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スーツ・シャツ・ネクタイのおしゃれな色の組み合わせは?コツを紹介!

リモートワークや在宅勤務を行う方も増えてきましたが、日々変わらずスーツを着るという方も少なくありません。スーツとシャツ、ネクタイなどは色や柄の組み合わせにはコツがあり、選ぶ色によって相手に与える印象も異なります。組み合わせのコツを掴んでおけば、日々のコーディネートもスムーズに選べ、相手に印象付けたいイメージを基準にすればコミュニケーションが円滑になるでしょう。この記事ではシャツの種類や機能、サイズ選びのポイント、色や柄の選び方を中心に解説します。

シャツの基本的な作りを知る

メンズスーツのシャツは作りによって種類があり、それぞれ特徴がありTPOに応じて選ぶことも忘れてはいけません。まずはシャツを形作る4つのポイントを見ていきます。

ビジネスシーン向けのシャツの襟型

顔回りの印象を左右し、周囲からの視線を集めやすいのがシャツの襟型(カラー)です。襟型はTPOに応じて選ばれることもありますが、ビジネスシーンに用いられやすい襟型の種類と特徴は以下の通りです。

・「レギュラーカラー」

その時代の定番にあたり、流行によって襟羽の角度(約70?90度)が若干異なります。ネクタイと併せるのは必須ですが、合わせるジャケットやネクタイを選ばないので、持っていると便利なデザインです。ワイドカラー(角度100?140度)と共に、肩幅が広くがっちりした体型の方に向いています。

・「セミワイドカラー」

襟羽の角度が約90?100度のデザインのため、首元がすっきりとした印象になります。細身のスーツとも相性が良く、比較的若年層の方に好まれます。

・「ボタンダウンカラー」

夏季のクールビズやビジネスカジュアル向きのデザインです。きちんと感は残しつつもカジュアルでスポーティな印象のため、普段着にも向いています。襟先の形を美しく保つため、襟先のボタンは留めましょう。ノーネクタイの時は第一ボタンを外すと、首回りがすっきりします。

シャツの前立ては3種類

シャツの前立ては、首元周辺のデザインです。機能的な違いよりも、着る人の好みが重視される部分といえます。前立ての種類と主な特徴は以下の通りです。

・表前立て(プラケットフロント)

ボタンの左右に表に折り返した前合わせがあり、きっちりとした印象を与えるデザインです。ビジネスシーンだけでなく、カジュアルなシャツにも合わせられます。

・裏前立て(フレンチフロント)

見た目にもシンプルで、やわらかな印象を与えるデザインです。首元が広く開いたワイド系の襟型と相性が良いでしょう。

・比翼前立て(フライフロント)

前立てが二重になっており、ボタンが見えないようなデザインです。華やかでフォーマルなシーンに用いられます。

シャツのバックスタイルは3パターン

背広を着てしまうと隠れてしまいますが、ワイシャツのバック(後身ごろ)のデザインにも種類があり、主な特徴は以下の通りです。シャツは背中のプリーツに注目すると、着心地や後姿の印象をイメージできます。

・バックダーツ

「背ダーツ」と呼ばれることもあり、ウェストラインにかけて絞った人気のデザインです。細身で引き締まった仕立てが特徴で、パンツに入れたときのダブつきも抑えられます。

・センタープリーツ

左右に少しずつゆとりを持たせた仕立てのため、肩回りが動かしやすく日常の動作を支えてくれます。「レギュラーカラー」「ワイドカラー」などの襟型によく使われます。

・センターボックス

背中の中央部分にゆとりを持たせてあり、こちらも腕や肩回りを動かしやすいデザインです。自然な着心地を重視される方におすすめです。

シャツのカフスデザイン

シャツの袖口のデザインにはいくつかのカテゴリに分けられ、好みやTPO別にカフリンクス(カフス)を付けた着こなしも楽しめます。ベーシックで折り返しののないデザインで流通量も多い「ラウンドカフス」、袖口が斜めにカットされシャープな印象を与える「カッタウェイカフス」、立てに2つのボタンが連なった「ダブルカフス」などに分かれています。

