ポケットチーフの折り方・選び方を紹介!入れ方やマナー、色も解説 – オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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ポケットチーフの折り方・選び方を紹介!入れ方やマナー、色も解説 – オーダースーツSADA

スーツの着こなしは、ポケットチーフやカフスなどの小物使いで印象が大きく変わります。中でもポケットチーフは、簡単に印象を華やかにできる便利なアイテム。上手に使えれば冠婚葬祭はもちろん、日常生活でもスーツスタイルの印象をアップできます。これまで敬遠していた方も心配はいりません。初心者の方でも自信を持ってポケットチーフコーデを楽しめるよう、結婚式、ビジネス、カジュアルなどシーン別に具体例を挙げながら紹介します。

ポケットチーフとは?初心者でも分かる役割と意味

ポケットチーフとは?初心者でも分かる役割と意味


胸ポケットに挿すだけで印象が大きく変わるポケットチーフ。フォーマルシーンをはじめ、ビジネスでもカジュアルでも使える万能な演出アイテムです。まずはポケットチーフの基礎知識を紹介します。

ポケットチーフとは?スーツの胸元を華やかに演出するアイテム

ポケットチーフは、スーツの胸ポケットに挿すハンカチによく似たアイテムです。ポケットチーフを胸ポケットに挿すと、胸元にボリュームが出て立体感が生まれます。色や柄、折り方で効果的なアクセントになり、おしゃれで華やかな印象を演出できる便利アイテムです。

元々は実用的な目的がありましたが、現在ではポケットチーフを挿す目的はおしゃれのみ。女性と違い、装飾品で飾ることが難しい男性に許された数少ないおしゃれの選択肢です。

ポケットチーフの歴史や起源、意味

ポケットチーフの起源は諸説あり、そのひとつが1920年代にスーツの胸ポケットが一般的になったこと。それ以前のスーツには胸ポケットがありませんでしたが、ハンカチを取り出しやすい実用的なポケットとして胸ポケットがつけられるようになったことでポケットチーフが登場します。

当時は現在よりもはるかにハンカチが実用的なアイテムで、手や顔を拭いたり汗を拭いたりするだけでなく、鼻をかむのもハンカチが使われていました。

多用するハンカチを取り出しやすく、周りを汚さず出し入れしやすいポケットを改良していった結果、胸ポケットが実装されます。その後、ハンカチの用途が実用から装飾用へと変化し、装飾専用のポケットチーフが登場しました。

その他にもポケットチーフの起源には次のような説もあります。

  • 15世紀にフランスの船乗りが中国から持ち帰った麻布を肩飾り(エポレット)や左袖上に挿したことに由来する説
  • 20世紀初頭の社交界で女性が装飾目的で使うハンカチを男性が真似た説

ポケットチーフの正式な素材は絹や麻ですが、現在ではそこまで厳格ではありません。

ちなみに「ポケットチーフ」は和製英語です。アメリカでは「pocket square」、イギリスでは「pocket handkarchief」と呼ぶのが一般的など、国によって呼び方が異なります。「ハンカチ」はハンカチーフ(handkarchief)の略称であり、ポケットチーフとは文字通り「ポケットに挿すハンカチ」です。

ポケットチーフとハンカチとの違いは?

ポケットチーフとハンカチとの違いは?

本来ポケットチーフとハンカチは同じものでしたが、現在ではハンカチが実用的、ポケットチーフは装飾的な役割に分かれています。ポケットチーフで手を拭いたり口を拭ったりすることはまずなくなり、あくまでも装飾として用いるようになりました。現在でもハンカチをポケットチーフとして使用しても問題ありませんが、素材やサイズなど異なる点があるので覚えておきましょう。

素材の違いは、ポケットチーフがシルクや麻を使うのに対して、ハンカチはコットンなど吸水性が良い素材を使う点。装飾的なポケットチーフの素材は、見た目がよいものが多く使われます。

