スーツボタンの留め方は?社会人なら知っておきたい正しい留め方とは

皆さん、普段何気なく着用しているビジネススーツですが、ネクタイやシャツは気にしていても、ボタンの留め方まで気を配っている方は少ないのではないでしょうか?実は、スーツのボタンは中心にあるため相手の目につきやすいポイントです。ボタンの留め方ひとつで、相手からの見え方が変わってきてしまうので、印象を決めるうえでとても大事なパーツとなります。この記事では、よりスタイリッシュにスーツを着こなしたいあなたに向けて、それぞれのスーツに合ったボタンの留め方を紹介していきます。

スーツのボタンの留め方の基本ルールとは?

スーツを着用する際のボタンマナーにおいて、まず基本的なルールがあります。それは「一番下のボタンは留めない」ということです。これを「アンボタンマナー」もしくは「アンボタンルール」といいます。すべてのボタンを留めないのは意外なように感じるかもしれませんがきちんと理由があります。2つ以上のボタンがついているスーツの場合、一番下のボタンまで留めてしまうと着用したときにシルエットが崩れ、スーツの着こなしが台無しになってしまうのです。また、シワやヨレの原因にもなってしまいます。一番下のボタンは、捨てボタンまたは飾りボタンと呼ばれており、スーツのシルエットをより美しくスマートに見せるため、基本的に留めないことを前提として縫製されています。すべてのボタンを留めたほうが礼儀正しく感じるかもしれませんが、アンボタンマナーは最も基本的なボタンマナーといえるので間違いがないように覚えておきましょう。次にこの基本ルールを前提として、ジャケットの種類やボタンの数ごとの特徴とボタンルールを解説していきます。

シングルジャケット(2つボタン)

ビジネススーツの中で、シングルジャケット2つボタンタイプは最も一般的なジャケットといえます。シングルジャケット2つボタンタイプとは、名前の通り真ん中にボタンが2つ並んだデザインです。ボタンマナーとしては、上のボタンだけを留めるようにしてください。会議や就活の場面においても基本的には同様のルールなので、しっかり覚えておきましょう。様々な体型に合わせやすいうえ、真面目な印象を与えてくれるこのスーツは、どんなビジネスシーンにも合うジャケットです。また、ビジネスシーン以外にも素材や色を変えれば雰囲気が変わり、フォーマルやカジュアルな場面にも使いやすいのが特徴です。

シングルジャケット(3つボタン)

シングルジャケット3つボタンタイプは、真ん中一直線に3つのボタンが並んでいるのが特徴的なジャケットです。シングルジャケット3つボタンタイプのボタンマナーは、一番上と真ん中のボタンを留めます。2つボタンタイプと同じく、シルエットが損なわれるため一番下のボタンは留めません。こちらのジャケットは誠実な印象を与え、幅広いシーンで使える定番のデザインといえます。しかしながら腰にくびれが少ないシルエットのため、真面目で堅実な印象がよりいっそう強くなります。2つボタンタイプに比べると少数派といえるので、ここぞというときは2つボタンタイプを選択するほうが無難でしょう。あえて3つボタンタイプを選択しておしゃれでクラシックな印象を残すこともできますが、20代の若い男性が着用するのは少しハードルが高いかもしれませんね。

シングルジャケット(段返り3つボタン)

先述した3つボタンタイプとは少しデザインが異なる段返り3つボタンスーツのルールについて解説します。段返り3つボタンとは、一番上のボタンが襟の裏に隠れているデザインをいいます。見た目は2つボタンのシルエットに近いため、野暮ったい感じはありませんがスマートで誠実な印象は与えることができます。まさに2つボタンタイプと3つボタンタイプの良いとこ取りのデザインといえるでしょう。現在においては3つボタンタイプといえば、こちらの段返り3つボタンタイプをさす場合もあるほどポピュラーなデザインとなっています。段返り3つボタンタイプのボタンマナーとしては、真ん中のボタンだけを留めます。一番下のボタンを留めないのはこれまで通り、アンボタンマナーに則っています。襟裏にある一番上のボタンについては、留めるとウエスト付近にシワができるため、こちらも一番下のボタンと同様に装飾用ボタンと考えていいでしょう。

ダブルジャケット(4つボタン)

