卒業式・卒園式で外さないママの服装とは?マナーや着こなしポイントを解説のアイキャッチ画像
卒業式・卒園式で外さないママの服装とは?マナーや着こなしポイントを解説のアイキャッチ画像

卒業式・卒園式で外さないママの服装とは?マナーや着こなしポイントを解説

この記事では卒業式や卒園式に臨むママのためのコーデを紹介しています。卒業式・卒園式のコーデはだいたいパターンとして決まっています。20代ならやや明るめに、40代なら落ち着いた雰囲気になど、多少の違いはあるにしても、使える色は基本的に決まっています。あまりに目立つ色や個性的な色のコーデは避けましょう。また、卒業式・卒園式が行われるのは3月。地域によっては寒さが目立つ季節ですので、防寒対策をきちんと行いましょう。具体的なコーデの紹介ではスカートやパンツ、ブラウスやワンピースなどさまざまなコーデを6種類紹介しています。できるだけ年齢を問わず取り入れられるコーデを揃えましたので、ぜひ参考にしてみてください。他にも手を抜けないのがアウター。行き帰りだけだからとあまり似合わないものを着ないようにしましょう。小物類も同じです。卒業式・卒園式のコーデに合う小物はだいたい決まっているため、基本を外さないようにしましょう。中には洋装(パンツやスカート)ではなく和装(着物)で参加したい方もいるでしょう。きちんとした人に着付けしてもらうことはもちろんのこと、季節性のある華やかな色を選び、式の雰囲気に合わせるようにしましょう。

明るく和やかな雰囲気が強い入学式・入園式とは異なり、卒業式・卒園式はお子様の門出を祝う厳かな行事です。そのため、出席する保護者の方、特に母親であれば、どのような服装が適しているのかお悩みの方も少なくないでしょう。

この記事では、重苦しくなり過ぎず、おしゃれさと落ち着いた雰囲気を兼ね備えた服装で、卒業式・卒園式に出席するためのポイントを紹介します。ママさん要チェックの内容となっているので、ぜひご一読ください。

卒業式のママの正しい服装マナー

お子様の門出に立ち会う母親の服装には、年齢問わず共通のマナーがあります。「20代だから少し明るめに」「40代だから落ち着いた雰囲気で」など、年代を基準にして服装を考えることもあるでしょう。しかし大前提として、主役であるお子様よりも目立たない服装であることが求められます。

そのため、着る服の色は黒やネイビーなどのダークカラーが無難です。また、着こなしの難しい着物よりもスーツスタイルを選ぶと良いでしょう。卒業・卒園という場に合わせて、セレモニースーツを選ぶことも重要です。

加えて、時期的にまだまだ寒いことも予想されます。ワンピースや、ボトムスにスカートを選ぶ場合、ストッキングで寒さ予防が必要であり、ストッキングの色はベージュを選びましょう。

全体的に暗めの色合いとなるセミフォーマルな服装ですが、全身真っ黒だと喪服のようになってしまってマナー的には正しくありません。部分的に明るいカラーを含ませることも大切です。

卒業式に出席するママが着るスーツを選ぶ3つのポイント

ここでは、卒業式や卒園式に際して着用するスーツ選びにおけるポイントを3点紹介します。マナーとしてだけではなく、周りのママたちから浮いてしまわないためにも重要なポイントのため、できるだけ覚えておきましょう。

カラーは「ブラック」「ネイビー」「グレー」の3種類

まずはスーツの色についてです。ダークカラーが求められるため、ブラックやネイビーが主流となります。全体的に暗くなりすぎる恐れがありそうであれば、グレーのスーツを選んでも良いでしょう。

入学式や入園式に着回すことを考えると、ブラックフォーマルよりは明るめのスーツにしておくのがおすすめです。効率を重視するのであれば、ネイビーやグレーカラーが無難といえます。

「生地」と「織り方」に注目

スーツの生地は、ウールに代表される天然繊維と、ポリエステルのような化学繊維に大別されます。天然繊維100%のスーツであれば、高級感と着心地の良さがメリットとして挙げられますが、虫食いに弱いため着回しには向きません。

一方、化学繊維を使用したスーツならば丈夫で軽量、かつ安価な傾向にあるため使いやすいというメリットがあります。デメリットとしては、静電気の起きやすさや見た目のチープさが挙げられるでしょう。

どのような点を重視するかにより、スーツ生地の選び方は異なります。

また、生地の織り方にも注目しましょう。冬から春に移行する3月頃は、寒さが和らいでくる時期とはいえまだ暖かいとは言い切れません。そのため、秋冬向けのツイードスーツがおすすめです。寒さ対策になるだけではなく、立体感のある見た目が適度な華やかさを演出してくれます。

