアルな場面では、靴下の色をアクセントにしたおしゃれな着こなしが可能です。シーンごとにコーディネートを見極めましょう。

ショート丈の靴下

スーツに合わせる靴下は足首が隠れる長さがマナーです。そのため、フォーマルシーンでのくるぶし丈靴下の着用はNGです。座ったときにすねや素肌が見えるとだらしない印象を与えてしまいます。

くるぶし丈の靴下同様に、オフィスカジュアルでは着用可能な場合が多いですが、脱げやすいため注意が必要です。見た目が乱れて不快感を与えるほか、脱げた靴下を履き直す動作はスマートとはいえません。

オフィスカジュアルでショート丈の靴下を履く場合は、かかとに滑り止めが付いたものを選ぶ、サイズ感を見直すなどの対策が必要です。

くたびれた靴下

靴下がよれよれになっているビジネスマンと仕事がしたいと思う方はいません。

靴下は消耗品のため、節約のためにも長く着用してしまうという方も多いですが、相手にだらしない印象を与えてしまいます。

靴下はこまめに買い替えることをおすすめします。つま先の縫い目が破れている靴下や毛玉や色褪背が目立つ靴下は、清潔感を損なうためすぐに買い替えましょう。

ほかにも、ゴムが伸びていないか、摩擦で繊維がすり減ってテカっていないかなど、確認する習慣を付けましょう。

サイズが合っていない靴下

靴下が足元でだぶついていると、だらしなく不誠実な印象を与えてしまうため、サイズが合わない靴下は避けましょう。

靴下のサイズは靴より1cm程度小さいものを選ぶことがポイントです。

例えば、靴のサイズが27cmであれば、靴下は26cmを選ぶと違和感なく履けます。ただし、個人差があるため選ぶ際には自分の足に合わせるようにしましょう。

冬用の分厚い靴下も野暮ったく見え安いため、ビジネスシーンでは避けるのが無難です。分厚過ぎず、素肌が透けない厚さを選びましょう。

穴のあいた靴下

日本では靴を脱ぐ風習があり靴下で室内を移動する場面が多いため、消耗が激しい穴のあいた靴下はNGです。生地が薄くなってきたと感じたら、靴下を買い替えましょう。

消耗してきているなと感じながら着用していると、思わぬところで靴下に穴が空いてしまい大事な場面で恥をかく恐れがあります。

靴を脱いだときに一気に印象をダウンさせてしまうため、履く前に穴があいていないかどうかを確認しましょう。

くるぶし丈靴下をおしゃれに見せるポイント

くるぶし丈の靴下は、色や柄の選び方次第で印象が大きく変わります。ここでは、オフィスビジネスでくるぶし丈靴下をおしゃれに見せるポイントを2つまとめました。

ビジネスカジュアルではTPOにふさわしい着こなしができると、全体のコーディネートがまとまるため、靴下も清潔感と抜け感を意識した色と柄選びが重要です。

色の選び方

くるぶし丈の靴下の色は、靴の色と合わせるとまとまりが良くなります。例えば、黒のローファーなら黒やチャコールグレー、ブラウン系のスニーカーならベージュやカーキなどを合わせると、全体的にシンプルでスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。

また、くるぶし丈の靴下は足首が見えるため、肌馴染みの良い中間色を選ぶこともポイントです。ベージュやグレー、オリーブなどの落ち着いた色味は肌の色と自然に溶け込み、足元が浮くことなく自然体でこなれた雰囲気を出せます。

柄の合わせ方

くるぶし丈靴下の柄は靴やパンツと調和するものを選ぶと、さりげないアクセントとなりおしゃれ感が増します。

選ぶ際のポイントは、靴下のベースカラーと馴染んでいるか、主張が控えめながらかどうかです。例えば、無地のパンツには、細めのストライプや小さなドット柄は、無地よりも柔らかく親しみやすい印象を与えます。

