最高の1着を持っておきたい!
テーラードジャケットのコーディネートのアイキャッチ画像
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最高の1着を持っておきたい! テーラードジャケットのコーディネート

皆さんはテーラードジャケットを持っていますか?テーラードジャケットは作業着として着用されていたジャケットに、高級感をプラスしたデザインの衣服です。スーツほどカッチリはしていないけど、しっかり襟はついていてラフすぎる雰囲気にはならないのがポイントでしょう。上下セットで売られているスーツとは違い、基本的にはジャケットだけで売られています。もちろんビジネスシーンではスーツを着用した方が良いのですが、テーラードジャケットはビジネスカジュアルやプライベートで着回せる万能アイテムですので、1着持っておいて損はありません。TPOに合わせてテーラードジャケットを上手に着こなせれば、コーディネートのバリエーションが広がりますよ。とはいえいわゆるジャケットとスーツの中間に位置するテーラードジャケットは、適当なコーディネートをしてしまうとちぐはぐな印象になってしまいます。コーデのポイントを押さえて、上手に着こなしましょう。今回はスーツコーデの達人「オーダースーツSADA」のスタッフが、「テーラードジャケットを上手に着こなすためのポイント」や「シーン別のテーラードジャケットの着こなし」について詳しく解説します。

テーラードジャケットを購入したのはいいものの、実際に着用する時にコーディネートに困ってしまったという人も多いのではないでしょうか。1着持っておくと便利なテーラードジャケットですが、コーディネートの仕方を知っていないとうまく着こなすことは難しいアイテムです。
そこで今回は、テーラードジャケットのコーディネートについて詳しく紹介していきます。生地などについても解説していくので、テーラードジャケットを購入する時の参考にすることもできますよ。おしゃれに着こなせるように、テーラードジャケットの知識を深めていきましょう。

1着は持っておきたいテーラードジャケット!

テーラードジャケットはデザインや素材などさまざまあるので、ふさわしい素材を選ぶことでジネスカジュアルやクールビズシーンにもマッチする着こなしを楽しむことができます。もちろん、私服として着回しもできますし、素材に目を向ければ季節感を取り入れたおしゃれも楽しめます。オンとオフのコーディネートが楽しめるテーラードジャケットは、とにかく1枚持っておくと便利なアイテムなのです。

テーラードジャケットはスーツのジャケットと違う?

#ジャケットとスーツの違いとは
まず、店で販売されているジャケットとスーツのジャケットの違いについてですが、こちらは単品で販売されているかどうかの違いだけです。一般的に、上下が同じ生地で作られているものをスーツ、上着のみ単品で販売されているものをジャケットと呼びます。つまり、ジャケットとスラックスの2ピースもしくはスリーピース一式で売られていればスーツ、そうでなければジャケットになるということですね。

#テーラードジャケットとスーツのジャケットの違いとは
テーラードジャケットとスーツのジャケットの違いはどこにあるのかというと、素材にあります。ジャケットの仲間であるテーラードジャケットは、もともと作業着として着用されていたジャケットに高級感をプラスした洋服です。テーラーに「仕立屋」という意味があるように、テーラードジャケットは仕立屋が紳士用に作った服ということで、ラフ過ぎないのが特徴です。そのため、ビジネスカジュアルやプライベートでおしゃれをしたい時にも重宝するアイテムになります。
一方のスーツのジャケットはというと、テーラードジャケットよりもフォーマルでビジネスシーンにマッチするような作りが多いのが一般的です。たとえば、スリーピースのダブルはクラシカルな装いで紳士的なおしゃれを楽しむことができますし、ダブルスーツは重厚感があり大人の雰囲気を漂わせてくれます。ビジネスシーンでしっかりとした服装にしたいという場合は、スーツを着用するのがベターです。ビジネスカジュアルやプライベートでキレイにまとめたいという場合には、テーラードジャケットをチョイスすると良いでしょう。テーラードジャケットとスーツのジャケットはまったく違うものなので、TPOに合わせて着こなすことが大切です。

テーラードジャケットのシルエットはさまざま

#着丈で着た時の印象が変わる
テーラードジャケットのシルエットは作りによってさまざまあるため、細かく選んでいくことでコーディネートの幅が広がります。まずは、着丈です。テーラードジャケットの着丈は、ヒップが隠れる程度の長さが理想といわれています。着丈を短くすることで足が長く見えやすい効果があるので、下半身をすっきり見せたいという時には着丈の短いものを選ぶようにしましょう。目安としてはヒップが半分程度見える長さ、パンツのベルトが隠れる程度の長さを選ぶと良いです。

