メンズのパーソナルカラー診断に基づく印象的なコーデとは?おすすめのスーツコーデも紹介 – オーダースーツSADA
「すてきなスーツを仕立てたのに、どうもしっくりこない……」などとお悩みの方は多いのではないでしょうか。実はカラーコーディネートにおいては、自分の肌・瞳・髪の色に合わせるパーソナルカラー診断がとても大切です。
そこで本記事はパーソナルカラー診断が重要な理由や、パーソナルカラーごとのおすすめのメンズスーツ、シャツ、ネクタイを解説します。トータルコーディネート例も紹介していますので、ご参考にしてください。
パーソナルカラー診断とは?メンズにも重要な理由

パーソナルカラーとは何か?
パーソナルカラーとは、自分の肌・瞳・髪の色と調和し、最も魅力的に見せてくれる色です。パーソナルカラーをわかったうえで服装を選ぶと、以下のような効果を期待できます。
- 肌の透明感や血色が良く見える
- クマやシミが目立ちにくくなる
- 清潔感・信頼感が増す
- 顔の立体感が際立つ
いくらおしゃれなスーツやシャツ、ネクタイを選んでも、自分と合っていないとチグハグな印象になる場合があります。この機会に自分のパーソナルカラーは何か把握してみてはいかがでしょうか。
なぜ今、メンズにもパーソナルカラー診断が注目されているのか
かつてパーソナルカラー診断は女性のためという印象が強くありましたが、現在では男性の間でファッションに取り入れる方が増えてきました。
その理由としては、ビジネスシーンにおける第一印象の重要性が広く認知されるようになったこと、メンズ美容やファッションへの関心の高まりなどが挙げられます。近年では、「オンライン会議で好印象を与えたい」「SNS映えする服を着たい」といったニーズもあるようです。
こうしたことから、婚活、就活、重要な商談といったここ一番の場面で着るオーダースーツやフォーマルスーツを始めとして、普段よく着るスーツやオフィスカジュアルまで、パーソナルカラー診断の活用が広がっています。
パーソナルカラーがビジネスシーンに与える印象の違い
ビジネスの場では、色の選び方ひとつで相手に与える印象が変わります。
例えば、同じネイビーのスーツでも、青みが強い寒色系はクールで誠実な印象を与え、黄み寄りの明るいブルーは親しみやすく爽やかな印象を与えます。面接や商談、営業などでは「清潔感」「信頼感」「説得力」が重視されますので、ダークネイビーを選ぶ方が多いでしょう。
このように色は印象を大きく左右しますが、カラーコーディネートでパーソナルカラーを意識している男性はそれほど多くありません。パーソナルカラーまで考慮してスーツやシャツ、ネクタイの色を選ぶと、相手に与える印象をより良くコントロールできます。
パーソナルカラーの4シーズン分類と特徴(メンズ編)

スプリングタイプ(春)
スプリングタイプの方は以下のような特徴を備えています。
- 肌:明るい黄み寄り(アイボリー〜ベージュ系)
- 瞳:明るい茶で瞳孔がくっきり、キラキラした印象
- 髪:やや明るめの茶〜ブラウン系
- 雰囲気:若々しく親しみやすい印象
こうした特徴を備えた方は、明るく澄んだ暖色系カラーが似合います。例えば、ベージュ、コーラルピンク、ターコイズブルー、ライトキャメル、ウォームベージュ、アプリコット、ライトグリーンなどです。一方、青みが強い寒色系のネイビー・青紫や、重い色のブラック・ダークグレーは、顔色が沈みやすく相性が悪いとされています。
ビジネスシーンでは、以下のような色がおすすめです。
- スーツ:明るめネイビー、ブルーグレーがおすすめ
- シャツ:アイボリーホワイト、淡いピンク、サーモンピンク
- ネクタイ:オレンジ系、グリーン系がよいアクセントになる
サマータイプ(夏)
サマータイプの方は以下のような特徴を備えています。
- 肌:赤みを含んだピンク系〜ローズベージュ
- 瞳:やや赤みがかった黒目、ソフトな印象
- 髪:黒〜ソフトブラック、赤みがある場合も
- 雰囲気:上品で穏やか、柔らかい印象
こうした特徴を備えた方は、青みを帯びたソフトな寒色系がよく似合います。ライトグレー、スカイブルー、ローズピンク、ラベンダー、ブルーグレー、ミントグリーン、ワインレッドなどです。一方、鮮やかすぎるビビッドカラーやマスタードのように黄みが強い色は相性が良くないとされています。
ビジネスシーンでは、以下のような色がおすすめです。
- スーツ:グレー系(特にライトグレー、ブルーグレー)
- シャツ:淡いブルー、グレイッシュな白
- ネクタイ:ワインレッド、シルバーグレーなど上品な寒色
オータムタイプ(秋)
オータムタイプの方は以下のような特徴を備えています。
- 肌:黄みの強いベージュ〜オークル系。マットな質感
- 瞳:濃いブラウンで、瞳孔がやや目立ちにくい
- 髪:ダークブラウン〜黒寄りのブラウン
- 雰囲気:落ち着きと大人っぽさがあり、深みのある印象
こうした特徴を備えた方は、黄みを含む深いアースカラーがよく映えます。具体的にはオリーブ、カーキ、モスグリーン、マスタード、キャメル、ダークブラウン、テラコッタ、バーガンディが相性良好です。一方で、ライトブルー、フューシャなどの鮮やかな原色や青みが強すぎる色は合わせにくいといえます。
ビジネスシーンでは、以下のような色がおすすめです。
- スーツ:チャコールグレーやブラウン系
- シャツ:クリーム、ウォームホワイト、カーキ寄りのベージュ
- ネクタイ:深みのあるオレンジ、ボルドー、カーキ
ウィンタータイプ(冬)
ウィンタータイプの方は以下のような特徴を備えています。
- 肌:色白で赤みが少ない、またはオークルでコントラストが強め
- 瞳:黒がはっきりし、白目とのコントラストが強め
- 髪:ツヤのある真っ黒で、ハリ感がある
- 雰囲気:シャープでクール、モダンな印象
こうした特徴を備えた方は、コントラストの強いビビッドカラーや無彩色がよく似合います。ブラック、チャコールグレー、ホワイト、ネイビー、ボルドー、ロイヤルブルー、ディープパープル、シルバーが好相性です。一方で、黄みの強い色やくすんだ色は、印象がぼやけやすい傾向があります。
ビジネスシーンでは、以下の色合わせがおすすめです。
- スーツ:ブラック、濃紺、チャコールグレー
- シャツ:パキッとした白やアイスグレー
- ネクタイ:ネイビー、ボルドー、シルバー系
パーソナルカラーを活かしたスーツコーデ術

