【スーツ 袖の長さ】あなたの袖見られています!袖の長さの正解は?

スーツの袖丈とスーツから見えるシャツ袖の長さには、古くからの着こなしルールがあります。
今回は、200年近いスーツの歴史で守られてきた、スーツの袖のルールについてご紹介します。

スーツの袖丈の正解は?

スーツの袖の長さは袖丈と呼ばれます。
袖丈は、スーツの肩と袖をつなく縫製ラインから袖先までの長さです。
イギリスでスーツの原型ができた頃から、シャツを出すことを前提とした袖丈で着用されていました。
他者から見える部分の襟とカフスに、身ごろよりも高級素材を使用するパターンもあったほどです。
シャツには汚れ防止の実用的な意味もあるため、見栄えと実用性の両方のメリットから、シャツが出るスーツの袖丈が好まれました。
現代では、スーツの袖丈とシャツ丈のバランスにも流行があります。
スーツの袖丈の正解は、手首にある小さな丸い骨、手くるぶしが隠れる長さです。
シャツは、スーツの袖から1㎝から1.5㎝出して着用します。

スーツの袖丈は、腕を自然に下げた状態を基準とします。
スーツは腕を曲げた時や上げた時に、袖がかなり短くなりますが、その点は気にしなくても大丈夫です。
リラックスして腕を下げた時に丁度良い袖丈を選びましょう。

スタイルで変わる袖丈の基準

袖丈はスーツのスタイルで、若干袖丈が変わります。
それぞれの流行スタイルにふさわしいバランスが好まれます。

標準スーツの袖丈
クラシックなスーツに多い、標準的なスタイル。
比較的余裕のあるデザインの袖丈は、手くるぶしから2㎝くらいまでが許容範囲です。
程よい余裕のスーツに合わせて、少し基準が長めに変わります。
基本的に、スーツは肌を見せないというルールがあるため、短すぎる袖や着丈は避けられる傾向にあります。
また、袖丈と着丈は連動します。
長めの袖丈の場合は、着丈もヒップが隠れるくらいが目安となります。

細身スーツの袖丈
余裕を削ったシルエットが人気の細身スーツ。
クラシックなスーツよりもタイトな細身スーツでは、袖丈は短め。
手くるぶしがギリギリ隠れるくらいです。
許容範囲は手くるぶしから1㎝から1.5㎝程度。
タイトなシルエットに合わせて袖丈もピッタリなラインの方が、バランス良く見えるため短めが好まれています。
細身スーツの場合は、袖が短くなるため着丈も若干短めとなります。
ヒップが少し見える長さが目安です。

オフィスカジュアルの袖丈
オフィスカジュアルでは、手くるぶしが少し見える短め丈が人気です。
この場合はシャツで手くるぶしが隠れます。
ただし、このような着こなしはカジュアル使用が前提です。
本来のスーツの着こなしではNGなので、使用場面に注意して着用してください。

袖丈の印象が1㎝や2㎝で変わるという点に驚かれるかもしれません。
しかし、男性の理想的なスタイルを具現化するという歴史的な流れもあるスーツは、見た目のバランスが最重要課題です。
この仕上がりを左右するのは採寸です。
ちょっとした体勢の変化で長さが変わってしまうため、採寸時は姿勢に注意してください。
できるだけ着用時に近いリラックスした体勢で腕を下げましょう。
腕が自然と前に曲がるので、その角度で採寸するとスーツやシャツのサイズが合います。

シャツの袖丈

シャツはスーツの袖先から1㎝から1.5㎝出るように着用します。
市販のシャツは、製造コストの問題から首回りや袖丈のサイズ展開が2㎝ごとになっている場合が多く、どうしてもフィット感に妥協する必要がでてきます。
しかし、オーダーシャツであれば好みのサイズで仕立てられるため、スーツとのサイズ合わせも容易となります。
シャツの袖丈のポイントは、カフスサイズが重要です。
カフスが正しいサイズであれば、手首の正しい位置で止まります。
シャツ袖の長さは、実寸プラス腕を曲げた時に必要な余裕。
一般的に、腕を曲げた時に必要な余裕は1センチから2㎝程度です。
オーダーでは、採寸時にその余裕を含めて採寸します。

