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両家顔合わせの食事会でおすすめの服装は?定番のスーツからNGまで紹介

結婚を決めた二人が行う両家顔合わせの食事会では、マナーに沿った服装選びが何よりも重要です。会場の雰囲気や両家の服装の格式、顔合わせを行う季節などを考慮した上でアイテムを決めれば、お互いの親に好印象を与えながら、夫婦の思い出に残る素敵な一日を過ごすことができるでしょう。そこで今回は、顔合わせに着ていくスーツ選びのポイントや、服装選びの注意点などについて詳しく解説します。これから顔合わせを迎える予定の方は、ぜひ参考にしてください。

顔合わせの服装はどう決める?事前の確認事項と選び方

顔合わせの服装はどう決める?事前の確認事項と選び方を解説

「顔合わせ」とは、結婚を決めた両家の親が初めて会い、食事を楽しむ場のことを指します。新たな門出の第一歩ともなる大切なイベントなので、顔合わせではその場にふさわしい服装を選ぶことが大切です。

しかし、顔合わせの日程を決めた後にまずやるべきことは「自分の服装選び」ではありません。失敗を防ぐためにも、顔合わせの服装選びはこれから紹介するポイントを押さえておくことが重要です。

1.両家で服装の格式を揃える

顔合わせの服装選びで外せないポイントのひとつに、「両家で服装の格式を揃える」ということが挙げられます。両家顔合わせは、これから結婚する二人だけでなく、両家の親や親族も参加する大切な家族行事です。

片方の家がダークスーツにネクタイを着用したフォーマルな服装なのに、もう片方がノーネクタイにジャケット+チノパン合わせなどのカジュアルな服装で来てしまうと、装いの印象の差が両家の気まずさに繋がってしまうことも考えられます。

相手の家族に失礼な印象を与えず、トラブルなく両家の親睦を深めるためにも、顔合わせの日程が決まったら、まずは当日どのような服装を着ていくかしっかりと決めておきましょう。

その際、結婚を迎える二人が調整役となり、先導を切って互いの家族とやりとりをすることが大切です。「男性はスーツにネクタイ、女性はジャケットまたはワンピースで、セミフォーマル寄りで揃えましょう」などと具体的な案を出すことで、顔合わせに参加する全員がスムーズに服装を選びやすくなります。

2.会場のドレスコード・雰囲気に合わせる(ホテル/料亭/レストラン

顔合わせの場では、会場の格式や雰囲気に合わせてドレスコードを調整することも大切なポイントです。会場によっては「TシャツやデニムはNG」などの具体的なドレスコードが設けられていることもあるので、事前に確認しておくと安心です。

細かなドレスコードはお店ごとに異なりますが、会場ごとの格式の違いを理解しておきましょう。

  • 【料亭・ホテルの個室】フォーマルな装いが基本。男性はダークスーツ、女性はジャケットやきれいめのワンピースなどを着用するのがベター
  • 【高級レストラン(フレンチ、イタリアンなど)】ジャケット必須の店が多いので、男性はスーツ、女性はジャケットにワンピース、またはセットアップなど
  • 【カジュアルレストラン】家族での食事会に近い雰囲気の会場であれば、スマートカジュアルでもOK。Tシャツやニット、デニムなどの極端にカジュアルなアイテムは避ける

上記のように、目的は同じ顔合わせであっても、お店の格によって選ぶべき服装が異なります。顔合わせに利用するお店を決めた後は、その会場の雰囲気に合った服装を二人で話し合い、両家にも当日の服装をどうするか連絡しておくといいでしょう。

3.家族の希望・地域差・結納の有無を事前に確認

顔合わせの詳細を決める際は、当日の服装に対する家族の希望や、結納の有無などを事前に確認しておくことも重要なポイントのひとつです。

例えば、「父親がスーツにネクタイを締めたいタイプ」「母親がセレモニースーツを着たがっている」など、親によっては服装へのこだわりが強い場合もあります。そのため、もしどちらかの家が顔合わせの場に格式の高い服を着ていきたいと希望している場合は、事前に相手の家族にその希望を伝え、了承を得ておくことをおすすめします。

また、地域差も大きいですが、顔合わせを結納と同等の行事として捉える家も少なくありません。顔合わせ当日に慌てないよう、顔合わせを決めた時点で以下の点を確認しておくといいでしょう。

