【スーツ たたみ方】出張、収納で役立つスーツのたたみ方。シワ対策と型崩れ防止のポイント

スーツのきれいなたたみ方を伝授!

この記事では、出張の際に知っていると便利なスーツのたたみ方や、自宅での収納方法についてご紹介します。
スーツは新幹線や車で移動する際に、シワ防止のためにジャケットを脱ぐのが一般的です。
しかし、ジャケットを脱いだだけではシワ防止になりません。
シワがつきにくいたたみ方をしないと、着用時の湿気を含んだジャケットは、シワになってしまいます。
訪問先に、シワだらけのスーツで行くことは避けたいですよね?
移動時のシワ対策は簡単です。
基本のたたみ方を覚えてしまえば、スーツはいつでもシワを気にせず着用できます。
この機会に、たたみ方を身につけてしまいましょう!

スーツの収納方法と注意点

スーツはカジュアルな服と違いシワになりやすい服です。
まずは、スーツを収納する際の注意点を見ておきましょう。

  • 芯地・・・スーツのジャケットには芯地が入っています。この芯地を傷めると型崩れするため、肩と胸周りを傷めない収納方法を選びます。自宅での収納では、必ず木製の保管用スーツハンガーと、パンツハンガーを使用しましょう。芯地を傷めることがなく、シワがつきません。
  • 衣類の虫・・・スーツの素材であるウールは虫がつきやすいため、防虫剤を使用します。もし、一着でも虫食いを見つけたら、他のスーツをすべてクリーニングに出して、クローゼットを空にします。掃除機を隅々までかけて、徹底的に虫や卵を除去しましょう。このように対策しないと、スーツが何着も虫食いで着られなくなってしまう可能性があります。もし、虫食いの穴を見つけたら、虫が沢山いると考え、危機感を持ちましょう。
  • 湿気・・・保管場所に湿気が多いと、カビや虫の原因になります。虫にとって湿気のあるクローゼットは快適な環境です。定期的にクローゼットに風を入れたり、除湿機や除湿剤を利用しましょう。衣替えも、湿気が少ない晴れの日を選びます。
  • クリーニング・・・必ず定期的にクリーニングします。目安は1シーズン1回か2回です。
  • ブラッシング・・・普段のお手入れは、ブラッシングで十分です。見えない汚れが、虫やカビを引き寄せてしまうため、見た目に汚れが見えなくてもブラッシングします。ホコリや皮脂汚れ、肩のフケなどを取り、毛玉の原因となる毛羽立ちの絡まりも解いておきましょう。

センタープレス以外の線はつけたくない、ズボンのたたみ方

出張などで、たたむ必要がある場合は、ズボンのセンタープレスに注意します。
スーツのズボンには、前後にプレスラインがあります。
これを、センタープレス(センタークリース)と呼びます。
このラインが消えてしまうと、スーツはスーツとしての威厳を保てません。
センタープレスはしっかり守り、センタープレス以外のシワがつかないたたみ方をマスターしましょう。

ズボンのたたみ方

ズボンのボタンや前ファスナーは全て外し、開けておきます。
ファスナーを閉めたままでは綺麗にたためないので、必ず開けましょう。
ズボンをたたむ時には、センタープレスをしっかりと整え、両足をズレないように合わせてから、両手で裾を持ちあげます。
裾を上に持ち上げるとウエストのファスナーとボタンがある部分が、センタープレスの延長線上で折れて自然に内側に入るので、そのまま横置きにして二つ折りにします。

ズボンは折り目が少ない方が良いため、二つ折りが理想です。
スペース的に余裕が無い場合は、三つ折りに、それでも無理な場合に四つ折りにします。
カジュアルパンツのように、くるくるとロール状に丸めることは避けましょう。
センタープレスがヨレてしまいます。

出張時は、衣類ケースを使用すると移動中に乱れません。
もし、衣類ケースが使用できない場合は、裾の部分を10cm程度ウエストの間に挟み込んでから丁度良いサイズに折ります。裾が挟み込まれているだけで移動中に乱れにくくなります。

ジャケットとズボンを合わせて折り込む方法

ジャケットとズボンをスーツケースにたたんで入れる方法を説明します。
スーツには、襟から肩先までのライン、肩から胸前部分に芯地が入っています。
芯地に折り目がつくと、シルエットが崩れてしまいシャープさがなくなります。
出張先でも、パリッとカッコ良くスーツを着こなすために、ひと手間かけてたたみましょう!