ポケットチーフに比べてハンカチのほうがサイズが大きく、厚みのある生地で作られることが多いため、ごわついた仕上がりになりやすいのが違いです。縁の仕立て(パイピング)にも違いがあるため、あくまで装飾目的なら専用のポケットチーフを使ったほうが良いでしょう。

ポケットチーフの起源をたどると「使ったハンカチも胸ポケットなら乾きやすい」という理由もあったようですが、現代では使用済みハンカチを挿すのは止めたほうが賢明です。

ポケットチーフを挿す理由|スーツスタイルが華やぐ3つの効果

ポケットチーフを挿す理由|スーツスタイルが華やぐ3つの効果

ポケットチーフを挿すことで、次のようなメリットが得られます。デメリットは使い慣れていないと気恥ずかしく感じる程度しかないので、積極的に取り入れるのがおすすめです。

注意点として、日本ではポケットチーフを挿すのは基本的に慶事で、弔事ではほとんど挿しません。世界基準では葬式でポケットチーフを挿しても問題ありませんが、日本では非常識にとらえられる可能性が高いため避けたほうが賢明です。カジュアルさや華やかさが目立つとネガティブにとらえられる場面では、ポケットチーフを入れないほうが良いでしょう。

【1】スーツ全体の印象を格上げ(フォーマル感アップ)

ポケットチーフは、挿すだけでスーツの胸元に立体感やボリュームを与え、全体の印象をワンランク格上げできるアイテムです。結婚式や入学式などのフォーマルからビジネス、カジュアルまで、シーンに合わせた色や折り方でポケットチーフを取り入れることで洗練された華やかさや格式高い雰囲気を演出できます。胸元にアクセントを置くことで視線が上がり、スタイルアップ効果も期待できるでしょう。

【2】ネクタイ・シャツとのカラーコーディネートでおしゃれ度向上

ネクタイやシャツの色と合わせて統一感を出し全体をまとめたり、あえて色を外してアクセントを与えたり、さまざまなコーディネートを楽しめるのもポケットチーフの魅力です。柄や折り方によっても印象ががらりと変わるため、シーンや強調したい印象に応じてさまざまなコーディネートが楽しめます。

【3】「個性」と「清潔感」を演出できる小物

取り入れられるアイテムが少なく単調になりやすい男性のスーツスタイルにおいて、ポケットチーフは重宝します。格式が高いシーンではスーツの色や形状などに厳格なルールがあり、似通った装いになりがちです。限られた選択肢の中で個性を表現するために、ポケットチーフは欠かせません。シーンに応じた格式を保ちつつ、色や柄、折り方で個性を演出しましょう。

ポケットチーフの基本サイズと選び方|初心者向けに解説

ポケットチーフの基本サイズと選び方|初心者向けに解説

ポケットチーフはネクタイと同じように色、柄、素材が豊富で、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。とくに初めてポケットチーフを購入する場合は頭を悩ませるポイントなので、基本的な選び方を知っておきましょう。

ハンカチを使用する場合は、ポケットチーフの定番サイズ1辺30~45cmの正方形のものが使いやすくおすすめです。

色の選び方

ポケットチーフの色選びは、ネクタイやシャツと同じ色を選ぶのが基本。色を統一すると一体感が生まれ、全体バランスがよく仕上がります。

結婚式などでは白やシルバーのネクタイが定番なので、ポケットチーフも白やシルバーを合わせれば間違いありません。格式高い場にふさわしい、華やかな印象を与えられるでしょう。フォーマルな装いには白のポケットチーフを合わせるのが暗黙の了解になるほど王道の組み合わせです。

ブルー系は爽やかさ、ピンクは優美さやエレガントさ、パープルは洗練された紳士さなど色によって与える印象が違うのもポイントです。落ち着いた雰囲気があるグレー系は主張が強くないので、はじめてポケットチーフを挿すときに使うのも良いでしょう。