ダブルジャケットはボタンが縦2列に並んだ重厚感がある仕立てのスーツです。業種や業界によってはビジネスシーンをはじめ、フォーマルやカジュアルなシーンに、コーディネートによってはスポーティーに着こなせるなど幅広いシーンで身につけられます。4つボタンタイプは6つボタンタイプと比べて、シャツやネクタイの見える範囲が広く着こなしやすいスーツです。4つボタンタイプの場合、右側2つのボタンは飾りボタンです。着用時のスーツのズレを防止するためにも右内側のボタンは留めておきましょう。ダブルジャケットのボタンの留め方は、着用シーンや体型、選択したダブルジャケットのシルエットによって使い分けるのがおすすめです。ゆとりあるシルエットのダブルジャケットであれば、上のボタンを飾りボタンとして下のボタンのみ留める1つ掛けという留め方と、すべてのボタンを留める2つ掛けがあります。タイトで短めな仕立てのダブルジャケットであればアンボタンルールを適用し、上のボタンのみ留める着こなしがポピュラーだといえます。また世代によっては「ダブルジャケットはすべてのボタンを留めないとバランスが悪くだらしない」と考える方もいらっしゃるので、ダブルジャケットの礼服を着用する場合はボタンをすべて留めるのがよいでしょう。

ダブルジャケット(6つボタン)

4つボタンタイプよりもクラシカルな雰囲気の6つボタンタイプのダブルジャケットは、肩幅からウエストにかけてのラインを美しく見せられるスーツです。ビジネスシーンで着用する場合は、一番上のボタンを外し、真ん中と一番下を留める方法もしくは真ん中のボタンのみ留める方法が一般的です。きちんとした印象を与えたい場合は、4つボタンタイプと同様にすべてのボタンを留めてしまうのも選択肢のひとつでしょう。パーティーや食事会などのラフなシーンでは一番下のボタンのみ留める着こなしもおすすめです。一番下のボタンのみ留めることで威厳があり力強い印象を与えることができます。ボタンをどう留めるかで印象がかなり変わるので、着用シーンによって様々な着こなしが楽しめるスーツであるといえるでしょう。ダブルジャケットはプライベート用のおしゃれ着としても成立します。もちろんその場合は、神経質にボタンマナーを気にする必要はないので自分らしい着こなしを楽しんでくださいね!

ボタンの留め方で印象は変わる?

これまで基本的なスーツのボタンマナーとして、アンボタンマナーを基本としたさまざまなジャケットやボタンの留め方をお伝えしてきました。ここでは具体的に、ボタンの留め方でどのように印象が変化するのかを説明していきます。スーツを着こなすにあたり、見た目でもっとも違いが出るのがVゾーンとよばれる、ジャケット・シャツ・ネクタイからなる上半身のV字の空間です。このVゾーンが狭いとネクタイやシャツの見せ幅が小さく、クラシックな印象の強いものになります。V字空間が広いとネクタイやシャツの見せ幅は大きく華やかでモダンな印象が強まります。スーツにおいては留めるボタン数が少なければVゾーンが広くなりやすいです。たとえば、パーティーシーンやラフなシーンでは留めるボタン数を少なくしてみる、Vゾーンが広くとれるスーツを選択することで、シャツやネクタイを多めに見せて華やかさを演出することができます。その逆もあり、ボタンを多く留めてVゾーンが狭くボタン数の多いスーツを選択することで、クラシックで真面目な印象を与えることもできます。ボタンの留め方ひとつで印象がかなり変わり、様々なシーンで着用できることをご理解いただけたと思います。スーツ選びがまたひとつ楽しみになりますね!

スーツで座るときのボタンのマナー

シングルスーツ・ダブルスーツのボタンの留め方を解説してきましたが、これらは立っていることが前提のマナーです。では椅子に座るときはどのような留め方があるのでしょうか?椅子に座るときはスーツのタイプやボタン数に関係なく、「ボタンはすべて外す」のがマナーです。再度立ちあがるときはスーツごとのボタンルールを守り、ボタンを留めるようにしましょう。

着席時にボタンを外す理由としては、ボタンを留めたまま着席すると生地が引っ張られてシワがつくこと、スーツがよれてしまうことがあげられます。ただし、就活中の学生などスーツに慣れておらず、着席時にボタンをスムーズに外すことができない場合は留めたままでも問題ありません。「スーツの着こなしを理解している」ことが評価につながる企業もありますが、固い企業ではスーツのボタンを開けることで「だらしない」と評価されてしまうこともあります。どのようなシーンでスーツを着用するかにより、臨機応援に対応する必要があります。

