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【女性政治家に学ぶ】レディーススーツの身だしなみや選び方のコツを徹底解説

女性政治家のスーツの着こなしに憧れを抱く女性もいるでしょう。女性政治家が着るスーツには、男性が多い政治の世界に参加する際の戦闘服としての意味合いを持っていたり、パブリックイメージの確立に使用されたりします。特に日本の小池百合子東京都知事やアメリカのヒラリー・クリントン氏は、着用シーンでスーツの色を使い分ける方法に長けた女性政治家といえるでしょう。女性政治家のスーツスタイルにもトレンドがあります。以前は派手さが重視されていましたが、現在は着心地の良さや機能性を重視するスタイルが主流になりつつあるのです。ワンピースにジャケットを羽織ったり、レースのブラウスにスカートやパンツを合わせるスタイルが目立ちます。しかしながら、レディーススーツを着こなすポイントは政治家であろうとなかろうと大きく変わりません。TPOを意識したスーツ選びはもちろん、体型に合った1着を着ることが重要です。この記事では、シーン別のレディーススーツの着こなし方や、アイテムを選ぶ時のポイントを解説します。ぜひ、スーツの専門家である「オーダースーツSADA」のスタッフが解説する記事を読んで、憧れの女性政治家の着こなし方や身だしなみに近づいてみましょう。

女性が政治に参加する機会が多くなり、社会で働く女性も増加する傾向にあります。そうなると、女性が着用しているスーツにも関心が高まってきます。この記事では女性政治家が着用するスーツ事情、ビジネスにおけるレディーススーツに求められる身だしなみ・選び方のコツを解説していきます。

女性政治家が着用するスーツにはどのような意味がある?

いつの時代でも、女性政治家や著名人の服装が何かと注目されています。特に近年めざましい活躍をみせる女性政治家にとって、着用しているスーツにはどのような意味がこめられているのでしょうか。

戦闘服・トレードマークとしての役割

長い間男社会といわれ続けてきた政治の世界において、女性政治家は「戦闘服」とも呼べる自身のスーツでその存在感を示しています。国際的な政治の世界でファッションが最も注目されるのは外交シーンです。しかし、日本では戦略の一部だとしても、過度な外見へのこだわりは敬遠されやすく、女性は男性よりも批判の対象になりやすいとされています。政治家の服を選ぶ際には、庶民感覚とズレていないかという点も重要視されるようです。

パブリックイメージの確立

現在も活躍している小池百合子東京都知事は、政治家としてのパブリックイメージの重要性を理解して戦略的に服装の色や柄を選んでいるといわれています。特に多くの人々の視線が集まる上半身で多彩なカラーバリエーションを使い分け、アクセサリーなどの小物類で顔の輪郭を強調させて相手に強い印象を与えることに成功しています。

かつてアメリカ大統領選挙で決選投票を控えていたヒラリー・クリントン氏はシーンによって色を使い分けています。あるときは自身の政党である民主党カラーの「青」、対立候補と顔を合わせるときは攻撃的なイメージの「赤」、討論会では「白」のスーツを着用しています。

女性政治家が着用するスーツにも流行がある

時代とともに、女性政治家が着用するスーツの傾向も変化しています。以前は、派手な感じの色や柄物でデザイン性の強いものを着用するのが主流でした。国会中継や選挙活動中などに自分の所在を分かりやすくする目的で、「目立つ色で肩パッドが入ったスーツ」というスタイルが、先輩議員から受け継がれていたことも関係しています。しかし近年は「目立てばいい」というような色やデザインは避けられるようになり、女性らしいフェミニンさのなかにも威厳や好感度を重視する傾向に移り変わっています。

近年女性政治家に注目されるスーツとは?

きちんとしたスーツスタイルよりも、ジャケットにワンピース・インナーにパンツまたはスカートといったスーツスタイルで、ベーシックな色が人気です。インナーは、レースや色物・ロールカラーのブラウスをコーディネートすることが多い傾向にあります。

目立つことよりも職務に集中できる「着心地の良さ」や機能性を重視し、握手しやすいように袖丈は7分、名刺を入れるために胸元のポケット、ワイヤー入りの襟などのデザインを選んでいるようです。

レディーススーツに求められる身だしなみ

ビジネスにおけるレディーススーツは、何を基準に選べば良いのでしょうか。ここでは、レディーススーツに求められる主な身だしなみを解説します。

TPOに応じたスーツ選びは基本

ビジネスに限らず、TPOに応じた服装選びは身だしなみの基本です。目的や立場によってスーツを変えるのが良いでしょう。過去にはとある女性政治家が立場や趣旨に合わないスーツを選んでしまい、非難の対象として取り上げられたこともありました。乱れた服装やマナー違反の服装は、相手からの信頼も得られません。政治家に限らず、ビジネスシーンにおいても最低限のTPOを守ることが大切です。

