メンズのフォーマルスーツとは?ビジネススーツとの違いについて解説-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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メンズのフォーマルスーツとは?ビジネススーツとの違いについて解説-オーダースーツSADA

結婚式やお葬式、パーティーなどに参加するときに着用するスーツが、フォーマルスーツです。一般的には、そのような格式高い場に参加する頻度はそう多くないため、ルールやマナーがよく分からないという人も多いでしょう。「ビジネススーツを着用してもいいのでは?」と思っている人もいるかもしれません。そこで、この記事ではメンズのフォーマルスーツのマナーや着こなし方について詳しく解説します。

メンズのフォーマルスーツ(礼服)とは

まずは、メンズのフォーマルスーツの特徴や、ビジネススーツとの違いをしっかり押さえておきましょう。

メンズフォーマルスーツの特徴

フォーマルスーツとは、結婚式や葬儀、式典など、かしこまった場で着用するスーツのことです。

フォーマルスーツを選ぶ際に重要なのは、サイズ感です。サイズが合っていないと、シワが寄ったりたるみができたりして、だらしない印象を与えてしまいかねません。自分の体型にぴったり合ったサイズを着用することで、フォーマルな場にふさわしいきちんとした着こなしができます。

フォーマルスーツでは、サイズ感に加えて「どんな場に着ていくのか」を意識した着こなしが重要です。結婚式では華美になりすぎない上品さ、葬儀では控えめで落ち着いた印象を大切にするなど、TPOに合った装いを選ぶことで周囲への配慮が伝わります。

冠婚葬祭用にフォーマルスーツは必要なの?

冠婚葬祭は、人生の中で必ず何度かあるイベントです。普段毎日着用するようなビジネススーツと比べるとどうしても着用回数が少なくなるため、そこにお金をかけたくないと考える人もいるかもしれません。
ですが、冠婚葬祭は自分だけではなく周りの人にとっても大事なイベントです。
もちろん気持ちが大事ですが、ふさわしいふるまいや装いをすることは大人のマナーともいえます。

着用頻度が少ない分、体形の変化さえなければ、しっかりとお手入れをして適切に保管すればスーツは長持ちします。
ぜひ一着、冠婚葬祭用のしっかりとしたフォーマルスーツを用意しておきましょう。

ビジネススーツとフォーマルスーツの違い

では、ビジネススーツとフォーマルスーツの違いは何でしょうか?
ビジネススーツは、その名の通り企業活動の場で着用するスーツのことです。ビジネススーツを着用する目的は、上司や同僚、取引先などビジネスシーンで会う人たちと信頼関係を築くためです。

ビジネススーツの素材には、ウールやポリエステル、高級なものだとシルクなどの生地が使われています。柄や色はベーシックなものが中心ですが、多種多様でさまざまな需要やシーンに応えられます。

一方、フォーマルスーツに使われる素材は、基本的には上質なウールです。光沢感はなく、マットな質感で落ち着いた雰囲気です。
色は黒で、ビジネススーツに使用される黒よりも深い色の漆黒といわれる色が使われています。

単品で見るとビジネススーツとフォーマルスーツは似ているように見えるかもしれませんが、並べてみるとその違いは歴然としています。お葬式や結婚式、式典の場でビジネススーツを使い回すと、周りのフォーマルスーツを着用している人達の中で悪目立ちしてしまうでしょう。

しっかりとした上質なフォーマルスーツを用意しておくことで、自信をもって冠婚葬祭の場に出席できます。

フォーマルスーツの基本的なマナー

冠婚葬祭の場でふさわしい装いができるよう、フォーマルスーツの基本的なマナーを押さえておきましょう。

シーンによって着こなしを変える

冠婚葬祭はどれもフォーマルの場とひとくくりに扱われますが、そのどのシーンでもスーツの着こなしが変わります。
例えば葬儀の場では華やかさは取り除いた着こなしをして、アクセサリーなどの装飾品も外します。
結婚式の場では主役を立てつつお祝いの気持ちを表現する為にも華やかな着こなしをします。

フォーマルな場ではシーンによって着こなしにルールやマナーが存在するので必ず守るようにしましょう。

ドレスコードを守る

お葬式では基本はありませんが、結婚式や式典の場ではドレスコードが提示される場合もあります。
ドレスコードがある場合はなによりも優先されるルールになります。

主催の方の立場を守ることにも繋がりますので漏れがないようにチェックするようにします。
基本は日程に余裕をもって提示されるものなので、準備を怠らずふさわしい服装ができるように心がけましょう。

合わせるアイテムを選ぶ

冠婚葬祭の場で合わせるアイテムにもマナーがありますよ。
シャツは基本白の無地柄を選択しましょう。ボタンダウンのスタイルはカジュアルな印象を与える為プレーンな襟が適しています。
普段のスーツスタイルでもいえることですが、きっちりとアイロンをかけて汚れのない清潔感のあるシャツを着用しましょう。

