
スーツのポケットの正しいマナーは?使い方の基本のフラップは出す・出さないの理由も紹介-オーダースーツSADA
スーツのポケットは、使って良いポケットと使わない方が良いポケットがあります。スマホや財布などポケットに入れたくなる小物が多い昨今、正しいポケットマナーでスーツを着こなせるでしょうか。フォーマルからカジュアルまで着用する機会が多いスーツは、場の雰囲気を壊さず、相手に不快な思いをさせないためのマナーを覚えておくと良いでしょう。本記事では、初めてスーツを着る方も自信が持てるよう詳しく紹介します。
スーツのポケットの基本を解説
スーツには、主に4種類のポケットがあります。
- 胸ポケット
- 腰ポケット
- 内ポケット
- パンツポケット
ジャケットに胸ポケット、腰ポケット、内ポケット、スラックスにもポケットがありますが、そのほとんどは装飾用です。ついついあちこちにスマホや財布などを入れてしまいがちですが、本来の目的とは異なる使い方をするとスーツのシルエットが崩れたり劣化が早まったりする原因になります。スーツが持つポジティブな印象を損なわないよう注意しましょう。
スーツのポケットには何を入れる?スマートな使い方とは
スーツのポケットは、それぞれ基本的な用途が決まっています。例えば胸ポケットはポケットチーフを差す場所と用途が明確で、それ以外の目的での使用を想定していません。ポケットチーフ以外の物をいれるとシルエットが崩れる原因となり、ポケットチーフ専用のポケットという前提でつくられています。
ただし、実用的なポケットはほんの一部にすぎず、ほとんどが装飾用で実用的ではありません。スーツのポケットには基本的に何も入れないのがマナーです。使い勝手の良い腰ポケットですら、本来はシルエットが崩れるためハンカチすら入れません。
唯一、実用的なのは内ポケットです。財布やスマホなどを持ち歩きたい場合は内ポケットに入れます。ただしポケットが膨らむとシルエットが崩れるため、できる限りポケットに入れるものは減らしましょう。
スーツのポケットが縫われてる理由と対処
新しくスーツを購入した際、ジャケットの腰ポケットやスラックスのお尻ポケットの口が縫い付けられている場合があります。ポケットの口が縫い付けられている理由は、型崩れ防止が目的です。特に、スラックスの後ろポケットは口が開きやすいため、輸送や陳列中に口が開いてシルエットが崩れてしまわないようしつけ糸で留める場合があります。
型崩れ防止が目的のため、ポケットを使いたい場合はしつけ糸をほどいて構いません。ポケットの口を開き、リッパーやハサミなどでほどけば普通に使用できます。ポケットを使わない場合は、しつけ糸で留めたままでも問題ありません。
ジャケットポケットの種類と役割

ジャケットのポケットは胸ポケット、腰ポケット、内ポケットなどがあります。それぞれのポケットの役割やデザインの種類を紹介します。
スーツのデザインは長い歴史の中で洗練されてきました。ポケットひとつをとっても細かなディテールのこだわりがあり、ルールがあります。
ポケットのディテールによって全体のシルエットが変わります。とくにジャケットはスタイルによって定番のディテールがあり、ブリティッシュスタイルやアメカジスタイル、イタリアスタイルなどスタイルごとの基本を押さえておきましょう。
胸ポケット

スーツのジャケットの左胸に付けられたポケットが「胸ポケット」です。
胸ポケットが付けられるようになったきっかけは、貴族の間で流行ったポケットチーフです。ポケットチーフを入れるためのポケットとして誕生し、現在へ至ります。そのため、胸ポケットに入れるのは、基本的にポケットチーフだけです。
胸ポケットの主なデザイン2種類を紹介します。
1.ウェルトポケット(箱型)
ウェルトポケットはジャケットの胸の位置に切り込みを入れ、へりに当て布を縫い付けたデザインです。ヘリの部分が箱型になっていることから、箱型ポケットとも呼ばれます。スタンダードでオーソドックスなデザインで、既成のビジネススーツのほとんどがウェルトポケットを採用しています。
2.バルカポケット(船形)
ポケットの縁が斜めにデザインされた胸ポケットをバルカポケットといいます。ポケットの縁が船形に見えることから、イタリア語で船を意味する「バルカ(Barca)」と命名されました。
イタリアンスタイルはもちろん、ブリティッシュスタイルとも相性が良いです。胸板の厚みを強調する立体的なシルエットがガッチリ体型の人によく合います。
腰ポケット

