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2023年のトレンドカラーは「ビバ マゼンタ」!マゼンタに合わせやすいカラーはどんな色?

アメリカに本社を置くPantone社は、「PANTONE(パントン、パントーン)」と呼ばれる世界共通の色見本帳を開発したことで知られる企業です。毎年12月には、あらゆる面で翌年のトレンドの基準色となる「カラー・オブ・ザ・イヤー」を発表しています。「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、世界中のさまざまな業界や芸術分野、社会経済の動向など、あらゆる側面を分析した上でPantone社により決定される色です。2022年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」が「ベリーペリ」に決定され、注目される2023年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」には「ビバ マゼンタ」が選出されました。鮮やかで深みのある赤い色合いが特徴的な「ビバ マゼンタ」は、コロナ禍によって引き起こされて現在も継続している社会不安からの脱却と、未来への希望を表現しているとされています。リアトリス・アイズマンの言葉を一部抜粋すると、「パワフルで自信に満ち」つつも、「攻撃的ではなく、よりポジティブな未来を創造するデザイン力を持つ」色とされているそうです。単色での利用はもちろん、他の色と合わせて使用できる使い勝手の良い「ビバ マゼンタ」は、コーディネートにより印象を大きく変化させます。スーツに合わせるのであれば、近い系統の色である「赤」や「ボルドー」を選ぶと良いでしょう。ネクタイに使用してワンポイントカラーとして引き立てるのも効果的です。

2023年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」に、PANTONEが「ビバ マゼンタ」を選出しました。

PANTONEは、さまざまな分野を調査して新たに影響力を与える可能性のある色を、翌年のテーマカラーとして選びます。今回選出された「ビバ マゼンタ」は、ポジティブな未来に向けたデザインの創造を促す色であると説明しました。また2023年のカラーは、気候変動やサステナビリティ、土地の保護などをめぐるムーブメントが盛んになるにつれ、人々がニュートラルなカラーに惹かれている傾向を認識して決定したようです。

この記事では、そんなポジティブな未来を創造するとともに、活気に満ちた力強い赤色でもある「ビバ マゼンタ」というカラーについて詳しく解説します。また、このカラーを有効的に活用する手段などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

2023年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」は「ビバ マゼンタ」

2023年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのは、「ビバ マゼンタ」というカラーです。

ここでは「ビバ マゼンタ」が一体どんな色で、どうして今回のトレンドに選ばれたかの理由や、色の使用方法などについて解説します。

「ビバ マゼンタ」はどんな色?

「ビバ マゼンタ」は、温かみと冷たさを兼ね備えた色合いが印象的な、鮮やかでありながら深みのある赤色です。PANTONEは、フィジカルとバーチャルの世界を心地よく行き来するハイブリッドなバランスが、現代の多次元の世界をほうふつさせていると説明しています。また、バーチャルな空間を意味するメタバースの世界感を表現する色としても選ばれています。

HTMLのカラーコードは「#BE3455」で、RGBは「R190・G52・B85」です。

「ビバ マゼンタ」がトレンドに選ばれた理由

力強くエネルギーに満ちた鮮やかな赤色が、近年のコロナウイルスによる不安や社会経済状況からの回復、明るい未来への希望が表現されているとのことです。

リアトリス・アイズマンというエグゼクティブ・ディレクターは、「パワフルで自信に満ち、感動的で独創的。ウィットにも富んでいて、全ての人を包み込むような表現力がある。この活気に満ちた赤は、力強さと自由な自己表現力を表す。ただしその強さは攻撃的ではなく、よりポジティブな未来を創造するデザイン力を持つ」と説明しています。精神に活力を与え、内なる強さを構築する手助けをする色といえるでしょう。

「ビバ マゼンタ」の使用方法

PANTONEが選出した「ビバ マゼンタ」について、Color Design Firm代表の網村眞弓氏は「はっきりした明るい色で、一つ加えるだけでも新鮮で力強い躍動感が味わえる」と評価しています。

一面で大胆に使ってもその良さを生かせますが、ワンポイントでも十分に映える色です。そのため用途は限定されないのが特徴的で、着物や和紙、漆といった日本の素材と組み合わせても映えることが期待されています。

「PANTONE」とは?

