夏のレディーススーツの着こなし方は?インナーに半袖シャツはあり?のアイキャッチ画像
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夏のレディーススーツの着こなし方は?インナーに半袖シャツはあり?

最近はクールビズの文化が浸透し、夏場にノージャケットスタイルで過ごす女性の方も多くなってきました。しかしビジネスシーンや就職活動の場や、職場・業種などによっては、ジャケットを羽織ったきちんとした身なりが求められます。夏場にレディーススーツを快適に着こなすためにはコツが必要です。例えば、夏場に最適な素材のスーツを選んだり、インナーを組み合わせたりするのが効果的といえます。夏用のスーツとして売られているものは、生地が薄い上に着心地が軽く、吸水速乾性に優れた機能を持つものが多いため、暑くても快適に過ごせるでしょう。
スーツに合わせるインナーは、シャツやカットソー、ブラウスを選べば暑い時期でも快適に着られます。ただし、どんなに快適に過ごせるといっても、体型に合っていなかったり色が派手だったりすると好印象は得られません。露出の多い着こなしもビジネスシーンにおいてはマナー違反となるため注意しましょう。
この記事では、夏場のレディーススーツでの着こなし方やマナーなどについて解説します。暑い日を快適に過ごすためのスーツの種類やインナーの種類に加えて、夏におすすめしたい上級レディーススーツの着こなし術についても紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

夏場のレディーススーツの着方

夏場のビジネスシーンはクールビズが浸透したため、ノージャケットスタイルで過ごすことが多くなっています。しかしながら、商談やリクルートの面接のように、きちんとした着こなしで参加することが好まれるような場では、ジャケットを着用したほうがよいとされています。ジャケットの必要性に関しては、職場や業種などによって異なるため、自分の環境に合わせて準備するようにしましょう。仮に、ジャケットが不要とされる職場であっても、カジュアルになりすぎることのないように、オフィスに合ったコーディネートを心がけましょう。

女性用スーツのマナー 正しい着方

1、前ボタンはすべて留める

レディーススーツの場合は、ジャケットの前ボタンはすべて留めるのがマナーとなっています。メンズジャケットの場合には、座るときにはボタンをはずすことがありますが、レディースジャケットは、座るときも常に留めておきます。暑い中でもきちんと感を出すために、ジャケットを着るのであれば、着こなし方を間違わないように正しいマナーを理解しておきましょう。

2,スーツの袖からブラウスの袖を出さない

レディーススーツは、ジャケットの袖からブラウスの袖を出さずに着用します。メンズスーツ場合は、スーツのジャケットからワイシャツの袖を出すことがマナーですが、レディーススーツは、ブラウスを出さないことが正しい着こなし方です。

3,ジャケットのインナーは長袖

取引先への訪問がある場合は、長袖にジャケットの着用が基本です。

業界や業種によって若干許容範囲は変わりますが、マナー上の正式な着こなしは長袖の着用

を目安とします。

近年はオフィスカジュアルスタイルで、半袖にジャケットを羽織るスタイルが定着しています。しかし、オフィスカジュアルは社内業務での着こなしを指すため、訪問時に同じ着こなしをすることは避けた方が無難です。

特に金融や不動産、車など資産に係わる業種は信頼が重要になるため堅めな着こなしが好まれます。そのような業界の場合は、長袖を着用がおすすめです。

IT系など服装規定が少なく、服装自由のケースもある業界では、半袖や七分袖にジャケットを羽織るスタイルも許容される場合があります。

4,スカート丈は膝丈が目安

スカートに関しては、長さが重要なポイントです。立っているときに膝が半分くらい隠れる丈、座ったときに膝上5センチ以内を目安にして長さを選びましょう。短すぎると、印象が悪くなります。とくにタイトスカートの場合、ぴったりしすぎているものを選ぶと、座ったときに裾が上に上がってきて短く見えてしまいがちです。選ぶときには、立ち姿だけではなく、座ったときの印象も確認しておくのが良いでしょう。

