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ビジネスマン向けのコートとは?スーツとの相性・年代や状況にあった着方について詳しく解説

ビジネスマンや会社員であれば、秋の中ごろから春先まで、スーツの上に外套着を1枚重ね着するでしょう。上着にもジャンパーと呼ばれる厚手のものから、ウィンドブレーカーと呼ばれる薄手のものまでさまざまな種類があります。しかし公式の場で、スーツの上に着る定番は「コート」です。この記事ではスーツの上にコートを着こなすうえでのポイントをいくつかまとめています。コート選びについて疑問や関心をお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ビジネスマン向けコートを選ぶコツ

スーツ、と一口に言っても着るビジネスマンの体格や感覚などによって、温かさの感じ方もさまざまです。例えば同じ13℃でもスーツだけで涼しくて歩ける方と、コートがないと寒くて歩けない方がおり、気温に合わせた服装は迷うところでしょう。ビジネスパーソンに合ったコートを選ぶポイントは、サイズ感やカラーでスーツと合わせた時の印象が魅力的にみえるかです。例えばサイズが合わないと緩さによるシワ、きつさによる穴などの原因にもなります。また、袖の長さも重要です。ジャケットの場合、袖口から1〜1.5㎝程度中のYシャツの袖口が出るくらいが目安ですが、コートの袖丈は、中のジャケットが完全に隠れるくらいが目安となります。

ハズレなし!スーツに似合う3つの定番コート

ビジネスでスーツを着用する場合、上から着るにはどのようなコートがふさわしいのでしょうか。スーツに最も似合う、と言われている、定番のコートを3つご紹介いたします。

ステンカラーコート

ビジネスマンにおすすめする3種類のコートの中で、伝統的なデザインで、かつ幅広い年代に支持されているのがステンカラーコートです。日本では最も定番と言われるコートといえるでしょう。着丈が膝の部分よりやや上まであります。生地素材は薄め・厚めがそれぞれあり、薄めは平均気温がおおむね13℃〜15℃くらい、厚めは13℃以下くらいが着る目安です。また防寒性にすぐれ、5℃以下にならないエリアであれば、長い期間着こなすことができます。襟が硬いことで、第一ボタンを開けても違和感を感じないのが特徴です。別名をバルカラーコートといいます。このステンカラーコートですが、メインの素材は3種類あります。素材別に見ていきましょう。

・コットン

1つ目は、コットンを主としたステンカラーコートです。これは着用できる季節が長いのが特徴です。東京や大阪など日照時間が長く放射冷却などで肌寒いエリアであれば、秋の終わりから春先とコートを着用できる季節、全てにおいて違和感なく着ることができます。雰囲気はややカジュアルで、フォーマルな場に適していないこともありますが、ネクタイなどのアクセサリーやファッションアイテムでおしゃれさを演出することも可能です。

・ウール

2つ目は、ウールを主としたステンカラーコートです。防寒性にすぐれているのが特徴です。真冬の保温性は抜群で、特に寒い地方では、重宝することが多いでしょう。色は定番のグレー・ネイビー・ブラウンを組み合わせることがポイントで、落ち着いた大人の雰囲気を演出することができます。

・ナイロン

3つ目は、ナイロンを主としたステンカラーコートです。素材が軽く、コンパクトに持ち運べるという特徴があります。特に、営業や出張で外回りが多いビジネスマンが着るのにふさわしい素材といえます。また、季節の変わり目である初秋や春先など、朝夕の寒暖差がある季節でもすぐに着脱できるので、ステンカラーコートの中で最も身軽なコートと言えるかもしれません。

チェスターコート

チェスターコートはステンカラーコートより厚手の生地が特徴です。真冬に着るコートの定番で、体感温度が高めの方は、小春日和の日に着るとやや暑く感じるかもしれません。また高級感やフォーマルな感じも演出しているので、ビジネススーツによく似合います。地域によって着用できる時期が異なりますが、目安としては15℃以下で、沖縄を除く各エリアでは、以下のシーズンに着るのがふさわしいでしょう。メンズ向けがメインで販売されていますが、最近ではレディース向けコートも多く出回っています。紳士服店や百貨店でも豊富な種類のコートを見つけることができるでしょう。

九州・中国・四国・・11月~3月くらい

近畿・東海・関東・・11月~4月くらい

信州・北陸・・・・・10月~4月くらい

東北・北海道・・・・10月~5月くらい

トレンチコート

本州の秋から初冬、春先に着れる薄手のコートが、トレンチコートです。もとは第一次世界大戦でイギリスの軍隊が着ていた軍用コートでした。防水性があるため、霧雨程度であればレインコートのように水をはじいてくれます。明るめの色なのでレディース向けが多いですが、コーデ次第ではメンズに合った着こなしも可能になってきます。