ジャケットのたたみ方

ジャケットはボタンを留めずに平置きします。
両肩にタオルを入れておくと多少圧迫されても肩が潰れなくなります。
前合わせをシワがない状態に整えます。
前側と背中側の裾がズレないようにしましょう。
前合わせは、ボタンが付いている方を下に、ボタンホールがある方を上に重ねます。
これだけでも移動中にボタンが破損しにくくなります。
次に襟を立てます。
襟を平らに整えたら、スーツの肩から胸の位置に、二つ折りにしたパンツを載せます。
左右の袖先を持ちパンツの上に載せます。
最後にジャケットの裾を載せて完成です。

2着たたむ場合は、ジャケットの中にもう1着のジャケットを入れて重ねた状態で、同様にたたみます。ズボンも2本を横置きに重ねた状態で、二つ折りや三つ折りにしてジャケットに挟みます。単品でたたむよりもシワになりにくくなります。

小さくスーツをたたむ

どうしても4分の1程度にスーツをたたみたい場合は、肩を重ねるたたみ方をしましょう。
スーツをハンガーから外し、両肩に手を入れ、手のひらを合わせます。
片方の手で、肩の内側から反対側の肩をつまみます。
片方の襟を持ち、ひっくり返すように反対側に重ねます。
襟を立てます。
両肩のアームホールが綺麗に重なるように整えます。
前身頃の端を揃えます。
スーツを二つ折りにします。
ズボンは四つ折りにして、ジャケットの二つ折りの間にはさみます。
スーツケースに入れる場合は、他の荷物で肩が潰れないように注意します。
シャツやネクタイも、潰れにくいシャツケースにまとめて入れましょう。

小さくたたむ活用方法

スーツの肩を合わせるたたみ方は、普段も活用できます。
新幹線や車での移動でジャケットを脱ぐ時や、食事などで椅子に掛ける時に使いましょう。
たたんで置く場合は、肩がある方を上にします。
椅子の背に掛ける場合は、肩がある方を背もたれの外側にして潰れないようにします。
腕に掛ける時も、肩が外側になるようにしましょう。
肩を重ねて二つ折りするたたみ方であれば、裏地が表に出るため、もし汚れても着用中は見えません。
当日の仕事は乗り切れます。
ほぼシワにもならないため、一日ビシッと着こなせます。
腕に掛けて移動する場合は、表地に皮脂や汗が付かないように、手首側に裏地の背中部分が当たるようにしましょう。

シワが気になるズボンは、たたむより吊るすのもアリ!

ズボンをクリーニングのハンガーに二つ折りで掛けておく方も多いと思いますが、膝の近くにシワが入るため、おすすめできません。
自宅でのズボンの保管は、吊るすタイプのパンツハンガーが便利です。
たたむ場合はシワのお手入れが発生しますが、吊るして保管すれば、シワがつかないため使いたい時にすぐに使えます。
さらに、着用後のブラッシングにも便利です。
ウールのスーツは、着用後にパンツハンガーに裾を上に吊るしてブラッシングします。
その後、今度はウエストを上にしてはさみブラッシングすると、クリーニングに出したようにスッキリします。
膝の周囲にシワが気になる場合は、ベルトをつけたまま裾を上にはさみ、シワ取りスプレーを使います。
ウールのズボンは回復力があるため湿気を与えると、ベルトの重みで自然にシワが消えます。
ズボンは吊るして保管することのメリットが多いため、パンツハンガーを活用しましょう。

スーツケースやガーメントケースを使用するコツ

スーツケースにスーツを入れる際には、タオルなどで肩が潰れないようにしましょう。
また、持ち運び中にスーツケースの中でスーツに匂いが移ったり、液モレで汚れたりしないように対策します。
匂いが強いものや液体は密封できる袋に入れてスーツから離れた場所に入れると安心です。

スーツケースは基本的に下側に重い物を、上側に軽い物を入れます。
すべて詰め込んだ最後にスーツを乗せるとシワを軽減できます。
しかし、たたんだスーツが、スーツケースを立てた時に下へずり落ちてしまうようでは意味がありません。スペースの余裕も考え、たたんだ状態で動かないように工夫しましょう。
両側に詰め込むタイプのスーツケースであれば、中央にスーツを置き、挟むようにして、スーツケースを閉じます。
ホテルに到着したら、最初にスーツを取り出しハンガーにかけます。
浴室の湿気を利用してシワを伸ばす方法もありますが、シワ取りスプレーがあると便利です。シワがついた部分を中心に軽くスプレーしておきます。

