フォーマルスーツで何を着れば良いの?フォーマルな場面で悩みがちな、レディーススーツの着こなし方をご紹介のアイキャッチ画像
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フォーマルスーツで何を着れば良いの?フォーマルな場面で悩みがちな、レディーススーツの着こなし方をご紹介

男性ですとフォーマルと言えばスーツスタイルが一般的といわれていますが、女性の場合は柄ひとつを取っても、花柄・小紋柄・ジオメトリック柄というように、多様な柄が挙げられるだけでなく、パンツスーツやスカートなど、着こなし方のスタイルも異なってきます。
その中でもフォーマルスーツは色・柄・デザインが豊富なので、スーツを着る機会が少ない女性の方ですとどんな着こなし方をすれば良いのか迷いますよね。

ドレスコードとは「TPOに応じた服装規定」とされており、立場や時間帯・季節や年代によっても正装の定義は変わってくるといわれています。
ドレスコードを第一に守った上でアクセサリーやバックなどで上品さを演出することや、スタイルに合った色味やサイズ、デザインを選んで着こなすことも大切なポイントの一つでしょう。

今回はフォーマルな場面できっと役に立つレディーススーツの知識や場面による着こなし方やマナーをご紹介させていただきます。
この記事を読んで正しい装いを知識として学びながら、人生の中で貴重な機会となるシーンにおいて自分らしさや魅力を表現できるレディースフォーマルをご提案したいと思います。是非最後まで読んでいただけますと幸いです。

多種多様な女性のフォーマルスタイルでの着こなし

<男性と異なりバラエティに富んだレディースのフォーマルスーツ>

フォーマルファッションとして、メンズの場合はダーク系(黒・紺・灰色)を中心とした、ジャケットのスーツスタイルが一般的ですが、 レディースの場合は、色だけでなく、柄やデザイン、スタイルなどによっても着こなしが異なり、非常に幅が広いです。例えば、柄だけを見ても、メンズ同様に、無地、ストライプ、チェックなどのベーシックな柄だけでなく、刺繍、花柄、小紋、ジオメトリック柄などが挙げられます。他にも、パンツスーツ、ドレス、ワンピース、レースなど、デザインやスタイルも様々あります。

 

<立場や時間帯などTPOに応じて正しい装いを選ぼう>

ホストかゲストかといった立場や、冠婚葬祭などのシチュエーション、また、年代やシーズン、時間帯によって、正しい装いは変わってきます。どのような着こなしが正しいのか、どのように選べば良いのか迷ってしまいますよね。マナー、ルールをしっかりと理解し、TPOに合わせたコーディネートで、フォーマルシーンの着こなしを楽しめるように、女性のフォーマルスーツについてご紹介していきます。

 

女性のフォーマルファッションの種類

<そもそも「フォーマル(正装)」には3種類ある!?>

よく結婚式などの招待状に、「正装(フォーマルな服装)でお越し下さい」との記載を目にした方も多いはず。単にフォーマルと言っても、その催しの格式に応じて、実は3つの種類があることをご存知でしょうか。正装とは、格式の高い順に、次の3種類に分類できます。

  1. 正礼装(モストフォーマル)
  2. 準礼装(セミフォーマル)
  3. 略礼装(インフォーマル)

基本的にどの格式に当たるかは、ゲスト自身が、会場や時間を考慮して判断します。迷った場合は、ホテルの格式や会場の雰囲気をネットで調べたり、直接会場に問い合わせると良いでしょう。 

<正礼装の特徴>

まず、正礼装は、儀式や冠婚葬祭など、特別な行事の時に着用する、改まった服装です。皇族の方々が式典に出席される際に着用する服装、と言えばイメージがつきやすいでしょう。私たち自身が着用する機会はとても少なく、結婚式の主催者側、晩餐会のような式典などでのみ、着る可能性があります。正礼装の場合は、極力肌の露出を抑え、帽子や手袋も着用しつつ、同色無地のデザインを選ぶようにしましょう。

 

<準礼装の特徴>

次に、準礼装は、私たちが最も着る機会の多いファッションで、ほとんどのイベントでのドレスコードは、準礼装指定と言っても、過言ではありません。友人の結婚式に参列する服装が、最もイメージしやすいスタイルですね。準礼装では、正礼装ほど露出を抑える必要はありませんが、膝上10cm以上のスカート丈や、ノースリーブは避ける方が無難です。また、昼間であればもう少し肌の露出を抑えつつ、逆に夜のイベントでは、肌見せで華やかさを演出する方が良いとされています。加えて、パンツスーツも準礼装では問題ないとされておりますが、スカートの方が、格式は上と見なされることが多い、と認識しておきましょう。

 