  • 改まった席にしたいという両家の意向があるか
  • 結納金のやり取りや、口上などを行う予定か
  • 記念写真の撮影有無


婚活用のスーツについては「BRANSEL」のこちらの記事もご参考ください。

男性のスーツ選びのポイントやマナー

男性のスーツ選びのポイントやマナー

男性(新郎)の多くは「顔合わせの場で、どの程度フォーマルなスーツを着るべきなのか」という点に悩むかもしれません。

そこで次は、会場の雰囲気ごとに異なる男性のスーツ選びのポイントや、スーツを着こなす際の注意点を詳しく紹介します。

結納も兼ねた顔合わせ:フォーマルスーツが基本

高級ホテルや高級レストランで結納を兼ねた顔合わせをする場合や、パートナーが第一礼服である振袖を着用する場合は、格式高い雰囲気を装えるフォーマルスーツを着用しましょう。

特に、顔合わせを結納と同等のイベントとして行う場合は、より格式の高さを意識してスーツを選ぶことをおすすめします。

その場合は、清潔感のある白シャツを合わせるのが無難です。ネクタイは白やシルバー、ネイビーやブルーなど、落ち着いた色合いのものを選ぶと、爽やかな印象を与えられるでしょう。

このほか、ベスト(ジレ)を組み合わせるスリーピーススーツも、好印象かつフォーマル度の高い装いに仕上がります。

ホテルや料亭などで一般的な顔合わせ:ダークスーツで上品に

両家顔合わせは、落ち着いた雰囲気のホテルのレストランや、個室のある料亭などで行われるケースが最も多いです。このような会場で顔合わせを行う場合は、略礼服にあたるダークスーツにネクタイを合わせるスタイルがおすすめです。

スーツの色はブラックやネイビー、チャコールグレーなどのベーシックカラーを選ぶといいでしょう。柄は無地かシャドーストライプのものを選ぶのが一般的です。

シャツは白シャツが基本ですが、アクセントとして薄いブルーやシャドーストライプ柄のものを合わせても問題ありません。ネクタイは無地やドットなど、あまり派手すぎない柄を選びましょう。

レストランでフランクな顔合わせ:スマートカジュアル

最近では「肩肘を張らずに、家族同士で楽しく食事をしたい」というスタイルの顔合わせも増えています。

あまり堅苦しくないレストランでフランクな顔合わせをする場合は、カジュアルながらも清潔感のあるスーツスタイルを意識しましょう。

スマートカジュアル、またはオフィスカジュアルなスーツスタイルであれば、ノーネクタイでも相手の家族にきちんとした印象を与えられます。ただし、顔合わせは両家にとって大切なイベントなので、ノーネクタイの場合もジャケットは必ず着用するようにしましょう。

おすすめの着こなしは、ジャケットはネイビー、パンツはグレー、シャツは白や淡いブルーの色合いのものを合わせた、上品かつ清潔感のあるスタイルです。ラフ過ぎたり派手過ぎたりする格好は避け、洗練された大人の雰囲気を演出しましょう。

ネクタイ・シャツ小物の注意点

顔合わせ時にはメインのスーツだけでなく、ネクタイやシャツ、靴やハンカチなどの小物類にもしっかり気を配りましょう。

ネクタイは落ち着いた色味かつ、無地またはシンプルな柄のものを選び、原色に近い赤色やキャラクター柄、過度に華美な印象を与える大柄ものは避けてください。

靴やベルトは黒やダークブラウンで統一し、靴は事前にきちんと磨いておくことをおすすめします。カジュアルな雰囲気の会場で顔合わせをする場合も、スニーカーやサンダル、ブーツなどのアイテムを選ぶのは避けましょう。

いずれのアイテムも、スーツとの色合いや一般的なマナーなどを考慮して、清潔感のある落ち着いたデザインのものを選ぶことが大切です。

また、小物だけでなく、髭やヘアスタイルにも気をつけましょう。普段無精髭を生やしている人はきれいに剃り、髪の毛もしっかりと整えて無造作な印象を与えないようにしてください。

ネックレスやピアスなどのアクセサリー類の着用や、香りの強い香水なども、顔合わせの際には避けた方が無難です。腕時計の着用は問題ありませんが、主張が強いものや高級ブランドを見せつけるようなデザインではなく、シンプルなビジネスウォッチ程度のものを選びましょう。

