成人式に女性がスーツを着るのは問題ない?おすすめのコーディネートや選び方も紹介 – オーダースーツSADA
成人式の女性の服装といえば、振袖をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、昨今ではスーツで成人式に参列するケースも増えており、かっこよさやおしゃれさを重視したい人の需要を満たしています。女性が成人式でスーツを着用する割合はまだまだ少数派ではありますが、自分らしさを演出するためのひとつの選択肢として検討してみても良いでしょう。流行を意識したデザインであれば、なおのことおしゃれな印象を与えられます。この記事では、女性が成人式にスーツで参加するメリット・デメリット、成人式に適したスーツのデザイン、具体的なコーディネート例について詳しく解説します。
成人式に女性がスーツを選ぶのはアリ?

成人式にスーツを着用する女性は、割合でいえば少ないものの、近年、支持は広まりつつあります。実際に、振袖以外を選んでいる人はどのくらいいるのでしょうか。
成人式に参加する女性の服装で多いのは振袖?
成人式に参加する女性の服装は、振袖が一般的です。地域による差もありますが、振袖以外の割合は1割、多くても2割程度です。
振袖の割合が多いことは事実ですが、成人式に振袖を着なければいけないというようなルールはないため、基本的に服装は自由です。
ただ、自治体による新成人に向けた「お祝いの式典」であるため、「式典」にふさわしい服装がおすすめです。式典では、カジュアルな服や露出が多いデザインを避け、上品で格式高い着こなしを選択しましょう。
集まる人が平等で気持ちよく式典に参加できる服装であれば問題ありません。
現在は、振袖以外にパーティードレスやスーツの人気が高まっています。成人式後に、そのまま同窓会や2次会へ参加できることが人気の理由となっています。
意外と多い?スーツで成人式に参加する女性
全体的な割合では、まだまだ少数派ではありますが、スーツスタイルを選ぶ方は年々増えています。
自分が着たいと思う服装を選びたい、クールでカッコいいスーツが良い、振袖に抵抗があるなど、理由はさまざまです。
着用されるスーツのカラーやデザインもこれまでより自由度が増しています。
成人式にメンズライクなパンツスーツがかっこいいと話題になったり、明るいカラーのスーツや、逆にあえて落ち着いた大人っぽいスーツが好まれたりしています。
きちんと感のあるスーツは、好みの色や柄で個性を出しやすいため、成人式にもおすすめです。
スーツで成人式に参加するメリットとデメリット

成人式にスーツで参加する場合のメリットやデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか?
メリット
5つのメリットを紹介します。
(1)スーツは動きやすい
スーツはスカートスタイル、パンツスタイルどちらも振袖よりも動きやすく、着脱も容易です。成人式当日の早朝から着付けなどの準備をしなくても着用が可能なため、時間を有効に使えます。
(2)着崩れしない
着崩れしないため、お手洗いなども安心です。後ろ姿など見えない部分が着崩れしていないかなど、着用中に心配する必要もないため式に集中できます。
(3)防寒対策もしやすい
ウールのコートやマフラー、手袋、スカーフなど、防寒対策もおしゃれにコーディネートできます。
(4)同窓会へそのまま参加できる
成人式後の移動もスムーズで、当日の天候が多少悪くてもスーツであれば、簡単なクリーニングで対処できます。同窓会などへ行く場合も着替える必要がなく、そのまま出かけられるため、時間に余裕があります。
(5)成人式の後も使える着回し力
トレンドの無地系スーツであれば、成人式後も着回しが可能です。結婚式や結婚式の2次会などにも活用できます。
ポリエステル系素材のセットアップであれば、インターンシップにオフィスカジュアルとしてジャケットやパンツを単品使いすることも可能です。

