スーツにローファーは合う?ビジネスシーンでのマナーや選び方のコツやおすすめの種類を紹介 – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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スーツにローファーは合う?ビジネスシーンでのマナーや選び方のコツやおすすめの種類を紹介 – オーダースーツSADA

スーツにローファーは合うのかどうかは、多くのビジネスパーソンが一度は悩む問題ではないでしょうか。

ローファーは履きやすく便利な靴であるものの、カジュアルな雰囲気が強くなるため「ビジネスシーンでのマナーとして適切か」を考えなければなりません。

本記事では、ローファーの基本知識から、ビジネスで履ける種類や選び方、男女別の履きこなし方まで詳しく解説します。TPOに合ったローファー選びを知って、印象アップを目指しましょう。

ローファーとはどんな靴?ビジネスシーンでの基本知識

ビジネスの場において、レディーススーツともっとも合う靴は「パンプス」です。足の甲の部分が覆われていないパンプスは、幅広いシーンで活躍しますが、立ち仕事や外回りが多いと足への負担が大きくなるといった懸念がありました。メンズスーツには紐付きの革靴が一般的ですが、こちらも着脱しづらい点がデメリットとなっていました。

それを解決する靴として注目されているのが、「ローファー」です。まずは、ローファーの特徴や由来から見ていきましょう。

ローファーの特徴とは?

ローファーは、紐のないスリッポンタイプの革靴で、足の甲の部分まで覆われているのが特徴です。ビジネスシーンでは、女性はパンプス、男性は靴紐ありの革靴が主流ですが、業界や職種、働き方によってはローファーも選択肢に加わります。

靴紐がなく着脱しやすいローファーは、パンプスや一般的な革靴に堅苦しさを感じる方におすすめのアイテムといえるでしょう。

ローファーの歴史と由来

ローファー(loafer)は、もともと「怠け者」を意味する言葉です。クールビズやビジネスカジュアルの普及に伴い、ローファーを使用できるシーンは増加傾向にありますが、相手によってはネガティブなイメージを持たれる可能性があるためTPOを考えて選ぶことが大切です。

上品な装飾が施されていたり、品質の良い素材が用いられていたりするものを選ぶと、カジュアルでありながら上品な印象を与えることができるでしょう。

スーツにローファーは合う?ビジネスマナーとの相性

スーツにローファーを合わせた着こなしはNGではありません。ただし、ビジネスの場では、シーンに応じて判断することが求められます。ここでは、認められるシーン・避けた方が良いシーンについて詳しく解説します。

スーツでもOK?ローファーはカジュアルスーツに合う

カジュアルな服装が認められている業界・職種は、スーツにローファーの組み合わせが受け入れられやすい傾向にあります。ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルが導入されている企業で働いている場合は、まず服装や靴に関する規定を確認してみましょう。

フォーマルな場ではローファーはNG?


フォーマルな場においては、現在でもローファーを履くのは好ましくないとされています。とくに、「怠け者」という由来を知っている相手には、非常識だと捉えられてしまうかもしれません。

また、ローファーは学生の定番靴となっているため、フォーマルシーンでは幼い印象を与え、周りから浮いてしまう可能性も考えられます。フォーマルシーンはもちろん、重要な商談やプレゼンの場でも避けた方が良いでしょう。


ビジネス用に選ばれる定番の革靴とは


男性の革靴にはさまざまな種類がありますが、ビジネスシーンで失敗しない靴としては「ストレートチップ」「プレーントゥ」「ウイングチップ」の3種類が挙げられます。

ストレートチップは、「キャップトゥ」とも呼ばれるデザインで、つま先に横のラインが入っています。ストレートチップは格式が高く、冠婚葬祭用としても適しています。プレーントゥは、つま先飾りが一切ないシンプルなデザインが特徴です。ウイングチップは、つま先の革に翼のようなW字型の装飾が施されています。

女性のスーツにローファーはアリ?選び方のポイント

男性と同様に、フォーマルシーンではレディーススーツにローファーを合わせて履くのはNGです。脱ぎ履きがしやすいローファーは、カジュアルな印象が強いため、失礼のないように気をつけたい場面では控えましょう。

近年は、スーツコーディネートも多様化しており、ビジネスの場でローファーの着用が認められることも増えてきました。しかし、初対面の人や年上の人の前でローファーを履くのは、マナー違反だと捉えられてしまう可能性があります。どうすべきか迷ったときは、パンプスを選ぶようにしましょう。

レディーススーツに合う靴の種類とは?

