メンズのカジュアルスーツとは?ビジネスシーンで着るコツや人気の着こなしも紹介! – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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メンズのカジュアルスーツとは?ビジネスシーンで着るコツや人気の着こなしも紹介! – オーダースーツSADA

カジュアルスーツは、従来のビジネススーツよりもリラックスした雰囲気を持ちながら、清潔で品のある印象も与えられる魅力的なアイテムです。ただし、カジュアルな装いはビジネスシーンで不向きとされる場合があります。カジュアルスーツに興味があっても、職場での着用マナーやインナーなどとの合わせ方が分からず、挑戦できない方も多いでしょう。本記事では、カジュアルスーツの特徴やビジネススーツとの違いを解説します。トレンドを取り入れつつカジュアルスーツをビジネスシーンでも着るコツや、普段着としてプライベートでも楽しむ着こなしポイントを紹介します。上手にスーツを着こなすには、カジュアルスーツとビジネススーツの違いを理解することが重要です。参考にして、自分のライフスタイルに合ったスーツスタイルを見つけてみてください。

カジュアルスーツとは?基本の定義

カジュアルスーツとは?ビジネススーツと何が違う?

「カジュアルスーツ」は、その名のとおりカジュアルな要素を取り入れたスーツスタイルです。

カジュアルスーツは、素材やデザインがカジュアル寄りに作られたスーツそのものを指します。一方、「セットアップスーツ」は、上下が同じ素材・デザインで作られたスーツの総称です。カジュアルスーツ、ビジネススーツともに、セットアップタイプのものが存在します。

カジュアルな着こなしに関連する用語についても、理解しておきましょう。「カジュアルダウン」は、カジュアルな服装をよりカジュアルに着こなすスタイリング手法です。「カジュアルコーデ」は、スーツを含むカジュアル全般のコーディネートを意味します。

近年は、クールビズやウォームビズの一般化に加え、リモートワークの普及やドレスコード緩和の流れを受け、カジュアルスーツは一気に市民権を得ました。ファストファッションの充実も追い風となり、30代を中心に新社会人からベテラン層まで幅広く支持されています。

メンズのカジュアルスーツはバリエーションが豊富ですが、レディースではスカートスーツやワンピーススーツなど、より多様なスタイルが展開されています。

ここからは、カジュアルスーツの特徴をビジネススーツと比較しながら見ていきましょう。

カジュアルスーツとビジネススーツとの違い

カジュアルスーツとビジネススーツとの違い

カジュアルスーツは、ビジネススーツに比べて素材・デザイン・ルールが柔軟。上下セットが基本のビジネススーツに対し、カジュアルスーツは上下を自由に組み合わせられ、個性的な着こなしを楽しめます。

(1)生地の違い

ビジネススーツは、光沢があり耐久性に優れたウーステッド(梳毛)が中心。毎日の着用に最適です。一方カジュアルスーツでは、フランネルやツイードといったウーレン(紡毛)をはじめ、コットンやリネン、ジャージー素材など多彩な生地が使われ、表情豊かな質感が魅力です。

(2)仕立てとディテール

ビジネススーツは芯地や肩パッドで構築的なシルエットをつくり、ポケットもフラップ付きが基本。対してカジュアルスーツは芯地を抑え、肩パッドも控えめです。パッチポケットを採用することで軽やかな印象に仕上がります。

(3)色と柄のバリエーション

ビジネススーツはネイビーやグレーなど落ち着いた色が主流。カジュアルスーツはライトブルーやグリーン、ライトパープルなど明るい色も豊富で、柄の選択肢も多く、遊び心あるコーディネートが可能です。

(4)上下の自由度

ビジネススーツは上下セットが基本。カジュアルスーツは上下を別アイテムで組み合わせられるのが大きな魅力です。ベージュのコットンスーツにチェックシャツ、ツイードジャケットにタートルニットなど、異素材や柄をミックスして個性を表現できます。ただし、ビジネスやフォーマルな場では着用ルールを確認しましょう。

(5)ボトムスの選択肢の多さ

ビジネススーツは同素材のスラックスが中心。カジュアルスーツはスラックスに加え、チノパン、クロップドパンツ、ジーンズまで幅広く選べます。TPOに応じてボトムスを変えることで、スタイルの幅が一気に広がります。

  • スラックス:本来はビジネス用だが、近年はカジュアルにも活用。
  • チノパン:耐久性が高く、オフィスカジュアルから休日まで万能。
  • クロップドパンツ:軽快な丈感で春夏に最適。
  • ジーンズ:カジュアルの代表格。ただしフォーマルな場では避けたい。

カジュアルスーツの魅力:選ばれる理由は?