逆に、ヒップが完全に隠れるような着丈は足が短く見えてしまうので注意が必要です。ただ、長めの着丈でも、タイトなものを選ぶと縦のラインが強調されてシルエットが細身に見え、スタイリッシュな印象になります。フィット感もあるため、すっきりまとめたい時にぴったりですよ。この場合、ジャケットに合わせてパンツもタイトにするのがベストです。

#肩パッド入りかそうでないかをチェック
スーツのジャケットは肩パッドが入っているものが多く、肩が立体的にふくらんでいるのが一般的です。テーラードジャケットにも肩パッド入りが販売されていますが、そうでないタイプのほうが多く販売されています。肩パッドが入っていないテーラードジャケットは、肩のシルエットがナチュラルな印象を与えることができるので人気が高いです。普段着にも取り入れやすいので、コーディネートもしやすくなりますよ。
一般的に、肩パッドが入っていないテーラードジャケットを「アンコンジャケット」と呼びます。アンコンの意味は「非構築的」。つまり、芯地や裏地、肩パッドなどをなるべく使わないように仕立てた軽い着心地のテーラードジャケットのことです。シルエットがとても自然なので、堅苦しい印象にならずカジュアルシーンに役立ちます。裏地がないためクールビズシーンにも重宝しますし、しっかりとしたフォルムを形成しているものはビジネスカジュアルにも取り入れることが可能です。アンコンジャケットは春夏用としてはもちろんのこと、着回しアイテムとして1着持っておくと便利です。テーラードジャケットを初めて購入するという人は、アンコンジャケットを選んでみましょう。

#テーラードジャケットを上品に着るには?
テーラードジャケットでクラシックな印象にしたいという場合には、ワイドなシルエットのテーラードジャケットがベストです。また、ダブルのジャケットなども上品な印象を与えるため、クラシックスタイルに適しています。ダブルのジャケットの場合、よりフォーマル感が強くなるのでビジネススタイルにも取り入れやすくなることも覚えておきましょう。
テーラードジャケットはシルエットで着た時の印象ががらりと変わります。シルエットの違いを理解することで、テーラードジャケットのコーディネートの幅をぐっと広げることが可能です。

素材によって着用できるシーズンが変わる

#春夏に適したテーラードジャケットの素材とは
テーラードジャケットに使われている素材はさまざまで、その素材によって春夏、秋冬とシーズンに合ったものを着用することができます。春夏の場合は、コットンやリネン、ジャージーといった薄手でサラっとした生地がよく使われます。これらの素材は見た目も涼しげですし、軽やかな着心地で夏場の着用に最適です。
なかでもコットンは耐久性があり、丈夫なのが利点です。織り目が斜めになっているコットンツイルは硬い素材なので、体になじませるようにして着用すると自然に着こなすことができますよ。リネンは通気性が抜群で、しなやかで着心地も良いです。さらに、吸水性、発散性にも優れているため、雑菌の繁殖を抑える効果や防臭効果も期待できます。梅雨時期などにリネン素材のテーラードジャケットを着用すれば、じめじめとした湿気の多い日でも過ごしやすくなるでしょう。ジャージーは、一般的な織りではなく編みで作った素材のことを指します。織りよりも伸縮性が高く、着心地が良いのが特徴です。ウールジャージーの場合、見た目はウールと変わらないためビジネスカジュアルにも着用可能です。これらの素材はカジュアル感が強いため、フォーマルなシーンでは避けるのがベター。TPOに注意して着用するようにしましょう。

#秋冬に適したテーラードジャケットの素材とは
秋冬には、ウールやツイード、フランネルといった素材が適しています。これらの素材は厚手で柔らかいのが特徴で、寒い季節でも暖かく過ごすことができます。ウールはジャケットに使用される素材としてはもっとも一般的で、高級感のあるジャケットなどはウール100%で作られているものがほとんどです。ふっくらと弾力があり、着心地が柔らかいウールは秋冬にぴったりな素材といえます。ツイードは目が粗く、短い紡毛糸を使っていることで繊維が所々出ており、表面がざらざらとしています。この独特な質感を楽しめるのがツイードの大きな特徴ですよね。暖かいので冬時期には欠かせない素材ですし、カラーも豊富なのでオシャレしたい時に重宝します。
フランネルは、ウールを起毛加工させた素材のことです。暖かく柔らかい質感で、ソフトな印象を与える素材になります。着心地は抜群で、人気のあるフランネルのジャケットはカラーや柄もさまざまあります。チェック柄のフランネルジャケットを着用すれば季節感を楽しむことができますよ。

