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ネクタイはサイズが重要!選び方や結び方のポイントを紹介

スーツを着るうえで、ネクタイは無くてはならないアイテムといえます。スーツスタイルの際には身に付けることが当たり前となっているネクタイですが、柄やカラーにこだわる方はいてもネクタイのサイズにまで意識して選んでいるという方はそこまで多くはいません。ネクタイは選ぶサイズによって相手に与える印象が大きく変わるため、適切なサイズを選ぶことが重要です。

「ネクタイのサイズは意識したことがなかった」

「毎回、ネクタイ選びで迷ってしまう」

「ネクタイを選ぶ際のポイントを知りたい」

など、ネクタイ選びについて悩みを持っている方も少なくありません。

そこでこの記事では、

  • 各種ネクタイの一般的なサイズ
  • ネクタイのサイズ選びのポイント
  • ネクタイ選びのポイント

などを解説していきます。

ネクタイ選びの参考にして、適切なサイズのネクタイを身に付けるようにしましょう。

一般的なネクタイのサイズとは?

ネクタイを選ぶ際、どうしても柄やカラーを意識してしまう方が多いです。もちろん、どんな柄やカラーを選ぶかによって印象が大きく異なるため、重要といえるでしょう。

しかし、ネクタイ選びで意外と知られていないポイントが存在します。それが「サイズ」です。

ネクタイは、サイズによって主に以下の3種類に分けることができます。

  • ナロータイ
  • レギュラータイ
  • ワイドタイ

ネクタイを締めるときに前側にくる太いほうを「大剣(だいけん)」、後ろ側にくる細いほうを「小剣(しょうけん)」といいます。

先ほどからネクタイのサイズという言葉を出していますが、大剣の最も幅の広い部分がネクタイのサイズと表現されることが一般的です。

ネクタイを着用するシーンや本人の体型によってどのようなネクタイを選ぶべきかが変わってくるため、着用するシーンを意識して選ぶことが重要となります。それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ナロータイ

大剣の幅の長さが4〜6cmのものが「ナロータイ」です。

「ナロータイ」は大剣の幅が細く、シャープなイメージを与えることができますが、ビジネスにはやや向いていません。反対に、パーティーなどの華やかなシーンやカジュアルなシーンにおすすめです。

近年では外資系企業の方や海外のビジネスシーンでナロータイを着用する方も多くなっており、日本の会社でも広く浸透するようになってきました。ナロータイを取り入れる際は、着用するシーンや会社の雰囲気を考慮して、着用していきましょう。

スタイリッシュでカジュアルな着こなしをしたい方におすすめです。

レギュラータイ

7〜9cmのものが「レギュラータイ」です。

最も多く普及しているのがレギュラータイのため、ビジネスシーンでどんなネクタイを身に付けたらいいか迷った際には「レギュラータイ」を選ぶと間違いありません。

ビジネスだけでなく、就職活動でも取り入れることができるので、1本は持っておきたいネクタイといえます。

ワイドタイ

10cm以上のものを「ワイドタイ」です。

幅が広い「ワイドタイ」は、クラシックなイメージを演出できるので、重厚感やボリュームのあるコーディネートをしたい場合におすすめです。

蝶ネクタイの一般的なサイズは?

蝶ネクタイはその幅や形状によって、

  • ストレートエンド
  • セミバタフライ
  • バタフライ

の3つに分けられ、着用する蝶ネクタイのサイズが人の印象に影響を与える点は一般的なネクタイと同様です。

蝶ネクタイのサイズは、蝶に見立てた際の羽根(右端または左端)にあたる部分の縦の長さで表されます。

蝶ネクタイは基本的に礼装用のネクタイですが、カジュアルなシーンで上手に着用する人も増えているのが現状です。フォーマルなシーンにおいて、蝶ネクタイを着用するときはさまざまなルールがあるため、マナーを把握しておくことが重要といえます。