ビジネスでレディーススーツと最も合う靴は「パンプス」です。

「パンプス」とは、足の甲の部分が覆われていない靴を指します。

正式な場面にも着用されるためフォーマルな印象があります。

パンプスに次いで、ビジネスシーンで選択肢に挙がるのが「ローファー」となります。
ローファーは、足の甲の部分まで覆われている靴です。
そのため「パンプス」よりもカジュアルな印象になります。

商談やプレゼンなど、失礼のないように気をつけたい場面では、以下のような「パンプス」がおすすめです。

  • 種類はベーシックなプレーンパンプス
  • 色は黒やダークブラウンなどの落ち着きのあるもの
  • 素材は皮(レザー)で、光沢は控えめなもの
  • ヒールの高さは3~5cm程度

一方、カジュアルな職場や通勤時であれば、履きやすくデザイン性の高い「ローファー」も良いでしょう。

基本的にはカジュアルシューズの「ローファー」ですが、キッチリとした着こなしにもよく合います。

しかし初対面の人や年上の人の前で「ローファー」を履くのは、失礼と思われる可能性があるので、おすすめできません。

ビジネスシーンでレディーススーツを着る際に合う靴は無難なものは「パンプス」、少しカジュアル感を出したい場合やカジュアルな職場の場合は「ローファー」がおすすめです。

オフィスカジュアルにOKなレディースシューズの選び方

オフィスカジュアルでレディーススーツと合わせられる靴には以下のようなものがあります。

  • ローファー:カジュアルスタイルにもきちんとしたスタイルにも合う
  • スニーカー:歩きやすいカジュアルシューズ。職場が認めていれば選択肢に入る
  • ショートブーツ:オフィスカジュアルでは認められる場合もある


ビジネスシーンでの鉄板はパンプスですが、オフィスカジュアルではローファーを始め、スニーカーやショートブーツも検討の余地があります。

ローファーはカジュアルシューズでありながら、キッチリとしたスタイルにも合わせられる、オフィスカジュアルに適したシューズです。
スニーカーは様々なデザインのある汎用性の高い靴で、近年ではスニーカー通勤を認めている会社も増えています。
ショートブーツもハードな印象のものは避け、シンプルなものを選べばオフィスカジュアルで使用できるケースもあります。