普段着としても楽しめるカジュアルスーツの魅力

カジュアルスーツが多くの人から支持される背景には、働き方の変化があります。近年はリモートワークが普及し、業界にもよりますがドレスコードを緩和する企業も見られるようになりました。こうしたなかで、30代のビジネスパーソンや新社会人を中心に、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルが浸透しています。

ユニクロなどのファストファッションがラインアップを充実させている状況も、カジュアルスーツの浸透を後押ししているといえるでしょう。以下では、カジュアルスーツならではの魅力を5つにまとめて紹介します。

(1)同じ服を長く着用できる

カジュアルスーツはビジネスにもオフにも対応可能。ケアを怠らなければ長く使え、年齢やシーンに合わせた着こなしが楽しめます。

(2)年齢を選ばない

20代はスニーカーでラフに、30〜40代はタートルネックやカットソーで落ち着きを、50代以降は端正なデザインで威厳を演出。それぞれの世代に合った表情を見せられるのも魅力です。

(3)コーデの自由度が高い

インナーやパンツ次第で、フォーマルからカジュアルまで自在にアレンジ可能。Tシャツと合わせても軽快で洒落感のある印象に仕上がります。

(4)着心地の良さ

堅苦しさを排したつくりが多く、快適さは抜群。夏は軽快に、冬はニットで防寒しながらスマートに見せられるなど、季節に応じた調整も容易です。

(5)おしゃれな演出を楽しめる

豊富なデザインが揃うのもカジュアルスーツの強み。ボタンやカラーで遊び心を加えるだけで、ビジネススーツにはない洒落感を演出できます。

カジュアルスーツは、自由度・快適性・デザイン性を兼ね備えた“現代的なスーツ”。オンでもオフでも、自分らしいスタイルを表現できる一着です。

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スーツの専門家がカジュアルスーツを徹底解説いたします。ビジネススーツとの違いや春夏秋冬のカジュアルスーツのコーディネートを一挙にご紹介いたします!是非ご一読を!

ビジネスシーンでカジュアルスーツを着こなすコツ

昨今、オフィス環境の変化に伴い、カジュアルスーツをビジネスシーンで着用する方が増えてきました。職場の雰囲気や相手との関係性に配慮し、適切な印象を与えられるのであれば、カジュアルスーツを着用しても問題ありません。

ただし、着用シーンには一定の制約があり、重要な商談や格式高い場面では注意が必要です。ビジネスシーンでカジュアルスーツを効果的に着こなすためには、相手に信頼感を与える「きちんと感」を意識する必要があるためです。

オフィスではビジネス用アイテムをプラス

カジュアルスーツを仕事で着るなら、インナーや小物は“きちんと感”を意識するのが鉄則。ネクタイや襟付きシャツでカジュアルすぎないバランスを保ちましょう。アクセサリーは控えめに、時計・シューズ・バッグは必ずビジネス仕様を選ぶのがスマートです。

ビジネスシーンでNGなアイテムは?

ビジネスシーンでカジュアルスーツを着こなす際は、過度なカジュアル感を避ける必要があります。商談や契約の場における不自然なカジュアル感は、敬意に欠けるため先方の印象を損ねてしまう恐れがあります。おしゃれに見えたとしても、カジュアルすぎる装いでは仕事への真摯さが伝わりません。以下のアイテムは着用シーンに注意しましょう。

  • ジーンズやハーフパンツなどのカジュアルすぎるパンツ
  • サイズが緩すぎる、またはきつすぎパンツ
  • 襟なしシャツ

社外の打ち合わせはOK?TPOを意識した選び方

着用シーンやオフィスの服装ルールを確認してから、カジュアルスーツを選びましょう。ビジネスパーソンの印象を左右する重要な要素である服装は、取引先への印象や職場の雰囲気に大きく影響を与えるためです。適切なアイテム選びとコーディネートで「きちんと感」を演出することは、相手との良好な関係構築の第一歩となります。

