シワを出さないシャツの畳み方とは?TシャツとYシャツの畳み方、シワ対策、持ち運び方を半袖長袖ともに一挙紹介のアイキャッチ画像
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シワを出さないシャツの畳み方とは?TシャツとYシャツの畳み方、シワ対策、持ち運び方を半袖長袖ともに一挙紹介

畳んで収納したシャツのシワは頭の痛い問題です。長期間の収納でシワを出さないためには、シワの残さない畳み方の実施が欠かせません。また日常生活や旅行時など頻繁にシワは発生するため、シワの除去は手間がかからない方法が必要です。

この記事ではシワの発生の予防と効果的なシワの解消方法を説明します。またシワの出にくいオーダーメイドのYシャツについても、合わせて紹介します。

Tシャツにしわを残さない畳み方

Tシャツの畳み方は以下の通りです。

1.背面部を上に向けた状態でTシャツを広げる

2.首周りから5~7センチ離れた箇所を折り目にして、Tシャツの左半分と右半分を折り畳む

3.肩幅と左右のラインをそろえる

4.裾を首側にたたむ。必要に応じて2つ折りと3つ折りを使い分ける

Yシャツや長袖にしわを残さない畳み方

ここでは半袖のYシャツと、長袖のTシャツ・Yシャツの畳み方を紹介します。シャツの畳み方は多くの部分で共通しているので、どれか1つを覚えてしまえばそれを基にして他のシャツの畳み方も覚えやすくなるでしょう。

半袖Yシャツの畳み方

半袖Yシャツの畳み方は以下の通りです。

1.全てのボタンを留めてシャツを裏返しにする

2.袖が全てYシャツの背中に収まるように、両袖を中央に折り込む

3.肩幅からはみ出さない程度に、袖を反対側へ折り畳む

4.シャツの裾部分をYシャツ全体の3分の1地点に持ち運んで折り、その後全体を2つ折りにしてから裏返しする

長袖の畳み方

長袖のTシャツ、Yシャツの畳み方は以下の通りです。

1.シャツの裏側を上にして広げる。Yシャツの場合はボタンを全て留める

2.首まわりから肩先までの中間地点を縫い目として、縫い目に沿って袖を内側に折り畳む

3.反対側の袖も2と同様に行う

4.裾を手に取り2つ折りまたは3つ折りにする

複数枚を畳む際は既に畳んだYシャツを、これから畳むYシャツの首先または裾に接するところに置くことで折り畳む際の幅の参考となります。また畳む前に背中へA4サイズまたは20×30cm程度、畳みたいサイズより少し小さめの台紙を挟むことで折り畳む大きさの目安がつけられます。この2つの方法は半袖の場合でも、Tシャツにも利用可能です。

TシャツやYシャツを畳む前に知っておきたいこと

TシャツやYシャツに限らず衣類のシワは繊維が水を含んだ状態で変形し、そのままの状態で乾燥して固まることで発生します。そのため特に制限がない限り、衣服の種類や材質が異なっていてもおおよそ同じ方法で予防が可能です。

ここでは衣類を畳む前段階の、洗濯から物干し、アイロンがけまでの各段階で必要となるシワ予防の取り組みを紹介します。

洗濯

洗濯における繊維が変形する原因は、洗濯物の過剰な詰め込みや脱水です。洗濯や脱水に伴う他の衣服や水流との接触・擦り合いもシワの原因となるためです。そのため洗濯物の量は詰め込み過ぎず、脱水は2、3分程度にとどめます。

他の私服以上にきちんとした仕上がりが求められるYシャツの洗濯には、更なる工夫が必要です。たとえば洗濯時にYシャツを洗濯ネットに入れることで、更にシワの発生を抑えられます。

洗濯ネットの大きさは30×33センチ程度です。Yシャツに対して洗濯ネットが大きすぎると洗濯中にYシャツが動き回ってしまい、生地がよれてシワとなってしまいます。また1つの洗濯ネットに対し、Yシャツは1枚のみ入れてください。複数入れるとYシャツ同士がこすれ合い、シワの原因となります。

