男性のスマートカジュアルの服装を徹底解説!季節・年齢別コーディネートも紹介のアイキャッチ画像
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男性のスマートカジュアルの服装を徹底解説!季節・年齢別コーディネートも紹介

結婚式の二次会やレストランに出席する際に気になるのが、ドレスコードです。
結婚式に参加する場合には特に指定がなければ、フォーマルを意識して服装を選ぶものですが、二次会やパーティーの場で、招待の際に、カジュアルな服装でお越しくださいのような文言があった場合には、フォーマルである必要はないということになります。
むしろ、きちんとしたスーツ姿では、かえって周りから浮いてしまうということにもなりかねません。
しかしながら、「カジュアルなパーティーの席でどんな服装をしたらいいんだろう?」「スマートカジュアルって聞いたことあるけれど、どういった服装?」このようにお悩みの人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、まずはスマートカジュアルの意味をほかのドレスコードと合わせて解説しています。ただスマートカジュアルを理解してもどういったアイテムで構成されているのかや、どんなシーンで着るべきか迷う人もいるでしょう。その部分に対しても構成するアイテムをこまかく取り上げて、自分でもコーディネートができるように解説しています。
とはいっても自分で着こなしを考えるのが面倒な人もいるでしょう。そこで季節や年代別に、おすすめのコーディネートについても合わせて紹介しています。ほかにもスマートカジュアルに重要なジャケットを、オーダーメイドでつくるべき理由についても紹介しています。本記事はパーティーなどのカジュアルな席で、どういった服装を着ればいいかわからない人におすすめな記事となっています。また場違いの服装を着て恥ずかしい思いをしたくない人も、ぜひチェックしてみてください。

スマートカジュアルとはどのような服装?

スマートカジュアルとはドレスコードのひとつで、幅広いシーンで着られる服装です。結婚式などの格式高い場所ではスマートカジュアルは場違いで、シーンに応じた服装が大切です。ビジネススーツでどこでも着て行けると勘違いしている人もいますが、場面によってはマナー違反にもなります。

ドレスコードには格式が高い順番にフォーマル(正礼装)やセミフォーマル(準礼装)、インフォーマル(略礼装)がありますが、その下にスマートカジュアルが位置します。そこでスマートカジュアルを知るためにも、それぞれのドレスコードを理解しましょう。それぞれ詳しく解説していきます。

フォーマル(正礼装)

もっとも格式の高いドレスコードがフォーマル(正礼装)。結婚式や披露宴に参加する新郎や両家の父親、式典の主催者が着用する機会が多い服装です。出席する時間帯によって着る内容が異なり、昼はモーニングコート、夜は燕尾服(えんびふく)が基本です。燕尾服とはテールコートとも呼ばれ、ジャケットの後ろの裾がツバメの尻尾のような形をしているため、そう呼ばれています。ドレスコードでフォーマルと指定があった際には、着る時間帯には注意して準備しましょう。

セミフォーマル(準礼装)

フォーマルのつぎに格式高いのが、セミフォーマル(準礼装)。結婚式や披露宴に参列する親族や、パーティーの主賓などが着る機会が多い服装です。カジュアルな結婚式では新郎が着ることもあります。昼はディレクターズスーツ、夜はタキシードと、着る時間帯によって異なるのにも注意しましょう。ディレクターズスーツはおもに黒無地のテーラードタイプのジャケットと、スラックスはグレーと黒のストライプ(コールパンツ)を合わせるのが主流です。

ディレクターズスーツは新郎が着る機会も減り、ある程度年齢を重ねられた人が着る機会が多くなっています。会社の上役にもなれば1着でも持っていると安心です。ドレスコードにブラックタイと記載されていれば、タキシードを意味しているので理解しておきましょう。

インフォーマル(略礼装)

フォーマルやセミフォーマルのような、堅苦しさのないリラックスした服装がインフォーマル(略礼装)です。だからといってカジュアルすぎることもなく、普段より少しドレッシーな服装を心がけましょう。おもにブラックやチャコールグレーなど、暗めのダークスーツがインフォーマルに当たります。スーツにベストをプラスした、スリーピーススーツも含まれています。

ドレスコードに「平服」と記載されていればインフォーマルか、つぎに説明するスマートカジュアルを着ましょう。少し堅めの席ではダークスーツを選べば間違いありません。友人や会社の同僚などの結婚式で一般客として行く場合も、インフォーマルで問題ありません。

スマートカジュアル

スマートカジュアルとは、インフォーマルよりもさらにカジュアルな服装です。厳密な定義はありませんが、スーツではなくジャケットとパンツで構成された「ジャケパン」スタイルが主流です。結婚式の二次会や高級レストラン、カジュアルな職場などで着る機会が多く、一定の品格は求められます。意識してもらいたいのが、ビジネスにくらべて華やかさを意識した服装を心がけましょう。

結婚式の二次会やカジュアルなパーティーなどで、ビジネススーツでも参加はできますが、周りの服装とのギャップに恥ずかしい思いをするかもしれません。またパートナーとレストランに行く際に、ビジネススーツだと浮いてしまい、パートナーも少し恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれません。

その場合はパートナーにどのような服装をするのか、確認するとよいでしょう。またレストランの雰囲気がわからない場合は、レストランに問い合わせるのもひとつです。問い合わせするのが面倒な場合は、公式サイトなどで確認できる場合もあります。

スマートカジュアルに似た言葉でカジュアルエレガンスを指定しているレストランもありますが、スマートカジュアルとほぼ同意です。少しフォーマルでドレッシーな服装を心がけましょう。

スマートカジュアルを構成するアイテム

ここではスマートカジュアルを構成するアイテムを紹介します。ビジネススーツとは特徴が異なり、スマートカジュアルを普段着ない人からすると迷いがあるかもしれません。それぞれのアイテムを理解することで、自分なりのスマートカジュアルの装いができます。自分なりに理解しておくことはアイテムをいくつか所持するだけで、レパートリーも増やせるメリットがあります。

ジャケット

ジャケットで準備しておきたいのがテーラードジャケット。テーラードとは「紳士服仕立て」という意味合いがあり、ビジネスで着るビジネスジャケットから派生したものです。休日にビジネスジャケットを着るのは違和感がありますが、テーラードジャケットは普段着でも着ても問題ありません。

テーラードジャケットの特徴として、肩パッドがないことや生地の光沢がない、ポケットの袋がジャケットの外側に付いているなどがあります。ビジネスジャケットは光沢があるのでカジュアルなパンツや靴とは合わず、スマートカジュアルには不向きです。ジャケットの素材は1年中着られるウールですが、春夏は綿や麻でも大丈夫です。春夏はメッシュで、秋冬は毛羽立つような素材感で選んでみるのもよいでしょう。その時期に合った素材感を選ぶだけでも、おしゃれに気を使っているのがわかります。

色はブラックやネイビー、グレーなどの定番色であれば安心です。もしくはメンズビジネススーツでは着ないブラウンやベージュ、そのほかの明るい色を選ぶのもおもしろいかもしれません。柄は無地が無難ですが、シャドウストライプやチェック柄などはよりカジュアルにもなるのでおすすめです。このあとで紹介するインナーによっては、無地のジャケットでもおしゃれに着こなすことは可能です。着回したりすることを考えると無地を選び、素材にこだわるのもよいかもしれません。

ジャケットのシルエットは大きめのサイズよりは、細身ですっきりとしたサイズ感を選びましょう。サイズが合っていないとコーディネートがよくても、野暮ったく見えてしまいます。サイズについては、オーダーメイドでつくるのがもっとも適しています。ビジネススーツ以外でも、オーダーメイドでつくれるのは理解しておきましょう。

インナー

ジャケットのなかに着るインナーですが、定番は襟付きのワイシャツです。白の無地のワイシャツは、ほかと合わせやすいことや着回しができます。ただ仕事ではないので、ブルーやピンクなどのシャツもカジュアルさが出ておすすめです。ブルーはさわやかさが強調され、ピンクは華やかさや、やわらかさが出るので女性からも好印象です。柄は無地以外にも、チェックやストライプ柄にチャレンジするのもよいでしょう。

ビジネスで着るシャツだとシワになりづらかったりする理由から、綿とポリエステルが混ざったものを着る機会が多いでしょう。ただスマートカジュアルでは、綿100%などを着ると光沢感を抑えてカジュアル感を出せます。

基本的にはキレイめのシャツを選ぶのがセオリーですが、オックスフォードシャツを選ぶのも問題ありません。オックスフォードシャツとは、オックスフォードクロスと呼ばれる生地を使ってつくったワイシャツのことです。襟までボタンがついたタイプの、ボタンダウンシャツでよく見られます。

秋冬などの寒い時期は、シャツの上に薄手のセーターを着るのも問題ありません。セーターはチャコールグレーなどの暗い色が、ほかと合わせやすくておすすめです。暗い色以外でも薄いグレーや、差し色で明るい色を使うのもひとつです。首の形はVネックで、素材はウールだとシャープさが増して大人っぽさを演出できます。

シャツも色や柄など自由さがある分、パンツとの組み合わせを考えて全体バランスを考えましょう。

パンツ

スマートカジュアルのパンツにはドレッシー寄りなスラックスや、カジュアル寄りのチノパンがあります。色はジャケットとのバランスもありますが、ブラックやネイビー、グレー、ベージュなどが該当します。

きれいめなパンツを選ぶのが基本ですが、黒の細身のパンツを選ぶとスタイリッシュな印象に。グレーも幅広く着回せるのでおすすめですが、シルエットは細身のものを用意しましょう。