テーラードジャケットを格好良く着こなすために

#カラーはどれを選ぶ?
テーラードジャケットをスマートに着こなしたい場合、派手なカラーよりもブラックやグレー、ネイビーといったベーシックなカラーを選ぶのが基本です。ブラックは、着回しがしやすいことで人気が高く定番のカラー。シックに決めることができますし、収縮色の効果でシルエットをすっきりと見せることも可能です。どんな服装にも合わせやすいため、1着はブラックのテーラードジャケットを持っておきたいアイテムになります。グレーは、ブラックよりも明るい印象でより上品に見せてくれます。大人っぽい雰囲気に仕上げたい時に着用してみましょう。
ネイビーは、ブラックと同じくらい人気が高いカラーです。ブラック同様着回しに優れていますし、スマートな雰囲気が特徴的でカジュアル過ぎない点が優秀といえます。ブラックよりも優しい印象にしたいという時にも便利ですよ。適切なカラーを選んで、テーラードジャケットをスマートに着こなしましょう。

#サイズの選び方は?
テーラードジャケットは、自分の体に合ったサイズのものを選ぶのがポイントです。体に合っていないものを着た場合、たとえジャケットの質が良くてもスマートに着こなすことは難しくなってしまいます。そのため、肩幅や着丈、袖丈など自分の体に合っているかどうかを必ず確認するようにしましょう。前ボタンを閉じて、お腹が窮屈でないかもチェックしておくと良いですね。サイズ選びはとても重要なので、実際に試着し鏡で全体を見るなど念入りに行うことが大切です。

#シングルかダブルかにも目を向けよう
ジャケパンスタイルでは、ジャケットをどのようなものにするかで印象が大きく変わってきます。ほぼ同じパターンが採用された同ブランドのジャケットでも、シングルかダブルブレステッドかで表情が変わってくるほどです。特に、ポイントとなるのはVゾーンです。Vゾーンの露出面積と深さによって、ジャケットを着た時の印象ががらりと変化するのです。
たとえば、シングル仕立てのテーラードジャケットではVゾーンが縦長になるため、シャープな印象になります。反対に、Vゾーンが浅めになるダブル仕立ては重厚で貫録のある印象に。また、シングル仕立てなどのジャケットは、上襟と下襟を縫い合わせた部分にひし形の刻みが入っているノッチドラペルが一般的ですが、ダブル仕立てはピークドラペルがほとんどです。ピークドラペルは剣先のようにとがった鋭い下襟が特徴なので、重厚感やドレス感、フォーマル感がより強まります。カジュアルに着こなしたい時にはシングル、クラシックスタイルを楽しみたいという時にはダブルといったように使い分けると良いでしょう。
さらに、ダブル仕立てのジャケットの場合、ボタンの留め方にもポイントがあります。ダブル仕立てのジャケットは、Iライン、Yライン、Vラインで左右のボタンの取り付け位置が異なります。ボタンの位置がIラインになっている場合はすべてのボタンを、YラインやVラインのものはもっとも感覚の狭い位置にあるボタンを留めるのが正式です。当然、すべてのボタンを留めた場合には重厚感はもっとも強くなります。そのため、一番下のボタンのみを留めて、あえてVゾーンを縦長に見せるというテクニックが存在するのです。ダブル仕立てのテーラードジャケットを、少しだけカジュアルにしたいという時には試してみると良いでしょう。

