歴代総理大臣が着用する政治家のスーツの着こなし方とは【平成から令和編】のアイキャッチ画像
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歴代総理大臣が着用する政治家のスーツの着こなし方とは【平成から令和編】

ブリティッシュスタイルを軸にした着こなしは、国内外で“おしゃれな政治家”として語られることも少なくありません。
そして麻生氏に限らず、平成から令和にかけて国際舞台で活躍してきた総理大臣たちの装いには、ビジネスパーソンが参考にできるポイントが詰まっています。
本記事では、麻生太郎氏をはじめ、安倍晋三氏・菅義偉氏・岸田文雄氏のスーツスタイルを整理し、特徴をわかりやすく解説。さらに、国際基準のスーツマナーや、総理経験者にも縁のあるオーダーブランドについても紹介します。
一流の装いの“理由”を知り、あなたのスーツスタイルにも今日から活かしていきましょう。

歴代総理大臣のスーツ:麻生太郎氏の場合

麻生太郎氏は第92代内閣総理大臣を務め、総務大臣や外務大臣など数多くの役職を歴任された方で、現職では自由民主党の副総裁でもあります。

政治家としてはかなりストレートな発言をすることが多い麻生氏ですが、「おしゃれ」「ダンディー」など、ファッションについて注目されることでも有名です。

よく見る政治家のファッションとは一線を画す、麻生氏が着るスーツの着こなし方やブランドについてご紹介します。

スーツの着こなし方

麻生氏のスーツスタイルは、ハットとの組み合わせが多く見られます。外国人で考えるとスーツにハットは基本のスタイルといえますが、日本人でこの着こなしをするのは難しいものです。

スーツにトレンチコート、ハットを合わせたその姿は、さながら映画「ゴッドファーザー」に出てくるヴィトー・コルレオーネのようです。

スーツのVゾーンは深めで、足もスラッと見えるような作りを好むように見えます。また、スーツの色はブラックやネイビー、グレーが多く、ネクタイのバリエーションも豊富です。

ハットもツバの部分を左右で違う高さにしており、全体的にイタリア風な着こなしといえるでしょう。

コートやハットだけでなく、カフスボタンやマフラーに至るまで、スーツと相性の良いアイテムを選んでいるからこそ、ダンディーでエレガントな雰囲気を醸し出しています。

着用するスーツのブランドは?

麻生氏は学生の頃からずっと、東京の青山にある「テーラー森脇」という老舗の紳士服店でスーツを仕立てています。

3か月に1回はテーラー森脇に来店し、一度に2〜3着購入するそうです。また、オーダースーツを依頼する際はシワができないように、スーツの裾に鉛を入れるという特別な注文もしているなど、細部までのこだわりを感じます。

仕立てだけでなくスーツの生地にもこだわっており、イタリアが誇る最高級の服地ブランドである「エルメネジルド・ゼニア」や「ロロピアーナ」を選んでいます。

麻生氏がよく着用するハットは「ボルサリーノ」で、こちらもイタリア発祥のブランドです。見た目・着心地ともに最高級の素材を選び、身につけていることがわかります。

歴代総理大臣のスーツ:安倍晋三氏の場合

安倍晋三氏は第90代および第96〜98代の内閣総理大臣を務め、過去には官房長官なども務めています。

安倍氏は、青いネクタイをしている姿が多く見られました。ここでは、ネクタイの色に関してどのような印象があるのかを含め、安倍氏が着用するスーツについてご紹介します。

スーツの着こなし方

まずは、ネクタイについて見ていきましょう。総理大臣としての立場をわきまえて、安倍氏はネクタイの色をTPOに合わせて選んでいます。さまざまなバリエーションが見られますが、中でもブルーのネクタイを身につけることが多かったようです。

ブルーのネクタイは誠実で知的なイメージがあり、相手に好印象を与えます。また、公共の場でイエローやゴールドのネクタイを着用することもありました。

イエロー系のネクタイは、明るく社交的な雰囲気を出すのにぴったりです。さらに、安倍氏はネクタイのほかに腕時計にもこだわりを持っていたといわれています。

着用するスーツのブランドは?