パンツ選びには色も重要ですが、素材や丈の長さも考慮してください。ドレッシーな服装を選ぶ場合はウールのスラックスで、立った状態で靴下が見えないようにしましょう。カジュアル寄りの場合はコットンのチノパンで、丈は短めがおすすめです。

夏場はショート丈のパンツがどうかと疑問を持つかもしれません。しかしショートパンツはカジュアルさが強いため、さけるべきです。過度に皮膚が露出するとムダ毛が見えて、相手を不快にしてしまう可能性があるからです。相手のことを配慮してマナーに気をつけましょう。

履いて行く場所にもよりますが黒のビジネスシューズよりは、カジュアルさがある靴を選びましょう。黒の革靴だとパーティーなどでは華やかさに欠けるのと、黒いと足元から全体が重く見えるからです。おしゃれは足元からという言葉があるように、他人と会う際に足元は見られので気を使うようにしましょう。

色はブラウン系がおすすめで、ひもが付いていないローファーや、Uチップシューズを選びましょう。Uチップシューズとは、つま先部分にU字の装飾がある革靴のことです。Uチップはビジネスにもカジュアルにも、合わせやすいシューズです。またビジネスでも履くウイングチップやダブルモンクはカジュアルなので、スマートカジュアルに取り入れてもかまいません。

靴選びの際は全体のバランスを考えて選びましょう。色や素材によっては足元が重くなりすぎたり、反対に軽くなりすぎたりすることがあります。足元だからといって気を抜くのではなく、細かな部分まで気配りできると第三者からも好印象です。

コート

寒い時期には防寒着としてコートを着るようにしましょう。屋内にすぐに入るからといって寒い時期にコートを着ていないと、マナーに欠ける人だと思われるかもしれません。見た目にも寒そうに見えてあまり印象よくありません。本人はよくてもパーティーなどに同行する人も恥をかく可能性があるので、周りの目を意識するようにしましょう。いくつかコートはありますが、スマートカジュアルでよく着られるステンカラーコートを紹介します。

ステンカラーコートは、ビジネスでもカジュアルでも着られる万能タイプのコートです。見た目はシンプルなコートで、大きな特徴は比翼(ひよく)仕立てとなっています。比翼仕立てとはボタンをすべて閉めたときに、前立てが二重になっていることによって、一番上のボタン以外が隠れるつくりになっているコートです。ボタンが隠れることで、シンプルでムダのない洗練されたデザインとなり、スタイリッシュさや誠実さを与えられます。

ステンカラーコートはシンプルなデザインのため、服の素材によって印象が変わります。春に着る場合や冬に着る場合では素材によって印象も変わってくるので、季節に応じた素材を選びましょう。秋冬だとウールであったり、春はウールだと暑苦しくも見えたりするので、コットンがおすすめです。

ステンカラーコートはシンプルな見た目のために、ビジネスっぽく見られる場合があります。そのためカジュアルなシーンではウール素材を選んだり、チェック柄などを取り入れてみましょう。ほかにもオーバーサイズのものを選んでみたり、ブラックやネイビー、ベージュなどのシンプルな色以外を選ぶのもひとつです。

その他アクセサリー(ネクタイやチーフ、カバン)

・ネクタイ

ネクタイは結婚式の二次会など、華やかな場面ではうまく取り入れましょう。ビジネスではカジュアルに見えてあまり挑戦できないような、ニットタイもおすすめです。ニットタイにはセーターやマフラーの生地を想像してしまいますが、素材によっては年中使用できるものがあります。

また先端が一般的なネクタイと同じ三角形のタイプや、先端が四角いスクエアタイプがあります。ビジネスでは三角形のタイプが選ばれやすく、スクエアタイプがよりカジュアルです。柄は無地やボーダー、ドットなどさまざまです。

・チーフ

結婚式に出席する際に利用した経験があるかもしれませんが、スマートカジュアルでも胸ポケットにチーフを挿すのもおすすめです。チーフの素材もさまざまで、素材によっては結婚式などフォーマルな場にふさわしいものや、カジュアルな場所でも使えるものにわかれます。カジュアルな場面で使いやすいチーフの素材や、柄を紹介します。

普段からカジュアル使いしたい人は、コットン素材がおすすめです。コットンは普段から気負わずに使えて、こなれ感を演出できます。チーフの柄によっても与える印象は変わります。ストライプ柄はだれでも使いやすい柄であり、かつスタイリッシュな印象を与えるのにおすすめです。ほかにもチェック柄などは少し遊び心を演出したい際に適した柄で、シンプルなジャケットでもチェック柄を合わせるとおしゃれに決まります。

・カバン

身につけるアイテムに配慮しても、カバンがコーディネートに合っていないとバランスが悪く、台無しになる場合があります。仕事でもデートでも使えるトートバッグは、一般的にはサイズが大きいのでパソコンも持ち運べて便利です。またレザーのブリーフケースなどもスタイリッシュで、仕事でもプライベートでも応用が利きます。荷物が少ない場合はクラッチバッグなどもおすすめです。カバンの色はブラックやブラウンだと、さまざまなコーディネートに合わせやすくて安心です。

以上のようにそれぞれのアイテムについて理解し、自分でコーディネートが決められると、おしゃれも楽しくなります。TPOに合わせて、これらのアイテムをうまく組み合わせてみましょう。

スマートカジュアルはいつ着るべき?

スマートカジュアルに必要なアイテムを理解してもいつ着るべきか、悩む人もいます。また、シーンに合っていない服装を着て恥ずかしい思いをしたくないもの。そこで、どういったシーンにスマートカジュアルが適しているのか解説します。これらのシーンに出くわした際にスマートカジュアルの服を持っていないと困ってしまうので、理解しておいて損はありません。

結婚式の二次会

友人の結婚式の二次会に呼ばれることもあるでしょう。カジュアルな二次会のシーンでは、きっちりとしたダークスーツは場に合わない可能性があります。また、着ている本人も少し堅苦しく、祝いの席ではもう少しポップな華やかな服装をしたいこともあるでしょう。その際にはスマートカジュアルがおすすめです。スマートカジュアルであれば、チーフなどの使うアイテムによっても華やかさを演出できますし、インナーやジャケットの色や柄で特別感の演出ができます。

ただカジュアルな場でもラフすぎる服装はさけましょう。たとえば肌が見えるショートパンツやサンダル、ダメージジーンズは二次会の場には相応しくありません。また夫婦で出席することもあると思うので、夫婦間の服装の温度感は合わせましょう。どちらかが派手すぎたり、堅すぎたりすると違和感を与えるかもしれません。

高級レストラン

つぎにホテルなどにある高級レストランですが、気をつけなければいけないのがドレスコードです。レストランの公式サイトにドレスコードの表示がある場合は、行く前に確認しましょう。スマートカジュアルと記載がなくてもサンダルやジャージ、カジュアルなTシャツ、汚れたスニーカーはNGと書かれていることもあります。

もし公式サイトに載っていなければレストランに問い合わせると、回答をもらえるので安心です。問い合わせが面倒な場合は、何かの用事で近くに行った際に雰囲気を確かめるのもよいかもしれません。

レストランはひとりで行くことは稀だと思われるので、パートナーの雰囲気にも合わせましょう。

同窓会

年齢が経つにつれて、学生時代の同窓会に招かれることもあるでしょう。親しい同級生と会う分には、服装にこだわらなくてもいいと思うかもしれません。ただある程度社会人歴を経たならば、おしゃれやマナーには気を配りたいところ。学生時代はおしゃれに気を使わなかった人は、久々に同級生と会う場面でおしゃれをして行くと、注目されるかもしれません。

また開催される場所にも注意しましょう。ホテルのレストランなど格式高い場所は、同級生の間柄でも服装に注意を払う必要があります。そこでスマートカジュアルの服装を取り入れればレストランの場にも相応しく、堅苦しさもないのでおすすめです。同窓会に参加する友人で普段から仲良くしている人がいれば、服装を互いに確認するのもよいかもしれません。

就職面接

就職面接はリクルートスーツで受けるのが一般的です。ただし企業によっては、普段着や私服を指定されるケースもあります。言葉を真に受けて、普段着るようなラフなカジュアルすぎる服装で受けるのは注意しましょう。

普段着や私服と記載があっても、これからビジネスマンになる立場からすると服装にも注意が必要です。

そこでスマートカジュアルな服装で挑むようにしましょう。面接なのでダークカラーのジャケットや白の無地のワイシャツ、スラックスなどのカジュアルすぎない服装にしてください。

なお、どの程度フォーマルとカジュアルを意識すべきかなどについて迷ってしまう場合には、あらかじめ社内の雰囲気を確かめてどれくらいのラインが良いか見極めたり、不安であれば担当者に事前に問い合わせて確認するというのもおすすめです。

最近ではリモートで就職面接するケースもありますが、パンツは映らないだろうと考えてデニムやジャージで済ますことはやめてください。たとえば、立ち上がるようなことがあってパンツも映る可能性はゼロではありません。もし家庭のネット環境が悪ければ、場所を変えることもあるでしょう。そういったときに映る可能性があります。

