披露宴に出席することになったら?知っておきたい披露宴にふさわしい服装。メンズスーツに関する基礎知識のアイキャッチ画像
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披露宴に出席することになったら?知っておきたい披露宴にふさわしい服装。メンズスーツに関する基礎知識

「披露宴服装 男性」で検索したことはありますか?招待されたのはいいけれど、何を着たらいいのかわからない…。そんなお悩みを解決いたします!

披露宴の服装の場合、男性は細かくルールが決まっているんです。

知らないと損をする披露宴の服装:男性編

男性の場合、結婚式が行われる時間帯や、どんな立場で招待されたかによって、着用する装いが異なります。
ここでは、知らないと損する披露宴の服装の種類をお話したいと思います。

フォーマルスーツには大きく分けて3種類あるのをご存じですか?

正礼装

「正礼装」は最も格式の高い礼装です。昼間(日中)の装いはモーニングコート、夜(18時以降)の装いは燕尾服(テールコート)がフォーマルとされています。
しかし、現在は、テールコートの着用機会も減り、夜の正礼装はタキシードが一般的です。

正礼装は主に新郎・両家の父親・媒酌人が着用します。
和服の正礼装は黒紋付きとなります。

準礼装

「準礼装」とは、昼間(日中)の装いをディレクターズスーツ、夜はタキシードのことを指します。披露宴に招待された場合の主流となるスタイルです。

親族・主賓として出席する場合は「準礼装」が適しているといえます。

略礼服(平服)

「略礼服(平服)」とはパーティースーツのことをいいます。
披露宴や二次会のゲストが主に着用します。また、略礼服は「平服でお越しください」との断りがあった場合の装いでもあります。

パーティースーツとは、ブラックスーツやダークスーツのことを指します。着る時間帯は問いません。

【年代別】披露宴に参加する男性の服装

最近では、披露宴もカジュアル化が進み、服装マナーも変化しつつあります。
特に、20〜30代前半の方は、TPOにあった装いにする方が増えてきているようです。
服装やネクタイ選びのポイントは

  • 新郎新婦との間柄や出席にあたっての立場
  • 披露宴会場の雰囲気や格式

上記の二つを判断基準に、新郎新婦に失礼とならないように、おめでたい席に相応しい服装を選びましょう。

10代の場合

10代前半と後半とでは、生活スタイルや取り巻く環境が異なります。

10代の前半として中学生・高校生の場合は、学校の制服が礼装にあたるため、制服で出席しても良いでしょう。
靴下だけ新調するのもいいと思います。

一方、10代後半になると、大人の服装マナーを心得ることが大切だと思われます。
スーツやブレザーにネクタイなどを合わせるときちんとした印象になります。
ブレザーは普段使いできるものを選ぶと、披露宴後も有効活用できるでしょう。

10代後半の場合、成人式などにも役立つスーツを用意するのもよいでしょう。または、黒の革靴を履き靴下も黒にすることも大事なポイントです。

20代の場合

20代には学生がいれば社会人もいるように、独身の人や家庭を持っている人もいます。
親族として披露宴に出席する場合も、新郎新婦との関係が多様化してきます。

服装を決めるときは、通常のゲストのマナーを意識することが大切です。

男性の場合、未婚・既婚による服装の区別がないことが大きな特徴です。
そのため、略礼装のブラックスーツやダークスーツを着ると良いでしょう。

20代なので、上着は若々しく見えるシングルにするのが大事なポイントです。
シャツは白、カフスは他年代と違いダブルが好まれます。
さらに、ネクタイはシルバーや白、靴は黒の革靴、靴下は黒にするように意識しましょう。

30代の場合

基本は20代と同じです。
ただし、親族として出席する機会が今まで以上に増えることが考えられます。

30代の服装も、20代と同様に略礼装のブラックスーツ・ダークスーツがおすすめです。
カフスボタンなどはシンプルなものを選ぶことが大切です。
シルバーや白のネクタイ・チーフ、黒の革靴、黒の靴下などの基本的なマナーも押さえておきましょう。

40代の場合

40代になると、新郎・新婦の両親と同年代の人も出てきます。
子供の披露宴を経験した人もいるでしょう。服装選びに関しては、新郎・新婦はもちろん、それぞれの両親よりも目立たないように意識することが大切です。