シャツやジャケットの色に合わせる場合は、柄の色を拾うのがおすすめ。まったく同じ色ではなく、濃淡に違いをつけるのもおしゃれです。

柄の選び方

Breast pocket of a man wearing a suit

ポケットチーフの柄は種類が豊富で、初心者が迷いやすいポイント。カジュアルでもフォーマルでも使い所を選ばない無地が定番ながら、主張する柄を使いこなせるとファッションの幅が格段に広がります。大きい柄はカジュアル感が強く、小さい柄はフォーマル感が強いなどの基本を踏まえつつ、さまざまな組み合わせに挑戦してみましょう。

基本の選び方は、色と同じようにネクタイに合わせます。フォーマルな場所では無地が基本なため、まずは白無地からはじめるとよいでしょう。ネクタイやスーツの色に関係なく合わせられるためおすすめです。

・無地

どんな組み合わせにも合う王道スタイル。特にフォーマルな場には白無地のポケットチーフが暗黙の了解になっているので、1枚は持っておきたいところです。

・ストライプ

ストライプ柄は、スタイリッシュな印象を与えます。ネクタイもストライプ柄で組み合わせると、統一感のあるおしゃれなスタイルに仕上がるでしょう。見慣れた柄なので使いやすく、はじめて柄物のポケットチーフを取り入れる方にもおすすめです。見える部分が少なくても存在感を出せます。

・チェック

カジュアルな印象を狙いやすいチェック柄。目の大きさやチェックの種類で印象ががらっと変わります。小さいチェックは上品な印象、大きいチェックはカジュアルな印象になりやすいです。無地のスーツに組み合わせるとクラシカルな印象になります。

・ドット

ネクタイの定番ドット柄のポケットチーフは、上品な印象でビジネスからパーティーシーンまで幅広く使える便利な柄です。遊び心のあるドットデザインを選ぶと、上品さだけでなくかわいらしさも出てアクセントになります。

・ペイズリー

柄もののなかでもエレガントな印象が強いペイズリー柄。スーツのデザインとしてはあまりない柄なので、ポケットチーフで雰囲気を変えたい方におすすめです。派手さがありつつも自然なワンランク上のスタイルを狙えます。

素材の選び方

A man wearing a stylish pocket square

ポケットチーフの素材は主にシルク、麻、綿です。同じ色や柄でも素材によって印象が大きく変わるため、素材の特徴を覚えておきましょう。

またポケットチーフは、時間帯に合わせた素材を選ぶ必要があります。結婚式などのフォーマルな場面ではシルクやリネンがおすすめですが、明るい時間帯ならリネン、夕方から夜にかけてはシルクを選ぶのがマナー。ただし季節によって明るい時間帯が違うため、明確な時間の区切りはありません。18時を目安に使い分けると良いでしょう。

・シルク(絹)

シルクのチーフは、さらりとした手触りと光沢感が特徴で、エレガントな印象を与えます。華やかでゴージャスな雰囲気で、パーティーや結婚式などで活躍します。特にシルク素材の白いポケットチーフは、タキシードやディレクターズスーツにも合わせやすくおすすめです。

水や摩擦に弱いシルクは、基本的に自宅での洗濯には向きません。部分洗いでもシミになる可能性が高いので、汚れたらクリーニングに出すのがおすすめです。高級なポケットチーフならなおのこと。使い終わったら広げて風通しの良い場所に陰干しし、乾燥させてからしまいましょう。もし、アイロンを当てる場合は必ずあて布をし、低温短時間でさっと仕上げます。

・リネン(麻)

リネンのチーフは形状が崩れにくいのが特徴。適度な光沢が爽やかな印象を与え、マットな色味で誠実な印象も演出できるため、ビジネスシーンから結婚式まで幅広く使えます。結婚式では、新郎や主賓はリネンの白いポケットチーフを挿すのが定番です。また、ほかの素材と比べて柄がしっかりと見えるため、柄を主張したい場合にもおすすめです。

