
スーツの股が破れたらどうやって直す?お直しの方法と破れにくくする対策、自分での直し方を解説-オーダースーツSADA
スーツを着て通勤していると、突然スラックスの股が破れることがあります。股裂けに気付いたら、あわててしまうでしょう。しかし、スラックスの股が破れるトラブルは、珍しいことではありません。特に、スーツを着始めたばかりの初心者に起こりがちなトラブルの一つです。スラックスの股が破れるトラブルは、サイズに合っていない、動き方に問題がある、生地の劣化などが主な原因です。この記事では、スラックスの股が破れたときの応急処置、自分で直す方法、専門店での修理法や価格相場、破れにくいスーツの選び方までを網羅して紹介します。
なぜスーツの股が破れる?原因を知ろう
「普通に毎日同じスーツを着ていただけなのに……スラックスに穴が開いてしまった」という経験をお持ちの人もいるのではないでしょうか?
スラックスに穴が開く原因には、摩擦で生地が薄くなる「擦れ」と、生地に強い負担がかかり破れる「裂け」があります。しゃがむ、脚を大きく開くなど動きのクセによって生地に負担がかかると、破れやすくなりがちです。無理な体勢を取ると裏地にも負担がかかり、裏地が破れると表の生地まで破れやほつれが生じることがあります。
また、長年同じスーツを着続けると生地が疲労し、経年劣化により穴が開くこともあるでしょう。一般的なスーツの寿命は3~4年が目安といわれていますが、スーツの素材、着る回数、手入れの仕方などによっても違ってきます。
ちなみにスラックスはジャケットとセットになった長ズボン全般をさします。この記事では「スラックス」という言葉で統一します。
擦れの原因とは?
擦れるのは、以下のような原因が考えられます。
- 太もも周りのサイズが合っていない
- 太ももがガッチリした体型の人
- 自転車に乗る機会が多い
- 営業の外回りなどで歩くことが多い
これらに当てはまる人は、スラックスの内腿が擦れやすく内側の生地が薄くなりやすいです。スーツにテカリがでてきている人は、生地に負担がかかっているサインなので注意してください。
裂けの原因とは?
スーツのスラックスが裂けるのは、以下の日常動作が原因の場合が多いです。
- 足を開いて座ったりしゃがんだりする
- ポケットにものを詰めることが多い
- 正座をする機会が多い人
- スラックスを正しい位置にベルトで固定できていない
スーツに使用されている生地は伸縮しにくい素材のため、引っ張られる動作が多くなるとスーツの生地が傷みやすくなります。このような動作を繰り返していると、突然スラックスが裂ける原因になってしまうので要注意です。
特に、スラックスの履き位置がずり下がっていると、新品のスーツでも破れるため注意しましょう。
サイズが合っていない
サイズが合っていないと破れます。
近年は体のラインにピッタリ合ったシルエットのスーツが増えています。そのため、購入時のサイズ感はちょうど良くても、少し体型が変わるときつくなることも。すぐに体型が戻ればいいのですが、なかなか難しいこともあります。
小さいスーツを着続けると、生地に無理な力がかかります。無理な力がかかると、生地の傷みが進みやすくなり、穴が開きやすくなるのです。
痩せた場合も注意が必要です。ウエストがゆるくなり、履き位置が下がると、股下がモタつきます。スラックスの股下が、実際の股の部分にフィットしていないと、足を開いたり、しゃがむなどの動作でも破れます。
クリーニングに出す頻度が高い
クリーニングに出せば出すほど、生地の材料であるウールの油分がなくなり、生地が傷みやすくなります。クリーニングはシーズンに1回から2回、汗をかくことが多い夏場で、汗抜きクリーニング(ウェットクリーニング)をする場合も2週間に1回程度にしておきましょう。
どうしてもニオイが気になる人は消臭スプレーなどで対応する方法もあります。ウォッシャブルスーツなら自宅で洗うこともできますが、クリーニングと同様に生地の傷みが早くなりますので、注意が必要です。
履き方にも注意が必要
どうしても「生地が傷みやすくなる履き方」はあります。たとえば、歩く頻度が高かったり、歩く距離が長い人。また、通勤や外回りで自転車に乗る人は注意が必要です。