次に、オフィスカジュアルで履く靴の選び方を詳しく見ていきましょう。

ビジネスにふさわしい色・素材の選び方

ビジネスシーンで利用するのであれば、色・素材は落ち着いたもの、キッチリとした印象を与えるものを選びましょう。

黒やダークブラウン、グレーなどがおすすめです。

少し明るさを加えたいのであれば、ベージュやホワイトも選択肢に入ります。

素材はレザー(皮)を選ぶと、パンプスに近い雰囲気となり、ビジネスに相応しいスタイルとなるでしょう。

派手な色や素材はオフィスカジュアルでも禁止している場合があるので、控えめなものを選ぶのがポイントです。

シンプルなデザインが好印象を与える


色や素材と同様、靴のデザインもシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

デザインが複雑すぎると、カジュアルに寄りすぎてしまい、ビジネスシーンには適さないコーディネートになります。

ヒールの高さも気をつけないといけないポイントです。
ヒールが高すぎると逆に目立ってしまうので、高すぎず、低すぎずの位置がフォーマル感を出すコツとなります。

派手なデザインで悪印象を与えないよう、ビジネスシーンでは品のあるデザインを選びましょう。

はきやすさ重視!形状の選び方


ローファーやスニーカーなどのカジュアルシューズを選ぶ場合は、歩きやすさ・履きやすさを重視すると良いでしょう。

履きやすさを考え、自分に合う種類・デザイン・機能性のついた靴を選ぶと、ビジネスシーンでも足に負担をかけずに済みます。

もちろん、ビジネスシーンに合うシンプルなデザインを選ぶことが前提です。
長時間、履き続ける靴であれば、動きやすさにもこだわりましょう。

ぺたんこ靴はNG?ビジネスマナーの視点で解説

通勤で歩く場合はヒールがついていないぺたんこ靴を選択したくなるところですが、レディーススーツにヒールはあった方が良いです。

ヒールがついていなくても気にしない人もいますが、やはり主流はヒール付きなので、常識がないと思われる場合があります。


とくに就職・転職活動中は採用担当者に見られることが多いので、悪印象を与えないためにヒールのある靴がおすすめです。

ヒールの高さは3cmから5cm程度のものを選びましょう。

就活ではヒール付きがベストな選択です。

ぺたんこ靴は基本NGと考え、カジュアルオフィスなら検討の余地があると覚えておくと良いでしょう。

レディーススーツに合わせるローファーの選び方

次に、レディーススーツに合うローファーの選び方を具体的に見ていきましょう。

以下のような条件で選ぶのがおすすめです。

カラーは黒やダークブラウンなどのダーク系

ビジネスで使う場合は、黒やダークブラウンなどのダーク系で落ち着きのある色と、キッチリとした印象の革製品がおすすめです。

ローファーは、赤みがかった色やライトブラウンなど単品で見ると素敵な色も多いですが、カジュアルな印象を与えるので注意が必要です。

素材は革(レザー)を選ぶ

素材はスムースレザーを選びましょう。

スムースレザーは、型押しや起毛のないツルツルしたレザーのことで、多くのビジネスシーンで履かれています。

ビジネスシーンではスムースレザーを履くのが一般的ですが、ローファーの場合型押しレザーやスエードレザーなどスムースレザー以外の種類も豊富です。

サイズはスニーカーのサイズよりも小さめを選ぶ
ローファーには、スニーカーのような内側のクッションが無いため、靴の内側が広くなります。

普段履いているスニーカーのサイズよりも、ワンサイズ小さい靴から試着することがおすすめです。丁度良いサイズを選びましょう。

デザインはシンプルなものを選ぶ


甲部分については派手なものは避け、コインローファーやヴァンプローファーなどのシンプルなものを選びましょう。

カジュアルなローファーをレディーススーツに合わせるのであれば、シンプルで控えめなものをチョイスするのがポイントです。

ビジネスで使える!定番ローファー4タイプ

ローファーにはさまざまなバリエーションがあり、履く種類によって与える印象が変わります。ここでは、仕事に使える定番のローファーとして、「コインローファー」「タッセルローファー」「ヴァンプローファー」「ビットローファー」の4種類をピックアップし、それぞれの特徴を紹介します。

1. コインローファー|定番の万能タイプ

足の甲に切れ込みが入っているデザインが特徴のローファーです。昔は切れ込み部分にアメリカの1セント硬貨(ペニー)を入れて履くのが流行していたことから、「ペニーローファー」とも呼ばれます。シンプルな装飾のローファーとなっており、ビジネスファッションにも取り入れやすい種類といえるでしょう。


2. タッセルローファー|上品でエレガントな印象に


足の甲に「タッセル」と呼ばれる房飾りがあしらわれたローファーです。遊び心のあるデザインですが、1950年代にタッセルローファーが弁護士の間で流行したことから、「弁護士の靴」としても知られています。ビジネスシーンでは、きちんとした印象を与えられる光沢感の強い素材を選びましょう。カジュアルダウンしたいときには、あえてスエードレザーを選択する方法もあります。


3. ヴァンプローファー|よりフォーマルな印象


ビジネスシューズでは、甲とつま先を覆う部分を「ヴァンプ (Vamp)」と呼びます。ヴァンプローファーは、甲の部分にまったく装飾がない、スタイリッシュなデザインです。素材の加工方法によって印象が大きく変わり、柄のデザインも豊富にありますが、主張の強い加工や個性的な柄はビジネスシーンには不向きです。どのようなスーツにも馴染みやすい無地のローファーを選ぶと良いでしょう。


4. ビットローファー|金具がアクセントになるデザイン


甲の部分に、金具の装飾が施されたエレガントなローファーです。「ホースビット」と呼ばれる馬具をイメージしたデザインとなっており、足元を華やかに彩ります。有名ブランドからも数多くのモデルがリリースされており、高級感もあります。スーツと組み合わせるのはもちろん、カジュアルなファッションとの相性も良いため、さまざまなコーディネートを楽しめるアイテムとなっています。


仕事でローファーを履いていい場面・NGな場面

かつては、スーツにローファーを合わせるのは基本的にNGとされていましたが、少しずつ状況は変化しています。ここでは、ローファーを履いても良い場面・履いてはいけない場面を具体的に解説します。ただし、職場によって許容される範囲は異なるため、ひとつの参考としてご覧ください。


