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毎日同じスーツじゃだめ! 社会人が持っておくべきスーツは何着?

あなたはスーツを何着持っていますか?1着をずっと着ている方は要注意。スーツには、あなたが思っている以上にダメージが蓄積しています。1着だけ着ていると、想像以上に劣化が進み、突然スーツがダメになってしまうことも。「今日スーツを着なければいけないのに、着られるスーツがなくなってしまった」なんていう緊急事態を避けるためにも、スーツは複数着持っておくべきでしょう。スーツはローテーションしてあげることが、結果として長持ちにも繋がります。毎日同じスーツを着回さないことは、周りからの評価アップにも繋がりますよ。さらにできればシーズンによっても、スーツを変えるべきです。季節感のある装いも、スーツを快適に着こなしつつ周りに好印象を与えるポイントでしょう。適切な頻度でクリーニングに出して、スーツをしっかり長持ちさせてください。ワイシャツもしっかりローテして、どれか1着ダメになっても慌てないようにしておきたいですね。今回はスーツのことなら何でもおまかせの「オーダースーツSADA」の現役スタッフが、「社会人、就活生が持っておくべきスーツの着数」「スーツのクリーニング頻度」「ワイシャツの着数」について詳しく解説します。

「社会人としてスーツは何着持っておくのが理想なの?」

「シーズンによってスーツは変えたほうがいいの?」

「ワイシャツも複数枚持っていた方がいいのだろうか」

など、具体的に何着くらい持っておくのがいいのか、ワイシャツの所有枚数はどのくらいがいいのかと迷う方も少なくありません。

そこでこの記事では、

  • 社会人や就活生が持っておくべきスーツの着数
  • シーズンによってスーツは変えるべきか
  • ワイシャツの保有枚数のベスト
  • 1週間コーデ

といった、スーツスタイルについて詳しく解説していきます。

20〜40代男性はスーツが何着あるとベスト?

スーツは何着持つのがベストなのかご存じでしょうか。

ここでは、年代によって持つべき着数に違いはあるのか、各年齢別に分けて見ていきましょう。

【20代の場合】スーツを何着持てば良い?

20代の場合、最低3着用意しておきましょう。1着だけだと、すぐにボロボロとなってしまいます。その上、クリーニングの影響で次の日に着るスーツが無くなってしまう恐れもあります。


そのようなことを防ぐために、できれば3着用意しておくのがおすすめです。3着あれば交互に着回すことができ、各スーツを2〜3日休ませられます。毎日着るよりもスーツが長持ちしやすくなります。


3着という枚数は新社会人の場合も同様です。事実、「フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口」というサイトが新社会人に実施したアンケート結果では、3着買った人が一番多かったという結果が出ています。人によっては多すぎるイメージがあるかもしれません。ただ、スーツは基本的に毎日着るものであるため、3着ならば持っていて損は無いでしょう。


出典:社会人のスーツの選び方は?何着必要? スーツに関する基礎知識を知ろう | ビジネスマナー | 身だしなみ・ビジネスアイテム | フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口

【30代の場合】スーツを何着持てば良い?

30代の場合は、20代と同じ枚数で問題ありません。ただし、スーツそのものにこだわることが重要になります。30代が20代のような若々しいスーツを着ていると、少し浮いた印象となってしまうかもしれません。スーツは年齢に合わせて選ぶものであるため、年齢を重ねていく上でスーツを見直すことも大切です。


30代の場合、大人の高級感を与えるスーツや落ち着いた印象を与えるスーツなどがおすすめです。30代は後輩もいる年齢であるため、ある程度しっかりしたスーツでないと信頼感が生まれません。そのため、30代の場合はスーツの枚数だけではなく、スーツそのものにもこだわってみましょう。

【40代の場合】スーツを何着持てば良い?

