ポロシャツをタックインする方法とは?タックアウトする?正しいやり方やメンズコーデのポイントを紹介 – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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ポロシャツをタックインする方法とは?タックアウトする?正しいやり方やメンズコーデのポイントを紹介 – オーダースーツSADA

ポロシャツのタックインに悩んでいませんか?「ポロシャツをタックインするとダサい」「おじさんっぽく見える…」そう思って敬遠している人は多いかもしれません。しかし、正しいやり方と着こなしのポイントさえ押さえれば、ポロシャツのタックインはスマートで清潔感のある着こなしを叶えてくれます。

本記事ではポロシャツをタックインする方法から、シーン別の正しい使い分け、ビジネスに映えるコーデのポイントまで徹底解説!この記事を読めば、もうポロシャツの着こなしに迷うことはありません。自分らしいスタイルを見つけて、おしゃれを楽しみましょう。

ポロシャツをタックインする方法

ポロシャツのタックインは、正しい方法を知れば誰でも簡単に行えます。

見た目がすっきりしてスタイルアップ効果も期待できるので、ぜひ以下のステップを実践してみてください。

<ポロシャツをタックインする手順>
1.パンツのベルトを軽く締めておきます。
2.ポロシャツの裾をパンツの内側に入れます。
 前後左右ダボつきが出ないように入れるのがポイントです。
3.両腕を真上に伸ばし、そのまま自然に腕を戻してウエスト部分に膨らみを出します。
 こうすることで、動きやすさと見た目のゆとりを作ります。(ブラウジング)
4.最後にベルトをきちんと締め直します。

タックインを成功させるには、ポロシャツとパンツ選びも重要です。

ポロシャツは「ビズポロ」と呼ばれるビジネス仕様のポロシャツがおすすめ。通常より5〜8cmほど裾が長めの設計なので、裾がパンツから飛び出てしまうのを防げます。

パンツは、股上が深く、腰回りにゆとりがあるパンツを選ぶと、ポロシャツがもたつかず、きれいに収まります。

タックインとタックアウトの使い分け

ポロシャツのタックインとタックアウトは、シーンに応じて使い分けるのが重要です。

取引先への訪問や商談など、社外の人と会う機会が多いビジネスカジュアルでは、きちんと感のあるタックインが推奨されます。ジャケットとパンツのスタイルが基本となるため、ポロシャツをタックインすると、よりフォーマルで洗練された印象を与えられます。

一方、主に社内での業務が中心のオフィスカジュアルでは、比較的自由度が高いため、タックアウトが一般的です。タックアウトはリラックスした印象になり、着心地も楽なので、社内での作業に適しています。

タックインするポロシャツは長め丈がベスト

タックインに適したポロシャツの着丈は、肋骨の下端から骨盤の上部あたりまでの長さが理想的です。短すぎると動いたときに裾が出やすく、清潔感を損ねてしまいます。

特に、背面が長めにカットされた「テールカットタイプ」を選ぶと、腰を曲げたり立ち座りを繰り返しても背中側が飛び出しにくくなります。

長め丈のポロシャツを選んで、タックインのシルエットを安定させれば、ビジネスシーンでも安心して着こなせるでしょう。

ポロシャツのメリットとは

シーンに合ったポロシャツのタックインスタイルを実現するためには、ポロシャツ自体の魅力を理解しておくことが重要です。動きやすさや、吸湿性・通気性の良さなど、ポロシャツのメリットを解説します。

動きやすい

ポロシャツの大きな魅力は、その動きやすさです。元々スポーツウェアとして誕生したため、伸縮性に優れており、日常の動作を妨げません。

吸湿性に優れている

ポロシャツの優れた吸湿性も大きなメリットです。近年は、吸湿速乾素材のものが多く、汗を素早く乾かして気化熱で体温を下げ、快適な着心地を保ってくれます。

通気性に優れている

ポロシャツの優れた通気性は、編み物生地ならではのメリットです。表面の凹凸(鹿の子編みなど)が肌に触れる面積を減らし、汗によるベタつきを軽減してくれます。

ビジネスシーンにおすすめのポロシャツ

ビジネスシーンで着用するポロシャツは、色・柄・素材・デザイン・サイズなど総合的に判断して選びましょう。ここでは、ビジネスシーンに適したポロシャツを選ぶポイントを紹介します。

