女性のクールビズスタイルとは?レディーススーツの選び方やキレイに着こなすコツを紹介-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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女性のクールビズスタイルとは?レディーススーツの選び方やキレイに着こなすコツを紹介-オーダースーツSADA

夏のオフィススタイルを快適に保ちつつ、きちんと感も大切にしたい女性に求められるのが「クールビズ」の上手な着こなしです。ただ、カジュアルすぎずに露出を抑えつつ、かつ涼しく見せるバランスは、意外と難しいものです。

この記事では、女性のクールビズスタイルの基本から、各アイテムの選び方やシーンごとのマナー、冷房対策まで幅広く解説します。ビジネスシーンのクールビズスタイルに悩んでいる女性は、ぜひ参考にしてください。

そもそもクールビズとは

クールビズの具体的なスタイルやマナーを取り上げる前に、そもそもクールビズとはどのようなものか基本的な知識を押さえておきましょう。


クールビズの概要

クールビズとは、2005年に環境省主導で始まった、冷房節約キャンペーンです。
環境に配慮し、冷房の設定温度が28度の室内でも快適に過ごせる、ビジネスウェアの軽装化を目指しました。

このキャンペーンは次第に定着し、現在ではほとんどの企業が取り入れています。
つまり、女性のクールビズスタイルも、「室温28度で快適に過ごせる服装」がキーワードになります。ビジネスにふさわしい品格を保ちながら、室温に対応できる軽装を選びましょう。

クールビズのメリット

クールビズを推進することには、多くのメリットがあります。
1つめは、エアコンの設定温度を上げても快適に過ごせるようになるため、環境にやさしいという点です。エアコンの消費電力を抑制すれば二酸化炭素の排出量が減り、地球温暖化対策の一環になります。

2つめは、軽装をすることで体感温度が下がり、暑い夏も快適に過ごせることです。クールビズスタイルは見た目も涼しげで、見る人にもさわやかな印象を与えられます。

3つめは、軽やかな服装をすることが節約につながるという点です。夏用のジャケットなどを着用する機会が減れば、新しいものを購入する頻度も減り、被服費の節約につながります。また、エアコンの設定温度を上げることで電気代も節約できます。

女性のクールビズとは

女性のクールビズの服装ルールは、男性と比べるとあいまいです。男性のクールビズのようにワイシャツまたはポロシャツにスラックスと決まってるわけではなく、明確なアイテム指定がありません。基本的には、ビジネスでNGとされているアイテムを避けて、スーツの着こなしのルールを守るのがポイントです。

女性のクールビズでは、スーツを着用する場合は、夏用の生地を使用した背抜き仕様のジャケットを選びます。合わせるインナーは、通気性の高い素材のブラウスやシャツが定番です。

オープンカラーやスタンドカラーなど首周りのすっきりしたデザインを選んでもよいでしょう。カットソーを着用する場合はきれいめなデザインで、肌が露出しすぎないものを選びましょう。

女性のクールビズをキレイに着こなすコツ・マナー

女性のクールビズをキレイに着こなすには、いくつか気を付けたいポイントがあります。

カジュアルすぎる・露出が高いスタイルは避ける

カジュアルすぎるものや、露出度が高いものはビジネスシーンにふさわしくありません。派手な色や柄のアイテムは、カジュアルな印象が強いので避けましょう。

トップスの首周りの空きは、鎖骨が見える程度にとどめます。かがんだときに下着が見えてしまうものは、露出度が高いのでNGです。また、半袖やフレンチスリーブは問題ありませんが、ノースリーブやキャミソールはビジネスシーンには不向きです。

パンツやスカートは丈が短すぎるものは避け、パンツならくるぶし丈、スカートならひざにかかる程度の長さをキープしましょう。

クールビズに適したブラウスを選ぶ

クールビズに適したブラウスは、通気性や吸水性の高い素材で清涼感のあるホワイトやブルーなどの色のものです。タイトすぎるものは避け、適度にゆとりのあるものを選ぶと涼しく過ごせます。

程よく透け感のある素材も、軽やかな印象を与えられるのでおすすめです。

クールビズに適したインナーを選ぶ

クールビズスタイルでは、透けにくく吸湿性のあるインナーを選ぶのがポイントです。ここからは、涼しく快適に過ごすためのインナーの選び方を具体的に解説します。

インナーは透けにくい色にする

白いブラウスの場合、ダークカラーの下着だけでなく、白い下着も透けやすいです。これは、肌色よりも明るい白が肌とのコントラストを強めてしまい、下着と肌の境目が目立つためです。肌の色に近いベージュか、肌の色よりもやや濃いベージュは透けにくくなります。