通常のゲストと同じく、基本的なマナーを守ることは言うまでもありません。

40代の場合、略礼装だけでなく準礼装を選ぶ方法もあります。
略礼装を選ぶのならブラックスーツやダークスーツです。準礼装にする場合は時間帯によって、ディレクターズスーツ(昼)、タキシード(夜)から決めるとよいでしょう。

なお、ネクタイやチーフ、靴や靴下の選び方は他の年代と同じです。

50代の場合

50代に入り親族として出席するときもあるでしょう。
50代も40代と同じく準礼装と略礼装から決める方法があります。ちなみに準礼装はディレクターズスーツ(昼)、タキシード(夜)です。

略礼装の場合はブラックスーツがほとんどになります。
出席に際しては、白系のネクタイやチーフ、黒い靴下に黒の革靴といった基本的なマナーも確認しておきましょう。

【パターン別】披露宴に参加する男性の服装

親族、友人、会社の人など立場別に見ていくと、親族は基本的に礼服かブラックスーツが好ましいです。
おじに関しては乾杯の発声を任せられる場合もあります。その際はディレクターズスーツやタキシードなど、フォーマル度の高い礼服の着こなしもおすすめです。

くれぐれも新郎新婦の父親より格式が高い格好は避けましょう。

友人の場合はブラックスーツまたはダークスーツを着用しましょう。
会社の人も同様です。

【シーン別】披露宴に参加する男性の服装

ホテルや高級レストランの場合はフォーマルに

ブラックスーツにベストを合わせたスリーピーススタイルにすると、フォーマルな装いに仕上がります。
手持ちのスーツに別売りのベストを組み合わせても問題ありません。特に、グレーのベストは汎用性が高くオシャレに決まります。

シャツは基本の白無地に、シルバータイや蝶ネクタイを合わせ、ポケットチーフを挿すことで、全体的に華やかな印象に仕上げましょう。

レストランやダイニングバーで行われる場合はセミフォーマルに

セミフォーマルな場面での着こなしは、ネイビーやグレーといったダークカラースーツや、品格が漂うストライプデザインが定番で人気です。
また、スーツでなくジャケット+パンツにネクタイを絞めたスタイルも好まれます。

シャツは白や淡い色(薄い青やピンク)で、無地や織柄のシンプルなデザインだと清潔感が出ます。
しかし、派手な色やストライプなどの柄の強いものは控えましょう。

ネクタイはスーツの色に合わせ、Vゾーンを3色以内でまとめると最も簡単で失敗の少ないコーディネートに仕上がります。

カジュアルな二次会は、居酒屋やカラオケで盛り上がろう!

フォーマルすぎる服装はかえって浮いてしまうので、カジュアルな服装が好ましいと思われます。
基本的には、ジャケット+パンツのスタイルをベースとしたスーツよりもカジュアルダウンした服装と捉えましょう。

ジャケットは、ネイビーやグレーのダークカラーに明るめのパンツを合わせると、カチッとした上品な印象に仕上がります。
インナーはシャツや襟なしのカットソーなどでもOKです。
足元は革靴やスエードなどのスリッポンタイプ(ローファーなど)の靴を合わせ、抜け感を出すとこなれ感を演出できます。

くれぐれも失礼にあたらないよう、ラフになりすぎずキレイ目を意識したコーディネートにしましょう。
ネクタイはなくてもOKですが、マナーとしてジャケットは着用しましょう。

いずれの会場でも、場の雰囲気や格式にあわせて服装を選びましょう。

披露宴に参加する男性ができる服装のおしゃれとは?

まず、披露宴に参加する場合は、新郎新婦より目立たない服装にしましょう。
ここでは、略礼服のおしゃれについて取り上げます。

スーツの種類はダークカラーで決める

披露宴のスーツは一般的にブラック(黒)とされていますが、最近の披露宴ではダーク系のネイビーやグレーのスーツも可能とされています。

スーツのタイプはスリーピース(ジャケット・ベスト・スラックス)を選ぶと良いでしょう。

フロントのボタンは数が少ないほどドレッシーになります。また、ベストとスーツは同じ生地にしましょう。
特に、グレーのベストは落ち着いた雰囲気で上品にまとまるのでおすすめです。

披露宴におすすめの、ネイビー・グレースーツの着こなしとは

ネイビー(ダークカラー)のスーツは、シャツをウィングカラーにしホワイトのタイとチーフをあわせましょう。
シルク混の生地を選ぶとよりフォーマルで華やかな印象になります。