ビジネスマンがおしゃれにコートを着こなす方法

ビジネスの雰囲気を求められたとき、着こなすコートはどのようなものを選んだらいいでしょうか。まず色ですが、シンプルな色合いがおすすめになります。代表的な色としては「グレー・ネイビー・ブラウン」があげられます。ブラックは喪服のイメージがあり、また会議など社外で着ることがないことも考えますと、明るめのブラウンの方が好印象になる場合もあります。

【年代別】ビジネスマンのコート着用コーデ集

20代

20代は、学生から社会人になる方も多いでしょう。それにともなって新しいコートを新調する方も増えてきます。勤務先へ着ていくのにふさわしい、落ち着いたシックな色の装いがおすすめです。

30代 

30代では、20代に比べると経済的なゆとりが出てくる方が多いでしょう。住宅を購入したり新しい家族ができるなど、重要な時期に差し掛かります。コートは20代より落ち着いた雰囲気のものがよいでしょう。

40代

40代になると、企業内の昇進にともなって、役員クラスに配属される方も増えてきます。それにより、デザインがより洗練されたコートを着る機会も増えてくるでしょう。

50代

50代は、子供の進学・就職がひと段落する時期に入る方が非常に多いです。体型は30代や40代よりしっかりしていることが多いので、ゆとりを持ったサイズが好まれるでしょう。

ビジネスマンに不向きなコートはあるか?

スーツの上にコートを着る場合、プライベートであれば大きめのサイズでゆとりをもって買うことがあります。しかし、ビジネスマンとしてスーツの上から着るコートを探すのであれば、サイズはスーツ上から着てピッタリのものを選びましょう。なぜなら、大きめのサイズはシルエットがかえって印象を悪くすることがあるからです。だらしがない印象を与えないためにも、体に合ったコートを選ぶようにしましょう。

カジュアルとフォーマルで着回しできるコートの種類は何か?

最近は、公式な場ではフォーマルな服装として、お休みの日にもカジュアルな服装として着こなすことができる「オンオフ兼用」のコートの需要が高まっています。コートもスーツも金額としては高いため、兼用のコートはコスト面からみても人気があります。色合いがクラシックな感じであれば、フォーマル・カジュアルどちらの状況でも使うことができるコートが多くなっています。上記の見出しで紹介した、ステンカラーコート、チェスターコート、トレンチコートの中から選ぶのもいいでしょう。さらに言えば、オーダーメイドのコートであれば、そのコートを素材、生地など細かい部分から選択することが可能です。デザインなども吟味することができ、お気に入りのコートを1つ、新調することもできます。

コートの購入はどこでするべきか?

一般的には紳士服のお店や百貨店、量販店で購入することができるでしょう。このようなお店では、サイズをあらかじめ決めて作られている、既製コートが多く売られています。購入コストの面から見ると、比較的お得な値段で購入できますが、コートの性質やサイズが、実際の体型より大きすぎたり、きつすぎたりする場合があります。かつ、色合いの選び方によっては印象を悪くしてしまうこともあります。スーツを一から作るオーダーメイドのお店であれば、スーツを造った際の寸法などをデータとして残してある場合もありますので、それに基づいてコートも造ることができます。

コートに求めるものは「おしゃれ」か「機能性」どちらがおすすめか?

コートを購入する際に、「おしゃれ」か「機能性」どちらを重視した方がいいのでしょうか。これは状況によるでしょう。例えば大切な方と食事や外出をする場合は、明るい色が好ましいです。また、機能が少ない方がスマートに見えるケースも多いです。例えばコートのポケットの数が少ないことで、どこに何が入っているかが、分かりやすく管理がしやすいです。慌ててポケットを探し回らなくて済むので、荷物の削減にもつながり、スマートな演出ができます。

逆に、大事な会合や初対面の面接などでは、機能性を重視する方がいいでしょう。例えば役員クラスの方と会議をしたり、初対面の面接で着用するコートは、明るい色がかえって第一印象をマイナスにしてしまうことがあります。この場合は機能性を重視し、丈夫な生地でできていたり、ポケットの数が適切なことがポイントです。また、ベルトが上手くフィットするか、スーツとダブルで着ても印象が悪くないかも、重要なポイントです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、お客様からオーダーメイドでスーツを仕立て上げる専門店です。東京・大阪・北海道のほか15県と全国にチェーン展開しており、オーダースーツの店舗数は2022年現在、全国の49店舗を誇ります。タレント・YouTuber・政治家などの著名な方々への仕立て実績もあり、高い評価をいただいております。

今回の記事で紹介した、各コートについても採寸からあらゆる体型に対応したオリジナルの1着を造ることができます。コートのサイズや種類も豊富に扱っておりますので、ぜひ一度、オーダースーツSADAにご相談してみてはいかがでしょうか。