シャツの機能

「シャツ」を使ったコーディネートは、ビジネスシーンだけでなくプライベートでも着やすいです。シャツはTPOに応じた選び方が必要で、フォーマルさとカジュアルさの加減が関係します。シャツの中でも「ワイシャツ」「ドレスシャツ」などは、ネクタイと併せつつ背広の中に着るシャツです。

スーツ生地にはシワになりにくいウールが用いられますが、水で縮みやすいのが欠点です。インナーに着るワイシャツにもは機能性に優れたものがあり、クリーニング不要の「ノンアイロンシャツ」などの他、「シワが付きにくい」「動きやすい」「汚れが落ちやすい」ものも販売されています。

服を整えることは、1日の中でお会いする方への敬意の証といえるのです。アイロンがけをした綺麗なシャツを着れば、衣服としての役割以上に仕事モードへ気持ちを切り替えを促してくれるでしょう。

スーツとシャツの色を合わせる時の注意点

衣類に限らず色の組み合わせには基本があり、基本を知っておくと好みの色のアイテムを組み合わせるのにも役立ちます。今までレパートリーになかった色の組み合わせを知れば、さらにスーツのコーディネートに自信を持てるでしょう。

色の組み合わせは「色相環」が基本

色の組み合わせを考える際に基本となるのが色相環(しきそうかん)です。色の波長の違いにより環状に表したものですが、スーツのアイテムの色を組み合わせるのに役立ちます。色相環で1つか2つとなり合う色同士や、同じ色でも濃淡の組み合わせは相性が良いです。

スーツ全体の配色比率も注意

組み合わせと共に押さえておきたいのが、配色比率です。以下のようにスーツ全体を3色に分けると組み合わせやすいでしょう。比率が大きくずれてしまうと、全体としてまとまりのない印象にもなりかねません。

・ベースカラー

一番面積が多く、7割程度を占める色で背広やスラックに相当します。

・アソートカラー

二番目に面積が多く、3割弱を占める色でワイシャツに相当します。

・ワンポイントカラー

コーディネートのアクセントに取り入れるもので、ネクタイに相当します。謝罪の場などを除けば、ポケットチーフなどです。

スーツとシャツの色を正反対にする時の注意点   

色相環に続き注意したいのが、スーツの背広とインナーのシャツ+ネクタイで正反対の色を組み合わせる時です。反対色の組み合わせは上級者のテクニックであり、少しのニュアンスの違いがスタイル全体のまとまりを欠いてしまいかねません。

ネイビーのスーツに白シャツならば、オレンジのネクタイと相性が良いのですが、黄色だと主張しすぎてしまいます。反対色を組み合わせるならば、くすんだ色や濃く暗めの色が良いでしょう。反対色にチャレンジするよりも、同色で濃淡のアイテムを組み合わせるとまとまりやすい傾向にあります。

スーツとシャツの柄を合わせる時の注意点

スーツやシャツにも大小さまざまな柄の製品があり、好みの柄を組み合わせようと思うこともあるでしょう。全体の統一感のためにも柄は2つまでを心掛け、複数の柄を組み合わせる時の注意点と選び方を紹介します。

ビジネスシーンには「無地」「ストライプ」

ビジネスシーンに用いられるシャツの柄は、「無地」「ストライプ」「チェック」などが代表的です。おしゃれなデザインのものだと「ドット柄」「千鳥格子」「小紋」などもありますが、迷った時は無地かストライプがおすすめです。ストライプならば、幅は狭くて細い控えめなものを選ぶと良いでしょう。

柄幅を合わせない 

同じ柄物同士を組み合わせるなら、柄幅を合わせない方がまとまります。ストライプ柄であれば、太さが異なるアイテムを組み合わせましょう。ストライプ柄は主張しすぎないデザインのため、柄のアイテムを重ねてもうるさくなりません。

柄物を組み合わせるにもチェック柄の場合、背広、シャツ、ネクタイ全てチェック柄を選んでしまうとまとまりに欠けてしまいます。チェック柄の場合、どれか一つは無地のアイテムを選ぶと良いでしょう。

