女性用ブーツのマナーとは？スーツスタイルに適した靴の探し方を解説！

ブーツはカジュアルな印象を与えやすく、ビジネスシーンや結婚式、お葬式などフォーマルな場面で履いてもいいか分かりづらい靴の一つです。ブーツが使用できる場面を把握していると、スーツスタイルに適した靴を選びやすくなるでしょう。この記事では、ビジネスシーンで履ける靴の選び方や、冠婚葬祭でブーツを履くときのマナーについて解説します。

オフィスカジュアルで着用できる靴が分からない

オフィスカジュアルの定義は会社によって異なる場合があります。靴の選び方は会社によってルールや解釈に差が出やすく、どの靴を選ぶべきか迷ったことがあるのではないでしょうか。加えて、オフィスカジュアルにおける女性向けの靴には、パンプス・スニーカー・ローファー・ブーツなどのカテゴリーがあるため、余計に混乱を招いてしまいかねません。オフィスカジュアルに適した靴を選ぶには、マナーをきちんと理解することが重要です。

ビジネスシーンOKな靴の選び方

会社によってルールは異なりますが、仕事中にはビジネスシーンに適した靴を選ぶように指定している会社は一定数存在します。ビジネスシーンで履く靴を探す際には、色やデザイン、素材や形状などを考慮して選ぶことが一般的です。

落ち着いたデザインを選ぶ

ビジネス向けとして、靴の色はベージュ、黒、グレーといったベーシックカラーを選ぶことが無難です。デザインは無地や単色、装飾は実用的な範囲にとどめることで、見る人にきちんとした印象を与えられます。ストラップや留め具などが付いた靴を選ぶ場合、落ち着いたデザインのものを選ぶようにすると、ベーシックで落ち着いた印象を与えられるでしょう。

季節感を考慮して使い分ける

靴の素材は天然皮革あるいは合成皮革、スエードなどがビジネスシーン向けです。春・夏は通気性が重視されている革靴、秋・冬は保温性を重視したスエードの靴などを選ぶことで、季節感のあるコーディネートができます。靴の通気性、保温性といった要素は履き心地に影響するので、季節に合わせた靴を少なくとも1種類ずつ持っておくことがオフィスカジュアルに適した靴を選ぶポイントです。

歩きやすさを考慮して選ぶ

ヒールの高さやつま先の形状など、歩きやすさが考慮されていることも仕事中には重要です。ヒールの高さは一般的に3cmから8cmほどが歩きやすく、適切とされています。靴のつま先はラウンドトゥ、アーモンドトゥなどとがっていない形状を選ぶと歩きやすく、ビジネス向けの印象を与えられます。

オフィスカジュアルの場合、会社によってはポインテッドトゥの靴でもOKです。ただし、サンダルやミュール、オープントゥのパンプスなどはカジュアルすぎる印象を与えることから、仕事に適さない靴と判断されやすくなります。

ビジネスシーンでブーツは履ける？

ブーツは比較的カジュアルな印象を与えることから、仕事中の靴としてOKかどうかは会社によって差が生じやすい点があります。ここでは、ビジネスシーンで着用しやすい女性向けのブーツの種類を紹介します。

ショートブーツ

オフィスカジュアルで使いやすいブーツとしては、細いヒールのショートブーツが適しています。ヒールが太いブーツはカジュアルな印象が強まるので、避けた方が無難です。ただし、細いヒールでもピンヒールや、素材にレザーソールを使用したものなどは、歩行時に鳴る音が目立つので注意が必要です。ショップで試着できる場合、歩いた際の音を確認しておくことをおすすめします。

サイドゴアブーツ

サイドゴアブーツは靴の側面にゴム糸が使用されており、伸縮性があって着脱しやすいことが特徴です。サイドゴアブーツはシンプルで実用的なデザインの製品が比較的多く、雨靴としても使用できるものも販売されています。高い保温性を備えていることから、秋・冬向けのビジネスシューズとして活用できるブーツです。

