
スーツにブーツはOK?マナーやスーツスタイルに適した靴の探し方を解説! – オーダースーツSADA
ブーツはカジュアルな印象を与えやすく、ビジネスシーンや結婚式、お葬式などフォーマルな場面で履いてもいいのか分かりづらい靴の一つです。ブーツを履ける場面を把握していると、スーツスタイルに適した靴を選びやすくなるでしょう。ビジネスシーンで履ける靴の選び方や、冠婚葬祭でブーツを履くときのマナーについて解説します。
スーツにブーツはOK?マナーを解説
オフィスではく靴はパンプスやローファー、ブーツなど選択肢が多く、一見自由度が高いように見えます。しかし、実際には会社ごとにルールや許容範囲が異なり、靴に関しては判断が分かれやすいポイントです。
例えば、来客対応や外出が多い部署ではよりフォーマルな靴が、また職種や業務内容によっては安全性や機能性を重視した靴が求められることもあります。
迷った場合は、通勤用と職場用で靴を履き替えるのも方法です。まずは自分の職場の雰囲気やルールを確認し、TPOを意識したマナーのある靴選びを心がけましょう。
スーツ×ブーツのメリットとは?
スーツに合わせる靴としては革靴やパンプスが一般的ですが、実はブーツも選択肢の一つとして注目されています。
スーツとブーツを組み合わせると、どんなメリットがあるのかチェックしていきましょう。
防寒&雨対策で天候に左右されない快適さ
スーツにブーツを合わせるメリットの一つは、防寒性と防水性に優れている点です。
寒い日の通勤では、足元が冷えてしまうこともありますが、ブーツの場合はしっかりと足首まで覆うため保温性が高く、冷気の侵入を防いでくれます。
防水・撥水加工が施されたブーツなら、雨や雪の侵入を防ぐため、足元が濡れて不快になったり冷えたりする心配がありません。
天候に左右されず快適な足元環境を保つことができるので、仕事に集中しやすくなるでしょう。
足元からおしゃれを格上げ
ブーツはデザインや素材のバリエーションが豊富で、シンプルなスーツにアクセントを加えつつも品格を保てるのが魅力です。
また、ブーツは脚をすっきりと見せてくれるため、スタイルアップも期待できるでしょう。ビジネスやフォーマルなシーンでの印象をアップさせたい方に、おすすめのおしゃれアイテムです。
スーツに合わせるブーツの選び方
スーツに合わせるブーツを選ぶときはデザインや素材、色合いなど、チェックするポイントがいくつかあります。それではスーツをスマートに着こなすためのブーツの選び方を解説します。
基本はショートブーツ・ブーティで合わせる
スーツにブーツを合わせる際は、全体のバランスを損なわないよう、ショートブーツやブーティを選びましょう。
足首丈のショートブーツはスーツによく馴染み、スマートな印象に仕上げてくれます。また、パンツの裾に干渉しにくいため、シルエットが崩れにくいのもメリットです。
ブーティは、ショートブーツとパンプスの中間のようなデザインの靴を指します。レディース向けのものが多く、女性のスーツスタイルに取り入れやすいアイテムです。パンプスのような感覚で履けるため、よりフォーマルな印象を与えたい場面にもぴったりです。
落ち着いたデザインで上品に見せる
ブーツはくるぶし以上の高さのデザインで存在感があるため、ビジネスシーンでは装飾を控えたシンプルなデザインが好まれます。過度な装飾のあるブーツは目立ちすぎてしまい、落ち着きのない印象を与えかねません。
色は黒・グレー・ベージュなどのベーシックカラーを選び、無地や単色を基本に、装飾も実用性の範囲にとどめましょう。
ストラップや留め具がある場合も、控えめで品のあるものを選ぶと、印象的でありながらも落ち着いた雰囲気を演出できます。
季節や歩きやすさも考慮しよう
靴の素材は天然皮革あるいは合成皮革、スエードなどがビジネスシーン向けです。
春夏は通気性のある革靴、秋冬は保温性の高いスエードなど、季節に応じた靴を揃えることで快適さと季節感を両立できます。
レディースの場合、ヒールの高さは3〜8cmが歩きやすいとされています。つま先はラウンドトゥやアーモンドトゥのような丸みのある形状が履きやすくておすすめです。
会社によってはポインテッドトゥもOKですが、サンダルやミュール、オープントゥのパンプスはカジュアルすぎる印象を与えかねないため、避けた方が無難です。
スーツに合わせやすいブーツの種類
ブーツにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や印象が異なります。ここでは、スーツに合わせやすい代表的なブーツのタイプを紹介します。
見た目の印象や履き心地のほか、種類ごとの特徴を押さえて、ぴったりの一足を見つけてください。
チャッカブーツ
チャッカブーツは紐穴が2~3組のショートブーツで、メンズの定番アイテムです。シンプルなプレーントゥが特徴で、脱ぎ履きしやすく、ビジネスカジュアルのスタイルにぴったりです。
スーツにもよく合い、例えばグレーやネイビーのスーツに、ブラウンやブラックのチャッカブーツを合わせると、洗練された印象に仕上がります。
カジュアルとフォーマルの中間的な存在で、年間を通して素材や色を変えて楽しめるのもチャッカブーツの魅力です。オン・オフ問わず幅広いシーンで活躍する、汎用性の高い一足として重宝するでしょう。
レースアップブーツ