40代の場合も3着ほどがベストですが、30代と同じくスーツそのものにこだわることをおすすめします。40代は社会人としての経験値がさらに上がり、スーツのバリエーションも増える年齢です。そのため、30代のときとは違ったスーツをそろえてみましょう。


20代と30代のスーツはシンプルなものが向いている一方で、40代は色艶のあるものやチェック柄などがおすすめです。例として色艶のあるスーツの場合、上品さと男性の色気を演出できます。

また、スリーピースを着てみるのもおすすめです。スリーピースはジャケットとパンツ、そしてベストの3つが組み合わさったものです。英国紳士のような雰囲気になり、おしゃれ感もアップします。

社会人が持っておくべきスーツの着数

スーツを購入するタイミングは人によってさまざまです。今あるスーツの数を見て新しく購入すべきかどうか迷っているなら、生活スタイルに合わせて持つべき着数を検討してみることがおすすめです。

同じスーツで毎日過ごすこともできますが、もし汚れてしまったりした場合には代わりのスーツがないと困ってしまうことも多いです。

そこで、社会人がスーツをもっておくべき着数と複数着持っておくことのメリットを紹介していきます。

社会人が持っておくべき着数

社会人のなかには、今着ているスーツが古くなったから新しいスーツを購入するという人も少なくありません。1着もしくは2着を持っていれば十分と考える人もいます。その理由として、「節約するために複数のスーツを持たない」や「お手入れがめんどくさい」といった理由が多いです。

しかし、少ない着数で着まわしていると、さまざまな弊害も出てきます。快適な社会人生活を送るためにも、持っておくべきスーツは「3着以上」が望ましいです。

最低でも3着は持っておくことで、スーツが汚れてしまうトラブルにも対応することができます。スーツを着る機会が多い社会人であれば、3着以上は持っておくようにしましょう。

複数着持っておくことのメリット3選

ここでは、スーツを複数着持っておくことのメリットを解説していきます。

【メリット①:ローテーションをしながら着ると長持ちする 】

3着以上持っていると買い替えの頻度を少なくすることが可能です。

スーツを3着以上でローテンションにすることで、1着当たりの着る頻度を少なくすることができます。毎日同じスーツを着ているとスーツの生地の傷みが早くなり、スーツが破れてしまうため、1着当たりの着用頻度を少なくすることが大切です。

一時的な出費を減らす思いで少数のスーツを着まわしていても、生地の傷みによって買い替え頻度が多くなってしまうため、結局は節約につながらないことも多いです。  

ローテーションで着用し、スーツを休ませることで長持ちに繋げられることが複数着所有する大きなメリットといえるでしょう。

【メリット②:ローテーションできる数を持つことはビジネス評価にもつながる】

 スーツは連続して着れば着るほど傷みやすくなり、生地のハリが失われてしまいます。そうなると着用したときにだらしなく見えてしまうため、スーツのハリは非常に重要なポイントです。

スーツは、ただ単に社会人の制服として着用していればいいというものではありません。社内の人や取引先相手、仕事で接するお客様などに与える自分の印象に大きな影響を与えるものです。 


人は少なからず第一印象によって人を判断するところがあります。特に、長い付き合いを持つ友人とは異なり、ビジネスの場面で出会う人は一瞬で相手のことを判断するケースが少なくありません。

よれよれのスーツを着ている人は、不清潔な印象を与えます。そして、社会人として最低限のマナーを持っていないだらしのない人と判断されやすくなるのです。場合によっては、仕事に対する態度もだらしないという目で見られてしまうこともあります。

ビジネスにおいての自分の評価を不要に下げないためにも、同じスーツばかりを着てよれよれの状態で仕事の場に行くことは避けるべきです。

【メリット③:スーツのバリエーションを増やせる】

スーツを複数着持つ場合、同じようなスーツを持とうと思う方は少ないはずです。柄やカラーなど、タイプの違うスーツを選ぶことでスーツスタイルのバリエーションを増やすことができます。

スーツは、ビジネスシーンやフォーマルシーンなどさまざまなシーンで着用するのが特徴です。社会人になると、ビジネス以外にも結婚式や会食、パーティーなど、さまざまなシチュエーションが予想できます。

バリエーションが豊富にあることで、どんなシーンにも対応することができるので、複数着持っておくのがおすすめです。

就活生が持っておくべきスーツの着数

学生の場合、社会人と違って年間を通してスーツを着用する機会はそこまで多くありません。スーツの着用が義務付けられているアルバイトなどをしていない限り、就職活動の機会に着用することがほとんどです。そのため1着あれば十分だと考える学生もいます。

しかし、個々の活動スケジュールによって違いはあるものの、思いのほか就活生がスーツを着る機会は多いものです。学生でも「3着」は持っておいた方が安心といえるでしょう。 

就活生がスーツを着る機会は思いのほか多い! 