5,タイト過ぎるサイズは避ける

タイトスカートやパンツスタイルでは、インナーのラインがスーツに出るサイズ感を避けます。後ろから見た場合に、ヒップ周りや背中部分にインナーのラインが見えていないかチェックしましょう。

また、前ボタンを留めた際に、ボタンを中心にX状のシワが入る場合は、サイズが合っていないサインです。胸とウエストの落差が大きい場合に出るシワで、既製品では対応できないケースです。ウエストと胸やヒップの落差が大きい場合は、フルオーダースーツでそれぞれのサイズに合わせた型紙を作ってスーツを仕立てることで、シワのない美しいシルエットになります。

6,パンツスタイルではベルトを着用する

ジャケットを着用しないクールビズスタイルでは、ウエスト回りが目立つため、必ずベルトを着用しましょう。ベルトなしは、ベルトループを使用しないカジュアルな着こなしとなるため、ビジネスシーンでは避けます。取引先を訪問する場合には、ジャケットを着用しますが、ベルトが見えない場合も、マナーとしてベルトを着用しましょう。クールビズをすすめられ、ジャケットを脱ぐ場合にも焦らずに対応できます。

夏のレディーススーツの選び方

続いては、夏のレディーススーツを選ぶ際に見るべきポイントについて紹介します。

1,生地

夏用のスーツは、生地が薄くて通気性がよい作りになっています。生地の薄さは目で見てもわかるくらいで、とても着心地が軽く爽やかです。

①リネン

スーツに限らず、夏の衣服によく使われるリネンは、吸水性と速乾性に優れており、涼しさを感じながら着用できます。シワになりやすいというのがデメリットであるため、ウールなどと混紡になっているものを選ぶと、機能的にも使い勝手がよくなるでしょう。

②コットン

吸湿性と放湿性に富み、肌触りの良さが魅力のコットンは、着心地の良さを実感できます。暑い夏は、暑さによる不快感があるため、できるだけ着心地の良い服装で過ごしたいものです。コットンはシワになりやすいカジュアルな素材のため、コットンジャケットの着用場面は、オフィスカジュアルスタイルなどが目安となります。

③ウール

ウールは季節を問わずスーツによく使われている生地ですが、織り方次第で季節を選べます。夏用に作られた風通しの良い「平織り」は暑い季節にピッタリです。軽くて薄いので、さらっと着こなせすことができます。また、ウールは型崩れしにくく、使い勝手の良さも魅力です。目付と呼ばれる生地の厚さを示す表示が、220g程度のものが盛夏用スーツに向いています。

2,裏地

秋冬用スーツの場合には、裏地がついているものが基本となります。この場合の裏地は、ジャケット全体に付いているため総裏と呼ばれます。保温性、保湿性に優れており、特に寒い時期には防寒対策としての役割を果たしてくれます。

また、裏地が全体に付いていることで、着用による汗や皮脂の汚れを防ぎ、スーツをきれいに長持ちさせてくれるという効果もあります。ジャケットを羽織る際には、袖通りを良くする役割を担っています。

一方、夏の暑い時期にできるだけ涼しく快適に過ごすことを目的としているのが背抜きです。背抜きは、スーツの裏地が背中半分までしかついていません。

通気性の良さやジャケットが軽く着やすいのが特徴です。

真夏には盛夏仕立てがおすすめです。背抜き仕様よりもさらに裏地の範囲が少なく、表生地の通気性が活かされます。

キュプラ裏地

吸汗速乾性に優れたキュプラは高級裏地です。衣服内が蒸れにくく、袖通りも滑らかで、快適な着用感が特徴です。

ポリエステルメッシュ裏地

ポリエステル素材のメッシュ裏地も人気です。メッシュ裏地は通気性が良く、軽いため、盛夏仕立てのスーツに使用されます。涼しさ重視のスーツをオーダーする際におすすめです。