逆を言えば、ルールにとらわれずカジュアルなシーンで着こなすことができれば、オシャレな人として周囲から評価を受けられることでしょう。正式なルールを知ったうえで、シーンに合わせて自由な発想で楽しむのがおすすめです。

それぞれ特徴を見ていきましょう。

ストレートエンド

羽根部分の縦の長さが3.8〜5.1cmのものが「ストレートエンド」です。

結んだ時のシルエットが真っすぐに見えることからそう呼ばれています。形がコウモリに似ていることからバッドウィングとも呼ばれ、カジュアル度の高いコーディネートに向いている蝶ネクタイです。

「普通のネクタイでは物足りない、だけど大きいネクタイには抵抗がある」という方におすすめの蝶ネクタイといえます。

セミバタフライ

羽根の縦部分の長さが5.7〜7.0cmのものが「セミバタフライ」です。

「セミバタフライ」はサイズ感が程よくフォーマルであるため、蝶ネクタイに慣れていないのであればセミバタフライを選ぶのが無難です。

バタフライはサイズが大きくなってしまうため、身に付けるのに抵抗があるという方もいます。そういった場合、クラシックなスタイルを楽しめるセミバタフライがおすすめです。

蝶ネクタイをはじめて身につけるという方にとっては、セミバタフライからチャレンジすると違和感なく取り入れることができるでしょう。

バタフライ

7.6〜8.9cmのものが「バタフライ」です。 


最も幅が広い「バタフライ」は、海外においては多くの方に親しまれていますが、その大きさゆえに目立つため、着こなすうえではセンスが要求される上級者向けの蝶ネクタイといえます。 

華やかな印象を演出したい、伝統を意識したスタイルを楽しみたいという方におすすめです。

【ネクタイのサイズ選びのポイント①】長さ

ネクタイは、長さが短すぎたり、長すぎたりすると不格好になってしまい、だらしない印象を与えてしまうことが多くなります。

適切な長さはネクタイの締め方によって変わってきますが、身長の高い方や首回りががっちりしている方は長めのネクタイを選ぶのがおすすめです。

ネクタイの長さとして一般的なものは140㎝、長めのものになると145㎝ほどとなっており、さまざまな種類のネクタイが販売されています。今まで、ネクタイを購入して短いと感じたことがある方は長めのネクタイを選んでみるか、結び方を工夫してみましょう。

ネクタイの結び方で代表的なのは「プレーンノット」「セミ・ウインザーノット」「ウインザーノット」「ダブルノット」の4つですが、最も一般的な結び方は「プレーンノット」です。プレーンノットでネクタイが余ってしまう場合には、「ウインザーノット」や「ダブルノット」で首元で回す回数を調整してみるのがおすすめです。

まずは、自分にとってベストの長さをみつけてみましょう。

【ネクタイのサイズ選びのポイント②】大剣幅

前述した通り、大剣の幅はネクタイによってかなりの開きがあります。

ナロータイなら先端の最も幅の広い部分で4cmほど、ワイドタイなら10cmを超えるものなど、幅の広さは種類によって大きく異なるのが特徴です。

一般的に、ビジネスでネクタイを着用するのであれば7.5cm程度のレギュラータイが向いているといわれています。しかし、体型は人によって異なることもあるため、自身の体型を考慮して選ぶのがおすすめです。10cmくらいのワイドタイでも、体格のいい人であれば不自然に大剣の幅が広いとは感じられないでしょう。同様に、身長の高い人もワイドタイが似合うので、実際に着用して判断するのが理想です。 


ナロータイは「最も幅が広いところ」と「結び目付近の幅」が大きく違わず、カジュアルな印象を与えます。ビジネスにはあまり向いていませんが、近年では外資系企業を中心にビジネススタイルに取り入れる方も増えるようになってきました。

ネクタイの印象はネクタイだけで決まるわけではなく、スーツ全体の着こなしや着用している本人の人となりが影響する部分もあるので、自信があるならビジネスでナロータイを着用するのも良いかもしれません。

