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春のスーツコーデに悩むメンズ必見!ポイントを解説!

春のスーツコーデはどうやって決めていますか?年中、何着か用意したスーツを着回している方も少なくないでしょう。年代や職業にもよりますが「これからスーツを買い足す」という方は、ぜひ季節に応じたスーツを購入してみてはいかがでしょうか。季節感を合わせたスーツコーデは、周りからもオシャレに評価されるポイントです。春には、一般的に「春夏用スーツ」を購入します。春夏用スーツならなんでもいいのかというと、そういうわけではありません。春のイメージに合った「素材」「裏地仕様」「カラー」を適切に選ぶ必要があります。それだけでなく「インナー」「ネクタイ」「腕時計」などの組み合わせる小物も重要です。もちろん季節だけでなく、シーンに合わせて色柄や小物の選び方も変わります。全体を春のイメージに合わせて、上手にコーディネートしていきましょう。今回は、スーツを仕立てて2023年でちょうど100年になる「オーダースーツSADA」のスタッフが「春コーデのための春夏用スーツ選びのチェックポイント」「春夏用スーツに組み合わせる小物」について解説します。この記事ひとつ読めば、春コーデの基本はしっかり押さえられます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

スーツのコーディネートはいつでも同じものが良いというわけではなく、季節に応じて変えることが大切です。 その上で春の時期のスーツのコーディネートとは、一体どのようなものなのでしょうか。 そこで今回は、春夏用スーツを選ぶ際のポイントや組み合わせる小物について紹介します。 もうすぐ季節は春です。秋冬のアウターやトレンチコートといった服はクローゼットにしまいましょう。そして、この記事を読んだ上で、春の季節にぴったりなスーツコーデを実践してみましょう。

春夏用スーツを選ぶ上でのチェックポイント

春コーデの場合、スーツは春夏用のものを着ます。ただ、春夏用のスーツを選ぶ際には以下のようなチェックポイントがあります。

  • 素材
  • 背抜き
  • カラー
  • イメージ

自分にぴったりなものを買うためにも、4つのチェックポイントを踏まえて購入するようにしましょう。

チェックポイント1.素材

1つ目のチェックポイントはジャケット(テーラードジャケット)の素材です。 春夏用のスーツは秋冬用のスーツよりも生地が薄く、それでいて織り方が粗くて軽いという特徴を持っています。 また、サマーウールやリネン、モヘアといった素材が使われます。

チェックポイント2.背抜き

2つ目のチェックポイントは背抜きです。 背抜きとは肩や背中の上部を除く裏地が省かれている仕様のことで、春夏用のスーツによく用いられています。 背抜きのメリットはジャケットが軽くなる上に、通気性に優れることが挙げられます。 ただ、春夏用のスーツ=背抜きというわけではありません。 裏地があると汗を吸い込んでくれますが、ない場合は生地が直接汗を吸い込んで痛みの原因につながってしまいます。 そのため、お店によっては春夏用のスーツでも裏地があるものを勧める場合があります。

チェックポイント3.カラー

3つ目のチェックポイントはカラーです。 春らしい色のスーツにすることで、おしゃれなコーディネートとなります。 なお、春らしい色としては以下のカラーが挙げられます。

ライトブルー

ライトブルーは上品さや清潔感、クール感などを演出したいときにおすすめです。 ライトブルーの中にも鮮やかなトーンのものやグレイッシュなものまであるため、好きなものを選んでみると良いでしょう。 色鮮やかなスーツは涼しげな装いとしてぴったりであり、それでいて無地ならばシャツのデザイン次第で印象が変わります。 もし無地のスーツを着るのであれば、シャツとの組み合わせにこだわってみましょう。

グリーン

トレンドカラーとしておなじみのグリーンは、重厚感以外に穏やかな雰囲気も感じさせます。 グリーンに関しては2021年からのトレンドですが、2022年でもトレンドのカラーとして選ばれています。 グリーンのスーツを着るのであれば、統一感を考えてコーディネートするのがおすすめです。 グリーンとは違ったカラーのものを取り入れるのではなく、同系色のものを取り入れて統一されたコーディネートを目指してみましょう。

オフホワイト

自然な色であるオフホワイト系のカラーも注目されています。 オフホワイト系は透明感や純粋さ、新しさをイメージするカラーであり、モノトーンコーディネートとしても取り入れられます。 オフホワイト系のスーツはビジネスシーンには取り入れにくいですが、反対にプライベートの場面なら活用できます。 オフホワイト系のスーツは個性的なコーディネートも実現できるため、自分らしいファッションができるかもしれません。

チェックポイント4.イメージ

4つ目のポイントは、イメージです。上記の項目で触れたように、カラーによってイメージが異なります。 だからこそ、自分が演出したいイメージに合わせてコーディネートしていくことが大切です。 今回のような春の場合は、少しずつ暖かくなってきた季節ということもあって、涼しさや軽やかさをイメージしたコーディネートを心がけるのがよいでしょう。

春夏用スーツの小物もチェックしておこう!