3,機能

①ウォッシャブル

夏用スーツの機能としておすすめの一つ目が、ウォッシャブルです。

汗をかきやすい夏だからこそ、自宅で手軽に洗濯ができるというのは、スーツを綺麗な状態で保つうえでも便利な機能です。

ちょっとした汗や雨の汚れなどもすぐに洗って落とすことができるので、清潔さを維持できます。

また、毎回クリーニングに出す手間とコストを省くことができるメリットがあります。ただし、ウォッシャブルタイプであっても、頻繁に洗うのは生地を傷めてしまうため、一般的に2週間に1回を目安に洗濯しましょう。

ウォッシャブルスーツに使用されている生地や縫製によって、選択回数の目安は変わる場合があります。2週間に1回以上洗う場合は、取扱説明書の指示に従います。

②吸水速乾性

汗をかいてもすぐに吸水して乾かしてくれる機能は、長時間の着用による不快感やべたつきを解消してくれます。さらっと快適に過ごすことができるので、暑い夏でも気持ちよく過ごすことができるでしょう。特に汗かきで、スーツで夏を過ごすのが憂鬱だという方などにおすすめです。

4,色

ライトグレーやベージュのような明るい色味のものは、視覚的にも涼しげな印象を与えてくれます。濃い色に比べて太陽の光を吸収しにくいため快適に過ごせます。

ただし、明るめの色はものによってはカジュアルな印象が強くなる場合があるため、TPOや色味に気を付けて選ぶようにしましょう。マナーが気になる場面で着用するスーツは、ダークカラーの無地が正式です。

5,袖丈

女性用のスーツのジャケットには長袖のほか、七分袖のものもあります。袖が短い分、涼しく過ごせますし、ジャケットの形状はそのままで袖が短いだけなので、きちんと感を損なわずに着用できます。スタイリッシュでおしゃれな雰囲気の演出も可能です。

袖が折り返せるスリットカフのスーツは、着用時の袖の長さを変えられるため便利です。

ただし、職場によっては長袖の着用以外はNGという場合もありますので、自分の職場のルールを確認し、着用が可能な場合には七分袖のスーツも取り入れてみましょう。

夏場のレディーススーツのインナー

続いては夏場のレディーススーツのインナーにおすすめのものをご紹介していきます。スーツのジャケットの下は、夏場でも長袖が基本とされていますが、特に職場で指定されたりしていない限りは七分袖や半袖でも問題ありません。オフィスカジュアルスタイルでは、インナーを半袖にすると、より快適に過ごせます。

1,シャツ生地ブラウス

クールビズで最も定番なのがシャツ生地の襟付きブラウススタイルです。どんなスーツにもピッタリで、着る場面を選びません。ジャケットと同様に、シャツ生地ブラウスに関しても夏用の通気性や吸水性の良い生地のシャツが販売されているので、季節に合わせて用意しておくことをおすすめします。色は白や淡いピンク、ブルーなどさわやかな印象のものを選ぶと、見た目にも涼しげになります

スキッパーカラー

夏のスーツスタイルにおすすめの襟型は、首回りが涼しいスキッパーカラーです。第一ボタンがなく、男性のボタンダウンシャツのように、胸元が少し開くデザインです。白やパステルカラーで、無地や無地に見える織柄は改まった席にも着用が可能です。

レギュラーカラー

ブラウスの第一ボタンを留める清楚なデザインです。クールビズでも気温が高くない5月初旬などにおすすめです。レギュラーカラーの一つに、襟のが白く、身ごろにカラーや柄の生地が使用されたクレリックカラーがあります。クレリックカラーは、ややカジュアルでおしゃれな雰囲気です。

バンドカラー

オフィスカジュアルスタイルで人気の、カジュアルなバンドカラーシャツは、ハリのある上質な生地のブラウスがおすすめです。襟付きのブラウスほど改まった着用シーンでない場合に、ほど良いきちんと感のある着こなしになります。

2,カットソー

シャツに比べて少々カジュアルになりますが、シンプルなデザインのカットソーはスーツにもマッチし、ビジネスシーンでも十分にきちんと着こなせます。カットソーに使用される生地は、伸縮性に優れたニット素材です。織物のシャツよりも着心地が楽なので、暑い夏の時期にはおすすめです。