人それぞれ事情があるので、歩行や自転車の運転をやめることはできないかもしれません。ただ、これらの動きがスラックスの傷みを早くする原因であることは覚えておきましょう。
スーツを着て重い荷物を運んだり、持ち上げるときに深く腰を落としたりする作業も、スーツの傷みを早くする原因となります。もし、そのような動作をする場合は、スラックスの履き位置が下がっていないか、確認しましょう。
また、会社帰りにスーツのままでボウリング場やバッティングセンターに行くのも、傷みを早くするのでできれば控えたほうがいいでしょう。
細い糸を使った高級生地で作られている
高級生地(とくにイタリア製)は細い糸を使っているため、そもそも生地がデリケートなことがあります。「高級生地は価格が高いため、生地の耐久性も高い」というのは誤解です。高級生地のスーツを長持ちさせたいなら、着たときの動作に気を付ける必要があります。
毎日同じスーツを着ると傷みやすくなる
スーツの生地に使われるウールは、自らシワを伸ばす力をもっています。しかし、毎日同じスーツを着てしまうと、シワを回復させる時間が確保できません。
また、ウールのスーツは湿気を含むと生地が弱くなります。湿気を含んだ状態で毎日着用を続けると、擦り切れや、ちょっとした引っ張りで破れやすくなります。
着用を控え、休ませると、湿気が抜け生地の本来の強度が回復します。
そのため、同じスーツを着る場合は2日から3日開けるのが望ましいとされています。週5日間スーツを着るとすると、最低3着はスーツが必要となります。最低でも2着以上お持ちになることをオススメします。

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スラックスの破れやすい箇所

ここではスラックスの破れやすい箇所を列挙してお伝えします。
股の縫い目や内側
スポーツをしていて太ももが太い人や、ふくよかな体型の人に起こりやすい事例です。内股どうしが擦れて生地が薄くなり、やがて穴が開いたり破れたりすることに。
このような体型の人で歩く機会や、自転車に乗る機会が多い人だと、なおさら生地が破れやすくなります。
ポケットの入り口や底
ポケットに財布など、大きいもの(厚いもの)をよく入れる人に起こりやすい事例です。特に、ヒップポケットに財布を入れて破れるケースが多く見られます。
本来、スラックスのポケットはものを入れる場所ではありません。薄いハンカチならOKですが、厚いタオル地のハンカチでもやめておいた方がいいでしょう。ましてや、財布を入れるのは以ての外です。また、足をよく組むと生地が片方に引っ張られるため、ポケットが破れやすくなります。
ヒップの縫い目
ウエストに比べてヒップが大きめの人や、深く腰を落とすことが多い人に起こりやすい事例です。もし、購入時と体型が変わっていてスラックスがきついのであれば、お直しをするようにしましょう。また、スーツを着て体を大きく動かすような作業は控えましょう。

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スラックス以外のスーツの破れやすい箇所
スーツはスラックス以外にも破れやすい部分があります。順に列挙するので、参考にしてください。
ジャケットの事例
- 背中に小さな穴が開く
- 肩や脇部分の破れ
- 虫食い
- 肘の破れ
虫食いは長期間保管しているときに起こることがあります。喪服など普段着る機会のないスーツは、ときどき様子を確認したほうがいいかもしれません。
ワイシャツの事例
- 穴(焦げ穴)
- 袖口の破れ
- 襟の破れ
袖口や襟など端部が傷みやすいようです。また、タバコを吸う人はタバコがワイシャツ(スーツも)に触れないように、気を付けましょう。

スーツが破れてしまうのはなぜ?スーツに穴が空いたときの補修・予防方法を解説
本記事では、スーツに穴が空いたときの修理方法について解説します。スーツが破れてしまうのは擦れる・引っ掛けるなど様々な理由が考えられます。スーツを着用する際に破れないよう予防する方法についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
スーツの股が破れた時の応急処置|自宅やオフィスでできる対策
スーツの股が破れたとき、すぐ専門店に修理を依頼できるとは限りません。そこで応急処置として、勤務先や自宅でできる対策を紹介します。
