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スーツのラペルとは?襟元で好印象を与える方法を紹介!

スーツの襟にいろいろな種類があるのはご存じですか?襟は形状で見ると6種類、襟の幅で見ると3種類もあります。トレンドも徐々に変化しているため、襟の種類を押さえておいてトレンドに乗って着こなすのが重要です。襟は、上襟の「カラー」下襟の「ラペル」カラーとラペルの境目である「ゴージライン」の3つで構成されています。主に襟の形状やサイズを変化させるのはラペルです。襟について知るなら、まずはラペルについて押さえておけばおおよそはOKでしょう。ラペルとネクタイのバランスが取れたコーディネートをするだけでも、信頼感の上がる好印象を与えられます。ビジネスシーンでは、はじめて会った瞬間に「この人は信頼できそう」とどれだけ思わせられるかが、商談をスムーズに進めるポイントです。スーツスタイルを構成する要素のうち、襟を含めた顔の周りに近い部分はかなり印象に大きく左右します。どうしても人の印象は「顔」である程度は決まってしまうもので、顔の周りの身だしなみを整えておくことは好印象を与えることに直結しますよ。ぜひ、スーツのプロ集団である「オーダースーツSADA」のスタッフが解説するこの記事を読んで、「襟」を意識したスーツコーデを始めてみてください


スーツのコーディネートといえば、重要となるのが色と柄の組み合わせ。
しかし、どれほど色柄の組み合わせが良くても、各パーツの調和が取れていないとアンバランスになりかねません。

今回は、スーツの襟に注目し、襟から始まるバランスの良いスーツコーディネートをご紹介します。

スーツのラペルとは?

スーツの襟は、首周りの上襟と下襟の部分に分かれます。上襟はカラー、下襟はラペルと呼ばれ、この二つの襟の境目となる縫製のラインがゴージラインです。

このゴージラインの位置は、スーツの雰囲気を左右します。

一般的に、細身のスーツはゴージラインが鎖骨よりも上に、クラシックなスーツは鎖骨よりも下になります。

代表的な襟は6種類

代表的な襟は6種類で、フィッシュマウスを除きそれぞれにカラーやラペルといった襟の名称が入っています。

・ショールカラー
・ピークドラペル
・セミピークドラペル
・ノッチドラペル
・フィッシュマウス
・ローリングダウンラペル

1つ1つ詳しく紹介していきます。

ショールカラー

タキシードの襟として有名なショールカラー。

ゴージラインが無く、ショールのような一枚の襟です。シルクなどの光沢生地で仕立てられることが多く、非常に高級感やフォーマルドの高い襟です。

ショールカラーと同等に人気があるのがピークドラペル。どちらも同じ位タキシードなどの礼装に使われています。

ピークドラペル

ダブルのブラックスーツ(礼服)やダブルスーツの襟として知られるピークドラペル。

ラペルの剣先は上向きで襟幅が広く、重厚さと威厳を備えた襟です。

ピークドラペルのダブルスーツは、地位が高いことを示す軍服が元になっているデザイン。そのため、日本でも社会的地位が高い方や年配の方が着用する風潮がありました。

しかし、ここ数年でそのイメージが変わり、「ダブルスーツはダサい」というイメージすら今は昔。
現在は「お洒落な人はダブルスーツ」の印象が強くなっています。

ダブルスーツのシルエットは、以前の物に比べ着丈が短く、肩はナチュラル、ウエスト回りはスッキリとしたものが流行りで、ジャストサイズがオススメです。

インナーにハイゲージニットを合わせるなど、ラフな着こなしをする方も。
ビジネスカジュアルな着こなしが定番となりつつある現在では、ダブルスーツはかなり使いやすくなりました。

とはいえ、ビジネスシーンで目上の方にお会いする時は、その方のダブルに対するイメージを想像して着用するしないを判断する必要があります。心配な場合はダブルの着用を避けましょう。