「色」は落ち着いた色合いのものを選ぶ

ビジネスシーンで着用するポロシャツは、落ち着いた色合いを選ぶのが基本です。

白やサックスブルーが定番で、日常業務ではライトグレーやミディアムグレー、ベージュなどの明るめカラーもおすすめです。

社内業務が中心のオフィスカジュアルではブラックやネイビー、ダークグリーン、ダークブラウンなどの深みのある色も好印象です。

「柄」は無地が最適

ビジネスシーンで着るポロシャツは、基本的に無地を選ぶのが最適です。

大きな柄や派手なデザインはカジュアルな印象が強く、職場にはあまり適していません。胸元のワンポイントも避けたほうがより落ち着いた印象になります。

柄ものを着用する場合は、会社マナーを確認するのが賢明でしょう。

「素材」はコットン・ポリエステル・レーヨン

ビジネスシーンのポロシャツは、素材選びも重要です。

「コットン」は吸放湿性に優れ、汗を吸収して放出する際に衣服内の温度を下げ、快適な着心地を保ちます。

「ポリエステル」は基本的に吸湿しませんが、吸湿速乾機能を備えたものなら汗を素早く処理でき、ベタつきを抑えられます。

触れるとひんやりと感じる「レーヨン」も、真夏におすすめの素材です。

ニット生地は細かいものがおすすめ

ポロシャツは、編み目が細かいものほどフォーマル寄りでビジネスシーンに適しています。

着用場面を選ばない万能なポロシャツは、編み目の細かい「天竺」です。「鹿の子編み」や「ハニカムメッシュ」のように凹凸が目立つ生地はカジュアルな印象を与えます。

デザインは台襟付きのビズポロがおすすめ

ポロシャツには「台襟付きのビズポロ」と「平折襟のカジュアルポロ」があります。

台襟はワイシャツのように首回りに高さがあり、平折襟は平面的で柔らかい作りです。ビジネスシーンでは台襟付きのビズポロが適しています。

さらに、前開きタイプのビズポロはワイシャツのように着脱でき、印象も堅めになります。クールビズ期間の会議などにもおすすめです。

「サイズ」はジャストサイズを選ぶ

ビジネスシーンでポロシャツを着用する際は、ジャストサイズを選ぶことが最も重要です。

カジュアルシーンではオーバーサイズのポロシャツも人気ですが、ビジネスではだらしなく見えてしまいます。

サイズ選びは、肩幅や着丈、腰回りがポイントです。着丈はお尻に少しかかる程度が理想で、胴回りは体のサイズに+10cmほどの余裕があれば、だらしなく見えず快適に着られます。

ビジネスシーンでのポロシャツの着こなし方

ビジネスシーンでポロシャツを着るのであれば、できるだけオシャレにかっこよく着こなしたいですよね。ここではポロシャツを着こなすコツを紹介します。

ポロシャツの前ボタンは一番上のみ開ける

ビジネスシーンでは肌の露出を控えるため、ポロシャツの前ボタンは一番上だけ開けるのが基本です。二つ以上開けると素肌が目立ちすぎるため避けましょう。

ポロシャツの透け感には注意する

ポロシャツの下には、インナーを着るのがマナーです。インナーを着ることで、体のラインが透けたり汗染みが目立ったりするのを防げます。

スラックスまたはチノパンと合わせる

ビジネスシーンでポロシャツを着こなすなら、パンツはスラックスかチノパンを合わせるのが基本です。

この組み合わせは、ポロシャツのスポーティーさを抑え、オフィスにふさわしいスマートな印象を与えます。

チノパンはスラックスよりカジュアルな雰囲気を持つため、シルエットがすっきりしたデザインを選ぶのがポイント。

よりフォーマルに見せたい場合は、ウール素材のスラックスとの組み合わせがおすすめ。ポロシャツとの相性も良く、どちらも間違いのないコーディネートとして活用できます。

ビジネスシーンでのポロシャツコーデ

ビジネスカジュアルが浸透する中、ポロシャツは爽やかさときちんと感を両立できる万能アイテムです。

ここからは、白×グレーや黒×ブラックなど、ビジネスシーンに最適なポロシャツコーデを具体的に紹介します。

白ポロシャツ×グレー・ベージュパンツ

清潔感のある白ポロシャツと、グレーやベージュのパンツを組み合わせたコーディネートは、ビジネスシーンに最適です。特に、明るい色合いが夏らしい爽やかさを演出し、周囲に好印象を与えます。

