レディーススーツでインナーが与える印象とは?シーン別おすすめシャツも併せて紹介
レディーススーツのインナーには、シャツやブラウス、カットソーが挙げられるでしょう。レディーススーツの場合、インナーに何を着るかや服の色で見た目の印象を左右します。そのため自分の好みだけでなく、相手に与えたい印象をベースにインナーを選ぶ必要があるのです。ただし、ビジネスでは身だしなみを整えると共に、TPOに合わせて服装を選ぶのも大人としてのマナーであるのを忘れてはいけません。今回はスーツのシャツに注目し色や柄がもつ印象、シャツ選びのポイントや注意点、自分のボディサイズを測る方法などを紹介します。シャツ選びのコツを知っていれば着心地がよく快適に過ごせ、見た目にも好印象です。
自分のスーツスタイルに自信が持てれば、ビジネスシーンにおけるモチベーションアップも期待できます。また、自分の体形に合ったスーツアイテムを提案してもらえるオーダースーツの魅力もお伝えします。日々のコーディネートに悩んでしまう方やマンネリを感じている方はぜひ、参考にしてください。
ビジネスシーンでスーツを着る女性も多いでしょう。スーツのインナーはシャツを着る方が多い傾向ですが、ブラウスやカットソーを着る方もいます。インナーによって相手へ与える印象が変わるため、レディーススーツで個性を出すにはインナーを変えるのが効果的です。
今回の記事では、レディーススーツでインナーが与える印象を解説します。また、シーン別におすすめのシャツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
レディーススーツはインナーで印象が決まる
レディーススーツは、中に何を着るかで印象が大きく変化します。一般的にインナーとして着る機会の多い、「シャツ」「ブラウス」「カットソー」のそれぞれが与える印象をチェックしてみましょう。
シャツ
主にビジネスシーンやフォーマルシーンでよく着られる「シャツ」は、きちんとした印象を与えられます。「シャツ」とは、メンズの「ワイシャツ」と同様に襟とボタンがあるものです。メンズ同様、襟の種類によっても印象が異なるため、TPOに合ったものを選ぶようにしましょう。
ブラウス
広義的にはシャツの1種ですが、中でも丸みを帯びたシルエットのものや、滑らかな素材で作られたものが「ブラウス」です。「ブラウス」は女性らしい柔らかな印象を与えます。ビジネスシーンに限らず、カジュアルシーンにも着回せる点が魅力といえるでしょう。
カットソー
「カットソー」は、スーツに合わせるものでいうと、襟やボタンのついていないインナーのことです。「カットソー」は、ブラウスやシャツに比べるとややカジュアルな印象を与えます。ビジネスシーンで着ても問題はないですが、対する相手によってはあまり良く思われない恐れがあるため、注意しましょう。
レディースシャツが与える印象
レディーススーツのインナーの中でも、特に種類が多いのは「シャツ」です。シャツの種類によっても与える印象は異なるため、TPOに合わせて選ぶようにしましょう。
レギュラーカラー
「レギュラーカラー」は、第一ボタンまであるデザインのシャツです。「レギュラーカラー」には、清潔感や真面目さといった印象があります。着る際は第一ボタンまで留める必要があり、あまり首元がきついと窮屈そうにも見えてしまうため、注意が必要です。
スキッパーカラー
「スキッパーカラー」は、レギュラーカラーと違って首元に第一ボタンがないタイプのシャツです。首元に隙間ができるため、明るく軽快な印象を与えます。ただし、あまり襟の幅が大きすぎるものを選ぶと、派手すぎると思われるでしょう。一緒に着るジャケットの襟幅より小さいものを選ぶことがおすすめです。
【シーン別】レディースシャツのおすすめ色
ビジネスシーンでスーツを着用する場合、基本的にインナーは白を選ぶ方が多いでしょう。どのスーツとも相性が良く、TPOも選ばないため最も無難といえます。しかし、色の違いによって相手に与える印象を変えられるため、シーン別に使い分けることもおすすめです。
「自分らしさ」や「その時の意気込み」などを込められるよう、シーン別のおすすめカラーをチェックしてみましょう。
フレッシュさを出したい場合