スカート丈は膝が隠れる程度の長さ

スカートやワンピースを着る場合、スカート丈の長さに気を付ける必要があるでしょう。フォーマルな場面にあたるため、ミニ丈のスカートはマナー違反です。一方、ロング丈だと重厚さが強くなってしまいます。

適切な丈の長さは、立っていても座っていても膝が隠れる程度です。

卒業式のママ向けのスーツコーデ集

卒業式・卒園式におけるスーツファッションのマナーとポイントを押さえているならば、必ずしも無難なコーディネートを万全に準備する必要はありません。ここでは、おすすめのママ向けスーツコーデを6通り紹介します。

テーラードジャケット×スカートのブラックコーデ

ややダークネイビーが入ったようなブラックで上下を決めるコーデ。

トップスはブラックのテーラードジャケットと淡いピンクのタックブラウス、そしてボトムスはわずかに広がりを持った同じくブラックのひざ丈スカート。全体的にフォーマル色の強い印象ですが、首元のパールのネックレスと、胸元の淡いピンクのコサージュがお祝いムードを作ってくれます。また、コサージュとタックブラウスを同じ淡いピンクで揃えたのもポイント。

バッグは小ぶりで上品なものを選ぶことで、フォーマル色のうちビジネスらしさを落としています。そしてパンプスをジャケットやスカートと同色ではなく、淡いグレーにすることでフォーマル色の中のプライベート感を演出しているのです。

シフォン素材で作るフェミニンコーデ

ダークネイビーのジャケットに合わせるのは、やや青みを含んだ白のフロントタックブラウス。ブラウスのタックが放つ絶妙なフォーマル色と、首元のホワイトパールのネックレスが見事にマッチしています。そして、ボトムスはシフォン素材のプリーツスカート。上品さを醸し出すだけでなく、歩くたびに揺れるプリーツスカートは女性らしい華やかさを演出してくれるでしょう。

バッグは小ぶりであり片手で持っても様になる大きさ。見た目に不自然な感じはなく、貴重品を持ち歩くには最適な大きさです。足元にはブラックのパンプスを合わせて、全体的なバランスを取ります。全体的に暗めのトーンの中で、ブラウスとネックレスが白く華やかな印象を与えてくれます。

マーメイドスカートで作るフェミニンコーデ

ネイビーのノーカラージャケットに合わせるのは、ややベージュを含んだ白のアシンメトリータックブラウス。このブラウスはタックがアシンメトリーとなっており、個性の出しづらい卒業式コーデにおいて、ささやかな個性を演出してくれます。ボトムスは同じくネイビーで膝丈のマーメイドスカートを履くことで、女性らしさを保ちつつもスッキリとした印象に仕上げてます。

足元はブラックのパンプスで引き締めることにより、安定感を表現。比較的若いママが着ると、年齢との良いギャップが生まれ若さと落ち着きを同時に演出できるでしょう。

ツイード素材で作るしっかりコーデ

ブラックに近いダークネイビーのツイードのジャケットに合わせるのは、白のボウタイブラウス。ボトムスは同じくダークネイビーのタイトスカートのため、コーデを間違えると重い雰囲気になってしまいます。しかし、その心配をしっかり払拭しているのがボウタイブラウス。全体的にフォーマル色の強いコーデであるため、ボウタイブラウスの良さがより際立っているのが分かります。

バッグは淡いピンクの小ぶりなもの。こちらも全体的なフォーマル色の強い印象とは相反しており、バッグの可愛さがより目立っています。合わせるパンプスは明るめのベージュ。非常に薄い山吹色にも見え、足元を華やかに演出してくれます。

このようにフォーマル色の強いセットアップスーツ(スカート)であっても、合わせるインナーやアイテムによって卒業式・卒園式にマッチしたコーデに変わります。

ワンピースをベースにした簡単着回しコーデ

チャコールグレーのノーカラージャケットに合わせるのは、ネイビーのワンピース。ワンピースだけだとぼやけそうなラインを、ノーカラージャケットがしっかり引き締めてくれています。胸元にはピンクのコサージュをつけ、首元はあえてノーネックレス。ネックレスがない分首元がすっきり見え、コサージュの色がより映えて見えます。