就職活動は社会人になるために通らなければならない社会への入り口です。現状ではまだ学生という立場であっても、企業と接する際にはスーツを着用することが基本となります。 


まず、就活の開始前にインターンシップへ参加するという場合には、企業や仕事内容によってスーツを着て行くことが必要です。また、OBやOGを訪問する際にも、社会人である先輩と会うことになるため、きちんとしたスーツで訪ねることがマナーとなります。さらに、企業と正式に接することとなる企業説明会や筆記試験、面接などのときも通常スーツ着用は必須です。

企業説明会の中には、案内に「服装自由」と記載しているところもありますが、一般的にはスーツを着て行くことが無難といえるでしょう。内定を無事手にすることができ、内定式に出席する場合には必ずスーツが必要になるため、就活生でも意外とスーツを着用する機会は多いことがわかります。

スーツが必要な時に、「汚れてしまっていた」「シワがついてしまっていて変わりがない」といったことがないように、就活生でも3着程度は持っておくことがおすすめです。 

動き回る就活生はスーツが傷みやすい 

就活ではさまざまな場所に点在している企業を何度も訪問しなければいけません。自宅と各地にある企業の間を何度も行き来しなければならなかったり、場合によっては就活後、スーツ姿のまま学校に行き、授業を受けたりすることもあるでしょう。 


行動的に就活を行う学生はそれだけ動き回る機会が多くなります。体を動かせば生地がこすれるため、その分スーツは傷みやすくなるものです。いろいろな場所を歩くことで、スーツにホコリが付着して傷みの原因となる場合もあります。また、夏のような暑い季節に活動すれば汗をかくため、生地素材にしみ込んだ汗がスーツを傷めてしまうこともあるのです。

 
連日のように就活イベントが入った場合、1着か2着しかスーツを持っていないとスーツを十分に休める時間を取れないまま、着用せざるを得なくなります。クリーニングなどに出さない場合でも、1日着用したら2日以上休ませてあげるというのがスーツメンテナンスの基本です。着用する間隔を空けることで、スーツにしみ込んだ水分を蒸発させることができます。また、休ませている間にシワを伸ばすことができ、大きなダメージを防ぐこともできるのです。 


シワや汚れが気になる際には、3着ほどあれば安心してクリーニングに出すこともできるため、複数着持っておくことの大きなメリットといえます。 

スーツのダメージを防ぐために事前にやっておきたいこととは 

スーツを長く使用したいと思ったら、購入する際にシックを付けてもらうことがポイントとなります。シックとは、股ずれ防止のためにスラックスの股部内側に付けられる布のことです。

スラックス裏面の股間部分は摩擦が激しく生地が傷みやすくなっています。何度も着用しているうちに、股の部分だけ生地が薄くなってしまうというケースは少なくありません。特に、生地に汗を含んだ状態で擦れると、乾いているときよりも摩擦力が高まり傷みやすくなります。

長く履き続けたいと思ったら、購入時にシックを付けておくことで生地ズレによるダメージを軽減させることにつながるのです。

季節や職種によってスーツが何着必要なのか変わる

スーツを購入する際には季節や目的に応じてスーツを選ぶようにしましょう。

春夏用と秋冬用で分ける理由

スーツは、季節によって何着必要なのか変わります。とはいっても、春夏秋冬それぞれのスーツを買う必要はありません。基本的には春夏用と秋冬用に分けてそれぞれに合うスーツを買いましょう。