セミピークドラペル

ピークドラペルよりも剣先が控えめな襟です。

剣先の角度が水平となるため、ピークドラペルよりも印象が穏やかになります。

セミピークドラペルのダブルジャケットは、ビジネスカジュアルに取り入れる方が急増中。お洒落でセンス良く見えるため、女性にも人気となっています。

しかし、セミピークドラペルでも幾分華美な印象を伴うので、インターンシップや研修では、ビジネスカジュアルの指定があったとしても避けた方が安心です。

ノッチドラペル

ゴージラインを中心にカラーとラペルの襟先角度がV字型になっている襟です。スーツの襟としては定番中の定番。市販のスーツの襟は、ほぼこのノッチドラペルです。

格式高いブラックスーツからビジネススーツ、カジュアルなジャケットと、この襟を採用したものは多くあり、最も身近な襟と言えます。

ノッチドラペルは貴族の服から成立した歴史があるので、すっきりとして洗練された印象があり、ビジネスシーンでは最も好まれる襟です。

フィッシュマウス

カラーの襟先は丸く、ラペルは若干上向きで、魚の口のように見えるフィッシュマウス。襟先が丸みをおびていることもあり、穏やかな優しい印象に見える襟です。

3ボタンスーツと相性が良い襟であることから、2つボタン全盛の現在は、あまり見かけません。

ローリングダウンラペル

こちらは少し特殊な襟で、ゴージライン付近ではなく、前ボタン近くに特徴があります。

前ボタン近くの襟のロールの中にボタンがあり、段返りタイプとも呼ばれます。厳密には3つボタンスーツの仕様ですが、襟のロールの中に隠れてしまう一番上のボタンは使いません。

2つボタンスーツのように2番目のボタンのみを使うため、見た目は2つボタンスーツに見えます。最近の3つボタンスーツは、ほぼこのローリングダウンラペルになっています。さりげないお洒落が演出できるとして、この仕様は人気です。

襟幅は3種類

襟幅は、下襟の最も広い部分を基準として3種類に分かれます。

・ワイドラペル
襟幅10センチ。クラシックなスーツに多い襟幅で、肩幅が強調されがっちりとした印象に見えます。

もともと体格のいい人はよりがっちりと、細身の人は体格を良く見せることができます。

・レギュラーラペル
襟幅9センチ。流行に左右されない基本的なスーツの襟幅。落ち着きのある雰囲気です。

レギュラーと名前に入っているほどの標準仕様の幅なので、迷ったらレギュラーラペル

・ナローラペル
襟幅8センチ未満。細身のスーツに多いナローラペル。シャープな印象があります。

ナローラペルを採用する時はネクタイの幅にも注意。襟幅とネクタイの幅は合わせるのが鉄則です。これは他のラペル幅にも同様のことがいえるため、ラペル幅=ネクタイの幅だと覚えておきましょう。

近年の流行はレギュラー

ラペルの流行は、このワイド、レギュラー、ナローの間を毎年徐々に移行していくため、今年はナローで来年はワイドと言うような急激な変化はしません。少しずつ幅が広くなったり、狭くなったりを延々と繰り返しています。

現在はというと、長く続いたナローラペルの流れが止まり、襟幅が広めに変わり始め、レギュラーラペルが最近のメインとなりつつあります。当然ハイブランドなどで、独自のデザインを訴求するケースなど例外もありますが、流れとしては今後もレギュラーからワイドへ進む可能性が高いです。

襟元のステッチとはなに?

スーツの襟のステッチとは、襟に施されている縫い目のことを指します。

それならステッチは「ただの縫い方の違いでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は非常に大切な部分。

顔周りに位置しジャケットで最も目立つ襟部分にあるため、スーツの見た目を左右します。

さらに、その他にも型崩れを防止する役割もあります。

ステッチの種類は2つに分けられ、AMFステッチだと高級感のある装いに、ミシンステッチだとカジュアル感のあるオシャレな仕上がりに。

以下よリ2つのステッチの種類について解説していきます。

襟のステッチの種類

前項で少し触れましたが、ステッチには手縫いのような見た目のAMFステッチと、一般的なミシンでしつらえるミシンステッチがあります。

ビジネススーツにはステッチが入っていることが多いですが、フォーマルスーツにステッチ無しがほとんど。

相手に与える印象を左右する大切な部分のため、TPOに沿ったものを着用するのが紳士のマナーです。

では、それぞれの特徴や印象、着用シーンをみていきましょう。

【襟ステッチ① AMFステッチ】

AMFステッチとは「アメリカン・マシン・アンド・ファウンドリー(AMF)」が開発したミシンを用いて、まるで手縫いのような仕立てにするステッチです。

ミシンで仕上げるステッチにもかかわらず、手縫いのような凹凸感で高級感をだすことができ、ビジネススーツでも定番の仕様です。その高級感のある仕立てから、英国スタイルやイタリアンスタイルのスーツとの相性もバッチリ。

