メンズのセミフォーマルとは?おしゃれに着こなすポイントを紹介-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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メンズのセミフォーマルとは?おしゃれに着こなすポイントを紹介-オーダースーツSADA

「男性のセミフォーマル」と聞いて、どんな服装を思い浮かべますか?「結婚式ほどカッチリしなくていいけれど、普段着じゃさすがにちょっと…」そんな微妙なラインで頭を抱える男性は少なくありません。入学式・会食・パーティーなど、TPOに合わせた装いが求められるシーンでは、何を着れば“正解”なのか迷ってしまいます。
本記事では、セミフォーマルの基本からシーン別の着こなし術、おしゃれに見せるポイントまで徹底解説。自分にぴったりのメンズセミフォーマルを見つけて、シーンに適したスマートでおしゃれな装いをマスターしましょう。

  準礼装「セミフォーマル」とは

セミフォーマルは、格式と柔軟さを兼ね備えた服装です。

準礼装と呼ばれ、披露宴や入学式、同窓会、パーティーなど“かしこまったイベント”に適した装いとされています。

最も格式高い「正礼装」に次ぐ装いとして位置付けられ、昼夜問わず着用できる利便性も特徴です。

以下に、正礼装との違いを含めて整理します。

正礼装(フォーマル)の特徴>
・最も格式の高い服装
・式典・公式行事・結婚式などで使用
・昼:モーニングコート/夜:燕尾服またはタキシードを着用

準礼装(セミフォーマル)の特徴>
・正礼装の次に格式の高い服装
・披露宴・入学式・同窓会・パーティーなどで使用
・比較的自由度が高いが、品格は必要

主な服装は、ブラックスーツ、ダークカラーのスーツ(ネイビー・チャコールグレーなど)のほか、夜の場では正礼装と同じく、タキシードも準礼装として着用できます。

このように、セミフォーマルは正礼装と比較して選択肢が広く、シーンや時間帯に合わせて柔軟な着こなしが楽しめるのが魅力です。

ビジネスカジュアルとの違い

セミフォーマルと混同されがちな服装に「ビジネスカジュアル」があります。

ビジネスカジュアルはジャケットとスラックスを基本とした柔軟なスタイルで、職場や業界の慣習に応じた自由度の高い服装です。日中のオフィスや軽い会合など、時間帯を問わず着用できます。

セミフォーマルが「格式を重んじる場での最低限のルール」であるのに対し、ビジネスカジュアルは「ビジネスシーンにおける快適さと、TPOを両立させるための選択肢」と捉えられます。

セミフォーマルが求められる場面には適さないため、注意しましょう。

メンズセミフォーマルの基本アイテム

セミフォーマルをおしゃれに着こなすには、アイテムの選び方が重要です。ここでは、スーツ・シャツ・ネクタイ・靴・小物といった基本アイテムをご紹介します。

スーツ・シャツ

セミフォーマルで着用するスーツは、黒・濃紺・チャコールグレーといった落ち着いた色味のダークスーツが基本で、柄は無地が理想です。ストライプを取り入れる場合も、ごく控えめなものに留めましょう。

シャツは清潔感が重要で、色は白無地が基本、素材は上質なコットンが適しています。襟の形は、フォーマル度が高いレギュラーカラーやワイドカラーを選びましょう。

なお、ボタンダウンのシャツはカジュアル要素が強いため、セミフォーマルの際は選ばないようにしましょう。

ネクタイ・靴・小物

セミフォーマルで着用するネクタイの色は、ダークスーツに合う落ち着いたトーンを選び、光沢のある素材や控えめな柄がおすすめです。

シルバーグレーやネイビー、ボルドーなどのソリッドタイ(無地)や、小紋柄、ストライプ柄など上品なものが適しています。

靴は、革靴が基本です。ブラックが最もフォーマルとされ、ブラウン系を選ぶ場合はダークブラウンなど落ち着いた色味にしましょう。

小物は、全体の着こなしを引き締める大切な要素です。白無地のポケットチーフを挿すだけでも装いが引き締まります。腕時計はシンプルでドレッシーなタイプを選ぶと好印象です。