派手すぎず清潔感を意識したスタイルで

上述したように、男性が顔合わせで着用するスーツの選び方や着こなしは、顔合わせに使用する会場によっても異なります。しかし、「派手すぎず清潔感のあるスタイルを意識する」という点は、いずれの場合においても共通する重要なポイントです。

顔合わせの場ではおしゃれさよりも、相手の親に「信頼できる」「誠実そう」という印象を与えることが何よりも大切です。スーツのデザインだけでなく、ジャケットのシワやシャツの襟元の黄ばみの有無など、細かな点にもしっかり気を配ることを忘れてはいけません。

また、自身の体型に合ったジャストサイズのスーツを選ぶことも重要なポイントです。普段あまりスーツを着る機会がない方は、この機会にスーツを一式新調する、またはクリーニングに出すなどして、大切な一日に着る一着を整えておきましょう。

女性の服装選びのポイントやマナー

女性の服装選びのポイントやマナー

女性(新婦)は男性よりも服装選びの自由度が高い分、逆にどんな服を選んだらいいか悩んでしまいがちです。そこでここでは、女性の服装選びのポイントやマナーを、場面別に詳しく解説します。

結納併用|セレモニースーツ・上品ワンピ×ジャケット

結納を兼ねた顔合わせを行う場合は、記念すべき日にふさわしい格の高い装いをしましょう。洋装であれば、セレモニースーツの着用がおすすめです。

女性のセレモニースーツにはセパレートタイプ、ワンピースタイプなどさまざまな種類がありますが、何を着るか悩む場合は、品格のあるツイード素材のセパレートスーツか、ノーカラージャケットにきれいめのワンピースを合わせたスタイルなどを選ぶとよいでしょう。

色合いはブラックやネイビーなどを選んでも問題ありませんが、結納というおめでたい場にマッチした、パステルカラーやベージュなどの明るい色合いもおすすめです。

和装の着用を検討している場合は、第一礼服である振袖か、色留袖や訪問着などの略礼服を着用するとよいでしょう。

ホテルや料亭|ジャケットワンピきれいめセットアップ

ホテルのレストランや料亭の個室などで顔合わせを行う場合は、ワンピースにジャケットを合わせたスタイルが一般的です。スカートの丈は短すぎることがないよう、ひざ丈かひざ下丈くらいのものを選びましょう。

会場が落ち着いた雰囲気なのであれば、色はネイビーやダークネイビー、明るい雰囲気なのであれば、パステルカラーなど華やかな色合いのものを選ぶのがおすすめです。ワンピースにきれいめのジャケットを羽織ることで、一気にフォーマルな雰囲気に仕上がります。

レストラン:スカートパンツのスマートカジュアル

レストランでフランクな顔合わせをする場合、セレモニースーツや振袖を着用する必要はありませんが、他のケースと同様に上品さと清潔感のある着こなしを心がけることが大切です。

過度にカジュアルにならなければ、パンツスタイルも好印象です。パンツスタイルを選ぶ場合は、上はブラウスにジャケット、下はテーパードパンツを合わせて、オフィスカジュアル寄りにまとめるといいでしょう。

会場がカジュアルな雰囲気であれば、カットソーやブラウスにスカートを合わせるスタイルや、清楚な雰囲気のワンピースを着用するのもおすすめです。ただし、いくらカジュアルな会場であっても、デニムやスウェット、スニーカーなどのアイテムの着用は避けてください。
パンツ・スカート、どちらを選ぶ場合も、きれいめのアイテムにジャケットやボレロなどを合わせ、落ち着きのある装いに仕上げましょう。

小物やアクセサリー選びの注意点

女性も男性と同様に、顔合わせ時にはメインの服装だけでなく、アクセサリーやバッグなどの小物類の選び方に気をつけることが大切です。

アクセサリーは過度に華美なものやカジュアルすぎるものは避け、パールのピアスやイヤリング、小ぶりなデザインのネックレスなどを身につけるようにしましょう。

バッグも派手なデザインのものや大きすぎるサイズのものではなく、シンプルでスマートな大きさのものを選ぶのがおすすめです。靴はヒールの高さが3〜5cm程度のパンプスを選ぶといいでしょう。高すぎるピンヒールや、カジュアルな印象のサンダルは避けてください。