スーツにはガーメントバッグ

荷物が増えるので、ガーメントバッグは使いたくない方も多いかもしれません。
しかし、スーツにはガーメントバッグが最適です。
肩や胸周りを折らずに持ち運べ、シワも最小限ですみます。
ホテルに到着後は、そのまま付属のハンガーでクローゼットにかけることもできます。
ガーメントバッグは、スーツを半分に二つ折りしたサイズが基本です。
これは、スーツの構造的に、たたむのは二つ折りまでが理想的なためです。
また、スーツ同様にシャツの襟も圧迫されると潰れたり、歪んだりします。
可能な限りスーツを持ち歩く時はガーメントバッグに入れ、シャツやネクタイはガーメントバッグのポケットを活用しましょう。
シワや型崩れのないスタイリッシュな着こなしのために、ガーメントバックがおすすめです。

長期収納の際に注意するポイント

季節の変わり目にスーツを収納する際のポイントを解説します。
約半年ほどの長期収納になるため、しっかりと手入れをしておかないと、虫食いやカビ、変色でスーツが着られなくなってしまう可能性があります。
自宅での長期収納で注意するポイントは、スーツの汚れ、シワ、湿気、虫、そして、ほつれです。

  1. 汚れ・・・スーツを長期収納する前には、水洗いクリーニングに出しましょう。通常のクリーニングでは油性の汚れ、水洗いクリーニングでは水性の汚れを落とせます。
  2. シワ・・・スーツを長期間収納する際は基本的にはハンガーにかけた状態で保管します。スペース的な事情で畳まなければ収納できない場合には肩の中にタオルなどを入れ型崩れを防ぎましょう。
  3. 湿気・・・クローゼットの中に湿気がこもっていると生地が傷みます。湿気は虫やカビの原因にもなるため、湿気がこもりやすいクローゼットの中には除湿機や除湿剤を置きましょう。
  4. ・・・スーツが汚れていると、臭いが虫を呼び寄せてしまうこともあります。
    収納前にクリーニングでしっかりと汚れを落としましょう。
    スーツは、防虫剤を使っていても虫食いになる場合があります。
    防虫剤は正しく使わないと効果が薄れてしまいます。
    使用方法を読み、使用量を守りましょう。
    掛けるタイプや置くタイプの防虫剤は、効果が下に流れるため、低い位置で使うと効果が薄れます。なるべく上におくと安心です。
    また、衣類が多すぎるクローゼットでは、スーツの間に防虫剤のガスが入りにくくなり、生地が重なりあった部分が虫食いになる場合があります。包み込むタイプの防虫カバーも便利です。
  5. ・・・汗はスーツの変色の原因になります。汗に含まれる成分がスーツの染料と反応して変色の原因を作ります。この汗と染料の反応を防ぐには、水洗いクリーニングが効果的です。
    水溶性の汚れである汗は通常のクリーニングでは抜けません。
    汗をかきやすい夏は、特に意識して水洗いクリーニングをしましょう。
  6. ほつれ・・・スーツのほつれは見落としがちです。収納する前にチェックする方が、時間的に余裕があるため、修理にも出しやすくなります。
    使うときに気付いて、あわてて修理しなくても良いように、何か問題がないか見ておきましょう。
    ボタン糸のゆるみ、袖口のすりきれ、ポケット口の破れ、ズボンの裾や、背抜き(背中の裏地がない)ジャケットの裾ほつれ、ヒップから股部分の擦り切れなどをチェックします。

