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ネクタイピンにはどんなものがある?おすすめの種類や選び方のポイントを解説します!

皆さんはネクタイピンにどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「おじさんがつけるもの」「若い世代の人向きではない」「古臭い」というような負のイメージをお持ちの人もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、現在ネクタイピンはさまざまなブランドから幅広いデザインや素材のものが販売されており、若者向けのものも多くあることから、決しておじさん世代だけのものということはありません。
また、ネクタイピンはネクタイとシャツを固定することでネクタイがだらりとなることを防ぎ、スマートにネクタイスタイルを維持することを可能にします。
見た目も機能も優れているネクタイピンを使わないのはもったいない!ということで、今回はスーツコーデのプロ集団「オーダースーツSADA」の現役スタッフがネクタイピンの種類や素材、そして取り扱い方法などについて詳しくご紹介していきます。
これを読めばきっとネクタイピンの魅力を知ることができるでしょう。
ぜひ最後までお付き合いください。

ネクタイピンの歴史から見る今どきのスタイルまでの進化

ネクタイピンはさかのぼること1850年頃に、現在のネクタイに比べて薄くて固定されにくかったネクタイが邪魔にならないようにするために生まれたとされています。

ネクタイピンの初期は、「タイタック」や「タイピン」と呼ばれるネクタイを針で留めるタイプのものが主流でした。

その後1920年頃から現在のネクタイピンの主流となっているクリップタイプのものが広がっていきました。

古くから歴史のあるネクタイピンですが、ネクタイピンは単なる装飾という役割だけでなく、しっかりとネクタイを正しい位置に固定し着こなしを乱さないという機能的な役割も果たしてくれます。

また、現在ではさまざまなデザインや種類が豊富になり、世代を問わずに自分に合ったものを見つけることができる選択肢が広がっています。

「ネクタイピン=おじさん」という固定概念を持っている方がいるのであれば、まずはそれを捨てて今回お伝えするネクタイピンの魅力を十分に理解し、ぜひ一度手に取ってみてみてほしと思います。

今どきのネクタイピンの特徴とは

近年様々な種類やデザインのものが販売されているネクタイピンですが、どのようなものがあるのかについて詳しく見ていきましょう。

デザイン

1,タイクリップ(ワニ口式)

ネクタイの大剣と小剣をはさんで固定するタイクリップは、現在主流のネクタイピンの種類であり、使い方がかんたんで初めてネクタイピンに挑戦するという方にも安心して使うことができる仕組みになっています。

ただし、長期間使用することでばねの力が落ちてくるというのがデメリットです。挟む力が弱まり落ちてくるようなことがあれば見栄えが悪くなってしまうため、買い替えを考えましょう。

2,クリップ式

タイプリップのようにバネはついておらず、クリップをはさんで留めるタイプになります。

デザインがシンプルなものが多いため、TPOを選ばずに使用することができます。

あくまでもクリップの力で挟んでいるだけであるため、固定する力が弱いというのが難点だといえます。

3,タイタック式

ネクタイに針を刺して使用するタイプのものです。ネクタイピンの起源と同様の使用方法だといえます。デザインが華やかで非日常をモチーフとするようなものが多いため、ビジネスシーンにはあまり向いておらず、結婚式や披露宴などの晴れの舞台で活躍してくれます。