就活時をはじめ、「若さ」や「フレッシュさ」を出したい場合は、白がおすすめです。最も無難な色であると同時に、「白」はウエディングドレスにも使用されるように「何にも染まっていない色」とされます。パリッとした白を着ることで、「これから一生懸命頑張りたい」とフレッシュな印象を与えられるでしょう。
誠実さを出したい場合
「誠実さ」や「落ち着き」といった印象を与えたい場合は、青がおすすめです。青にはリラックス効果があるといわれており、実際に自殺予防につながったというデータもあります。また、企業のロゴに世界で一番使用されているのが「青」ともいわれるように、「誠実さ」を与える色です。
華やかさを出したい場合
「女性らしさ」や「柔らかさ」「華やかさ」を出したい場合は、ピンクがおすすめです。ピンクは女性ホルモンの分泌が促される色として、美容効果も期待されています。ちょっとした式典やパーティなどで着ると良いでしょう。また、ピンクは優しく柔らかな印象も与えるため、周囲の攻撃性を落ち着かせる効果もあります。対人関係をスムーズにしたい場合もおすすめの色です。
信頼感を与えたい場合
木や土など自然を連想させる茶色は、「ぬくもり」や「信頼感」を与えます。自然が連想されることからどっしりとした安定感・安心感を得られるため、何か物事を決定する場におすすめです。また、落ち着いた印象も与えるので、あまり若々しく見られたくない場合にもおすすめします。
レディースシャツのおすすめ柄
スーツのジャケットを着た状態であれば、無地が無難でしょう。しかし、ジャケットを脱ぐ場合は「ストライプ」だとシュッとした印象を与え、スマートに見えます。オフィスカジュアルの職場であれば、少々ラフな印象を与えるボーダーもおしゃれです。レディースシャツは襟の装飾にこだわるだけで、無地でも無限の印象を与えられます。パンツスタイルならスマートに、スカートスーツなら柔らかにコーディネートしてみると良いでしょう。
レディースシャツのこだわりたいポイント
レディーススーツでは、インナーにそこまでこだわらない方も多いでしょう。しかし、与える印象を変えられるインナーこそ、ぜひ個性を出すべきです。
ここでは、インナーの中でも「シャツ」のこだわりたいポイントを紹介します。
襟
先に紹介した通り、レディーススーツのシャツの襟はさまざまな種類があります。ビジネスシーンや相手を意識して、その場にベストなものを選びましょう。また、襟の種類によって着方も異なるため、襟はジャケットから出すのか出さないのか、確認が必要です。
素材
一口にシャツといっても、さまざまな素材でできています。一般的なものは、ポリエステル・リネン(麻)・コットン(綿)などです。それぞれ以下のような特徴が挙げられます。
ポリエステル | ・化学繊維 ・弾力性があり型崩れしにくい ・シワになりにくいため、形態安定素材としても用いられる |
リネン(麻) | ・天然繊維 ・通気性に優れ、水分の吸収と発散が早い ・清涼感もあり、夏向けの素材とされる |
コットン(綿) | ・天然繊維 ・保温性と吸湿性に優れており、最も一般的な素材 ・着心地はさらっとしている |
時期によって適した素材が異なるため、季節ごとにお気に入りを見つけてみましょう。
装飾
レディースシャツは襟元の装飾も豊富です。ボウタイやフリルの付いているものは、女性らしさや個性を出すのにぴったりでしょう。また、ボタンがパールになっているものもあります。職場の雰囲気にもよりますが、オフィスカジュアルであれば自由度も高いため、こだわってみるのもおすすめです。ただし、過度な装飾はビジネスに向かないため注意しましょう。
レディースシャツを選ぶときの注意点
レディースシャツが与える印象はとても大きいものです。だからこそ、購入時には気を付けたいポイントがいくつかあります。ここでは5つ紹介するので、シャツ選びの際は注意するようにしましょう。
シワになりにくい素材を選ぶ
ビジネスパーソンとして、シワのある服は避けなければいけません。シワがあると、相手にだらしなさや生活感のなさなどの印象を与えてしまうためです。インナーを購入する際は、防シワ性や形状安定を選ぶか、「ポリエステル」「コットン」などでできたものを選ぶと良いでしょう。シワになりにくい素材でできているため、忙しい方でも着用しやすいといえます。また、式典やフォーマルシーンでは、事前にアイロンをかけておくのがベストです。