パンツはグレーのチノパンがおすすめ。スラックスのようにきちんと感があり、ビジネスカジュアルにふさわしい着こなしが完成します。

また、ベージュのパンツも、夏のビジネスカジュアルにぴったりのアイテムです。軽やかで優しい印象を与え、重くなりがちな着こなしを明るくしてくれます。

黒ポロシャツ×ブラックパンツ

黒ポロシャツ×ブラックパンツは、ブラックのワンカラーでまとめたスタイルが魅力です。

全身を黒で統一することで、モダンでスマートな印象になり、都会的な雰囲気を演出できます。特にシンプルながらも洗練されたコーデを求める方におすすめです。

ただし、ワンカラーコーディネートは単調になりやすいため、素材感の違いや色の濃淡で変化をつけることが重要です。これを意識するだけで、上質さと立体感を兼ね備えた着こなしになります。

ライトグレーのポロシャツ×グレーパンツ

同じワンカラーでも、グレー系で全身をまとめると、黒一色のコーディネートよりも柔らかく、親しみやすい印象になります。ビジネスにふさわしい、柔らかく落ち着いたスタイルを作れる点が魅力です。

特に、明るめのグレーで統一すると黒のワントーンより親しみやすく、夏場でも爽やかな印象を与えられます。タックインすればウエスト周りが整い、清潔感ときちんと感が際立つのも利点です。

のっぺりして見えないように、ベルトは黒を選ぶなど、濃淡や素材感の異なるアイテムを選びましょう。

カーキのポロシャツ×ホワイトパンツ

カーキは落ち着きがあり知的な印象を与える色です。そこにホワイトパンツを合わせると軽快さが加わり、より爽やかさを演出できます。色のコントラストが強すぎないため、柔らかいバランスで職場にも自然になじみます。

さらにポロシャツをタックインすれば全体が引き締まり、きちんと感もアップ。仕上げにブラウン系の革靴やベルトを合わせると、コーディネートにまとまりが生まれ、ワンランク上の着こなしができるでしょう。

ビジネスシーンでのポロシャツの疑問

ビジネスシーンでポロシャツを取り入れる際には、ポロシャツ単体だけでなく、ベルト・ジャケット・インナー・靴 といったアイテムの選び方にも疑問が生まれるケースが多いでしょう。

それぞれの選び方のポイントをまとめました。

ベルトはどうする?

ポロシャツをビジネスシーンでスマートに着こなすには、ベルト選びも大切なポイントです。

基本となるのは、きちんと感のある「レザーベルト」。革靴と色を合わせると、全体の統一感が生まれます。社風が比較的自由な職場なら、季節感を演出できるメッシュベルトも有効です。

メッシュタイプは素材や編み方によって見え方が変わるため、カジュアル寄りかビジネス寄りかを意識して使い分けるのが理想です。

ベルト一つで印象が変わるため、全体のバランスを意識して選びましょう。

ジャケットはどうする?

ビジネスシーンでポロシャツにジャケットを合わせる場合は、涼しげで軽やかな素材を選ぶのがポイントです。

コットンやリネンの薄手ジャケットは、ポロシャツとの相性が良く、清潔感と爽やかさを演出できます。柄物は夏場に重く見えるため避け、無地かストライプで、ネイビーやグレーなど定番カラーを揃えておくと便利です。

取引先訪問や式典など、ジャケット着用が必要な場面でも対応できるため、夏用ジャケットを一着持っておくと安心です。

インナーは必要?

インナーは、汗染みや肌の透けを防ぎ、清潔感を保つために欠かせません。

特に、汗をかきやすい夏場は、速乾性のあるインナーを選んで、ポロシャツを汗から守り、快適な着心地をキープしましょう。

ポロシャツは素材や色によっては肌が透ける場合もあるため、インナーを合わせるのがおすすめです。素肌に直接着るよりもマナー面で好ましく、ビジネスにふさわしい装いになります。

靴はどうしたらいい?

足元はカジュアルになりすぎない「革靴」がおすすめです。クールビズでもカジュアルすぎる靴は避け、革靴を選ぶことで上品さを保てます。

フォーマル寄りの場面ではストレートチップやプレーントゥが適切です。ややリラックスしたシーンならローファーを取り入れると程よい抜け感が生まれます。

着用する場面やコーディネートに合わせて適切な革靴を選ぶことで、ポロシャツの着こなしがぐっと洗練され、全体のバランスが整います。

ポロシャツタックインをマスターして着こなしを格上げ

ポロシャツのタックインは、正しい手順で行うとシルエットがすっきりし、スタイルアップ効果も狙えます。とはいえ、常にインすればよいわけではなく、シーンに応じてタックアウトとの使い分けが必要です。

さらに、色や柄、素材、サイズ感を見極めて選ぶと、清潔感とおしゃれ感を両立できます。パンツやベルト、靴などの小物を工夫すれば、より洗練されたビジネススタイルに。

迷うよりも一度挑戦して、着こなしの幅を広げてみましょう。

(構成・編集/yoko)