ブーティ

ブーティはくるぶしが見える長さのブーツの総称で、ショートブーツと比較して丈が短い仕様になっています。なお、ブランドによっては足首が隠れる長さでも、ブーティと呼ぶ場合があります。ビジネスシューズとしてブーティを着用する場合は、落ち着いた印象を与える色や、デザインのものが良いでしょう。

レインブーツ

レインブーツは耐水性があり、雨の日の通勤用シューズとして適切です。レインブーツは丈が長いほど耐水性は高くなりますが、スーツスタイルに合わせる場合はショート丈からミドル丈ほどのレインブーツが適しています。通勤用と仕事用で靴を使い分けるのであれば、天候に応じてショートブーツとロングブーツを使い分けましょう。

ルールが分からなければ会社で履き替える

仕事中の服装、靴に関するルールは会社によって異なります。何らかの理由で家からブーツを着用する場合は、仕事用の靴を持参して会社で履き替えるようにしましょう。ブーツは気密性が高く、臭いが残りやすい靴です。会社の靴箱、ロッカーなどに履き替えたブーツを置く場合、靴用の除菌スプレーや消臭袋などで臭い対策を行うようにしましょう。

そのほかにチェックしておきたい小物のマナー

オフィスカジュアルに合わせたコーディネートを行うには、バッグやアクセサリーなどの小物の選び方を把握しておくことも重要です。ここでは、小物を選ぶ際のポイントを紹介します。

バッグは実用性を重視する

仕事用のバッグを持参する際には、黒色や茶色などベーシックな印象を与えるものが適切です。オフィスカジュアルに合わせるバッグは、ベーシックカラーを選択することで複数のコーディネートに合わせやすくなります。

書類や仕事道具を持ち歩く場合、収納する物に対応したサイズを選ぶと使いやすく、実用的です。ブランドのロゴマークが入っていたり、デザイン性を重視していたりするバッグは派手な印象を与えるので避けましょう。

派手な印象を与えるものはNG

服装や靴にも共通しますが、アニマル柄やキャラクター柄などの派手な印象を与えるものは避けるべきです。オフィスカジュアルでは、仕事に適した服装であることが判断基準になります。派手な印象を与える柄物や、華やかな色使いの服などはオフィスカジュアルに適しません。アクセサリー類は会社によって判断が異なりますが、過度に華やかな印象を与えるものは基本的にNGです。

結婚式のスーツスタイルにブーツは履いてもいい？

結婚式のゲストとしてスーツスタイルで出席する場合、ブーツの着用は基本的に避けるべきです。結婚式は基本的にフォーマルな場であり、カジュアルな印象を与えるブーツは適さないといえます。しかし、ドレスコードとしてカジュアルな服装が指定されている結婚式では、ブーツを着用しても良い場合もあります。

ドレスコードとしてフォーマルなスーツスタイルが指定されている場合は、カジュアルなファッションであるブーツ、サンダルやミュールなどの靴は避けるべきです。

カジュアルな服装が指定されていれば、ロングブーツやショートブーツ、オープントゥのパンプスなどを着用してもOKとされることもあります。結婚式にゲストとして出席する際には、ドレスコードを事前に確認しておきましょう。

スーツで結婚式に参列するときにオススメの靴

結婚式で女性ゲストがスーツスタイルと合わせる靴は、つま先が出ないパンプスが適切です。つま先が出る靴はカジュアルな印象を与えてしまうほか、結婚式においては縁起が悪いとされるので避けましょう。なお、結婚式の際におすすめのパンプスは以下の2点です。

ヒールの高さは3センチ以上がオススメ

フォーマルな結婚式でパンプスを着用する際には、高さ3cmから8cm程の細いヒールを選ぶことでエレガントな印象を与えやすくなります。ハイヒールが苦手である場合はローヒールでも可能なので、ドレスコードに適した靴を選びましょう。ローヒールの靴を着用する場合、ある程度華やかなビジュー、レースなどがあしらわれたパンプスがおすすめです。

