オシャレな男性は喪服姿もスタイリッシュ。喪服をスーツのように颯爽と着こなす6つの提案のアイキャッチ画像
オシャレな男性は喪服姿もスタイリッシュ。喪服をスーツのように颯爽と着こなす6つの提案のアイキャッチ画像

オシャレな男性は喪服姿もスタイリッシュ。喪服をスーツのように颯爽と着こなす6つの提案

オシャレでマナーに精通している男性は知っています。冠婚葬祭で結婚式に次ぐ行事・お葬式において喪服をスーツのようにかっこよく着こなす術を。あなたも憧れの上司のように、喪服を颯爽と着こなすビジネスマンになりませんか?

通夜や葬式で男性が着る喪服の格式について

男性がスーツを着用する機会は主に「冠婚葬祭」と「ビジネスシーン」の二つに分けられます。
その中でも年齢を追うごとに参加する回数が増えていくのが結婚式やお葬式ですね。
メンズの冠婚葬祭でスタンダードなスタイルとしては、礼服を着るのが常識でありマナーにあたります。
喪服も礼服の一種です。
ビジネスシーンでは礼服は使われず、スーツの代用として着ることはまずありません。
例えば、会社から直行でお葬式に行く機会もあるでしょう。
しかし、仕事であっても喪服の着用は基本です。見る人によって違いがわかり、マナーがなっていないと思われてしまいますよ。
グレーやネイビーのビジネススーツでの代用はもちろん御法度ですが、ダーク系のビジネススーツに黒いネクタイも避けたほうが良いでしょう。
まとめると基本的にお葬式では喪服を着用すべきですね。
そこで今回は冠婚葬祭の中でもお葬式の服装についてどのようなスーツを着ればよいのかを解説します。
まず「お通夜」「葬儀」「告別式」のそれぞれの意味をおさらいしましょう。

お通夜とは

夜通し灯をつけて故人を見守る儀式のことです。

葬儀とは

故人の冥福を祈り成仏祈願を行う儀式のことです。
本来、葬式は一連の儀式の総称で、お通夜や葬儀、告別式などを含めて「葬式」といいます。
厳密には葬儀とは近親者が故人の成仏を祈る儀式です。

告別式とは

故人と最後のお別れをする儀式です。
厳密にいうと、故人の友人・知人を招いた別れの儀式を指します。

喪服の格式について

喪服の格式を説明します。
喪主や遺族が葬儀・告別式で着るものを正喪服といい、最も格式高い服装です。
一般的に洋装の場合はモーニングコート、和装であれば紋付き羽織袴のことを指します。
次に格式高いのは遺族が弔問・お通夜で着るものまたは参列者が葬儀・告別式で着る礼服で準喪服といわれる服装です。
準喪服とはブラックスーツと呼ばれる準礼服であり一般的な喪服のことを総称します。
深い漆黒色のものほど格式が高く高級とされています。
昨今の葬儀及び告別式では、遺族、親族、一般弔問客のどの立場でもブラックスーツを着用することが多いそうです。
一着持っておけば急な訃報にも対応できますね。
一方、参列者が弔問・お通夜で着るものを略喪服といいます。
略喪服とは、無地のダークスーツを総称しています。
ダークグレーや濃紺などの控えめな色でかつ艶や光沢がないものであれば、黒でなくても着用できるでしょう。
また、略喪服には他の礼服にない違いがあるのでいくつかご説明しますね。

襟のステッチの違い

「AMFステッチ」と呼ばれるステッチが一般のスーツにはほとんど用いられてますが、略礼服にはステッチが入ってないものが多く見られます。

ベントの違いとは

センターベント、サイトベンツ、ノーベントの三種類がありますが、略礼服には切れ目のないノーベントが使われます。

パンツの裾について

略礼服の裾に注目して、シングルまたはモーニングカットに仕立てられているものが最適です。
このように故人との関係性や参列する式の種類によって着用するものが異なるのですね。