日本ではパントン、またはパントーンとも呼ばれる世界共通の色見本帳の名称です。アメリカ合衆国ニュージャージー州に本社がある企業・Pantone社のことも指します。

世界各国で印刷の色を伝えるために使用されており、PANTONEの色見本は グラフィックデザインやファッション、製品デザインや家具、印刷など幅広い製品や業界で色の指定に使われています。印刷会社の工場では、PANTONEのカラーチャートが用意されているでしょう。

そして、「カラー・オブ・ザ・イヤー」はPANTONEが主催しており、新たに影響力を与えるであろうとされる色を毎年12月に発表しています。

「PANTONE」は色見本の企業

PANTONEは、元々は化粧品メーカーに色見本帳を印刷する会社を母体に創業されました。色の全てにひとつずつナンバーが割り振られており、ナンバーを指定することで、色の共通認識を持つことが可能です。そして色見本だけではなく、紙の印刷物はもちろん、WEBやプロダクトなど

幅広い用途で使われており、先行きのカラートレンド情報の発信もしています。

「JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)」という、カラーデザインの向上と豊かな色彩生活を目指してさまざまな活動をしている団体ともつながりがあり、コラボなどもしているようです。

「カラー・オブ・ザ・イヤー」について

「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、PANTONEが毎年開催している催しです。

PANTONEの専門家たちは世界中をめぐり、エンターテインメント業界やアート、デザインにおける全ての分野を分析しています。さらに話題の観光地や新しいライフスタイル、社会経済状況などの考察から、グローバル・カルチャーにおいて現在起きていることを反映した色を選定しているのです。

「カラー・オブ・ザ・イヤー」の選定は毎年、慎重な考察とトレンド分析を基に行われ、色に影響を与える世界中の多彩な領域を綿密にチェックしています。テーマカラーを毎年選定しているため、さまざまな業界が選ばれた色を基準にしているのです。

2022年と2023年のトレンドカラーを比べて分かること

まず2022年のトレンドカラーである「ベリーペリ」は、活気のある赤紫の色味を帯びた、ダイナミックで紫がかった淡い青色をしています。対して「ビバ マゼンタ」は、温かみと冷たさを兼ね備えた色合いが印象的な、鮮やかでありながら深みのある赤色です。

「ベリーペリ」は、コロナウイルスの影響によって従来とは異なる生き方や働き方への移行期にあることを表現しており、「ビバ マゼンタ」は近年のコロナウイルスによる不安や社会経済状況からの回復、明るい未来への希望が表現されています。

「ビバ マゼンタ」に合うカラーやコーディネート

一面で大胆に使ってもその良さを生かせますが、ワンポイントでも十分に映える「ビバ マゼンタ」は、用途は限定されないのが特徴です。そのため、さまざまなカラーやコーディネートに合わせることができます。

カラー自体が女性らしさも感じられる華やかなものであるため、ワンピースなどの一枚で完結する主役級アイテムにもおすすめです。今のようなシーズンに普段使いとして着る場合は、タートルネックやハイネックのニットなどが良いでしょう。小物で取り入れても、冬コーデに映えてポイントづくりにぴったりです。華やかさが加わるため、コーディネートのマンネリ防止にも効き目があるでしょう。

以下、カラーとの相性やコーディネートの一部具体例です。

ビバ マゼンタ×白

白は、すっきりとしたイメージや、軽やかな印象を与える効果があります。

パキッとした鮮やかさが特徴のマゼンタ色は、白と組み合わせてもぼやけることなく、コーディネートにメリハリをつけてくれるでしょう。白のシャツに柔らかな色合いのスカートを合わせた、全身シックなフェミニンコーディネートも、マゼンタ色が引き締めてくれるため重たく見えないのでおすすめです。

ビバ マゼンタ×黒

黒のその引き締まった色合いはシック、高級、重厚感などのイメージを与えます。

どんな色にも合うベーシックカラーの代表格である黒は、もちろんマゼンタ色ともばっちりな組み合わせです。トップス以外を全て黒で統一しても、マゼンタ色の華やかさのおかげでコーデが重く見えません。アウターからちらりとのぞく「ビバ マゼンタ」のトップスは、冬コーデの差し色としても効果的です。ざっくりニットよりも薄手のタートルなどで「ビバ マゼンタ」を取り入れる方が、着まわしの面ではおすすめします。上からカーディガンを羽織って、派手さを抑えながら取り入れるというアレンジをすると、主張の強いカラーでも「いつも同じ色を着ている」という印象にもなりません。

ビバ マゼンタ×グレー

灰色は主張の少ない色であるため、シンプルで洗練されたイメージがあります。

大人のかわいらしさを強調してくれるマゼンタ色は、女性らしさもアピールしたいときにぴったりです。ライトグレーのハイネックニットとタイツは、マゼンタ色のボトムスと合わせることですっきりまとまりながらも、落ち着いた女性らしさをプラスしてくれます。

ビバ マゼンタ×ベージュ

肌なじみの良いベージュは、コーディネートに取り入れることで、雰囲気をやわらかく見せてくれる効果があります。パキッと鮮やかなマゼンタ色にベージュを組み合わせれば、色の主張をほどよく抑えてくれるため、マゼンタ色の服が着やすくなるのでおすすめです。