体型に合わせたスーツ選びも大切

体型に合わせてスーツを選ぶことも大切です。スーツの選び方次第で体型のコンプレックスをカバーできるため、自然と内面にもポジティブな影響を与えられるでしょう。

骨格ウェーブ

ウェーブの方に似合うスーツスタイルは、身丈が短いコンパクトなノーカラージャケットです。ボトムは、細身のスリムパンツやサブリナパンツを合わせて、下半身をコンパクトにみせると良いでしょう。

骨格ナチュラル

ナチュラルな方に似合うオフィススタイルは、ロングジャケットにワイドパンツを合わせた、ゆったりこなれたスタイリングです。身丈が長めのダブルジャケットやブレザーもおすすめです。

骨格ストレート

ストレートな方に似合うのは、基本の襟付きテーラードジャケットです。ボトムはシンプルなストレートパンツやテーパードパンツ、膝丈がタイトやストレートなスカートがおすすめです。

【シーン別】レディーススーツの身だしなみ

レディーススーツは、着用する場面によっても身だしなみが変わってきます。シーンごとのスーツの選び方や身だしなみを見ていきましょう。

レディーススーツの身だしなみ・ビジネスシーン編

ビジネスシーンで重要なのは、清潔さと相手に不快感を与えないことです。スカートの丈の長さや胸元の開き具合は特に注意し、露出度が高い服は避けましょう。また、色使いを意識した服装選びでコーディネートに統一感を持たせるのがおすすめです。ビジネスシーンでは、ブラックやグレー・ベージュ・ホワイトなどのベーシックカラーがおすすめです。

レディーススーツの身だしなみ・フォーマルシーン編

冠婚葬祭などのフォーマルシーンに着用する装いは礼服と呼ばれ、礼服のなかでも黒い洋装を総称して「ブラックフォーマル」と呼びます。シーンごとの主なポイントは以下の通りです。

結婚式

親族の結婚式の場合ブラックフォーマルは正装ですが、他の参列者の雰囲気とかけ離れないような配慮も必要になります。アクセサリーや髪型などで華やかさを演出したり、明るい色のコサージュやハンドバッグもおすすめです。友人として出席する場合は、スカートが無難ですが最近ではパンツスタイルでも問題ありません。必ず注意したいのは、花嫁とかぶってしまうため白または薄いベージュなどは避けるという点です。

卒園式・卒業式 

卒園式・卒業式は「卒業証書授与式」という式典であり、格式は入園式や入学式よりも上です。ブラックフォーマルのなかでもインナーにフリルやレース付きのものを選んだり、明るい色を合わせると華やかな印象になります。ワンピースであればツイードジャケットを合わせるのもおすすめです。

お通夜・告別式

お通夜の参列にはブラックフォーマルか、グレーなどのスーツやツーピースを着用しましょう。告別式の場合、ブラックフォーマルでも問題ないのは参列者として出席する場合です。スカートの長さが短すぎないよう、露出の少ないブラックフォーマルが好ましいです。親族や喪主という立場の場合、正式な喪服を着用してください。

レディーススーツの身だしなみ・リクルートスーツ編

黒のリクルートスーツであれば、業界や職種を問わずに使える万能色といえます。柄は、無地が無難です。ジャケットはほとんどの場合2つボタンで、上下両方ともとめるのがマナーになります。2つボタンのデザインであれば、胸元の開きを抑えられるため真面目さや誠実さをアピールできるでしょう。

スカートとパンツどちらを着用するか悩みますが、面接ではどちらでも構いません。スカートの場合は親しみやすい印象になり、パンツの場合は活発的な印象になります。きちんと身だしなみを保ち、清潔感をアピールすることが大切です。

【アイテム別】身だしなみを意識したレディーススーツの選ぶコツを紹介

ここでは、身だしなみを意識したレディーススーツを選ぶにあたって、選ぶ際のコツをアイテムごとに解説します。

ジャケット編

ジャケットは、ご自身の身体にフィットするサイズを選ぶことが大切です。以下のポイントに注目して選ぶと良いでしょう。

肩幅

肩幅が合っていないと型崩れしやすくなり不格好な見た目になってしまいます。また、肩幅は唯一お直しができない箇所なので、しっかり試着をして合っているか確認しましょう。

胸・腰回り

ボタンをとめたときにくっきりとしたしわができたり胸元が広がったりすると、窮屈な印象になってしまいます。できれば胸元がゆったりとしたデザインのものを選びましょう。

袖丈

手のくるぶしが隠れるくらいの長さがちょうど良いでしょう。デスクワークが多い場合は、袖が長めだとデスクとこすれて傷んでしまうため要注意です。営業など外回りが多い場合は、親指の付け根から1センチ上くらいでも問題ありません。