<略礼装の特徴>

最後に、略礼装は、フォーマルスーツの中では最もカジュアルなスタイルであり、結婚式の2次会や身内のみでの七五三などで、略礼装が適用されることが多いです。正礼装や準礼装が同色無地を基本とするのに対して、略礼装では花柄などの柄物、上下での異なる素材のデザインなどを取り入れることが可能です。ただし、カジュアルと言っても、あくまでフォーマルスーツの中での話になりますので、スカート丈の長さや背中の露出などには、やりすぎないように注意しましょう。

 

意外と知らない?ドレスコードと服装マナー

<ドレスコードとは>

具体的なシーン別の着こなし方に入る前に、もう一点、ドレスコードについても念のため触れておきたいと思います。そもそも、ドレスコードとはどういうものか説明することができるでしょうか。ドレスコードは、シンプルに「TPOに応じた、ふさわしい服装規定」と定義されます。結婚式やパーティー、同窓会など、イベントごとにドレスコードが変わってくるため注意が必要です。ドレスコードに沿わない服装で出席することは、失礼と見なされてしまうため、社会人としてぜひ知っておきたいマナーの1つです。

<ドレスコードとして共通するマナー>

イベントごとにドレスコードが異なると説明しましたが、前提として共通するマナーも存在します。1つ目は、「平服」という言葉。結婚式の招待状などでよく、「平服でお越しください。」というメッセージを目にすることがあると思います。平服とは、普段のカジュアルな服装という意味ではなく、「略礼装(インフォーマル)程度の服装で参加してください。」という意味になります。準礼装ほどではなくて良いものの、あくまでフォーマルな服装で、というドレスコードになるため、うっかり間違えないように注意しましょう。続いて2つ目は、足元への気配りとして、ストッキングの着用と、ヒール高が3~5cm程度のパンプスの着用が、推奨されているという点です。ストッキングは、肌の露出を極力少なくするという礼装の考えに基づいており、ドレスコードの種類に関わらず共通したマナーとなります。また、パンプスについても、オープントゥ、ミュールなどは、カジュアルな印象になってしまうため避けた方がよく、ヒールも高すぎず、低すぎない高さが求められています。最後のポイントは、服装だけでなく、アクセサリーやバッグもドレスコードの一部であるという点です。こちらも、TPOに応じて、適切なアイテムを選択する必要があり、派手すぎず上品さを感じさせるアクセサリーやバックを身につける必要があります。これらの3つの点は、ドレスコードを考える際に、よく見落としがちなポイントなため、ぜひ覚えておいてください。

 

【シーン別】女性のフォーマルスーツのマナーと着こなし術【結婚式編】

さて、ここからは代表的な4つのイベントごとでの、女性のフォーマルスーツのマナーと着こなし方を具体的に見ていきましょう。まずは、最も機会が多い、結婚式です。一般的な結婚式で、準礼装(セミフォーマル)という指定があった場合、女性はなるべく袖付きのワンピースにするなど、肌の露出を極力控えることがポイントです。もし袖がない服装を選んだ場合は、ジャケットやボレロを羽織るなどの配慮が欠かせません。特に式が昼間に行われる場合、露出の多い服装は避ける必要があります。また、親族として結婚式に出席する場合は、フォーマル感を演出することが重要で、ネイビーまたはブラックの色味を選ぶと、より改まった装いとなります。加えて、結婚式では、白いドレスの着用はNGとされています。白いドレスは花嫁の衣装であり、ゲストが着ていくことはマナー違反です。同様の理由で、花嫁よりも目立ってしまう派手な色味や柄のドレスもふさわしくありません。また、全身を黒でコーディネートすることも、喪を連想させるためマナーとして不適切となります。

 

【シーン別】女性のフォーマルスーツのマナーと着こなし術【パーティー・お呼ばれ編】

パーティーやお呼ばれと言っても、格式高いホテルでの催しから、ドレスコード指定のない同窓会など、様々な種類があります。ただし、一般的にこれらのパーティー・お呼ばれでは、華やかさを演出することが、共通のマナーです。黒やダークグレーの色で光沢感のない素材は、暗い雰囲気になりがちなため、 ライトグレーやベージュなどの明るい色味のものや、光沢感のあるものを選ぶようにします。また、シャツをフリルの付いたパステルカラーのものにする、 アクセサリーやコサージュをプラスするなど、一工夫して着こなすこともテクニックの1つです。特に、夜に行われるディナーショーなどであれば、光沢のあるきらびやかなドレスで、ノースリーブやひざ上のスカート丈も好まれる傾向にあります。

 

【シーン別】女性のフォーマルスーツのマナーと着こなし術【入学式・卒業式編】

子供の入学式や卒業式でも、セミフォーマルのドレスコードを指定される場合が多いです。基本的に、学校の行事では、上品さを重視しつつ、その中で、祝典にふさわしい適度な華やかさを演出することがポイントです。入学式は、春らしい明るく華やかな着こなしが一般的な服装マナーで、ベージュや淡いピンクのファンシーツイードのセットアップや、シフォン素材のワンピースやプリーツスカートにジャケットを羽織るスタイルなどが人気です。一方で、卒業式では、黒や紺などのダークカラーでシックにまとめた着こなしが定番です。