リネンは繊維がねじれに弱いため、手洗いが理想的。蛍光剤が入っていない中性洗剤をぬるま湯に入れて優しく洗うと劣化を抑えられます。強く絞らずに軽く水気を飛ばしたら、濡れた状態でしっかりとシワを伸ばして陰干ししてください。リネンはシワができにくいのできれいに干すだけでも十分ですが、アイロンをかける場合は生乾きの状態でかけ、アイロンの熱で乾ききるイメージで、さっと短時間で仕上げましょう。

・コットン(綿)

コットンのチーフは、柔らかな風合いが特徴。通気性がよく吸湿性にも優れているため、春夏のパーティーシーンに適しています。カジュアルな印象が強いため、あまり派手な印象を与えたくない場面で重宝するでしょう。

コットンは洗濯機でも洗えますが、優しく手洗いするのがおすすめです。石けんや弱アルカリ性の洗剤で優しく洗いましょう。洗濯機を使う場合はネットに入れ、手洗いコースを選びます。コットンは熱に強いのでアイロンも可です。

・ウール(羊毛)

ウール素材のポケットチーフは、秋冬におすすめです。ウールの柔らかな質感と暖色系の色が合わさると、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。

縮みや型崩れしやすいウールは、クリーニングに出すのがおすすめです。自宅で洗う場合は必ず洗濯表示を確認しましょう。変色を避けるために陰干しまたは室内干しで乾かします。アイロンをかける場合は必ずスチームを使い、吊るした状態でスチームを当てます。

1枚最初に選ぶなら白のリネン

Groom jacket pocket handkerchief.

色、柄、素材の選択肢が豊富なポケットチーフですが、はじめてで1枚選ぶならリネンの白いポケットチーフがおすすめです。落ち着いた風合いで使えるシーンが広く、結婚式からビジネスシーンまでカバーできます。

白無地のポケットチーフは、どんな色柄のスーツにも合わせやすく年齢にも左右されません。まずは1枚用意してみて、慣れてきたら色や柄を足していくのが良いでしょう。

スーツとチーフの合わせ方

スーツとチーフの合わせ方

ポケットチーフは、色や柄の組み合わせでさまざまな印象を与えられます。

同じ色、柄でも組み合わせ次第で印象がガラッと変わるので、いろいろな組み合わせを試してみましょう。時計のベルトや靴のカラーに合わせる上級テクニックが決まると存在感抜群です。代表的な色の組み合わせをいくつか紹介します。

シャツの色 × チーフの同色系

シャツの色とポケットチーフの色を同色系で揃えるオーソドックスな組み合わせ。

主張が強い色や柄でも違和感が出にくく、ちょうど良いアクセントになって全体の雰囲気がおしゃれに仕上がります。

ネクタイの色 × チーフの同色系

スーツスタイルの着こなしで特に印象強いのがVゾーン。すぐ横にあるポケットチーフも色味が揃っていると、全体が一気にまとまって見えます。

ネクタイの色そのままのポケットチーフを選ぶのではなく、色の濃淡を変えたり、季節に合わせたカラートーンを意識したりするとセンスよく仕上がるでしょう。

ネクタイorシャツの色柄 × チーフの色柄

ビジネスシーンであればネクタイの定番柄である無地、ストライプ、ドットに合わせたポケットチーフを選ぶのがおすすめです。

ネクタイ同様にポケットチーフにも豊富な色柄がありますが、バラバラの柄をおしゃれに仕上げるのは難易度高め。柄のネクタイに柄のポケットチーフを取り入れたいときは、同系統の柄を合わせると統一感が出ます。

ポケットチーフと相性の良いスーツ・ジャケットの選び方

ポケットチーフと相性が良いのは、ネイビーやグレー、ブラックスーツなどの落ち着いた重厚感のあるカラーのコーディネート。無地やストライプなどのシンプルな柄のスーツやジャケットに合わせると、アクセントの対比で華やかさやおしゃれさを演出できます。ブラックスーツ×白無地のポケットチーフの組み合わせは鉄板の組み合わせ。とくにフォーマルシーンで重宝します。