まずは落ち着いて確認
まずは、スーツの股のどの部分が破れたのかを落ち着いて確認しましょう。股の破れといっても、破れていることが外からも分かるような場所の場合とあまり目立たない場所の場合があります。加えて、破れた箇所がどれくらいの大きさなのかも合わせて確認しましょう。破れ具合によって使う道具や直し方も違ってくるためです。
安全ピンやホッチキス、ガムテープ
仕事中や取引先に向かう外出中などに破れに気づいたときは、一時しのぎの手軽な方法として、安全ピンやホッチキス、ガムテープを使った補修方法があります。
小さく開いた穴や破れ程度であれば、安全ピンかホッチキスで、破れた布同士をつなぎ合わせて裏側で仮止めしておくとよいでしょう。裏側からのホチキス止めならあまり目立ちません。安全ピンは肌に当たると不快感がありますが、ホチキスより長持ちします。ホッチキスは会社にもあるでしょうし、外出先でもコンビニなどで購入することができるので安心です。
着用中に安全ピンやホチキスの針が外れて体に刺さらないように、仮止めした箇所をセロテープなどで固定しましょう。穴や破れが大きいときは、穴の裏側からガムテープで両方の布を寄せて押さえてから周囲をホッチキスでとめておくといいでしょう。ガムテープは布のガムテープを用意しましょう。
なお、これらの方法はあくまで緊急用の一時しのぎですので、帰宅後に改めてきちんと補修する必要があります。
アイロン接着の補修布で応急補修
この方法は、アイロンで接着するための補修布が別途必要です。補修布は100円均一ショップなどで購入できます。自宅でアイロンが使える場合に利用しましょう。
スラックスを裏返して破れた部分同士の布を合わせ、破れた箇所より少し大きめに切った補修布を上に置いてアイロンで接着します。
裁縫が苦手な方でも、簡単に補修できます。小さい破れの場合は、補修布だけでも破れた穴の部分を防ぐことが可能です。大きい破れの場合は、共布を破れた箇所に置いて周りの部分を補修布で貼り付けると簡単に補修できます。
縫い合わせによる簡易補修
スラックスと同系色の糸と手縫い用の針を使って破れた箇所を縫い合わせることにより、簡単に補修ができます。ほつれた糸が出ている場合は糸を切り、破れた布同士を突き合わせて、細かい針目で縫い合わせましょう。
布用の接着剤を使って補修すれば簡単にできるのでは?と考える人もいるのではないでしょうか。しかし、接着剤は一度使ってしまうと、二度と剥がすことができなくなります。改めてきちんと補修したいと思ってもできません。また、無理に剥がそうとすると生地を傷めてしまうため、接着剤を使った補修はしないようにしましょう。

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自分でできる本格的な修理方法|裁縫初心者向け手順
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手縫い:かけはぎ(かけつぎ)
破れたりほつれたりした部分をすべて切り取り、共布を裏に当てて一回り大きく切ったアイロン接着シートで貼り付けます。針に生地と似た色の糸を通し、穴の縁をかがり縫いします。かがり縫いが一周終わったら、少し離れたところをもう一周かがり縫いし、裏側で玉どめをして完成です。
ミシン:ミシンタタキ(ミシン刺し)
破れたりほつれたりした部分をすべて切り取り、共布を裏に当てて一回り大きく切ったアイロン接着シートで貼り付けます。穴の位置から5mmほどのところにチャコペンなどで印を付け、印を付けた範囲をコの字型になるようにミシンでたたきます。針目は1.5mmくらいにするのがコツです。上糸を裏に引き出して下糸と結んだら出来上がりです。
破れた部分の裏当て(生地を強くするコツ)
補修のときに共布を破れた部分の裏当てとして使うことで、補修した部分の生地を強くすることができます。アイロン接着の補修布だけよりも共布を使うほうが仕上がりも自然できれいです。共布を使うときは、生地の柄を合わせることがより自然に仕上げるポイントになります。
完成度の目安と注意点