#I、Y、Aラインを意識してみよう
ダブル仕立てのテーラードジャケットの場合、I、Y、Aラインに注目してみることが大切です。Iラインとはトップスとボトムのどちらもタイトなシルエットのこと。Yラインとはトップスがワイドでボトムがタイトなシルエットのこと、AラインはYラインの逆です。ジャケパンスタイルではジャケットとパンツの組み合わせが自由なのが最大のメリット。そのメリットを活かして上下のシルエットのバランスをコントロールすれば、適度にくだけた印象を与えこなれ感を演出することが可能になります。
簡単にIラインを作りたい場合には、細身のテーラードジャケットにテーパードパンツやスリムパンツで上下のボリュームをほぼ同じにしてみましょう。Yラインはボトムのボリュームを小さめにすれば、ジャケットは自分の体に合ったサイズのものでかまいません。Aラインの場合はボトムを膨張色である白でボリュームのあるように見せ、ジャケットを収縮色の黒を持ってくれば簡単に作ることができます。この3つのラインはもっともスタイルを良く見せてくれるシルエットといわれているので、テーラードジャケットを格好良く着こなすためにもマスターしておくと良いでしょう。

テーラードジャケットは小物使いで印象が変わる

#靴にこだわってスマートに
テーラードジャケットは小物をどう取り入れるかによって、フォーマルやカジュアルなど印象をがらりと変えることができます。たとえば、かっちりとした装いに仕上げたいという場合には、靴にこだわるのがベストです。上質な革靴を選ぶのは基本ですが、ブラックのストレートチップやプレーントゥなどにすればフォーマルな場面でも問題はないでしょう。ストレートチップの場合、切り替え部にメダリオン(穴飾り)をあしらったものがありますが、メダリオンのないものほど冠婚葬祭に適しています。

#おしゃれに着こなすならネクタイは必須
単調になりやすいジャケパンスタイルでは、シーズンごとにネクタイの素材や柄を変えることで季節感を楽しむことが可能です。一般的なネクタイは合わせやすいシルクが定番ですが、1年中シルクのネクタイでは飽きてしまいます。そこで、夏であればニットタイ、冬ならウール素材といったようにシーズンごとに使い分けるのがおすすめです。ボタニカルやレジメンタルなど派手な柄にする場合は、落ち着いた配色のデザインにすると失敗が少なくなりますよ。配色の一部をジャケットやパンツの色と同じにすることで、よりおしゃれな着こなしを楽しむこともできます。

#カジュアルに着こなしたい場合には
テーラードジャケットをカジュアルに着こなしたいという場合には、スニーカーやデニム、パーカーなどとあわせてカジュアルダウンをしましょう。スニーカーは、シンプルでカジュアルな服装と合わせやすいローテクスニーカーがベスト。色は白か黒、もしくはネイビーが合わせやすいです。スリッポンやデッキシューズタイプもテーラードジャケットと合わせやすいですよ。デニムはサックスブルーなどの明るい色はカジュアルに、色の濃い物はドレス感を与えることができます。パーカーは、テーラードジャケットのインナーとして便利です。ややタイトなサイズ感を選んでジャケットと合わせると、カジュアルになり過ぎずスマートに着こなすことが可能です。

ビジネスシーンでテーラードジャケットを着る

#ビジネスシーンでジャケットとパンツはどう選ぶ?
ビジネスシーンでテーラードジャケットを着る場合、ジャケットにスラックスが定番です。なかでも、間違いないコーディネートといえばやはり「ネイビージャケット×グレースラックス」でしょう。上下を同色系にして組み合わせるのも定番となっているので、その日の気分やTPOに合わせてコーディネートを楽しみたいですね。ただし、上下で季節感に差が出るような素材を組み合わせるのは避けたほうが無難です。ジャケットがリネンでスラックスがツイードといったコーディネートはNGですし、ジーンズやチノパンといったカジュアルパンツもビジネスシーンでは通用しないことが多いので注意してください。

#ベルトとシューズの選び方
ビジネスシーンでジャケパンスタイルを取り入れるなら、ベルトとシューズの色を統一させるのは最低限のマナーになります。たとえば、ブラウンのシューズをチョイスしている場合は、ベルトもブラウンでコーディネートするといった具合です。なお、ジャケットとパンツの色に対して、ベルトとシューズの色が違い過ぎないことも重要になります。極端に違う色を持ってくると浮きやすく、小物が悪目立ちしてしまう可能性が高くなってしまうからです。ビジネスシーンでは品の良い着こなしを心がけ、統一感のあるコーディネートを選択することで失敗が少なくなりますよ。