例えば、社内会議では比較的カジュアルなスタイルでも問題ありませんが、重要な商談や初回の顧客訪問では、よりフォーマルなスーツを選ぶのが賢明です。

また、業界によっても基準は異なり、IT系のような服装の柔軟性が高い業界がある反面、金融業界などでは保守的な装いが求められる傾向があります。

迷った場合は、先輩や上司の服装を参考にしたり、事前に取引先や顧客の雰囲気を調べたりすることで、適切な判断ができるでしょう。

近年、クールビズやウォームビズを推奨する企業が増えていますが、それでもビジネスにおける基本的なルールは守る必要があります。カジュアルでありながらも、プロフェッショナルとしての「きちんと感」を保つバランス感覚を磨いていきましょう。

カジュアルスーツの種類と基本スタイル

カジュアルスーツの基本スタイル

カジュアルスーツの着こなしは大きく分けて2タイプあります。

セットアップスタイル

上下セットのカジュアルスーツをそのまま着るスタイルです。ジャケットとパンツのバランスが取れているので悩まずに着こなせ、スーツに準じたきちんと感を演出できます。ただし、ジャケパンに比べるとビジネス寄りの雰囲気が強めです。

レディースのセットアップスタイルも、ビジネススーツまではいかない正装スタイルとして活躍します。女性の場合は、ボトムスがスカート、パンツの3点セットのものも多く、着回しでコーディネートの幅を広げられるのも魅力です。

ジャケパンスタイル

ジャケットにスラックスやチノパン、場合によってはデニムを合わせるスタイル。組み合わせ次第で印象を大きく変えられる自由度が魅力です。反面、コーデを考える手間はかかりますが、ユニクロなどのファストファッションでも揃えやすく、手軽に取り入れられます。

しかし、コーディネートを考えるのが大変な人や、服を多く持ちたくない人にはあまり向かないかもしれません。

カジュアルジャケットとは?

カジュアルジャケットとは?ビジネススーツのジャケットとの違い

「テーラードジャケット」とも呼ばれるカジュアルジャケットは、ビジネススーツのジャケットと比べると、カジュアルな印象を与えるラフな仕立てのジャケットです。

カジュアルジャケットは丈が短めで肩パッドが入っていないので、肩周りを動かしやすくなります。また、ウエストを絞ったスタイリッシュなシルエットであるため、軽やかながらもきちんとした印象を与えます。

カジュアルスーツを支えるのがジャケットのバリエーションです。

ショールカラージャケット

タキシードにも使われる丸みのある襟が特徴。柔らかくエレガントな雰囲気を演出します。

イタリアンカラージャケット

襟が立ち上がるデザインで、大人の余裕を感じさせる一着。きっちりしすぎず、遊び心を加えたいときに最適です。

スタンドカラージャケット

襟を立てて着るスタイル。首まわりをすっきり見せ、都会的でミニマルな印象を与えます。

【シーン別】カジュアルスーツの着こなしポイント

【シーン別】カジュアルスーツの着こなしポイント
ビジネススーツほどの重厚感がないカジュアルスーツは、シーンに応じた着こなしにより幅広く活用できます。

ドレスコードの緩やかな職場など、服装の自由度が比較的高い場所ならば、カジュアルスーツが馴染むでしょう。ただし、重要な商談や上司同席の会議など、フォーマル度の高いシーンではカジュアルスーツの着用を避けた方が無難です。

ここからは、カジュアルスーツの具体的な着用シーンと着こなしのポイントを紹介します。TPOを意識しつつコーディネートを楽しんでください。

プライベート(ドライブやデート)

オフの日に少し洒落感を出したいなら、ジャケパンスタイルが最適です。ジャケットはネイビーやグレーが鉄板ですが、遊び心を効かせたいならライトブルーやライトパープルなどの明るい色に挑戦してもいいでしょう。パンツはカーキのチノを合わせ、インナーには白の無地カットソーを選べば、爽やかで都会的な印象に仕上がります。

足元は革靴で引き締めれば大人らしさが際立ちますし、よりカジュアルに振りたい場合は、チノをデニムに、カットソーをTシャツに、靴をスニーカーに切り替えるのもスマートな選択です。