スーツのシワを消す方法

スーツのシワを消す方法はいくつかありますが、手軽なものからご紹介します。

  • シワ取りスプレー・・・アイロン不要タイプのシワ取りスプレーを使いましょう。
    出張では、ミニボトルタイプで十分です。
    シワを狙ってシュッとひと吹きで、あとは待つだけです。
    ただし、シワ取りスプレーで回復するのは、生地自体に回復力があるウールのスーツだけです。
    ウール100%がもっとも回復力があり、混紡率が70%、50%、30%とウールが減るほど、回復力も弱くなります。
    ポリエステル100%の生地には回復力がないため、シワ取りスプレーは効果が期待できません。
    ウールが混紡されているスーツに使うシワ取りスプレーは、ウール用表記のものを選びます。
    スーツのシワ伸ばしでは、濡れるほどスプレーを使う必要はありません。
    生地を強く叩いたり、引っ張ったりしてシワを伸ばす事も避けます。
    スーツは生地を引っ張ると伸びて型崩れしますので、軽く湿気を与えたら放置します。
  • バスルーム・・・バスルームの湿気を利用する方法もあります。
    バスルームを使用した後、湿気のある中にスーツをかけておきます。
    ウールは湿気を含むとシワが回復する性質があるため、この方法で30分程度待ち、シワが伸びたら取り出します。
    エアコンの近くにかけて乾燥させれば、翌日には着用できます。
  • ホテルのアイロンを借りる・・・ホテルでは、無料でアイロンとアイロン台をレンタルできる場合が多いので、シワが伸びない場合は問い合わせてみましょう。
  • モバイルスチーマー・・・持ち運べるスチーマーを利用しましょう。
    コンパクトでバックに入れて持ち運べるモバイルスチーマーは一台あると安心です。
    自宅でも出張先でも、簡単にお手入れができます。
    スチーマーは高温のスチームで、短時間でシワをリセットできます。
    薄いシワなら、ひと吹きで回復します。消臭効果もあります。

スーツのアイロンは慣れないと、ズボンのプレスラインがズレて二重になってしまうこともあるため、お手入れが苦手な方は、スチーマーがおすすめです。
ハンガーに掛けたスーツのシワに、スチームを少し離して当てるだけで、ウールの生地はふわっと回復します。
火傷しないように注意して利用しましょう。

シワになりにくいストレッチスーツの魅力を解説!

スーツは着心地の良いウールほど、どうしてもシワになります。
忙しいビジネスマンにとって、シワは大きなデメリットであるため、このシワを解決する技術が模索されました。
そして、誕生したのが防シワ加工生地です。
ウールの快適さを持つ、シワになりにくい生地は、スーツを非常に扱いやすくしました。
オーダースーツSADAでは、防シワナチュラルストレッチ生地でスーツを仕立てられます。
シワになりにくくストレッチで動きやすいスーツは、ビジネスマンの心強い味方です。
何よりもウールの快適さとストレッチの両立は価値があります。

合成繊維のストレッチスーツの落とし穴

現在市場に出回っているストレッチスーツの中にはポリエステル100%など、生地に回復力の無いものも多くあります。
ストレッチ性に特化した合成繊維のスーツは、動きやすさを優先したため、どうしても生地の風合いが安っぽくなってしまいます。
ポリエステル特有の変化の無い光沢や、吸湿性が乏しくベタつきやすい点もデメリットにあげられますが、もっとも扱いにくいのがシワです。
ポリエステルはもともとシワになりにくい生地ですが、着席での長時間の移動などで、一度シワがついてしまうと取れないため注意しましょう。

もし、出張でポリエステルのスーツにしっかりシワが付いてしまった場合は、シワ取りスプレー、バスルーム、スチーマーでのシワ伸ばしは効果がありません。
ポリエステルが水分を吸わないためです。
この場合は、アイロンでしかシワを伸ばせないため、ホテルのアイロンを借りましょう。

出張など替えのスーツが無い場合には、シワになりにくく、しかも、シワになってもすぐ回復できるウール100%スーツがおすすめです。
ポリエステルやウールの特徴を理解し、場面によって使いやすいスーツを選びましょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

防シワナチュラルストレッチ生地でスーツを作るなら、オーダースーツSADAのフルオーダーがおすすめです。
オーダースーツSADAのマシーンメイドフルオーダーは、徹底的な効率化による一貫体制で、驚きの価格を実現しました。
ウール100%の生地が持つ、優雅な光沢としなやかな肌触り、高級感と美しいシルエットをフルオーダーで体感できます。
個人の型紙を作るフルオーダーと非常に相性が良いナチュラルストレッチ生地は、出張にもおすすめの生地です。
シルエット、実用性、快適さと理想のスーツの条件を合わせ持つ、オーダースーツSADAの防シワナチュラルストレッチ生地を、ぜひお試しください。

まとめ

今回は、スーツのたたみ方と収納について解説しました。
ポイントは次の5つです。

  • ジャケットは肩と芯地を傷めないたたみ方をしましょう。
  • ズボンはファスナーを開けてセンタープレスを整えてからたたみます。
  • 移動時はジャケットを脱ぎ、肩を重ねて二つ折りが基本です。
  • 出張は、シワが回復するウールのスーツが安心です。
  • 水洗いクリーニングをしてから収納しましょう。

正しいたたみ方と収納方法で、スタイリッシュにスーツを着こなしてください。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。