#アレンジでコーディネートを楽しもう
定番のスタイルに飽きたという人は、少しアレンジを加えるだけでいつもと違うコーディネートでおしゃれを楽しむことが可能です。たとえば、ブラックのテーラードジャケットにタイドアップシャツを合わせたコーディネートは定番ですし、フォーマル感のあるVゾーンが印象的です。このコーディネートにあえて明るめな生成色のボトムをチョイスするとどうなるでしょうか。とたんにメリハリが出て、こなれ感を演出することができますよ。カジュアル過ぎて少し不安という場合には、ジレをプラスするとフォーマルな装いになるのでぜひ取り入れてみてください。

カジュアルシーンでテーラードジャケットを着る

#カジュアルシーンで優秀なタートルネック
カジュアルシーンでテーラードジャケットを着用する場合、パーカーやスニーカーといったラフなアイテムを上手に取り入れることがポイントです。たとえば、「テーラードジャケット×タートルネック×スニーカー」のコーディネート。首元をすっきり見せるキレイめなタートルネックにジャケットを合わせ、ラフなスニーカーを合わせればカジュアルコーディネートが簡単に完成します。このコーディネートの場合、ジャケットとパンツ、タートルネックはダークカラーでまとめ、インナーやスニーカー、靴下などを白でまとめるのがベターです。重くなり過ぎずにバランスの良いコーディネートが完成します。

#普段着に最適な着こなし方
よりラフにしたいという場合には、「テーラードジャケット×パーカー×スニーカー」のコーディネートがベストです。パーカーとスニーカーでカジュアル感を前面に押し出すので普段着にも最適。これよりも少しおしゃれなコーディネートにしたいという時には、パンツとスニーカーを同系色にして、パーカーやジャケットを明るめの色にしてみましょう。上半身のアイテムが強調されてスタイリッシュに見せることができます。
他にも、「テーラードジャケット×Tシャツ×デニム」や「テーラードジャケット×パーカー×スウェット」などたくさんのカジュアルコーディネートが可能です。スウェットではラフ過ぎるという場合には、ジョガーパンツを選ぶと良いでしょう。シューズは合わせやすいブラックシューズを取り入れるとコーディネートしやすくなります。

テーラードジャケットをオーダーする時のポイント

#テーラードジャケットをオーダーする時は秋冬物がベスト
テーラードジャケットを初めてオーダーするという人の場合は、特に秋冬物のテーラードジャケットをオーダーするのがベターです。一般的に、夏は汗をかきやすくジャケットの生地が傷みやすい傾向にあるからです。せっかくオーダーして作ってもらったジャケットがすぐに傷んでダメになってしまったらもったいないですよね。お気に入りのオーダージャケットを少しでも長持ちさせるためにも秋冬物をオーダーしましょう。

#オーダーする時はジャケットのイメージを明確に
スムーズなカウンセリングが行えるように、オーダーする時はなるべく具体的なイメージを持っておくことも大切です。オーダーする側がジャケットのイメージを細かく持っていれば持っているほど、テーラーも理想の形に近づけやすくなるからです。オーダーするジャケットがビジネスシーンで着用するものなのか、それともプライベートで着用するものなのかはあらかじめ決めておきましょう。さらに、普段着ているジャケットを着用したり、ベストやシャツなどを持参したりするとテーラー側にとって良い資料となります。
なお、オーダーには一般的にパターンオーダーとビスポークの2種類があります。パターンオーダーとは、テーラーがあらかじめ用意している試着用のサンプルから好みのものをチョイスし、そこからサイズ調整をして作る方法です。デザインは限定されますが、リーズナブルでオーダーが初めてという人に適しています。ビスポークはサンプルなしのフルオーダーのこと。自分の体に合ったものが欲しいという場合や細部までこだわりたいという人に向いています。一般的に、ビスポークのほうが手間がかかるので値段も完成までの期間もかかります。

#オーダーする時は生地選びが必須
ジャケットやスーツのオーダーには生地選びが付き物なので、事前にどのような生地がいいのかをある程度調べておくことが大事です。まったく知識のない状態でカウンセリングするよりも、事前に生地の知識を知っておくと実際に選ぶ時に比較しやすくなりますよ。テーラーから細かい生地の説明があった時にも、理解しやすくなるでしょう。ジャケットやスーツの生地の種類は豊富にありますし、生地選びで出来上がりの印象が大きく変わってきます。最高の1着に仕上げるためにも、カウンセリングの時点である程度生地の知識を頭に入れておくようにしたいですね。もし、生地選びで迷ってしまっても、お店のスタッフに相談すればイメージに合った生地を提案してくれるので安心してください。