何かの拍子に見えてしまうということを想定してたとえ直接会っていないとしてもきちんとした服装を心がけましょう。

またパンツだけが緩い服装だと、緊張感も抜けて面接がうまくいかない場合があります。自分自身の気を引き締めるという意味合いでも、服装を整えることは大変重要です。

服装で第一印象の評価をさげてしまうのはさけるべきです。

スマートカジュアルの知っておきたいポイント

スマートカジュアルのアイテムを買えばうまく着こなせるのかというと、そういうわけでもありません。服装のサイズや全体のバランスなど、押さえておきたいポイントがあります。そこでスマートカジュアルを着る際に知っておきたいポイントを、3つに絞って紹介します。ここを押さえているだけでよりスマートに、おしゃれに着こなせますよ。

ジャストサイズを着る

スマートカジュアルのアイテムをそろえても服のサイズが体型にフィットしていなければ、うまく着こなせません。リラックスして服を着たい気持ちから、オーバーサイズの服を選ぶ人もいるでしょう。しかしオーバーサイズの服を着ると、だらしなさや野暮ったい印象を与えてしまいます。

また、オーバーサイズの服は服が余っている分、折れ曲がったりするとシワになってしまいます。スマートカジュアルの服装も、シワが入っていると見た目も悪く、手入れができていないような悪い印象を与えるでしょう。オーバーサイズだと擦れたり折れ曲がったりで、服の寿命も短くなります。

逆に自分の身体よりも小さめのサイズ感の服を選ぶと身体のラインが出すぎてしまい、それもまた印象を悪くします。身体のラインが見えてしまうと相手からすれば、品がないようにも捉えられかねません。小さすぎても服が伸びたりしてダメージが大きく、消耗につながります。

そこで求められるのがジャストサイズに着こなすことですが、ジャストサイズは以下を目安にしてください。

・ボタンを締めた状態:ボタンの内側に拳ひとつ分が入るくらいのスペース

・肩の位置:ジャケットの肩の位置が自分の肩の位置とそろっている

・袖:手をおろしたときにシャツが1~1.5cmほど袖から見える

・丈:お尻が2/3~3/4くらい見える

・パンツ①:お尻~ふともも~ふくはぎにかけてゆとりがある

・パンツ②:プリーツ(ヒダ)が閉じてきれいな状態

・パンツ➂:ポケットがきれいに閉じている(開いていると小さすぎる印象)

・パンツ④:内股にもたつきなし

以上のことを参考にして、ジャストサイズの服を選んでみてください。その際にはフィッティングルームを利用して、まずは試着してみましょう。

ただし、試着してもうまくフィットしているのかわからない場合もあるでしょう。また欲しいデザインがあってもフィットしたサイズの在庫がなかったり、そもそもサイズのバリエーションが少ないこともあります。

そこで検討したいのが、オーダーメイドでスマートカジュアルの服を仕立てることです。オーダーメイドは一人ひとりの身体を採寸するので、ジャストサイズの服を手に入れられます。また多種多様な柄のなかから選べるので、欲しいものがあっても在庫切れで悩む必要はありません。

オーダーメイドでジャストサイズの服装を着ることは、スマートにカッコよく見せられます。またコーディネートに自信のない人は、プロのスタッフに相談ができる点もおすすめです。

スマートカジュアルのジャケットをオーダーするポイント

サイズ感がジャストフィットのオーダースーツは、見た目にも着心地にも既製品にはない良さを実感することができます。スマートカジュアルジャケットの場合には、ビジネススーツやフォーマルスーツ以上にデザインやカラーなどの幅も広がり選ぶ楽しさがあるでしょう。

オーダージャケットを注文する際のいくつかのポイントをご紹介していきましょう。

1,オーダー方法を選ぶ

オーダージャケットには、「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」の主に3つの種類から選択することとなります。

販売店により価格は異なりますが、オーダー方法自体で比較すると、パターンオーダーから順に価格帯が上がってくるのが基本になります。

一つ目のパターンオーダーは、すでに用意されているサンプルから自分の体型に近いものを選んで仕立てていくという方法です。

オーダージャケットの中でも一番簡単なものであるため、初めてオーダースーツに挑戦する方や値段を抑えてオーダージャケットを楽しみたいという方におすすめです。

着丈や袖丈に関しては個人差が大きいため、補正しながらサイズを調整していきます。

続いて、イージーオーダーは、パターンオーダー同様にサンプルを試着してサイズを調整していくという手順ですが、イージーオーダーよりも調整の幅が広くより自分の体型にフィットした形で仕立てることができます。

着丈や袖丈のほか、肩部分の補正も可能となっています。肩のフィット感は、着心地を決める上での重要な部分であるため、予算と着心地の両立を求める方であれば、イージーフィットがおすすめです。

最後に、フルオーダーは一人一人採寸した体型に合わせて一から仕立てていくという方法です。採寸後に、型紙を作成して生地の裁断、仮縫い、本縫いという流れで進めていきます。

手間がかかっている分、価格も高くなりますが、体の癖や特徴に応じた仕立てとなっており、極上の着心地を得ることができます。

2,細部にまでこだわる

既製品の場合には、デザインや色や柄、サイズなどは万人に受け入れられるようにベーシックなものが中心となっています。そのため、周りと差をつけたコーディネートがしたいという場合や、自分らしいファッションを楽しみたいという方にはやや物足りなさを感じてしまうかもしれません。

一方でオーダージャケットの場合には、生地や襟型、シルエットからボタン裏地といった細部にまでさまざまなこだわりを込めることができるのが魅力です。スマートカジュアルの場合には、自由度が高いスタイルであることから、より自分らしいものを選択することが可能になります。

3,予算とのバランスを考える

先にお伝えしたとおり、オーダー方法によって価格が変わってくるほか、店舗ごとに価格設定変わってきます。

オーダージャケットを仕立てたいと思ったら、まずはおおよその予算を立て、それに合った内容で進めていくことができるかを確認することが重要です。

自分がオーダージャケットでこだわりたいことが予算の関係でほとんどできないとなってしまうと、せっかくのオーダージャケットの満足度が半減してしまいます。

後ほど詳しくご紹介しますが、オーダースーツSADAのようにフルオーダースーツでも安心価格で仕立てることのできるお店もありますので、是非チェックしてみてください。

4,ある程度時間に余裕をもって注文

既製品であれば、店舗で自分に合ったものが見つかればその場で裾上げをして購入することが可能であり、非常に手軽です。多少のお直しが必要な場合でも、1~2週間もあれば十分でしょう。

しかしながら、オーダージャケットの場合そのようにはいきません。ショップや込み具合などによっても変わってきますが、おおよそ1か月程度の期間が必要となります。そのため、ある程度余裕をもって注文する必要があります。

5,お店選びもしっかりと

いざオーダージャケットを仕立てたいと思っても、まずはどこで仕立てるかどうかを決める必要があります。お店を選ぶ基準は人それぞれかと思いますが、着目しておくと良いポイントがいくつかありますので、ご紹介しましょう。

①生地やデザイン、その他オプションが充実しているか

お店によって、生地の品ぞろえやその他選べるオプションはさまざまです。自分がどのようなジャケットを仕立てたいかをある程度イメージしておけば、それに合ったものがあるかどうかを確認しながらお店選びをすることができます。

そのため、お店選びの際には漠然としたもので構いませんのでイメージを膨らませておくと進めやすいでしょう。

インターネットで店舗情報を調べるだけでなく、実際に店舗に足を運ぶことで、お店の雰囲気や接客などを身をもって感じることができるため、時間に余裕がある場合には実店舗を訪問するのもおすすめです。

②アフタサービスが充実している

自分の体型に合わせて仕立てたオーダージャケットは、出来るだけ長く大切に着続けたいと思うものです。微調整やちょっとした修理などを無料で対応してくれるお店もあり、しっかりとアフターサービスが充実しているお店は安心してお任せすることができます。

目先の価格だけではなく、商品購入後のアフターサービスがどのようになっているのかについても購入前に確認しておくと良いでしょう。

全体のトータルコーディネートを意識する

スマートカジュアルで理解しておきたいのが、全体のバランスです。全体が統一されているか、トータルコーディネートを意識しましょう。どれかのアイテムが派手すぎたり、カジュアルすぎたりするとバランスが崩れてしまいます。アイテム単体がよくてもバランスが取れていないとおしゃれな印象にはならずに、逆におしゃれがわかっていない人にも見えてしまいます。またそれぞれのアイテムがおしゃれなものでも、全身ハイブランドなど主張が強すぎるのもあまり好まれません。

おしゃれに自信がない人は、ブラックやネイビー、ダークグレーなど落ち着いた雰囲気のテーラードジャケットを選ぶと、全体をまとめやすくなります。少しカジュアルにしたい場合はライトグレーやブルー、ブラウンなどを試してみてください。パンツはブラックやネイビー、グレー、ベージュ、白から選んでみてください。逆に注意したいのが、派手さを好んで赤や黄色などの原色系の色を選ぶことです。

ジャケットは色以外にも素材にもこだわるとスマートな印象に。素材が薄くてペラペラしたものだと安っぽく見えてしまいます。ある程度年齢を重ねている人は、年齢に応じた落ち着いた高品質の素材がおすすめです。素材にこだわるだけでも、特に柄がなくてもおしゃれなスタイリッシュな雰囲気を与えます。

また時期に応じて素材を選ぶことも考えてみてください。暑い季節に冬素材の服を着ていると季節感がありませんし、暑苦しく見えます。逆に寒い時期に夏素材の服を選ぶと、寒そうでおしゃれには見えません。

スマートカジュアルはジャケパンスタイルが王道ですが、ジャケットのインナーにTシャツやカットソー、ニットなども選択肢にあります。さまざまなバリエーションを持っておくとよいでしょう。

