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高級スーツは何が違う?スーツをオーダーする際のこだわりポイントをご紹介!

スーツの値段の違いで何が変わるのか

スーツには比較的安価なものから高価なものまで幅広い製品が存在します。しかし、漠然と値段の違いがあることを知っていても、なぜ値段が違うのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

値段が違う理由とは?

スーツの値段の違いには明確な理由があります。理由はたくさんありますが、主なポイントはスーツの「生地」と「仕立て」に集約されるといえるでしょう。

#生地の違い

スーツの生地はスーツの見た目を左右する重要な要素です。生地の素材にはウール、リネン、シルクといった種類がありますが、素材が希少であればあるほど生地の値段は高くなります。大量生産できる「ポリエステル」と天然素材である「シルク」や「カシミヤ」では値段に大きな差があることは容易に想像できるのではないでしょうか。

商業的な目線では生地の流通と生地メーカーのブランド力によって値段が変化します。日本産の生地は間に入る中間業者が少ないですが、イギリスやイタリアから生地を購入する場合は輸入業者など多くの中間業者が間に入るので生地が高くなるのです。

生地メーカーは数多くあり、その生地の品質も多様です。品質が良いと評判の生地メーカーであれば需要が高いため、値段が高くなります。逆にあまり知られていない生地メーカーの場合は需要が低いため、値段が安くなるのが一般的です。

#仕立ての違い

大量生産できる既製品のスーツと1着ずつ着用者の体型に合わせて仕立てるオーダースーツでは値段に大きな差があることはイメージしやすいでしょう。オーダースーツにはパターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーという種類がありますが、この3種類の間でも手間の違いによって値段は大きく変わります。

値段が違うと何が変わる?

スーツの値段が違うことによってジャケットの様々な部分が変わるといえます。値段の違いに最も影響するのは「生地」そのものですが、ジャケットの「裏地」「ポケット」「ボタン」も変わるのが一般的です。それぞれについて簡潔に解説しますのでこの機会に覚えておきましょう。

#裏地

高級なスーツではスーツの表地と同じ生地が使われる一方、安価なスーツではナイロンの裏地が使われるのが一般的です。

#ポケット

安価なスーツのポケットは一般的にはフラップ付きの普通のポケットですが、高級なスーツにはチェンジポケットなどのお洒落なポケットが付いていることが多いといえます。

#ボタン

安価なスーツには大量生産できる安いボタンがつきますが、高級スーツではべっ甲ボタン、水牛ボタンなどの高価なボタンが付きます。

スーツを購入したときにこだわったポイント

スーツを購入する際、誰しもが何らかのこだわりを持って購入するのではないでしょうか。例えば、スタイリッシュに着こなしたい人であればウエストラインの「絞り」にこだわることでしょう。ここではスーツのジャケットについて、おすすめのこだわりポイントをご紹介します。

ジャケットのおすすめのこだわりポイントは「ポケット」です。ビジネススーツであれば腰ポケットはフラップポケットが一般的なポケットであるといえます。この腰ポケットを「スラントポケット」にし、更に「チェンジポケット」を付けると一般的なスーツとは差別化されたこだわりのジャケットが出来上がるのではないでしょうか

高級生地メーカー3選

オーダースーツを仕立てる際、一番の醍醐味は「生地選び」であるという人が多くいます。ここでは高級志向の人におすすめの高級生地メーカーを、生地の本場である英国、イタリア、日本からひとつずつご紹介します。

ロロ・ピアーナ

生地のことを少しでも知っている人であれば「ロロ・ピアーナ」の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。ロロ・ピアーナはイタリアを代表する高級生地メーカーであり、「ザ・ウェーブ」「タスマニアン」など世界的に有名な生地を作っています。生地は原材料にこだわって作られており、高貴でイタリアらしい色気があるのが特徴です。

ハリソンズ・オブ・エジンバラ

ハリソンズは英国を代表する高級生地メーカーであり、その生地は世界中のVIPから愛用されています。生地の種類は「ファイン・クラシックス」「リージェンシー」など多種多彩です。ハリソンズの哲学は「最上級の原毛のみが、最高級の服地を作り上げる」となっており、徹底的に素材にこだわっている点が特徴といえるでしょう。その生地は「しなやか」で「上品」な仕上がりでありながら、耐久面でも優れています。

ハードレックス(国島毛織)

日本の高級生地メーカーは愛知県西部から岐阜県にかけて広がる「尾州産地」に集中しています。日本有数の毛織物産地である「尾州」は上質なウールの産地として有名です。ハードレックスは1850年創業の国島毛織がオーダースーツ用に開発したブランドであり、高品質な生地を提供しています。

お気に入りの一着を長持ちさせるためには

高級スーツを仕立てた場合、思い入れも強く出来るだけ長く着用したいと思うのではないでしょうか。高級スーツはうまく手入れをすれば一生モノになるので、ポイントを押さえた管理を徹底すると良いでしょう。管理の重要ポイントとして以下の5つを紹介します。

  1. 通気性の良い場所で保管する
  2. シーズンオフにはクリーニングに出す
  3. 保管時はハンガーにかける
  4. ホコリや汚れが付いた場合はブラッシングする
  5. 1日着用したら2日休ませる

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは1923年創業の老舗オーダースーツ専門店です。仙台市と中国の秦皇島市に自社工場を構えており、年間12万着ものオーダースーツを製造しています。多くの著名人にも愛用されているオーダースーツSADAの魅力を2つご紹介します。

優れたコストパフォーマンス

オーダースーツSADAの魅力はなんといってもそのリーズナブルな価格です。オーダースーツと聞くと「高いのでは?」と直感的に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、オーダースーツSADAは主に2つの画期的な手法で、オーダースーツでありながらリーズナブルな価格を実現しています。

生地購入から縫製、販売までを自社完結

一般的なスーツ製造会社ではまず生地を商社が買い、生地卸業者などを経て縫製工場で製造します。多くの会社が関わるため、最終的なスーツの価格はどうしても高くなってしまうのです。オーダースーツSADAは生地仕入れから縫製、販売まで佐田グループで完結する体制を整えている為、こうした不要なコストを徹底的に排除できます。

先端技術導入による製造コスト削減

オーダースーツSADAではCAD(自動設計システム)、CAM(自動裁断機)を活用しています。これによりスーツの製造工程は究極にまで自動化されています。通常であれば職人が行う様な繊細な作業も自動化されている為、1点もののオーダースーツであってもほぼ職人が関与することなく完成させられます。これが抜群のコスパを発揮できる第2の仕組みです。

フルオーダースーツのフィット感

既製のスーツの場合、体の最も大きい部分に合わせてサイズを選んでいるため、体のすべての部分にフィットするスーツを探し当てることは難しいといえるでしょう。オーダースーツSADAでは体の20カ所もの部分を採寸して仕立てていくため、どんな体型の方でも自分の体にピッタリとフィットしたスーツを手に入れられます。

竹内 滋輔