春夏用と秋冬用で分ける理由は、その季節に応じて快適なスーツを着るためです。春や夏は快適で涼しいスーツが向いており、秋や冬は寒さに対応したスーツがおすすめです。もう少し具体的に紹介すると、春夏用は生地の目をあまり詰めずに織ることで通気性を確保し、反対に秋冬用は詰めて織ることで保温性を高めています。


上記の理由以外に、春夏用と秋冬用で分ける理由があります。それはスーツを傷めないためです。夏に保温性の高いスーツを着ると、汗をかきすぎて生地を痛めてしまう恐れがあります。だからといって年中春夏用を着るのは秋や冬に寒く感じてしまう上に、着る頻度が高いがゆえに生地の摩擦が早くなってしまいます。

⚫︎春夏用のスーツの着こなし方

せっかくスーツを何着も購入するならば、春夏用と秋冬用の着こなし方も覚えておきましょう。春夏用の場合は、見た目を涼しげにまとめるのがポイントです。定番のコーディネートは紺色のスーツであり、白ワイシャツとコットン素材の軽やかなネクタイと組みわせることで、季節感を表現できます。


また、ベージュのスーツを着こなすのもおすすめです。一見すると秋冬用に見える色ですが、淡いベージュのスーツならば春夏用でも問題ありません。大人の上品な雰囲気を演出したいときにぴったりです。

⚫︎秋冬用のスーツの着こなし方

秋冬用の場合は、ダークネイビースーツが定番です。ただ、それだけで済ませるのは少しもったいないもの。その理由は、暗く寂しい雰囲気になりやすいためです。一工夫として、クラシックなタブカラーシャツとハッキリとした柄のネクタイを組み合わせてみましょう。これにより、さり気ないおしゃれ感が生まれます。


秋冬用として何着か買う場合には、ミルドという起毛加工が施されたスーツを着こなすのもおすすめです。例としてスリーピースならば、知的な雰囲気を演出できます。また、ニットと組み合わせるとぬくもりのある印象となります。

営業や外回りがある方は多めに用意するのがおすすめ

もし、営業や外回りがあるならば、3着よりも少し多めに持っておくのがおすすめです。営業や外回りは顧客と会うことの多い仕事です。そのため、いつも同じスーツではなく違うスーツを着こなすことで、相手からの印象が良くなるかもしれません。


営業や外回りの場合、黒系のスーツを選ぶのがおすすめです。黒系は相手に好印象を与えられるものであり、清潔感のある印象となります。一方でブルーやブラウンは変に目立ってしまい、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。

シーズンによってスーツは変えるべき?

スーツは、大きく分けて春夏用と秋冬用の2タイプをそれぞれに持っておくことがベストです。一見すると違いがないように見えるスーツでも、商品によって使用している生地に違いがあります。暑い季節に適した生地、寒い季節に適した生地があるため、春夏シーズンと秋冬シーズンのそれぞれに適したスーツを持っておくと便利です。 

スーツは、商品によって見た目の季節感や季節の気候に対する快適さが異なります。そのため、生地や造りの特徴などを知り、その時期に合ったスーツを着まわすことが大切です。

着回しをするにあたり、季節ごとのスーツを3着ずつ持っておくと、どんな事態にも対応できるために安心といえます。オールシーズンで6着持っておくことがベストです。

春夏用

春夏用は涼しく着用することができるように薄地の生地を使ったスーツを選ぶとよいでしょう。

具体的には、通気性に優れた「サマーウール」や麻の一種である「リネン」、アンゴラ山羊の毛である「モヘア」などがあります。

ただし、リネンはカジュアルシーンに適した生地であるため、ビジネスの際に着用する際は注意が必要です。リネンを使ったスーツが着たいという場合には、シワができにくくなるウール混紡タイプのスーツを購入するとよいでしょう。 

秋冬用

秋冬用は、着用することで体温が逃げるのを防いでくれるような厚手の生地でできたスーツがおすすめとなります。

たとえば、「ウール」や「ツイード」は防寒効果が期待できる生地のため、寒い秋冬シーズンにおすすめです。 


秋冬用スーツは、春夏用のスーツと違って裏地が付いているのが大きな特徴といえます。裏地の付き方は1種類ではなく、全体に裏地を付けた「総裏タイプ」、背中の部分だけ裏地が付いていない「背抜きタイプ」があり、自身の好みで選ぶことが可能です。 