ローファーがOKなビジネスシーン


仕事でローファーを履いても良いのは以下のような場面です。

  • オフィスカジュアルが認められている職場
  • 通勤時の移動
  • 人に合わないとき


まずカジュアルなスタイルが推奨された職場では、周りに合わせてローファーを履いても問題ありません。

通勤時の移動や、失礼のあってはいけない人と出会わない場面であれば、履きやすいローファーを選んでも良いでしょう。

ローファーを避けた方が良いフォーマルな場面

仕事でローファーを履いてはいけない場面は以下のようなものがあります。

  • 営業での外回り
  • 会議やプレゼンなどの大勢が集まる場面
  • ビジネスで初めて行く地域
  • 顧客と会う営業や、会議やプレゼン

顧客と会う営業や、会議やプレゼン・商談などの重要な場面では、人によっては失礼に感じられるローファーは避けるのが無難です。
初めて行く国や地域でも、それぞれの地域性があるので、キッチリとした靴を履いた方が良いでしょう。

今までとは勝手の違う仕事でローファーを履くか迷った場合は、無難にパンプスを履くことをおすすめします。

ローファー×レディーススーツの着こなし例

これまでに紹介したおすすめポイントを踏まえると、以下のような着こなしがおすすめです。

ヴァンプローファー × ブラックスーツ
スタイリッシュなヴァンプローファーの黒を選べば、カジュアルすぎない正装な装いとなります。

ビジネスでもカジュアルでも馴染む汎用性の高いスタイルです。

コインローファー × ベージュスーツ

ベーシックなコインローファーに女性らしい上品なベージュを組み合わせた着こなし。

少し明るさを出したい時に活用しましょう。

オールブラックでまとめたスーツコーデ

ジャケット・パンツ・靴の色を合わせたキッチリ感のあるスタイルです。

ワントーンでまとめることでメンズライクなイメージを打ち出せます。

ローファーに靴下は必要?靴下のマナーと実用性

カジュアルな印象があるローファースタイルには靴下が必要なのでしょうか?

男性女性ともに、素肌で靴を履くのは見た目も靴にも悪影響を及ぼします。
何より素足を見せることがNGとされるビジネスシーンでは、マナーに合ったものを履く必要があります。

男性のローファー×靴下マナー

メンズのビジネスシーンでは、ローファーには長めの靴下を履きましょう。白はNGです。

理由としては、ビジネスシーンで男性のスネを見せることはマナー的にNGとされているためです。

社風によっては、プライベートでのおしゃれな着こなしである素足にローファーや、靴下を履いていないように見えるインビジブルソックスを合わせることも可能です。

しかし、基本ビジネスシーンでの着こなしでは、肌が見えないロングホーズの靴下が無難です。

女性のローファー×靴下マナー

通常のパンプスでは、女性はストッキングを履くことが基本とされています。
そのためビジネスカジュアルでは、ローファーにストッキングを合わせることが無難です。

ビジネスカジュアルよりも、カジュアルな着こなしが可能なオフィスカジュアルでは、ローファーに靴下を合わせることもできます。

靴幅が細いスリムなローファーの場合は、ストッキングの方が靴下よりも足元をすっきりと見せることができます。

ローファーの靴擦れを防ぐ&対処する方法まとめ

履きやすいローファーでも欠かせないのは、靴擦れの対策です。
以下のような解消方法があるので、参考にしてください。

  • かかとパッドを貼る:クッション性の高いパッドを張り付ける
  • 中敷きを敷く:靴擦れ防止だけでなく、足の疲れも軽減される
  • シューズフィッターを使う:自分の足に合うように調整できる