また先述したように、カバンもトータルコーディネートには重要な要素です。ジャケパンスタイルにアウトドア要素の強いバックパックだと不釣り合いですし、学生のように見えるかもしれません。またベルトについても革製のベルトを選び、細部までこだわりましょう。

このように全体のバランスを考えることが、おしゃれにも大きく左右します。まずは一度試着してから、全体のバランスがおかしくないかチェックしてみてください。自分で選ぶのがむずかしいときは、アパレルの雑誌やWebサイトなどを参考にするのもよいかもしれません。

カジュアルすぎるのはさけよう

スマートカジュアルは幅広いアイテムから選べる分、ついついカジュアルになりがち。華やかさを意識するのは大切ですが、カジュアルすぎるのはさけるべきです。たとえばジャケットのなかに着るインナーですが、大きなロゴやプリントの入ったTシャツはさけるべきです。もしTシャツを着たい場合は、無地で高級感のあるTシャツを選びましょう。ジャケットとの対比でほどよいおしゃれを演出できますが、安っぽい素材のTシャツやプリントTシャツはスマートカジュアルには適しません。

服装を選ぶときには、あくまでもTPOを意識したうえで選んでいくことを心がけましょう。

ショートパンツについては先ほどもふれたとおりで、ムダ毛が見えたりするのでNGです。夏場はショートパンツにサンダルと合わせたくもなりますが、サンダルも肌の露出が多くよくありません。カジュアルすぎる印象になってしまいます。

暑いのでハーフパンツやサンダルを履きたくもなりますが、相手に不快感を与えないか考えるのが必要です。

ハーフパンツやサンダルでは入店できないレストランもあるので、知らずに行った場合には恥をかくこともあるでしょう。自分だけならまだしも、パートナーがいれば相手も恥ずかしい思いをさせてしまいます。予約時に電話で確認するか、ホームページから確認しましょう。

また夏場になれば暑さからボタンを必要以上に外してしまう人がいますが、こちらも周りへ不快感を与える可能性があります。他人の肌を見るのに抵抗を感じる人がいるので、注意が必要です。また柄が悪く見える可能性もあるので、実際の性格はちがっていても、そう見えてしまうだけで損をしてしまいます。

カジュアルさも大切ですが、スマートな部分も意識してコーディネートを楽しみましょう。

スマートカジュアルに関するQ&A

ここではスマートカジュアルについて寄せられる、Q&Aを紹介します。スマートカジュアルはバリエーション豊かな着こなしができるため、この着こなしは問題ないのか疑問に感じている人も少なくありません。そこでQ&Aを紹介するので、コーディネートに取り入れてみてください。今まではダメだと思っていた服装が、Q&Aを知ることで新たにできるかもしれませんよ。

Q.ジャケットを着なくてもOK?

スマートカジュアルに関しては、夏の暑い時期にでも絶対にジャケットを着る必要があるのかというと、着る必要もないケースもあります。真夏にジャケットを着ると、着る本人が辛いことはもちろんのこと、周りの人も暑苦しそうに見えて印象がよくありません。

わざわざ自由度が高いスマートカジュアルスタイルでは、暑さを我慢してジャケットを着用する必要はありません。

またジャケットを着て汗をかいてしまうと、ジャケットに汗ジミが付いて衣服を傷める原因となったり、見た目にも不快感を与えてしまう可能性があります。インナーにも汗ジミがつくことで、ジャケットを室内で脱いだときに同様のことがいえます。汗ジミは見た目だけではなくて、臭いもケアが必要です。

そこでジャケットを着ない場合は、ワイシャツやポロシャツなどの襟付きのシャツを着るのがおすすめです。ジャケットを着用しなくても、襟がついているときちんとした印象が高まります。

白のワイシャツにネイビーのスラックスなどのコーディネートは、幅広いシーンに適しています。

ポロシャツはビジネス仕様に仕立てられたビズポロと呼ばれる、ポロシャツを選びましょう。ポロシャツは襟が付いているのできっちりとした見た目になり、ジャケットがなくてもポロシャツで対応できる場合があります。また裾はパンツの外に出すようなつくりとなっているため、着丈も短めに設計されています。

ポロシャツを選ぶ際に暗い色のポロシャツと暗い色のパンツを組み合わせると、きっちりとした大人の印象に。暗い色のポロシャツと明るいパンツを組み合わせると、カジュアルな部分も残しながらバランスよい見た目にもなります。カジュアルすぎないニットポロでも上品に映ります。夏は暑さや汗の問題がありますが、ジャケットが必須の場所もあるので、その場合はジャケットにTシャツの組み合わせを検討しましょう。

Tシャツは大きなロゴやプリントの入っていないシンプルで上品なものや、ニットTシャツ、コットンセーター生地のTシャツなどがあります。夏場は室内に到着するまではジャケットを持ち歩くようにするなど、工夫しましょう。Tシャツもポロシャツと同様に、襟のないインナーを着る場合は裾を外に出すようにしてください。

このように夏場はノージャケットで対応できる場所もあるので、事前に確認しておくとよいかもしれません。

Q.ジーンズはOK?

ジーンズはいわゆるダメージジーンズでなければ、OKとされているケースもあります。ダメージジーンズとは穴があいていたり、色落ちしたジーンズのことです。ジーンズをはく場合は、きれいなジーンズを選びましょう。またジーンズを選ぶ場合はカジュアル要素が強くなるので、トップスはジャケットを選びましょう。ただし、スマートカジュアルに似たカジュアルエレガンスを指定されている場合は、ジーンズはさけましょう。また、格式高い場所には積極的にジーンズは選ばないほうが無難です。

Q.夏場のトップスはタックインするもの?

タックインとはトップスをボトムスに入れる着こなしで、シャツインとも呼ばれています。襟のないTシャツなどはボトムスの外に出して、ワイシャツなどはタックインするのが基本です。タックインはもとはフォーマルな着こなしで、スマートで誠実な印象を与えます。トップスをボトムスに入れるのでだらしない印象がなくなります。ただカジュアルな席ではワイシャツなどでも外に出すことはあるので、着るシーンや全体のバランスを考えて選択しましょう。

タックインのメリットとしては、トップスをボトムスに入れることでボトムスの面積が広まるため、足が長く見える効果があります。逆にデメリットは体型に自信がない人だと腹部周りがわかりやすくなるため、悪い印象を与えかねません。

またタックインを着る際のポイントは、少し幅広のパンツをはくと窮屈な印象をやわらげられます。またほかのアイテムの組み合わせによっては、よりスマートな着こなしにもなります。ジャケットとの相性は当然よいですが、ハットを被るとよりスタイリッシュな印象にも。

一方で着る際に注意したいポイントもあります。トップスの裾を、ボトムスにぴったりと入れすぎないようにしましょう。裾をぴったりと入れてしまうと身体のラインがはっきりとしてしまい、窮屈な印象を与えます。裾は少し余裕を持たせてボトムスに入れると、身体のラインをぼやかせるので、着こなし方も意識しましょう。

Q.ネクタイは絶対に必要?

スマートカジュアルでは基本的には、ネクタイを締める必要はありません。締める必要がある場合でもビジネスでつけるようなものよりも、華やかな色柄を選ぶのがおすすめです。先述したようにニットタイもそのうちのひとつ。ノーネクタイの場合は襟元がきれいに見えるボタンダウンシャツや、ホリゾンタルカラーなどのシャツも人気です。

ボタンダウンシャツは襟元までボタンが付いていることで、襟が立ってきれいに見えます。ホリゾンタルカラーとは「水平」を意味しており、襟が水平のように襟の開きが大きく広がったようなシャツです。カッタウェイシャツとも呼ばれており、日本での浸透も徐々に広がっていますが、イタリアで人気のシャツです。太めのネクタイとも相性がよいですが、ノーネクタイでも様になります。襟が開いているので肩幅が大きなガッチリした人にも、よく合います。

ポロシャツを着る際にもノーネクタイなので、必ずしもネクタイが必要ではありません。

Q.スニーカーを履いても大丈夫?

スマートカジュアルでは革靴を履くことをおすすめしますが、スニーカーを履いても問題ないケースもあります。ただし普段履いている、スポーティースニーカーはさけましょう。履き慣れたスニーカーを選びがちですが、あくまでどう見られるか、その場に相応しいかどうかの視点が大切です。たとえばレザー製のスニーカーで、シンプルなデザインとカラーのものを選びましょう。全体のバランスが大切なので、コーディネートに合わせて選ぶようにしてください。

Q.オフィスカジュアル、ビジネスカジュアルとのちがいは?