襟を立体的に綺麗に見せることができるため、堂々とした紳士的の雰囲気や、威厳のあるオシャレさを演出できます。

【襟ステッチ② ミシンステッチ】

ミシンステッチとは、一般的に知られているミシンを用いて仕立てるステッチです。ミリ単位で細かな幅調整が可能です。

入れる位置でも印象が変わり、内側にするとカジュアルに、外側にすると上品な雰囲気に感じさせます。

カジュアルさが出やすい仕様のため、個性を出したい時やオシャレな印象を強くしたい時に向いています。オフィスカジュアルやプライベートでのジャケパンスタイルにおすすめのステッチです。

襟幅から着こなしを決める

コーディネートは、ラペル(下襟)の一番広い部分の幅が最初の基準になります。

ラペルの最も広い場所に、ネクタイの大剣の広い部分を重ね、ほぼ同じ幅になるネクタイから色柄を選びます。この幅のものが、結び目を作った時にバランスが良くなるネクタイです。

次に、ネクタイの大剣の幅と、シャツの襟の幅を合わせます。例えば、ワイドラペルのスーツであれば、大剣が広めのネクタイ、シャツは比較的襟先までの長さがあるワイドカラーがオススメです。

ネクタイの結び目(ノット)が、シャツ襟の先端を直線で結んだ三角形の中に納まれば、ベストバランスの完成です。ネクタイの種類によっては結び目が小さくなる事もあるので、その場合は結び方をウィンザーノットに変えてボリュームを出し、バランスを取ります。

このコーディネート方法は、スーツスタイルを遠目に見ても非常に美しく見せる効果があります。
コーディネートの基礎となるルールなので、是非活用して下さい。

スーツの襟は影の主役

襟の存在を抜きにして、オシャレなスーツコーディネートは語れません。

お祝い事であれば、ネクタイ、ラペルピン、チーフの三角構成を意識するなど、襟を意識することで、昨日までとはちょっと違うコーディネートが楽しめますよ。さりげないお洒落や、バランスの良いコーディネートは印象に残るものです。

また、好印象は信頼度を上げる効果もあります。人は視覚からの情報が、最も印象深いと言われています。

ビジネスシーンでは、会った瞬間に信頼できそうだという印象を勝ち取る事で、その後の商談もスムーズになります。そのため世界トップクラスのビジネスマンは、どれほど多忙であっても、身だしなみを整え、靴を磨く事を怠りません。これは、会った瞬間の信頼度が、どれほど大切かを知っているからです。

裏を返せば、完璧な見た目こそ対人関係のスタートライン。人生の様々な場面で、信頼を得ることは非常に難しい反面、得られた信頼は大きな財産になります。

スーツのコーディネートは、是非、襟を含めた全体的なバランスでお選びください。

襟元をラペルピンで飾る

ラペルピンとはスーツのジャケット、襟(フラワーホール)に付ける小振りのアクセサリーのことです。

・スティック
・チェーン
・ピンズ・ブローチ

以上の3種類があり、それぞれに特徴や向いているシーンが異なります。1つずつ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【ラペルピン① スティック】