【シーン別】セミフォーマルコーディネート

セミフォーマルは、シーンによって求められる装いが異なります。結婚式やパーティー、入学式など、それぞれの場にふさわしいコーディネートを解説します。

結婚式・披露宴

結婚式や披露宴に参列する場合、ゲストは品格を保ちつつも控えめな装いを心がけることが重要です。

昼の代表的な装いは「ディレクターズスーツ」です。グレーのジャケットに黒のスラックス、白シャツ、シルバー系のネクタイを合わせれば、格式と落ち着きを感じさせる印象を与えられます。

夜の披露宴では「タキシード」も準礼装として適しています。黒のタキシードに白シャツ、ブラックタイを組み合わせることで、程よいフォーマル感を演出できるでしょう。

靴は黒の内羽根ストレートチップが定番です。アクセサリーは白のポケットチーフやシンプルな腕時計で、控えめな華やかさを演出します。

フォーマルな場にふさわしい品位と、お祝いの気持ちを表す華やかさのバランスが、セミフォーマルを着こなすポイントです。

パーティー・同窓会

パーティーや同窓会は、結婚式ほど厳格ではないものの、上品さを意識する必要があります。堅すぎる装いは避けつつも、ジャケットとスラックスの組み合わせで全体をきちんとまとめるのがコツです。

定番はダークカラーのスーツです。華やかさを加えるなら、ネイビーやチャコールグレーのスーツに、少し明るめのシャツや柄物のネクタイを合わせるのもよいでしょう。

靴は、黒またはダークブラウンのレザーシューズが無難です。カジュアルすぎるスニーカーや派手なアクセサリーはマナー違反となるため注意が必要です。

入学式・式典

昼の入学式や式典では、準礼装の正統なスタイルとされる「ディレクターズスーツ」が適しています。

無地の黒いジャケットに、グレーのストライプ柄パンツを組み合わせるのが基本で、ジャケットの襟はピークドラペル、裾はモーニングカットが正式なデザインです。

白のウイングカラーシャツに共布の蝶ネクタイ、ベストはグレーまたはアイボリーで整えるとバランスが取れます。白無地のポケットチーフやパールのカフスも効果的です。

一方、ドレスコードが厳しくない式典では、ジャケパンスタイルでも問題ありません。ジャケパンとは、ジャケットとパンツをそれぞれ別のデザインで組み合わせる着こなしで、手持ちのアイテムで多彩なコーディネートが楽しめます。

【季節別】セミフォーマルのおしゃれポイント

春夏は快適さが重要です。薄手のスーツや、グレー・ベージュのスラックスに、ネイビーや黒のジャケットを合わせたジャケパンスタイルはいかがでしょうか?

小物でピンクやオレンジなど明るい色をアクセントに加えると、季節感が出ます。

秋冬は素材感と防寒を意識しましょう。秋はブラウン・ワインレッド・ネイビーといった深みのある色をネクタイや小物に取り入れるのがポイント。

冬は、シャツの上にジレやセーターを重ね着できるよう、少しゆとりのあるスーツを選ぶのがおすすめです。屋外ではチェスターコートを羽織ると、セミフォーマルな雰囲気を保てます。

1着あると便利!着回し自在なジャケットをオーダーしよう

男性のセミフォーマルを自在に着こなすには、汎用性の高いジャケットが欠かせません。オールシーズン対応の一着を持っておくと、シーンに応じた着こなしが可能です。急なパーティーや会食にも慌てずに対応できるでしょう。

オーダースーツSADAでは、体型にフィットした美しいシルエットのジャケットを、リーズナブルな価格でオーダー可能です。細部まで自分好みにカスタマイズできるので、既製品では出せないフィット感と着心地を実現できます。

春夏は涼しげな薄手素材、秋冬は暖かみのあるウール素材など、季節に合わせた生地も選べます。

ダークトーンの無地ジャケットを基本に、スラックスやチノパン、小物で変化を付ければ、ビジネスからカジュアル寄りのセミフォーマルまで対応が可能です。

上質なセミフォーマルスタイルをお探しなら、ぜひSADAにご相談ください。

自分に合ったセミフォーマルでおしゃれに差をつけよう

メンズセミフォーマルは、シーンに応じた装いと季節感のあるアイテム選びがカギです。基本の着こなしを押さえれば、決して堅苦しいだけではなく、TPOに合わせて自分らしくおしゃれを楽しめる奥深さがあります。

「既成服だと、どうもサイズが合わなくて…」と諦めていた方には体型にぴったりの一着が作れるオーダーがおすすめ。

あなただけのセミフォーマルスタイルを手に入れて、周りと差をつけてみませんか?

(構成・編集/yoko)