スマートカジュアルと混同されやすい着こなしに、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルがあります。場に応じて適切な服装をするのは社会人のマナーとして大切ですので、それぞれのちがいを理解し、適切なコーディネートを見極めましょう。オフィスカジュアルとビジネスカジュアルについて、それぞれ解説します。

・オフィスカジュアルとは

昨今ではビジネスシーンで服装がカジュアル化しており、必ずしもビジネススーツを着る必要性は減りつつあります。そこでオフィスカジュアルという着こなしがあります。明確な定義はないので、ビジネススーツのような堅苦しさのない、働きやすいシンプルな服装をするとよいでしょう。ただしお客様の来客にも対応できるような、清潔感やきっちりとした服装を着る必要があります。来客の際に清潔感のないような服装だと、会社の印象が悪くなり取引に影響するかもしれません。

そのようなことを防ぐために基本的には襟付きのシャツにチノパン、ジャケット、セーター、ジャケットなどを着るようにしましょう。足元はきれいめのスニーカーであれば問題ありません。夏場はポロシャツや、Tシャツ+ジャケットなどが当てはまります。ただしジーンズやサンダル、短パンなど、カジュアルすぎるものはさけましょう。

服の色合いは黒や白、ベージュやネイビーなどの落ち着いたカラーを選ぶのが無難です。柄についてはストライプやドットなどの、主張の強くない柄にしましょう。

このようにビジネススーツにくらべて自由度が増しますが、会社によってはNGとなる服装もあるので、規定をよく確認しましょう。同じ職場の人の服装を確認し、合わせるのも大切です。また清潔感やきっちりとした服装が求められるので、シワのある服装はさけてアイロンをかけるなど、きれいな服装を心がけてください。

・ビジネスカジュアルとは

ビジネスカジュアルは、取引先など社外に訪問しても失礼に当たらないスタイルです。オフィスカジュアルよりも少しきっちりとしたスタイルで、ジャケパンスタイルが基本です。インナーは襟付きのものを選び、ボトムスはスラックスで、ジャケットも着ることを心がけましょう。自社では問題ないとされているスタイルでも、訪問先ではNGとなる場合があるので、清潔感やきっちりとした服装なのかを意識してコーディネートを決めるようにしてください。

季節別のおすすめスマートカジュアルコーデ

スマートカジュアルで必要なアイテムについては、解説したとおりです。ただしアイテムを理解していても、なかなかうまくコーディネートが決められないのも事実。全体のトータルコーディネートが大切になってくるので、アイテムがわかっていても組み合わせによっては台無しになることも。また季節によっては選ぶ服装が変わってきます。

スマートカジュアルを着るシーンは紹介したとおりですが、宴席やパーティーなど時期が決まっているわけではありません。たとえひとつのスマートカジュアルのコーディネートを持っていても、すべての季節に対応するのはむずかしいといえます。そうなると毎回コーディネートを考えるのはたいへんです。そこで本記事では、季節別のおすすめスマートカジュアルコーデを紹介します。これらのコーディネートを知ることで、どんな時期でも対応できるような服装がわかります。

春おすすめのスマートカジュアルコーデ

春は春先や夏前と気温が異なるので選ぶ服装も変わってきます。春だからとりあえずジャケットを着ればいいと思ってしまいがちですが、絶対にジャケットが必要でもありません。いくつかのコーディネートを知っていることで、おしゃれを楽しめる季節でもあるので参考にしてみてください。

・ネイビーテーラードジャケット×白ワイシャツ×グレースラックス×黒革靴

ほかのアイテムと合わせやすい、ネイビーのテーラードジャケットを採用。ジャケットは薄手のペラペラとしたものではなく、厚めの高級感あるものを1着でも持っておくと使い回しもできておすすめです。白のワイシャツは清潔感やさわやかなイメージを与え、幅広く使用できます。ワイシャツを選ぶ際には材質にこだわるのもひとつです。綿100%のシャツよりもポリエチレンを半分混合したものを選ぶと、綿にくらべて水分を吸収しないので汗ジミを抑える効果もあります。

パンツはグレーのスラックスを採用し、ネイビーのジャケットと合わせて王道のジャケパンスタイルを演出。グレーは欧米ではフォーマルな色とされていたことから、上品さがある色です。ブラックだと少し重く暗いイメージになり、ホワイトは少し軽すぎる印象を与える場合もあります。

そこでグレーを選ぶことで上品さを残しながらも、カジュアルさも与えられておすすめです。靴はひも靴ではなくてベルトで留めるタイプのモンクストラップでカジュアルさを演出しています。カバンを持ち歩く場合は、黒のシンプルなトートバッグもおすすめです。

・ブラックテーラードジャケット×白ボタンダウンシャツ×チャコールニット×黒テーパードパンツ×黒革靴

ブラックのテーラードジャケットは、落ち着いたスタイリッシュな雰囲気を与えます。少し格式高い場所でも黒のジャケットがあれば対応可能です。またパンツも黒でそろえているため、上下でカラーが固定され、インナーをどんな色でも自然にオシャレなコーディネートに決まります。黒のテーパードパンツをはくことで、さらに大人っぽさが増すスタイルに。

寒さが残る春先にコートを持っていきたくないときのために、チャコールニットを採用しています。ニットは清潔感や大人っぽさを与えるため、女性からも人気で1着でも持っているとコーディネートの幅が広がります。ただし何度か着るうちに首元や着丈が伸びていないかなど、着る前のチェックは重要です。

ニットの下には白のボタンダウンシャツを採用。ニットの首元からシャツの襟が少しのぞくことで大人っぽさが出て、全体がきれいにまとまります。足元はUチップシューズを採用することで、ビジネス寄りにならずにカジュアルさを残しながらも、スマートな印象に。

・ネイビーセットアップ×白Tシャツ×黒スエードシューズ

ストレッチ性のあるネイビーのジャケット・パンツのセットアップを採用。ストレッチ性のあるジャケットを選ぶことで、作業をしていても型崩れがしづらく、きれいなシルエットをキープできます。また裏地はストライプ柄の入ったものを選び、袖口のボタンを外して折り返すことで、さりげないおしゃれを演出できます。セットアップのパンツは9分丈のパンツで、くるぶしが少し見えるようなサイズ感を選択し、カジュアルさを見せています。

インナーには厚手の丸首Tシャツを選択。厚手のシャツを選ぶことで、ジャケットを脱ぐようなことがあっても、透けることがなく安心です。ジャケットを脱ぐこともあるので、Tシャツ1枚でもファッションとして成立するような、質のよいものを選びましょう。

足元はスエードのコインローファーを選択。コインローファーとは、甲部分のサドルに切れ込みが入った靴のことです。9分丈のパンツと合わせることで、くるぶしがわずかに見えておしゃれさを演出します。

夏おすすめのスマートカジュアルコーデ

夏は暑さや湿気があるので、ジャケットを着るかどうか悩んでしまうこともあるでしょう。先述したように真夏のような暑い日には、ジャケットを着る必要がないケースもあります。逆にジャケットを着てしまうと汗ジミもありますが、汗がダラダラと流れて不潔感を与えてしまうことも。しかし、暑いからといってハーフパンツやサンダルはさける必要があります。

ただし暑くてもジャケットを着るシーンもあるでしょう。そういった両シーンに合わせて、どういった服装が相応しいか、夏場におすすめのスマートカジュアルコーデを紹介します。

・ライトグレーテーラードジャケット×半袖白リネンシャツ×ネイビースラックス×ブラウン革靴

トップスにはライトグレーのジャケットと白のシャツで、夏っぽく明るめのカラーを採用。トップスが明るめの色を取り入れることで、表情周りが明るく見えるので好印象に映ります。また夏場なので、涼しく快適にすごせるようにリネンシャツを採用しています。リネンは速乾性や吸水性、吸湿性にすぐれているため、汗をかいても乾きやすい素材です。また通気性や肌ざわりもよいため、着ていて心地よい素材なのが特徴。ただし洗濯の際に縮んだり、ほうっておくとシワにもなりやすいため管理には注意が必要です。

トップスは明るめのカラーを採用したために、ボトムスはネイビーのスラックスとブラウンの革靴で落ち着いた色を採用。夏場なのでスラックスはメッシュ素材がおすすめかもしれません。ボトムスを落ち着いた色でまとめることで、全体的にカジュアルすぎずに、落ち着いた印象にしています。

・ネイビーポロシャツ×白パンツ×黒レザーシューズ

ノージャケットのスタイルで、トップスはネイビーのポロシャツを採用。ポロシャツは夏場の暑い季節に汗をかいたときを考えて、吸汗速乾タイプのもので、制菌加工されたものがおすすめです。ネイビーは合わせやすい色なので白のパンツともよく合います。白のパンツでさわやかさを演出できますが、主張が強くもあるので、ネイビーのポロシャツと黒のレザーシューズでうまく抑えています。夏にぴったりの涼しさやさわやかさは、印象もよく映るでしょう。

夏場は汗でTシャツが汚れる可能性もあるので、カバンを持ち歩く場合は、服の代わりなどを準備しておくのもよいかもしれません。できる限り周りに不快感を与えないことを意識しましょう。また、夏なのでジャケットが厳しい場合は、出席場所の雰囲気を事前に確認することをおすすめします。

・ギンガムチェックのボタンダウンシャツ×ベージュパンツ×黒スエードシューズ

夏場の暑い季節にノージャケット、タックインのスタイルです。トップスは、白と黒のギンガムチェック柄のボタンダウンシャツを採用。ギンガムチェックとは白とほかの色の2色で構成された、縦横一定間隔の格子柄のことです。かわいらしい印象を与えるので色選びには注意が必要ですが、落ち着いた色を選べば大人っぽい印象にもなります。

ボトムスはベージュで股上が浅めの、細身のテーパードシルエットパンツを採用。ベージュパンツはカジュアルすぎずに大人の印象を与え、さまざまなアイテムとも合わせやすい色です。タックインは着こなしによっては野暮ったく見えるので、カジュアルなチェック柄や細身のパンツを選んでいます。

秋おすすめのスマートカジュアルコーデ

秋は気温の変化もある季節で、気温に合わせてコーディネートを決めるむずかしさがあります。景観や気温も落ち着きを見せる季節なので、コーディネートもその雰囲気に合わせて落ち着いた服装を選ぶと、秋っぽい装いになります。ベージュやネイビー、カーキ、ブラウンなどのカラーは秋っぽさがあっておすすめです。