春夏用のスーツを考える際には、組み合わせるものもチェックしておく必要があります。 全体的なコーディネートを考える上でも、インナーやネクタイ、腕時計のこともチェックしておきましょう。

インナー

春の場合、ビジネスシーンでは白の無地のシャツを選ぶ方が多くいます。 白の無地のシャツはビジネススーツとして一般的なカラーである、グレーやネイビーと相性が良く、ネクタイとも合わせやすいです。 他のカラーとしては、ブルーのシャツやピンクのシャツを使うのもおすすめです。どちらも涼しげな印象をアピールできます。 また、カラーだけではなくデザインもチェックしてみましょう。 ボタンダウンシャツやオックスフォードシャツなど、用途に合わせてぴったりなデザインのシャツを選ぶことで、その場に適したコーディネートができます。

ネクタイ

ネクタイはシーンに合わせておすすめのものが異なります。 例えばフォーマルなシーンやビジネスシーンの場合には、シルクタイがおすすめです。 一方でカジュアルなシーンならニットタイが良いでしょう。 また、ネクタイにもブランドがあり、シルクタイの場合は「フェアファクス」がおすすめです。 日本を代表するブランドであり、特に無地のシルクタイなら日本人に馴染みやすいものが多くそろっています。 ニットタイならば、「フィオリオ」が良いでしょう。 イタリアのネクタイブランドであり、さまざまなブランドのニットタイを請け負っています。 そのことから、すでに持っているニットタイも「フィオリオ」で作られたものかもしれません。その日の服装に合わせて柔軟にネクタイを選びましょう。

腕時計

近年では、スマホで時間が確認できることもあって付けていない方もいるかもしれませんが、せっかくならば腕時計も付けてみるのがおすすめです。 リーズナブルなものから高級なものまであるため、自分の予算で購入できる範囲で探してみると良いでしょう。 春におすすめの腕時計は複数あります。 具体的には「ハミルトン」の「ジャズマスター マエストロ」や「ボームメルシエ」の「クリフトン ボーマティック」、「グランドセイコー」の「SBGH267」などです。

おすすめの春スーツコーデ6選!

一口に春らしいコーデと言っても、コーデは人によってさまざま。ここでは春らしいアイテムを取り入れたコーデを6パターン紹介します。

1.ネイビースリーピーススーツ×ブルーシャツ×桜色ネクタイ

春らしいやや明るめのネイビーのスリーピーススーツ。ネイビーは定番の色とはいえ、スリーピーススーツの場合、ネイビーの面積が広くなり、落ち着いた雰囲気になることも。しかし、そのような雰囲気を払拭して、春らしい演出を担っているのがワイシャツとネクタイなのです。

ワイシャツはサックスブルーの無地を選択。スーツと同系色でありながら、淡く明るいサックスブルーのワイシャツが春らしい抜け感を演出しています。ネイビーのスーツが大人の落ち着きを表現する中で抜け感があるため、どこか期待と不安が入り混じったような雰囲気があります。

合わせるネクタイは桜色。淡すぎず濃すぎないピンクのため、弱々しい様子もなく、そうかといって強すぎる主張もありません。春の日差しを浴びながら咲く桜の花のように、胸元にささやかなワンポイントを添えてくれるのです。

合わせる革靴は無難にブラック。ワイシャツとネクタイで十分華やかさを表現したため、革靴はあえてシンプルに。ネイビーのスーツとブラックの革靴による安心感と、サックスブルーのワイシャツと桜色のネクタイによる春めいた躍動感がみごとにマッチしたコーデとなっています。

2.ネイビースリーピーススーツ×ブルーストライプシャツ×桜色レジメンタルタイ

1つ目のコーデと同様に、ベースにするのはネイビーのスリーピーススーツ。ベストがシングルのため、センターラインが強調され、顔からネクタイ、ベスト(ボタン)、スラックスにかけて一本線が印象的です。