良質なテーラーを見極めるために

#顧客への対応の仕方をチェックしよう
初めてオーダーするという人の場合は、どのようなテーラーを選べばいいのかわからないという人も多いでしょう。良質なテーラーかどうかを見極めるには、まず顧客への対応をチェックすることが一番のポイントです。仕事が丁寧なテーラーであれば、顧客への接し方もきちんとしています。また、テーラーと接するうえで顧客が上の立場であるというスタンスで対応してくれるかどうかも重要です。もちろん、どちらが偉いというわけではないですが、良質なテーラーであればたとえ親しくなったとしても顧客が上であるというスタンスを崩さずに接します。

#縫製工場が複数あるかどうかも大切
パターンオーダーの場合は、取引している縫製工場が複数あるかどうかも見極めのポイントになってきます。ひとことでジャケット、スーツといっても、縫製に関しては工場によって特徴が異なるからです。縫製工場の特徴を理解し、縫製の依頼先を使い分けているかどうかでテーラーの良し悪しが変わってきます。もちろん、ひとつの縫製工場とのみ取引をしているテーラーもあります。そういったテーラーの場合は、取引している縫製工場の高い技術力を信頼してのことです。万が一、工賃が安いから、手間だからといった理由などで決まった縫製工場に依頼をしているテーラーがいないとも限りません。悪質なテーラーにオーダーしてしまわないためにも、事前に確認しておくと良いでしょう。

#ビスポークもしているテーラーならなお良い
パターンオーダーのみ行っているテーラーが技術不足というわけではもちろんありません。ただ、ビスポークも行っているテーラーのほうが採寸技術、補正技術など高い場合が多いです。ビスポークでは採寸から仕上げまでの全工程をひとりの職人が行うこともあるため、技術力の高さは信頼できます。初めてのオーダーで不安がある、きちんとしたものが欲しいが金銭面で負担はかけたくないという人も多いですよね。そういった人などは、ビスポークも行っているテーラーでパターンオーダーをするのがベストです。

SADAなら初めてジャケットをオーダーする人でも安心

テーラードジャケットをオーダーするなら、スーツのSADAがおすすめです。SADAではCADの技術を用いた採寸システムに加え、CAMを活用することで一般的な価格よりもリーズナブルな価格帯でジャケットやスーツを提供しています。
CADとは自動設計システムのことで、コンピューターがオリジナルのパターンを起こしてジャケットを300通り、スラックスを250通りと膨大な基本パターンを出します。そこからオーダーする人に適したものをセレクトして、体に合わせていくのです。体に合わせる部分は採寸スタッフが行ってくれますし、体型補正も選択付加できるため、それぞれの顧客に最適なパターンが出来上がります。
オリジナルのパターンが出来上がったら、自動裁断機のCAMによってパターン通りに生地を裁断していきます。SADAは、マシーンメイドのフルオーダースーツが売りです。1点物で顧客の体に合うジャケットやスーツをCADやCAMの技術で大量生産することで、リーズナブルなだけではなくお値段以上の品物を提供することを可能としています。
オーダージャケットで失敗したくないという人や、テーラードジャケットをお得にオーダーしたいという人などはスーツのSADAを利用してみましょう。

テーラードジャケットは着丈や肩パッドのシルエットに気を付けて選びましょう。ヒップが半分くらい見える着丈が目安です。ビジネスカジュアルなどのカジュアルシーンで着るなら肩パッドのないアンコンジャケットを選びましょう。季節によって素材を選ぶのも重要です。春夏は通気性の良いコットンやリネンもしくはジャージー、秋冬は保湿性の高いウールやツイード、フランネルがおすすめ。ただしリネンやジャージーはカジュアル感か強いので、着用シーンには注意してください。格好よく着こなすためには、カラーとサイズ、ボタンの配列、全体のシルエットを意識するのがポイントです。ネイビーやグレー、ブラックといったベーシックカラーで、ジャストサイズのものを選びましょう。ボタンの配列はカジュアルに着こなしたいときはシングル、クラシックに決めたいときはダブルを選ぶと良いですね。全体のシルエットはI、Y、Aの字のいずれかに近いシルエットに調整してみてください。ビジネスシーンではジャケパンスタイルでベルトとシューズを統一すること、カジュアルシーンではスニーカーやタートルネックのようなラフアイテムを取り入れることが着こなしのポイントです。TPOに合わせて、上手にコーデしてみてくださいね。