ベージュにグレーを混ぜたグレージュ、ラベンダー、ワインレッドなども肌になじむため透けにくいです。肌色には個人差があるため、自宅で透け感をチェックしておくことも大切です。

吸湿性のあるインナーを着用する

吸湿性のあるインナーは、透けと汗問題を同時に解決します。シャツ生地のブラウスは比較的肌から浮いている面積が多いため、肌に密着するインナーは、汗の不快感を解消し、体が冷えることも防止します。

インナーの縁を縫製しないカットオフタイプが目立ちにくく人気です。

ブラタンクトップやシームスブラジャーを選ぶ

重ね着をするのが苦手なら、ブラとインナーが一体型になったブラタンクトップがおすすめです。

軽装をするとブラジャーのリボンやギャザーなど表面の装飾がトップスにひびくのが気になる人は、シームレスブラジャーを着用しましょう。縫い目のないシームレスブラジャーに変更するだけで、下着のシルエットが目立ちにくくなります。

透け対策ができていないと、ビジネスシーンでは信頼と評価が下がってしまいます。社会人のビジネスマナーとして下着も徹底して対策し、スマートな着こなしを目指しましょう。

クールビズでは、ビジネスの定番カラーと定番デザインを把握しておくことがポイントです。スーツ関連アイテムの靴やベルトもチェックしておきましょう。

【アイテム別】女性のクールビズスタイルの選び方

クールビズでは、ビジネスの定番カラーと定番デザインを把握しておくことがポイントです。スーツ関連アイテムの靴やベルトもチェックしておきましょう。

スーツ

ビジネスシーンでは、スーツの色柄はダークカラーが正式です。本来はネイビーやダークグレーが定番でした。近年は、着こなしがカジュアル化しており、以前は避けられていたブラウンやベージュ、黒無地なども着用されるようになっています。

しかし、企業や業種によっては現在も避ける場合があるため、正式な色柄からカジュアルな色柄までも把握しておき、場面に合わせて選択することがおすすめです。

重要なビジネスシーン

重要度の高いビジネスシーンで、堅めな着こなしが求められる場合は、ダークネイビーやダークグレーの無地がおすすめです。

一般的なビジネスシーン

日常的なビジネスシーンでは、無地、織柄、ピンストライプ、マイクロチェック、ハウンドトゥース(千鳥格子)などがおすすめです。色は、ブラウンを含むダークカラーからミディアムカラーが一般的です。

ややカジュアルなビジネスシーン

ややカジュアルな着こなしが許容される業種では、ライトグレー、ベージュなどのライトカラーも着用されます。カジュアルスタイルでは、コーディネートが容易な無地やチェックがトレンドです。チェックはグレンチェック、ラインが薄いウィンドーペンなどがおすすめです。

カジュアルなビジネスシーン

IT系などで採用されているオフィスカジュアルスタイルでは、社内業務が前提であるため、もっともカジュアルな着こなしが可能です。色は、ダークカラーから淡いベージュ、ホワイト系まで選択肢になります。柄は、無地が基本となります。

スーツのデザイン

ジャケットデザインは、襟のあるテーラードカラーが正式、ノーカラーが一般的な着こなしです。テーラードカラーであっても、ポリエステル100%素材などで作られたセットアップスーツは、格式が下がるためオフィスカジュアルに向きます。

近年は、ブレザーを使用したおしゃれなジャケットスタイルも人気です。メタルボタンがポイントのブレザーは紺ブレとも呼ばれ、前ボタンがシングルのタイプとダブルのタイプがありますが、現在はダブルが人気です。夏は、ホワイト系のトップスやパンツをコーディネートすると爽やかな印象になります。

ボトムスは、タイトスカートやストレートパンツが正式です。裾が細く短めのテーパードパンツは、ややカジュアルなデザインですが、ここ数年で人気が急上昇しており、現在は一般的に着用されるようになっています。