腰ポケットはジャケットの腰の辺りにあるポケットです。サイドポケットとも呼ばれます。つい物を入れたくなる位置と大きさのポケットですが、基本的には何も入れないのがマナーです。物を入れると膨らみでシルエットが崩れてしまうため注意しましょう。
腰ポケットの主なデザイン5種類を紹介します。
1.フラップポケット(標準)
ポケットの口にふたのような「フラップ」が付いているデザインで、ほとんどのビジネススーツやリクルートスーツでフラップポケットが採用されています。フラップとは、ヒラヒラとなびく様子を表す言葉です。
もともとスーツは室内での着用を目的に作られましたが、次第に屋外でも着用されるようになったことから雨や埃を防ぐためにフタ(フラップ)が付けられました。屋外ではフラップは外に出して雨や埃がポケットの中に入らないようにし、屋内ではフラップを中にしまうのが基本的なマナーです。フォーマルな場などで正しいマナーを実践できるよう覚えておきましょう。
2.スラントポケット(斜め)
フラップポケットが前傾したような斜めのデザインのポケットです。ハッキングポケットとも呼ばれ、乗馬で冷えた手を入れて温めやすいよう背中からお腹に向けてポケットの口が斜めに下がっています。ブリティッシュスタイルに多く取り入れられており、英国調の生地によく馴染むデザインです。
傾斜幅は3cm程度が標準的ですが、さらに大きな傾斜がついたものもあります。フラップポケット同様、フォーマルスーツでよく採用されるデザインです。
3.チェンジポケット
チェンジポケットは右のフラップポケットを上下に2つ並べたデザインで、ブリティッシュスタイルで多く採用されます。チェンジは小銭の意味です。欧米のチップ文化で生まれたディテールで、小銭やチケットを入れることを目的としています。
チップ文化のない日本では実用性はありませんが、ウエストが引き締まった印象でスタイルアップが期待できるデザインです。標準やスラントにチェンジポケットを追加するスタイルもあります。
4.パッチポケット(アウトポケット)
スーツと同じ布でポケットを外から縫い付けたデザインでフラップがなく、口が開いたままのシンプルなデザインです。見た目のとおりアウトポケットとも呼ばれます。ポケットを実用的に使えるデザインですが、カジュアルな印象が強いためフォーマルなシーンで用いられることは少なく、単品で着用するジャケットで人気です。
アウトポケットは胸ポケットにも採用されることもあります。
5.玉縁ポケット
ポケットの切り口をスーツと同じ生地で処理する玉縁(たまぶち)で仕立てるデザインです。両玉縁、もみ玉縁、南京玉縁と種類があり、腰ポケットでは主に両玉縁が用いられます。
口の端を処理することでほつれにくく耐久性がアップするだけでなく、スッキリと上品なシルエットに仕立てられるためフォーマルスーツの多くが玉縁ポケットを採用しています。
内ポケット

内ポケットは、スーツのポケットで唯一ともいえる実用的なポケットです。スーツのポケットは基本的に何も入れないのがマナーですが、内ポケットだけは小銭やペン、タバコなど多少の物を入れられます。
ただし、物を入れすぎたり重いものを入れたりするとシルエットが崩れてしまうのは、ほかのポケットと同様です。小物や軽いものに留めるよう配慮し、シルエットが崩れないようにしましょう。
三角蓋や雲形のふたを付けたり、ステッチを入れたりと楽しめます。
腰ポケットの主な4種類のデザインを紹介します。
1.インサイドポケット(メインポケット)
メインポケットとも呼ばれ、とくに実用性が高く利用機会が多いのがインサイドポケットです。物を入れてもシルエットが崩れにくい胸の位置にあり、ほかのポケットより深く作られているため薄い財布なども入れられます。
2.ペンポケット
インサイドポケットの下にあるひと回り小さなポケットです。ボールペンや万年筆などを忍ばせるものですが、口を広めに仕立ててスマートフォン入れとして使うデザインもあります。
3.チケットポケット
表生地の見返しと裏地との境目に備えられ、文字どおり切符などのチケットを入れるためのポケットです。スムーズに出し入れできるよう薄く浅くデザインされます。
タバコポケット
ジャケットの下側に備えられる小さいポケットです。本来はチップ用の小銭を入れるポケットですが、チップ文化のない日本ではタバコポケットとして利用されてきました。禁煙化が進んだ現在では、小銭入れとして使われることが増えています。
近年は禁煙の場所が増えたことで、自宅以外で吸う人が減ったこともあり、もっぱら小銭入れとして使われています。
本来は、チップを払う時のために、小銭を入れるポケットですが、日本にはチップの文化がないこともあり、一般的にはタバコポケットとして使用されているのが特徴です。