ベースカラー選びの基本
ビジネスシーンにおけるベースカラーはスーツ自体の色です。ベースカラーによってスーツの印象の8割が決まる、といっても過言ではありません。
スーツでは、ネイビー、グレー、ブラックの3色が定番です。一般的に、ネイビーは知的・誠実・若々しい印象、グレーは落ち着き・品格・柔らかい印象、ブラックは威厳・フォーマルな印象が出るといわれています。
これらの定番カラーはどなたにも似合いますが、パーソナルカラー別に特におすすめの色は以下のとおりです。
- ネイビー:スプリングタイプ、ウィンタータイプ
- グレー:サマータイプ、オータムタイプ
- ブラック:ウィンタータイプ
ベースカラーを選ぶ際も、パーソナルカラーとの相性を意識してみてはいかがでしょうか。
パーソナルカラー別・シャツとネクタイの選び方
続いて、スーツに合わせるシャツとネクタイの選び方を紹介します。スーツだけでなく、シャツやネクタイもパーソナルカラーを意識すると統一感を出せます。
スプリングタイプ
スプリングタイプの方は、淡いピンク、クリームのシャツがおすすめです。黄みを含む明るい色が肌のトーン(イエローベース)になじみ、くすみを抑えて顔まわりを自然に明るく見せてくれます。
ネクタイはオレンジ、明るいブルー、アップルグリーンが好相性です。澄んだ発色が似合うタイプですので、胸元にこれらの色を置く方法でフレッシュさと親しみが高まります。
サマータイプ
サマータイプの方は、ライトブルーのシャツやグレイッシュホワイトのシャツがお似合いです。青みと柔らかな明度が肌の透明感を引き出し、強いコントラストを避けたいサマーの持ち味を保てます。
ネクタイはワインレッド、ラベンダー、シルバーがおすすめです。青み寄りで穏やかな発色や控えめな光沢が、胸元に奥行きと陰影を生み、顔まわりをすっきり見せる効果を期待できます。
オータムタイプ
オータムタイプの方は、黄みと深みのある色でまとめると顔色が安定します。シャツは生成りやウォームベージュが肌の黄みに寄り添い、真っ白よりもなじみがよく柔らかな印象になるためおすすめです。
ネクタイはカーキ、テラコッタ、ブラウンが似合います。くすみと低めの明度がVゾーンに穏やかな陰影をつくり、上品さを保ちながら落ち着いた存在感が出ます。
ウィンタータイプ
ウィンタータイプの方には、真っ白なシャツまたはアイスグレーのシャツが似合います。冷たさのある肌色とのコントラストで透明感が際立つからです。さらに、黄みに寄りすぎず、顔まわりがすっきり見える効果も期待できます。
ネクタイはロイヤルブルー、ボルドー、ブラック×ホワイト柄が相性良好です。鮮やかさやモノトーンのシャープさがVゾーンにメリハリを生み、表情を引き締めます。
パーソナルカラー別|おすすめのオーダースーツコーデ

