青スーツ徹底解説！色の濃淡で印象がガラリと変わる青（ブルー）スーツの基本とコーディネート例
「青スーツ」と聞くと、個性的でコーディネートが難しいという印象を抱く方も多いのではないでしょうか？実は、青は世界で一番嫌う人が少ない色といわれており、年齢や性別を問わず愛される色のため、ぜひスーツにも取り入れてみたい色といえます。
一口に青スーツといっても、色の濃淡やネクタイとのコーディネートによって着こなし方は千差万別。場合によっては、誰でも簡単に着こなすことができるのです。
この記事では、青スーツが人に与える印象から実践的なコーディネート例まで詳しく解説します。
濃淡でかわる！青（ブルー）スーツが人に与える印象とは？
色には人にさまざまな印象を与える効果がありますが、一般的に青（ブルー）は「信頼」「誠実」「知的」などの印象を与えるといわれています。
それでは、人は青（ブルー）スーツにどのような印象を抱くのでしょうか。同じ青の中でも、濃淡の違う3色の印象について解説します。
鮮やかな青
着用しているだけで「華やか」「個性的」「おしゃれ」という印象を与える色です。
コーディネートするシャツやネクタイの色、生地の光沢感によっては、より華やかさを演出することができます。
おしゃれ感やトレンド感を求めたいシーン、結婚式の二次会やパーティーなどにおすすめです。
くすみ感のあるグレーブルー
落ち着きのあるグレーブルーは、華やかさの中にも「知的さ」を印象づけることができます。品格のある落ち着いた印象を与えることができるため、おしゃれはしたいけれど、個性的すぎるものは避けたいという方や、初めて青（ブルー）スーツを着る方にもおすすめです。
比較的どんな色や柄のネクタイでも合わせやすく、ビジネスシーンで求められるきちんとしたイメージも崩しません。
白っぽく明るさのある青
白っぽく明るさのある青は、顔映りがよく「爽やか」「フレッシュ」な印象を与える色です。
日本ではなかなか選ぶ人の少ない色ですが、シャツやネクタイの色柄によってポップな雰囲気にもシックな雰囲気にもなる便利な色といえます。柔らかい印象を持たせつつもアクセントになる色なので、ビジネスシーン・パーティシーン問わずに活躍するでしょう。
涼しげで爽やかな印象から、特に春夏におすすめの色です。
青（ブルー）スーツを着るメリット
青（ブルー）スーツを着ることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
青（ブルー）スーツはその色の明るさから「仕事で着ても大丈夫なのか？」と悩む方もいますが、近年ビジネススタイルのカジュアル化が進んでいることから、スーツカラーの選択肢も増えています。
青（ブルー）スーツは、一般的によく着られるネイビーのスーツよりも華やかな印象を与えることが可能なファッションです。色が明るいため、20代・30代はより若さを強調することができ、40代・50代は若々しい印象をアピールできます。
また、個性的な青（ブルー）スーツは周囲と重なりづらく、自身の個性をアピールすることができるでしょう。
青（ブルー）スーツを着るデメリット
青（ブルー）スーツを着ることにより発生するデメリットもあります。
青（ブルー）スーツの個性的さゆえに、場面によっては着用に不向きな場合があるのです。
特に、目上の人に会う際や誠意を見せなければならない謝罪の場面では、コーディネートによっては軽い印象を与える恐れがあるため不向きといえます。また、新入社員など社歴の浅い人も着用を控えた方が無難でしょう。ビジネスシーンにおいては、濃い色のスーツしか着てはいけない場面があることを覚えておく必要があります。
なお、ライトブルーのスーツは、着る季節を間違えると寒そうな印象を与えかねません。春夏に着用し、秋冬は避けるとよいでしょう。
青（ブルー）スーツに合うおすすめの柄は？
