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【スーツ ダブル】裾上げダブルの正解幅は何センチ?

スーツの裾上げはどう仕上げていますか?普通に詰めて丈調整するだけ、の方も多いでしょう。日本では、まだまだそのスタイルが人気です。一般的なこの仕上げ方は「シングル」と呼ばれます。しかし最近では、裾上げした後に折り返す「ダブル」の仕上げ方が人気です。日本ではダブルはまだ「カジュアル寄りの仕上げ方」として認知されているため、ダブルで仕上げたパンツは着用シーンが限られてしまいます。ですが、しっかり着こなせばカッコよくオシャレに見えますよ。実は、欧米のビジネスシーンでは「ダブル」の方が一般的です。昨今、日本のスーツトレンドは欧米寄りになりつつあるので、日本にも徐々にダブルが定着していくでしょう。ぜひ、今のうちから「ダブル」を取り入れていきたいですね。とはいえダブルはただ裾を折り返せばいい、というものでもありません。折り返した裾の留め方にも種類があります。折り返しの幅は、適正身長や全体のバランス、与えたい印象によっても変えるべきです。そこで今回は、スーツのトレンドに敏感な「オーダースーツSADA」の現役スタッフが「ダブル」の種類や、適切な折り返しの幅を解説します。この記事を読んで、トレンドを取り入れた「ダブル」にチャレンジしてみてくださいね。

人気のダブルをカッコ良く着こなすには、自分に合うダブル幅を知ることが基本です。 今回は、着こなしが変わるダブル幅の決め方です。

スーツの裾仕上げの種類

スーツの裾上げは4種類あります。
  • シングル・・・スーツの裾を内側に折り、ミシン目が表に出ないように仕上げた裾上げ。 礼服やタキシードのようなフォーマルシーンの裾上げはシングルが正式です。 ビジネスでは、シングル、ダブルのどちらも使用されます。 しかし、日本ではシングルが好まれる傾向にあります。 これは式典ではシングルが正式であるため、ビジネスの場面でもシングルの方が無難であるという認識によるためです。
  • ダブル・・・シングルで裾上げした後、外側に一度折り返して固定したもの。 活動的、スポーティな印象になります。 ダブルの由来は諸説ありますますが、どの説もシングルで行くべき正式な場所に、失念して裾を折り返したまま参加したという偶然説です。 このような由来もダブルはカジュアル寄りというイメージに影響を与えています。
  • モーニングカット・・・正礼装であるモーニングの裾上げ方法です。 裾の前が短く、背中側が長い仕上げです。 前後の差は2㎝程度です。 足の甲が高い場合、モーニングカットは効果的でパンツシルエットが美しくなります。 スーツでモーニングカットも可能ですが、最近のスーツは裾丈短めが主流のため、この仕上げはあまり見かけません。
  • ミシンタタキ・・・表にミシン目が見える裾上げ方法です。 一般的には、ジーンズやチノパンの裾上げとして知られています。 最近はオフィスカジュアル向きの、ストレッチ性が強い生地のスーツなどに、この仕上げがされているものがあります。 ウールよりも化学繊維がメインの生地に向いた仕上げです。 ダークカラーのスーツの場合、糸色が目立たないため、見た目はシングルと変わりません。
ポイント 欧米と日本では、若干シングルとダブルの認識に差があります。 欧米では、シングルはフォーマルなイメージ。 ビジネスではダブルが定番という認識です。 以前の日本ではシングルがきちんとしたビジネスの場面向き、ダブルはシングルよりもカジュアルな着こなしというイメージでした。 しかし、昨今のビジネスシーンのカジュアル化で、その認識も次第に欧米寄りに変化しつつあります。 オフィスカジュアルにも馴染むダブルを、お洒落に着こなす人が増えているためです。

ダブルの種類

ダブルは折り返した部分の固定方法が2種類あります。 それぞれのメリットとデメリットを比較して選ぶと安心です。
  • 糸止め(縫い付け)・・・折り返した裾を糸で止め、固定する仕上げ。 メリット ダブルの折り返しが、糸止めによって密着するためシルエットが美しい。 デメリット 折り返しが完全に固定されてしまうため、手入れに手間がかかる。 ブラッシングの際には綺麗にホコリを取ることが難しい。
  • スナップ止め(ホック止め)・・・折り返した裾を、留め外しができるスナップで固定する仕上げ。 メリット スナップの留め外しができるため、外すとシングル同様にブラッシングができる。 デメリット ダブルのシルエットにスナップの厚みが出る。 プレスの際にも注意が必要。
裾仕上げは、シルエット重視なら糸止め、メンテナンス重視であればスナップ止めがおすすめです。

ダブルの魅力

ダブルの魅力は、気取りのない重厚さ。 クラシカルなイメージもありますが、実は実用的な意味もあって、欧米ではダブルが好まれます。 シングルよりもダブルは裾が重くなるため、スーツ生地は下に引かれ、パンツのセンタークリース(折り目)が整います。 その効果を利用するために、ダブルの裾にコインを入れるという裏技が存在するほど。 多忙で動き回る必要があっても、身だしなみを忘れない欧米のビジネスマンらしい着こなしです。 現在は、スーツの流行が細身に傾き、必然的に裾丈が短めになりました。 ダブルは裾丈が短い方が見栄えが良いため、スーツスタイルの流行がダブルの需要を牽引している状態です。 近年では、ブリティッシュスタイルやクラシック回帰の流行もありました。 ダブルを取り入れやすいスタイルのスーツが次々と流行していることもダブル人気の要因の一つです。 特にオフィスカジュアルにダブルの裾は相性が良く、ジャケットパンツスタイルにもおすすめです。

適正なダブルの幅は?