    緊急手段としてはコンビニやドラッグストアなど身近で販売しているパッド、長期的に見ると足全体の疲労を軽減してくれる中敷きを敷く手段がおすすめです。

    シューズフィッターは、購入した靴が小さかったときの対処法として利用しましょう。

    ストッキングで靴擦れが起こる原因とは

    先ほど、女性はローファーにストッキングを合わせても良いと説明しました。

    しかし、ストッキングでは破れたり靴擦れを起こしたりする場合もあります。

    ストッキングより生地が厚い靴下がやはり間違いありません。

    特に、ローファーを履く場合は靴下でも十分オシャレに見せることができます。

    ストッキングでの靴擦れを防ぐには

    ストッキングで靴擦れしないために、以下のポイントに注意しましょう。


    靴のサイズを確認する

    やはり一番大切なのは自分の足に靴が合っているかどうかです。

    実際の店舗で試着して自分に合った靴を探しましょう。

    靴が大きすぎたり小さすぎたりしてしまうと、ストッキングに穴が開いたり、靴擦れを起こしてしまう可能性が高まります。

    本革の柔らかいローファーであれば、履いていくうちに革が伸びて自分の足にフィットします、全体的にフィット感が強いくらいであれば、少し小さめのサイズでも大丈夫です。

    しかし、小指の先や親指の付け根など、ピンポイントで痛い部分がある場合は避けましょう。

    歩き方に注意する

    靴擦れの原因は、靴ではなく歩き方が問題の場合があります。その場合は正しい歩き方を実践しましょう。

    正しく歩くためのポイントは次の通りです。

    体を少し前傾し、足を前に出したら、膝を伸ばし切らずに土踏まずよりもまえで着地する
    着地したときの足が、膝の真下になるようにする。
    かかとからの着地は絶対にNGです。体重を膝で吸収できず、骨盤のゆがみにつながるため腰痛や頭痛を発症しやすいです。

    頭痛や腰痛に悩んでいる方はぜひ実践してみてくださいね。

    靴擦れ防止テープを貼る

    どうしても靴擦れが怖い方には、靴擦れ防止テープがおすすめです。

    靴擦れ防止テープは、素足のかかとに直接絆創膏のように貼ることで靴擦れを防げるアイテム。自分に合う靴がない場合に利用しましょう。

    靴のかかとに専用のクッションを貼る

    ローファーやパンプスのかかとに専用のクッションを貼ると、足を柔らかいクッションが守ってくれるため靴擦れの防止になります。

    ただ、ローファーの場合靴擦れを起こす部分がかかとではなく、靴の縁の場合があります。縁にあたって痛い場合は、自分の足に絆創膏を貼る対策をしないと靴擦れ防止ができません。


    靴擦れになってしまった時の対処法


    万が一靴擦れしてしまった場合にすばやく対処できるよう、必要なアイテムをそろえておくことが大切です。

    絆創膏を貼る

    王道の処置ですが、ストッキングで靴擦れしてしまった場合は自分の足か、靴に絆創膏を貼りましょう。

    早めに絆創膏を貼れば、痛みが和らぎますし、傷が酷くなることを避けられます

    ワセリン・ロウ・石鹸・ベビーパウダーで滑りをよくする

    摩擦によって靴擦れは引き起こされるため、足の滑りを良くすることで多少靴擦れが軽減します。
    滑りをよくするために、ワセリン・ロウ・石鹸・ベビーパウダーといったアイテムを用意しておくと良いでしょう。足に直接塗ることで靴擦れによる痛みを軽減します。ストッキングを履いている場合は、ストッキングの上から付けても良いです。

    靴下とストッキングのマナーも要チェック

    基本的に女性はパンツスーツ・スカートにかかわらずストッキングを履くことがマナーです。ただ、カジュアルな場面ではスーツに靴下を履いても問題ない場合があります。

    ビジネスシーンで絶対に避けたいのは白い靴下です。

    カジュアルなシーンでも「黒・紺・灰色」など落ち着いた色がおすすめです。

    ストッキングにもマナーがある

    ストッキングは、足のファンデーションとも言われるように素足よりも足を綺麗に見せることで見る人を不快にさせないようにする効果があります。

    スカートのスーツではもちろんですが、パンツスーツの際も必ずストッキングを履きましょう。

    ストッキングを履くときのポイントとして、以下の点に注意しましょう。

    肌の色よりワントーン暗い色か肌色を選ぶ
    予備を必ず持っておく
    絆創膏やワセリンを持っておく

    肌色や少し肌より暗い色のストッキングを履きましょう。ビジネスシーンだけでなく、結婚式においても黒などカラーのストッキングはNGとされています。

    また、靴下と違いストッキングは伝線しやすいです。伝線したままのストッキングを履いていると相手にだらしないという印象をもたれてしまう場合もあります。

    必ず予備のストッキングを持つようにしましょう。

    万が一ストッキングで靴擦れしてしまったときのために、絆創膏やワセリンを持ち歩きましょう。靴擦れが起きてからドラッグストアで購入しても良いですが、時間をとれないこともあるのであらかじめ用意しておくことをおすすめします。