色合いは、シャツと同様に白や、淡い色味のものがおすすめです。オフィスカジュアルなど、カジュアルな着こなしではダークカラーもコーディネートに使用されます。首周りに装飾などがついているものだと、派手な印象になってしまうので、ビジネスシーンではシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

Tシャツタイプ

オフィスカジュアルでは定番となっているTシャツタイプは、快適な着ごこちが特徴です。もっともカジュアルな素材と縫製になるため、着用場面を選びます。基本的には、オフィスカジュアルが採用されている企業での社内業務に向いています。

シャツ生地に比べ厚みがあり、コットン素材であれば断熱効果もあるため、エアコンでの体の冷えも防止することができます。吸湿性にも優れており、汗のベタつきを感じにくいことも特徴です。

サマーニットタイプ

5月から6月初旬ではサマーニットもおすすめです。無地系の半袖や5分袖が人気です。カジュアルな着こなしが可能な場合には、白とネイビーのシンプルなボーダーで、夏らしいコーディネートが完成します。ソフトブラウスよりも胸回りに隙間ができにくいため、クルーネックのほか、Vネックなども着用されます。首周りの開きが狭いタイプのVネックがおすすめです。

3,ソフトブラウス

ソフトブラウスは女性らしさを演出してくれるアイテムです。着心地もシャツより柔らかいものが多く、暑い時期にも快適に着られるものが多いです。裏打ちされたレースや透け感のあるシフォン生地を袖に使うなど、夏らしいアレンジのソフトブラウスが人気です。ビジネスシーンでは、首回りが狭いクルーネックが主流です。種類が豊富なため、場面に合わせてコーディネートします。

クルーネックブラウス

過度な露出を控えるビジネスシーンでは、クルーネックが定番です。爽やかに見える白や水色、ラベンダー、淡いミントカラーなどの無地を着用します。スーツがライトグレーやベージュの場合は、ややカジュアルな印象になるブラックやネイビーを合わせるコーディネートもあります。Vネックブラウスの場合も、襟ぐりが浅いものを選びます。

フリル付きブラウス

シンプルなフリルや細めのボウタイ付きブラウスは、胸元に少しアクセントをプラスしたい場合におすすめです。

タック入りブラウス

ビジネスシーンでは、ピンタックや、タックブラウスも人気です。無地の白いブラウスでも、タックがあるだけで印象が変わります。タックは清楚で上品な印象になります

ノージャケットタイプ

クールビズでのノージャケットスタイルで着用することを前提としたデザインもあります。袖にボリュームを付けたブラウスやタックアウトを前提とした着丈やサイズ感のブラウスは、ジャケットを羽織らない場合におすすめです。

シーン別おすすめレディーススーツ

続いては、シーンごとにおすすめのレディーススーツの選び方や着こなし術を紹介します。

1,ビジネスシーン

ビジネスシーンでの基本は、セットアップスーツのシンプルな着こなしです。これは男女問わずに共通して言えることです。過度に派手なものや清潔感に欠けるような着こなしはビジネスシーンでは絶対に避けるべきものであるといえます。

内勤の場合には、原則自社の規定に沿った装いをしておけば間違いありません。

認められているのであればクールビズの時期には、七分袖のジャケットを取り入れたり、ノージャケットのスタイルにするなどすれば、仕事のしやすい装いで過ごせるでしょう。

一方、外勤中心で取引先を訪問する機会などが多い方の場合にはまた変わってきます。

自社ではカジュアルな服装が認められている場合であっても、基本的に相手先を訪問する場合には自社のルールを優先させることが相手に失礼に当たってしまうことにもなりかねません。相手に不快感を与えないような、きちんとした装いを心がけましょう。