スティック型のラペルピンは、メインの飾りに長めの針が付いているデザインです。

付け方、襟のフラワーホールに表から針を通して、シワにならないように裏から表にさし返し留め具で留めるだけ。

この時に角度を付けるか、垂直に刺すかでも雰囲気が異なります。自分で合わせてみて似合う角度を見つけてみるといいでしょう。

スティック型はフラワーホールに刺すだけでなく、表側に刺し替えした時にスーツを痛めてしまうため注意が必要です。

【ラペルピン② チェーン】

スティックやピンズの飾りに、チェーンがついたタイプのラペルピンです。

チェーンが飾り部分をさらに引き立て、ラペルピンの主張を強く華やかなものにします。

メンズスーツの堅さのある雰囲気を、チェーンの緩やかなカーブで一気にエレガントな印象に変える効果も期待できます。

【ラペルピン③ ピンズ・ブローチ】

ピンズ型は、メインの飾りの裏側に短い針が付いているタイプのラペルピンです。

シャツの袖口に付けるカフスボタンのようなイメージで、フラワーホールに針を刺して裏側で留めて固定します。

スティックタイプに比べて、長い針を表側に刺し返す必要がないため生地を傷めないことも特徴です。

華やかなものもありますが、小ぶりでシンプルなものも多くビジネスシーンで社章をピンズタイプで作成し、社員で付ける企業もあるほどです。

【ラペルピン④ ブートニエール】

フラワーホールの所以ともいわれている、飾り花にピンが付いているラペルピンです。

一見コサージュとよく似ていますが、ブートニエールは男性が付けるもの、コサージュは女性が胸元を飾る為につける花飾りです。

生花ではなく造花で作られており、素材もさまざまにあります。

ブートニエールがあることで上品さをまとうことができるため、パーティーなどにもオススメのラペルピンです。

ラペルピンの選び方

ラペルピンは、胸元に付けるだけで華やかな印象を与えてくれるアイテムです。しかしいくつかあるラペルピンにもシーンごとに向き不向きがあり、付けるシーンを間違えてしまえばオシャレに見えるどころか反対にマナー違反と思ってしまう可能性も。

ラペルピンが良く付けられている「ビジネスシーン」と「結婚式」「2次会などのパーティー」に的を絞り、シーンごとに選び方を紹介します。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでは、社章やシンプルなデザインのピンズタイプのラペルピンが用いられることが多くみられます。

そもそも男性のビジネスシーンでは、アクセサリーをつけること自体がNGとされていることも多く、マナー違反とならないアクセサリーは、ごくわずか。腕時計や結婚指輪などがそれにあたります。

企業の社章ならもちろん問題ありませんが、それ以外のラペルピンを使用する際にはTPOや職場の雰囲気に合わせた物を選ぶのが賢明です。

近年ではビジネスカジュアルが許容されている企業も増えているため、問題ないと確認できた際にはなるべく小ぶりでシンプルなデザインのラペルピンで、スーツスタイルを楽しみましょう。

結婚式

結婚式では、派手すぎず落ち着いた飾りのものを選びましょう。

ラペルピンは、スーツスタイルやジャケットスタイルを華やかに飾ってくれる便利なアイテムです。

しかし、結婚式の場合は新郎より目立ちすぎるのは絶対にいけません。

スタイルを華やかに飾る程度のものに留め、TPOに応じた着こなしにしましょう。

2次会やパーティー

結婚式の2次会や、ちょっとした身内のパーティーなど、少しカジュアルさを出しても問題ないシーンには、遊び心を用いたラペルピンを使用しても問題ないでしょう。

ブートニエール也ちょっと派手かな?と思うようなラペルピンでもその場の雰囲気を損なわない範囲であれば着用OK。合わせてネクタイの色味やポケットチーフをプラスするなどして、個性的で華やかなスタイルでその場を盛り上げましょう。

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スーツを着こなすうえで、「襟(ラペル)」に注目したことはありますか?実は、スーツのラペルは種類が多く、スーツのデザイン全体の印象を左右します。今回は、そんなラペルの中でもより華やかな印象を与えられるピークドラペルについて、基本的な情報から選び方や着用例などを詳しく解説していきます。

オーダースーツの裏技

スーツコーディネートの基礎的なバランスは襟幅に合わせる事ですが、もちろん例外もあります。

毎年、様々な流行をふまえて色柄を決め、常にコーディネートの最適解を探すのは大変。それでも最新の着こなしをしたい、はたまた、プロ級のコーディネートを簡単に手に入れたいと思う方もいらっしゃるはず。そんな時の裏技をご紹介します。

「新しくスーツを新調する際には、そのスーツに合うコーディネートを同時購入する。」

実は、こちらが最も安心で無駄がない購入方法です。スーツを新調した時、そのスーツに合うもので、最近の流行を意識したシャツとネクタイのコーディネート候補を出してもらい、その中から選びます。