靴の素材や色のマナー

結婚式で女性ゲストが着用する靴は、エナメルやスエードなどの光沢がある素材を選ぶことで華やかな印象を与えられます。スエード、クロコなどの革製品は人によって解釈が異なりますが、最近では指定されたドレスコードに沿っていれば、革製品でもOKという考え方があるようです。

靴の色に関するマナーは特にないので、服装に合わせて選ぶようにしましょう。結婚式ではウェディングドレスと重複する白色の服装や、アクセサリーの使用は避けるべきですが、靴に関しては白色を選んでも一般的には問題ありません。

葬式ならブーツがＯKな場合も

葬儀や告別式などで喪服を着用する際には、金具や装飾品が無い黒色の靴を着用することがマナーです。光沢がある靴は派手な印象を与えるので、葬式ではエナメル素材の靴は避けましょう。

葬式の場で着用する靴は、つま先が出ないパンプスやショートブーツが適切です。一般的に無難とされる靴はパンプスですが、最近では黒色のショートブーツでもOKとされる場合があります。なお、ロングブーツは基本的にNGですが、葬儀場に入る前に履き替えるのであれば問題ありません。

また、仏教式の葬式である場合、靴の素材は布製もしくは天然皮革、合成皮革が望ましいとされています。革靴を選択する場合、ヘビ革やワニ革、スエードなどの素材は殺生をイメージさせるので避けたほうが無難です。

参列する前に確認をしておく

葬式における服装、靴に関するマナーは人や家庭によって異なります。葬儀や告別式などに参列する必要が生じた場合、他の会葬者もしくは葬儀業者に服装、靴を確認しておきましょう。ここでは、葬式における女性向けの靴選びのポイントを紹介します。

ヒールの高さは3センチから5センチが適切

葬儀場に参列する際には、靴のヒールは3cmから5cmの高さが適切です。葬式はフォーマルな場なので、基本的には低めでもヒールが付いた靴をおすすめします。足への負担を少なく抑えたい場合は、ヒールがある程度太い靴を選ぶようにしましょう。ただし、ウェッジソールの靴はカジュアルな印象を与えるので避けた方が無難です。

靴のデザインや装飾品のマナー

葬儀や告別式に参列する際の靴は、つま先がプレーントゥ、もしくはスクエアトゥのデザインになっているものを選びましょう。一方、ポインテッドトゥ、オープントゥの靴は見る人にカジュアルな印象を与えるので、葬式向けの靴としては一般的にNGとされています。また、金具や装飾品が付いた靴も基本的にNGですが、歩きやすさの観点から、靴と同系色のストラップが付いているものはOKです。

ブーツや小物のマナーを身につける

ブーツはカジュアルな印象を与える靴ですが、業種によってはビジネスシーンで着用を認めている会社があります。スーツスタイルに女性向けブーツを合わせる場合、ベーシックカラーのショートブーツ、サイドゴアブーツ、ブーティなどがオススメです。オフィスカジュアルを指定している会社では服装や靴、小物などのルールがそれぞれ異なるので、会社ごとのマナーを把握、習得することを心がけましょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは？

オーダースーツSADAは、2022年9月現在、全国に50店舗をチェーン展開しているオーダースーツ専門店です。オーダースーツの仕立て実績は累計500万着を超えており、Youtuberやタレント、政治家などのスーツを仕立てている実績もあります。着る人に合わせたオーダースーツですので、どんな体型でもフィットする1着に仕上がるでしょう。

また、スーツ生地から決められるので、幅広い選択肢から自由に組み合わせられます。オーダーシャツの製作も受け付けているので、オフィスカジュアルに適したファッションを実現できます。

女性向けブーツに合わせるスーツ選びに迷ったら、ぜひオーダースーツSADAで自分専用の1着を手に入れましょう。