2,冠婚葬祭

ブラックフォーマルと呼ばれる冠婚葬祭で着用するフォーマルウェアは、ビジネススーツとは別に用意しておくのが良いでしょう。

そもそも、フォーマルウェアとは相手への敬意を示し、日常とは異なる場面で着用するものとされ特別な装いであります。

一見ブラックのビジネススーツと大差がないように見えるかもしれませんが、フォーマルウェアの場合には黒の色が濃く、また濃ければ濃いほどフォーマル度が高いとされています。

フォーマルウェアは、きちんとしたものを1着用意しておくと安心です。

3,パーティーシーン

結婚式などのパーティーシーンでのスーツスタイルは、セパレートタイプのスーツやワンピースタイプ、またスカートの他パンツスタイルなどさまざまな選択肢から選べます。

アクセサリーやコサージュなどで華やかさをプラスするのも良いでしょう。

ただし、結婚式ではいくつかNGとされる装いがあります。一つ目が、白いスーツです。白は花嫁の色であるため、それに被るような服装は避けましょう。また、黒は喪服をイメージさせることからこちらも避けるべき色です。

ただし、どちらの色の場合にも、ジャケットやスカーフなどは織物に別の色を合わせることで白、黒の色味を主張することなく着こなせます。

白、黒のものを着用するという場合には、組み合わせをきちんと考えて選ぶようにしましょう。

また、パーティーシーンはある程度自由度が高いということから、どんなものでも許されると勘違いをされる方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

露出度の高い服装は、結婚式にはふさわしくなく、また悪目立ちしてしまいます。

年代別おすすめレディーススーツ

続いては、年代別におすすめしたいレディーススーツをご紹介していきましょう。

1,20代

若さ溢れる20代におすすめなのが、ネイビーやグレーのスーツです。

特に若い世代には明るめの色味が映えるので、おすすめです。先にもお伝えしましたが、色味に関してはあまり明るすぎるとカジュアル感が強くなってしまいます。

色味を選ぶ際には注意しましょう。

2,30代

仕事を主体的にこなすことができるようになり、後輩も増えてくる時期である30代におすすめなのが、テーパードパンツやワイドパンツなどのパンツスタイルのスーツです。

特に外勤など動く機会が多い方であれば、動きやすさもありまた見た目にもできる女性の印象がアップします。

インナーにはシャツのほか、カットソーなどを合わせるとより動きやすく着心地も楽になります。

3,40代

更に部下や後輩が増え、職場でも中心的な立ち位置に来るであろう40代におすすめなのが、ダークカラーのスーツです。

フォーマル感がアップし、威厳と貫禄が増します。

これくらいの世代になると、ある程度一通りのスーツが揃っているという場合も多いため、

持っているスーツと見比べてみて、新しい色味やストライプやチェックなどの柄物を増やしてみるというのも良いでしょう。

ジャケットのインナーを変えることでコーディネートの幅が広がります。上質な生地や仕立てにも注目することがおすすめです。

4,50代

職場の中でもかなり上の世代となった50代におすすめなのが、上質感のあるフルオーダースーツです。デザインだけではなく、サイズ感や生地などにもこだわり、自分に合ったフルオーダースーツは既製品と比べて着心地そして見た目がガラッと変わります。

ボタンや裏地など細部にまでこだわりを込められるというのも魅力的なポイントです。

レディーススーツのNG例

1,体型に合っていない

スーツをきれいに着こなすうえで最も重要なのが、自分の体型にピッタリ合ったものを選ぶことです。サイズが大きいと、スーツに着られている感が出て格好悪いですし、小さすぎると窮屈に見えるため、綺麗に見えません。どんなに高級なものを選んでも、サイズ感があっていないともったいないので、必ず自分に合ったものを選びましょう。

2,派手な色は選ばない

スーツの色はどんな場面でも相手に失礼のないよう、黒・グレー・ネイビー・ベージュ・白といった色を選ぶようにしましょう。スーツの中に着用するインナーに関しても同様です。主張が強すぎる色を選ぶと、ビジネスでは悪印象になりかねません。