カジュアルな着こなしが許容される場合は、ワイドパンツやロングスカート、ジャケットにワンピースを合わせるなどのコーディネートが可能です。

トップス

スーツのインナーとして合わせるトップスは、クールビズシーズン中は、ジャケットを脱ぐことを前提に選択する必要があります。

重要なビジネスシーン

初めて取引先へ訪問する場合や、昇進面接、重要な契約や会議などでは、クールビズ中もジャケットを着用します。ジャケットを着用する場面では、長袖のブラウスが基本となります。もっとも正式な着こなしは、白の無地や織柄のシャツ生地のブラウスですが、近年はソフトブラウスが着用されるケースも増えました。クルーネックの白無地ソフトブラウスが上品で清楚な印象になります。

一般的なビジネスシーン

クールビズでの一般的なビジネスシーンでは、ソフトブラウスが定番です。七分袖、五分袖、半袖をクールビズ期間中の気温に応じて使い分けます。ジャケットを羽織る予定がある場合は、7分袖が汗のベタつきによる、スーツの不快感を軽減します。色は白からパステルカラーまでが目安です。

ややカジュアルなビジネスシーン

ややカジュアルな着こなしが可能な場合は、サマーニットやカットソーなども着用される傾向があります。色は、白からーミディアムカラーまでが選択肢になり、柄は無地からシンプルなドット、ボーダーをコーディネートします。

カジュアルなビジネスシーン

オフィスカジュアルスタイルでは、ジャケットを羽織ることがあまりないため、デザイン性が高いトップスも着用されています。肩周辺にフリルがあるものやボリューム袖、ややオーバーサイズのシャツ生地ブラウスなどが人気です。

ボトムス

ボトムスは、クールビズでも通常のスタイルと同様、パンツかスカートかの二択です。どちらを選ぶにしても、丈が短すぎないものを選びましょう。リネンやレーヨンなどの素材を選ぶと、軽やかで涼しげな印象を与えられます。色は、ネイビーやグレー、ベージュなどの落ち着いた色が基本です。

  • パンツ

クールビズのパンツは、くるぶし丈のテーパードパンツやややゆとりのあるセミフレアパンツなど、涼しげなスタイルがおすすめです。

  • スカート

スカート丈は、立った状態でひざにかかるくらいの長さの上品なものを選びましょう。

ベルト

クールビズ期間中は、ジャケットを脱ぐため、ウエスト回りの着こなしが目立ちます。ベルトループがあるボトムスを着用する場合は、ベルトを着用することがマナーとなっています。また、ベルトでウェストマークすることで、ジャケットを着用していなくても、コーディネートにメリハリがつき、おしゃれな着こなしに変わります。

重要なビジネスシーン

ジャケットを羽織るためウエストは見えませんが、ジャケットデザインによっては、見える場合があるためマナーとして着用がおすすめです。重要な場面では、型押しなどがないスムースレザーのピンで留めるピンバックルのベルトの黒が正式です。バックルはシルバーのものがおすすめです。

一般的なビジネスシーン

男性はベルトと靴の色を合わせることがマナーですが、女性は色を合わせるというルールはないため、同系色や類似色でも問題ありません。一般的なビジネスシーンでは、黒、ネイビー、ブラウン、グレーのピンバックルをコーディネートに合わせて選択します。スムースレザーのほか、サフィアーノレザーもおすすめです。サフィアーノレザーは、革の表面に細かな型押し加工をしたもので、汚れや傷に強いことが特徴です。

ややカジュアルなビジネスシーン

ややカジュアルな着こなしが可能な場合は、ダークカラーのほか、ライトグレー、ベージュのような明るい色も着用が可能です。デザインバックルのベルトはシンプルなものがおすすめです。

カジュアルなビジネスシーン

カジュアルスタイルでは、バーガンディなどボルドー系ダークカラーやイエロー、ミントカラーなどカラフルなベルトも選択肢になります。原色の赤や青など印象が強い色は避けますが、ビジネスシーンになじむ、やさしい色合いやダーク系を目安にコーディネートします。

重要なビジネスシーン

重要なビジネスシーンにふさわしい靴は、光沢を抑えた黒のスムースレザーのパンプスです。3cmから5cmのヒールがあるものが正式です。フラットパンプスはカジュアルになるため避けます。

一般的なビジネスシーン

スムースレザーのパンプスのほか、スウェード(スエード)もおすすめです。スウェードのパンプスは、冬だけでなくオールシーズンで使用できます。やさしい風合いと上質感がビジネスシーンに適したコーディネートを演出します。黒、ネイビー、ブラウンなどがおすすめです。