靴やベルトなどの小物は黒がベストです。
ビジネスシーンなどでは茶色の靴を合わせることもありますが、フォーマルな場ではおしゃれよりもその場にふさわしいことを重要視するといいでしょう。
靴に関しては、ローファーなどのスリッポンタイプはカジュアルな見え方をする為、必ず紐タイプの内羽式のデザインを選ぶことがベストです。
また、お葬式では光沢があるものはNGとされているので光沢がないものを。
結婚式や式典の場では、きれいに磨いて靴先に光沢感があるものを選択しましょう。

【シーン別】メンズフォーマルスーツの着こなし

フォーマルな冠婚葬祭といってもその内容によってスーツの着こなしは全く違います。
葬儀などの喪に服す場では華やかな装いはNGです。
反対に結婚式などのお祝いの場では気持ちもこめて華やかにスーツを演出するのがマナーです。

ですが、一見全く異なるどちらのシーンでも共通していることがあります。それは礼服と呼ばれる黒いスーツを着用することです。ここでは、それぞれのシーンに分けて解説していきます。

葬儀

葬儀の場では、フォーマルスーツを着用します。
お悔やみの場では華やかさは一切除いて喪に服した気持ちを表現するため、合わせるアイテムが重要です。

シャツは白の無地、合わせるネクタイは光沢感のない無地の黒色を選びましょう。他のカラーのネクタイを使用するのはNGです。
靴は光沢感のない内羽根式の黒の革靴を選び、ベルトも黒で合わせましょう。

アクセサリーなど装飾性のあるものは外し、時計などもあまり目立たないものにします。
スーツの装飾に関しては、カフスボタンやポケットチーフなどは必要ありません。

結婚式

結婚式で着用するフォーマルスーツは、新郎新婦との関係性により異なります。
新郎新婦と間柄が近しい親族は、正礼装(モーニングや燕尾服など)、または準礼装(タキシードなど)を着用するのが一般的です。
ゲストとして参加する場合は、基本的には黒のフォーマルスーツを着用しましょう。
華やかな着こなしで、お祝いの気持ちを表現することを心がけます。
シャツは白の無地でボタンダウン以外のデザインを、ネクタイは光沢感のあるシルバーか白を選びます。

それに加えて、結婚式では装飾性の強いポケットチーフやカフスボタンも使用するのがおすすめです。写真撮影なども多い結婚式の場で映えるアイテムになります。

靴は靴先をしっかりと磨いた光沢感のある黒の革で、紐のついた内羽根式のデザインがふさわしいです。

メンズフォーマルスーツの選び方

冠婚葬祭で使用する礼服はブラックスーツとも呼ばれます。
その選ぶポイントをお伝えします。

スタイル

ブラックスーツは基本的には一般的なスーツの形を選びましょう。
ダブルボタンのジャケットよりも、シングルタイプの定番のジャケットを。
パンツはタックがはいっておらず裾の部分はシングルで仕上げてあるものがベストです。

トレンドを追ったデザインはフォーマルスーツには向いているとはいえません。
ジャケットの丈やパンツの丈感もベーシックなサイズを選択しましょう。
ジャケットの丈はおしりが半分隠れるくらいの長さ、丈は靴の甲にあたりハーフクッションくらいの長さがおすすめです。

素材

素材は、ウールを用いたものがベストです。
ポリエステルの素材は比較的安価で耐久性も強く、日常に馴染みやすいアイテムではありますが、どうしてもフォーマルの場ではチープな印象を与えてしまいがちです。

ウールの生地を使用したスーツはなめらかでマットですが適度な光沢感、上質な生地を見た目でも再現してくれます。
冠婚葬祭などの大事なイベントで着用するスーツは上質なものを選ぶようにしましょう。

また、シルクの素材は高級感はありますがどうしても耐久性が弱いです。
冠婚葬祭に使用するスーツにはふさわしいとはいえないでしょう。

裏地

裏地には背抜きと総裏の2種類があります。
背抜きは背中の半分くらいまでと腕に裏地がついたもの、総裏とはジャケットの全ての裏の部分に裏地がついたものになります。

基本は通年使用する総裏のタイプを選択することがおすすめです。
一番いいのは夏場の礼服は背抜き・冬場の礼服は総裏とシーズンに合わせ準備するのがベストではありますが頻度が少ない礼服を何着も購入するのは抵抗がありますよね。

総裏はスーツの形崩れを防いだりスーツを長持ちさせるメリットもある為、総裏タイプを選ぶのがいいといえるでしょう。

種類

メンズフォーマルスーツにも、春夏物と秋冬物があります。着用頻度が低いため、一着目はオールシーズン仕様のものを選ぶのがおすすめです。

冠婚葬祭のシーンでは、1年を通して服装は変わりません。夏の装いも冬の装いも、基本的には同じものが求められます。そのため、フォーマルスーツの多くは通年着用できる仕様になっています。

真夏の暑さがどうしても気になるという場合は、夏用のフォーマルスーツを準備しておくと良いでしょう。

メンズフォーマルスーツをスマートに着こなすポイント

メンズのフォーマルスーツをかっこよく着こなすには、以下のポイントに注意することが大切です。
・マナーを守る
・上質なものを選択する
・自分のサイズに合ったものを選択する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。