ベストを着用する場合のボタンマナー

ベストを着用するときのボタンマナーはどうでしょうか。通常のシングルスーツ同様に、「一番下のボタンを開けて着用する」が正解です。上に着るジャケットのボタンは、ベストによって着ぶくれのような状態になってしまうこともあり、基本的にはアンボタンルールに則って一番下のボタンをあけて着用するようにしましょう。パーティーシーンなどでは、一番上のボタンを留めないことでおしゃれな雰囲気を出すことができますし、すべて外していても問題ありません。重要な会議やプレゼン、大事な商談などオフィシャルな場面では、あえて一番下までボタンを留めることでよりきちんとした印象を与えることもできます。秋冬の防寒着や夏場の冷房対策としてはもちろんのこと、適度に体に厚みを持たせてくれるアイテムなので体の薄い男性が着用するのもいいでしょう。とはいえ、おしゃれな雰囲気があるため法事に着ていくのは好ましくありません。ビジネスシーンにおいても就活でベストの着用は避けたほうがいいでしょう。また客先によってはベストの着用が失礼にあたる場合もあります。初対面の相手がいる場合、ベストの着用は避けたほうが無難でしょう。ベストは着用シーンを選びますが、おしゃれな雰囲気を与え着こなしに幅をもたせてくれるアイテムです。ボタンの留め方まで使いこなせるとより魅力ある大人の男性に近づけるでしょう。

女性の場合もスーツボタンのマナーは同じ?

次に、女性用スーツのボタンマナーについても確認していきましょう。女性がビジネスシーンで用いられる女性用スーツは1つボタンから3つボタンまでのボタン数であることが一般的です。購入する際にどのボタン数にしたらいいか迷うようなら、すっきりしていてシャープな印象を与える2つボタンのスーツを選ぶと間違いがありません。リクルートスーツに多いデザインであり、シチュエーションや業種を選ばずに使えるスーツです。1つボタンは少しカジュアルな印象があるので堅苦しさのない業界やパーティーシーンに向いています。3つボタンは男性用スーツと同様にVゾーンが狭くクラシカルで真面目な印象があるため、堅い業種や誠実さを求められるビジネスシーンで着用するのがおすすめです。女性用スーツのボタンマナーとしては、シーンやボタンの数に関係なくすべて留めるのがマナーとされています。ボタンを開けた状態だとボディラインが強調されてしまい、だらしない印象を与えてしまうためです。女性用スーツはボタンをすべて留めた状態できれいなスタイルになるように計算して縫製されているため、ボタンを外さなくてもシルエットは崩れません。しかし男性用スーツと違い、ボタンを外さない前提で着用するということは、自分の体に合ったスーツ選びがとても重要になってきます。ボタンを留めた状態でスーツを着て、動いてみたときに腕がつっぱる感じがあるなど、スムーズに体が動かせなければ自分に合ったスーツとはいえないですよね。お店で試着する際に、着心地やボタンの留め方まで注意してスーツを選ぶようにしましょう。

「オーダースーツSADA」とは?

これまでスーツのボタンマナーについてお伝えしてきました。シングルスーツ、ダブルスーツなど様々な選択肢があるなかで、具体的に自分に合ったスーツがどんなものなのか気になりますよね。そんなときは「オーダースーツSADA」に相談してみませんか?創業95年の老舗企業の「オーダースーツSADA」では生地の仕入れから縫製・販売までを一括で行うことで高品質のオーダースーツをリーズナブルな価格で提供することができます。「どんなスーツが自分に合っているのか分からない」「なにを基準に選んでいいのか分からない」「一度自分だけのオリジナルスーツを作ってみたい」そんなお気持ちがある方は、ぜひ私たち「オーダースーツSADA」にご相談ください!無料で選べるオプションもついているので、必ずあなたに合ったスーツをご提供してみせます。しっかりこだわりたいあなたは、裏地などのディテールにとことんこだわって作ってみるのも楽しいと思います。完成まで1カ月ほどお時間をいただきますが、楽しみに待つ時間があるのもオーダースーツだからこそです。全国50店舗展開しているのでお近くの店舗も探しやすいのではないでしょうか。長い歴史のなかで培われたノウハウが活きる「オーダースーツSADA」で皆さんもこの機会にぜひ自分だけのオリジナルスーツを作ってみませんか?

まとめ

様々なスーツのボタンマナーについて解説してきましたが、いかがでしたか?スーツのボタンマナーについて、すべてのボタンを留めないことがルールだなんて意外ですよね。これからはスーツを購入する際はネクタイやシャツを選ぶのと同様に、ボタン数や着こなし方を考えながら選ぶと楽しみが増えるのではないでしょうか。ビジネスシーンだけじゃなく、フォーマルシーンやカジュアルシーンにも使えるボタンマナーをしっかり覚えて、素敵なスーツライフを送ってみてくださいね!

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