デメリット
デメリットを2点紹介します。
(1)振袖の中では地味に見えてしまう
スーツと振袖を比較した場合、華やかさはどうしても振袖にあり、スーツは地味に見えます。
振袖は原色に近い明るい色彩で、衣服全体が一枚の絵になるようにデザインされています。衣服に使用される生地の素材も異なり、振袖は光沢のあるシルク、スーツはウールです。
しかし、成人式は華やかさを競う場ではなく、大人の女性として自立することを祝う式典です。
周囲の人との違いや華やかさの差を気にする必要はないでしょう。また、スーツは式典にふさわしい格式高い服装です。自信を持って、お好みのスーツを着用してください。
(2)柄の種類が限定される
スーツの柄は、かっちりとしたスーツの場合、ある程度限定されます。定番である無地、伝統的なストライプやグレンチェック、千鳥格子(ハウンドトゥース)、バーズアイなどが代表的です。
種類が限定されるのは、スーツの柄によって着用できるシーンが変わるためです。
格式高い場面には無地が向いており、柄が強くなるほどカジュアルな場面向きになります。
成人式はお祝いのため、カジュアル寄りのチェックなども着用されますが、成人式後の正式な場面では避ける柄になります。海外有名ブランドの生地などは、風合いや高級感が分かりやすい無地がおすすめです。
高級ウール生地でスーツを仕立てる場合は、無理に派手な柄物などを選ばずに、上品で着回し力の高い無地を選ぶことで、コーディネートの幅が広がります。
ネイビー系やグレー系の無地であれば、格式高めの場面からカジュアル寄りの着こなしまで、全ての場面で着用できる、オールマイティーなスーツになります。
現在流行しているポリエステル系素材のスーツの場合、柄物はかなりカジュアル感が増すため避けた方が無難です。ポリエステル系素材のスーツの場合も、現在流行中の無地がおすすめです。
成人式にふさわしい女性スーツの選び方

ここからは、実際に成人式の服装としてふさわしいスーツのデザインや、合わせるシャツの選び方について見ていきましょう。
ジャケットのデザイン
成人式で着るスーツのジャケットは、基本的にシングル・ダブルどちらでもかまいません。シンプルでスッキリとした印象にしたいならシングル、ジャケットで存在感をアピールしたい場合はダブルにすると良いでしょう。
せっかくのハレの日なので、成人式は清潔感だけでなく華やかさも演出したいところです。普通のデザインではつまらないと考えるのであれば、下衿の先が上向に尖ったデザインの「ピークドラペル」もおすすめです。優雅でおしゃれな印象になり、周りと差をつけられるでしょう。
パンツ or スカート
成人式でスーツを選択する女性は、かっこよさや洗練された印象に仕上げたい方が多いことから、パンツスーツを着用する女性が多い印象です。しかし、スタイルに決まりはないため、もちろんスカートを履いてもOKです。スカートであれば、より女性らしいシルエットになります。
成人式は華やかさも重視したいため、セレモニースーツやワンピース、セットアップを自分らしく着こなすなど、バリエーション豊富に選べることもスーツの魅力です。
色・素材・生地
スーツで華やかにコーディネートしたい場合は、明るい色がおすすめです。白、オフホワイト、ライトグレー、ベージュなどの無地は明るく軽やかな雰囲気になります。
クールな女性のコーディネートなら、ネイビー系の無地スーツが良いでしょう。シンプルなブラウスやアクセサリーで、華やかさを抑えたコーディネートが大人の雰囲気を漂わせます。
社交的で活発な印象になるチェック柄のライトグレースーツは、胸元にボリュームのあるフリルやリボンなどのキュートなコーディネートも合わせやすくなります。
振り袖はIラインが強調されたシルエットのため、スーツはウエストが細く見える、オーダースーツなどのシルエットの美しいスーツがおすすめです。女性らしいS字ラインシルエットのスーツは、振袖にはない華やかさがあります。
成人式以外のシーンでも活躍するスーツを選ぶなら、ネイビー、ブラック、グレーといった王道カラーを選び、小物やアクセサリーを使って華やかさと個性をプラスすることで、お祝いの場面にもふさわしいコーディネートを実現できます。
おしゃれさを重視したい人は、チェック柄やストライプ柄の入ったスーツで印象付けるのもおすすめですよ。
インナー・シャツの選び方
ジャケットの下に着るシャツは、清潔感を重視するなら白シャツが王道です。ただし、成人式はお祝いの場なのでカラーシャツやデザイン性の高いブラウスを着用するのもおすすめです。
例えば、フリル付きのソフトブラウスや、ボウタイ付きブラウス、ハイネックブラウスなどは華やかさがあり、ネックレスも映えます。色は白やパステルカラーのような明るい色が華やかで、顔色も明るく見えるためおすすめです。
気品のあるレースを使用したソフトブラウスも、スーツに華やかさをプラスします。透けないように生地が裏打ちされたデザインなどでコーディネートしてみましょう。
注意点として、胸元が大きく開いた、露出が多いブラウスやカットソーは避けましょう。
成人式でおしゃれに見える女性スーツのコーディネート例