ややカジュアルなビジネスシーン

ややカジュアルなビジネスシーンでは、オフホワイト、グレージュやベージュなど、ライトカラーのパンプスも選択肢になります。夏は、サイドオープンパンプスなど、蒸れにくいデザインもおすすめです。

カジュアルなビジネスシーン

オフィスカジュアルでは、ライトカラーやイエロー、淡いグリーン、ブルーなどのカラフルなフラットパンプスも合わせることができます。素材はスウェードがおすすめです。カジュアルな着こなしが可能なため、スニーカーも人気となっています。スニーカーは靴自体がカジュアルなため、白や黒などシンプルなデザインで落ち着いたカラーを選ぶことがポイントです。

【シーン別】女性のクールビズスタイルの選び方

営業など社外でのクールビズ

営業職は社内だけでなく、会社の顔として社外の取引先やお客様と会う機会が多いため、服装に配慮する必要があります。

初めての訪問の場合は、長袖にジャケットを着用します。取引先からクールビズを案内された場合は、2回目以降の訪問から、クールビズの着こなしに変更します。しかし、訪問先の着こなしよりもカジュアルになることは避けるため、初めての訪問の際は、取引先の着こなしを意識して見ておきましょう。

外出が多い営業職は、どうしても汗をかきやすいため、汗対策として、吸水性に優れているインナーやトップスを選ぶことをおすすめします。

パンプスは蒸れやすく、夏らしい靴を選択したくなりますが、サンダルやミュールはカジュアルな靴のため避けましょう。

事務職など社内でのクールビズ

事務職などの場合、元々ビジネスカジュアルが許容されている職場が多く、クールビズ期間に入っても、あまり今までの感覚を変える必要はないかもしれません。事務職など社内でのクールビズで気を付けたい点としては、クールビズだからこそ肌を露出し過ぎない服装を選択する必要があるということです。

女性の場合、選択できる服装が多いため、例えば、袖がないノースリーブやキャミソール、ショートパンツや短めのスカートなどは露出が多いため、ビジネスシーンでは避けます。

涼しく快適な服装を着用したいのであれば、通気性が良く、吸水性のある素材を選択するといいでしょう。

選択するカラーによって、与える印象が異なります。夏だからといってビビットカラーなどは避けて、落ち着きがある白やベージュ、ライトブルーなどの寒色系を身にまとえば、爽やかなスタイルに仕上げることができるので試してみてください。

また、室内ではクーラーが効きすぎてしまう傾向にあるため、寒すぎる場合には薄手のカーディガンを準備しておくと安心できます。サッと羽織ることができ、体温調整がしやすいのでおすすめです。

就職活動でのクールビズ

就職活動をしている場合、クールビズがOKなのか気になっている人は多いのではないでしょうか。ポイントは選考する企業がクールビズを許容しているのかどうかです。例えば、選考案内や説明会のアナウンスで「クールビスでお越しください」など、クールビズについての指示がある場合はノージャケットで選考に参加しても問題ないでしょう。

しかし、企業によってはこういった記載をしていないケースも多く、クールビズで参加していいのか分からないケースがあります。分からない場合や、不安な場合は通常の就活スタイルを選択します。クールビズ期間中は会場まではジャケットを脱いで、会場についたら羽織るなどの工夫や夏用のジャケットを準備するなどの汗対策を行いましょう。

【カラー別】レディーススーツの選び方と着こなしポイント

どの色を着用するかによって相手に与える印象が大きく変わるため、クールビズでは色も重要なポイントです。ビジネスシーンにふさわしくきちんと見せつつ、清涼感を与えられる色を紹介します。

ネイビー

ネイビーは、正統派できちんとした印象が強く、ビジネスシーンにぴったりです。黒ほどは重く見えず、程よい抜け感をプラスできます。ネイビーのジャケットにサックスブルーのシャツを合わせるなどして、寒色のブルー系で全身をコーディネートするのも清涼感のあるスタイルになりおすすめです。

ダークネイビーよりもライトネイビーを選べば、いっそう軽やかでさわやかな着こなしになります。
上下ネイビーのスーツを着用する場合は、重くならないようにインナーや小物を明るい白やベージュにするとよいでしょう。