バッグは淡いピンクのものをチョイス。片手で持っても、腕にかけても様になるタイプです。小ぶりなバッグの中ではややボリュームがあるため、持ち物が多い時にも便利です。足元に合わせるのはストラップ付きのブラックのパンプス。ストラップがあることで歩きやすいだけでなく、女性らしい雰囲気も漂わせています。

ネイビー×パールの上品コーデ

ネイビーのジャケットに合わせるのは同じくネイビーのワンピース。同じネイビーの中でも、あえて似たような色調のものを選び、全体的に引き締まった印象を演出しています。とはいえ、同系色だと単調な印象となってしまうのも事実。そこでパースの二連ネックレスをアクセントとしてつけることで、顔を華やかに見せているのです。

バッグは白系のやや持ち手の長いものも。片手で持つのももちろんOKですが、腕にかけても上品に見えるでしょう。足元に合わせるのは白のパンプス。トップス&ボトムスとのコントラストが最高に効いており、足元を凛とした印象に仕上げています。

シックに決めるブラックパンツスーツコーデ

卒業式・卒園式だからといってパンツスーツで出席してはいけない訳ではありません。ここではパンツスーツを取り入れたコーデを紹介いたします。

上下セットアップのブラックパンツスーツに合わせるインナーは、やや青みを含んだボウタイブラウス。ブラックのパンツスーツだと特にフォーマル色が強くなりますが、ボウタイブラウスの華やかさがお祝いムードに仕上げています。

バッグはベージュの小ぶりのものをチョイス。ビジネスの雰囲気を感じさせないバッグであり、コーデのコンセプトに非常に合っています。足元に合わせるのはブラックのストラップ付きのパンプス。パンツスーツとストラップ付きパンプスによって、足さばきが軽くなるメリットがあります。

卒業式のママが持っておくと便利なコーデアイテム

スーツだけではなく、スーツに合わせるコーデアイテムについても把握しておくのがおすすめです。ここでは、時期的に持っておくと便利なアウター、印象を変えてくれるアクセサリーや靴などに焦点を当てて紹介します。

スーツコーデに合ったアウター

卒業シーズンといえばほとんどの場合、3月頃が定番でしょう。東北以北や日本海側など、地域によってはまだまだ寒い時期です。雪が降ることも珍しくはありません。また、学校・幼稚園・保育園によっては外で式を行ったり、写真を取ったりする可能性もあるため、防寒・降雨・降雪対策としてアウターは持っておくと便利です。

ただし、どのようなアウターでも良いわけではありません。カジュアル感の強いダウンジャケットや、かさばるアウターは避けた方が無難です。トレンチコートやノーカラーコートであれば、スーツに合ったフォーマルさを演出できるだけでなく、着脱や持ち運びの面でもあまり苦労しなくて済むでしょう。急な降雨・降雪に対応できるように撥水加工が施されたものだとより便利です。

アウターは行き帰りの際だけではなく、式の終了後にママ同士で集まる可能性もあるため、その場で浮かないためにも、できる限りスーツコーデに合ったものを選ぶことをおすすめします。

防寒対策としてはインナーも重要です。裏起毛など寒さに強いインナーを着ていくと良いでしょう。厚手のインナーだとシルエットに影響が出てしまう恐れがあるため、薄めのもの、かつブラウスやスーツからはみ出さないものがおすすめです。

派手過ぎないアクセサリー類

必ずしも着けていく必要はありませんが、コーディネートをしてみて少し地味かな、と思ったらアクセサリーをプラスしてみてください。おすすめはネックレスやピアス、コサージュです。

ネックレスは、スーツのダークカラーと対照的なホワイトパールを選ぶとセレモニーらしさが増します。あまりに大ぶりだったり太めだったりすると派手に見えるため、控えめな大きさのものにしましょう。タイプとしては、1連タイプや2連タイプ、ロングタイプだと華美になりすぎず、上品な印象を与えられます。

ピアスもネックレスと同様にホワイトパールがおすすめです。顔回りに控えめな明るさを演出できます。

せっかくの祝いの場ですから、コサージュを着けてお祝いの気持ちを前面に押し出すのも良いでしょう。カラーとしては、入学式・入園式よりは静かなシーンなので控えめな色の方がおすすめです。人気があるのはネイビーやブラック、シルバーカラーとなります。薄いピンクなども華やかさを演出できるので悪くはありませんが、濃い暖色系は派手になりがちなので避けた方が良いでしょう。

歩きやすく脱ぎ履きしやすいパンプス

足元のおしゃれも気を抜かないことが重要です。全体的にダークカラーになりがちなセレモニーファッションなので、靴の色は明るいベージュ系を選ぶと良いでしょう。全体的に明るすぎると感じる場合は、ブラック系でも問題ありません。

靴のタイプは、ヒールが太めのパンプスがおすすめです。ヒール高は高くても7cm以内にしておきましょう。卒業式・卒園式では長時間立ったままだったり、頻繁に移動したりすることも想定されるため、できる限り歩きやすい靴を履いておけば安心です。

また、学内外・園内外に移動するために何度も靴を脱ぎ履きする可能性もあります。脱ぎ履きが簡単なパンプスを選ぶと煩わしくありません。

卒業式ではスーツではなく和服・着物やワンピースドレスはOK?