一方で、大ぶりの柄やキャラクターものは、オフィスカジュアルスタイルであってもビジネスシーンには不向きなため避けましょう。

「ダサい」と思わせないコーデ例

くるぶし丈靴下のコーディネートを「ダサい」と思わせないためには、コーディネート全体のバランス感が重要です。

例えば、Tシャツやカジュアルなジャケットスタイルなら、スニーカーと合わせても足元だけが浮く心配はありません。上品さと抜け感を両立したい場合は、カジュアルなジャケットとスラックスに、浅めのローファーを合わせましょう。

また、くるぶしが隠れる長さのパンツで足元の露出を控えれば、場違いな軽装という印象も与えません。

あえて靴下を見せたい場合は、9分丈のテーパードパンツやリネンなどの軽素材パンツで軽やかさを出しましょう。

ビジネスカジュアル向けくるぶし丈靴下の選び方

オフィスカジュアルに適したくるぶし丈の靴下を選ぶ際に、押さえておきたいポイントは、色や柄だけではありません。素材や丈感、靴との相性など、意外と見落とされがちなポイントが多くあります。

ここでは、ビジネスカジュアル向けくるぶし丈靴下の選び方でチェックしておきたいポイントを7つ紹介します。

だらしない印象やTPOに合わない見た目にならないように、見落としがちな点にも注意しましょう。

素材

ビジネスカジュアル向けのくるぶし丈靴下は、通気性と清潔感のある素材を選びましょう。おすすめはコットン、シルク(絹)、レーヨンです。これらの素材は、肌触りが良く、吸湿性や消臭効果にも優れているため、靴の蒸れやニオイを軽減する効果も期待できます。

一方で、ポリエステル100%やナイロン系は速乾性はあるものの、蒸れやすいため長時間の着用には不向きです。

特に夏場のビジネスカジュアルでは、上品な印象を保ちつつ快適さも重視する必要があるため、素材選びは慎重になりましょう。

厚さ

スーツの場合、革靴を履くことが多いので基本的に薄い生地の靴下がおすすめです。

一般的にビジネスソックスとして販売されているものは薄く作られており、革靴と合わせた時にフィット感が変わらないようになっています。最近ではくるぶし丈の靴下も登場しています。

一方で、ウール素材のような厚みのある素材は存在感が強く出てしまい、ビジネスシーンではカジュアル感を強調してしまいます。程よい厚みのものを選びましょう。

指の形状

一般的な靴下(ラウンド型など)は、見た目がすっきりとしていて、どんな靴にも合わせやすく、ビジネスシーンでも好印象です。

一方、5本指ソックスは通気性や快適性に優れているものの、ややカジュアル寄りの印象を与えるため、脱ぎ履きの場面があるかどうかも考慮して選びましょう。

抗菌防臭

長時間履き続けることで、足のムレが気になるという方は多いはずです。履き心地や臭いを防ぎたいという方におすすめなのが、抗菌防臭タイプです。

くるぶし丈ソックスで抗菌防臭機能を選ぶと、長時間の着用でも足のニオイやムレを抑えられます。くるぶし丈は足首が露出しやすいため、汗が靴についてしまうと雑菌の繁殖リスクが高まる恐れがあります。

なるべくニオイやムレを抑えるには、抗菌防臭加工が施されている靴下が効果的です。ニオイ対策も身だしなみの一つです。夏場や通勤時間が長い場合は積極的に取り入れましょう。

耐久補強

生地がやや薄めのビジネス靴下は、歩く機会が多いとすぐに穴が開いてしまう場合があるため、耐久補強されたタイプを選びましょう。

例えば、摩耗しやすいつま先・かかと部分にナイロンやポリエステルを混紡した靴下や、型崩れしにくい伸縮性のあるリブ編みの靴下などがあります。

生地に耐久性があり、一般的なソックスと比べると長く使用できます。徒歩の通勤時間が長い方や、きちんと感を保ちたい場面には特におすすめです。

保温効果

毛混素材などの保温性の高い生地を使用して熱を逃さない作りの靴下は、寒い冬に活躍します。

メリノウールは保温性に加え、細い糸を使用したなめらかな質感で履き心地も抜群です。ウールと綿の混紡タイプは、ウールの温かさと綿のさらりとした肌触りのバランスが良く、通年使用できます。