物干し

洗濯物を物干し竿やハンガーにかける際は、乾いてシワとなる前にシワの元を除去することが重要です。そのため洗濯物の肩の部分をつかんで何度か振りさばいてシワの元を伸ばすと、シワが発生しにくくなります。また発生したシワもアイロンがけで取り除きやすくなります。襟や袖口、ポケットなどのシワが外から見えやすい箇所のシワ伸ばしも行うと更に効果的です。

Tシャツの場合は干す前にもう一工夫加えれば更にシワが出なくなります。洗濯機から取り出した後平たい部分にTシャツを置き、手でアイロンのようにTシャツを押し広げて15分程度放置してから干すと、シワのない洗濯物干しが可能です。

アイロンがけ

アイロンがけを行う前に洗濯物に付いている表示を確認し、適したアイロンがけの方法を把握します。アイロンがけに関する表示は以下の通りです。なお2016年12月の表示改正以前の表記も合わせて紹介します。

シャツのアイロンがけは「小さな場所から大きな場所に向かってアイロンがけをする」を意識すると、簡単なシワ落としが可能です。

まず襟は表裏両方とも外側から中央にかけます。面の半分をかけたら反対側からかけてください。肩はアイロン台の丸みにシャツを合わせ、背中と前の方向から肩の最も高い部分へアイロンがけします。カフスも襟と同様に、端から中央に向かって半分ずつかけます。袖のアイロンがけの順番はボタンがついている右前身頃、表面の後ろ身頃、ボタン穴のある左前身頃、裏面の後ろ身頃です。ボタン周辺はアイロンの先を当てるとシワが落ちやすくなります。

今すぐできるTシャツとYシャツのシワ対策

洗濯からアイロンがけ以外にも、今すぐできるTシャツとYシャツのシワ対策が2つあります。1つは収納方法を改めること、2つ目は使用するTシャツやYシャツを形態安定シャツのタイプに置き換えることです。ここでは収納方法と形態安定シャツの特徴を紹介します。

シャツの収納

シャツに限らず衣類をタンスやチェストにしまう際に何枚も重ねて収納すると、全て上手に畳んでいたとしても上の服の重みで下に敷いた服が押しつぶされてシワができてしまいます。重ねるのは2、3枚程度に留めるのが良いでしょう。枚数の都合上どうしても大量収納が必要な場合は、必要な衣類を上に収納してシワが発生する可能性を抑える方法があります。

形態安定シャツ

シワ対策のもう1つの手段である形態安定シャツとは防シワ加工が施された、着用しても洗濯しても通常のシャツに比べシワがつきにくいシャツです。形態安定シャツの防シワ性能は形態安定性(W&W性)で表示され、等級の数字が大きいほどシワがつきにくいシャツです。3.2級以上のシャツはアイロンがけが不要となり、2.5級以上は軽いアイロンがけで簡単にシワが落ちます。

ただし、こうした軽度の形態安定シャツでも襟、袖などに見られる頑固な汚れが残りやすくなります。等級の高い形態安定シャツはシワが付くと濡らしても直りづらい点も要注意です。

旅行にTシャツやYシャツを持っていく時のシワ対策

旅行などで持ち込んだTシャツやYシャツにシワができていた場合、ほとんどの宿に備わっているタオルまたは風呂場を使ったシワ取り方法が可能です。ここではその具体的な方法を紹介します。

なお、いずれの場合もホテルなどの部屋へ到着した後、シャツをできるだけ早く取り出してハンガーにかけてください。ハンガーにかけてシワが取れれば、これらの対策を取る必要も無くなります。

タオル

温められた水分を含んだタオル、ホットタオルでシワの部分を10秒程度はさんでからシワの部分を引っ張ってから干すことで、シワを目立たなくすることが可能です。通常のタオルをお湯に漬けるか、水に濡らしたタオルをラップに包み電子レンジ500W、60秒から90秒程度加熱することでホットタオルを用意できます。タオルは堅く絞ってできるだけ水を少なくすると、シワ伸ばし終了後の乾燥時間短縮が可能です。

風呂場

浴槽にお湯を張って入浴した直後くらいの、蒸気が充満した浴室にシャツをハンガーで吊るすだけでシワを伸ばすことも可能です。軽いシワなら30分、頑固なシワでも一晩浴室に吊るし蒸気に当てた後で取り出し、風通しの良い場所で乾燥させるだけでシワ取りが行えます。

丸めて畳むとTシャツやYシャツにシワはつかないって本当?