スーツの着こなし術

スーツは清潔感が命です。


着こなしの原則は、相手を不快にしない身だしなみと爽やかなコーディネートが重要となります。この原則を維持するために必要なスーツの着数は最低でも3着です。

スーツは最低3着用意する

スーツの着回しに最低でも3着必要な理由は、素材のウールにあります。


ウールのスーツは連続着用すると短期間で劣化しますが、連続着用しなければ回復するため、長期的に着用することが可能です。ウール繊維の表面は、ウロコのようなスケールにおおわれており、水分を含むと開き、乾くと閉じる性質を持っています。そのため、スーツを連続で着用してしまうと、スケールが開いたまま摩擦されるため、生地の劣化に繋がってしまうのです。


劣化させないためには、汗の湿気を抜く時間が必要になります。

  • スーツを完全に回復させるには約2日。
  • スーツが1着2休と言われる理由です。
  • 1回着用したら2日間は着用しない。

上記ルールを意識することで、スーツを長く着用することができます。

スーツは1着だけだと何年着られるの?

例えば、秋冬物の1着を毎日連続着用すると、約6ヶ月間フル着用することになり、1年でヨレヨレになってしまいます。


着ること自体はできますが、見栄えが悪くなるため、おすすめはできません。

  • 2着のローテーションでギリギリ2年
  • 3着のローテーションでキレイに2年
  • 3着のローテーションで3年が限界

上記をふまえて、何年着るのかをしっかりと想定して、所持するスーツの着数を決めていくようにしましょう。

スーツは長くても3年で着倒す

毎日着用するビジネススーツは消耗品として割り切ることも重要です。


ヨレヨレのスーツは見た目が悪く、着ている人の評価を一瞬で下げてしまいます。スーツひとつで、実力よりも評価が低くなることはビジネスでは避けたいところです。「買い替えの目安は3年」と考えておきましょう。

さらに細身スーツスタイルは、毎年ミリ単位で流行が変化します。徐々にラペル(襟)の幅が広くなる期間と、徐々に狭くなる期間を数年単位で交互に繰り返しています。このラペルの変化が、スーツ全体のバランスに影響し、ウエストの絞りや裾幅、ポケットのフラップの幅を変えます。そのため、「スタイルに違和感を感じる目安が約3年」です。


何着もローテーションして長く着用しても、購入から4年も経過すると新作スーツとの差が目立ち始めます。

もし、予算に余裕があれば、重要な会議などで使う特別な1着を購入しておくのがおすすめです。特別な1着を購入する際は、極端な流行に左右されない基本スタイルが無難といえます。上質な生地と仕立ての良いものを選び、長く使うことを意識して選びましょう。


結婚式にスーツで参列する場合も、普段使いしていないスーツがあると安心です。シルバーのジレ(ベスト)などを合わせて、華やかにコーディネートしましょう。

スーツは劣化と流行を見極めて定期的に買い替えるのがベストです。買い替えを行う際は、同時に3着買い替えるのではなく、着用回数が多く傷みが気になるスーツから徐々に切り替えていくのが、買換えで失敗しないコツといえます。

着回しのポイントをおさえて印象アップ

着回しのポイントは「メンテナンス」です。

高級スーツをローテーションしていても、メンテナンスができていなければ印象も評価も半減します。逆に安価なスーツでも、きちんとメンテナンスされていれば、それだけで管理能力の高さ、責任感、相手に対する敬意が伝わります。