ダブルの幅には流行があり、以前は3.5㎝ほどが標準でした。 現在は、ボリュームのある太めのダブルが主流となっています。 トレンドのダブル幅は5㎝で、4.5㎝から5.5㎝までが目安となります。 ダブルの幅は3.5㎝より細くなることはあまりなく、5.5㎝までは許容範囲です。 スーツスタイルにふさわしいダブル幅は、身長を含めて遠目に見た時のバランスが重要になります。 身長に合わせる ダブル幅の基本となる合わせ方は、現在のトレンド幅である4.5㎝から5.5㎝を、身長に合わせて選ぶ方法です。 この1㎝の許容範囲は標準身長を中心としているため、身長に応じて0.5増減させます。 つまり、身長170㎝であれば、ダブル幅は5㎝。 身長が165㎝であれば、4.5㎝。 身長180㎝は5.5㎝と、調節することで、全体バランスの良い裾上げが可能です。 もちろん太めが好きであれば、身長にかかわらず5.5㎝を選択することも間違いではありません。 しかし、裾にボリュームがあると視線は下へ引かれます。 その場合は、太めのダブルに負けない、ラペルの広いダブルのスーツを選びます。 このように全体的なバランス構成を考えるのもスーツ選びの楽しさです。 また、肩幅が広くガッチリとしている体型では、裾幅を広めにする場合があります。逆に細身の体型で、細身スーツの場合は、ダブル幅は4cm程度がベストというケースもありえます。 裾丈のトレンド ダブルの裾丈は、お洒落に着こなすならノークッション(靴の履き口に触れない長さ)がトレンドです。 カジュアル寄りな着こなしですが、ダブルの裾が乱れる事がなく見栄えが良くなります。 長すぎる裾は、靴の履き口にもたつくため、ダブルで長めを選択する場合はハーフクッション(靴の履き口に触れる程度)にします。

自分に合うダブルの幅は

ダブルの幅の基準には、様々な考え方があります。 流行からくる、細めか太めかという選択。 身長でバランスを考えるパターン。 身長ではなく、体型がガッチリか細身かに合わせる場合。 そして、スーツの裾幅でバランスを考えることもできます。 細身スーツは裾幅も細く17㎝前後、それに対し標準スーツの裾幅は19㎝前後です。 17㎝の裾幅であれば、シャープな印象を重視してダブル幅は3.5㎝で十分な場合もあります。 裾幅が19㎝を超えるのであれば、ゆったりとダブル幅は5㎝を目安にします。 少し難しいように感じるかもしれませんが、迷うようであれば、スタッフにおすすめを聞いてしまうのが安心です。 オーダースーツSADAでは、スタッフがおすすめ幅をご提案いたします。

まとめ

今回は、裾上げのダブルについてご紹介しました。
  • ダブルは本来ビジネス向きの裾仕上げ。
  • ダブルの裾上げは、シルエット重視であれば糸止め、メンテナンス重視でればスナップ止めがおすすめ。
  • ダブルの幅は、身長、体型、裾幅などを目安に調節する。
  • ダブルの裾丈はノークッションがトレンド。
  • ダブルはオフィスカジュアルな着こなしにも合う。
ダブルの人気は伸び続けているため、お洒落で実用的な着こなしが気軽にできるようになりました。 いつものスーツや夏のクールビスにダブルを取り入れてみませんか?

そもそもスーツの裾仕上げの方法は4種類。一般的でフォーマルな「シングル」カジュアル寄りの「ダブル」正礼装の「モーニングカット」ミシン目が見える「ミシンタタキ」です。今回は、この中の「ダブル」について詳しく解説しました。ダブルは裾丈が短い方がカッコよく、短い裾丈が流行する現代ではもっと流行ってくるでしょう。ダブルの仕上げ方法にも2種類あり、シルエット重視の「糸止め」かメンテナンス重視の「スナップ止め」から選ぶ必要があります。糸止めは美しく見えますが、ブラッシングなどのメンテナンスがしづらいのが難点。スナップ止めはホックの分、厚みが出てしまうので、ちょっと見栄えが悪いです。どちらがダメということはないので、重視したい方を選びましょう。ダブルの幅は、3.5㎝~5.5㎝の間。現在のトレンドは5㎝前後です。4.5㎝~5.5㎝間で調節しましょう。ただし、身長が低い方は短めに、高い方は長めに幅をとることをおすすめします。また、細身スーツの場合はダブル幅は1.0㎝ほどマイナスするのがちょうどいいバランスです。迷ったら、スーツ屋さんのスタッフに聞いてみましょう。あなたに合ったダブルの幅を教えてくれますよ。