秋から冬にかけて気温がさがるので、ジャケットは必要になってきますが、ジャケットのなかにセーターを着るのもひとつです。セーターは目が細かいセーターを選ぶのをおすすめします。目が粗いと生地が厚くなってしまい、ジャケットのなかに着ると着膨れする可能性があるからです。

おしゃれをするのに大切なことは、季節に合った服装を着ることです。逆に季節感のない服装をしていると、スマートには見えませんし、悪い印象を与えかねません。秋は気温の変化もある分、コーディネートに迷ってしまうでしょう。そこで秋のコーディネートを紹介します。

・紺ブレザー×ブルーのホリゾンタルカラーシャツ×グレーパンツ×黒革靴

学生時代に着る機会があった人もいるかと思いますが、トップスにはブレザーを選択。ブレザーのなかでも人気なのが紺色のブレザーで「紺ブレ」と呼ばれ、注目を浴びています。

紺ブレのなかにもフロントボタンが1列のシングルタイプと、ボタンが2列のダブルタイプがあります。シングルはすっきりとしたスタイリッシュな印象で、ダブルは重厚感を感じる伝統的な雰囲気を持った見た目に。またフロントボタンにメタルボタンを使っていることも、ほかのジャケットとは少しちがったおしゃれを楽しめます。ここで紹介するコーディネートではシングルタイプを採用しています。

ジャケットのなかには、ブルーのホリゾンタルカラーシャツで清潔感やさわやかさを演出。ホリゾンタルカラーシャツには相性のよい、グレーのトラウザーパンツを合わせています。トラウザーとはパンツのことで、形はスラックスとよく似ています。日本ではスラックスがややカジュアルなパンツを含むのに対して、トラウザーはフォーマルなパンツのみを指すケースが多いです。

トラウザーはフォーマルな仕様とはなっていますが、カラーや柄によってはカジュアルな場面でも着ることは可能です。

トラウザーの基本的な仕様はフォーマルですが、カラーや柄などの選び方によりカジュアルな一面を持たせることも可能です。紺ブレやホリゾンタルカラーシャツと合わせることで、上品でおしゃれな雰囲気を与えます。

・グレーグレンチェックジャケット×ダークネイビーニット×チャコールグレーチノパン×黒ローファー

ジャケットにはグレーのグレンチェック柄を採用。グレンチェックとは、細かい千鳥格子柄を組み合わせたチェック柄のことで、イギリスの伝統的な柄のひとつです。グレンチェックは近くで見るとチェック柄だとわかりますが、遠目で見ると無地のようにも見えてさりげないスマートな着こなしに。グレンチェックは主張が強くないため、さまざまなアイテムと相性もよくコーディネートに取り入れやすい柄です。またフランネル素材の生地を選ぶことで秋らしく、起毛感があって季節にもぴったりです。

寒くなる季節にも、インナーにごわつかない薄手のダークネイビーのニットを合わせて防寒対策にも向いています。丸首の上質なニットを採用することでジャケットの相性もよく、ニットの内側に白のTシャツを重ね着して、首からのぞかせるのもおしゃれです。グレーのジャケットにダークネイビーの暗めのカラーを入れることで、全体を引き締める効果を発揮しています。暗めのカラー以外にも、ホワイトなどの明るめのニットを取り入れるのもおすすめです。

パンツにはチャコールグレーのチノパンを取り入れることで、ジャケットとカラーグラデーションをつくり、全体がきれいにまとまります。靴は黒のコインローファーを選ぶことで、全体をカジュアルな形でバランスよく統一しています。

・グレー千鳥格子ジャケット×グレーカットソー×ネイビージーンズ×ブラウンスエードシューズ

トップスには落ち着きのある、グレーの千鳥格子柄ジャケットを採用。千鳥格子柄とはイギリスが発祥の地で、ハウンドトゥースと呼ばれてます。猟犬(ハウンド)の牙(トゥース)の形をした柄が連続したような模様で、日本では千鳥が連なっている姿に似ていることからこの呼び名となっています。千鳥柄は着物でも秋冬によく取り入れられている柄で、秋に着用するのは季節感もあってぴったりです。無地のジャケットとはちがって、カジュアルでおしゃれの幅を広げるようなジャケットとなっています。

インナーにはジャケットに合わせてグレーのカットソーを採用。首元にややゆとりのあるラウンドネックのインナーで、シンプルですが大人の色気を感じさせる着こなしになっています。ボトムスはネイビーのきれいめのスリムタイプのジーンズを入れて、足元はブラウンのスエードシューズを採用。全体をカジュアルで落ち着いた、スマートな着こなしに仕上げています。

冬おすすめのスマートカジュアルコーデ

冬は気温もさがり、防寒対策にも目を向けながらおしゃれな着こなしが必要です。寒い時期に春夏素材のジャケットを着ていると季節感がない人だと思われることもあり、素材選びも重要です。また冬はクリスマスや忘年会など催しものが多い季節。1年間の労をねぎらって、高級レストランなどでパーティーの機会もあるかもしれません。その際にスマートカジュアルな服装を持っていないと、困ることもあるでしょう。

そういったパーティーの場面でおしゃれに気を使うと、仕事以外の面で好印象を与えられます。ただしどういった素材の服を選び、コーディネートをすれば、季節感のある服装になるのかわからない人もいるでしょう。そこで好印象を残せる、冬におすすめのコーディネートを紹介します。

・ネイビージャケット×黒タートルネックニット×グレースラックス×黒スエードシューズ

冬のトップスには高級感や、季節感のある服装を心がけたい人もいるでしょう。そこでトップスにはヘリンボーン柄のジャケットを採用。ヘリンボーン柄とは見た目が開いた魚の骨に似ていることから、ニシンの骨(Herring bone)と名付けられました。秋冬に取り入れられる柄であり、高級感があるのが特徴です。ヘリンボーンは平織り生地にくらべて厚みがあるため、耐久性があったり、シワになりにくかったりする点も長く使えておすすめです。

インナーは黒の薄手のタートルネックを選ぶことで着膨れを防ぎ、スタイリッシュな着こなしを演出しています。タートルネックは防寒性があるのはもちろんのこと、ジャケットを脱いでも1枚でおしゃれな着こなしに。ボトムスにはグレンチェック柄のグレーのスラックスを選び、カジュアルな素材でも大人っぽい落ち着いた雰囲気を演出しています。足元は黒のスエードシューズで、全体的に落ち着いた色でまとめ、大人の高級感があるコーディネートに仕立てました。

ここで、紹介したタートルネックを着るには、いくつか着こなしに注意したいポイントもあるので紹介します。まずは分厚い生地の服を選ぶと、見た目がごわごわするのでスマートに見えません。カシミヤなど薄手でも暖かいニットもあるので、素材選びも重要です。逆に薄い生地も着た際に身体にフィットしすぎてしまい、身体のラインが見えておすすめできません。余裕を見てワンサイズ大きなものを選ぶなり注意しましょう。

首元は1回折り返すのが基本ですが、それでも首回りがもたつく場合には、首元を折り返さないハイネックも検討しましょう。首の圧迫感が苦手な人にもハイネックはおすすめです。このようにタートルネックを着る際にはいくつか注意点があるので、理解しておきましょう。

・ブルーチェスターコート×白タートルネック×チャコールグレースラックス×白レザースニーカー

トップスには白のタートルネックと、ブルーのチェスターコートを採用。チェスターコートはビジネスシーンにもよく着られるもので、上品で清潔感やきっちりとした印象を与える服装です。そこでブルーや白のタートルネックのような明るめの色と合わせることで、カジュアル感を出しています。コートの素材はウールを選択しているので肌ざわりもよく、保温性もあるので冬にはぴったりの1着です。

ボトムスにも同じウール素材のきれいめのスラックスを採用。靴は白のレザースニーカーで、タートルネックやスラックスとバランスのよい色を選んでいます。全体的に上品かつ、カジュアルな仕上がりのコーディネートです。

ここで、紹介したチェスターコートの着こなしについていくつか紹介します。チェスターコートを着る際に、全体の色数が多くなるとカジュアルな印象になります。落ち着いた雰囲気を出したい場合は色数を少なくしたり、暗めの色を選択するとよいでしょう。またチェスターコートを着るとトップスにボリュームが出るため、細身のボトムスと合わせるとYラインが形成できます。Yラインとはシルエットの形で、Yラインは大人っぽく、スタイルをよく見せたい際に意識したいシルエットです。逆に太いパンツと合わせると、野暮ったく見えるので注意しましょう。

・ネイビーコーデュロイのセットアップ×黒タートルネック×黒コインローファー

見た目にも暖かく、着心地もよいコーデュロイのセットアップを採用。畝(うね)は独特の表情を持っており、着る人を上品におしゃれに着飾ります。ニットとも相性がよく、同系色の黒色でバランスよくまとめています。インナーを同系色でまとめるとぼやけた印象にもなりかねませんが、コーデュロイ自体に特徴があるので、スタイリッシュな印象に。

コーデュロイは保温性もあり、冬のシーズンに好まれている素材ですが、管理には注意が必要です。コーデュロイは毛並みの間にホコリがつきやすいため、エチケットブラシなどで除去するようにしてください。ガムテープでやると毛並みが崩れる可能性があります。また洗濯の際にはほかの服に色移りする可能性があるので、服を裏返しにして洗濯ネットに入れるなど工夫しましょう。