下着が透けない素材を選ぶ
シャツやブラウスは薄いものが多いため、選んだアイテムによっては下着が透けるかもしれません。特に注意が必要なのは、ナイロンやポリエステル素材でできているものです。試着をして、あらかじめ透けないか確認してから購入するようにしましょう。
露出度が低いものを選ぶ
女性ならではの注意点として、肌の露出度が挙げられます。ノーカラーブラウスや開襟シャツなどは、胸元が開きすぎるとビジネスシーンにそぐわないでしょう。ただし、首元のボタンがあると息苦しい方もいるため、適度な着こなしを見極めることが重要です。心配な場合は、第一ボタンまであるレギュラーカラーのシャツを選ぶと良いでしょう。試着する際に、あまりに胸元が開きすぎていないかのチェックが必要です。
派手すぎないものを選ぶ
ビジネスシーンでは、年齢によって適切とされる服装が変化します。若い世代はなるべく無地で色も控えめなものを選びましょう。柄はNGではないですが、ピンストライプといったシンプルなものが適当です。世代が上がるか、企業での立場が上がってきたら、華やかな柄を着ると貫禄が出ます。ただし、あくまでビジネスシーンのため、光沢のあるサテン地は避けましょう。
サイズが合ったものを選ぶ
最も注意すべきなのがサイズです。特にシャツはサイズが合っていないと、大きく見た目に影響します。シャツを着た際きれいに見えるよう、以下のポイントに注意して採寸しましょう。
ポイント | |
肩幅 | 肩から首までを両肩測定する。 |
首元 | 喉仏のすぐ下を測り、+2〜3cmゆとりがあるものを選ぶ。 |
胸囲 | ブラを付けた状態で、腕を下して最も高い位置を測る。トップ・アンダー・ウエストの3点全て採寸することが重要。 |
袖丈 | 肩から手首までを測る。肘で一度止めると正確に測定できる。 |
裾丈 | 首のつけ根から肩までを後ろから測り、次に肘から手首までを測る。 |
レディースの場合、最も難しいのがバストのサイズです。ブラのカップサイズと同様にシャツを選んでしまうと、サイズが合わなくなってしまいます。ボタンを留めると胸回りがきつく、生地が引っ張られパツパツに見えてしまうため、注意しましょう。
また、バストサイズによっては、トップバストに合わせてシャツを選ぶと袖丈が長くなってしまう場合もあります。あまりに長すぎる場合はだらしなく見えてしまうので、サイズ直しを頼むようにしましょう。
レディーススーツにお悩みの方は「オーダースーツSADA」へ!
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オーダースーツSADAは、オーダースーツ専門店として創業100年を迎える老舗です。
元は生地卸業として創業したため、生地卸問屋のノウハウも持っています。現在では縫製業に進出し、小売店「オーダースーツSADA」を立ち上げました。そのため、「オーダースーツSADA」では、仕入れから販売まで自社完結が可能です。結果として、驚きの低価格で「自分だけのこだわりの一着」が製作できます。
スーツのシャツは他の服と同様、色や柄によって与える印象が異なります。そのため、ビジネスならば予定に合わせてシャツを選ぶのも方法の一つです。意思を持ってスーツを着こなせばビジネスの自信につながり、一日中快適に過ごせることも期待できます。仕事で毎日スーツスタイルという方の場合、服装選びがワンパターンになってしまうこともあるでしょう。今回紹介したような色や柄のもつ印象を知っておけば、毎朝の服装選びに変化をつけやすくなるでしょう。紹介した「オーダースーツSADA」では、既製品のスーツやシャツが体にどうも合わないと感じている方にこそおすすめです。ビジネスシーンに限らず、フォーマルシーンからプライベートにまでお使いいただけるスーツアイテムやジャケット単体をオーダーできます。生地や色味、機能性のオプションも豊富に用意しているのもオーダーならではの魅力です。ベテランスタッフがお客様のスーツに関するお悩みや要望をヒアリングし、快適に着こなせる一着をご提案します。