パーティーや結婚式二次会

格式ばらない結婚式の二次会やカジュアルなパーティーでは、カジュアルスーツが重宝します。ビジネススーツでは堅すぎる居酒屋でも、カジュアルスーツなら自然に場の雰囲気に溶け込めます。

ただし、くだけすぎない配慮も必要です。ブラック・ネイビー・グレーといったダークカラーのスーツにグレー系のスラックスを合わせるなど、フォーマル感とカジュアル感のバランスを意識しましょう。会場の雰囲気や参加者の好み、季節感に合わせたコーディネートを心がけることで、より魅力的な装いになります。

子どもの発表会や参観などの行事

子どもの授業参観や発表会でも、カジュアルスーツは活躍します。学校や習い事の参観日や発表会の主役は、子ども。子どもを引き立てながら、保護者としての適度な品位も保つには、カジュアルスーツがぴったりです。

特に、自由な雰囲気の学校や園、習い事では、ビジネススーツでは堅すぎる印象を与えかねません。ネイビーやグレーなどの落ち着いた色味のカジュアルスーツを選び、シンプルなシャツを合わせることで、適度な「きちんと感」を演出できます。夫婦で参加する場合は、互いの服装の統一感も意識すると、より好ましい印象を与えます。

ホテルやレストランの食事会

レストランを予約すると「スマートカジュアルで」と指定されることがあります。カジュアルといっても普段のデートやドライブより少しフォーマルを意識した装いが安心です。相手や周囲に配慮し、ダメージジーンズやTシャツ、スニーカーなどは避けましょう。

ジャケットはネイビーやグレーなど落ち着いた色が無難で、インナーは襟付きの無地シャツがおすすめ。パンツも派手な色は避けてスラックスを、靴は革靴を選ぶと好印象です。シンプルすぎると感じたら、ポケットチーフでアクセントを加えても良いでしょう。

よりフォーマルに見せたい場合は、ジャケパンではなくセットアップを選ぶのも効果的です。

リモートワーク

近年は、テレワークやリモートワークを活用する企業が増えています。リモートワークでなされるWeb会議でも、ビジネスパーソンとしての適切な装いは重要です。カジュアルスーツで、快適さと「きちんと感」を両立しましょう。カジュアルジャケットを着用すると、動きやすい上にスタイリッシュな印象を与えられます。

また、Web会議特有の注意点として、バーチャル背景との区別がつきやすい色合いを選ぶことが重要です。例えば、白い背景の場合は白シャツを避けるなど、映像での見え方にも配慮しましょう。顔色がよく見える色を意識することもおすすめです。

カジュアルスーツの選び方|色・サイズ・シルエットのコツ

カジュアルスーツの選び方

カジュアルスーツは、着心地のよさとスタイリッシュさを両立できるものを選びましょう。

カラー選びでは、ネイビーやグレー、ベージュやブラックなどは汎用性が高く、ビジネスシーンでも安心して着用できます。レディースの場合は、これらの定番色に加えて、職場や一般的なビジネスマナーに配慮しながら、明るめのトーンを取り入れてもよいでしょう。

シルエットとサイズ感もスーツ選びにおけるポイントです。フィット感を確認し、季節に応じた生地のスーツを選んでください。

また、ビジネスシーンでの着用を考えている場合は、着用シーンやオフィスでの服装ルールも考える必要があります。

失敗しないカラー選び|ネイビー・グレー・ベージュ・ブラックの印象

カジュアルスーツはビジネススーツに比べて、カラーや柄が豊富です。

モノトーン系のグレーやブラック、カラー系のネイビーやベージュは、定番カラーです。ただし、色が3色以上になるとごちゃついた印象になりやすいため注意しましょう。迷ったときは同系色でまとめるのが、きちんと見せるポイントです。

ネイビーは真面目さや誠実さを表現し、信頼感のある印象を与えます。グレーは品格やエレガントさを演出でき、洗練された雰囲気を作れます。ベージュはやわらかな雰囲気で親しみやすさを、ブラックはフォーマル感を重視したい場面に最適です。

