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ブラックスーツのスタイリッシュな着こなしポイントを知ろう!礼服とビジネス用との違い

モード感が魅力なブラックスーツですが、黒色のため冠婚葬祭時の礼服のような装いになってしまうことが少なくありません。ここでは、ブラックスーツの着こなし例を紹介します。礼服のような着こなしを避けたい方必見です。

ブラックスーツをカッコよく着こなす3つのコツ

ブラックスーツは、もともと冠婚葬祭のためのものでした。欧米ではビジネスシーンでブラックスーツを着ることはまずありません。日本でも冠婚葬祭や就職活動など限られたフォーマルなシーンでのみ着用されていました。しかし就職活動からの流れで新入社員がブラックスーツを着用したり、ラグジュアリーブランドもブラックスーツスタイルを提案したり、といったことが背景となって、ブラックスーツがビジネス用として受け入れられるようになったのです。

確かに、黒色は汎用性の高い色ではありますが、冠婚葬祭の礼服のようにならずに着こなすためにはコーディネートに注意が必要です。

色の違いに注目して選ぶ

同じブラックスーツといっても、生地や素材によって黒の色合いには微妙な差があり、ビジネス用・カジュアル用と礼服とでは色合いが異なります。礼服、特に葬祭用はTPOを考えて、光沢や艶のない深い「墨色」と言われる漆黒に近い黒であることが基本です。一方で、ビジネス用スーツのブラックの色味には大分幅があり、完全な黒からチャコールグレーに近い明るめのものまであります。

太さやラペルの形で選ぶ

デザインも、着用頻度が違うため礼服は流行に左右されないゆったりしたものが多いですが、ビジネス用スーツは流行にある程度左右される傾向があり、細身のスタイルのものもラインアップされています。どちらもブラックスーツだといっても別物だと考え、ビジネスやカジュアルのためにブラックスーツを選ぶときは、礼服のような墨色を避け、光沢のある生地のものを選びましょう。

スーツの柄や着回しの可否を考える

冠婚葬祭用のブラックスーツは生地も無地の生地が使われます。しかし、ビジネス用・カジュアル用のスーツは、ピンストライプなどの柄入りも選択肢に含まれます。無地に近いけれど控えめな印象のあるシャドウストライプのような織り柄加工のスーツなら、冠婚葬祭やビジネス、カジュアルにも通用するでしょう。

また、セットアップのブラックスーツを選ぶのも手です。セットアップのブラックスーツであれば、ジャケット単体やスラックスだけでも使いやすいバランスに仕上がっており、幅広いコーディネートに使いこなせます。ただ冠婚葬祭にも使い回すことを考えるのであれば、ネクタイと合わせた時に違和感のないデザインを選ぶ必要があるでしょう。

ブラックスーツをビジネスシーンで着こなす3つのポイント

ブラックスーツをビジネスシーンで違和感なく着用するためには、主に以下で紹介する3つのポイントを守るよう意識してください。ブラックスーツに対するイメージは、見る人によって異なるということを忘れないようにしましょう。

ブラックスーツは着用シーンに注意

ブラックスーツは、冠婚葬祭やカジュアル向けと見なされてビジネス向けにはNGとされてきたこともありました。海外からの来客が多い、取引先のマナーが厳しいなど事情がある企業では、ブラックスーツを避けた方が無難です。

合わせるカラーを意識してファッション性を出す

ブラックスーツは武骨で無表情なイメージの着こなしになってしまいがちです。そこで、いかにうまく「外した」ワンポイントを取り入れるかで、コーディネートの仕上がりが変わってきます。

シャツは白シャツかサックスブルー(淡い青)シャツが良いでしょう。ネクタイも、白や黒、シルバーのような無彩色を使わず、胸元には鮮やかな色味のレジメンタルネクタイを挿し色に使って、暗くなりがちなブラックスタイルの胸元に明るさを出すのがおすすめです。

冠婚葬祭用のフォーマルスーツのような艶のない墨色ではなく、主張し過ぎない柄のある生地を選びましょう。外せないのが、派手さを抑えたシャドーストライプやシャドーチェックの折柄です。さりげないおしゃれの演出に適しています。シルエットはタイトめのスタイリッシュなデザインが良いでしょう。

合わせるアイテムのサイズ感を変える

無地だけではおとなしい印象になってしまうため、柄物を取り入れると良いでしょう。ただ柄物が多すぎるとまとまりのないうるさい感じを与えてしまうため、スーツの他に合わせるアイテムは2つまでとし、シャツとネクタイのどちらかで演出を加えてみてください。柄を取り入れる時には、シャツとネクタイで柄の大きさを変えると着こなし全体がおしゃれな雰囲気にまとまります。

カジュアルシーンでブラックスーツをおしゃれに着こなす2つのルール

ビジネスシーンでのブラックスーツと同じように、冠婚葬祭用の礼服のような色味の生地はカジュアルに向きません。グレー寄りの色味だとしても無地の生地は重たい印象を与えやすい傾向があるので、注意が必要です。シャドーストライプやシャドーチェックなどの薄い柄の入った生地であれば、遠目には柄は分かりませんが、近くで見た時にこなれ感があって、シンプルなおしゃれ感を演出できます。

ブラックスーツに合わせるベルトや靴といったアイテムも悩みどころですが、ブラックを合わせれば間違いがありません。ブラウンのベルトや靴を合わせるコーディネートに挑戦してもよいですが、それらのアイテムが浮かないようになじませるのは難易度が高いため、不慣れな方は無難な合わせ方を選ぶようにしましょう。