このように同時購入することで、最適なコーディネートが手に入り、なおかつ忙しい朝に悩まなくても済むため、時短にもなります。その際には、そのコーディネートがオススメの理由をスタッフから聞いておくと、その後の買い足しの際に役立ちます。

スーツは、見ための基本が変わらないため、あまり目立った流行は無いと思われがちですが、スーツの流行とコーディネートが同調しながら変化しています。

違和感の目安は、3年から5年。コーディネートに「変ではないけど、何か違う。」という違和感を覚えるのはこのためです。

特に、何年か前に購入し放置したネクタイを使う場合などは注意が必要です。相手に同じ違和感を与えないためにも、なるべく旬なデザインを使いましょう。

また、店舗スタッフとコーディネートを選ぶ際は、普段使わないカラーに注目する良い機会になります。普段使っていないカラーや柄で、似合うものを発見する楽しさ、コーディネートの醍醐味を体験して下さい。オーダースーツSADAでは、そんな発見のお手伝いをさせて頂きます。

スーツのラペル:まとめ

今回は、襟にスポットを当ててご紹介しました。ポイントは以下の通りです。

・ピークドラペルは地位が高い、年配の方が着用するイメージがあるため着用シーンは慎重に選ぶ。

・ピークドラペルのビジネス用はジャストサイズで選ぶ。

・ノッチドラペルは、ビジネスからカジュアルまで最も汎用性が高い。

・スーツは襟幅に合わせて、ネクタイ幅とシャツの襟幅を決めるとコーディネートが整う。

・流行に合わせたコーディネートを維持したいなら、シャツ、ネクタイはスーツと同時購入がおすすめ。

・ラペルピンやステッチは、シーンやTPOに合わせて選ぶとマナー違反にならない。

襟はスーツの見た目を決める、重要な役割を持っています。

人の視線は自然とその人の顔周辺に集まります。ジャケットの襟は顔の真下にあります。そのため、意識せずとも視線が集まりやすいのがこの襟部分なのです。

襟はスーツの見た目を決める重要な役割があるのだと存在を意識することで、ぐっとバランスの良いコーディネートに変わりますので、ぜひお試し下さい。「あれ?ちょっといつもと違う?」と周囲の人に驚かれるかもしれません。

職場に、きちんとバランスよくスーツを着こなしている人がいると、見るだけで爽やかに、気持ちが明るくなるものです。フォーマルシーンでも同様で、TPOに合った華やかさでスーツの着こなしをしていると祝いの席の雰囲気すら良い方向に導きます。

ほどよいお洒落は、人間関係の潤滑油です。

襟やネクタイ、シャツやボタンなどその他にもさまざまなオシャレポイントがあるスーツスタイル。ぜひ周りの方を楽しませるような、素敵なコーディネートでお出かけになってくださいね。

スーツのお悩み・ご相談はぜひオーダースーツSADAにお問い合わせください。お客様の体にジャストフィットする一点物のスーツをお届します。

本記事で襟についての理解は深まりましたか?ラペルの幅ひとつとっても「ワイド」「レギュラー」「ナロー」の3種類があります。まずは、近年「レギュラー」がトレンドになっていることを押さえておきましょう。いつものトレンドの移り変わりのパターンから行くと、次のトレンドは「ワイド」です。これからスーツを仕立てる方は、ぜひ「レギュラー」か「ワイド」で仕立てましょう。スーツスタイルを構成するうえで重要なラペルとネクタイのバランスは「結び目が襟の先端を直線で繋いだ三角形の中に納まっている」状態がベストです。バランスがうまく取れない場合は、結び方を変えて対応するのもポイント。ワンパターンな結び方をしていた方はいくつかの結び方を覚えて、鏡の前で一番バランスがとれる結び方を探してみてくださいね。ラペルについて覚えるのも、トレンドを押さえるのも億劫だという人は「オーダースーツ」でその時点でのベストな組み合わせをコーディネートしてもらうのも1つの手です。スーツのトレンドに敏感なオーダースーツ屋さんのスタッフなら、最適なご提案をしてくれること間違いなし。ぜひ「オーダースーツSADA」の店舗スタイリストにも聞いてみてくださいね。

天野 沙織