カフスサイズが大きすぎると、シャツ袖が手首で止まらず親指の付け根を隠してしまいます。
シャツが大きく袖からはみ出したり、シャツがスーツの中に隠れて見えないと見栄えが悪くなります。
スーツは200年近い歴史のなかで、その基本スタイルをあまり変えずに使用されてきました。
カフスを袖先から適正な長さで出すという着こなしの基本ルールが守られていないと、それだけでマイナスイメージがついてしまいます。
逆に、きちんとした着こなしができているだけで驚くほど信頼度が上がるのもスーツという洋服の特殊な効果です。
着こなしを失敗しないように、袖丈には気を配りましょう。

袖の種類

袖先のポイントになるボタン周りのデザイン。
代表的な種類は3つです。

  • 本切羽・・・袖ボタンが開閉できる本格的な仕立。
    スーツの価値を高める仕様です。
    かつては、オーダースーツの証でもありました。
    ボタンを袖口側1つだけ開けて着用するお洒落な着用方法もあります。
  • 開き見せ・・・袖口が開けられない仕様。
    見た目は本切羽とあまり変わらないため、開き見せと言われます。
    ボタンホールは無く、ボタンホールに見えるような糸のステッチがあります。
    通常の着用時に袖をまくる事はあまりないので、開き見せでも不具合はありません。
  • キッシングボタン・キッスボタン・・・袖口にあるボタンを、縁が重なるように並べて付けた仕様。
    ボタン同士の間隔が無くなり、ライン状のアクセントになることで遠目に見てもお洒落に見えます。
    また、ボタンの素材をナットボタンや水牛ボタンにすることで雰囲気も変わります。

ポイント
ボタンの数は、フォーマルな礼服では3つのものがありますが、スーツでは4つがメインです。
また、袖口のボタンバランスが良く見えるのも4つです。
まれに、5つのパターンもありますが、印象がかなり強くなります。

袖先のお洒落

袖の長さは意外に重要で、スーツの印象を左右します。
袖が長すぎるだけで、細身スーツのシャープさは失われてしまいます。
逆に袖が短すぎるクラシックスーツは、重厚さを感じられません。
しかし、既製品ではその差を気にせず着用している方が大半です。
1㎝、2㎝の調整で、第一印象が驚くほど変わることを、オーダーで体感してください。
オーダースーツSADAでは、左右の腕をそれぞれ採寸することも可能です。
一般的に利き腕の方が長いので、シャツは特にフィット感が上がりおすすめです。
そして、オーダースーツのもう一つの利点は、腕の曲線に合わせた袖作り
自然に腕を下げた時、腕は前側に緩やかなカーブを描きます。
このカーブを縫製で再現できるオーダーは、着用感とシルエットが非常に良く満足度も大きくなります。

腕を曲げた時にさりげなく見えるカフスボタン。
本切羽に高級感あふれる水牛ボタン。
カジュアルに袖を折り返しての裏地見せ。
袖口のお洒落は様々です。
オーダースーツでは、そんなこだわりの選択も、じっくりと楽しんで頂けます。

まとめ

スーツの着こなしを左右する袖の長さについてご紹介しました。
袖丈には正解と呼べる長さがあり、その長さで着用すると、スーツの魅力が倍増します。
今回のポイントは5つ

  • スーツの袖丈は手くるぶしが隠れる長さ
  • シャツはスーツの袖から1㎝から1.5㎝。
  • シャツのカフスは手首で止まるサイズ。
  • 手くるぶしを出す着こなしはカジュアル寄りなので、着用場面に注意。
  • オーダーなら袖丈とシャツ丈の左右差も解決できる。

袖丈は意外に見られていますので、オーダーでプロの採寸を活用して下さい。

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