3,露出の多いものはNG

スカートの丈が短すぎたり、ジャケットのインナーの胸元が開きすぎているなどの露出が多い服装はビジネスには不釣り合いであるといえます。また、ノースリーブやキャミソールのような、インナーもたとえジャケットを羽織っていたとしてもビジネスシーンにはそぐいません。特に夏の時期には、薄手のものを選びがちになりますが、下着が透けるようなインナーを選ばないように気を付けることも重要です。

レディーススーツの着こなし術

続いては夏におすすめしたいレディーススーツの着こなし術をご紹介していきます。着心地の良さだけでなく、見た目のさわやかさにもこだわったコーディネートです。

長袖ジャケット&カットソー&クロップドパンツ

夏場は黒だと太陽の光を吸収して暑さを感じやすいほか、見た目にもさわやかさを感じにくいので、ライトグレーやベージュのスーツがおすすめです。薄めの色合いであれば、長袖でも夏にピッタリです。インナーのカットソーはデザインがシンプルで落ち着いた色味であれば、どんなものでも合わせやすいです。クロップドパンツに関しては、職場によりNGの場合もあるため、事前の確認が必要となりますが、涼しいだけでなく垢ぬけた雰囲気も演出されるのでおしゃれ度がアップします。

七分丈ジャケット&ブラウス&スカート

七分丈ジャケットは女性だからこそ着られる特別な1着です。暑い夏には涼しさを得ることもでき、見た目にも爽やかなのでぜひおすすめです。インナーにブラウスを合わせることで、より女性らしさを演出できます。肌が見える面積が長袖ジャケットやパンツと比べて多いため、ネイビーなどのやや濃い色でも暑苦しさがありません。

七分丈ジャケット&カットソー&パンツ

女性ならではの着こなしとなる、七分丈ジャケットとカットソーにパンツを合わせることで、シンプルながらスタイリッシュなスタイルが完成します。夏らしさを演出するには、やはり薄い色味がおすすめです。パンプスやベルトなども同系色でまとめることで、より統一感のある印象になります。

スーツ以外に注目したいポイント

夏でもストッキングは着用

暑い季節にはストッキングが暑く感じられるかもしれませんが、ビジネスシーンでは素足はNGであり、夏であってもストッキングの着用は必須です。夏用に通気性の良いものなども販売されており、パンツスタイルであればくるぶし丈のテーパードパンツなどを合わせるのも暑さ対策となります。

淡い色の小物を合わせ爽やかさをプラス

パンツスタイルの場合であれば、合わせるバッグやベルト、靴などの色合いを爽やかな淡い色味のものにすることで、夏らしい印象を演出できます。着心地だけでなく、見た目にも爽やかさを出すことで、おしゃれ上級者を目指すことができます。

足元も涼しげに

ビジネスシーンでは、夏場であってもサンダルの着用はNGとされており、パンプスやローファーなどを合わせるのが基本ですが、色味で夏らしさの演出が可能です。白やライトグレー、ライトベージュなどの色は、夏だからこそ楽しめる色合いであり、季節感を楽しむことができます。

レディーススーツをフルオーダーで

レディーススーツの場合、ボトムスをスカートにするかパンツにするかを選んだり、生地やデザイン、ボタンなど選びたい部分が多くあったり何かとこだわりたい点が多くなるものです。しかしながら、既製品の中から自分好みのものを選ぶのには限界があります。そんなときにおすすめなのが、フルオーダースーツです。オーダースーツには、2種類あり1からすべてを仕立て上げるフルオーダーと、もともとある型紙を使って微調整して仕上げるセミオーダーがあります。

フルオーダーはより、自分の体型に合ったサイズ感で仕立て上げることができ、生地やデザイン、ボタンといった細部までこだわりぬくことができるのが魅力です。特に、女性の体型に関しては胸とウエストの差、ウエストとヒップの差、太ももなどの個人差が大きいという特徴があるため、フルオーダーですべてのサイズ感を合わせて作ったスーツの着心地は格別です。無駄の余裕のない、美しい立ち姿となるため、長く大切に使い続けることのできる自分専用のスーツに出会えます。