コーデュロイは冬に着ると季節感があり目を引く服装ですので、普段着ない人はチャレンジしてみるのもよいでしょう。

世代別のおすすめスマートカジュアルコーデ

ここまでスマートカジュアルに必要なアイテムや、季節別のコーディネートを紹介してきました。どういった服装がスマートカジュアルなのかを理解すると同時に、自分に似合う服を理解することも大切です。20代のような若者に似合うコーディネートがあれば、50代には50代に合った服装があります。

年代を意識した服装をしないと似合わないだけではなく、第三者に悪い印象を与えかねません。たとえば、50代が20代に似合う服装をしているとムリをしていると思われるかもしれません。どういった服装を選ぶかは自由ですが、パーティーなどの大勢の人が集まる場では年相応の服装を心がけましょう。そこでコーディネートどおりに着てもスマートにおしゃれに決まらない人は、以下の年代別のコーディネートも意識してみてください。

20代におすすめのスマートカジュアルコーデ

まずは20代におすすめのコーディネートを紹介します。20代になると企業にも就職し、学生気分ではなくなるでしょう。10代のころよりは大人っぽい服装を心がけましょう。服の材質もペラペラした安っぽいのではなく、少しこだわりのある素材を選ぶと若くても一目置かれるかもしれません。

ただ大人っぽさを意識しすぎて、落ち着いたブラウンやベージュ、カーキ、グレー色などで統一してしまうと、おじさん臭くなる可能性もあります。またあまりにも服装を大人っぽく決めすぎてしまうと、パートナーとレストランに行く際などに不釣り合いになる可能性も出てきます。「若さ」は若いうちにしか出せない特権でもあるので、リフレッシュさや清潔感は押し出すようにしましょう。

・紺ブレザー×白Tシャツ×黒スキニー×黒コインローファー

ジャケットはシングルタイプの紺ブレを採用し、すっきりとしたスタイリッシュな印象に。インナーには白Tシャツを選ぶことで全体を明るくさわやかに、若さを押し出すような服装にしています。紺ブレを選ぶことで、若さの上にもしっかりとした品質のものを身につけた大人の印象も与えています。

ボトムスはカジュアルに見える黒スキニーパンツを採用。黒スキニーは季節を問わず使える上に、さまざまな服装と合わせやすいアイテムです。細身のパンツをボトムスに持っていくとスタイルよく、おしゃれに決まります。また足元を同系色のコインローファーにすることで、足が長く見える効果も見込めます。スキニーは動きづらいといった懸念点がある人は、ストレッチ素材を選ぶことで解消されることもあるので、スキニーを検討してみてください。

・ネイビージャケット×白Tシャツ×グレーチェックパンツ×黒コインローファー

トップスは着ていても疲れづらい、ストレッチ素材のネイビーのジャケットを採用。ストレッチ素材は伸縮性があるため着ていても動きやすく、型崩れなどの心配も減ります。インナーには丸首の白Tシャツで若々しさや清潔感を演出。Tシャツの胸元には小さめのポケットが付いたものを選び、さりげないおしゃれも。

ボトムスはグレーに白線が入った、ウィンドウペンチェック柄のパンツを選択。ウィンドウペンとはウィンドウ(窓)とペン(枠)を合わせた言葉で、四角の窓枠のような格子柄のことです。イギリス伝統の柄で、イギリスの窓枠に似ているからこの名が付いたとされています。ウィンドウペンはシンプルなデザインで上品な印象を与え、20代の若い人でも大人っぽい雰囲気に。

ウィンドウペンの線が太くなるほどカジュアルで若々しく映り、細くなると大人のクラシックな印象に変わります。ウィンドウペンを着ると身体が大きく見える効果があるので、はっきりとした線の服を着ると、細身の男性でも大きく見せることが可能です。足元は黒のコインローファーを履くことで、膨張して見えやすいボトムスをきれいにまとめています。

30代におすすめのスマートカジュアルコーデ

30代では20代の若々しさから少し落ち着いた大人らしさや、ただ少し遊びの雰囲気も加えた服装がおすすめです。30代に入ると同窓会などの席に誘われることもあるでしょう。その際に堅苦しいビジネススーツで行くと、浮いてしまう可能性があります。そこでスマートカジュアルの出番ですが、30代は20代にくらべてお金の余裕もあるはずですので、材質にはこだわりたいもの。安っぽい服装でいってしまうと、周りの服装とくらべられた際にバレてしまいますし、恥をかくケースも。

服の材質にはこだわって、全体のコーディネートを選びましょう。それでは30代におすすめのコーディネートを紹介します。

・チャコールグレージャケット×白Tシャツ×グレーテーパードパンツ×黒ビーフロールローファー

30代にもなると、派手なトップスを選ぶと少し年齢的にムリに若づくりしているように見られることがあります。したがって全体をシンプルな服装にまとめています。チャコールグレーのジャケットはコーディネートもしやすくシンプルで、1着は持っていても損はありません。チャコールグレーのジャケットだと少し堅苦しく思われる可能性があるので、インナーには白Tシャツでカジュアルさを演出しています。大人の男性は、白Tシャツだけでもシンプルでスマートな装いに決まります。

パンツはストレッチ素材のテーパードパンツで、少し楽に着られる服装を採用。体型が少し気になりだした人でもストレッチ素材であれば、気軽に着こなせます。足元はビーフロールと呼ばれるローファーを選択しています。

コインローファーのハーフサドルの両端を糸で巻いたようなデザインで、タコ糸で巻いたローストビーフのような見た目から、この名前が付けられました。若々しさが強調されてカジュアルな見た目をした靴なので、まだ若さの残る30代に合った足元で全体をまとめています。

・ネイビージャケット×グレー丸首カットソー×白デニムパンツ×黒スエードシューズ

ストレッチ性のある少し厚手のネイビーのジャケットを採用。ジャケット生地が薄いと安っぽく見えるので素材にはこだわりつつも、着やすさも重視しています。30代にもなれば、子どもを連れてレストランに行く機会もあるでしょう。そのときに動きやすさは重要です。インナーにはグレーの丸首カットソーで、少しフィット感のあるものを採用。

ボトムスには白のストレッチ性のあるデニムを選択しています。白のデニムとなるときれいすぎて少し警戒してしまう人もいるかもしれませんが、白のスラックスよりも生地の凹凸があって男らしい印象になります。白のボトムスにチャレンジしたことがない人は一度、試着してみるのもよいかもしれません。ボトムスの白が膨張色となるので、足元は黒のスエードシューズでカジュアルにまとめています。

40代におすすめのスマートカジュアルコーデ

40代にもなれば世間的にも認められ、ある程度落ち着きを見せる世代です。年齢に合わせて大人の余裕を見せるような服装がおすすめです。取り入れるカラーも全体的に落ち着いた色でコーディネートを決めると、浮かずに万人受けされやすいスタイルに決まります。また体型も気になる年代にはなるので、ストレッチ素材をうまく取り入れたりするなど、体型をカバーできる着こなしも心がけましょう。

・紺ブレザー×白のモックネックニット×グレーのデニム風スラックス×黒ローファー

上品ながらもあまり堅苦しくないトップスとして、紺ブレはおすすめです。歴史あるトップスでほかのアイテムとも合わせやすく、インナーには白のニットタイプのモックネックを採用。モックネックとはタートルネックのように折り返しがないもので、ハイネックよりもネック幅が短い服装です。ハイネックも折り返しはありませんが、モックネックよりネックの高さがあります。(ネックの高さ2~3cm程度)

タートルネックは折り返しなど着こなしがむずかしい部分もありますが、モックネックは着こなしやすく、見た目もきれいにまとまります。ボトムスにはグレーのデニム風スラックスを採用し、デニムのようにカジュアルすぎず、堅苦しくないはきやすいパンツを採用。体型の変化が気になる人でもはきやすく、見た目もおしゃれなつくりとなっています。足元はサドルなどの装飾がない、シンプルなデザインのローファーを採用。シンプルでキレイな見た目となっているので、大人の40代にはぴったりなデザインです。

・ネイビーのサマーニット×白タンクトップ×グレーのイージーパンツ×黒ローファー

暑い夏にはTシャツ1枚で済ますこともあるかと思いますが、サマーニットを着るのもおすすめです。サマーニットとはコットンや麻などの素材を使った春夏用のニットで、吸水速乾性にすぐれたドライな肌ざわりが魅力です。Tシャツ1枚だと少しカジュアルすぎると心配な場合は、サマーニットできれいな見た目に仕上がります。

サマーニット1枚だけで少し物足りない人は、ニットの下に白のロング丈のタンクトップを着ることで、縦のレイヤードをつくることができます。サマーニットから白のタンクトップの裾が少し見えて、シンプルだった見た目からおしゃれな着こなしへと変わります。

パンツはセンタープレス加工されたイージーパンツで、ビジネススーツのように上品な印象に。足元は黒のローファーにすることで、シンプルな服装ながらも全体をスマートにまとめています。

50代におすすめのスマートカジュアルコーデ

50代にもなると人生経験も豊富となり、渋さや大人の落ち着いた雰囲気を服装でも演出しましょう。会社でもある程度役職が高くなっていることが予測されるため、服の材質などにもこだわりましょう。ただし、お気に入りの服で長く持っていてトレンドから外れた服を着ている場合もあるので、定番アイテムは定期的に買い替えることをおすすめします。目安としては5年以上古いものを持っていると、デザイン的にも古臭くなっている可能性も。

50代になると、年齢の理由から体型がふくよかになっている人もいますが、できる限り細身の服装を意識しましょう。服装もゆったりとした大きめのサイズを選ぶと、ダブついたり、よけいに身体が大きく見えてしまうことがあります。細身のスッキリとした服装を心がけることで、若々しくスマートな印象を与えられます。