【ネクタイのサイズ選びのポイント③】ラペル

ネクタイを選ぶ際は、ジャケットの襟部分(ラペル)とネクタイとのバランスを考えることが大切です。

ラペルは「くの字型に開いている形状」が一般的ですが、中には「閉じている形状」や「魚の口のような形状をしている形状」といったさまざまなデザインがあるのが特徴といえます。

ラペルの太さについては、トレンドによってどういった形状が人気になるかが異なります。異なるのが細い方が流行る場合もあれば、太い方が流行る場合もあるため、着用する際には今のトレンドを意識してコーディネートしてみましょう。

ラペルの幅とネクタイの幅を合わせることで、統一感のあるスタイリングに仕上げることが可能です。

ただし、ビジネスシーンではラペルの幅が狭いからといって細身のネクタイを着用してしまうと、カジュアル要素が強くなってしまい相手に不快な思いをさせてしまうこともあります。

ビジネスシーンでは、細身のラペルと細身のネクタイを合わせるのではなく、落ち着きのある標準的なサイズを選ぶことがおすすめです。

着用するシーンによって使い分けるようにしましょう。

ネクタイを締めたときの長さは?

ネクタイを締めたときの長さが不適切だと、見ている人に違和感を与えてしまいます。

長さは2つあり、1つは「大剣の先端の位置」もう1つは「大剣と小剣の長さの差」です。ネクタイを締めるとき、大剣が丁度よい位置にならなかったり、大剣と小剣の先端が大きくふぞろいになったりして苦労した経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。 


大剣の先端については、一般的にベルトのバックル中央あたりにくるのが理想的といわれています。ベストを着ている場合はその下端から出ない程度の位置が理想です。大剣が長すぎるとだらしない印象を与えますし、短すぎれば不格好な印象になってしまいます。

小剣が大剣よりも長くなってしまっている場合や大剣と小剣の長さに大きな差があると、大剣がめくれて小剣が見えたときに滑稽な印象を与えかねません。時間がなくて締め直すのが面倒な場合には、ネクタイピンで隠すという方法を試してみましょう。


長さを整えるコツとして、ネクタイの裏側にある縫い目をシャツの第3ボタンと第4ボタンの間あたりにもってくるという方法があります。

ただし、ネクタイによって長さが異なる場合もあるため、あくまで目安として覚えておきましょう。普段、利用している結び方が1パターンしかない場合はネクタイごとに最適なボタンの位置を覚えておくと便利です。

蝶ネクタイのサイズの選び方は?

一般的なネクタイのサイズ選びでは、本人の体型が1つの基準となりますが、蝶ネクタイについては体型ではなく、顔の大きさに合わせて選ぶことが重要です。選び方としては、両目の目尻と目尻の間に収まるのが良いといわれています。 


蝶ネクタイは正礼装から略礼装まで幅広く使えるアイテムですが、最もフォーマルなのがブラックの蝶ネクタイです。汎用性高く使用できることから1つは持っておきたいアイテムといえます。

色についてはネイビーやシルバーが無難となっており、カジュアルな場で目立ちたいなどといった意図がない限りは、ベーシックなものを選ぶのがいいでしょう。 


他の人に差をつけたいのであれば、柄で工夫するのも1つの方法です。たとえばストライプやチェック、ドット柄などインパクトのある柄を選び、幅の長いバタフライタイプを選べばきっと多くの人の目に止まることでしょう。

ファッションに自信があり、スーツや靴など他の部分と上手に合わせる自信があるのなら、こうしたインパクトの強い柄の蝶ネクタイを利用するのがおすすめです。光沢感のあるシルクやベロアといった素材のものを使用すると、さらに個性を出すことができます。

