セーターにネクタイを合わせてもOK？セーターの選び方やスーツの色に合わせたおすすめコーディネートも紹介

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肌寒い季節になるとスーツの着こなし方で悩まれる方も多いでしょう。室内で暖かく過ごす際には、セーターやニットを1枚着るだけで寒さがかなり抑えられます。スーツにはネクタイをするのが一般的ですが、セーターやニットを上から着用するのは正しい着こなしといえるのでしょうか？

今回はセーターとネクタイの着合わせのコツを解説します。本記事を読むと、セーターとネクタイの色を合わせるポイントやスーツとのコーディネートの仕方がわかり、秋冬のスーツスタイルの選択肢も広がるでしょう。ビジネスシーンでセーターやニットの着用を考えている方はぜひ最後までご確認ください。

セーターにネクタイをしても大丈夫なシーンは？

セーターは元々カジュアルな印象の強いアイテムで、ウォームビズ策定後にビジネスシーンでも普及しました。セーターにネクタイを着用する場合はTPOを意識するのが重要です。まずはセーターにネクタイを着用しても良いケースと避けた方が良いケースを紹介します。

着用OKなシーン

セーターにネクタイの着用がOKなのは、基本的にウォームビズスタイル推奨の社内と取引先だけです。前者は社内のルールを確認し、周りの服装を参考にした着こなし方をすれば問題ありません。後者では初回訪問時に取引先の服装を確認する必要があります。取引先もセーターにネクタイを合わせる格好なら、次回以降は同じ服装で訪問しても失礼にあたりません。セーターにネクタイを着用する際は事前の確認を忘れずに行いましょう。

着用NGなシーン

重役など役職者を訪ねる際はフォーマルな服装が好ましいので、セーターにネクタイの着こなしは控えましょう。社内や取引先がウォームビズスタイルに対応していない場合も避けるのが無難です。セーターはあくまでカジュアル寄りのファッションなので、フォーマルシーンには不向きな服装といえます。暖かいインナーを着用するなど別の工夫をしてみましょう。

セーターとネクタイの合わせ方

秋冬になると、肌寒さを感じる日が増えてきます。そのため、防寒対策としてスーツの下にセーターを着用される方も多いのではないでしょうか。最近、スーツの最上級スタイルである、スリーピース（ジャケットとシャツの間にベストを一枚追加した着方）が人気を集めていますが、真冬になるとコートを着用していても、厳しい寒さになります。そこで活躍するのがセーターやニットです。ここでは、セーターのデザインの違いなどについて説明します。

セーターとニットの違い

そもそも、セーターとニットは何が違うのでしょうか。ニットは、衣類を作るための素材で、１本の糸でループを作りながら編んだ生地でできており、セーターはニット生地で作られた衣類のことなのです。そのため、セーターだけがニットではなく、ニット生地で作られた衣類（カーディガン・マフラー・帽子など）をまとめてニットと呼びます。

セーターのデザインの違い

セーターは、Vネックとクルーネック（丸首）の2つのデザインが一般的です。これらのデザインの大きな違いは、首元の開き方です。それぞれの特徴を説明します。

・Vネック

V字型のネックラインで首元から縦に大きく開いている襟元が特徴です。そのため、すっきりとシャープな印象を与えてくれます。首元で変化をつけられますが、カジュアルな雰囲気は控えめになります。

・クルーネック（丸首）

首元が丸く、シンプルな襟元が特徴です。首元の開きが狭いため、カジュアルな雰囲気を出したい時におすすめです。クルーネックは、アウターのトップスやインナーの襟元として万能に着こなせます。

見た目の印象では好みが分かれがちですが、Vネックはネクタイをした際にきれいに見せてくれるため、ネクタイをする際はVネックがおすすめです。逆にクルーネックは、ネクタイをしなくても着こなすことができます。