・ブラウンのダブルブレストニットジャケット×白モックネックカットソー×黒のキャロット風スラックス×ブラウン革靴

トップスはエレガントな雰囲気漂う、ダブルブレストのニットジャケットを採用。生地は上質なウールニットクロスのもので、毛羽立ちもないきれいな見た目のものを選択しています。スリムなスタイルですが伸縮性もあり、動きやすさも重視。インナーにはシンプルな白の、モックネックカットソーを選んでいます。Tシャツよりも厚手で、ストレッチ性のある身体にフィットするインナーを選び、きれいなスタイルに仕上げています。

パンツは幅広なチョークストライプのキャロット風スラックスを選び、エレガントな雰囲気に。キャロットパンツは腰回りに少しゆとりがあり、ひざから裾にかけて絞られるような服装です。同年代ではいている人も少ないために目立つことも可能で、おしゃれな印象を与えられます。キャロットパンツをはくことで足元がすっきりとした見た目となり、全体をバランスよくまとめています。

・ブラックジャケット×黒のカットソー×デニムパンツ×黒コインローファー

トップスのジャケットは光沢感のある、ブラックのジャケットを採用。エレガントな色味で、ボトムスのカジュアルさをまとめています。ジャケットはストレッチ性のあるもので着こなしやすく、ほかのコーディネートでも合わせやすい一品です。インナーはジャケットと同じ色で合わせて、やわらかな肌ざわりのカットソーを選択。シンプルな見た目ですが、トップスを黒で統一することで落ち着いた印象を与えます。

ボトムスにはあえてデニムでカジュアルさを演出。トップスが黒のジャケットなので少し重たく感じる人もいるかもしれませんが、デニムパンツを採用して重さを緩和しています。デニムパンツを選ぶ場合は、スマートな細身のタイプを選びましょう。トータルバランスを考えて靴はジャケットと同色にし、あまり色数を増やさずにうまくまとめています。

スマートカジュアルで使える小物の使い方

結婚式の二次会などのカジュアルなパーティーに呼ばれた際には、普段しないようなおしゃれをして臨みたい人もいるでしょう。おしゃれをするとなると、ジャケットやパンツなどに目がいきがちですが、小物を取り入れるだけでもおしゃれはできます。ただ小物を利用する機会も少ないので、どういったものを選べばよいか悩まれるかもしれません。そこでおすすめの小物とその使い方について解説します。

ラペルピン

ジャケットの襟部分(ラペル)の穴をフラワーホールと呼びますが、ビジネスの場面では社章などを付けるイメージがあるのではないでしょうか。カジュアルな場面では社章以外に華やかなアクセサリーを付けることで、おしゃれを楽しめます。アクセサリーはラペルピンと呼ばれ、社章もラペルピンの一種です。

いくつかラペルピンにも種類があるので、スマートカジュアルで使えるラペルピンを紹介します。なおカジュアルなジャケットにはフラワーホールがない場合もありますが、その場合は襟の境目から約3cmを目安に取り付ければ使用できます。

・ブートニエールタイプ

ブートニエールのラペルピンは花のようなデザインで、フラワーホールの由来ともなったといわれています。ラペルピンの素材はゴールドやシルバーが一般的ですが、なめらかなシルク素材や、レザータイプもあります。小ぶりのかわいい花のデザインが多く主張もそれほど強くないので、上品におしゃれを楽しめておすすめです。

・ハットピンタイプ

ハットピンタイプのラペルピンは華やかなデザインのものが多く、エレガントな印象に。ハットピンタイプはピン部分をフラワーホールに通したあとに、なみ縫いのようにして表面にピンを出すので、ラペルに穴をあけることになります。ジャケットに穴をあけたくない場合は、フラワーホールの裏側で留め具を付けるような形となります。素材はゴールドやシルバーが多くてきらびやかな印象になるので、シンプルな服装に付けてもおしゃれな印象に。

・チェーンタイプ

ラぺルピンにチェーンがついたタイプのラペルピンです。チェーンが付いているので動くとチェーン部分が揺れて目立ちやすく、また華やかな印象を与えます。ラペルピンを付けている人も多数ではないなかで、チェーンタイプだと印象を強く残せるかもしれません。

以上のように、ラペルにちょっとした小物を付けることでおしゃれができます。服装だけではうまく個性を主張できない人でも、手軽に差別化できるのでおすすめです。つぎにタイピンについて解説します。

タイピン

ビジネススーツではネクタイの揺れ防止のために、タイピンを使うことがあります。スマートカジュアルでもネクタイを取り入れる着こなしもあるので、同様にタイピンを使ってもかまいません。ジャケットから見えるタイピンがコーディネートのアクセントになり、おしゃれな着こなしにつながります。タイピンが不慣れな人もいると思われるので、タイピンを付ける際のポイントや種類について解説します。

・タイピンを付ける位置はワイシャツの第3、第4ボタンの間が基本

タイピンを付ける位置は原則決まりはありませんが、位置によってはアンバランスになっておしゃれに決まらない場合があります。基本の目安はワイシャツの第3、第4ボタンの間を目安とすると自然な装いに。ただし、カジュアルな装いにする場合は少し位置を変えることもあります。

・ネクタイを少し引き上げた位置でつけると立体感が出せる

タイピンならではのテクニックですが、ネクタイを引き上げた位置にタイピンで固定すると、ネクタイが少し浮き上がり立体感が出せます。ビジネススーツもそうですが、ジャケパンスタイルでもトップスのVゾーンは目線が集まる場所です。Vゾーンが立体的だと雰囲気が変化し、こなれ感の演出にもつながります。

・斜めに付けてカジュアルに着こなす

タイピンは横に取り付けるのが一般的ですが、少し斜め下に付けることもカジュアルなシーンではおすすめです。ネクタイが細身のタイプでも斜め下にすることでカバーできますし、世界的にも人気となっている留め方です。

・タイピンには大きくわけて2種類のタイプがある

タイピンにはタイバーと呼ばれるタイプと、ピン(針)を使ったタイプの2種類です。タイバーは名前のとおりにバー(棒)状のような形をしています。そのなかでもバネを使って留める「わに口式」と、クリップのようにして留める「クリップ式」があります。

もう一方のピン(針)を使ったタイプには、「タイタック」と「スティックピン」とふたつのタイプに。両方ともピンバッジでネクタイを留めたようなイメージをしてもらえると、わかりやすいでしょう。タイタックはネクタイの剣の部分に刺し、スティックピンはネクタイの結び目に刺すような取り付け方をするので、針の長さが異なります。

・カジュアルなタイピンを使ってスマートカジュアルに

タイピンのなかにはアンティーク風なコインのタイピンがあったりと、カジュアルなスタイルによく似合うタイピンもあります。またメガネの形をしたタイピンもあったりと、遊び心が感じられるおしゃれなタイピンもあります。普段のジャケパンスタイルで付けたり、パーティーの席などで付けたりして、おしゃれを楽しんでみてください。

スマートカジュアルならオーダースーツSADA

ここまでスマートカジュアルの服装の説明や、構成するアイテム、コーディネートなどを紹介してきました。本記事で解説しましたが、スマートカジュアルをカッコよく着こなすにはジャストサイズであることが重要です。そこでオーダースーツSADAでは、ジャケットをフルオーダーでつくれます。既製品でジャケットを買うことももちろん可能ですが、既製品では自分の体型をカバーするものが見つからないケースも多々あります。

そこでSADAでは一人ひとりの身体を採寸し、身体のクセもふまえて世界でたったひとつのジャケットが作成可能です。結婚式の二次会やパーティーなど華やかな席では、こだわりのある上質なジャケットを1着は持っておくことをおすすめします。オーダーメイドの上質なジャケットを1枚着ているだけでも、全体のコーディネートがおしゃれに決まります。

SADAでは麻や綿など、ジャケットだけの専用生地で仕立てることも可能です。通常のビジネススーツとはまたちがった個性的な柄や、夏場に最適な素材も用意しているので、お気軽にスタッフに相談ください。オーダーメイドなので裏地やボタンなどにこだわりを活かし、周りとの差別化にもおすすめです。まずはお気軽にホームページから来店予約をし、足を運んでみてください。

結婚式の二次会やレストラン、同窓会などに行く際にどういった服装を着て行けばよいか迷う経験をしたことがあるでしょう。そういった機会におすすめのドレスコードが、スマートカジュアルです。スマートカジュアルという言葉を聞いたことはあっても、どういった服装か理解していない人や誤った認識をしている人もいます。そこでスマートカジュアルを構成するトップスやボトムスは、どういったものが最適かを解説しました。ただアイテムを理解しただけでは、スマートカジュアルをうまく着こなすことはできません。うまく着こなすのに不安な人のために、季節別や年代別におすすめのコーディネートを紹介しました。アイテム単体がよくても、トータルバランスがよくなければスマートな装いになりません。おすすめのコーディネートから、自分なりのコーディネートを見つけることをおすすめします。また、コーディネートと同様に自分のサイズに合った服装をすることがスマートな着こなしにつながります。そこで全体のなかでも重要な要素のジャケットを、オーダーメイドでつくってみてはどうでしょうか。オーダースーツSADAでは素材から選べたり、自分の身体にフィットしたジャケットをつくれたりと、世界でひとつの自分に合ったジャケットをつくることが可能です。スマートカジュアルを着る機会も多いので、オーダーメイドでつくることを検討してみてください。

渡辺 拓人