安倍氏のスーツは主に、老舗のテーラーである「銀座英國屋」や「壹番館」でオーダーしていたそうです。

この2つのテーラーは政治家やセレブに人気があり、諸外国の要人と向き合う立場にある総理大臣にとって、国際的な場でも見劣りしないスーツをオーダーできる点は、大きな魅力といえるでしょう。

ほかにも、銀座にある本格オーダースーツ「S-style」を利用しており、S-styleの最高峰レーベルである「IMPERIAL SUIT」を着用していたようです。

また、こだわりの腕時計は日本の時計メーカー「SEIKO」を身につけていました。SEIKOの「アストロン」や「MECHANICAL SARC013」を好んでいたそうです。

歴代総理大臣のスーツ:菅義偉氏の場合

菅義偉氏は第99代内閣総理大臣です。任期は1年と短期ではありましたが、コロナ関連の政策や携帯電話料金の大幅な値下げなど、さまざまな実績を残しました。

そんな菅氏ですが、2021年4月にアメリカのバイデン大統領と会談をした際、大きめのスーツが印象的との声が上がりました。

では、このときのスーツの着こなしは、どのような特徴があったのでしょうか。

スーツの着こなし方

菅氏は、もともとややゆとりのあるサイズ感のスーツを好むといわれています。

会談などの公式シーンでは、ジャケットやシャツのフィット感がそのまま見た目の印象に直結するため、サイズ選びの重要性が如実に表れます。

実際、バイデン大統領との会談時には、首元に余裕のあるワイシャツと、体型を覆うようなオーバーサイズのジャケットを着用しており、その着こなしが印象に残った場面もありました。

着用するスーツのブランドは?

菅氏は長期にわたり官房長官を務めていましたが、その官房長官時代に着用していたスーツに「オーダースーツSADA」を利用していたこともありました。

オーダースーツSADAは、手頃な価格帯からオーダースーツを仕立てられる点が特徴です。政治家が利用するブランドと聞くと高価格な印象を持たれがちですが、大阪府知事や有名スポーツ選手など、幅広い分野の著名人にも支持されています。

歴代総理大臣のスーツ:岸田文雄総理の場合

岸田氏は、第100代内閣総理大臣を務めたほか、外務大臣や防衛大臣、政務調査会長など幅広い役職にも就いていました。身体にフィットしたスーツ姿は、国のトップらしくきりっとした印象があり好感が持てます。

高級ブランドのスーツを着用しているというわけではありませんが、スーツは長年同じ店舗でオーダーしているようです。岸田氏のスタイリッシュなスーツの着こなしを見ていきましょう。

スーツの着こなし方

長年同じ場所でオーダースーツを仕立てていることもあり、全体として統一感のあるスタイルが確立されている印象です。

スーツはタイトすぎず、きれいなシルエットをしており全体的に無駄のないバランスです。シャツも、ベーシックなレギュラーカラーの白を合わせています。

ブルーのネクタイを頻繁に着用しており、冷静なイメージは岸田氏にぴったりです。

スーツをスマートに着こなしていますが、岸田氏はスーツ以外でも外見や所作にも注意を払っています。長い期間、外務大臣を務めていた経験が生きているのかもしれません。

着用するスーツのブランドは?

岸田氏は、地元広島県にある「三宅洋服店」という場所でオーダースーツを依頼しているそうです。

三宅洋服店は創業90年を超える老舗の洋服店で、岸田氏はここで約25年スーツを仕立てています。

知っておきたい!国際的なスーツのマナー

総理大臣にとって外交は、国の未来を左右する極めて重要な仕事の一つです。その場で身にまとうスーツも、海外文化を背景とした「共通言語」として見られる要素になります。

だからこそ、国際的な基準を理解した装いは、相手への敬意を示すための有効な手段といえるでしょう。

ここでは、グローバルな舞台で活躍する政治家はもちろん、海外出張の機会があるビジネスパーソンに向けて、国際的な場で信頼を得るために押さえておきたいスーツのビジネスマナーを解説します。

スーツの色とマナー

国際的な舞台では、スーツの色選びに明確な基準があります。

海外のビジネスシーンにおいて最適とされるスーツカラーは「ネイビー」または「グレー」が基本です。この2色は日本でも人気がありますが、海外では特にフォーマル度とビジネス感のバランスが取れた王道カラーとして広く認識されています。