手縫いの場合もミシン縫いの場合も、自分で直す場合とプロに任せた場合では仕上がりに差が出てしまいがちです。特に、穴や破れが大きい場合は自分で直すことが難しいケースも少なくありません。自分で直す自信がない場合や大切なスーツの場合は、無理をせずプロに補修を依頼するほうがよいでしょう。
専門店での修理方法と価格相場
専門店では、かけはぎ(かけつぎ)やミシンたたきなどの方法で破れた箇所の補修を請け負ってくれます。専門店を利用するメリットは、自分で補修した場合と比べて断然仕上がりがキレイであること、直した箇所の補強力も自分で直した場合より強いことです。修理価格の目安は作業の複雑さや補修する破れの大きさによっても異なります。大体の目安となる金額は約3,000~8,000円、修理にかかる期間は通常の場合で数日~1週間程度になります。スラックスの補修は、お直し専門店・クリーニング店・購入店舗などに依頼できるので、相談してみましょう。
破れにくいスーツとは?選び方
スーツを破れにくくするには、サイズ感が重要です。具体的には、座ったりしゃがんだりするときにゆとりがある大きさのスラックスを選ぶ必要があります。
特にスラックスはストレッチの利いた素材で作られたものを選ぶと、動きやすくおすすめです。生地を選ぶ際には、縫製や生地の強度も考慮しましょう。高級生地は良さそうに感じられるかもしれませんが、デリケートな生地の場合が多く、耐久性という点であまり優れていない場合があります。
オーダースーツなら自分の体型に合わせて仕立てられているため、適度なゆとりが期待できるでしょう。さらに、定期的なメンテナンスやクリーニングもスーツを長持ちさせるためのコツです。
スーツの破れを防ぐ日常の着用マナー
スーツが破れないようにするため、着用するときに気を付けたいポイントをチェックしてみましょう。
後ろポケットを使い過ぎない
後ろポケットにいつも財布やスマートフォンを入れる人は要注意です。ポケット部分は、生地に負担がかかりやすい箇所。ポケットにものを入れる頻度が多くなると破れやすい原因になります。普段から使い過ぎないように気を付けましょう。
スーツをローテーションする
たとえば、毎日同じスーツを着ていれば生地にかかる負担も大きいです。そのため、生地が消耗するスピードも早くなってしまいます。スーツを毎日着ている人は、あらかじめ何着か用意しておくのがおすすめ。できるだけローテーションで使うようにしましょう。1日着用したスーツは、最低1日休ませます。
ツーパンツ用意しておく
ジャケット1着に対してスラックスが2着つくツーパンツスーツもオススメです。同じ組み合わせのツーパンツスーツを複数持っておけば、トータルで長く着られます。
スーツはスラックスの方が生地が傷みやすいので、スーツを使う頻度が高い人はパンツが先に破れてしまうことが多いです。ズボンが破れてしまってはジャケットの使い道も無くなってしまいます。前もって替えのスラックスを用意しておけば、安心して長く使うことができます。
2本あるスラックスを交互に使い、連続着用を避けるのもおすすめです。
当て布で補強する

ウエストに比べて太ももが太いなど内ももが擦れやすい人は、スラックスを買うときに股部分を補強するようにしましょう。
股の内側にシックとよばれる当て布を入れておくと、股が擦れるのを軽減することができます。オーダーメイドの場合は、最初からオプションで追加や補強しておくことも可能なので、購入の際はお店の人に相談してみてください。オーダースーツSADAでは「シックあり」を+1,650円の有料オプションで用意しています。
日常の工夫
スラックスの股に穴を開けないようにするため、なるべく生地に負担がかかるような日常動作をしないよう心がけましょう。たとえば、脚を大きく開くような無理な動作をしない、同じ姿勢を長時間取り続けることを避ける、などです。
着用前後の点検・ケアと収納時の注意
日常の手入れや保管の仕方によってもスーツの持ちは違ってきます。次の3点に気をつけましょう。
ハンガーの使い方
ジャケットやスラックスをハンガーにかけるのはシワを伸ばすためです。ハンガーにかけておけば、ウール生地がもっている自らシワを伸ばす力と、重力によりシワが伸びます。
薄い(径が細い)樹脂やプラスチックのハンガーを使ったり、針金でつくられたワイヤーハンガーを使ったりするのはオススメできません。ジャケットが型くずれしない立体的な形状のハンガーを使用しましょう。