また、メイクや髪型、ネイルなども落ち着いた雰囲気にまとめ、香りの強い香水は使わない方が無難です。

露出はNG!上品で清楚が安全

顔合わせ時の女性の服装は、いずれの場合も露出を抑え、上品かつ清楚なイメージを意識することが重要です。特に顔合わせの場で初めて相手の親に会う場合は、「感じの良さ」を最優先させた服装選びを心がけましょう。

トレンドやおしゃれを意識するあまり、以下のようなアイテムを選ぶことがないよう気をつけてください。

  • 過度に透けた素材のトップス
  • 極端な肩出しアイテム
  • 太ももが見える丈のタイトスカート
  • 深いスリット入りのワンピース
  • ビジューやラメが過剰に付いたドレス

ワンピースやスカートを着用する場合は、ひざが隠れる長さの、胸元があまり空いていない露出が少ないタイプを選びましょう。また、おめでたい席なので全身を黒で統一することは避け、華やかな色合いのものを中心に選ぶのがおすすめです。

このほか、濃いメイクや派手すぎるネイルなども控え、全体的に上品な雰囲気にまとまるよう意識しましょう。

参加する家族の服装選びや注意点

参加する家族の服装選びや注意点

顔合わせの場では、主役の二人だけでなく、お互いの両親や兄弟姉妹など、顔合わせに出席する親族も服装選びに気をつける必要があります。

両家で格式を揃えることは大前提として、当日集合写真の撮影を予定している場合は、事前に服装のカラーコードを定めておくのもおすすめです。全員が場に合った統一感のある服装を選ぶことで、より思い出深い一枚を残すことができるでしょう。

また、父親が普段あまりスーツを着る機会がないのであれば、どのようなスーツを選んだらいいか具体的に伝えておくと安心です。より詳しくポイントを押さえるために、次は親族の服装選びの注意点についても見ていきましょう。

父親:ビジネス過ぎない“晴れ感”の出し方

父親の服装は、基本的に男性(新郎)と合わせるのが一般的です。新郎が当日スーツを着る場合は父親もスーツ、和装を着る場合は父親も和装に統一することをおすすめします。

スーツの場合はブラックスーツやダークスーツを着用する方が多いですが、新郎よりも格上の装いにならないよう配慮しましょう。また、スーツに合わせるネクタイは、あまり派手すぎない落ち着いた柄のものを選ぶのがおすすめです。シャツの色は、清潔感のあるシンプルな白が定番です。

母親:セレモニースーツが定番

母親の服装も父親と同様に、女性(新婦)と合わせるのが基本です。新婦が洋装の場合はスーツやワンピース、振袖などを着る場合は和装を着用するといいでしょう。

母親が着るスーツに関しては、セレモニースーツを選ぶのが一般的です。このほか、きれいめのセットアップや、上品なワンピースにジャケットを合わせたスタイルなども多く見られます。いずれの場合も、卒業式や入学式で着るようなフォーマルウェアを意識すると分かりやすいかもしれません。

また、スーツの色はベージュやライトグレー、ネイビーなどの落ち着いた色合いを選ぶと安心です。アクセサリーやバッグは小ぶりでシンプルなものを選び、和装の場合は訪問着や色無地、付下など、新婦の格に合わせて最適なものを選ぶようにしてください。

兄弟姉妹、親族:主役を立てる装い

顔合わせに同席する兄弟姉妹の服装については、基本的には新郎新婦よりも目立たない、控えめな服を選んでください。

メインの二人が和装を着用するのであれば、兄弟姉妹も和装で統一するのがおすすめです。スーツなどの洋装を着用する場合は、二人よりも格上のものを選んだり、派手なデザインのものを選んだりしないよう気をつけましょう。

具体的には、以下を参考にしてください。

  • 兄・弟:ジャケットにシャツ、スラックスを合わせたスマートカジュアルスタイル
  • 姉・妹:膝丈前後のワンピースや、ブラウスにスカート、もしくはきれいめパンツを合わせたスタイル

兄弟姉妹がまだ学生の場合は、当日制服を着用しても問題ありません。このほか、一人での歩行が難しい祖父母や、兄弟姉妹が小さな子連れで参加する場合などは、会場の階段や授乳室の有無なども事前に確認しておきましょう。

ケース別の注意点やNGポイント

ケース別の注意点やNGポイント

ここからは、顔合わせの服装選びをする前に知っておきたい注意点について解説します。ケース別にNGポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