フルオーダースーツが出来上がるまで

来店予約

事前に来店予約を入れて訪問します。予約なしでも対応できる場合もありますが、予約していくことでスムーズにオーダーを進められます。

採寸

店舗にて採寸のうえ、希望のデザインや生地などを伝えて出来上がりのイメージを共有します。

オーダースーツを仕立てる

一人一人にあわせたサイズやデザインでスーツが仕立てられていきます。上質感のある世界的な老舗ブランドの生地、袖通りの滑らかな高級裏地、イタリアのボタン、ボタンを付ける糸色、社章を付けるフラワーホールなど、細かな色やデザインをお好みに合わせてカスタマイズが可能です。1から作り上げることから、セミオーダーに比べて長い時間を要することが多くなります。

完成、お届け

フルオーダーの場合は、おおよそ1~2か月程度でお手元に届けられます。まさに世界で1着の、自分だけの自分好みの1着が完成となります。

「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツは価格が高いというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、オーダースーツSADAでは本格フルオーダースーツを圧倒的な低価格で提供しており、初回特別価格ではなんと、19,800円(税込21,780円)~仕立てることが可能となっています。(2024年3月26日時点での価格です。価格は変更になる場合があります。)

生地、柄、風合い、手触り、機能、ブランドなど生地素材は100種類以上から選ぶことができます。通気性の良いものや着心地が滑らかなものを選べば、きっと今回お話してきた夏に着たい1着となるでしょう。

オプションに関しては、無料の範囲内で豊富な種類の裏地の色柄やボタンの種類から自分好みのものを選ぶことができるので、しっかりとオーダースーツの醍醐味を味わうことができます。

 有料オプションを利用して、アップグレードボタンやアップグレード生地を選んだり、内ポケットやPP加工といったさまざまなカスタマイズも可能です。また、スーツだけではなく、オーダーシャツも取り扱っています。シャツ生地ブラウスも自分にぴったりフィットしたものであれば、ジャケットを脱いでも綺麗なシルエットが維持できます。

夏の暑い時期にも爽やかに着こなせる生地、軽い着心地の盛夏仕立ての裏地も取り扱っているためおすすめです。オーダーシャツも初回お試し特典があり、1枚1,100円引きで購入することができます。オーダースーツSADAには女性スタッフも多数いるので、採寸に関することや、着心地に関する相談などもしやすく、女性でも安心して訪問することができます。今回の話を聞いて少しでも興味を持った方は、まずは来店予約をしてみてください。

ご予約はこちらから

どんなに暑い夏でも、職場や業種、シーンなどによってジャケットを羽織った正式なスタイルが求められる場合があります。何も工夫しないでスーツを着用していると、熱がこもったり汗をかいたりして不快に感じることが多いでしょう。レディーススーツの場合、ジャケットのボタンは座るときも含めてすべて留めるのがマナーです。暑い中でもきちんとした印象を出すためには、正しいマナーを理解しておく必要があるといえます。ボタンを留めるマナーのことも踏まえると、夏には夏用のスーツを着用した方が良いと結論付けられます。夏用スーツの生地は薄くて通気性が良く、着心地が軽くてさわやかな印象があるだけでなく、吸水速乾性の機能を持っているものが多い傾向です。汗をかきやすい夏場でも快適に過ごせるでしょう。色はライトグレーやベージュなどの明るい色を選ぶと、より清涼感が増します。合わせるインナーは、職場で指定がなければ半袖でも問題ありません。シャツやカットソーなどであれば、ビジネスシーンにもふさわしいながらも快適に過ごせるでしょう。夏場のレディーススーツはオーダーメイドでの購入がおすすめです。生地やデザインなどにこだわると、夏場でもレディーススーツをスタイリッシュに着こなせます。オーダースーツであれば自分だけのこだわりの1着を手に入れられるため、ぜひこの機会にオーダースーツSADAに足を運んでみましょう。

穂谷 優之