個性的な青（ブルー）スーツですが、せっかく着るのであれば柄にもこだわりましょう。青（ブルー）スーツにはどのような柄が合い、またどのような印象を与えることができるのか、3点解説します。
おすすめの柄①シャドーストライプ
スーツの柄において定番である「シャドーストライプ」は、薄い影のようなさりげないラインのストライプが特徴です。シャドーストライプは織りで柄を入れているため、光の当たり具合で雰囲気が変わります。
柄物に抵抗がある人もチャレンジしやすい柄で、シンプルな無地の生地よりもさりげないおしゃれが楽しめる人気の柄です。きれいな青（ブルー）スーツに取り入れるとシャドーストライプ独特の光沢が加わり、品のある大人っぽい雰囲気をまとうことができるでしょう。
爽やかな雰囲気を持ち、体のラインをシャープに見せる効果もあります。ビジネスシーンでも派手にならず、どんな人でも着こなしやすい柄です。
おすすめの柄②ウィンドウペン
カジュアルな印象になりがちなチェックの中でも、「ウィンドウペン」は伝統的な柄のため、トラッドでクラシカルな印象を与えるでしょう。派手な印象を与えがちな青（ブルー）スーツに合わせることで、落ち着いたクラシカルな雰囲気にしてくれます。やや派手めの明るいブルーも、上品な大人のコーディネートに変えてくれるため、チャレンジしやすい柄といえます。
ビジネスシーンでもマナーをおさえつつ、おしゃれを楽しむことができる柄です。
おすすめの柄③チョークストライプ
ストライプにもさまざまなタイプがありますが、その中でも太めのラインが入ったものを「チョークストライプ」と呼びます。青（ブルー）スーツの華やかさをより引き立て、強い存在感やリーダーシップを連想させる効果が期待できるでしょう。中堅クラスや役職に就いた人におすすめです。
ベストやポケットチーフなどのアイテムと合わせるなど、ドレッシーに仕上げることで結婚式の二次会やパーティーシーンなどにも使いやすい柄といえます。
青（ブルー）スーツに合うおすすめのシャツ色は？
目立つ色味の青（ブルー）スーツにはどんな色のシャツを合わせればよいのでしょうか。おすすめの色とその理由を2点解説します。
おすすめのシャツ色①無地のホワイト
無地のホワイトシャツは青（ブルー）スーツのコーディネートには欠かせません。個性的で明るい色合いが多い青（ブルー）スーツでは、無地のホワイトシャツを着用することでスーツの青を引き立てましょう。
太いチェック柄やストライプ柄のように主張の強いシャツは、青（ブルー）スーツに取り入れてしまうとごちゃごちゃとしたバランスの悪い印象になってしまいます。
特に、これから青（ブルー）スーツを取り入れる人は無地のホワイトシャツから始めてみると良いでしょう。
おすすめのシャツ色②淡いブルー
まとまりの良い印象に仕上げるためには、同系色を使うのがベターです。同系色の淡いブルーを選ぶことで、無地のホワイトよりもコーディネートをまとまりのある落ち着いた雰囲気に仕上げることができます。
個性を強調させたい人は、ブラックの細いストライプや、格子柄の目立たないチェック柄などを使うと、悪目立ちせず効果的なおしゃれができるでしょう。
ブルースーツに合わせるネクタイの色柄は？
スーツファッションを楽しむためには必須ともいえるネクタイ選びですが、青（ブルー）スーツの場合はどのような色柄を選べば良いのでしょうか。選ぶべき色と注意しておきたいポイントについて、詳しく解説します。
おすすめのネクタイの色柄①無地のネイビー
無地・ネイビーのネクタイは、青（ブルー）スーツを着こなす上では必ず持っておきたいマストアイテムです。ネイビー色のネクタイは「真面目」「知的」「清潔感」といった印象を与える効果があります。淡いブルーのシャツ同様、同系色であることからまとまりのよいコーディネートになり、すっきりと落ち着いた印象の着こなしを実現できるでしょう。
無地・ネイビーのネクタイには顔回りを引き締めて見せる効果があるため、商談やプレゼンで着用すると、知的でスタイリッシュな印象を与える効果が期待できます。