セットアップやカジュアルジャケットにも合わせやすく、フォーマル、ビジネス、カジュアルとシーンを選びません。基本的な組み合わせからはじめると、初心者の方でも安心してポケットチーフコーデを楽しめるでしょう。

ポケットチーフの基本の折り方6種類

ポケットチーフの基本の折り方6種類

ポケットチーフはさまざまな表現が可能で、同じ素材、色、柄でも折り方一つでまったく違う雰囲気を演出できます。ビジネスから冠婚葬祭まで、さまざまなシーンにぴったり合う折り方でポケットチーフを取り入れましょう。

代表的な6種類のポケットチーフのたたみ方、挿し方を紹介します。

スクエア(TVホールド)

スクエア(TVホールド)

スクエア(square)は最も基本的で汎用性が高いポケットチーフの折り方です。TVホールド(TV hold)はアメリカのTVキャスターが好んでいたことが名前の由来だそう。

しっかりと角が立った見た目から端正な印象があり、誠実で紳士的なイメージを演出できます。胸ポケットから見える控えめな見た目が、さりげなくおしゃれ。

その名の由来となったビジネスシーンはもちろん、結婚式などのフォーマルなシーンからパーティーシーンまで場所を選ばない汎用性の高さが魅力です。

ポケットチーフの折り方に迷ったら、スクエアを選べば間違いありません。「スクエアホールド」「スクエアエンデッドホールド」とも呼ばれます。

<折り方>

  1. 広げたポケットチーフを縦半分に折る
  2. 横半分に折る
  3. ポケットのサイズに合わせて三つ折りする
  4. 胸ポケットから1~2cm程度飛び出る長さに合わせ、ポケットチーフの下側を折り上げる
  5. ポケットに挿し込み、形を整える

トライアングル(トライアングラー)

トライアングル(トライアングラー)

ポケットから飛び出した部分が三角形に見える折り方がトライアングル(Triangle)です。

スクエア同様、ビジネス、フォーマル、パーティーやカジュアルまで状況を選ばず幅広く使えます。派手さを抑えつつ、エレガントな雰囲気を出したいときにピッタリです。

上手に折るポイントは、ポケットから飛び出す三角を左右対称に折ること。バランスが悪いと不格好に見えるので注意しましょう。

<折り方>

  1. 広げたポケットチーフを縦半分に折る
  2. 横半分に折る
  3. ポケットの幅に合わせて対角線上の2点を折る
  4. ポケットの深さに合わせて下側を織り上げる
  5. ポケットに挿し込み、形を整える

ツーピークス

ツーピークス

2本の角がポケットから飛び出す折り方がツーピークス(Two peaks)です。

次に紹介するスリーピークスよりカジュアルな印象ですが、バランスを取りやすい折り方です。無造作な感じがおしゃれに見えるので、多少ずれていても問題ありません。フォーマルなシーンにも似合います。

<折り方>

  1. 広げたポケットチーフを対角線で二つ折りにして三角形を作る
  2. さらに半分に折って4分の1の三角形を作る
  3. さらに半分に折って8分の1の三角形を作る
  4. 角部分を少しずらして形を整える
  5. ポケットから角が2~4cm出るようポケットの深さに合わせて下側を折り上げる
  6. ポケットの幅に合わせて横幅を決める
  7. ポケットに挿し込み、形を整える 

スリーピークス

スリーピークス

スリーピークス(Three peaks)は3本の角がポケットから飛び出す折り方です。ツーピークスよりフォーマルな折り方で、親族の立場で参加する結婚式や主賓におすすめの格式高いスタイルです。