マナーを守る

礼服をおしゃれに格好よく着こなすために、まず一番重要なことはそのシーンに合わせたマナーを守ることです。
お葬式ではお葬式にふさわしい装いを、結婚式では結婚式にふさわしい装いをしましょう。
スーツの着こなしはその式典への気持ちを表すひとつの形です。
まずはここをしっかりと抑えて、スマートなふるまいを目指しましょう。

上質なものを選択する

礼服は基本的には人生の大事なイベントで使用されるものです。
ビジネスなどで着用する日常使いのスーツと違い着用する回数は低いのですが、出来るだけ上質なものを選択するようにしましょう。

なめらかで上品な印象を与えてくれるウールの素材を使用した生地でつくられたスーツをおすすめします。

自分のサイズにあったものを選択する

スーツの着こなし全てにおいていえることが、自分のサイズにぴったりとあったものを選択するべきということです。
どれだけ上質な生地を使用していても、高級なブランドもののスーツだとしても、サイズがあっていないことでだらしない印象をまわりに与えてしまいます。

既製品のスーツでサイズがあっている方は問題ありませんが、全ての方が元より平均的なサイズでつくられたスーツに自分の体があうかというと、意外と難しいのです。
最近ではそこまで既製品と変わらない値段で、丁寧な採寸を行い幅広い生地から世界にひとつだけのスーツをオーダーできるブランドも増えています。
オーダースーツという選択肢を広げることで、あなたのスーツライフもワンランク上のものになること間違いないでしょう。

また、スーツの専門店の店員は知識豊富な方も多いです。
礼服やフォーマルシーンの着こなしに悩んだ方はプロに相談してみると安心ですよ。

メンズフォーマルスーツに関するよくある質問

フォーマルスーツの着用頻度はそう多くないので、たまに着る機会があると「これはどうしたらいいのかな?」と分からないことも出てくるでしょう。そこで、メンズのフォーマルスーツに関するよくある質問とその答えを紹介します。

黒のビジネススーツなら冠婚葬祭に参加していいの?

答えはNOです。
ビジネススーツの黒と礼服の黒は比べてみると全く異なるカラーです。
冠婚葬祭の大事なシーンでは失礼にもあたりますし、悪目立ちをしてしまう恐れがあります。
ビジネススーツを使いまわすことは控えましょう。

友人の結婚式でも礼服で参加なの?

ご友人の結婚式ではビジネススーツこそNGですが、礼服ではなくても問題がない風潮も強まっています。
最近はカジュアルライクな結婚式も増えているので迷った場合は事前に新郎新婦の方に確認をとるのもいいでしょう。

お通夜はスーツでなくてもいい?

お葬式で着る黒のスーツのことを喪服と呼びますが、喪服とはお葬式や告別式で着用するものです。
お通夜はすぐに駆けつける思いから暗めの落ち着いた服装でもいいとされています。
スーツであれば黒が望ましいですが、ダークカラーのネイビーやグレーのスーツを着用することも許されています。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAのおすすめポイント

・本格フルオーダーのスーツを圧倒的な低価格で提供

・初回お試し価格で(税込)21,780円~ ※2022年9月20日時点の価格です。価格は変更になることがあります。

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・色・柄・ブランド、100種類以上の選べる豊富な生地素材

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丁寧なサイズ採寸で一人一人に合わせたパターンを作成し、最先端のマシーンメイドで本格フルオーダーを実現しています。
オーダーならではの動きやすさ、シルエットの美しさを実感していただけるのはオーダースーツSADAの魅力。

冠婚葬祭のマナーから着こなしまでご案内いたします。
ぜひ、お気軽にご相談、ご来店ご予約をお待ちしております。

メンズフォーマルスーツもオーダースーツがおすすめ

オーダースーツは日頃着用するビジネススーツはもちろん、フォーマルスーツでもおすすめです。自分の体型にぴったり合ったフォーマルスーツならきちんとした印象になり、冠婚葬祭の場にふさわしい品格のある装いができます。上質な素材を選ぶことで、長く着用できる高級感のある一枚に仕上がります。さっそくオーダースーツSADAで、フォーマルスーツをオーダーしてみるのはどうでしょうか。

フォーマルスーツとは、結婚式や葬儀、式典など格式のある場にふさわしい装いであり、ビジネススーツとは異なる素材感・色味・マナーが求められます。フォーマルスーツは漆黒のウール素材が基本で、華美な装飾を避けた落ち着いたデザインが特徴です。冠婚葬祭の場では、それぞれのシーンに応じた着こなしがマナーです。例えば、葬儀では控えめな無地の黒で統一し、結婚式では適度な華やかさを演出します。合わせるシャツやネクタイ、靴にも注意が必要。シーンごとに合った組み合わせが品格を表します。サイズ感も重要なポイントです。身体に合ったスーツは清潔感と信頼感を与えます。近年では、自分の体型に合わせて仕立てられるオーダースーツの人気が高まっています。「オーダースーツSADA」では高品質なフォーマルスーツをリーズナブルな価格で提供。冠婚葬祭にふさわしい一着を手に入れるなら、フィット感と上質さを兼ね備えたオーダースーツがおすすめです。ぜひ一度相談してみてください。

編集/湯浦 孝恵