着丈

着丈をヒップの一番高い位置に合わせると、どんなボトムとも相性が良くなります。短すぎたり長すぎたりすると着回しがしづらくなります。

ボトム(スカート・パンツ)編

ボトムがご自身のサイズに合っているかどうかで、スーツ全体の印象が変わります。見た目だけではなくフィット感も大切です。

ヒップ

ファスナーの止まり位置がヒップトップに合っているか確認しましょう。きれいなシルエットになります。

ウエスト

ウエストは、少し余裕があるくらいが良いでしょう。ぴったりしていると横にしわができて見栄えが悪くなってしまいます。

スカート丈

膝の真ん中から膝下くらいの長さがちょうど良いでしょう。ただし、背が低い方は少し重たく見えるので、ちょうど膝上くらいのサイズがおすすめです。

パンツ丈

靴のヒールの高さに合わせて選びましょう。パンプスを履いた状態で裾が床から3センチの位置にあるのが目安で、最も脚を長くきれいにみせる長さになります。

インナー編

インナーを変えることでスーツはさまざまな雰囲気に変わります。アイテムごとのポイントはチェックしておきましょう。

ブラウス

最も一般的な着こなしが、スーツとブラウスの合わせです。デザインは、シンプルなものからフリル付きのものまでさまざまですが、スーツの雰囲気や着用するシーンによって違ったデザインのブラウスを選ぶと良いでしょう。

カットソー

カットソーは、大人の女性を演出できるインナーです。素材は「綿とポリエステル」「綿とリヨセル」「綿とレーヨン」といった混合素材が一般的です。綿100%素材はカジュアルに見えてしまうため、フォーマルなシーンでは避けた方が良いでしょう。

ジャケットに合わせた選び方

ジャケットの下に着用することを考えた場合、半袖よりも長袖が無難です。半袖のインナーだと、ジャケットを脱いだときにカジュアルな印象を与えてしまいます。

ボトムに合わせた選び方

スカートなのかパンツなのかによっても、似合うインナーは異なります。スカートの場合は女性らしいデザインのものが、パンツの場合はシンプルなものがおすすめです。

色による選び方

全般的には、白または淡いピンクがおすすめです。ただし、下着が透けてしまう可能性もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

靴(パンプス)編

最もふさわしいのはパンプスです。ビジネスシーンで着用する靴はつま先とかかとをみせないとされているので、かかとが見えるミュールやつま先が見えるサンダルはふさわしくありません。黒やスーツと同系色で、3〜5cm程度の高さが最も疲れにくく全体のバランスも良いのでおすすめです。

【バッグやベルトなど】小物編

スーツに合わせるバッグは、黒・茶・紺などの落ち着いた色を選びましょう。サイズはA4サイズの書類を収納できるものを選んでください。ただし、一目見てブランドものと分かるバッグや、大きなロゴの入ったものは避けましょう。

ベルトループがついているパンツの場合は必ずベルトを着用しましょう。選ぶ色は、パンツの色と同系色のものがおすすめです。幅の広いベルトはカジュアルに見えるので、ベルト本体は細めのものを選びましょう。ただし、バックルが派手なデザインのものは避けてください。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」は、全国に実店舗を持つ老舗のオーダースーツ専門店です。これまでにオーダースーツの仕立て累計数が500万着を突破し、本格的な高品質のオーダースーツを圧倒的な低価格で仕立ててきました。スーツSADAは、ビジネス・フォーマル・リクルートスーツなど幅広くレディーススーツを取り扱っていて、ラインナップも充実しています。

経験豊富な女性スタッフが全身20カ所以上を丁寧に採寸、さまざまな体型補正や微妙なクセも考慮して調整します。細部までご自身の好みに合わせたスーツをオーダーできるため、既製品ではかなえられない世界に1着だけのオーダースーツを実現できます。ぜひ来店予約の上、オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」を訪れてみてください。

女性政治家のようなレディーススーツの着こなし方や身だしなみについて理解は深まりましたか。レディーススーツの着こなしではビジネスやフォーマルといったシーン別の着こなしに差を付けるだけでも、大きく印象が変わります。特に冠婚葬祭ではいわゆる「ブラックフォーマル」が正装になりますが、着こなしのポイントは着用シーンごとに違いがあるのです。出来る女性に近づきたい方は色が与える印象や小物の使い方にも気を配りましょう。スーツの着こなしを完璧にするにはジャケットからボトム、インナー、靴、小物までトータルでコーディネートを考える必要があります。特にジャケットやボトムのサイズが大きすぎると、相手に良くない印象を残してしまう場合があるので注意しましょう。自分の体形にぴったりなスーツをお探しの方におすすめなのはオーダースーツです。「オーダースーツSADA」なら約20か所近くの採寸をしてもらえるため、自分の体型に合った着心地の良い1着が作れます。女性スタッフも多数在籍しているので、採寸も気兼ねなく行えます。レディーススーツの新調を検討している方は、ご予約の上ぜひ全国に店舗を構えているオーダースーツSADAの店舗までお越しください。

小笠原 蓮奈(おがさわら れんな)