ワイシャツはホワイト×ブルーのストライプを選択。スーツとワイシャツは同系色ながらブルーはネイビーより明るく、もちろんホワイトも明るいため、爽快感を放っています。腕を上げたときにスーツの袖から見えるワイシャツを、ワンポイントのように仕上げるのもおしゃれです。

ネクタイは桜色とブラウンのレジメンタル。ブラウンは単独では地味な印象になってしまいますが、桜色と合わせることで春を感じさせる印象に。桜色は桜の花、そしてブラウンは桜の木あるいは木を支える土のようにも見えます。

革靴はブラウンを合わせましょう。オーソドックスなブラックでも良いですが、ブラウンにすることでより春らしい印象になるでしょう。ネクタイと革靴のブラウンで統一感が出るところも、コーデの面白さを感じさせてくれます。

全体的に華やかさがあるため、胸にポケットチーフを挿せば、そのままパーティーに出席できそうな雰囲気すらあります。

3.ブラウンスーツ×ピンククレリックシャツ×ネイビーレジメンタルタイ

ブラウンはアースカラーの1つであり、人間が落ち着きや安心を感じる色とされています。余計な柄のない無地であれば、より自然に近い印象を受けるかもしれません。メインに据えるのはブラウンのツーピーススーツ。シンプルな2つボタンを選ぶことで、シンプルなコーデを心がけています。

ワイシャツは淡いピンクのクレリックシャツ。こちらも無地のため、まさに桜の花を連想させるような自然な雰囲気が特徴。襟までピンクだと少しうるさい印象になるかもしれませんが、クレリックシャツのため、襟はホワイト。ワイシャツのピンクと襟のホワイトが、顔を引き立ててくれます。

合わせるネクタイはネイビー×ホワイトのレジメンタルタイ。レジメンタルといってもホワイトのラインは非常に細いため、ネクタイ全体ではネイビーが目立つ配色。ブラウンのシャツとピンクのワイシャツが持つ強い躍動感を、一旦冷静にする役割をネクタイが担ってます。

革靴はあえてブラックに。ネクタイと共に全体をクールに締める役割があり、大人の落ち着きを表現してくれています。

4.ベージュスリーピーススーツ×ホワイトシャツ×ネイビーレジメンタルタイ

ネイビー、ブラック、グレーが一般的なスーツの中で、あえて選んだのはベージュ。ベージュの中でも明るい色のため、ベストを着ても威圧感がありません。ベストにシングルを選んでいることも、スリーピーススーツながら軽やかな印象を作るのに一役買っているでしょう。もちろん柄は無地。春らしく、とにかくシンプルがモットーです。

安定したベージュのベースがあり、アクセントとなるネクタイのネイビー(後述)があるため、ワイシャツはあえてシンプルな白無地に。スリーピーススーツとネクタイのつなぎ役としての役割を果たしています。

ネクタイはネイビー×ゴールドのレジメンタル。ネイビー単色だと落ち着いて見えますが、ゴールドと合わせることで、冷静でありながらも華やかな色に見えてきます。

胸ポケットから少し見えるブルーのポケットチーフが、ネクタイのネイビーとの相性の良いコラボを実現。全体的に優しいベージュが支配する中、ポケットチーフのブルーがさりげないアクセントになっています。

合わせる革靴はブラウン。全体的に軽やかなイメージを、足元がしっかり引き締めてくれます。

5.グレーシャドーストライプスーツ×ホワイトシャツ×ピンクドットタイ

春のスーツコーデといえば、どうしても取り入れたくなるのがピンク(桜色)。ピンクとグレーは相性のよい色です。

明るいグレーのツーピーススーツをベースに組み立てるコーデ。全体的に簡素な印象にしたいため、シンプルな2つボタンを選びます。柄は無地がベストですが、少し柄がほしいという方はシャドーストライプでもよいでしょう。

ワイシャツはシンプルな白無地を選択。ワイシャツも使って全体的にコーデを組み立てる場合は、色・柄がある方がよいかもしれません。しかし、今回はスーツやネクタイを際立たせるコーデのため、あえてベーシックな白無地を選択しました。

合わせるネクタイはピンクのドットタイ。ドットの大きさはそれほど大きくなく、シャドーストライプと同様に、近づいてはじめて模様が見えるというデザイン。近づいてはじめてスーツやネクタイのデザインが見えるところに、春の出会いのようなワクワクした印象を感じさせます。