人から注目を浴びるブラックスーツの着こなし術

地味な印象に仕上がりやすいブラックスーツを、おしゃれに着こなすには着こなし術が必要です。

形式が重要視されるスーツでも、Vゾーンはある程度自由がききますので、Vゾーンを活かすポイントを押さえましょう。

シャツとネクタイは明るい色や柄物がおすすめです。色味があることで明るい印象を生みますし、白シャツはモノトーンでのコーディネートとの相性が優れています。

スーツの生地が無地の漆黒では、冠婚葬祭のコーディネートになってしまいます。シャドーストライプやシャドーチェックのような控えめな織り柄の生地のスーツを選びましょう。控えめな柄は他のアイテムとも合わせやすくなるためおすすめです。

柄のあるアイテムを取り入れるのがコーディネートのポイントですが、柄物が多くなりすぎるとまとまりがなく、落ち着かない印象を与えてしまいます。スーツ自体を含めて2つ程度、例えばシャツとネクタイのどちらかのようにするとバランスのいいコーディネートに仕上がるでしょう。柄物といっても大ぶりな柄と小ぶりな柄があるので、2つの柄物アイテムの間でコントラストを作るようにすると、着こなし全体がおしゃれな雰囲気にまとまります。

【ビジネス編】ブラックスーツを着こなしたコーデ集

ブラックスーツ自体が個性を感じさせるアイテムなので、ビジネスシーンでは、シンプルなコーディネートを心がけましょう。

ブラックスーツをシンプルに着こなしつつ、フォーマル感を感じさせないアイテムとしてまずネクタイをうまく活用しましょう。赤をはじめとするエネルギッシュな色のネクタイを「パワータイ」といいますが、パワータイをブラックスーツに組み合わせるだけで、フォーマルとは違うビジネス仕様にまとまります。

パワータイとは対照的な、無地のソリッドタイもコーディネートとしておすすめです。ネイビーやブラウンの濃い色で、100%シルク素材の上品な風合いのあるソリッドタイと組み合わせれば、モダンでスタイリッシュなコーディネートができあがります。

フォーマル感を緩和するコーディネートに役立つアイテムとして、シャツも活用可能です。白のシャツはベーシックな装いですが、フォーマル感が拭えません。ビジネスシーンに違和感のないサックスブルーのシャツを合わせて、同じブルー系のカラーのレジメンタルタイを使うと、爽やかな印象のVゾーンができあがります。職場で許されるのであれば、ボタンダウンシャツを合わせてみると、さらにこなれた印象に仕上がるでしょう。

【カジュアル編】ブラックスーツを着こなしたコーデ集

ブラックスーツの着こなし初級編では、シャツの色味で工夫をしてみましょう。白はベーシックですが、冠婚葬祭の帰り道のような印象になってしまうことがあります。ブルー系のシャツは比較的無難にカジュアル感を出せますし、意外性のあるベージュを選ぶと、暖かみのある個性やセンスを感じさせる仕上がりになるのでおすすめです。

同じシャツでもワイシャツタイプではなく、セットアップのブラックジャケットにポロシャツを合わせると、スポーティーなコーディネートに仕上がります。

セットアップのブラックスーツでオールブラックのコーディネートもスマートな印象で良いでしょう。黒のジャケットに黒のチノパン、インナーに黒のニットを組み合わせたオールブラックコーデは、都会的でスマートな着こなしになります。ニットにピュアウール素材を選ぶと、気品ある上質な質感の素材のアイテムの組み合わせになって、エレガントな品の良さを醸し出せるのです。

ブラックスーツといっても色味はさまざまですが、ほど良い光沢感のある生地のスーツはドレス的に着こなせて、よりカジュアルな装いを演出できます。ドレスタッチのスーツのインナーにニットを合わせ、ボトムスにシンプルなジーンズやチノパンを合わせると軽やかな印象に仕上がるでしょう。

靴でひと工夫するのもおすすめです。スーツにボリュームスニーカーは違和感が強くなりますが、シンプルなデザインのローテクスニーカーなら、着こなしの上品さを損ねずにまとめられます。スニーカーの素材もいろいろありますが、レザー素材を選び、ブラックやホワイト、ネイビーといった革靴同様の落ち着いたベーシックカラーだと合わせやすいでしょう。多色使いは合わせにくいので、ソールと合わせて2色に抑えるとまとまりが良くなります。

カジュアルスタイルの時にネクタイはしたくない、と思う方もいるかもしれませんが、アイテム次第ではカジュアルな着こなしに役立つので試してみる価値はあるでしょう。ボタンダウンシャツにニットタイの組み合わせは柔らかな印象を与えます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAはオーダースーツ専門店で、従来のイメージを覆す低価格と価格以上の高品質を実現しています。初回お試しであればシングル上下1着で19,800円(税込21,780円)で手に入ります。

(2022年10月時点での価格です。価格は予告なく変更になる場合があります)

低価格と高品質を実現できるのは、生地卸業から創業した生地卸問屋としてのノウハウがあるからです。それだけでなく、仕入れや縫製、流通、販売までを自社でワンストップで完結することによって実現しています。余計なコストをカットして製品の品質に注力することを、オーダースーツSADAでは「工場直売」と言い表しています。

海外縫製のオーダースーツ専門工場としても最大規模の工場を擁し、仕入れ・物流といったコストをスケールメリットにより圧縮を図っている点も強みです。さらに、製造工程においてCAD・CAMを大幅に取り入れた自動化・機械化を進めており、オーダースーツの大量生産を可能にしています。

製品ラインアップも、ベーシックな生地や快適な機能性のある生地、伸縮性に富み快適に着られるストレッチ生地などを取りそろえており、好みに合わせた選択が可能です。フォーマル・リクルート・カジュアルまで、多彩なシーンに対応したスーツやジャケットも用意されている上に、購入前・購入後の無料サービスも充実しています。納得のいくまで、自分に合った1着を選ぶ楽しみを味わってください。