お金で買えない信用を得る

見た目の印象はかなり大きく、視覚で与えたマイナスイメージを言葉や仕事で挽回するには、かなりの労力を費やします。


また、第一印象が非常に良いと次に何か不手際があったとしても今日は調子が悪かったのかと、好意的に判断される傾向にすらあります。


スムーズなビジネスのためにも、第一印象を良くし、ビジネスに活用しましょう。

メンテナンスは数分で完了するため、実践してみてください。

メンテナンスはブラッシングで

スーツは帰宅後に、さっとブラッシングしましょう。

ブラッシングする際にはスーツ用の豚毛ブラシを使います。ブラッシングの手順は以下の通りです。

  1. ジャケットは、ポケットにあるものをすべて取り出し、スーツハンガーに掛ける。
  2. 上から下へホコリを払うように軽くブラッシング。
  3. 襟を立てて、ブラッシング。
  4. 毛玉になりやすい脇、皮脂が付きやすい襟の内側と袖先をブラッシング。
    時々ポケット内側の生地を外に出してホコリを取りましょう。
  5. パンツはパンツハンガーで裾を挟み裾からウエストへブラッシング。
  6. 次にウエストをハンガーに挟み、ウエストから裾へブラッシング。
  7. シワが気になる場所にはしわ取りスプレーをかけておくと、ウールのシワは回復します。
  8. 通気性の良い場所で汗を抜きましょう。

慣れてしまえば、時間はかからずケアすることができます。


靴磨きも面倒かもしれませんが、実践している人は一目置かれるため、是非靴磨きも行うようにしましょう。

自分の価値を輝かせるためにもメンテナンスは重要です。

サイズ感で印象アップ

一定期間、着回しするスーツは、ジャストサイズを意識しましょう。


体型に合っていないサイズで、スーツを着ている方は意外に多く、数センチの調整で見違えるほどスーツスタイルはカッコ良くなります。


失敗しないジャストサイズスーツの選び方は、信頼できる専門店でプロに見てもらい、自分のジャストサイズを覚えることです。


体型サイズも大事ですが、サイズ感の中でも特に重要なのが、

  • 袖丈
  • 着丈
  • 裾丈

です。
袖丈は自分の手首のどのあたりか、裾丈は足首のどのあたりか、着丈はヒップのどのくらいの位置かを見ます。


一度正解サイズを覚えてしまえば、常にジャスト丈でスーツを作ることができます。

スーツはどれくらいの頻度でクリーニングに出す?

スーツをクリーニングに出すのは目立ったシミや汚れが付いてしまったときだけという人もいるかもしれません。しかし、季節内で着まわし最中のスーツでも、定期的にスーツはクリーニングに出すことが重要です。 

ここでは、クリーニングに出す頻度とクリーニングから返ってきた際の保管方法を解説していきます。

クリーニングの頻度

人によって着用するスーツに付くダメージの度合いは異なります。たとえば、汗の量も個々の体質や生活の活動内容によって違うものです。汗っかきの人もいれば、夏でもあまり汗をかかないという人もいます。さらに、炎天下の中を1日中歩く営業マンもいれば、冷房の効いた室内が主な仕事場となるデスクワークが中心の人もいるでしょう。 

しかし、日々の生活の中で着用していれば、目に見えないホコリや汚れもそれなりに付いてしまっています。そのため、多少の違いはあっても、だいたい10回に1回程度を目安としてクリーニングに出すことがおすすめです。

特に、夏の暑い季節は冬などの寒い季節と違って汗をかきやすくなっています。そのため、定期的なクリーニングでスーツのケアをしておくようにしましょう。

中には忙しくてクリーニングに出すことができないという人もいます。そういった場合は、最低でも季節中に1度、季節が終わり衣替えする際に1度はクリーニングに出すようにしましょう。そうすることでスーツを清潔に保つことができ、生地の傷みを防いで長持ちさせることができます。 

クリーニング後の保管

クリーニングから返ってきた際、ビニールがかぶさっていることが多いですが、ビニールが付いた状態で保管している方も多いのではないでしょうか。

そのまま保管してしまうと、スーツの生地を傷めてしまうため、必ず外すようにしましょう。ビニールシートに入れたままにしておくと湿気がこもり、カビや黄ばみの原因となってしまいます。

また、クリーニング店で通常使用されている細いプラスチックのハンガーを変えておくことも大切です。型崩れしないためにも肩幅の広いタイプのハンガーにかけ替えておくようにしましょう。