和装の場合の注意点

「一生に一度の場だから、せっかくなら和装を着用したい」と考える方も多いでしょうが、顔合わせで使用する会場がカジュアルなレストランなどの場合は、和装の着用は避けた方が無難です。

上述したように、顔合わせ時の服装は当日の会場と格を合わせることが大切です。ただし、料亭や高級ホテルのレストランなど、フォーマル度の高い会場で顔合わせをする場合は、二人で一緒に和装を着用しても問題ありません。

女性が振袖を着る場合は、成人式で着た想い出の一枚を選ぶのもおすすめです。また、新婦が振袖を着るのであれば、新郎は第一礼服にあたる黒紋付羽織袴を着用し、二人の装いの格を統一させるよう気をつけましょう。

ノーネクタイ・ノージャケットの境界線

最近ではカジュアルな雰囲気の会場で、フランクに顔合わせをする方も多く見られるようになりました。しかし、その場合も両家で男性の服装について事前にすり合わせをしておくことが非常に重要です。

特に顔合わせを夏場に行う場合、ジャケットやネクタイの着用有無に悩む男性は多くいることでしょう。基本的には「ノーネクタイの場合はジャケットは必須」「ノージャケットの場合はネクタイは付ける」と考えてください。

つまり、顔合わせの場ではノーネクタイ・ノージャケットの双方をOKとするのではなく、いずれかのアイテムを着用するよう統一した方がいいでしょう。ノーネクタイ・ノージャケットの両方を良しとすると、一気に普段着のような装いになってしまうため、顔合わせの場にはやや不向きな印象が強いです。

また、ネクタイ・ジャケットの着用有無については、事前に必ず親族全員にアナウンスしておくようにしましょう。

季節や気候を考慮(汗じみ/透け/防寒)

顔合わせ時の服装は、季節や気候を考慮して選ぶことも重要です。

冬は防寒着の着用が必須なので、メインの服だけでなく、コートのデザインにもしっかり配慮しましょう。カジュアルすぎるダウンやウィンドブレーカーなどの着用は避け、チェスターコートやノーカラーコートなどを選ぶのがおすすめです。

また、夏の時期はクールビズの観点からノーネクタイ・ノージャケットを推奨する方が多く見られますが、その場合は上述した通り両家でしっかりとすり合わせをしておくことが大切です。

寒すぎる格好、暑すぎる格好は当日のコンディションにも影響してしまうので、外気温に合った適切な装いを心がけてください。

夏(6〜9月)

高温多湿の夏の時期に顔合わせを行う場合は、以下のようなアイテムを取り入れるのがおすすめです。

  • 男性:通気性の良いサマースーツや吸汗速乾シャツ、襟付きのきれいめポロシャツ、明るすぎない麻混ジャケットなど
  • 女性:汗ジミが目立ちにくい半袖やノースリーブワンピース、リネンジャケットなど

男女ともに涼しさを求めるばかり、あまり薄手のシャツやトップスを選ばないよう注意しましょう。薄手のアイテムは確かに通気性に優れているかもしれませんが、インナーが透けて見えてしまい、フォーマルさや清潔感を損なう恐れがあります。

冬(12〜2月)

冬は防寒対策のため、重ね着を上手に利用することをおすすめします。会場に入った後はコートを脱ぐ必要があるので、スーツやジャケットの下にベストや薄手のジレを着ておくと、手軽に保湿性を担保できるでしょう。

女性の場合は、やや厚手のタイツを着用しても問題ありません。ただし、柄タイツやカジュアルなリブ素材のものは避け、黒やベージュの無地で上品にまとめてください。

顔合わせでよくある質問(FAQ)

顔合わせでよくある服装の質問をQ&Aで紹介

最後に、顔合わせの服装に関するよくある質問をQ&Aで紹介します。ぜひ参考にして顔合わせ当日の服装選びに役立ててくださいね。

Q.顔合わせに女性もスーツでOK?

もちろんOKです。ただし、ビジネススーツのような固い印象のスーツや、喪服を連想させる黒いスーツは避けた方がいいでしょう。

顔合わせ時にはネイビー、グレー、ベージュなどの柔らかな色合いのスーツを選び、適度に華やかな女性らしいスーツスタイルにまとめるのがおすすめです。

また、最近では女性のパンツスーツも定番化しています。シルエットがきれいで上品なデザインのものであれば、顔合わせにパンツスーツを着用しても失礼にはあたりません

Q.顔合わせのスーツにベストはあり?