実際に男性が着た喪服のコーデ例

メンズの喪服のコーディネートにはポイントがあります。
まずジャケットの裾の長さはお尻が隠れる長さであること。
そしてより漆黒の生地がおすすめです。
秋冬用の準喪服は、スリーピーススーツ(ベストつきのスーツ)のほうが、ツーピーススーツ(ベストなしのスーツ)よりも見た目によりフォーマルに見えてお葬式に適しているといえるでしょう。
また、スーツの種類にはシングルとダブルがあり、ボタンの留め方で異なります。
シングルはビジネスシーンでも定番のデザイン。
ボタンの数は2つか3つで縦一列に並んでいます。
流行や年齢に流されにくいため、特にこだわりがない場合は2つボタンがベーシックでおすすめです。
一方、ダブルはゆとりのあるシルエットながら美しく見えるメリットがあります。
少しおなかが出ていても体型をしっかりカバーしてくれますよ。
ダブルは重厚感や貫禄のある雰囲気を演出できる利点があるので、年齢の高い人に好まれる傾向があります。
いずれもシングル・ダブルに関わらず、一番下のボタンは開けて着こなしましょう。
シングルの2つボタンやダブルの4つボタンの場合一番上のみ締めます。
シングルの3つボタンやダブルの6つボタンの場合は、上2つのボタンのみ締めればオシャレに着こなせるでしょう。
しかしくれぐれもお葬式で重視されるのは「流行」ではなく「敬意」であることを忘れずに。

ブラックスーツと喪服の大きな違いとは?

前述のとおり、準喪服のことをブラックスーツといい一般的な喪服のことを指すとお伝えしましたね。
ブラックスーツと喪服の違いはどのようなところだと思いますか?
ブラックスーツは少しグレーの入った黒であるのに対し、喪服は「墨黒」あるいは「漆黒」と呼ばれる濃い黒で染め上げられているスーツのことを指します。
そしてブラックスーツの場合は光沢がありますが喪服にはありません。なぜなら布の素材が異なるからです。
また、ブラックスーツと喪服は染め方にも違いがみられます。
ブラックスーツは光沢があるグレーに近い黒で染められており、一方光沢のない黒色に染め上げられているスーツを喪服といいます。
一般的に黒色が深いほど喪服としての格式が高いと言われています。
ブラックスーツと喪服は色の染まり具合や光沢の有無で格式やオケージョンが変わり使い分けられているようですね。
主にビジネスシーンで用いるブラックスーツをより黒色に染めあげて格式を高めることでお葬式向けに仕立てたものが喪服といえますね。

葬儀は喪服の代わりにスーツで出席してもいいか?

葬儀とは、遺族や親族が故人の冥福を祈る宗教的儀式のことを指します。
一方で友人や知人などが故人と最後にお別れする儀式は告別式といいます。
それぞれの儀式には意味合いがあり、故人との関係性や参列する式によって装いが異なります。
通夜では、前もって喪服で参列すると故人が亡くなるのを心待ちにしていたかのような印象を与えてしまうかもしれません。
従って、突然の予期せぬ訃報にショックを受け、故人の元へ急いで駆けつけたという哀悼の意をこめて例外的にビジネススーツで参加しても良いとされているのです。
しかし、年齢を重ねるにつれて披露宴などと同様、葬儀に喪服で参列することは常識でありマナーです。
葬儀において場にそぐわない失礼なふるまいをしてしまったり恥ずかしい思いをすることは避けたいものです。
従って葬儀において喪服の代わりにビジネススーツで代用することは、おすすめできません。
喪服の代わりにビジネススーツで参加するのは、お葬式に参加する機会の少ない若い男性がすることです。
また、黒のビジネススーツと喪服のブラックスーツでは、生地の質感や黒の深み、光沢が異なります。別物としてシーンに合わせて使い分けましょう。

男性向けの喪服はどこで買うのがおすすめ?