スーツをクリーニングに出す頻度は?ずーっと長持ちさせるポイントを徹底解説のアイキャッチ画像
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ワイシャツは替えが必要!最低でも5枚は用意して

スーツだけではなく、ワイシャツも替え用に複数枚持っておくことが必要です。就活生なら3着、社会人なら5着持っておくことが目安の着数となります

シャツは、スーツ以上に地肌に近いため、傷みを防ぐためにも多めに持っておくことがおすすめとなります。 


特に、社会人はこの5着という枚数以上を持っておくことで安心につながります。仕事が多忙なときは洗濯したり、アイロンをかけたり、クリーニング店に出して引き取りに行ったりすることが難しい日もあることでしょう。「洗い替えが間に合わない」といった場合でも5着以上持っていれば、慌てることなく仕事に出ることができるようになります。

さらに、白シャツを着用するなら、数枚用意しておくと便利です。就活生の場合、コーディネートにはフレッシュで清潔感のある白い色のワイシャツが適しています。しかし、白は汚れが目立ちやすく、洗濯機では汚れが落ちない場合も多いです。そういった状況を考慮して、多めに持っておくと安心といえます。 


また、ワイシャツの寿命は2年といわれており、どんなに大切に着用していても日々使っていればいつかは古くなるものです。生地に傷みが見られたり、汗染みや食べ物の汚れなどが落ちなくなってしまうことも想定できます。そういった場合にはいさぎよく処分し、新たに購入することを検討しましょう。

おすすめ1週間コーデ

実際に5日間のコーディネートをご紹介します。
今回は、アイテム数を極力少なくしたコーディネートです。

1週間コーデの使用アイテム

スーツ3着

  • 紺無地スーツ
  • 明るめネイビーのピンストライプスーツ
  • ミディアムグレーのシャドーストライプスーツ

シャツ3枚

  • 白無地のワイドカラー
  • サックスブルー無地のワイドカラー
  • ブルーストライプシャツ

ネクタイ3本

  • ボルドーのピンドット(ドットは1ミリ)
  • ネイビーのソリッド(無地)
  • ライトグレー、ネイビー、ホワイトの3色を使用したストライプ

靴とベルトは色を統一し、黒かブラウンの好みで選ぶようにしましょう。黒でコーディネートする場合は引き締め、ブラウンの場合は軽やかさプラスすることができます。

また、靴とベルトを除くコーディネートの色は3色以内にすることが重要です。柄は2無地1柄か、1無地2柄で合わせると、まとまりのあるコーディネートに仕上げることができます。

  • 月曜日・・・週の初めは爽やかに。(1無地2柄)
    ネイビーピンストライプスーツ、白無地シャツ、ライトグレーストライプタイ
  • 火曜日・・・グレースーツで上品に。(2無地1柄)
    グレーシャドーストライプスーツ、サックスブルー無地のシャツ、ネイビーソリッドタイ
  • 水曜日・・・キリッとメリハリコーデ。(1無地2柄)
    紺無地スーツ、ブルーストライプシャツ、ボルドーピンドットタイ
  • 木曜日・・・週に1度はトーンオントーン。(2無地1柄)
    ネイビーピンストライプスーツ、サックスブルー無地のシャツ、ネイビーソリッドタイ
  • 金曜日・・・週末は少し魅力的に。(2無地1柄)
    グレーシャドーストライプスーツ、白無地シャツ、ボルドーピンドットタイ

ネクタイはネイビー、ボルドー、グレーの3色から選ぶと、ネイビースーツとグレースーツどちらにも使えるため、着回しが楽になります。


スーツとシャツの柄はストライプが多いため、ネクタイはパターンの違う小紋やドット、無地があると便利です。ドットは1ミリ程度のピンドットが格式が高いため、おすすめといえます。


ストライプタイは、ピッチの広いストライプやパネルストライプを選ぶのがおすすめです。3着の中に黒のスーツを入れたい場合は、ネイビーストライプスーツを黒のシャドーストライプやピンストライプのスーツにしましょう。


スーツのコーディネートは色の組み合わせをあとまりのあるものにするのが基本です。ネクタイの柄にスーツの色やシャツの色が入っていると統一感が出るので試してみましょう。