無造作な感じがおしゃれなツーピークスとは逆に、3本の角がきれいに揃えます。難易度が高い折り方ですが、テーブルナプキンのような見た目で威厳や貫禄のある印象を与えられる折り方です。

<折り方>

  1. 広げたポケットチーフを対角線で二つ折りにして三角形を作る
  2. さらに半分に折って4分の1の三角形を作る
  3. 角部分を少しずらして形を整える
  4. 残った頂点で3つ目の角を作る
  5. 揃えて折る
  6. ポケットの深さに合わせて下側を折り上げる
  7. ポケットに挿し込み、形を整える

クラッシュド(クラッシュ)

クラッシュド(クラッシュ)

クラッシュド(Crushed)は無造作な見た目がカジュアルやパーティーシーンにマッチする折り方です。胸ポケットからふんわり飛び出したシルエットが、柔らかで華やかな雰囲気を演出します。

無造作な形なので折るのは難しくありませんが、バランスよく整えるのにコツが必要です。無造作過ぎて逆に汚く見えないよう注意しましょう。ジャケットをハンガーにかけた状態でバランスを見ながら調整するのがおすすめです。無地または縁取りのみのシンプルなポケットチーフが似合います。

<折り方>

  1. 広げたポケットチーフの中央をつまんで持ち上げる
  2. 上下逆さまにする
  3. ポケットの深さに合わせて下側(つまんだ中央部分)を折り返す
  4. ポケットに挿し込む
  5. 四角を花びらのように開いて形を整える

パッフド(パフ)

パッフド(パフ)

パッフド(Puffed)は胸ポケットからふわっと飛び出す見た目が柔らかな印象を与える折り方。

スリーピークスよりカジュアル寄り、クラッシュドよりはフォーマル寄りでカジュアルなシーンやパーティシーンに向いています。レストランウエディングや結婚式の二次会などに良いでしょう。

エレガントな雰囲気が漂うシルクのポケットチーフがおすすめです。冬場のパーティーシーンではウール素材を使うのも良いでしょう。胸ポケットに入れる際にできたシワを隠すか、あえて見せるかで印象が変わります。

<折り方>

  1. 広げたポケットチーフの中央をつまんで持ち上げる
  2. もう片方の手で持ち上げたポケットチーフの下半分を絞って形を整える
  3. 下ポケットの深さに合わせて下部分を折り返す
  4. ポケットに差し込む
  5. ふんわりと膨らんだ状態で見えるよう形を整える

初心者はどの折り方がおすすめ?

初心者はどの折り方がおすすめ?


上で紹介した代表的な6種類の折り方の中でも、とくにオールラウンドでシーンを選ばないスクエアは必ず覚えておきたいところ。折り方も簡単なので、はじめてポケットチーフを使う方でもすぐに覚えられるでしょう。

ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも、商談の場から結婚式までスクエア一つで十分に対応できます。慣れてきたらスリーピークスやパッフドを覚え、シーンに応じて使い分けられるようになるのが理想的ですが、必ずしも覚える必要はありません。

ポケットに挿すだけで使える台紙付きのポケットチーフを活用すれば、難しい折り方を覚えることなく完璧な状態で使えます。

【シーン別】ポケットチーフの色と柄、折り方、マナー

【シーン別】ポケットチーフの折り方とコーディネート

ポケットチーフは、色や柄、折り方の組み合わせ次第でフォーマルからカジュアルまで幅広く使える万能アイテムです。ただシーンに応じて適切な組み合わせを選び出すのは、初心者にとっては少し難しく感じるでしょう。

代表的ないくつかのシーンについて、ポケットチーフのマナー、正しい入れ方などを紹介します。

結婚式の二次会やパーティー

結婚式のようなフォーマルなシーンでは、白無地のポケットチーフを選ぶのが基本です。どんなスーツとも相性が良く、タキシードでもブラックスーツでも合わせられます。ポケットチーフはネクタイやシャツと色味を合わせることが多いのですが、白ならどんな色とも相性バツグンです。素材は、最もフォーマル度が高いリネン(麻)、次いでフォーマル度が高いシルク(絹)を選べば間違いないでしょう。