 

【シーン別】女性のフォーマルスーツのマナーと着こなし術【葬式編】

続いて、お葬式ですが、礼服と同様に喪服にも、格式ごとに3つの種類が存在します。1つ目の正喪服は、葬儀や告別式、一周忌までの法要で、喪主や親族など主催側の人が着用します。2つ目の準喪服は、一般的な喪服のことで、一般参列者としてお通夜やお葬式に伺う場合、準喪服が当てはまります。また、準喪服は喪主や遺族が着る場合もあります。3つ目の略式(略喪服)は、三回忌以降の法事や、お通夜などへ参列する際に着用します。男女問わず、黒系のダークカラーで、控えめな服装を選ぶことで礼節は守れます。急な訃報にも対応できるよう、少なくとも準喪服は1着手元に持っておけると安心ですね。まず、喪服についても、礼服と同様ないしはそれ以上に、肌の露出は極力抑える必要があります。特に、スカート丈は注意が必要で、膝下からふくらはぎ程度までの長さが一般的とされています。また、殺生を想起しやすい、毛皮や革製品はNGとされています。色味は、コートやカバン、靴も含めて、基本は黒で統一しましょう。装飾や光沢も基本的にはないものを選び、くれぐれも華やかさは表現しないように留意してください。

 

おしゃれなスーツスタイルは自分に合うスーツを着ることから

ここまで、シーン別のフォーマルスーツの着こなしについてご紹介しました。ポイントはTPOに即して、適切な色味やデザインなどを選択するということです。そして、もう1つ、忘れてはいけない大切なポイントが、「自分にちゃんと合ったスーツであるか」という点です。ドレスコードを意識しすぎて、自身と合わないスタイルを選んでしまっては本末転倒。ドレスコードももちろん大切ですが、それと同様に、自分に合った色味やサイズ感、デザインであるかにも、きちんとこだわりましょう。特に、フォーマルなシーンに遭遇する機会は、人生においてもそう多くはないはずです。貴重な機会で周りと差をつけたファッションを表現できるためにも、ぜひ細部にまでこだわって準備してみてください。もしサイズ感やデザインなど、自身に合ったフォーマルスーツに不安がある場合は、オーダースーツを試してみてはいかがでしょうか。オーダースーツであれば、ご本人に合った最適な生地やデザイン、サイズをご提案することが可能です!

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

<「オーダースーツSADA」のここがスゴイ!>

「オーダースーツSADA」は全国に50店舗を展開する、オーダースーツチェーン日本一のブランドです。また、おかげさまで、これまで累計約500万着ものオーダースーツを仕立ててます。

 

スーツの品質や全額保証(※利用条件あり)などのアフターサービスはもちろんのこと、「オーダースーツSADA」の最大の特徴は、圧倒的なコスパの高さです。徹底的なコストカットに取り組み、生地の仕入れから店舗販売までを、全て一気通貫で内製化し、コストを最小限に削減しています。そのため、既製服と変わらない値段にも関わらず、オーダーメイドの良さである品質の高さを兼ね備えた、最高コスパのフルオーダースーツをご提供することが可能です。また、ビジネススーツだけでなく、今回ご紹介したフォーマルスーツに関しても、多数取り扱っておりますので、ぜひ一度お試しください。

<まとめ>

今回は、フォーマルなシーンにおけるレディーススーツのマナーと着こなし方についてご紹介しました。人生でそう多くはない貴重なフォーマルシーンの中でも、自分らしさを演出し、おしゃれなスタイルを魅せられるよう、ぜひ今回紹介した着こなしなどを試してみてはいかがでしょうか。

レディースのフォーマルスーツである正装は「正礼装(モストフォーマル)」「準礼装(セミフォーマル)」「略礼装(インフォーマル)」の3種類に分類されます。
正礼装は冠婚葬祭といった改まった場面、準礼装はドレスコードが指定された友人の結婚式、略礼装は結婚式の2次会で着用するといったイメージになりますね。
ドレスコードに沿わない服装での出席はマナー違反となりますので注意しましょう。

また、「平服でお越しください」といった招待状の文面からカジュアルな服装を連想してしまいますが「略礼装に準じた服装」での参加となりますので、こちらも気を付けたいポイントですね。
結婚式では出席する際の立場に関わらず、肌の露出を抑えるために袖付きのワンピースを選んだり、ジャケットやボレロを羽織ると言った配慮を忘れないようにしましょう。
フォーマル感をアップさせたい時は、ブラックやネイビーなどの色味を選ぶのもおススメです。
加えて、パーティーでは華やかさを演出することもマナーのひとつといわれていますよ。

入学式や卒業式の場面においては上品さと祝典らしいシックな華やかさを演出するのがポイントになりますね。
しかし、お葬式では色味を基本的に黒で統一し華美な表現はしないようにしましょう。

千地 淳子