ブラック(黒)スーツはかっちりとした雰囲気がおすすめです。

シャツは無地の白か、淡いカラーが無難

スーツの色と同じように、カフェやレストランを貸切って行われたり、新郎新婦からの意向によってカジュアルな装いが良いとされている場合は、色やシャツの襟の形などで少しおしゃれをしてみましょう。

シャツの襟は「レギュラーカラー」と「ワイドカラー」の二つが定番です。

レギュラーカラーはTPOを問いません。ビジネスシーンでも使用します。
ワイドカラーは首周りがすっきりとしたスタンダードなデザインです。

二次会やパーティーの席には、華やかな印象の「ウィングカラー」や「カッタウェイ」も良いでしょう。
一方、ボタンダウンやショートカラーの襟デザインは、カジュアルな印象があるため避けます。

カフスはお好みで

袖口にボタンがついている「シングルカフス」は、派手過ぎず披露宴にも活用しやすいでしょう。
チェーン付きのカフスボタンや、プラスチック製などは、フォーマルな披露宴には合いません。

ネクタイは色で着こなす

ネクタイは基本的にはホワイト(白)が良いとされていますが、最近ではシルバーグレーのような光沢感のあるネクタイが主流です。
主賓や上司として参加する場合はシャンパンゴールド、同僚や友人として参列する場合はパステルカラーのネクタイが良いでしょう。

柄はストライプや小紋柄を選ぶのが正解です。

チーフはスーツスタイルに華やかさをアップ

披露宴のポケットチーフは、胸元に挿すだけで華やかさが増します。

色は白が基本ですが、ネクタイと合わせると統一感が生まれ、おしゃれに着こなせます。
素材はパリッとしたリネン素材か、上品な柔らかさのあるシルク素材を選びましょう。

靴は黒のスタンダードなものを

靴は「紐付きのストレートチップ」や「プレーントゥ」を選ぶと良いでしょう。色は黒が無難です。

一足あると便利なのが、「内羽根タイプのストレートチップ」という靴です。
靴紐を通す穴(羽根)が甲より前に潜り込んでいるのが特徴です。
どんな格式の披露宴にも合うので、持っていて損はないでしょう。

少し雰囲気を変えたければ「モンクストラップシューズ」も良いと思います。逆に、カジュアルすぎてしまう「ウィングチップ」は避けましょう。

おしゃれに差をつける、ネクタイピン選びのコツ

ネクタイピンとは、ネクタイがぶらぶらしないように固定させるアイテムのことです。
食事・手洗い時にネクタイが汚れるのを防ぐために使用されます。

ネクタイピンは、ビジネスシーンに合わせたデザインの他に、披露宴のスーツスタイルにあった華やかな場に映えるタイプもあります。
ネクタイの色柄に合わせて、シンプルなものからユニークなものまで用意しておくと、スーツコーデのおしゃれに差をつけられます。

しかし、くれぐれも新郎より華やかすぎて目立つことのないようにしましょう。
新郎を立てることを忘れずに。

披露宴に参加する場合、男性はビジネススーツでもOK?

結論から申し上げますと、披露宴に参加する場合は男性のビジネススーツはNGです。

なぜなら「普段の着方」そのままで行くことは、仕事帰りのついでに寄ったような印象となりマナーとして良くないからです。
男性ゲストで「とりあえずビジネススーツでもいいよね?」と思ったあなたは要注意です。

学生や新社会人であればリクルートスーツでも許される場合はありますが、ビジネス感がぬぐえません。
ビジネススーツやリクルートスーツを結婚式に使いたい場合は、ネクタイやカフスボタン、ポケットチーフで爽やかさと華やかさを添えましょう。

男性ゲストはバッグを持たないのが基本ですが、もし持ちたい場合は、小さめのクラッチバッグでフォーマル感を出しましょう。
柄物やブランドロゴが大きく入ったものは避けたほうが無難です。

披露宴に参加する男性が気を付けておきたい3つのポイント

最後に、ここまででお話しした披露宴での服装選びのポイントを3つにまとめます。

  1. 基本はスーツスタイルです。
  2. 招かれた人との関係と、開催される場所によってコーディネートしましょう。
  3. あくまでも、新郎新婦を引き立て、目立ち過ぎないようにしましょう。

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