また、スラックスはジャケットと一緒にハンガーにかけてはいけません。
スラックス専用のハンガーを使用しましょう。出張時なら宿泊するホテルのクローゼットの中にあるかもしれません。
ジャケット、スラックスに共通する事柄として、着用後にスチームをかけるとシワが伸びやすくなります。
丁寧にブラッシング
ブラッシングをすることで、素材の間に入った小さなゴミやホコリが落ちます。路上、駅、オフィスなどスーツを着るシーンには人が多く、普通に歩いたり働いたりするだけでも小さなゴミやホコリがたまるもの。面倒でも着用後にはブラッシングすることをオススメします。
他にもブラッシングには毛玉やテカリを防止する効果や、毛が長めの生地では毛並みを整える効果も期待できます。また、繊維の間にハリが戻り型崩れを防止する効果も。ブラシは高級品でなくても構いませんが、馬の毛でつくられた万能なものがいいでしょう。
クリーニング
スーツは定期的にクリーニングに出しましょう。クリーニングに出しすぎると生地の傷みが早くなりますが、夏は2週間に1回、冬はシーズンに1回程度なら問題ありません。ただし、汚れがついた場合は上記の回数にこだわらず、クリーニングに出して汚れを落とすことが大切です。
油性ペンなど油性の汚れならドライクリーニングに、食べ物や飲料など水性の汚れならウエットクリーニングに出しましょう。ただし、ウエットクリーニングに出すときは注意が必要です。スーツに使われるウール生地は、水を含むと縮んで硬くなる性質があるためです。ウエットクリーニングに出す場合は、信頼できる店舗のプロに一度相談してみるといいかもしれません。

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オーダースーツSADAでは、お客様一人ひとりのオリジナルパターンを作成したうえで縫製するため、身体にフィットしたスーツを仕立てられます。動きやすさを考慮したゆとりのある設計になっており、着心地の良さを実現できるのも嬉しいポイントです。色柄、光沢、ハリ、しなやかさ、機能性などさまざまな特徴を持つ100種類以上の生地が用意されており、好みに合わせて選べます。
破れにくい生地を希望している方向けに強度の高い生地もあるので安心です。アフターサービスも充実しており、ウエストのサイズ直しは出来上がり寸法から3cm以内であればずっと無料で対応している他、修理が必要になった場合も相談できます。
まとめ:スーツの股裂けは早めの対処&予防がカギ!オーダースーツでトラブルを減らそう

ジャケットに比べて生地に力がかかることが多いため、スラックスは股裂けのトラブルが起こることが少なからずあります。取引先に出向くときに破れに気づいたときなど、緊急性の高いときの対処法や自分で直す方法などを解説してきましたが、穴が大きい場合や修理が難しいと感じた場合は、無理をせずプロに依頼するのがキレイに直すコツです。
また、大前提として自分のサイズに合っていることも着心地の良さだけでなく生地に負担をかけないための大切なポイントになります。加えて、気に入ったスーツを長く着るために、普段の手入れの仕方や生地に負担をかけない着方もチェックしてみましょう。
スラックスが破れてしまう原因はさまざまですが、自転車で通勤したり内股気味で歩いたりするとスーツの股部分に負荷がかかり、スラックスが破れやすくなるのです。スーツが破れてしまった場合はお直しが必要になります。あらかじめ対策するならば、スーツを購入する時に股部分を補強すると良いでしょう。ただし、既製品のスーツは股部分の補強をする補強布が付いていないことがあるため、購入する際はスタッフに股部分の補強布があるかを確認してください。そして、最初から自分のサイズに合ったスーツを着ていればスーツの股部分にかかる負荷を軽減できます。オーダースーツSADAでは、お客様のサイズに合ったフルオーダースーツを提案します。専門のスタイリストがしっかりと時間をかけて採寸し、太もも回りを少しゆるくするなどの細かい要望にも対応可能です。スラックスの股部分を補強する加工も有料オプション(+1,650円)として取り扱っているため、この機会にオーダースーツSADAでフルオーダースーツを作ってみてください。