必須ではありませんが、ポケットチーフを挿すことで招待してくれたホストへの感謝や新郎新婦に対する祝福の気持ちを表現できるとされます。ドレスアップ効果もあるため、積極的に取り入れるのがおすすめ。

結婚式の二次会やパーティーなどでのポケットチーフの折り方は、カジュアル寄りのパッフドやクラッシュドがおすすめです。パッフドは親しみやすく、クラッシュドはさらにカジュアルな雰囲気になります。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでのポケットチーフは、無地や控えめな柄を選ぶのが基本です。ネイビーやグレーのスーツに合わせ、白や同系色を取り入れるとビジネスシーンらしい落ち着いた印象になります。

ただし業種や場面によっては着用が好まれない場合もあるため注意が必要です。環境に応じてポケットチーフを挿すかどうか、どのような色柄を選ぶかなどを判断しましょう。

ビジネスシーンでポケットチーフを取り入れる場合は、TVホールドやスリーピークスがおすすめ。TVホールドは落ち着いた雰囲気、スリーピークスはよりフォーマルな雰囲気にマッチします。ビジネスシーンでは、ネクタイに合わせて同系色のポケットチーフを選ぶと統一感がありおしゃれです。

カジュアルシーン

カジュアルなシーンではポケットチーフの色や柄が制限されることは少なく、スーツに合わせてさまざまな色、柄、折り方が楽しめます。ダークトーンのスーツに明るいビビッドなカラーやチェック柄のポケットチーフを合わせてアクセントを強めたり、奇抜な柄を組み合わせたりしてコーディネートを楽しみましょう。

カジュアルな場面にマッチするポケットチーフの折り方は、スリーピークスやパッフドです。スリーピークスはフォーマル向きの折り方ですが、カジュアルなコーディネートに取り入れてもおしゃれに決まります。堅くなりすぎないよう、カジュアルな雰囲気を意識してコーディネートしましょう。

入学式や卒業式

華やかな雰囲気を演出できるポケットチーフは、お子さんの入学式や卒業式などの晴れの舞台との相性は抜群です。いつものスーツでもポケットチーフを挿すだけで一気に雰囲気が出ます。折り方は、幅広いシーンで使えるスクエアやフォーマルなシーンに向くツーピークス、スリーピークス、トライアングルなどがおすすめです。

主役であるお子さんの邪魔にならないよう、保護者は控えめにコーディネートがすることが入学式や卒業式のマナー。晴れの舞台に立つお子さんへの祝福を表現しつつ主張を抑えた白無地、ネクタイやシャツと同系色の色などを選び控えめにまとめましょう。

まとめ:ポケットチーフを取り入れて、スーツスタイルを格上げしよう

まとめ:ポケットチーフを取り入れて、スーツスタイルを格上げしよう

胸ポケットに挿すだけで手軽にワンランク上のスーツスタイルを演出できるポケットチーフは、普段スーツをあまり着ない人にこそ積極的に取り入れて欲しいアイテムです。使い勝手のよいベーシックなスーツでも、ポケットチーフの使い方次第でさまざまな印象に変化させられます。

オーダースーツSADAなら、来店時にポケットチーフもじっくりと選べます。初めてで難しいと思うことも、プロのスタッフが細かくアドバイス。納得いくまで相談しながらお気に入りの一品を選べます。こだわりのオーダースーツにぴったりのポケットチーフで、思い描く通りのスーツコーデを楽しみましょう。

日本ではポケットチーフを使う方はまだまだ少なく、使われるシーンも結婚式などの特別な場面が大半。日常的なビジネスシーンにポケットチーフを取り入れるチャンスです。ポケットチーフを取り入れるといつものスーツも印象が変わって着るのが楽しくなりますよ。

(構成/志田実恵)