おすすめのネクタイの色柄②ボルドー
ネイビーのスーツにも相性の良いボルドーのネクタイは、青（ブルー）スーツにも相性が良いアイテムです。ボルドー色のネクタイは「積極性」「情熱」「やる気」といった印象を与える効果があり、青（ブルー）スーツと合わせることで、知的でクラシカルな雰囲気になります。
ボルドーのネクタイにもさまざまな色味がありますが、赤みの強い鮮やかな色は派手になりすぎるためおすすめしません。くすみの効いたボルドーを選びましょう。
おすすめのネクタイの色柄③イエロー
イエローのネクタイは、青（ブルー）スーツには定番の組み合わせです。イエローカラーは「明るい」「面白い」「好奇心旺盛」といった暖かみのある印象を与えるため、相手との交流を深めたいシーンなどに有効といえます。また、40代や50代など、年齢を重ねた人が青（ブルー）スーツを着る際にもなじみの良い色です。
鮮やかなイエローはより個性的に、淡いイエローはより暖かみのある印象になります。
おすすめのネクタイの色柄④ブラウン
ブラウンのネクタイが与える印象としては、「堅実」「穏やか」「努力家」などが挙げられるでしょう。
ブルーにブラウンを合わせる方法を、イタリア語で「アズーロ・エ・マローネ」といいます。イタリア語でアズーロは空色、マローネは栗色を指し、定番の組み合わせとして愛されているようです。
ブルーとブラウンの絶妙なコントラストで、おしゃれを楽しんでみるのも良いでしょう。
おすすめのネクタイの色柄⑤パープル
パープルはブルーを混ぜて作られた色のため、青（ブルー）スーツとの相性も良い色です。パープル色は「高貴」「堂々」「芸術的」といった印象を与える効果があります。
濃いパープルのネクタイは、コーディネート全体をまとめてくれる効果も期待できるのでおすすめです。インナーはシンプルにホワイトを選びましょう。
おすすめのネクタイの色柄⑤同色系のドット・ストライプ
柄物のネクタイを着用するなら、スーツと同じブルー系のドットやストライプがおすすめです。ドットは「上品」「清潔感」、ストライプは「勤勉」「知的」といった印象を与える効果があります。
柄が小さなものを選ぶことで、主張しすぎずおしゃれを楽しむことができ、ビジネスシーンにもマッチさせることが可能です。
青（ブルー）スーツのコーディネート例
最後に、青（ブルー）スーツのコーディネート例について、特に気をつけたい3点に焦点を当てつつ解説します。
おすすめコーディネート①ブラウンの靴・ベルト
青（ブルー）スーツにブラウンのレースアップシューズを合わせることで、柔らかい雰囲気になります。青（ブルー）スーツと相性抜群で、青（ブルー）スーツ以外にも合う定番アイテムです。ややカジュアルな雰囲気を演出することができ、おしゃれ度もアップすることでしょう。
ただし、キャメルのような明るいブラウンは青（ブルー）スーツの明るさを増して見せ、派手な印象になるためおすすめしません。落ち着いた色味のブラウンを選び、ベルトと靴は同じ色にしましょう。
おすすめコーディネート②ネクタイの色で靴・ベルトの色を選ぶ
ネクタイの色によって靴・ベルトの色を選ぶという選択肢もあります。
ネクタイがネイビーやブルーなど、寒色系でスタイリッシュに見せたい時はブラックを選び、赤系や黄色、ブラウンなどの暖色系で柔らかい雰囲気を出したいのであればブラウンを選ぶと相性が良いでしょう。
おすすめコーディネート③ポケットチーフ
個性的な印象の青（ブルー）スーツですが、コーディネートにポケットチーフでアクセントを加えることで、さらにおしゃれを楽しめます。
基本的にはネクタイと同系色のものを選びますが、ホワイトはどんな色にも合うのでおすすめです。好きなブランドのハンカチなどを使っても良いでしょう。
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