スーツのポケットはどう使うのが正解?種類や必要性、マナーについて解説!
スーツにはさまざまなポケットがあり、財布などの必需品を入れている方も多いでしょう。しかし、スーツのポケットは物を入れることを考慮したものではありません。この記事ではポケットの使いこなしやマナーについて解説します。
パンツポケットの種類と役割

スラックスに備えられるポケットは主に3種類あります。ジャケット同様にシルエットが崩れたり生地を痛めたりするため、基本的には物を入れないのがマナーです。
サイドポケット(脇ポケット)

スラックスの横にあるポケットがサイドポケットです。横の縫い目に備えられることから、シームポケットとも呼ばれます。
ポケット口が少し前傾しているものはフォワードセットポケット(斜めポケット)と呼ばれ、少しカジュアルな雰囲気です。横の縫い目(サイドシーム)に沿った傾斜がないポケットをバーティカルポケット(縦ポケット)と呼び、フォワードセットポケットよりも格式高い雰囲気があります。
手や物を入れやすい位置にありますが、とくに細身のデザインではシルエットが崩れて不格好に見えるため注意しましょう。
カジュアルなスタイルの場合、角や丸のL型の前ポケットもあります。
ピスポケット(ヒップポケット)

スラックスのお尻部分についているポケットです。ヒップポケットや鉄砲隠しとも呼びます。
主なデザインは、フラップがあるフラップポケットとフラップがない玉縁ポケットの2つ。ビジネススーツでは、フラップがなくボタンで留めるデザインが多く採用されます。
ピスポケットは、立ったり座ったりする際に摩耗しやすい部分です。財布など大きい物を入れると歩いているだけでもダメージを受けやすいため、物を入れる場合はハンカチなどの負担になりにくい物のみにしましょう。
フォブポケット
ベルトループ付近のウエストに沿って備えられる懐中時計を入れるためのポケットです。過去にはマストなポケットでしたが、懐中時計を持ち歩く人が減った現代では実用性はあまりありません。
現在ではカジュアルなジーンズで採用されることが多く、チップ用の小銭を入れるポケットとして使われます。

【メンズスーツ】スーツのポケットの正しい使い方・種類名称について詳しく紹介
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スーツのポケットマナーの基本
ペンや名刺入れなどを入れるなら、自然な動作で使える左側の内ポケットを使います。頂いた名刺をスラックスのポケットにしまうのは失礼に当たるので注意しましょう。
特に、口が広めのペンポケットは、スマホや名刺入れを入れるのも適しています。ジャケットのボタンを留めると内ポケットから物がこぼれる可能性も少なく、防犯性も高まります。
しかし、本来スーツのポケットは物を入れるためのものではないため、基本的にはカバンに入れるようにしましょう。
胸ポケットにはチーフ以外のモノは入れない
胸ポケットに入れて良いのは、ポケットチーフのみです。ついついボールペンなどを入れたくなりますが、シルエットが崩れたり汚れたりする可能性があるため極力入れないようにします。スーツにペンを入れる場合は、左側の内ポケットに備えられるペンポケットを使いましょう。
パンツポケットにモノを入れるのは基本的にはダメ
スラックスのパンツポケットにも基本的に物は入れません。ハンカチ程度なら良いですが、財布などの大きくて重いものはシルエットを崩したり、生地を傷めたりするため避けた方が賢明です。
本来はハンカチ程度ですら入れないのがスーツのマナー。カジュアルなジーンズならチェーンを付けた長財布をピスポケットに入れるコーディネートもおしゃれですが、スーツのスラックスでは避けましょう。
ポケットに手を入れるのはマナー違反?
スーツのポケットに手を入れると姿勢が悪く見えたり、だらしなく見えたりするため基本的には避けた方が賢明です。
とくに冬場はポケットに手を入れたくなるものの、見た目が悪いのはもちろん転倒時にケガのリスクも高まります。コートや手袋を着用して防寒対策を講じ、できるだけポケットには手を入れないようにしましょう。
ただし、明確なマナー違反かどうかは国や地域など、文化による違いがあります。
例えばイギリスではスラックスのサイドポケットに手を入れる行為は絶対的なタブーとされますが、ジャケットのポケットに手を突っ込んでいる方は少なくありません。
ポケットチーフはどのポケットに?使い方の基本と結婚式での注意点
ポケットチーフは胸ポケットに差します。ポケットチーフは手軽に華やさやおしゃれな印象を演出できるため、日本ではとくに結婚式などの華やかなシーンで用いられることが多いアイテムです。ただし、本来は華やかなシーンに限らず、冠婚葬祭を問わず着用できます。
フォーマルシーンやパーティーシーンなどに応じた色や折り方、素材を選ぶことがマナーです。男性のみならず、女性用スーツでも胸ポケットがあるデザインではポケットチーフを差して雰囲気を演出できます。
たとえばセレモニーでは、スリーピークスのようなエレガントさが際立つ折り方がおすすめです。結婚式では主役を立てる意味で白無地などの控えめな色柄を選んだり、時間帯によって素材を変えたりしてマナーに配慮しましょう。