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    しかし、「長時間高いヒールの靴を履くのは足や腰が痛くなるので苦手」と、言う人も多いと思います。長い時間の通勤や立ち仕事の場合は、慣れていないとヒールがとても苦痛に感じるでしょう。TPOに合わせた格好、フォーマルなデザインのものであれば、ヒールの無い靴であってもOKなのか。POINTをおさえて説明していきます。

    ローファーとスーツの正しい合わせ方【基本コーデ術】

    ローファーとスーツを組み合わせるときは、着こなし方に配慮しないとちぐはぐな印象を与えてしまう恐れもあります。通常の革靴とは異なるローファーの印象を理解し、スマートな雰囲気を演出すると良いでしょう。

    ここからは、ローファーとスーツの基本的なコーディネート術を紹介します。

    パンツの丈とローファーのバランスとは

    スーツと革靴を合わせるときの重要なポイントがパンツの丈です。革靴の種類に対してパンツの丈が長すぎても短すぎても印象を損なうため、特にローファーのように個性的な革靴を履く際は気を付けましょう。

    スリッポンタイプのローファーは軽やかでカジュアルな印象があるため、パンツの丈は短めがおすすめです。靴の甲に裾が当たらないノークッションの丈に調整し、スマートな着こなしを意識してください。

    ただし、ビジネスシーンでは裾丈が短いと場面にふさわしくないこともあるため、革靴の種類も含めてTPOに合わせることが重要です。


    スーツとローファーの色合わせの基本

    スーツにローファーを合わせる場合、ブラックまたはダークブラウンを選ぶのが基本となります。明るいブラウンなどはカジュアルな印象が強いため、ビジネスシーンでは避けるのが無難です。

    ローファーの色選びに迷ったときは、ダーク系を選べば幅広い場面で使いやすいでしょう。個性を主張したい場合は派手なカラーのローファーも選択肢に入りますが、スーツとの相性を考えるとダークカラーがおすすめです。

    ローファーを履くときの靴下の色・素材の選び方

    スリッポンタイプのローファーは通常の革靴に比べて靴下が目立ちやすいデザインです。そのため、ローファー自体だけでなく靴下の色・素材選びにも配慮する必要があります。

    ローファーに合わせる靴下は、黒やダークグレーなどの暗めの色がコーディネートになじみやすいです。ローファーの色に合わせたり、ネイビーなどのベーシックカラーを選んだりすることで、足元の調和が取りやすくなるでしょう。

    冬はウール、夏はリネンといったように、靴下の素材で季節感を演出する着こなしもおすすめです。

    ローファーが似合うスーツのスタイル別コーデ

    ローファーにはさまざまな種類があり、スーツとの相性はそれぞれ異なります。合わせるスーツスタイルに応じたローファーの選び方を知っておくことで、ワンランク上の着こなしが実現するでしょう。

    ここからは、ローファーが似合うスーツのスタイル別コーディネートについて解説します。

    クラシックスタイルに合うローファーとは?

    クラシックスタイルに合うローファーとしては、コインローファーやビットローファーが挙げられます。コーディネートをシンプルにまとめたいときはコインローファーを、エレガントな雰囲気を際立たせたいときはビットローファーを選ぶと良いでしょう。

    ローファーの素材については、カジュアルな印象が強いスエードよりもレザーがおすすめです。レザーは耐久性やメンテナンスのしやすさでも優れており、クラシックスタイルにふさわしい清潔感を保ちやすい素材です。

    モダン・セットアップ風スーツに合うローファー

    モダンな印象のスーツスタイルやセットアップ風スーツには、遊び心を感じさせるタッセルローファーがおすすめです。ジャケパンスーツやノータイのセットアップにブラウンのタッセルローファーを合わせれば、肩の力が抜けた都会的な着こなしが実現するでしょう。

    アイテムがカジュアル寄りでも、全体に落ち着いた色味で統一することで、洗練された印象を演出することができます。

    ローファーの手入れ方法と長持ちさせるコツ


    ローファーを長持ちさせるためには正しい方法でメンテナンスを行うことが重要です。素材や状況によって異なる手入れのポイントを知り、スーツとローファーの組み合わせを長く楽しむと良いでしょう。