グレー

無彩色のグレーも、着回しがしやすくおすすめのカラーです。いつも黒を選ぶアイテムをグレーに変えるだけで、着こなしに明るさを加えられます。
暗めのチャコールグレーのスーツは、白やパステルカラーなど明るい色と合わせるとさわやかな印象です。明るいライトグレーのスーツで全身がぼやけるのが気になる場合は、インナーや小物を黒にするなど引き締める色をプラスすると、メリハリのある着こなしになります。

ベージュ

軽やかなベージュも、クールビズにぴったりなカラーです。アースカラーのベージュは、自然、安定感がある、落ち着いているといった印象を与えられます。

ベージュのセットアップスーツはおしゃれな印象で、周囲と差を付けたい人にもおすすめです。ただし、ベージュはややカジュアルな雰囲気もあるため、きれいめな着こなしを特に意識しながらスタイリングしましょう。場合によっては、かっちりとしたシャツやパンプスなどフォーマル度の高いアイテムと合わせるなどの工夫が必要です。

【女性のクールビズスタイル】エアコンの冷え対策

トップスのみのクールビズスタイルでは、丸一日エアコンの効く部屋での仕事は辛い場合もあります。クールビズ期間中は、寒さ対策のアイテムを活用しましょう。

薄手のカーディガンを羽織る

クールビズの心強い味方はカーディガンです。エアコンの風が直接肌に当たるのを防ぎます。半袖ブラウスに羽織っても違和感の無い、薄手のトッパーカーディガンがおすすめです。着丈は長すぎないものがクールビズ向きです。腰にかかるくらいの着丈を選びましょう。

テーパードパンツを履く

エアコンの冷たい空気は足元に溜まるため気になります。スカートからテーパードパンツに変えてみましょう。薄手の夏生地であっても寒さ対策になります。

長めのカットソーを選ぶ

最近はタックアウトする着丈長めのカットソーなどもあります。寒さ対策に利用しましょう。裏地に柔らかな肌触りのコットン素材を使ったものをスカートにインします。長めのカットソーが冷えるお腹や腰回りを包みます。汗もすぐに吸い取ってくれるため、汗が冷えることによる体温低下も防いでくれます。

ブラウス指定の場合は、特に体が冷えるため肌に密着するタイプのタンクトップやTシャツインナーを重ね着する事で、同じ効果を得られます。コットン素材は吸湿性に優れるだけでなく、保温性も備えているため、快適で冷えにくいことが特徴です。

【シーン別】女性のクールビズのマナーと注意点

クールビズの基本マナーを把握しておきましょう。

格式高めクールビズ

スーツ

ダークカラーのテーラードで、色は紺やグレーの無地がおすすめです。スーツでの着用が多い場合は薄い織柄、ピンストライプもOKです。派手な柄や、フォーマルのように見える黒無地は避けます。素材はウールが無難です。ポリエステル100%のとろみ感がある素材はカジュアル寄りです。ジャケットの7分袖はNGの場合もあるため、社内ルールをチェックしましょう。

シャツ生地ブラウス


襟付きのシャツ生地ブラウスが格式高めでは、レギュラーカラーやスキッパーカラーが基本です。ジャケット着用が多い場合は、スーツに汗が染み込むことをブロックするために長袖を着用します。ジャケットを脱ぐ時間が多い場合は、七分袖や半袖もOKです。社内ルールによります。色柄は白無地が格式高く、色が濃く柄が
強くなるほどカジュアルになります。

ソフトブラウス・カットソー

シンプルなデザインで白が無難です。色はパステルカラーまでが目安です。Tシャツのようなカジュアルなタイプは避けます。裏地ありのシフォン系や裏地付きレースなど、上品なデザインがおすすめです。

ボトムス

タイトスカート、ストレートパンツ、セミフレアパンツまでが目安です。改まった席では、テーパードパンツ、ワイドパンツ、ロングスカートなどは避けましょう。
靴とベルト
パンツスタイルの場合はベルト着用がルールです。ピンバックルのベルトと3cm以上のヒールがある靴を合わせます。色は黒が無難です。


通常クールビズ

ノージャケット

クールビズはジャケット無しが基本です。寒さ対策としてのカーディガンなどはOKです。対面業務や会議の際にはジャケットを着用する場合もあります。テーラード、ノーカラー、七分袖ジャケットのいずれかを会社に一着用意しておきましょう。天候によって肌寒い日もある春夏は通勤にも使用できます。紺無地が無難ですが、オフィスカジュアル寄りの企業では、ライトグレーやオフホワイトなど明るめのジャケットも着用出来ます。社風に合わせましょう。