用途に合わせたネクタイ選びのポイント

ここでは用途に合わせたネクタイ選びのポイントを解説していきます。

他人に印象づけたいなら、戦略的にネクタイを選ぼう 

着用するネクタイによって、会う人に対して何らかの印象づけを狙うのであれば、ネクタイも戦略的に選ぶ必要があります。

一般的なネクタイで他人に与える印象を左右するポイントは、これまで解説してきた大剣の幅や長さ(先端の位置)のほか、ネクタイの柄やデザイン、素材などもその1つとして挙げられます。 

相手にどのような印象を与えたいのかを考慮してネクタイのサイズを選ぶのがおすすめです。

紺無地やドット柄・小紋柄は定番の1本 

紺色の無地のネクタイは大抵のスーツに合い、出会った人に誠実な印象を与えることができる優れた1本ですので、ぜひそろえておきたいところです。

小さめのドット柄や小紋柄のネクタイは、相手に対して上品な印象を与えるといわれています。そのため、無地のネクタイとともに定番の1本としてもっておくのがおすすめです。 

レジメンタルタイはTPOに注意 

レジメンタルタイ(斜めのストライプ)は、フォーマルな場においてはよくないという見方もありますが、日本においては定番のデザインであり、赤色のものなら情熱的な印象を与えることが可能です。

ただし、レジメンタルとはもともと連隊に属するという意味の言葉で、学校や団体などの組織への所属を意味する起源があります。欧米人とビジネスをする場において着用するのは控えたほうが無難です。

なお、斜線の向きによってアメリカ式とイギリス式があり、正面から見て左上がりがアメリカ式、右上がりがイギリス式となっています。 

個性的な素材を選ぶのも手

素材を変えて印象づけたい場合は、冬にウールタイを着用すると季節感があってオシャレなイメージになります。

ただし、スーツやベストなどとの相性を考慮して合わせることが重要です。夏はリネンタイを着用すれば涼し気なイメージで、相手に清涼感を与えられるでしょう。リネンジャケットと合わせれば一層効果は大きいです。 

ニットタイは柔らかい雰囲気を演出できる 

ニットタイはカジュアルなシーンで活躍します。

フォーマルなシーンで着用するのはやや無理がありますが、その素材がもつ柔らかい雰囲気が堅苦しくないコーディネートにつながります。ネイビーのニットタイなら、勤め先によってはビジネスカジュアルとして着用できる場合もあるので、着用する際には社内の雰囲気などを考慮して着用するようにしましょう。

綺麗に見えるサイズを考えたネクタイ選びを!

蝶ネクタイはこれまで縁がなかったという人もいるでしょうが、格調高いフォーマルな場では必須のアイテムといえます。


オシャレにこだわる人たちはネクタイのデザインだけでなく、そのサイズや素材などについても1つ1つ考えて選んでいます。普段から意識してファッションを学んでいなければ、ネクタイの幅をラペルに合わせている人がいるということはまず気付かないでしょう。

ネクタイのサイズによって、まわりへ与える印象は大きく異なるので、体型やジャケットのラペルなど、ここで解説してきた点を参考にしながら、自身に合ったお気に入りのネクタイをぜひ見つけてください。

【シーン別】ネクタイの選び方

普段のビジネスシーンでもネクタイは使用しますが、特別な行事の時にはネクタイはより慎重に選びたいところ。 

シーンに合ったネクタイを選べるようにしましょう。

就活

就活でのネクタイ選びは他のシーンよりも慎重に選ぶことが重要となります。一番気をつけたいポイントは色です。自分が見せたい印象に合った色を選ぶようにしましょう。

たとえば、スマートに見せたいなら青やネイビー、情熱的に見せたいならエンジや色が控えめな赤といった感じで選ぶのがおすすめです。

派手すぎると印象が悪くなるので注意しましょう。

結婚式

結婚式は華やかな印象を与える色を選ぶのがおすすめです。

ただし、新郎新婦よりは目立ってはいけないため、派手すぎない色を選ぶようにしましょう。

シルバーが一般的ですが、堅い印象になりがちなため、もう少しカジュアルな装いで出席したいという場合には、パステルカラーがおすすめです。ブルーやピンク、黄色などの淡い目の色をチョイスすると、華やかさを持たせつつも控えめで結婚式に合った着こなしとなるでしょう。