    ここからは、ローファーの手入れ方法と長持ちさせるコツについて解説します。

    ローファーの日常メンテナンスの基本

    ローファーにはスムースレザーやスエード、合成皮革などの素材が使われています。スムースレザーのローファーは、まずブラシや靴クリーナーで汚れを落とし、革用の保護クリームを全体に薄く塗りましょう。さらにブラッシングを行い、防水スプレーをかければ完了です。

    スエードなどの起毛素材では、専用のブラシや消しゴムで汚れを落とし、専用の防水スプレーで全体を保護します。合成皮革や人工皮革が使われている場合は、水や薄めた中性洗剤を布に染み込ませて汚れを拭き取りましょう。

    ローファーが濡れてしまったときは、表面の水分を柔らかい布で拭き取り、靴の中に紙などを詰めて陰干ししましょう。その後、完全に乾いたらシュークローゼットに収納してください。

    水分が残っている状態で収納すると、カビが発生する恐れもあるので注意が必要です。なお、シューズ用のクローゼットの下のほうは湿度が高くなりやすいため、上のほうに置くことをおすすめします。

    よくある質問(FAQ)|ローファー×スーツQ&A

    ここからは、スーツとローファーを合わせるときに生じやすい疑問を取り上げ、その回答を紹介します。

    Q. ローファーは面接や商談にも履けますか?

    ローファーはカジュアル寄りの革靴であるため、企業や業界でフォーマルと判断される場面では避けるのが賢明です。面接や商談など、大事な場面ではフォーマルな印象が強い革靴を履くようにしましょう。

    具体的には、男性ならプレーントゥまたはストレートチップがおすすめです。女性の場合は黒のパンプスで、3~5cmのヒールがあるものが適しています。

    Q. ローファーは夏でも履いて大丈夫?

    革靴の一種であるローファーは暑い季節に避けられることもありますが、夏に履いても問題ありません。ズボンの丈を短くして足首を見せると、夏のローファーコーデでも涼しげな印象を与えられるでしょう。

    その他、スエード素材や明るいカラーを取り入れ、足元が重苦しくならないように工夫するのがポイントです。

    オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」の魅力

    ローファーは履きやすさとデザイン性の高さが特徴の革靴です。TPOに合わせてローファーを取り入れることで、スーツスタイルのおしゃれさがアップします。

    さらにスーツとシューズのこなれ感、バランス感を高めるには「オーダースーツ」がおすすめです。

    オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、型紙から作成する「フルオーダー」で自分の体型にぴったり合うスーツを仕立てられます。

    初回お試しなら19,800円(税込21,780円)からという圧倒的低価格でオーダースーツを体験できるので、ぜひこの機会に来店予約してみましょう!
    (※価格は2025年10月12日時点のものになります。価格は変更になる場合があります。)

    ローファーはTPOを守ればビジネスにも最適な一足

    ローファーはスーツスタイルとも相性の良いアイテムですが、フォーマル度の高い場には不向きな側面もあります。ビジネスシーンでローファーを履くときは、色・素材・デザインがシンプルかつ上質なものを選ぶことが大切です。

    また、ローファーは歩きやすさやサイズ感にもこだわることで、快適な履き心地を実現できます。ビジネスシーンにおける靴下やストッキングのマナー、日々のメンテナンス方法などについて理解を深めることも重要です。

    シーンに合わせたローファーの選び方を押さえ、ビジネスファッションの幅を広げていくと良いでしょう。

    ローファーは着脱しやすく快適な革靴として人気ですが、ビジネスシーンではTPOに応じた選び方が重要です。カジュアルな印象があるため、フォーマルな場や初対面の相手と会う場面では不向きとされます。オフィスカジュアルや通勤時など、カジュアルな場面では活躍の場も増えています。

    レディーススーツにローファーを合わせる場合は、黒やダークブラウンなどの落ち着いた色合い、スムースレザー素材、シンプルなデザインを選ぶことがマナーです。代表的な種類としては、コインローファー、タッセルローファー、ヴァンプローファー、ビットローファーがあり、シーンに応じて選びましょう。

    靴下やストッキングのマナーも重要で、男性は肌が見えないダークカラーのロングソックス、女性は基本的にストッキングを着用します。靴擦れ防止対策も準備しておくと安心です。

    ローファーは正しく選べばビジネススタイルにもマッチする便利な一足。オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、自分に合ったスーツとローファーのスタイリングもサポート可能です。TPOを押さえて、快適かつ洗練された足元を演出しましょう。

    構成・編集 湯浦 孝恵