トップス

ブラウスが基本ですが、カットソーやサマーニットなども使用されます。無難に合わせる場合はブラウスやカットソー、メンズがポロシャツOKであれば、サマーニットなども着用可能と考えられます。
ボトムス
タイトスカート、Aライン、フレアスカート、テーパードパンツなどが定番です。足首が5㎝以上出るクロップドパンツはカジュアル寄りになります。

靴とベルト

比較的明るめカラーも合わせられます。ベルトと靴の色は必ずしも同じでなくても大丈夫です。

クールビズを制して夏を乗り切る!

クールビズで暑さ対策

もともとクールビズは快適な仕事環境を目指した軽装化です。
NGさえ避ければ、クールビズを楽しむこともできます。
ここからは、クールビズを快適に楽しむためのポイントをご紹介します。

7分袖ジャケット

夏もジャケットを着用する人へのおすすめは、ウールの7分袖ジャケットです。
もし、社内ルールで七分袖がOKであれば、ウールタイプで用意しましょう。ウールは吸放湿性に優れた、快適な素材です。ウールで作られた生地は、すばやく汗を吸湿し、空気中に放湿するため、サラッとした着心地が継続します。

ウールの吸放湿性は、コットンの約2倍と言われており、夏用スーツの定番素材として使用されています。ウールの手触りは滑らかで優しく、ビジネスシーンに適した上質感も備えていることが特徴です。

ジャケット着用のクールビズには、紺系のダークカラー無地の7分袖を用意しましょう。着回し力抜群で、ほとんどの色合わせに違和感なくマッチします。

おすすめのスリットカフ

スーツの袖先の長さを変えられるスリットカフも、アレンジができて楽しめます。ひと折りすれば、手首を出す長さに変化するスリットカフは、手首が華奢に見える嬉しい効果もあります。手首には太い血管があるため袖を折り返して着用すると、涼しさも大幅にアップします。
また、通常のスーツと変わらない見た目の袖で、ボタンを外すとロールアップできる仕立ても人気です。

夏場のパンティストッキングが苦手

夏場のパンティストッキングが苦手な人は、ウールのテーパードパンツがおすすめです。
サラサラとしたウールパンツのスタイルなら、パンティストッキング無しでスッキリ快適です。

ただし、足先だけはストッキングを着用しましょう。可能であれば、アンクル丈よりも少し長めのものを選びます。椅子に掛けたときパンツはかなり短くなるため、ストッキングの履き口が見える場合があるためです。

靴の汗対策

夏場の暑さで、蒸れが一番深刻なのが、靴の中です。その場合におすすめなのが、サイドオープンパンプスです。
文字通り、靴のサイドだけが開いたものです。内側か外側の片方だけ側面が開いていて、つま先とかかとが隠れるため、ビジネスでも使用が可能です。足裏全体を覆う物よりも蒸れが軽減され、快適になります。

汗ジミ対策

人によって汗がでる場所も様々です。最も汗が多い脇汗の対策は、インナーの脇汗パットを活用しましょう。インナーを一枚余分に着ると暑くなると思う方も多いと思いますが、汗をしっかり吸うタイプのインナーは、ベタつき感や汗が流れる感触が無いため快適です。

また、最近のインナー素材は吸湿した後に素早く乾燥させる速乾機能がついているものも多く、汗を吸う素材が無い場合よりも不快感が早く解消します。重ね着が苦手な方は、裏地に吸水性のある素材を使ったカットソーを選びましょう。

知っておきたいジャケットの畳み方

仕事によっては外出が多く、移動時にジャケットを脱ぐことや、出張でスーツケースにジャケットを入れるケースもあるでしょう。いざジャケットを羽織るときに、シワだらけで落胆してしまった経験がある人も意外と多いのではないでしょうか。ここでは、知っておくと役に立つ、ジャケットの正しい畳み方について紹介します。

ジャケットを半分に畳む

ジャケットのポケットなどが付いているフロント側が手前に来るように持ち、フロントが無駄に開き過ぎないように注意しながら折り畳みましょう。また、背中側を内側にし、左右の肩がズレないようにジャケットを半分に折り曲げることも意識しましょう。