TPO 

ビジネスシーンのスーツを考えると柄などデザインも気になりますが、TPOや「相手に与える印象」を優先したいものです。スーツのシャツやネクタイ、ベストにはおしゃれで個性的なデザインの物も販売されています。しかし、ビジネスシーンにおいてスーツのコーディネートは相手へ敬意を表すものです。

大きすぎる水玉模様や太いストライプは避け、全体のコーディネートで見てもペーズリー柄や雑多な柄はカジュアルな雰囲気が強いので避けましょう。出てしまいビジネスには不向きです。安心感のある定番のアイテムが好まれます。

シャツのサイズも考慮する

 

よりスマートに着こなすためには、スーツのシャツはサイズ選びも大切です。自分の体系に合ったシャツは着心地も良く、相手に与える印象も良いでしょう。市販品のシャツは以下のサイズに沿って作られているため、自分のサイズを知っておくと何かと便利です。

①首回り

首回りは、その名の通り首を一周した時のサイズです。身体のサイズを図るよりも、自分の体形に合ったシャツを測る方がより正確です。シャツの襟を横に広げ、左右の1番上のボタンホール間を測ります。自分の身体で測る場合はのど仏のすぐ下を1周させて測ります。寸法に対し、ジャストサイズであれば+1cm、ゆとりをもたせるなら+ 2?3cmが目安です。

②裄丈(ゆきたけ)

裄丈は、首の後ろの付け根から肩を経由し、腕に沿って手首の付け根まで降りた袖先までの長さです。自分では測りにくいため、紳士服を扱うコーナーの販売員などに測ってもらうと良いでしょう。お手持ちのシャツにメジャーを当て、「肩幅の半分+袖丈の長さ」で計算してもおおよそのサイズを図れます。

少なくとも、首回りと裄丈の2か所のサイズを知っていれば、シャツ選びはほぼ問題ありません。洗うと生地が縮むことを考え、裄丈の実寸サイズ+ 1?2㎝のものを選ぶと良いでしょう。

シャツの色が与えるスーツへの効果
 

「人は見た目が9割」という言葉がよく知られています。ビジネスシーンをはじめとし、相手に印象付けたいイメージからシャツの色を選ぶ方法もあります。シャツの色が持つ効果をまとめると以下の通りです。

・白

TPOや色に迷わずともコーディネートがまとまります。白は色の濃いスーツとは特に相性が良いでしょう。清潔感や信頼感を与える基本の色です。

・青(ブルー)

青は白の次に取り入れやすく、普段から好まれて選ぶ方もいるでしょう。白よりも堅苦しくなく知的で爽やかさを演出できます。グレーやネイビーのスーツとも相性の良いのが特徴です。

・ピンク(桃色)

近頃選ぶ方も増えてきたのがピンクです。カジュアルで女性からの印象も良く、フォーマルな場面にも向きます。取り入れにくいと感じる方には薄いピンクやくすみのあるピンクがおすすめです。

・茶

相手に落ち着いた印象を与えられるのがブラウンです。穏やかさや安心感を演出でき、季節でいえば秋冬と相性が良いでしょう。同じブラウンのスーツ、グレーやネイビーのスーツと併せるのがおすすめです。

・ネイビー(紺)や黒

洗練された大人っぽい印象を与え、ノーネクタイにも合う色です。自己主張を後押しする効果があるため、プレゼンテーションや会議にも向いています。重たい色のため、スーツのジャケットやボトムには薄い色を選ぶと良いでしょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、全国各地に実店舗展開をするオーダースーツの専門店です。

創業100年を迎える老舗企業であり、素材となる生地の仕入れから、縫製、販売まで一貫して行うことでコストを抑え、リーズナブルな価格で提供しています。

お手持ちのパソコン、スマートフォン、タブレット端末を利用して自分の体にピッタリのオーダースーツを作れます。なかなか時間が取れないビジネスマンにおすすめです。

同じスーツであっても、色や柄の組み合わせ方次第で自分のモチベーションにもなり、相手に与える印象も異なります。オーダースーツSADAでは、ご自身の魅力をさらに引き立てるオーダースーツを豊富にご用意しています。この記事を参考に、ピッタリなスーツを取り入れてはいかがでしょうか。