ビバ マゼンタ×カーキ

メンズライクな印象が強いカーキ色は、マゼンタ色をカジュアルに着こなしたいときに組み合わせるのがおすすめです。女性らしいマゼンタ色のニットセーターに、あえてカーキ色のパンツを合わせてカジュアルダウンさせると、エレガントさが中和されて遊び心のある、カジュアルコーデに雰囲気が変わります。

ビバ マゼンタ×ブルー

ブルーには、冷たい・涼しいといった印象があり、冷静、悲しみなどの意味があります。

ブルーといってもさまざまな色味がありますが、基本的にマゼンタ色とデニムのブルーは、全て相性抜群です。そのためトップスを変えずに、デニムの色味を変えるだけでコーディネートの雰囲気も変わるので、多彩な組み合わせが楽しめます。

ビバ マゼンタ×グリーン

グリーンの魅力はやはり、ポジティブでヘルシーなイメージを醸し出してくれるところです。

花柄のレースやフリルといったフェミニンな雰囲気のトップスにスリムパンツを合わせれば、フェミニンな雰囲気を残しつつも、すっきりとした印象を与えることができます。

「ビバ マゼンタ」なら赤やボルドー系のスーツもおすすめ

ユニークな個性を発揮しつつも、上級者のオシャレ感や個性を演出できるボルドースーツは、結婚式やイベントなどのシーンにおすすめです。アパレル関係の方やオフィスカジュアルが許容されている方の中でも、ひと味違うスタイリングを求める方から人気のあるカラーといえます。

赤やボルドー系のスーツはマゼンタに近い色

赤やボルドー系のスーツはマゼンタに近い色のため、比較的落ち着いた系統の配色ゆえに人気です。

しかし、一応同系統になるピンクスーツは着用シーンを選び、なおかつカラースーツの中でも個性的なスタイルになるため、ビジネスシーンなどではセットアップで着ている方はほとんど見かけません。しかし、身に着けているアイテムのアクセントとしては良く選ばれています。

ネクタイなどのワンポイントにも

ネクタイを選ぶときに大事なことは、シャツとスーツ、ネクタイの色と柄のバランスです。また、TPOによっては派手すぎないかどうか、逆に地味すぎないかどうか、しっかりと考えて組み合わせを選びましょう。

赤系統のネクタイが与えるイメージは、情熱的・積極的・勇敢・リーダーシップなどが主になります。情熱を感じさせたい勝負の日や営業のときに選びたい色です。仕事を任せたくなるような頼もしい印象を与えたいときには、はっきりした色味の赤系のネクタイがおすすめといえるでしょう。積極的に自分をアピールでき、相手にしっかりと熱意を伝えやすくなります。

トレンドカラーに合わせやすい!オーダースーツ専門店の「オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」は、店舗数日本最大級のオーダースーツの専門店です。

オーダースーツSADAは2023年1月現在、日本国内に49店舗あり、本格オーダースーツをお手頃な低価格で提供しています。SADAのオーダースーツは正真正銘のフルオーダーで、経験豊富なスタイリストが身体のクセや特徴などに応じて微妙な補正を加え、ジャストフィットする1着を仕立ててくれるのが特徴です。ゆえに、トレンドカラーに合わせたスーツを仕立てたいといった要望も実現可能で、納得のいくスーツをお届けすることができるでしょう。

世界に1着しかない、あなただけのオリジナルモデルのスーツをお手元にいかがでしょうか?

まずはお気軽に、「オーダースーツSADA」の公式サイトまでお問い合わせください。もちろん、店舗へのご来店も大歓迎です。

2022年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、コロナ禍によってライフスタイルや働き方が変化しつつある時期を表す色として、紫がかった淡い青色の「ベリーペリ」が選出されました。そして2023年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、コロナ禍からの回復と希望を表す赤色である「ビバ マゼンタ」となっています。鮮やかな色合いの「ビバ マゼンタ」ですが、特に用途が限定されることはなく、さまざまなコーディネートが楽しめる色である点が特徴的です。「女性らしさ」を表す印象があるものの、性別を問わず着用できる汎用性の高い色でもあります。白や黒といったモノトーン系統だけでなく、ブルーやグリーン、カーキなどとの相性が良いため、演出したい印象に応じてコーディネートすると良いでしょう。スーツコーデに取り入れるのであれば、近い色合いの「赤」や「ボルドー」を選ぶことをおすすめします。トレンドを意識したコーディネートで仕上げれば、印象が良くなるだけでなく、落ち着いた雰囲気も演出できます。トレンドカラーを取り入れたスタイルは、“ただのおしゃれ”にとどまらないイメージを周囲にアピールできるのです。「カラー・オブ・ザ・イヤー」を意識したスーツコーデを完成させたいのであれば、豊富な実績を誇るオーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」で相談してみましょう。トレンドのカラーを取り入れるのはもちろん、既製品では味わえないフィット感のあるスーツを手に入れることも可能です。

小笠原 蓮奈(おがさわら れんな)