なお、柄物を選ぶ場合は、チェックやストライプなどの控えめなデザインを選びましょう。上品で着回しが利くデザインなら、着用の機会を増やせます。

シルエット選び|細身・ゆったりのスタイル別解説

カジュアルであるからこそ、「きちんと感」を演出するにはフィット感が重要です。

細身のシルエットは、スタイリッシュで現代的な印象を与える一方、体型によっては窮屈に見える場合があります。一方、ゆったりとしたシルエットはリラックス感がありますが、サイズ選びを間違えるとビジネスシーンに不適切な印象を与えかねません。

カジュアルスーツを購入する際は、事前にサイズ感を確かめましょう。例えば、肩幅が大きすぎると肩が落ちてだらしない印象に、身幅が大きすぎると寸胴に見えてしまいます。ジャケットの着丈は、ベルトラインとパンツの股下の中間あたりが理想的です。また、パンツの裾丈は、靴にかかる程度の長さに調整することで、全体のバランスが整います。

素材で印象が変わる!ウール・コットン・リネンの違い

カジュアルスーツは、生地の素材によって以下のように印象が変わります。

  • ウール:上品で落ち着いた印象
  • コットン:カジュアルで親しみやすい印象
  • リネン:涼しげで洗練された印象

快適性と見た目の印象を両立するためには、季節に適した生地選びもポイントです。スーツの定番素材であるウールは、オールシーズン活躍します。一方、コットンは春夏に、通気性がよいリネンは夏におすすめの素材です。

さらに、シーンに応じた機能性も、生地選びのポイントです。

例えば外回りをする日には、ウールジャージーなど伸縮性のある生地がおすすめです。ウールジャージーは、ウール素材を編んで作られた生地です。見た目こそ一般的なウールと変わりませんが、忙しく動き回る日でもストレスなく着られます。

また、近年は、ウォッシャブル素材やイージーケア、シワになりにくくシルエットが崩れにくい素材など、お手入れのしやすい機能的な生地も増えています。

与える印象や季節との兼ね合い、着用シーンを考慮してスーツの生地を選びましょう。

インナー選びの基本|Tシャツ・シャツ・ニットの合わせ方

インナー選びの基本|Tシャツ・シャツ・ニットの合わせ方

カジュアルスーツを格好よく着こなすには、組み合わせるインナーがポイントとなります。

カジュアルスーツに使われる生地の多くは、光沢を抑えたマットな質感が特徴です。人々の視線は自然にインナーに吸い寄せられます。インナーの色彩や素材が着用シーンに適していなければ、質のよいスーツでも違和感を与えるでしょう。

対して、ウーステッドやポリエステル混紡生地が使われるビジネススーツは、素材自体が持つ上品な輝きがフォーマルな雰囲気を演出します。シンプルなシャツとネクタイを合わせるだけで、洗練された着こなしが完成します。

ブロードやオックスフォード生地のシャツ

シャツのフォーマルさは生地の織り方によって変わります。洗練された清潔感を演出したい場合は、ブロード生地のシャツがおすすめです。ブロード生地は高密度に織られており、しなやかでさりげない光沢感があります。

一方、カジュアルな雰囲気を引き出したいなら、やや厚手で目の粗いオックスフォード生地がおすすめです。シーンに合わせて生地を使い分けることで、理想的なコーディネートを実現できます。

バンドカラーシャツ

適度なフォーマル感を保ちながらもおしゃれを楽しみたいときは、バンドカラーシャツを合わせてみましょう。襟羽のないバンドカラーシャツは、首元を細い襟だけが囲む独特なデザインが特徴です。台襟だけのシンプルな形状により、モダンでスタイリッシュな印象を演出できます。

襟の形状が角張っているものならシャープな印象に、丸みを帯びているものは柔らかな雰囲気に仕上がります。シルエットは細身からゆったりまでさまざまですが、ジャケットと合わせる際は細身がおすすめです。

ボタンダウンシャツ

休日などのカジュアルスタイルにおすすめなのが、ボタンダウンシャツです。襟の先がボタンで留められているため、第一ボタンを開けたりネクタイを外したりしても、襟の立体的なフォルムがくずれません。きちんとした印象を保ちながらも、ラフな雰囲気を演出できるのが特徴です。

ボタンダウンシャツは、ジャケットと合わせて様になるのはもちろん、シャツ単体で着用したときのデニムやチノパンとの相性も抜群です。着こなしの幅が広がるため、持っておくと重宝するでしょう。