スーツのポケットにもマナーがある!知っておきたいマナーを詳しくご紹介。
スーツのフラップポケットは「出す・出さない」どちらが正解?
スーツのフラップポケットでフラップを出す、出さないには基本的なマナーがあります。フラップとは日本語で「雨蓋」という意味。文字どおりフタの役割を持つため屋内ではフラップを中にしまい、屋外では外に出すのが基本マナーです。基本マナーを踏まえつつ、状況に応じて柔軟に対応すると良いでしょう。
スーツの「フラップ(ベロ)」はどの部分?
フラップは腰ポケットに付けられるフタです。ジャケットの両サイドにある腰ポケットの口に付けられた長方形のフタをフラップといいます。
腰ポケットにはさまざまな種類がありますが、多くがフラップポケットを採用するほどメジャーな仕様です。ビジネススーツもフォーマルスーツも同様にフラップが付いているポケットが多く採用されます。
フラップは何のためについているのか
フラップは、スーツのポケットに雨や埃が入らないように付けられます。歴史の中でスーツを外で着用する機会が増えるに従い、ポケットを保護する目的でフラップが登場しました。
現在ではほとんどが装飾的な意味合いになったものの、屋外ではフラップを外に出すマナーは健在です。
ラペル(下襟)と幅を合わせることで全体が調和し印象がアップするため、多くのスーツでフラップが採用されています。
フラップを出す・出さないはその場のルールに従えばいい
屋内ではしまい屋外では出すのがフラップの基本マナーですが、厳格なものではありません。マナーが重視される場面ではマナーを遵守しつつ、TPOに合わせて対応しましょう。
1日のうちにさまざまな場所を移動するビジネスシーンなどでは、フラップのマナー遵守は必ずしも必要ではありません。 マナーにこだわる相手かどうかに応じて使い分けるなど、効率的に対応すると良いでしょう。マナーは相手への気配りである以上、相手を不快にさせないよう配慮することが大切です。

【スーツ フラップ】スーツのポケットのフラップは出したままでも大丈夫?日本独特のマナーと海外事情
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女性がスーツを着るときのポケットマナーは?