成人式でおしゃれに決めたい女性のために、おすすめコーディネートをパンツスーツとスカートスーツに分けて紹介します。小物やアクセサリー、靴などの合わせ方も参考にしてください。
かっこいいパンツスーツコーデ
かっこいい印象にしたい場合は、黒と白のモノトーンコーデはいかがでしょうか。リクルートスーツのようになるのを避けるため、ストライプなどの柄を取り入れたり、ダブルスーツでクラシカルな印象に仕上げたりするのもおすすめです。
さらにかっこよくしたい場合、ネクタイやベストを合わせてメンズライクにするのも◎。ベストにはフォーマル感を高める役割も期待できます。ワイドパンツをチョイスすれば、余裕のあるシルエットになり動きやすさもプラスすることが可能です。
フェミニンなスカートスーツコーデ
女性らしさや華やかさを重視したい場合、スカートスーツにするのがおすすめです。タイトスカートなら大人っぽい印象を与えられ、成人式にふさわしいシルエットを実現できるでしょう。
また、スカートスーツの場合はよりフェミニンなブラウスやアクセサリーを取り入れやすく、華やかに仕上げることができます。ベージュやパステルカラーなど明るめの色で統一することで、お祝いの式典によりなじみやすくなるでしょう。
小物・アクセサリーの合わせ方

スーツは振袖と比べると地味になりやすいため、アクセサリーや小物をうまく活用して自分らしさをアピールしましょう。ビジネスシーンとは異なり、コサージュ、ネックレス、イヤリングなどを積極的に取り入れるのがおすすめです。
例えば、昼の式典では、日の光に上品に輝くパール系アクセサリーを。パール系アクセサリーはコサージュとも相性が良く、ロングネックレスであればさらに華やかさもアップします。夜のパーティーなら、光沢のあるアクセサリーできらびやかな印象を加えるのも良いでしょう。
成人式で女性がスーツを選ぶときの注意点

成人式でスーツを着用する場合に注意したいポイントを4つ紹介します。
防寒対策をしておく
スーツだけで成人式に参加するとかなり寒く、見た目も寒々しい印象になってしまいます。しっかり防寒対策をしておきましょう。
一般的な成人式は、1月の第2月曜日です。東京の1月の平均気温は、最低気温が2℃、最高気温が10℃程度のため、スーツスタイルに合わせてロングコートがあると安心です。おしゃれなウール系のチェスターコートや、就活でも使用できるトレンチコートなどがおすすめです。
首周りはウールのマフラーやボリュームのあるショールなどを合わせても、エレガントに見えます。ニットのマフラーはカジュアルになるため避けましょう。光沢のあるスカーフを軽く巻いても華やかになります。
保温性の高いインナーを着用したり、ハイネックやボウタイ付きソフトブラウスなどで、首周りの露出が少ないコーディネートも冷えを防ぐためおすすめです。
貼るタイプの使い捨てカイロを、腰や背中、おへその下などに貼ったり、パンプスの中に靴用の小さなカイロを使うと体が温まり、顔色も良く見えます。
サイズの合っていないスーツは避ける
肩が落ちるようなオーバーサイズのスーツはカジュアルスーツになるため、式典では避けましょう。また、前ボタンを留めたときにシワが入るような、タイトなスーツも避けます。
スーツスタイルはサイズ感が重要です。特に、女性はワンサイズの違いで、見栄えが大きく変わります。
男性よりも立体的な女性の体は、肩幅、胸回り、ウエスト、ヒップ、それぞれのサイズが千差万別です。
既製服は平均的な数値で作られているため、肩に合わせると胸が窮屈になったり、ヒップに合わせると、ウエストがゆるくなったりします。
体のどこかが合わないスーツを着用すると、実際よりも太って見えたり、余分なシワが入ったりするため、シルエットが崩れてしまいます。しかし、体にしっかりと合ったスーツを着用した場合には、シルエットはシャープになり、スタイルも良く見えます。
スーツにはもともと体型カバー効果もあるため、適正なサイズ感で着用すると、その効果をフルに活用することが可能になります。特別な成人式のスーツは、オーダースーツで体に合わせて作ることがおすすめです。
リクルートスーツで参加しない