注意したいのが「ブラックスーツ」の扱いです。日本では冠婚葬祭やビジネスの場でも広く着用されていますが、これは日本特有の文化です。欧米諸国では、黒いスーツは冠婚葬祭の正装として位置づけられており、日常的なビジネスの場で着用することはほとんどありません。

海外出張の機会がある場合には、黒いスーツの着用を控え、ネイビーやチャコールグレーを選択するようにしましょう。

シャツはポケットのないものを

海外のビジネスシーンで好まれるシャツの色は、清潔感と信頼感を与える白や淡いブルーが基本です。これは、国際舞台で活躍する政治家が好んで着用する色の傾向と一致します。

日本では胸ポケットつきシャツも一般的ですが、海外では装飾を避けるのが常識であり、スーツに合わせる場合はポケットなしを選ぶのがスタンダードです。

グローバルなビジネスパーソンを目指すなら、胸ポケットのない長袖シャツを選択することをおすすめします。

ベルトレスが主流

海外のスーツマナーでは、ベルトの有無に関して日本の常識を当てはめないことが重要です。

欧米諸国では、日本のように「スーツにはベルトが必須」という固定概念は存在しません。むしろ、イギリスやイタリアをはじめとする欧州各国では、ベルトレスパンツが一般的なスタイルとして定着しています。

海外ではベルトはあくまでファッション小物の一部として位置づけられており、特にベルトループのない、サイドアジャスターつきのパンツが数多く愛用されています。

そのため、国際的なビジネスシーンではベルトを無理に装着する必要はありません。

歴代総理大臣ご用達のオーダーメイドスーツブランド

総理大臣は、国内の公務だけでなく、海外の要人との会談や国際会議など、グローバルな舞台でも仕事をしています。そのため、国際舞台で失礼のない装いを整えるために、信頼できるオーダースーツ店を選んでいます。

ここでは、「銀座英國屋」「壹番館」「S-style」といった、政界のVIPから長年信頼されてきた老舗ブランドを個別に紹介します。

一流の政治家たちが愛用するブランドを知り、品格と信頼感をまとうスーツを仕立てるヒントを見つけましょう。

「銀座英國屋」

銀座英國屋は、1940年創業の日本を代表する老舗テーラーです。フルオーダースーツ専門ブランドとして約80年以上にわたり高い評価を得ています。

東京の銀座に本店を構え、現在、全国に4店舗(東京・大阪)を展開。オーダースーツは税込242,000円から依頼可能で、メンズ・レディース両方に対応します。国内でもトップクラスのオーダー数を誇り、専門のスタイリストとフィッターが分業する独自の体制で、採寸から仕立てまで精緻なフィット感を追求します。

スーツだけでなくオーダーシャツやコート、小物も注文でき、無料オーダー体験でデザインや生地感を実際に確認してから仕立てられるのが嬉しい魅力です。※2025年現在

「壹番館」

壹番館洋服店(ICHIBANKAN)は、1930年創業の老舗テーラーとして、銀座の一等地で長年オーダーメイドスーツを仕立ててきた名店です。歴代総理大臣や日本の著名人が愛用する、信頼感と格式を象徴するスーツブランドとして知られています。

フルオーダーメイドのスーツは税込350,000円からと高価格帯ですが、職人が細部までこだわり仕立てる一着は耐久性とフィット感に優れ、長く愛用できる品質が強みです。

スーツ以外にも、ジャケット、コート、フォーマルウェア(タキシード、燕尾服)まで、幅広いアイテムのオーダーに対応します。※2025年現在

「S-style」

S-styleは2014年創業、銀座に本店を構える完全予約制のオーダースーツ専門店です。単なる仕立て屋ではなく、日本で唯一のイメージスタイリスト®による戦略的スタイリングを提供しています。

元総理大臣をはじめ政財界や経営者の装いを手掛け、色彩心理学や対人認知学を取り入れた提案が特徴です。1人1人の職業や立場、目的に合わせた外見ブランディングを重視し、スーツだけでなくジャケットやシャツ、コート、小物までトータルでオーダーできます。