男性の場合、顔合わせ時にスーツの下にベストを着ても、特にマナー違反には当たりません。スーツに合わせるベストは、きちんとした印象の強いスリーピース対応のものを選ぶのがよいでしょう。

特に冬の寒い時期は、顔合わせにスリーピースのベストを着用していけば、室内でジャケットを脱いでもフォーマルな印象を崩すことがありません。ただし、たとえスリーピース対応のものでもあまり派手なデザインのものは避け、顔合わせにふさわしいシンプルで落ち着いた印象のベストを選ぶようにしましょう。

Q.顔合わせのスーツにストライプはあり?

細いピンストライプ・シャドーストライプ程度なら、落ち着いたものは許容されることが多いです。ただし、派手な太ストライプやチェック柄は「仕事っぽい」「遊びっぽい」印象につながる場合があります。迷ったら、無地のネイビーやチャコールグレーが最も無難です。

極端に派手な柄でなければ、ストライプや千鳥格子柄などのネクタイを選んでも大丈夫です。顔合わせのスーツに合わせるネクタイに特に細かなルールはありませんが、ベーシックな柄の落ち着いたデザインのものであれば、特にマナー違反にあたることはないでしょう。

Q.顔合わせのスーツ、ネクタイは何色?

顔合わせのスーツに合わせるネクタイの色は、落ち着きのあるネイビーや、爽やかな水色などを選ぶのがおすすめです。フォーマルスーツを着用する場合は、慶弔用の白やグレー、シルバーなどを選んでもよいでしょう。ただし、いくら落ち着いた色合いとはいえ、喪を連想させる黒色のものは避けた方が無難です。

避けたいのは、ビビッドな赤・黄色・派手なブランドロゴ・キャラクタープリントなどです。

Q.顔合わせでスーツ以外の選択肢は?

顔合わせ時の服装を両家でカジュアルに統一する場合でも、基本的にはスマートカジュアルを心がけましょう。会場の格式にもよりますが、もしノーネクタイであっても、念の為にジャケットは持参しておきましょう。

Tシャツにデニム、素足にサンダルなどのラフすぎるスタイルは控え、落ち着きのある大人の雰囲気の装いに仕上げてください。

Q.スーツは買わないとダメ?レンタルじゃダメ?

普段あまりスーツを着る機会がない方の場合、手頃な価格で自分好みのスーツを借りられるレンタルサービスの利用を検討する方も多いでしょう。

スーツをレンタルすることで、確かに時間とお金をかけずに自分好みの一着を用意することができます。しかし、スーツのサイズが合っていなかった場合、一気にだらしない印象になってしまい、清潔感やフォーマルさを損なう原因にもなってしまいます。

相手の親に確実に好印象を与えるためにも、この機会に「長く使えるスーツを一着作っておく」という選択肢を検討するのもいいかもしれません。

また、家庭を持つことで今後スーツの着用機会は徐々に増えていきます。自分の体に合った高品質で汎用性の高い一着を仕立てておけば、いざという時の服装選びに困ることがなくなるでしょう。

まとめ:顔合わせはオーダースーツで新調もおすすめ

オーダースーツで新調もおすすめ

大切な顔合わせの場に、自分の体にフィットしたこだわりのスーツを着用して行けば、記念すべき日がより特別な一日となるでしょう。

オーダースーツSADAでは、豊富な生地を取り揃えているほか、知識と経験のあるプロが、お客様の体型や年齢、雰囲気に合う最適なスーツをご提案します。メンズ・レディース双方に対応しておりますので、顔合わせのスーツ選びに悩まれている方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

両家顔合わせは「両家で揃える」「会場に合わせる」「清潔感」の3点が軸。男性は無地のネイビースーツ×落ち着いたネクタイ、女性はジャケット+ワンピやパンツスーツで上品に。季節・和装・ノーネクタイ等の条件は事前にすり合わせ、購入/レンタル/オーダーも比較検討を。迷ったら写真映えとサイズ感を優先し、当日のチェックリストで仕上げれば失敗しません。普段あまりスーツを着慣れていない方はもちろん、品質も形も納得のいく一着を新調したい方は、ぜひオーダースーツSADAにご相談ください。

(構成・編集/志田実恵)