丸めて畳むことでTシャツやYシャツにシワが付かず、コンパクトに収納できるという話を耳にすることがあります。実際にはTシャツのようなシワが目立たない衣服に活用できるというだけであり、Yシャツなどシワが目立ちやすい衣服はシャツケースに畳んで収納することが望まれます。

また、全てを畳んで収納するのではなく、よく使うYシャツをハンガーに吊るすことでYシャツ全体にシワが付きづらくなります。適したハンガーの選び方については、次の『しわ対策や畳むのが手間な人はTシャツやYシャツは吊るそう!』をご覧ください。

しわ対策や畳むのが手間な人はTシャツやYシャツは吊るそう!

TシャツやYシャツを吊るすことでシワ対策を行わずともシワが伸び、畳まずとも多くの衣類の収納が可能です。ただしハンガーで吊るす際に注意点を守らなかった場合、かえって問題を引き起こすおそれがあります。

ここではシワを出さない吊るし収納の手順と、吊るして保管する場合の衣服への影響について紹介します。

吊るして収納する手順

ハンガーで吊るす際は以下の手順を踏まえると、長期間にわたるシワの予防が可能です。

1.アイロンがけの後は冷まして湿気を取り除く

2.Yシャツのサイズに合うハンガーを選ぶ

3.間隔を空けて収納する

4.全てのボタンを留める

余熱でシャツにシワが寄るのを防ぐため、アイロンがけが終わった後のシャツは熱が冷めるまで放置します。熱が逃げた後も蒸気による湿気を取り除くまで、少なくとも30分以上ハンガーにかけて干します。

シャツにかけるハンガーを選ぶ際は服のサイズに対し、幅が極端に狭いハンガーを選ばないでください。肩のラインが崩れるため、肩だけでなくシャツ全体にシワが付きやすくなります。

クローゼットなどへシャツを保管する際は服同士が密集して圧迫されシワが発生するおそれがあります。互いに接触しない程度に余裕を持った間隔で収納してください。

Yシャツのボタンを留めずに収納すると肩がずれたり、ほかの衣類を出し入れする際にワイシャツの内側に入るなどといったシワの原因となります。

吊るして保管した際の衣服への影響

ハンガーに吊るした衣服には張力が発生し、服の生地が伸びてしまいます。特に首元は伸びやすいため、着用するとだらしない印象を与えてしまうおそれがあります。また長期間放置していると、プリントTシャツのインクが熱で溶けて色移りする、ホコリが溜まる、ダニやカビが繁殖するなどの危険性が生じます。

ハンガーで収納するシャツは普段から着用する衣服のみとすることで、こうした弊害の予防が可能です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

Tシャツ・Yシャツに限らず衣服のサイズが自分の体のサイズと一致していれば、衣服と体の接触が抑えられシワは発生しづらくなります。しかし既製品では体のサイズと一致する衣服を見つけ出すのは難しく、発見までに長い時間と多くの労力が必要となります。そのため体と一致した服を用意する際はオーダーメイドで調達するのが確実です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、スーツだけでなくYシャツのオーダーメイドも実施しています。肩幅や胸・胴回りといった基本的な計測だけでなく腕の長さの違い、なで肩・いかり肩、反身・屈伸などの特徴を考慮した、最適なサイズのYシャツ提供が可能です。また綿50%ポリエステル50%配合のYシャツには、シワを抑える形状安定加工が施されています。

オーダーメイドで新調すると値段が高いと心配になるかもしれません。そうしたお客様の不安を解消するため、SADAはそうした様々な取り組みを実施しています。

まず初めてSADAでオーダーシャツを新調する場合、1枚につき1,100円値引きされます。更にまとめ買いによって1枚当たりの価格が更に安くなります。まとめ買いによる値引き額は以下の料金表をご覧ください。

初めてSADAを利用し3枚まとめてオーダーメイドすることで、形状安定加工済みのフルオーダーYシャツが1枚あたり4,290円と、通常価格より3,000円以上も安い価格で提供しています。ぜひオーダースーツSADAで、シワとシワへの心配を和らげるオーダーシャツを新調してみてはいかがでしょうか。

(2022年10月時点での価格です。価格は予告なく変更になる場合があります)