就活用に用意した、リクルートスーツをそのまま利用することは避けましょう。就活用の白無地ブラウスも地味になりすぎてしまうため、成人式ではNGです。
もし、黒無地のリクルートスーツを成人式に使用したい場合には、ブラウスとコサージュなどの小物でアレンジしてみましょう。ポイントはカラーをプラスすることです。
ヘアメイク・小物
控えめかつ協調性を意識したいビジネスシーンとは異なり、成人式は一生に一度の特別なイベントです。ヘアメイクも普段より華やかに仕上げ、大人への第一歩をお祝いしましょう。特に、スーツは振袖と比べると目立ちにくいため、ヘアメイクや小物の活用で自分らしさを演出することが大切です。
また、成人式では写真を撮る機会が多いため、写真映えを意識することもポイントです。小物やヘアメイクで全体をセンスよくまとめ、振袖の華やかさにも負けない着こなしを実現しましょう。
成人式の女性スーツはレンタル?購入?オーダー?

成人式は一度しかないため、レンタルスーツでも良いのでは?と考える方もいるかもしれません。ここでは、レンタルスーツのメリットや、購入のほうがおすすめなパターンについて解説します。
レンタルのメリット・相場
レンタルスーツは、トレンドのデザインを気軽に試せることがメリットです。スーツにもトレンドがあり、毎年少しずつ変わっていくため、流行に敏感な方ならレンタルという選択肢も良いでしょう。
また、スーツのレンタル費用は1回1万円〜2万円程度のため、一度限りレンタルするのであれば、購入するよりもコスパは高いといえます。一方で、流行とは関係ないベーシックなデザインのスーツを成人式で着用したいなら、レンタルよりも購入したほうが良いでしょう。理由は次の項で解説します。
購入する場合のポイント
成人式用のスーツを購入するのであれば、社会人になっても着回せるベーシックでシンプルなデザインのスーツがおすすめです。ベーシックなアイテムは、シャツや小物、アクセサリーなどによって印象を変えることができ、お祝いの場やビジネスシーンなど幅広いシーンで着用できるからです。これから社会人になる年代であれば、1着は持っておいて損はないでしょう。
スーツを購入するなら、自分の体型に合ったシルエットを実現できる、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツは一生もののため、行事のたびにスーツをレンタルすることを考えると、実はコスパが高い選択肢となります。昨今では本格オーダースーツを2万円程度で作成できる店舗もあり、コストを抑えながら特別な1着を手に入れることも可能です。
オーダースーツで叶える成人式女性スーツ
オーダースーツの魅力は着回せること以外にもたくさんあります。例えば、既製品にはない自分らしいスタイルを作れること、生地やボタンを好きなものから選べること、シルエットの好みを反映できることなどです。
オーダースーツSADAでは、高品質なフルオーダースーツを1着1万9,800円(税別)から作成できます。全国に46店舗展開しており、納期短縮サービスなどもあるため、女性用の成人式スーツをお急ぎで用意したい方もぜひチェックしてみてください。
女性用スーツのボタンの数や留め方のマナー、おしゃれな着こなし方を紹介-オーダースーツSADA
女性用スーツの1つボタン・2つボタン・3つボタンそれぞれの特徴や、与える印象の違いについて詳しく解説した記事です。女性用スーツのボタンに関するマナーやTPOに合わせたスーツの選び方、おしゃれに着こなすためのポイントも紹介しています。
まとめ|成人式を自分らしく演出できる女性スーツ

成人式は一生に一度のイベントです。写真を残す場面も多いため、服装にはこだわりたいですよね。振袖ではなくあえてスーツを選ぶことで、かっこよさとおしゃれさを両立させた自分らしいスタイルを実現できるでしょう。既製品を購入するのか、レンタルにするのか、オーダースーツを作成するのかなど、それぞれのメリットを比較したうえで自分好みの1着を選んでください。
オーダースーツSADAは、高品質なフルオーダースーツを1万9,800円から作れる圧倒的なコスパの良さが魅力のオーダースーツ専門店です。少しでも興味のある方は、ぜひ一度お近くの店舗までご相談ください。ご来店の際は、予約をしていただくとスムーズなご案内が可能です。
成人式のスーツ選びは、一生に一度の晴れ舞台を彩る大切なポイントです。流行だけでなく、自分らしさや清潔感を意識することで、写真にも残る上品でおしゃれな印象を演出できます。既製品やレンタルも便利ですが、体型や好みに合った一着を求めるならオーダースーツがおすすめです。オーダースーツSADAなら、高品質かつ手頃な価格で特別な女性用の成人式スーツを仕立てられます。