Tシャツ

フォーマルなシーンでは避けるべきですが、カジュアルスーツはラフなTシャツにもマッチします。体のラインに合った適切なサイズ感のTシャツを選ぶと、スマートな印象に仕上がります。

袖口から見えるシャツがないことで、バランスの悪さを感じる人もいるかもしれません。その場合は、パンツの色味を変えたり、カジュアルなアイテムを取り入れたりして、全体的なバランスを整えるとよいでしょう。

セーター(ニット)

肌寒い季節には、カジュアルスーツにセーターを合わせるスタイルが人気です。「ウォームビズ」の影響もあり、スーツとセーターの組み合わせは、一般的な着こなしとして定着しています。

セーターを選ぶ際は、編み目に注目しましょう。薄手できめ細かい編み目のハイゲージ(ファインゲージ)を選ぶと、スマートな着こなしとなります。ネックラインはVネックが定番で、シャツやネクタイとの相性も抜群です。

セーターの色や柄はシンプルなものがおすすめ。無地を基本として、シーンに応じて差し色を取り入れてもよいでしょう。

なお、セーターは毛玉ができやすいため、こまめなケアが必要です。清潔感のある着こなしを保つために、着用前の状態確認を心がけてください。

タートルネック(ハイネック)

タートルネックも、秋冬のコーディネートにおすすめです。着用時は襟元を外側に1回折るのが基本ですが、首回りの細い人は、2回折るとよりすっきりとした印象になります。

ネイビーのスーツに同色のタートルネックを合わせると、上品な印象に仕上がります。ベージュのスーツにネイビーのタートルネックとスニーカーを組み合わせると、こなれた雰囲気を演出できるでしょう。また、グレーのチェック柄スーツにブラックのタートルネックを合わせた、モノトーンコーデも人気です。

素材選びのポイントは、スーツのシルエットに合わせることです。身体のラインが出やすい薄手のハイゲージニットのタートルネックが基本ですが、ゆったりめのスーツならボリュームのあるローゲージニットもマッチします。

身だしなみを整える大切さについては「マナラボ」のこちらの記事も参考にしてください。

カジュアルスーツに合うおすすめアイテムや小物

カジュアルスーツに合うおすすめアイテムや小物

インナーの選び方はもちろん、アイテム使いでも全体の印象を大きく変えられるのが、カジュアルスーツの魅力です。ただし、カジュアルダウンを意識しすぎると、TPOを無視した装いになりかねないので注意が必要です。着用する場面に応じた適切なバランス感覚が大切です。

カジュアルスーツに合わせるおすすめアイテムとして、ポケットチーフ、スニーカーや革靴などの靴、ネクタイについて解説します。

ポケットチーフをプラス

ポケットチーフは、ジャケットの胸ポケットに挿す装飾用の布です。折り方や色・柄の選び方によって、コーディネートの印象は大きく変わります。

ポケットチーフの折り方は、定番の「スクエア」から華やかな「スリーピークス」、柔らかな「パフド」、カジュアルな「クラッシュド」、洗練された「トライアングル」までさまざまなバリエーションがあります。

柄も、オーソドックスな無地、上品なストライプ、華やかなチェック、個性的な総柄など、多彩です。色や柄選びに迷ったときは、ネクタイと調和させると失敗を避けられます。

足元はどうする?おすすめの靴・スニーカー・革靴

近年、オフィスカジュアルの浸透に伴い、スーツにスニーカーを合わせるスタイルが定着しつつあります。ただし、職場や取引先の状況を確認した上で、着用を検討しましょう。迷うようなら革靴の着用が無難です。

ビジネスシーンにスニーカーを取り入れるなら、存在感のあるダッドスニーカーのようなタイプではなく、シンプルなローテクスニーカーがおすすめです。素材はレザーで、色はブラック・ホワイト・ネイビーなどの定番カラーを選びましょう。

落ち着いたデザインのスニーカーを選ぶことで、スーツの品格を保ちながら軽快な印象を演出できます。

ネクタイ

ジャケットとネクタイを合わせたスタイルは、ビジネスカジュアルの中でも上品さが際立つ装いです。上半身できちんと感を演出できる分、パンツで少しラフさを取り入れると、バランスの良いコーディネートになります。