なお、ネクタイに針を刺すため、使用のたびにネクタイが傷んでしまうというのがデメリットだといえます。

4,チェーン式

チェーンでネクタイを留めるタイプであり、チェーンを通したネクタイをシャツのボタンに引っ掛けて固定します。ネクタイにかかるネクタイがゴージャスな印象に変わります。

タイチェーンは装飾的な要素が強いため、こちらの結婚式やパーティーシーンなどで活躍するアイテムです。

素材・色

1,メッキ

デザイン性が高く、またリーズナブルな価格帯で販売されているメッキは初めてネクタイピンに挑戦する若い世代などにおすすめしたい素材です。

デザイン違いでいくつか揃えて、ネクタイやスーツに合わせて選ぶというのもおしゃれ上級者テクニックでしょう。

2,シルバー

シックで落ち着いた印象のシルバーは、世代を問わずに活躍してくれます。そのため、大切に長く使いたいという方におすすめです。プレゼントとしても人気の高い商品です。

3,ゴールド

インパクトを求めたいという方におすすめなのが、ゴールドです。

高級感があり、大人の男性の雰囲気が醸し出されます。周りと差をつけたコーディネートを楽しみたいという方は是非チェックしてみましょう。

失敗しないネクタイピンの選び方と正しい付け方

ここまで、ネクタイピンの種類や特徴についてお話してきましたが、続いてはシーンごとに失敗しないネクタイピンの選び方および付け方についてご紹介していきます。

ビジネスシーン

ネクタイピンに限らずですが、ビジネスシーンの基本はシンプルです。派手になることは避け、あくまでも相手に不快感を与えないファッションを心がけることが重要です。

そこでおすすめなのが、「タイクリップ」の「シルバー」です。

タイクリップは、デザインがシンプルなものが多く、またバネでしっかりと挟んで固定されることから、ずれる心配も少なく安心して使用することができます。

忙しいビジネスマンでもわずらわしさがなく、簡単にネクタイピンを取り入れられるというのが大きなメリットです。

素材に関しては、ビジネスシーンではシルバーが間違いありません。

これ1本あれば、年を重ねても使い続けられますし、また結婚式などのパーティーシーンにも問題なく付けることが可能です。

使いまわしがきくアイテムは、1つ持っていると非常に心強いものです。

パーティーシーン

結婚式や二次会など、華やかなシーンにおいてはネクタイピンの選択肢もぐっと広がります。

「タイタック式」や「チェーン式」は、ビジネスシーンには不向きである一方、パーティーシーンではしっかりと華を添えてくれるアイテムであるため非常におすすめです。

また、「ゴールド」の素材を選べばより一層特別感を演出することができるでしょう。

ネクタイピン一つでネクタイの見え方もガラッと変わってくることから、ビジネスシーン、パーティーシーンそれぞれのアイテムを用意しておくと上手に使い分けることができるのではないでしょうか?

ネクタイピンの正しい付け方

ネクタイピンは、ジャケットを着用している場合と、スリーピーススーツでベストを着用している場合、シャツだけの場合で付ける位置が変わってきます。

それぞれご紹介していきましょう。

1,ジャケット着用の場合

シャツの第3ボタンと第4ボタンの間を目安に付けます。

2,ベスト着用の場合

Vゾーンが開いていて、ジャケット着用時同様に第3ボタンと第4ボタンの間につけてもきちんと見える場合にはこの位置に付けます。一方で、Vゾーンが狭い場合には、あまりに上の位置にネクタイピンを付けると格好悪くなってしまうため、ネクタイピンは必要ありません。Vゾーンが狭いことで、ベストでネクタイが固定されるために、ネクタイピンなしでもずれにくいので安心です。

3,シャツだけの場合

シャツだけの場合、ネクタイピンで固定しないと見栄えが悪く、また汚れる心配もあるためネクタイピンは必須アイテムです。ジャケット着用スタイルよりもやや下のシャツの第4ボタンと第5ボタンの間くらいが付ける位置の目安です。

なお、いずれの場合もネクタイピンはシャツと一緒に留めるようにします。シャツに固定することで、ネクタイだけ垂れ下がって汚れるという心配がなくなりますし、左右の揺れを最小限にとどめることができます。

ネクタイピンをうまく活用したスーツコーディネート

続いては、ネクタイピンを取り入れたスーツコーディネートをご紹介していきましょう。

1,ネイビーストライプスーツ×白シャツ×ブルーストライプネクタイ×シルバータイクリップネクタイピン

ザ・ビジネス王道というこちらのコーディネートは、はじめてネクタイピンに挑戦するという方にもぜひおすすめです。

シンプルなネクタイピンを選ぶことで、違和感なくスーツスタイルに取り入れることができます。

ストライプスーツを合わせることで洗練された印象を演出してくれます。

2,ブラウンスーツ×白シャツ×ボルドードットネクタイ×ゴールドクリップ式ネクタイピン

結婚式の二次会やパーティーシーンで華やかで目を引くコーディネートになること間違いなしのこちらのコーディネートは、暖色系で統一されており華やかさの中に温かみを感じることができます。ブラウンスーツを上手に着こなすテクニックとして同系色でまとめるということがポイントとして挙げられます。