スプリングタイプにおすすめのスーツスタイル
スプリングタイプの方におすすめのコーデは以下の2つです。
- 明るめネイビースーツ+アイボリーシャツ+ミントグリーンのネクタイ
- ベージュスーツ+淡ピンクシャツ+ブラウン系ネクタイ
明るめのネイビースーツにアイボリーのシャツ、ミントグリーンのネクタイを合わせると、肌なじみの良いシャツが顔色を引き立て、ネイビーとミントが青系でつながることで統一感が生まれます。また、Vゾーンには「アイボリーの淡色→ミントの鮮やか色」のグラデーションができるため、顔まわりが明るく見え爽やかな印象になるのが特徴です。
一方、ベージュのスーツに淡いピンクのシャツ、ブラウン系のネクタイを組み合わせると、ピンクが血色感を補い、ブラウンが全体を引き締めてくれます。暖色同士の調和に加えて濃淡の差が輪郭を際立たせ、優しさと落ち着きが感じられるコーディネートです。
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サマータイプにおすすめのスーツスタイル
サマータイプの方には、以下のコーデが似合います。
- ブルーグレースーツ+ライトブルーシャツ+ラベンダータイ
- ライトグレースーツ+スカイグレーシャツ+ワインレッドタイ
1つめのコーデは青系で統一された配色が全体にまとまりを生み、Vゾーンには「淡いブルー→柔らかなラベンダー」への穏やかな明度差が生まれるコーデです。これにより顔の赤みが抑えられて透明感が際立ち、涼しげで上品な印象に仕上がります。
2つめのコーデは、ライトグレー×スカイグレーはコントラストを抑えた落ち着きが持ち味です。この淡い色味にワインレッドのタイを合わせると、淡色の上下がきゅっと締まり、視線がVゾーンに集まります。穏やかさは保ちつつ、知的で印象に残るスタイルです。
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オータムタイプにおすすめのスーツスタイル
オータムタイプの方には、以下のコーデがよく映えます。
- ダークブラウンスーツ+生成りシャツ+マスタードタイ
- チャコールグレースーツ+ウォームベージュシャツ+カーキタイ
ダークブラウンに生成りシャツとマスタードタイを重ねると、黄みの連続で肌なじみが良く、Vゾーンに「淡い生成り→深いマスタード」の穏やかな濃淡が生まれます。顔色が温かく見え、マット生地を選択するとさらに上品さも増します。
一方、チャコール×ウォームベージュは落ち着き感が持ち味です。ここにカーキタイを挿すと、アースカラー同士が自然につながり、淡色のシャツが明るさを補いつつ全体を引き締めます。大人の余裕が漂うコーデといえるでしょう。
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ウィンタータイプにおすすめのスーツスタイル
ウィンタータイプの方には、以下のコーデが似合います。
- ディープネイビースーツ+白シャツ+ロイヤルブルータイ
- ブラックスーツ+アイスグレーシャツ+シルバータイ
1つめのコーデは真っ白なシャツがVゾーンに強い抜け感を生み、ネイビーとブルーが青系でつながることで統一感が出ます。輪郭がくっきりと際立ち、清潔感とキレの良さが際立つ洗練された印象に仕上がります。
もうひとつは、ブラックのスーツにアイスグレーのシャツ、シルバーのネクタイを合わせたクールで都会的な印象を与えるコーデです。モノトーンの明暗が生む落ち着いた雰囲気に、シルバータイの控えめな光沢がアクセントとなり、顔まわりをシャープに引き締めます。
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まとめ|パーソナルカラーで印象は変わる。自分に似合うスーツで差をつけよう

パーソナルカラーを押さえると、自分の肌・瞳・髪の色ともマッチしてスーツが映え、ご自身の魅力がいっそう引き立ちます。シャツやネクタイを選ぶ際も、パーソナルカラーの観点を取り入れてみてください。
とはいえ、今までパーソナルカラーを意識してこなかった方にとっては、コーデの難しさがあるのも確かです。オーダースーツSADAではパーソナルカラーを勘案したうえで、スーツ、シャツ、ネクタイ選びをお手伝いできます。専門的な知識を持ったスタッフがサポートいたしますので、カラーコーディネートにお悩みの際はお気軽にご相談ください。
スーツがしっくりこないと感じるなら、パーソナルカラー診断を活用してみましょう。肌・瞳・髪の色に調和する「似合う色」を知れば、第一印象がグッと良くなります。
スーツ、シャツ、ネクタイの色を自分に合ったトーンで揃えることで、清潔感や信頼感がアップし、顔色まで明るく見える効果も。
スプリング・サマー・オータム・ウィンターの各タイプごとに、似合う色と具体的なコーディネート例も紹介しています。自分に似合う色を味方につけて、ワンランク上のスーツスタイルを実現しましょう。
ビジネスや婚活、就職活動など、勝負の場面でこそ見た目の印象は武器になります。似合う色を身につけることで、相手に与える印象は「なんとなく良い人」から「信頼できる人」へと確実に変わります。自分に自信が持てるようになり、立ち居振る舞いまで自然と洗練されていくはずです。
オーダースーツSADAでは、お似合いのスーツの色やコーディネートの相談も可能です。初めての方でも専門スタッフが丁寧にサポートしますので、ぜひ自分だけのスタイルづくりにご活用ください。