革靴はブラウンを選択。スーツのグレーとネクタイのピンクが軽やかな印象を作るため、足元はきちんと引き締めたいところです。

6.グレーペンシルストライプスーツ×サックスブルーシャツ×ホワイトレジメンタルタイ

春コーデだからといって、必ずしもピンク(桜色)を取り入れる必要はありません。ピンクがなくても春めいた躍動感を演出コーデはできます。

スーツはグレーのペンシルストライプを選びましょう。細いながらも規則正しい縦のラインが見えるため、無地やシャドーストライプよりシャープな印象になります。ボタンはシンプルな2つボタンを選び、チェンジポケットを追加しておしゃれを楽しんでも良いかもしれません。

ワイシャツはサックスブルーの無地。ペンシルストライプのスーツもわりと存在感があるため、ワイシャツはシンプルにした方がよいでしょう。ジャケットの間から見える部分だけで、十分春の軽やかさを表現できています。

このコーデの中でもっとも特徴的なのはネクタイ。チャコールグレー×ブルー×ホワイトの間に差し色でゴールドが入るという豪華な色使い。ワイシャツ、スーツ、ネクタイの順に存在感が強くなっていくため、それぞれのデザインが喧嘩することはありません。

合わせる革靴はシンプルにブラック。ネクタイに華やかさがあるため、足元は無難に引き締めた方がよいでしょう。

自分にあった春のスーツの購入がおすすめ!

もしこれから春向けのスーツを買おうと考えているのであれば、オーダースーツを選んでみてはいかがでしょうか。 最後の項目ではオーダースーツの魅力やおすすめの専門店について紹介しているので、ぜひこの項目までチェックしてみてください。

オーダースーツの魅力

オーダースーツの魅力は、やはり自分の身体にフィットするスーツが購入できることです。 既製品はその日のうちに購入できますが、自分の身体にフィットするものがなかなか見つからないかもしれません。 しかし、オーダースーツの場合はその人の身体を調べた上で仕立ててくれるため。フィットするスーツを入手できます。 また、生地やデザインなどをこだわれるのも魅力的なポイントです。 スーツの生地にはさまざまなブランドがあり、こだわるがある方にとっては「この生地を使ったスーツを着たい!」と考えている方もいるでしょう。 そのような想いを叶えられるのが、オーダースーツです。

オーダースーツならSADAがおすすめ!

もしオーダースーツを仕立ててもらおうと考えているのであれば、「SADA」がおすすめです。 多くの著名人のスーツを仕立ててきた実績がある上に、リーズナブルな価格で購入できます。 そのため、初めてオーダースーツを買う方にとっても利用しやすい専門店です。

春のスーツコーデはポイントを押さえて!

今回は、春夏用スーツを選ぶ際のポイントや組み合わせる小物などを紹介しました。 スーツも春のことを考えてコーディネートすることにより、おしゃれなものとなります。 そのため、春のコーディネートをするのであれば、今回紹介したポイントを踏まえて考えてみましょう。

春コーデで注意すべきポイントは、サマーウール、リネン、モヘアのような「生地が薄く、粗織りの軽い素材」通気性の良い裏地の「背抜き仕様」ライトブルー、グリーン、オフホワイトなどの「春らしい明るいカラー」の3つです。この3つ全体の「イメージ」を、春らしくまとめあげましょう。涼しさや軽やかさのように、まさに「「春」をイメージしたコーディネートがポイントです。インナーはビジネススタイルの基本、白の無地がおすすめ。スーツの定番である、グレーやネイビーとも相性がよく、ネクタイの合わせやすさもバツグンです。そのほかには「ブルー」「ピンク」の涼しげな二色も良いでしょう。ボタンダウンやオックスフォードのシャツを選び、カジュアルダウンさせてみるのも一興です。ネクタイは、フォーマル・ビジネスなら「シルクタイ」カジュアルなら「ニットタイ」がおすすめ。迷ったら、シルクタイは「フェアファクス」ニットタイは「フィオリオ」のブランドから選んでみてください。また、光沢感のある腕時計も、春・夏のイメージを底上げするアイテムです。最近はつけていない方も多、周りと差をつけるチャンスです。自分の予算感に合わせた腕時計をぜひ購入してみましょう。

大久保一雄