喪服はオーダースーツをおすすめします。なぜなら昨今、既製品のフォーマルスーツとさほど変わらないお手頃価格で上質なオーダースーツが手に入るからです!
専門のスタイリストがお客様の着用シーンや用途に合わせて適切なアドバイスをいたします。
また、喪服に合わせるシャツやネクタイ小物はもちろん、ビジネスシーン他、あらゆるシーンで活躍するアイテムを豊富に取り揃えているショップが多いのが魅力です。
故人を偲ぶ席に合った喪服をしつらえることで、悲しんでいる大切な人の心に寄り添えたらいいですね。
お客様にとって自分なりの温かい気遣いができるような「らしさ」も詰まったスーツを選べるお手伝いが、スーツ生地・モデルも豊富に揃えているオーダースーツでできたらと思います。
そして、長く愛用できるようなベーシックな喪服をお手頃価格でお届けできるようなショップでオーダーしていただけたら、より幸いです。
また、オーダースーツならではの充実の安心保証もショップ選びのポイントにしてみてはいかがでしょうか。
葬儀ではより一層「その場に対しての敬意」が重視されます。
葬儀の際には同じ色・形の準喪服が立ち並ぶということになるため、生地の違いや仕立てが目につくお葬式だからこそオーダースーツを選ぶ意味があるのです。

喪服を着るときに気をつけたいマナー

ここでは男性が身につけてもいいアクセサリーのマナーについて抑えておきたいと思います。

アクセサリー類

お葬式では、アクセサリーは基本的にすべて外しましょう。
ただし、結婚指輪はOKです。

腕時計

腕時計を身に着ける場合、派手なものは避けシンプルなデザインのものにしましょう。

メガネ

そして、意外と忘れてしまいがちなのが、メガネのデザインをお葬式仕様に変えることです。
お葬式にかけていくメガネに決まりはありませんが、あくまでお悔やみの場であり故人より目立たないようにしましょう。
フレームの色は黒や紺など落ち着いたものを選び、フレームが極端に太いものや丸メガネなど奇抜なデザインは控えましょう。

また、足元は黒で統一しましょう。
革製品は殺生を連想させます。
ベルトや靴の素材に動物の革(クロコダイルなど)を選ぶのはNGです。
靴下の色も黒一択としましょう。
ワンポイントや柄を避け、丈の短すぎるものや厚手のものもカジュアルな印象になるのでふさわしくありません。

ワイシャツ

喪服の引き立て役となるワイシャツは、必ず白の無地を選びましょう。
襟はレギュラーカラーかワイドカラーをチョイス。

ネクタイ

ネクタイは無地の黒を選ぶのがマナーです。
必ず弔辞用の漆黒のネクタイを締めましょう。
その際ネクタイピンの着用は避けます。

コート

冬場などでコートが必要な場合はどうすればいいの?と悩む方もいらっしゃると思います。
こちらも、無地の黒や紺で揃えましょう。
デザインもできるだけシンプルなものをチョイスしましょう。
おすすめのデザインは、チェスターやステンカラーのコートです。
また、コートの付属品にファーが付いている場合があります。
革と同様、殺生を連想させるため、リアルはもちろんフェイクファーも控えましょう。

バッグは基本は持ちません。数珠や財布、スマホ、ハンカチなどは、基本的に上着の内ポケットやパンツのポケットに忍ばせて。
シルエットが崩れないようにすることが大事です。
財布も同様の観点から二つ折りの薄目の長財布などがいいでしょう。
香水はマナー違反です。
線香の匂いを妨げてしまうからです。
どうしても必要な場合はハンカチにシュッとひと振りを。
もちろん、大事な小物として、白やグレー、黒などのシンプルなハンカチ、幅広い宗派に対応できる数珠、そして雨の日は黒で無地のシンプルな傘を忘れずに。
アクセサリーという主役を引き立てるアイテムでマナーを守り、気持ちよく故人を見送れるといいですね。

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千地 淳子