スーツのポケットマナーは、女性も男性も共通です。基本的にポケットには何も入れず、屋内ではフラップを中にしまい、屋外ではフラップを外に出します。
実用的なポケットには物を入れても良いですが、そもそも女性用のスーツには実用的な胸ポケットや内ポケットが付いていないことも少なくありません。実用的ではないポケットに物を入れるとシルエットが整わないため、カバンを持つなどの対策を講じましょう。
女性はシルエットに立体感が出やすいため、男性以上に注意が必要です。
スーツのポケットマナーで印象が変わる!TPOに応じた使い方を心がけよう
スーツのポケットには基本的に物を入れないのがマナーとはいえ、マナーを遵守するかどうかは状況によります。フォーマルな場では、周りへの配慮としても一定のマナーが求められるでしょう。しかし、親しい友人が集まるカジュアルなパーティなど、ポケットマナーを強く意識する必要がない状況もあります。
就職活動や結婚式、ビジネスシーンなど状況に応じてポケットマナーを上手に使い分けましょう。
就活時のポケットマナー
就職活動中は基本のポケットマナーを実践します。正しくフラップをしまったり出したりできているか、ポケットにものを入れていないかがポイントです。持ち物はカバンに入れ、屋外ではフラップを出し、屋内ではしまう基本的なポケットマナーを実践しましょう。
大学生にとって、就活は入学式以来のスーツ着用の場となることが多いタイミングです。初めてスーツを着る方もおり、着慣れないスーツのマナーに戸惑うことも多いでしょう。第一印象で真面目さや清潔感を与えられるかどうかを意識し、基本を実践しましょう。
就活でポケットマナーまでは求められないと安易に考えることなかれ、想像しているよりも細かなマナーまで見られていると考える方が無難です。
ビジネスシーンのポケットマナー
ビジネスシーンでは、外回りなどで出入りが多いことも珍しくありません。出入りのたびにフラップの出し入れを徹底するのは簡単ではないため、出しっぱなしでも良い良いとされます。
ただし左右のフラップが揃っていることが条件です。片方だけ出ているとだらしなく見えるため、左右とも同じ状態に揃えるよう注意しましょう。
結婚式のポケットマナー
結婚式やパーティーなどお祝いの席では、ビジネスシーン同様にフラップは出したままでも問題ありません。基本のマナーに則って実用的なポケット以外には物を入れないようにして、華やかな舞台にふさわしくきれいなシルエットを保ちましょう。ポケットチーフを差すと華やかな雰囲気がより一層強調されます。
葬儀や法事のポケットマナー
葬儀や法事でも基本的なポケットマナーは同じです。内ポケット以外に物を入れないのはもちろんのこと、とくにフラップの出し入れには注意を払いましょう。喪服でもブラックスーツでも同様に、屋内ではフラップをしまい屋外では出す基本のポケットマナーを徹底します。
お悔やみの気持ちを表し故人を偲ぶ場では、誠実な印象を保つことが大切です。遺族の気持ちに水をささないよう配慮し、フォーマルシーンらしくポケットマナーを実践します。ハンカチは腰ポケットではなく内ポケットにしまいましょう。
カジュアルシーンのポケットマナー
カジュアルシーンでも守るべき基本的なポケットマナーは同じですが、フォーマルシーンやビジネスシーンに比べると重要性は下がります。ポケットには物を入れないようにし、いる場所に応じてフラップを出したりしまったりしましょう。
スーツのポケットマナーは美しいシルエットを損なわないためにはもちろんですが、相手に不快感を与えないために実践します。カジュアルシーンだからといって気を抜きすぎ、周囲を不快にさせないよう注意しましょう。
フィッティングにこだわるならオーダースーツ
スーツをおしゃれに着こなす一番のポイントは、フィッティングです。どんなにおしゃれなスーツでも、体型にフィットしていなければもったいないです。基本的なマナーを守って着こなさなければ、スーツの魅力が半減してしまいます。
基本的なポケットのマナーが実践できるようになったら、スーツが持つさまざまな効果を最大限に発揮できるオーダースーツを検討しましょう。
オーダースーツSADAでは、丁寧に採寸したデータを基に、CAD(自動設計システム)で型紙を作成します。スタッフが約20カ所にわたって丁寧に採寸し、細かなデータで作り上げる型紙は自分だけのオリジナルパターンです。なで肩、いかり肩などの細かな体型補正により、美しいシルエットを描けます。
まとめ:ポケットのマナーを押さえて、印象アップを目指そう
スーツのジャケットやスラックスに備えられた数多くのポケットは、基本的にデザイン上の存在です。内ポケットなど一部を除き、物を入れるためのものではありません。スーツのポケットに物を入れると美しく整えられたシルエットが崩れてしまうため、基本的には何も入れないのがマナーです。
スーツのポケットがデザイン上の存在であるならば、デザインにとことんこだわるのもスーツの楽しみ方の一つ。オーダースーツSADAでは、ポケットの形や機能、実用性までとことんこだわった世界に1着だけのフルオーダースーツがお手頃な価格で作れます。
目的に合わせた実用的なポケットを備えたフルオーダースーツに興味が湧いたなら、ぜひ店舗で専門スタッフにご相談ください。まずはお近くの店舗へ来店予約をお待ちしております。
スーツのポケットは多くの種類があります。デザインにより視覚的な効果や用途が若干変わってくるので、普段着ているスーツのポケットの名称はぜひ覚えておくと良いでしょう。ポケットのマナーはシーンによってもルールが変わりますが、ルール・マナーを守ることは、スーツを長持ちさせることにも繋がりますよ。