入学式・卒業式

入学式や卒業式に参加するとき、また当事者じゃなくても親としてスーツで子供の入学式に参加することがあります。当事者として大学の入学式に臨む場合、ブルーやピンクなど爽やかなカラーを選ぶと良いでしょう。柄はドットやストライプが定番の柄となっています。

続いて、父親として子供の入学式に参加する際はできるだけ落ち着いた色や柄のネクタイを選ぶことが大切です。

ネイビーの無地が無難ではありますが、ストライプやドット柄でも問題ありません。黒は喪服のイメージが強いため、なるべく避けるようにしましょう。

成人式

成人式は袴かスーツのパターンが多いですが、スーツの場合はネクタイは華やかなものを身につけるのがおすすめです。

成人式は装いの自由度が高いため、自分に合った色や柄のネクタイを着用しましょう。

自由度が高い分、スーツの基本の着こなしができていないと目立つため、ネクタイの結び方やスーツのサイズ感などは気をつけることが大切です。

入社式

入社式は一番最初の印象が決まるため、ネクタイ選びは慎重に行わなければいけません。

派手なものは控えるのはもちろん、ブランドもののネクタイは生意気だと思われてしまいかねないので、なるべく避けるようにしましょう

ネクタイの色は落ち着きのある青系の色、柄は無地かストライプがおすすめです。

ネクタイの結び方

ネクタイの結び方には様々な種類があります。

その中でも代表的なのが、プレーンノット、ウィンザーノット、セミウィンザーノット、ダブルノットの4種類の結び方です。それぞれの結び方について解説します。

プレーンノットの結び方

プレーンノットはネクタイの結び方の中で最もよく用いられる結び方です。

結び目が小さく、ビジネスや就職活動、冠婚葬祭など場所を選ばず着用できる万能な結び方です。

ネクタイを結ぶのに慣れていない方はこちらの結び方をまずマスターしましょう。

  1. まずネクタイを首に掛け、大剣(先の太い方)が小剣(細い方)の二倍の長さになるように調節します。
  2. 大剣を上にしてクロスさせます。
  3. 大剣を後ろに回り込ませ、一周回します。
  4. 大剣を後ろから前に持ってきます。
  5. 前にできた空間に大剣を差し込みます。
  6. 結び目の形を調整します。

ウインザーノットの結び方

ウィンザーノットは正三角形でボリュームのある結び目が特徴的な結び方です。結び目が大きく、営業や商談など、相手に印象を残したいシーンで活用するのがおすすめです。ワイドカラーやホリゾンタルカラーなど襟の広いシャツに適しています。

  1. 大剣が自分から見て左に来るようにします。この時小剣は短めにとります。
  2. 大剣を小剣の上に持ってきて、交差させます。
  3. 大剣を首周りの輪に内側から通し、折り返します。
  4. そのまま大剣を後ろに回り込ませます。
  5. ③と同じように今度は外側から輪に通し、折り返します。
  6. 大剣を前に回り込ませます。
  7. 大剣を首元の輪に通します。
  8. 大剣を首の正面の輪に通します。
  9. 結び目の形を調整します。

セミ・ウインザーノットの結び方

セミ・ウィンザーノットはウィンザーノットよりも結び目が小さく、印象的であるものの目立ちすぎず、バランスの取れた結び方です。

ビジネスや就職活動など幅広いシーンで活用できます。

  1. 小剣を短めにとり、大剣を小剣の上に持ってきてクロスさせます。
  2. 大剣を後ろから前に持ってきます。
  3. 大剣を首元の輪に外側から通します。
  4. 大剣を前に回します。
  5. 大剣を首元の輪に通します。
  6. 大剣を新しくできた正面の輪に通します。
  7. 結び目の形を調整します。