着数が足りない?SADAで良質なスーツをオーダー

必要となるスーツやワイシャツの着数が足りない場合には、オーダースーツSADAでオーダーするのがおすすめです。

オーダースーツ専門店は数多くありますが、「オーダースーツSADA」はリーズナブルな価格でオーダースーツを購入できる専門店であり、少ない予算でオーダースーツを買いたい方にも向いています。

一般的にフルオーダーというと数十万ほど費用がかかってしまうのがほとんどです。そのため、なかなか手を出せないという方も多いのではないでしょうか。

しかし、オーダースーツSADAでは、19,800円〜(税込21,780円〜)という既製品スーツと変わらない価格でフルオーダーのスーツを作成することができます。

(※2023年10月時点の価格です。価格は変更になることがあります。)

オーダースーツSADAのスーツは安いだけではなく、質の高さも魅力的なポイントです。ひとりひとりに合わせたパターンを起こし、フルオーダーでスーツを作ることができます。体の約20カ所の部分で採寸を行うため、自分の体型にぴったり合った着心地の良い1着を手に入れることができるのです。 

この優良価格の裏には、制作工程を自社で一貫し、CAD(自動設計システム)やCAM(自動裁断機)などをフルに活用して縫い上げている「マシーンメイド」によって実現させていることが挙げられます。

オーダースーツSADAでは、スーツの知識が豊富なスタッフが多く在籍し、その人に合ったベストなスーツの作成をお手伝いしてくれるのが大きな魅力です。

オーダースーツがはじめてな方や慣れている方でも安心して仕立てることができるので、オーダースーツを仕立てる際は「オーダースーツSADA」を検討してみましょう。

まとめ

社会人や学生など、立場は違えどスーツは最低でも3着持っておくのがおすすめです。

スーツを長持ちさせるには、1回着たら2日休ませるのがポイントとなります。そうすることで生地のハリが保たれ、劣化のペースを遅らせることができ、1着だけ着ているよりも結果的に節約に繋げられるでしょう。

可能であれば、春夏用スーツを3着、秋冬用スーツを3着用意して、季節に応じた快適な装いができるとスーツのバリエーションも増えるため、おすすめです。

就活生もできればスーツを3着持っておくべきでしょう。連日就活イベントが入ったり、毎日のように面接が入った場合には、ローテできるスーツの数が多いことは安心に繋がります。リクルートスーツは傷みやすいので、急な破損にも対応できるでしょう。

スーツのクリーニングは、できれば10回着用ごとにするのがポイントです。最低でもワンシーズンに1回はクリーニングに出すようにしましょう。クリーニングから戻ってきたスーツはビニールを外し、通気性のいいカバーをかけて太いハンガーで干すのがベストです。

ワイシャツは5着程度用意して、スーツと合わせて上手にローテーションしていくことで、スーツライフを快適に送ることができます。

社会人はスーツを最低3着持っておくのがおすすめ。スーツを長持ちさせるには、1回着たら2日休ませるのがポイントです。生地のハリが保たれ、劣化のペースを遅らせるので1着だけ着ているよりも結果的に節約になります。周りに清潔感のある良い印象を与えられるので、スーツの数を増やすことは良いことづくめです。可能であれば、春夏用スーツを3着、秋冬用スーツを3着用意して、季節に応じた快適な装いができると良いですね。就活生もできればスーツを3着持っておくべきでしょう。連日就活イベントが入ったり、毎日のように面接が入った場合には、ローテできるスーツの数が多いことは安心に繋がります。リクルートスーツは傷みやすいので、急な破損にも対応できるでしょう。またスーツの過度な劣化を防ぐために、股ずれ防止のシックなどを施すのがおすすめです。スーツのクリーニングは、できれば10回着用ごとにするのがポイント。最低でもワンシーズンに1回はクリーニングに出しましょう。必ず戻ってきたスーツはビニールを外し、通気性のいいカバーをかけて太いハンガーで干してくださいね。ワイシャツも5着程度用意して、スーツと合わせて上手にローテーションしていきましょう。