レースアップブーツは靴紐を交互に編み上げて固定するデザインのブーツです。
一般的なメンズ向けのビジネスシューズや革靴に似た印象を持ちながらも、くるぶし以上の高さがある点が特徴で、フィット感の調整ができる実用性と、装飾的な美しさを兼ね備えています。
スーツに合わせると凛とした印象が際立ち、ドレスアップシーンでも存在感のある装いを演出できます。
サイドゴアブーツ
サイドゴアブーツは靴の側面にゴム糸が使用されており、伸縮性があって着脱しやすいことが特徴です。
サイドゴアブーツはシンプルで実用的なデザインの製品が比較的多く、雨靴としても使用できるものも販売されています。
高い保温性を備えていることから、秋・冬向けのビジネスシューズとして活用できるブーツです。
ストラップブーツ
ストラップブーツは着脱のしやすさに加え、スタイリッシュな見た目で足元に高級感を演出してくれるおしゃれアイテムです。
ストラップにはベルト式や面ファスナー式など、複数のタイプがあります。ファスナーの音が気になるシーンや、よりフォーマルで履く場合はベルト式がおすすめです。
レインブーツ
レインブーツは耐水性があり、雨の日の通勤用シューズとして適切です。レインブーツは丈が長いほど耐水性は高くなりますが、スーツスタイルに合わせる場合はショート丈からミドル丈ほどが適しています。
通勤用と仕事用で靴を使い分けるのであれば、天候に応じてショートブーツとロングブーツを使い分けましょう。
スーツ×ブーツのコーディネートポイント
スーツにブーツを合わせる際、どんなことに意識すればよりおしゃれに仕上がるのでしょうか?ここでは、コーディネートを格上げするためのコツとポイントを解説します。
ブーツのつま先の形状にこだわる
スーツに合うビジネスブーツのつま先の形としては、主に以下の3つがあげられます。
・プレーントゥ:シンプル
・ポインテッドトゥ:シャープで都会的
・スクエアトゥ:クラシカル・フォーマル寄り
シンプルで落ち着いた印象を求めるなら、装飾のないプレーントゥが最適です。都会的な雰囲気を演出したい場合は、細く尖ったポインテッドトゥがおすすめです。
フォーマル感を重視するなら、四角い形のスクエアトゥがぴったりです。クラシックな雰囲気で冠婚葬祭の場でも使えます。用途や好みに合わせて、つま先の形を選びましょう。

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スーツの丈でバランスを整える
スーツにブーツを合わせる際は、裾丈とのバランスが重要です。
例えば、チャッカブーツのようにくるぶしを覆うタイプは、「ハーフクッション」または「ワンクッション」の丈がおすすめです。
・プレーントゥ:シンプル
・ポインテッドトゥ:シャープで都会的
・スクエアトゥ:クラシカル・フォーマル寄り
どちらも厚みのあるスーツや、冬仕様のスーツとの相性がよく、全体のスタイルを落ち着いた印象にまとめてくれます。足元のバランスにも気を配って、洗練された着こなしを目指しましょう。
結婚式でブーツはマナー違反?
結婚式のゲストとしてスーツスタイルで出席する場合、ブーツの着用は基本的に避けましょう。結婚式は基本的にフォーマルな場であり、カジュアルな印象を与えるブーツは適さないといえます。
ただし、ドレスコードで「カジュアルな服装」と指定がある場合は、ブーツを着用してもOKなケースもあります。
その際は、高さ3cm〜8cm程の細いヒールを選ぶと、エレガントな印象を与えやすくなります。素材は光沢感のあるエナメルや落ち着いたスエードがおすすめです。
なお、結婚式ではウェディングドレスと重複する白色の服装や、アクセサリーの使用は避けるべきですが、靴に関しては白色を選んでも一般的には問題ありません。
葬儀・法事でのブーツはマナー違反?
葬儀や法事では、基本的に黒のパンプスや革靴など、フォーマルな靴を履くのがマナーとされています。ブーツはカジュアルな印象を与えるため、原則として避けた方が無難です。
一方で、雪の多い地域では事情が異なります。足元が悪くパンプスでは移動が難しい場合、落ち着いた黒のショートブーツであれば着用が許されるケースもあります。
会場で履き替えるのが理想ですが、そのまま出席しても失礼にはあたりません。無理のない範囲で状況に応じた対応を心がけましょう。

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マナーを押さえてスーツ×ブーツを上品に着こなそう
スーツにブーツを合わせる際は、場面やマナーをしっかり理解することが大切です。
ビジネスシーンでは、デザインや素材、ヒールの高さに気を配り、落ち着いた印象を保つことが求められます。結婚式や葬儀などのフォーマルな場では、基本的にブーツは避けるべきですが、ドレスコードや地域の事情に応じて許容される場合もあります。
そうしたTPOに合った装いを実現するには、自分の体型や好みに合ったスーツ選びが欠かせません。
オーダースーツSADAは全国に店舗を展開し、累計500万着以上の仕立て実績を持つ専門店です。豊富な生地やオーダーシャツにも対応しており、オフィスカジュアルに適したファッションを実現できます。
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