ダブルノットの結び方

ダブルノットは結び目が縦に長く、プレーンノットよりは少し大きめの結び目です。

長めのネクタイや細めのネクタイで結ぶと、エレガントな印象に仕上がります。

プレーンノットと同様、結び方が比較的簡単であるため、初心者にもおすすめの結び方です。ビジネスやフォーマルなシーン、冠婚葬祭など様々なシーンで活用できます。

  1. 小剣を短めにとり、大剣が前に来るようクロスさせます。
  2. そのまま大剣を二周させます。
  3. 首元の輪に内側から外側へ。
  4. 正面の輪に大剣を差し込みます。
  5. 結び目の形を調整します。

ディンプルの作り方 

ネクタイにはディンプルと呼ばれるスポットがありますが、ネクタイを美しく見せるためにはディンプルの形にこだわらなければなりません。

ここでは、ディンプルの上手な作り方を解説します。

ディンプルとは

ディンプルとは英語で「えくぼ」という意味で、ネクタイのノット(結び目)の下にあるくぼみのことを指します。

日本では欧米ほど意識されることはありませんが、ディンプルがあるのとないのとでは印象が大きく異なり、ディンプルがあった方がより立体的となり、エレガントでスマートな印象を与えることができます。

ディンプルの種類

・センターディンプル

最も定番のディンプルがセンターディンプルです。

ノットの下の真ん中に1つくぼみを作ります。

・ダブルディンプル

ダブルディンプルは三つ折りディンプルとも呼ばれ、くぼみが左右対称に二つあります。

ダイナミックな印象を与えることができ、どちらかというとカジュアルな場面に向いています。

・アシンメトリーディンプル

アシメトリーディンプルはくぼみがアシンメトリー(左右非対称)のディンプルで結び目を横にずらしてくぼみを作る上級者向きのディンプルです。

カジュアルなシーンで活用するのに適しています。

ディンプルの作り方

今回はディンプルの作り方をプレーンノットで結んでいる場合を想定して、最も一般的なセンターディンプルの作り方についてご紹介します。

  1. 上記のプレーンノットの結び方の⑤の行程で大剣を輪に通した際に、ノットの上に指1本を横に差し込みます。
  2. 指は抜かずに、大剣の中心付近にくぼみ(ディンプル)を手で作ります。
  3. 大剣を下へ引っ張り、ノットを締めます。
  4. 指を抜き、ネクタイとディンプルの形を整えます。
  5. ディンプルを抑えながら、ゆっくりとネクタイを締め上げていき、完成です。

「オーダースーツSADA」とは?

この記事では、ネクタイのサイズ選びについて見てきました。

ネクタイのサイズによって相手に与える印象は大きく異なります。どのような印象を与えたいのか、どのようなシーンに着用するのかをしっかりと考慮して選ぶことがおすすめです。

お気に入りのネクタイが見つかった際には「オーダースーツSADA」でフルオーダーのスーツを作成し、全身コーディネートの検討をしてみてはいかがでしょうか。

オーダースーツSADAでは、経験豊富なスタッフが常駐し、アドバイスを受けながらその人に合ったフルオーダースーツの作成をすることができます。

フルオーダーは一般的に数十万円してしまう場合が多いですが、オーダースーツSADAでは19,800円〜(税込21,780円〜)という既製品スーツと変わらない価格でフルオーダーのスーツを作成することが可能です。

(※2023年10月時点の価格です。価格は変更になることがあります。)

オーダースーツSADAの魅力は価格の安さだけではなく、シーンに応じたネクタイやオーダーシャツなど、さまざまなアイテムが充実しており、全身のコーディネートもしやすいメリットがあります。知識や経験が豊富なスタッフのもと、自分だけのコーディネートを実現してみましょう。

スーツの作成にお困りの方は是非、オーダースーツを検討してみてください。