ネクタイに変化をつけたいときは、ドット柄やボーダー柄のニットタイを選ぶのもおすすめです。編み地特有の表情や質感が加わることで、通常のスーツスタイルにはない柔らかさが生まれ、洒落感も一段と高まります。

休日スタイルには、思い切ってカラフルなニットタイを取り入れると、ほどよい抜け感が楽しめるでしょう。

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この記事では、スーツを普段着としておしゃれに着こなしたい人に向けて、シーン別のスーツコーデ例を紹介しています。スーツはオフィシャルなものからカジュアルなものまで、さまざまな種類があり、着こなし方を工夫するだけで普段着としても活用できるアイテムです。普段着としてスーツを着こなす魅力や着用時のポイント、カジュアルスーツの特徴なども併せて解説しているため、記事を読めばシーン別のスーツのおしゃれな着こなし方が分かります。ぜひ最後までご覧ください。

カジュアルスーツの春夏秋冬の季節別コーディネート

季節に応じたカジュアルスーツの着こなし方やコーディネートについて紹介します。

春・夏のスーツスタイルでは、爽やかさと軽やかさがポイントです。秋・冬は、落ち着いた色味となるように工夫しつつ重ね着を楽しみましょう。

セットアップでも、ジャケットとパンツを別々に着回すことで、表情の異なるスタイルとなります。インナーのシャツやニットなどにもこだわり、季節感あるコーデをつくってみてください。

春・夏|爽やか&軽やかなコーデのポイント

春から夏にかけてのカジュアルスーツは、爽やかさを意識した着こなしがポイントです。

春はサックスブルーや淡いピンクのシャツを合わせたり、千鳥格子のスーツにデニムシャツやニットを組み合わせたりすると、こなれた印象に仕上がります。

夏は素材感が重要で、特に、麻生地のセットアップがおすすめ。シャンブレーシャツやギンガムチェックシャツを合わせれば、清涼感のある着こなしになります。また、クールビズ対応として、白のポロシャツやカットソーを合わせるのも好印象です。

黒いシューズを合わせると、カジュアルになりすぎず、バランスの取れたコーディネートになるので試してみましょう。

秋・冬|落ち着いた色味と重ね着の工夫

秋のカジュアルスーツは、徐々に色味をトーンダウンさせていくと、季節感を表現できます。序盤はキャメルやベージュ、カーキなどの暖色系を選び、後半になるにつれてネイビーやブラウンに切り替えていくとよいでしょう。

冬は素材感を重視し、ツイードやブークレーなどのスーツで季節に合わせた装いを楽しみましょう。インナーにタートルネックを合わせれば、温かさと洗練された印象を両立できます。ネイビーや白の寒色系を選ぶことで、カジュアルなタートルネックでも、スタイリッシュな着こなしになります。

また、クラシカルな印象のチェスターコートとの組み合わせもおすすめです。

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カジュアルスーツをオフィスでかっこよく着こなしたい方が多いです。しかし、ポイントさえ覚えておけば、お手持ちのスーツでも、すぐに試すことができます。男性の魅力を引き上げるために、カジュアルスーツの魅力や、かっこよく着こなすためのコーディネートなどをご紹介します。

まとめ:オーダースーツで理想のカジュアルスーツを作ろう

カジュアルスーツをオーダーしよう

カジュアルスーツをきちんと着こなすには、サイズ感やシルエットが重要です。既製品では自分にぴったりのスーツを見つけるのが難しい場合がありますが、オーダースーツなら理想的なフィット感を実現できます。

また、オーダースーツならではの豊富な素材選択肢も魅力です。季節や用途、好みに応じて生地やボタンなどのアイテムを選べるため、長期間愛用できる一着に仕上がります。

「オーダースーツSADA」は、専門の訓練を受けたスタイリストが、着心地の好みまで丁寧にヒアリングしながら採寸します。CADシステムを活用した「マシーンメイドのフルオーダー」方式による効率的な生産システムで、手頃な価格でスーツを仕立てることが可能です。

カジュアルスーツを検討中の方は、ぜひお近くの店舗にご来店ください。

カジュアルスーツ向けの生地も豊富で、色柄や風合い、機能性など、幅広い選択肢から理想の一着を仕立てられるでしょう。カジュアルスーツをオーダーするなら、ぜひお近くのオーダースーツSADAにご来店ください。

(構成/志田実恵)