卒業式のスーツは、ジャケットとスカート、またはパンツスタイルで式に臨むだけでなく、ワンピーススタイルも好んで選ばれている傾向にありますが、和装で出席する方も決して少なくはありません。

卒業式・卒園式にはセミフォーマルな服装で出席することがマナーなので、洋装だからOK、和装だからNGということはなく、その場に合った服装であればどちらでも問題はないのです。

もし和装で出席する場合は、何点か注意すべきポイントがあります。まず、色は濃紺や淡い水色、淡い灰色を選びましょう。派手な色や柄が入っているものは不向きです。柄については、季節感が重要視されるため桜の花だけではなく、春の花がちりばめられているものが推奨されます。

帯についても同様で、派手すぎず、着物と同系統の色・柄のものを選びましょう。

スーツに合わせるバッグはどんなものが良い?

主流なバッグは小さめ(A4サイズ以下)の革製・布製とされています。ビジネス感が薄れ、かつフォーマルさは損なわれないためおすすめです。形状としては、ハンドルバッグを筆頭に、ショルダーバッグやクラッチバッグも人気があります。色はブラックやネイビー、グレーやベージュの無地を選ぶと良いでしょう。柄やブランドのロゴが入っているものは、派手すぎる印象を与えるので避けた方が無難です。

式に際しては持ち物や持ち帰るものが多くなることが想定されますが、パッと見の印象でビジネス感が強くなるため大きめのバッグは避けましょう。代わりに、折りたたんで持ち運べるサブバッグを入れておけばOKです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

卒業式・卒園式はお子様の門出を祝う大切な行事です。保護者としては、マナーとポイントを押さえつつ、唯一無二のオーダースーツを着て出席するのも良いのではないでしょうか。オーダースーツを購入するなら、全国に47店舗を展開している専門店「オーダースーツSADA」がおすすめです。(店舗数は2024年1月現在のものになります。)

オーダースーツSADAでは、世界に1着のレディーススーツをフルオーダーで作れます。

パンツスタイルとスカートスタイル両方に対応しており、体型に合わせたフィット感のあるスーツを生地から選んで作成することが可能です。女性スタイリストが在籍しているので、相談から採寸、受け取りまで安心してやり取りできます。

オーダースーツSADAは創業以来、累計500万着ものオーダースーツを仕立ててきた実績があるため、好みや体型、用途に合わせたお気に入りのスーツを手に入れられるでしょう。まずはオーダースーツSADAのホームページより来店予約をして、お近くの店舗にて相談してみてはいかがでしょうか。

この記事では卒業式や卒園式に臨むママのためのコーデを紹介しました。卒業式・卒園式コーデの大前提は主役である子どもより目立たないことです。20代なら淡いピンクなどを取り入れて明るめのコーデにする、40代ならネイビーなど落ち着いた色を取り入れたコーデにするなど、年代によって少しのアレンジはありますが、大前提として子どもより目立つことのないように気を付けましょう。また、卒業式・卒園式コーデに使える色は基本的に決まっており、ジャケットやボトムスでいえば、ブラックやネイビー、それにグレーになります。ブラウスであればジャケットなどで取り入れないような明るい色(白、ベージュ、淡いピンク、淡いブルー)などを取り入れも問題ありません。ワンピースを着る場合は、ジャケットと同じ様な落ち着いたトーンの色にしましょう。アウターは思わぬ場面で着ることもあります。卒業式・卒園式の帰り、急にママ友とカフェなどに行くことになっても恥ずかしくないようなアウターを着ていきましょう。トレンチコートやノーカラーコートが無難です。小物も卒業式・卒園式に合うものをチョイスしましょう。アクセサリーはホワイトパールのネックレスか、白や淡いピンクのコサージュを選び、バッグもベージュや淡いピンクなどささやかな色が良いでしょう。パンプスは黒など落ち着いた色で引き締める場合もあれば、ベージュなどコントラストにする場合もあります。

大久保一雄