肌寒い時期は保温性のある素材を選び、冷えやすい足元の体温を逃がさない工夫をしましょう。

サポート機能

サポート機能付きのくるぶし丈靴下は、きちんと感と快適性を両立できます。

例えば、脱げやすいくるぶし丈靴下は、かかとにシリコンの滑り止めが付いていると脱げにくく快適です。また、足首や土踏まずを適度に締め付ける着圧設計は、足のだるさを軽減する効果が期待できます。

デスクワークや立ち仕事など、足元に負担を感じやすい場合は、こうしたサポート機能付きのくるぶし丈靴下で快適性を高めましょう。

商談や面接での靴下の選び方

フォーマルな場で着用する靴下の基本は、座ったときにパンツの裾が上がっても、肌が一切見えない長さです。

たとえビジネスカジュアルが許容されている職場であっても、商談・面接・冠婚葬祭などのフォーマルな場面では、くるぶし丈の靴下は避けましょう。

足元からだらしない印象や軽さを与えてしまうだけでなく、座ったときに素肌が見えることは“無作法”とされ、信頼感を損なう原因にもなります。

TPOを押さえた靴下選びのポイントを、ここから詳しく見ていきましょう。

靴下の長さは「ホーズタイプ」がおすすめ

靴下の長さは、ふくらはぎの中ほどまで覆う「ホーズタイプ」が一般的です。正式には「ロングホーズ」と呼ばれ、英語圏では「ドレスホーズ」とも表現されることもあります。

ホーズタイプとは、ふくらはぎの中ほど〜膝下あたりまであり、座ったときでも肌が見えない長さの靴下です。素材は、コットンやシルク混などの薄手でスーツに合う上品な素材が主流です。ズレ落ちにくいように、リブ編みやフィット設計になっているものも少なくありません。

基本的にくるぶしから15cm以上の長さがあると素肌が露出しにくいため、ひざ下まで長さがあるホーズタイプがビジネスシーンの定番となっています。フォーマル度が高い場面では、迷わずホーズタイプを選びましょう。

購入には専門店がおすすめ

くるぶし丈靴下は一般衣料品店でも購入可能です。しかし、やや丈が短かったり厚みがあったりと、スーツに合うものを見つけるのにやや手間がかかります。靴下は一般的に試着できないため、いざ履いてみたら「サイズが合わなかった」などという失敗も少なくありません。

スーツ専門店には、素材感や丈感などスーツとマッチする多種多様な靴下が揃う他、スーツのプロにも相談が可能です。適切な靴下選びで足元までぬかりなく整えるには、スーツ専門店を利用しましょう。

ビジネスに履くシューズのおすすめは?スーツスタイルとの相性が抜群なビジネスシューズを紹介!のアイキャッチ画像
関連記事

ビジネスに履くシューズのおすすめは?スーツスタイルとの相性が抜群なビジネスシューズを紹介!

ビジネス時はスーツに革靴というスタイルが一般的ですが、どのようなビジネスシューズを合わせたらいいのかわからないという人もいるはずです。どうせ履くなら、おしゃれなものがいいと考えている人のために、この記事ではビジネスシューズ選びのポイントを解説します。

ビジネスカジュアルにはくるぶし丈の靴下でおしゃれを演出!

くるぶし丈の靴下は、こなれ感を演出したいビジネスカジュアルにぴったりのアイテムです。

しかし、選び方を間違えると清潔感や信頼感を損なう恐れがあるため、足元だけでなく全体のバランスが重要となる、実はハードルの高い着こなしなのです。

「オーダースーツSADA」では、上品さとラフ感を両立した着こなしをトータルで提案いたします。スーツ以外に、単品のジャケットやパンツ、さらにはシャツやネクタイもフルオーダーできるため、洗練された理想のオフィスカジュアルスタイルが手に入ります。

コーディネートに迷ったら、お気軽に「オーダースーツSADA」へご相談ください。

(構成・編集/yoko)