総理大臣も利用するオーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」

オーダースーツをどこに頼むべきかと迷っている方におすすめなのが「オーダースーツSADA」です。

総理大臣経験者も仕立てた実績があり、創業100年を超える老舗でありながら、初回限定税込21,780円〜シングル上下1着をオーダーできるという驚きの価格設定が魅力です。※2025年現在

ここでは、SADAが多くのビジネスパーソンから支持を集める理由や、充実の無料サービス、オーダーの流れなど、その魅力と強みを詳しくご紹介します。

創業100年を超える老舗

オーダースーツSADAは100年以上の歴史を持つ老舗の専門店で、長年培われた技術と信頼が強みです。

戦前から続く伝統と確かな縫製ノウハウにより、時代の変化に対応しながらも高い品質を守り続けています。

創業以来の仕立てへのこだわりは、採寸精度や素材選定、縫製工程の丁寧さに反映され、高いリピート率を誇る理由になっています。老舗としての実績は、総理大臣経験者を含む幅広い層から選ばれる要因です。

マシーンメイドの本格「フルオーダー」

オーダースーツSADAの強みの一つは、マシーンメイドによる本格フルオーダーにあります。

一般的に安価なオーダースーツは、型紙を調整するパターンオーダー形式が多いのに対し、SADAでは、採寸データに基づき、1人1人の体型に合わせた専用の型紙(パターン)を一から作成可能です。

最新のCAD/CAMシステムを活用しながらも、細部の裁断や縫製は熟練職人が行うため、型崩れしにくい精確なフォルムを実現しています。

オーダースーツ作成の流れ

オーダースーツSADAの注文プロセスは、以下のステップを踏んで進みます。

1.ご来店予約:ご希望の日時で来店予約を行えます。生地を見たいだけでも歓迎です。

2.店舗で採寸:スタッフが身体の寸法を丁寧に計測し、好みのデザインや生地をヒアリングします。

3.オリジナルパターン作成:採寸データからCAD(自動設計システム)で個別のパターンを作成します。

4.オーダースーツの仕上げ:工場のCAM(自動裁断機)で生地をカットし、縫製・プレスを経てスーツが完成します。

5.お届け:検品後、店舗に届いてお客様に提供されます。

充実の無料サービス

オーダースーツSADAは、購入後の充実した無料サービスが揃っています。

サイズ割増料金がなく、大きめ体型の方でも追加費用なしでオーダーできます。お仕立て後1か月以内であれば、サイズ直しを無料で受けられますし、取れてしまったボタンのつけ直しやパンツ裾のほつれ補修も無料対応可能です(対象はSADA製品に限る)。

また、採寸データは5年間保存され、次回以降の注文でも前回のデータを活用できるため、再採寸の手間を省けます。裏地やボタンなどの選択肢も標準サービス内で豊富に選べるため、自分らしい一着をお得に仕立てられるのが大きな魅力です。

総理が重んじる「誠実な一着」。あなたの装いもフルオーダーでワンランク上へ

歴代総理の装いには、国際的な感覚が色濃く反映されており、ビジネスパーソンにとっても学べるポイントが多くあります。中でも、スーツの色選びやシャツのポケットの有無、ベルトレスといったディテールは、国際的な場での印象を左右する重要な要素です。

グローバルに通用する一着を目指すのであれば、総理経験者のスーツづくりを手がけてきたフルオーダー専門店に相談するのも一つの選択肢でしょう。培われた技術と知見を取り入れることで、自身のビジネススタイルをより高い水準へと引き上げることができます。

オーダースーツが初めての方は、まずは手頃な価格帯から試し、自分に合った一着の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

歴代総理大臣のスーツスタイルには、国際的な基準を踏まえた装いの工夫が随所に見られます。スーツの色選びやシャツの仕様、ベルトレスといった細かなディテールは、外交や国際ビジネスの場で相手への敬意や信頼感を示す重要な要素です。

こうした装いの考え方は、海外出張や重要な商談に臨むビジネスパーソンにも大いに参考になります。グローバルに通用する一着を求めるなら、実績あるフルオーダー専門店に相談し、自分の立場や目的に合ったスーツを仕立ててみてはいかがでしょうか。

(構成・編集/yoko)