肩と見頃を裏向ける

次に、両肩をくっ付けた状態で片側の肩に手を入れて”くるん”と裏向けます。自然に両方の肩が重なります。うまく重なっていない場合には、肩に手を入れて整えてください。

ジャケットの襟を整える

そのため、畳んだスーツの襟がシワにならないように、しっかりと立たせるようにしましょう。腕に掛けて持ち運びます。ジャケットは、訪問先の受付に行く前に羽織ります。

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ジャケットをコンパクトに畳む場合

ジャケットをさらにコンパクトに畳みたい方は、両肩がズレていないことを確認し、ジャケットをさらに半分に畳みましょう。通常のジャケットの1/4サイズにまとまるので、スーツケースに入れたり、大きめのバックに入れて運ぶ際におすすめです。ただし、あくまで畳みシワを軽減する方法です。

できればジャケットは折り畳まない方が傷まず、シワもできないので長く愛用することができるので、どうしても畳まなければいけないときに、活用してみてください。

たたみ方を動画見る場合はこちら

「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、スーツを型紙から作成するフルオーダースーツの専門店です。レディーススーツは、個人差の大きい肩や胸、ウエストやヒップ、太ももなどにサイズを合わせることが難しいため、フルオーダーがおすすめです。フルオーダースーツは、無理なくフィットする、シワのない美しいシルエットが特徴です。
オーダースーツSADAでは、スリットカフやロールアップカフ、お好きな生地で七分袖ジャケットも作れます。社章を付けるためのフラワーホールやレディーススーツに内ポケットを作る事も可能です。用途に合わせて、必要なデザインを組み合わせられるため、快適な自分だけのスーツが完成します。

2回目以降は、ネットでの注文が可能になり、いつでも新作生地をチェックできます。海外メーカーの高級生地や、ドット柄の裏地、ボタンなども自由にカスタマイズが可能です。
ぜひ、お気軽にご予約ください。

女性のクールビズは「きちんと×涼しげ」のバランスがカギ

女性のクールビズでは、涼しさだけでなく「きちんと見えること」が重要です。過度な露出やカジュアルすぎる装いは避け、透けにくく吸湿性のあるインナーや涼感素材のトップス、ジャケットを上手に取り入れるのがポイントです。

営業・事務・就職活動など、シーンに応じた服装マナーにも気を配る必要があります。エアコンの冷えが気になる場合は、カーディガンや長めのトップスを活用すれば、快適さと見た目を両立できます。
夏場も自分らしく美しく働くためには、機能性と品格を兼ね備えたスタイルを意識することが大切です。

レディーススーツの選び方に迷ったら、オーダースーツSADAのプロのアドバイスを活用するのがおすすめです。プロの力を借りて、ビジネスシーンにふさわしいクールビズスタイルを確立し、自信を持って働ける装いを整えてみてはいかがでしょうか。

暑い季節のオフィススタイル、女性にとって悩ましいのが「涼しさ」と「きちんと感」のバランス。この記事では、そんなクールビズの着こなし方を、アイテム選びからマナーまで徹底的にカバーしています。

まず大切なのは、ビジネスにふさわしい“涼しげな装い”。ノースリーブや露出多めは避け、通気性や吸湿性に優れたブラウスやカットソー、くるぶし丈のパンツ、膝丈スカートが基本です。色はネイビーやグレー、ベージュなど、上品で爽やかな印象のものがおすすめ。

インナーも透けにくいベージュやグレージュ、汗を吸って速乾性のあるタイプを選ぶのがポイント。

営業職や就職活動などシーンによっては、ジャケット着用が必要なことも。そんな時は夏用の軽い素材や7分袖のウールジャケットを取り入れれば、きちんと感も快適さも両立できます。室内での冷房対策には、薄手のカーディガンや長めのトップス、テーパードパンツで冷えから体を守る工夫も大切です。

クールビズのルールは企業や職種によって異なるので、まずは社内の雰囲気やTPOに合わせた判断が必要。シンプルかつ清潔感のあるコーディネートをベースに、自分らしいスタイルを作っていくのが理想です。

「どれが正解か分からない…」そんなときは、プロに相談するのも一手。オーダースーツSADAなら、自分の体型や目的に合ったクールビズ用スーツをフルオーダーで作れます。夏もスマートに、自分らしく働くための一着を見つけてみてください。

構成・編集/湯浦 孝恵