スーツスタイルに合うセーターの色の選び方

セーターをスーツに合わせる際は色選びも重要です。ジャケットやシャツ、ネクタイとバランスが取れていなければ、全体のコーディネートも不格好になるでしょう。以下ではスーツスタイルに合うセーターの色の選び方を解説します。

セーターの色選びの基本

スーツスタイルにあるセーターの色の選び方はスーツと同系色でまとめるか、スーツの差し色を選ぶかの2択です。差し色はあくまで上級者向けなので、最初には選ばないように注意してください。スーツにセーターを着合わせ慣れていない方は前者の選び方から始めるのがおすすめです。着こなしにある程度慣れ、セーターの種類や数も増えてきたら後者の選び方にも挑戦してみましょう。

ビジネス向きな色

セーターの色を選ぶ際は真面目さや賢い印象を与えられる、ビジネスに合った色を選ぶのが大事です。以下ではビジネスに向いているとされている色と与える印象をいくつか紹介します。セーターの色選びに悩んだ場合はぜひ参考にしてみてください。

・ブラック……高級でストイックな印象

・ライトグレー……冷静で慎重な印象・クールな印象

・チャコールグレー……品格があり洗練された印象

・ダークネイビー……知的で真面目な印象、信頼化の強い印象

・ダークグリーン……緻密で重厚な印象・穏やかな印象

・ブラウン……落ち着きのある印象、堅実で余裕のある印象

他にもビジネスシーンに合った色はあるので、気になった方はぜひ調べてみてください。

ビジネスに不向きな色

ビジネスシーンではカジュアルな印象の強いが強まるイエローやピンク、レッド、ビビッドカラーは避けましょう。特に彩度の高いビビッドカラーはプライベートで使えば、活発的で明るい印象になるため、ファッションのアクセントとして人気です。一方でビジネスシーンで使えば派手な印象が強まり、かえって目立ちすぎてしまう場合もあるでしょう。ビジネスはあくまでフォーマルな服装がふさわしいので、ビジネス向きの色で紹介したような落ち着いた色から選んでみてください。

【スーツの色別】セーターのおすすめコーディネート

セーターとスーツの色の組み合わせ次第で印象も変わります。普段着用しているスーツと相性の良いセーターの色がわかればコーディネートも手軽に行え、着こなしのパターンも増やせるでしょう。以下ではスーツの色別におすすめのセーターの色と与える印象、コーディネートのコツを紹介します。

ブラックスーツの場合

ブラックスーツは気品や男らしい印象が与えられるため、ビジネスシーンで着用する方もいるでしょう。黒は同系色・差し色共に合わせやすいので、スーツスタイルで初めてセーターを着用する方にもおすすめです。ブラックスーツと着合わせのよいセーターの色の組み合わせは以下の通りです。セーターの色が与える印象やコーディネートのポイントもチェックしてみてください。

・黒色のセーター

王道コーディネートで、同系色でまとめれば落ち着いた印象も強まる

サックスブルーのシャツに少し明るめのネクタイを着用するのがおすすめ

・ダークグレーのセーター

堅実でかっちりとした印象で、全体的にシックな仕上がりになる

落ち着いた色合いに立体感を持たせるなら、ワインレッドやネイビーのネクタイの着用がおすすめ

・紺色のセーター

落ち着きと清潔感が演出できる

サックスブルーや白の無地シャツに、紺色と相性の良いシルバー系のネクタイを合わせるのがおすすめ

・ワインレッドのセーター

秋冬の季節感とお洒落感を演出し、きれいな大人コーディネートに仕上がる

スタイリッシュに着こなしたい方には無地の白シャツにストライプ柄のネクタイがおすすめ

・グリーンのセーター

上品で親しみやすさを感じさせ、優しい表情を演出できる

おしゃれに着るならレジメンタルネクタイ、秋冬の着こなしを楽しみたい方にはニットの素材がおすすめ

普段からブラックスーツの着用機会の多い方は上記も参考にしながら、スーツスタイルに挑戦してみてください。

ネイビースーツの場合

ネイビースーツはおしゃれなスーツスタイルの定番でビジネスシーンでも人気です。ベーシックカラーでさまざまな色との相性も良く、セーターの色を変えるだけで手軽に異なる印象を演出できます。ネイビースーツにおすすめのセーターの色は下記の通りです。色が与える印象やコーディネートのコツも併せて確認してみましょう。