ネクタイピンのような小物に関しても、それを意識してまとめることで統一感のあるコーディネートが完成します。

3,ブラックスーツ×白ストライプシャツ×グリーンストライプネクタイ×ゴールドタイタック式ネクタイピン

シンプルなコーディネートの中に、ワンポイントアクセントとしてゴールドのタイタック式のネクタイピンをプラスするだけでパッと目を引くおしゃれコーデが完成します。

シックな色味でまとめ上げているために、ゴールドのネクタイピンがより一層引き立ちます。

長く使うためのネクタイピンの正しいメンテナンス方法

続いて、お気に入りのネクタイピンを長く使い続けるためのメンテナンス方法についてお話していきましょう。素材によってメンテナンス方法が変わってきますのでそれぞれご紹介していきます。

1,メッキ

メッキ加工をしているものはさびにくいためお手入れがしやすいというのがメリットです。

基本的には、使用した後に柔らかい乾いた布で乾拭きしておけば問題ありません。

汚れが取れない場合には、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを布に付けてふき取るようにします。その後、乾いた布で水分をしっかりとふき取ることで変色を防ぎます。

メッキの弱点は傷や衝撃に弱いという点です。したがって、お手入れの際は柔らかい布を使用し、優しくふき取ることを意識しましょう。

メッキが傷ついてはがれてしまった場合には、なかなか自分で補修することが難しくなります。メッキはリーズナブルである分、耐久性が低いというデメリットがあることを頭に入れておきましょう。

2,シルバー

シルバーも基本的にはメッキとお手入れ方法は変わりません。使用後は、柔らかい乾いた布で汚れをふき取ります。汚れが取れない場合には、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを布に付けてふき取ります。その後、残った水分を乾いた布でふき取れば完了です。

シルバーは、空気中の汗や硫化成分などが反応して黒く変色してしまう硫化という現象が起こりやすい金属です。そのため、保管する際には蓋つきの箱などにしまって空気に触れにくいような工夫をしましょう。

もし、黒ずんでしまった場合には研磨剤入りクロスを使ってみましょう。ひどい黒ずみでない限り輝きを取り戻すことができます。あまりにもひどくなってしまった場合には、専門店でのクリーニングを検討しましょう。

3,ゴールド

ゴールドの場合も、基本はほかの素材と変わらず使用後は柔らかい乾いた布で汚れをふき取るというお手入れ方法になります。

ゴールドはさびにくいため、正しいお手入れをしていれば長期間にわたって綺麗な状態で使い続けることができます。高価ではありますが、大切に長く使い続けるのであれば十分に価値のあるものだと言えるでしょう。なお、シルバーと比べると、傷がつきやすいという点に気を付ける必要があります。

そのため、ゴールドがさびてしまった場合には研磨剤入りクロスで磨くのではなく、あくまでも中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを使って落とす方法をとります。研磨剤入りクロスでは傷がついてしまうため使用はNGです。

この点がシルバーとはお手入れ方法が大きく異なりますので、必ず覚えておきましょう。

以上、ネクタイピンの必要性や種類、また素材別の取り扱い方法などについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

今どきのネクタイピンは、デザイン性が高くまた種類も豊富であり若い世代から十分におしゃれを楽しむ感覚で使うことのできるアイテムだといえます。

もちろん、機能的にもネクタイとシャツをしっかりと固定し、動きやすくなるといったメリットがあり見た目だけではなく重宝するアイテムです。

これまで、手を出してこなかった若い世代の方にもぜひ一度手に取ってみてほしいと思います。

スーツスタイルはジャケット、パンツだけではなくシャツ、靴、ベルト、そしてネクタイピンのような小物まで合わせてのトータルコーディネートで完成します。

細部にまでしっかりとこだわりぬいたコーディネートは洗練された雰囲気を醸し出してくれるでしょう。

ぜひ、普段のビジネススタイルや結婚式などのパーティースタイルにネクタイピンを取り入れておしゃれ度をアップさせてみてください。今回お伝えしたことが少しでも参考になれば幸いです。

穂谷 優之