・紺色のセーター

スーツと同系色でまとめれば、上品でリラックスした印象を強調できる

無地の白シャツにストライプ柄のネクタイを着るのもおすすめ

・グレーのセーター

スマートで大人な印象に少しリラックスした雰囲気をプラスできる

無地の青系のネクタイを無地の白シャツに合わせるのがおすすめ

・ワインレッドのセーター

誠実さや真面目さを演出できる、上級者向けの着こなし方といえる

控えめなストライプ柄のネクタイを無地の白シャツにを合わせるのがおすすめ

・ライトグリーンのセーター

大人カジュアルな印象にまとまる

スーツかセーターの色を濃い色にし、着こなしにメリハリを付けるのがおすすめ

ネイビースーツの場合にはダイヤ柄のセーターを合わせるのもおすすめです。王道のブリティッシュトラッドを感じさせる着こなしになり、紳士的なファッションが手軽に完成します。セーターの色使いに慣れてきた方は柄選びにも挑戦してみてください。

グレースーツの場合

グレースーツはネイビースーツと同様にビジネスシーンでも人気の色です。色気のある知性や落ち着いた上品さを演出しながら、ネイビーよりも個性的な印象が出せるのも特徴といえます。グレースーツと相性の良いセーターの色や与える印象、コーディネートのコツは下記を参考にしてください。

・紺色のセーター

全体のトーンを抑え、知性や品性を感じさせやすくする

スーツは秋冬に最適なフランネル素材にするとバランスが取れるのでおすすめ

・ライトグレーのセーター

スタイリッシュでありながらリラックスした印象も残せる

アイテムの色のグラデーションを意識した着こなしをするのがポイント

・ワインレッドのセーター

鮮やかでシャープな印象に仕上がり、都会のできるビジネスマン感が演出できる

濃いめのグレースーツとの相性も良いので、上級者向けの着こなしではおすすめ

・グリーンのセーター

アースカラーで季節感を出しながら、温かみのあるスタイルにできる

カジュアルさを少し抑えたい場合は渋めのグリーンを選ぶのもおすすめ

グレースーツにダイヤ柄のセーターを着用するのもおすすめです。王道のブリティッシュトラッドを思わせる着こなしで、知的な印象に遊び心も加えられます。セーターの色使いに慣れてきた方は柄のあるセーターも試してみてください。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは？

セーターは基本的にカジュアル寄りのアイテムなので、着用シーンに迷った場合は避けた方が良いでしょう。ウォームビズ推奨の職場または取引先の場合では、TPOを意識しながらスーツに合った色のセーターを着るように心掛けてください。ビビッドカラーのような目立つ色を着ると、カジュアルな印象を与えてしまう場合もあるので注意が必要です。スーツの色とセーターの組み合わせに迷った方は、本記事で紹介したコーディネート例を参考に選んでみましょう。

ライトグレーのセーターを着たいけど、ブラックやネイビーのスーツしか持っていない方もいるでしょう。スーツを新調したい方におすすめなのはオーダースーツ専門店です。スーツの色選びはもちろん、生地やデザインなどのオプションにもこだわったスーツ作りができます。特に「オーダースーツSADA」なら高いイメージのあるオーダースーツを、高品質かつ低価格で購入可能です。経験豊富なスタイリストも多数在籍しているため、初めての方でも安心してオーダーメイドスーツが作れます。セーターに合うスーツを検討中の方はぜひ店舗でご相談ください。